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全日本女子専属アナリストの証言 [バレーボール]

バレー情報のポータルサイト「ばれにゅ☆どっとねっと」からの孫引きです。元記事は日経パソコンのオンライン記事。パソコンを使って仕事している人にインタビューする連載に、全日本女子の渡辺啓太・専属アナリストが登場しました。そしてこの発言↓

11月に開催されたワールドカップバレーボール2007のキューバ戦でこんなことがあった。前回のワールドグランプリのキューバ戦で、特に指示をしなかったにもかかわらず、サーブ時のブレーク率(その人のサーブ時に得点が入る確率)が57%と高かった木村沙織選手。今回、そのブレーク率をさらに高めようと分析データを考慮した指示を出した。ゲーム終了後、その結果に渡辺氏は目を疑ったという。木村選手のサーブ時のブレーク率は0%だった。「選手自身の本能や考え、力量や個性、そういった部分も考えて指示を出せるようにならなくてはと反省しました」。(記事より引用)

「本能」も考慮するという意味がよくわからないのですが、それはさておき。

インタビューのタイトルは「パソコンが答えを出すわけではないんです」です。引用した部分は、その具体例としてインタビュアーが”採取”したエピソードですね。つまり、渡辺アナリストは「W杯2007までは、パソコンに入力して出てきたデータだけを伝えてきた」と言っているわけです。

でもねえ、アナリストはそれでいいんじゃないの?と思ってしまうのですが。アナリストのデータに、選手の力量や個性を加味して「指示」を出すのは監督やコーチの仕事なのでは。木村は月バレの取材に「データ通りに行くとは限らない」と答えるなど、データ軽視(感性重視)をうかがわせる選手です。そんな選手に突然、データ通りに動けといってもできるはずないわけで、それはアナリストが反省するべきことなんでしょうか。

そのことよりも、「WGPでは特に指示を出さず、W杯では指示を出した」という点が気になります。それがアナリストの独断なのか、監督・コーチの判断なのかわかりませんが、全日本女子の方針ってそんな行き当たりばったりなの?って感じ。データをいくら出しても勝てないわけだ…。


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ピピ

rioさん、こんにちは!
私は「データバレー」という表現があまり好きではないのですが、理由は木村選手が言うような「データがすべてではない」ケースもあるだろうと考えるからです。
選手の試合における勘、経験、力量などが加味されなければ、せっかくのデータも生かされないのではないでしょうか。
つまりは世界で「データバレー」とか言われているチームは実力もあるチームだということですね。
アナリストの仕事はデータを正確に伝えることだと思います。
それらを参考にしながら、データがすべてにならないように、監督、コーチが作戦を練り、選手を上手く起用し、選手が頭を使ってプレーできれば理想です。
by ピピ (2008-01-08 13:53) 

rio

>ピピさん、こんにちは。

野球の野村監督のように、データの導入はもともと、経験と勘だけでやってきたプレースタイルの限界を超えていくための戦略だったと思います。経験や勘は、時には単なる「思い込み」だったりしますから、そこを整理してプレーを洗練させるための手段が「データ」だったわけですよね。逆に言えば、ベテランの経験・勘や新人の勢いをデータで縛るのは本来のあり方ではないと思います。

全日本女子はそこをよく分かってなかったんだと思うんですよね(今もわかってない?)。

世界が”大型化”となれば、守備を免除してしまって「大きいだけ」の選手を作る。”データバレー”となれば、パソコンではじき出した数字だけでプレーする。こういうのを一般社会では「世間知らず」(または猿真似)って言うんだと思うんですが、JVAの中枢ってなんでいつもこうなんでしょうか。
by rio (2008-01-08 14:53) 

まりふぁな

ん~…どうにも全女のスタッフ陣の役割分担が謎っすねぇ?
俺なんかは「アナリスト=分析者≒アドバイザー」だと思っているので、単なる「データ打ち込み係」やなくてがっつり「分析」してばっちり「助言」してもらわにゃ困るぜ?と思うワケで。

しかし、その分析・助言を誰がどう使うのか?というと、そりゃ間違いなく監督・コーチであって、アナリストがダイレクトに選手に指示出した・とかいうならそりゃ越権行為だろがよ?と。(文面からはそう読める)

「船頭多くして船山に登る」の例えがある様に、よもやその状況で今や「よひおとーちゃんキャラ?」のY監督も「サオリ、アナリストはあ~ゆっとるけど、お前は“感性”でプレーしたったらええねんぞ♪」みたいな事を万一のたまったりしてたら、こりゃもぉグダグダの極地やな・と↓

まぁそうした組織上の不安もさる事ながら、そのアナリスト氏がどういうデータを蓄積/分析し、どの様な結論(or仮定)を導き出し、それをどの様な具体的指示に昇華させたのか?って事に非常に興味がありますね。
つまり「PCがはじき出した数字」をどの様に「戦術」化するのか・という部分にエラーなりミスなりの問題があるのではないか?と思えるんです。
それは記事後半の「~力量や個性、そういった部分も考えて指示を出せるようにならなくては云々」が如実に物語っていると思います。

確かにヒトがする競技である以上、必ずしも「データ万能」にはなりえないとは思いますが、rioさんもおっしゃってる様に「プレーを洗練させるための手段」としての有効性は否定できないと思うんですよ。
で・全女の場合は、せっかくのデータを「プレー(あるいは選手)を混乱wさせる手段」として導入してんじゃねぇの?と。

それこそ「サルマネ」は大いに結構やけど、上っ面だけ「PC抱えてデータ採りして“なんちゃってアナライズ”してまっせ♪」みたいなトコで止まってるクセに『パソコンが答えを出すわけではないんです』なんて“さもありなんなオチ”つけるってのは単なる思考停止でしかないし、データを効果的に利用している多くのチームや人たちへの冒涜の様に思えて、いささかならず気分悪いですねぇ#
※まぁオチ(タイトル)についてはむしろ記者を責めるべきですがね。
by まりふぁな (2008-01-09 11:38) 

rio

>まりふぁなさん、記事は誤解を招く表現でした。アナリストの仕事はデータを上げることと、データをもとにした見解(意見)を述べることですね。すみません。

渡辺アナリストが「指示」を語ったことが、どういう形態なのかわかりませんが、私も記事からは「ダイレクトに選手に指示を出した」と読み取りました。だとしたらチームとしての態をなしてないですよね。まあ、記者がバレーのことをよくわかってなくて表現を間違えたという可能性も無きにしも非ずですが…。

記憶ではたしかに、W杯の木村はサーブをけっこうミスっていたと思います。想像するに、感性でやっていた木村にデータに基づいて「○○を狙え」と指示したために、かえって狙いすぎてミスってパターンなんでしょうね。まさに「混乱」。

データバレーを実践するには、選手の意識改革、それも「データバレーとはなんぞや」というところから手間ひまをかけて教える必要があると思います。野村監督が野球でやったように。大学チームでアナリストやってた学生を全日本に引っ張ってさあやってみろ、って具合では世界にまったく追いつけないですよね。そういう意味では、渡辺アナリストがいささか気の毒でもあります。
by rio (2008-01-09 15:48) 

古都の侍

こんばんは。

私もこの記事については何日か前に読みました。非常に興味深く、今度取り上げたいなと思っていたところです。

私はスポーツにおいてはデータを非常に重要視するのですが、過信はしません。データのみに縛られてその結果、今目の前で起こっていることに対応できなくては意味をなさないからです。あくまでも、大きなウエイトを占めている材料に過ぎない、というのが私のデータに対する姿勢です。なので、私はどんな選手に対しても一応の最低限のデータは伝えるべきだと思います。
が、今例えに挙がっている木村なんかは感性でバレーをする選手。そういう選手には必要以上を教えない。そのあたりの塩梅をどうするのかが、監督・コーチの仕事だと思います。逆に、普通にプレーする選手(感性・感覚を最上位に置かない選手)に対してはデータをしっかりと教える方がいいと思います。
しかし、ただデータを教えるだけではダメだと思います。あくまでも前述の通りデータは材料に過ぎませんから、データをどう活かすかも教えるべきです(これは日々のミーティングでコツコツと積み上げないと・・・)。むしろ、データをどうやって活かすかの方が、より実践的であり必要なことでしょう。試合中に球に相手の出方が変わった!じゃあ、自分(たち)はこうしよう・・・・・・この切り替え(対応)がスムーズに出来れば、いいのですが。

馬鹿にはスポーツは出来ない!スポーツも頭を使わないとダメだ!・・・とある教えですが、しみじみこの意味を痛感する記事でした。
by 古都の侍 (2008-01-09 20:59) 

dhalmel

アナリストの話と聞けば、キニナルだけのはずなのに、ついついコメントしに来てしまいました。

この元記事、およびrioさんのこの記事を拝見して、「結局アナリストってどういう立場のひとなのか、というのが見えてこないのが、コトを複雑にしている要因なのかな」という思いを強くしてしまいました。
渡辺氏が以前「アナリストとしての指示」を行なっていなかったのが、今回行なった(そしてコケた)というのは、アナリストとしての動き方についてチームの中でで上から指示されたのか、あるいは本人がチームの中で試行錯誤した結果なのか、あるいはもしかすると監督あたりはデータ云々っつーことはあまりピンときてなくて「おいアナリスト、データのことなら分析したのを指示しておいてや」と、通常のわたし(PC初心者が過半数の会社でシステム担当。どうも電気で動くものに関するシゴトがすべて振られているようだ、ということに最近気がついた)の如き怪しい状態になっているのか…

渡辺氏の母校専修での紹介記事(4年前:http://www.senshu-u.ac.jp/koho/ns-web/article/0410/0410-14-01.html)を改めて見ると、アナリストとしてのチームでの信頼度を上げる作業のうち、いちばん重要になってしまっているのが「チームのメンバーとのコミュニケーション」になってしまっているのかなということをしみじみと考えます。選手の側に、データをどう自分なりに料理するか、データとどう向き合い、つきあうか、というスキルが蓄積されているのかどうか、非常に気になります。
#専属のアナリストがいるトップチームは男子の方が多くて(女子事情に疎いところはあるので、どなたかフォローをいただければ幸いです)、何故か全日本の専属アナリストは女子にいる。普段チームでどうアナリストやデータと向き合っているのか。それが日常になっていないと、全日本でどうアナリストが指示した内容を消化するのだろう…
データには全く基づかない直感なのですが、常々そう思ってしまうのです。
by dhalmel (2008-01-09 21:36) 

rio

>古都の侍さん、まさに「データをどう活かすか」という視点が欠けてるんですよねえ。

データはあくまでも道具、武器であって、目的や状況に適した使用方法を決めるのは人間自身ですよね。緻密かつ正確なデータがあっても、使いどころを間違えると意味が無いわけで。

渡辺アナリストの記事は「そのことに気づいた」という流れにはなっているんですが、どうしても、ほかの皆さんと同じく「指示」という言葉にひっかかってしまいます。

武器の使い方を教えていない選手たちに、いきなり「はい、これ」ってお手製の武器を手渡したのは誰なのか?渡辺アナリストなのか、柳本監督なのか、番平コーチなのか。いずれであっても、全日本女子は”近代バレー”のチームとしては態をなしてないのではないか、という疑念を抱いてしまいます。
by rio (2008-01-09 22:36) 

rio

>dhalmel さん、私もかつて、”システム担当”を拝命(というか、レッテルを貼られた…orz)したことがあります。メカオンチのくせに、1~2度の研修を受けただけで、さらにメカオンチの同僚やおじさま・おばさまたちに指導をさせられ、片腹いてえやぃ!と思いながらやってました(笑)

それはさておき。柳本監督が、植田監督のようなインカムをつけていないこと、「切り替えやっ!」しか言えないことから考えるに、データなんてどうでもいい人なんでしょうね。

その割には、試合ごとのミーティングでデータの検討をしているそうですが…おそらく、番平コーチと渡辺アナリストの間で行われた情報交換に、決裁のハンコを押してるだけなのでは。IT化に乗り遅れた叩き上げの部長って感じで、残念です。

女子よりはデータの利用が進んでいると思われる男子でも、サーブレシーブをコート中央付近に上げておいて、そこから攻撃を組み立てるということはW杯後半になってやっと試運転、だったわけですよね。

それまでは「サーブカットがきちんと返れば世界と互角」なんて切ないことを言っていたわけで、監督以下、スタッフも選手もデータの使い方(読み取り、分析も含めて)をわかっていなかったのでは、と疑ってしまいます。

W杯中もちらっと書きましたが、大古時代か、寺廻時代か、まさかの田中時代か忘れましたが、全日本男子はサーブレシーブを無理せず、アタックライン中央付近に返しておくという技を試していた時期があったはずです。それが受け継がれてこなかったということは、データの蓄積もないんだろうなと想像されます。

植田監督は、実践してきたことをすべて記録に残して後進に引き継ぐ準備をしているそうですが、そんなことが話題になってしまうほど、これまでの日本は行き当たりばったり、監督と選手のキャラに依存していたんでしょうね。

ブラジルなんかは、代表選手はホームチームでも代表メニューで練習するとのこと。その継続性が、高度な連係プレーを支えているわけで、日本みたいに何もかもが1年後とのぶつ切りだったら勝てないよなあと思ってしまいます。
by rio (2008-01-09 22:52) 

YM

“データバレー”について常々疑問に思っていることがあります。

データバレーって相手の攻撃パターンとか、弱点とかをつかんでこちらの効果的攻撃につなげるっていうのがその目的ですよね。
ないよりあったほうが絶対役に立つとは思うのですが、相手だってこちらのデータを持っているのですし、何より思ったところへボールがいくとは限らない。
試合となればその流れは計算通りに運ぶものではないのだし、選手はその時々を経験と直感と技術で戦うものだと思うのです。
となれば、分析されたデータで相手チームへの作戦をたてておき、加えて選手に伝えことがあるとすれば、それは試合前とかタイムアウトの時とかであって、よく男子の時に言われていた“一回一回、指示が出されている。”というのは、実際戦っている人にとってはやりにくいんじゃあないかなあ、と思います。
子供じゃあないんだから、ああやれこうやれっていちいち言うのは、選手達の集中力を削ぐことになりはしないかと、そんなに細かい指示が試合中必要なのかとWC杯を見ていて感じました。
データに振り回されないような腰を据えた采配を監督には期待したいです。
by YM (2008-01-09 23:09) 

rio

>YMさん、私の考えは少し違います。

以前、小林コーチのブログでも話題になっていたのですが、「直感」と「ヤマカン」は違うと思うんですね。

私の持論は、経験や勘は「自分なりのデータ収集・分析の蓄積がぎゅぎゅぎゅっと濃縮されて、瞬時に取り出せるようになったもの」だと思うんです。

ただ、蓄積されている自分なりのデータには、時々、単なる「思い込み」が紛れ込んでいることがあります。この場合、理由がはっきりしないまま追い込まれる、負けるってことになるケースが多いですよね。

これまでの日本人は、こういう状況ですぐに精神論・根性論を出してきて、体が壊れてもまだ練習を続けるってやり方で対処してきたのだと思います。しかし、そうじゃないんじゃないの、科学的なデータで経験と勘を補ってやれば短い練習時間で効果が出せるんじゃないの、という思いを具体化したのがデータバレー(やID野球)なのではないでしょうか。

W杯の全日本は女子も男子も、そこを完全に取り違えて、「データバレー=データ通りにプレーすること」と位置づけてしまっていたのでは、と感じます。なので女子は混乱し、男子はデータ通りに行っているときはいいけれど(ロシア戦の序盤など)、相手が対応してくるとどうしようもない、という事態に陥ったのでは。

選手たちは、試合中にテンパったり(←竹下)、びびってしまったり(←宇佐美)と、常に平常心で試合ができるわけではないので、タイムアウトごとの細かい指示が必要なこともあると思います。その際に、柳本監督のように「切り替えろ!」だけしか言えないのか、あるいは荻野(や、時には植田監督も)のように具体的な指示ができるのか、この点にデータが大きく関わってくると思います。

数字はあくまでも道具だ、ってことは、常に意識していないと気づいたら飲み込まれてしまうものなんでしょうね。視聴率でも世論調査でも各種詐欺でもなんでも。特に日本は、データの扱いについて学校で学ぶ機会がまったくと言っていいほどありませんから、無菌状態で危ないなと思います。
by rio (2008-01-09 23:39) 

まりふぁな

え~っと…しつこいですがもぉちょぃとだけよろしいでしょうか?

俺思いまするに、どうも「他国チームの分析(≒データ収集)」について云々する前にまず「自国チームの分析」がヌル過ぎる気がしますね。
というか「何故相手のデータを採るのか?」という理由の根本的な部分を履き違えてるか、そもそもわかってないのでは?といいたくなります。

相手の弱点をつくとか長所を殺すとか…そういうのは当然なんですが、最も基本的なコトは「自分らが勝つ(優位に立つ)」為ですやん?
例えば、相手の弱点つくつもりで「自分らの苦手なプレー」を選択したとしたら、さて相対的に見てどっちがより分が悪いでしょうか?…って観点がごっそり抜け落ちてる気がして仕方ないんですよ。

今回例に挙がってるサオリンのハナシなんてその典型でしょう?
「データに基づいて○○を狙え」という指示を出した場合、果たして木村が自分のベストなサーブを打てるのか?球速はどの程度落ちる?ネットにかけてしまうorアウトバウンドさせる比率は上がらないのか?といった事をこそまずデータ採って分析するのがはじめの一歩やないんかよ?と。
そうした「自チーム/選手の分析」がまずあって、その上で「相手のデータを分析する」、んでもって「より自チームに有利(=相手チームに不利)なプレーをデザインする」というのが「データ○○(バレーに限らず)」というもののカタチやと思います。
余談で・しかもうろ覚えで申し訳ないのですが、度々例に挙がるノムさんも、しょっちゅう「ウチの選手は戦術を理解できてないからなぁ…↓」とボヤいてはりますがw 同時に「ウチの選手が出来るプレーを選択しなかったワシの責任」といった内容のコメントも結構残してはると記憶しています。
※くどいですがうろ覚えなので出典は提示できません・あしからずw

ハナシを戻して、例えば上の懸念に対して「まずミスの確率が○%上がりますし、球速も平均して○km/hは落ちますね。で、仮に○km/h落ちた場合、○○(相手)のレセプト率は○%向上しちゃうんで、差し引くと狙わせたらウチのが不利ですわ…てかそれ以前に【木村は≪感覚的に≫そぉいうの苦手】ですし↓」…みたいなのこそが『データバレー』の醍醐味であり、アナリスト氏の本懐ではないかな?と俺なんかは思うワケです。(まさに云うは易しw)
by まりふぁな (2008-01-10 00:16) 

rio

>まりふぁなさん、私もノムさんの「選手に分からんこと言うのは監督が悪いわな」という発言を聞いたことがあります。指導者としてのこうした謙虚さが、ノムさんが上司にしたい男性ランキングで上位に入ってくる理由でしょうね。

私は、渡辺アナリストが使っている「データバレー」をいう解析ソフトを見たことがないので、どういった情報がどんな形で出てくるのかわからないのですが、まりふぁなさんがおっしゃるような数字は取れるはずですよね。

木村の例で言えば、木村はWGPと比べて、W杯はサーブがアウトになる率が高くなっていました。その傾向はキューバ戦までですでに出ていたのに、さらにデータで押しまくった、ということなんでしょうね。

間にネットのある球技はどれも、常に何手も先を読んで組み立てることが欠かせません。データはその「読み」を決定するための重要な資料なわけです。そう考えると、渡辺アナリストの「WGPでは指示を出してないのに好結果。だからW杯では指示を出してもっと上を狙ってみた」という発想そのものが大間違いなのでは、という気がしています。
by rio (2008-01-10 18:17) 

YM

言葉の使い方を間違えていました。

“直感”ではなくて、“瞬時の判断”でした。

“瞬時の判断”は、日頃の経験で培われるものであり、その技量の習得のためのツールとしてデータ分析を役立てるのではないか、と言いたかったわけです。
ただそのあとのrioさんの“その中には思い込み云々”については、う~ん、あるかも、と思います。

あと、アドバイスをするのがタイムアウト時ということは賛成ですが、確か大林レポーターは“その都度指示が出ています。”と言っていました。 
それをひとつひとつのサイドアウトと解釈してしまったのでうざったいだろうなあと思ったまでですが、私の解釈ミスであればその方がいいです。

せっかくのデータなのですから、うまく生かして、時には臨機応変に対処できるよう技を個々の選手が見につけてくれればいいですね。
by YM (2008-01-10 23:17) 

rio

>YMさん、私も、あのコートサイドで叫び続ける指示には疑問です。

中学生のさわやか杯ならわかりますが、国際試合ではねえ…。とは思いつつも、あれってほかの国もやってますよね。中国女子のように笑って見てるだけの監督も中にはいますが。。。

そういえば、たしかW杯の全日本男子だったと思いますが、監督が「ストレート!」と叫んでブロッカーがストレートに跳び、しとめたプレーがあったと思います(思い違いだったらすみません)。そういうことがあるんだったら、やっぱり必要なのかなあ、とか。この辺は、現役の選手・指導者に聞いてみないとなんともいえませんね。
by rio (2008-01-11 00:30) 

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