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【お知らせ】 133万アクセス御礼 [お知らせ]

寝て起きたら、「132万」が欠番になっていました。たくさんのコメント、アクセス、ありがとうございます。

さあついに、女子の次期監督選びですね!「ワシは辞めるて一言もいうてへんでっ」というオッサン声をかき消すぐらいの盛大な拍手で丁重に送り出し、後釜をじっくり検討しましょう。

巷の呼び声が高いことを受け、私がここで全力で否定したボニッタ・現ポーランド監督ですが、ゾルジ兄貴情報によると、ポーランド監督を退くことを表明したのだとか。その際に、「女子の監督なんか二度とするかっ!」の捨てゼリフつき(←正確には、「今後は男子監督しか引き受けるつもりはない」)。

我らがショウちゃんに負け続けたのがよほどショックだったのか。チームが育たなかった原因を自分の力不足と認めず、「相手が女子だから」と八つ当たりして逃げてしまった。そういう印象しか残りません。やっぱり、選手にボイコットされるだけのことはありますね。

と、わざと悪く書きましたが、指導者にとっても男子向き・女子向きがあるのでしょう。ボニッタ監督は、イタリア・ポーランドと連続で挫折を味わい、女子指導の限界を感じたということなんでしょう。男子を引き受けても結果が出せなかったらどうコメントするんだろうか、などといじわるな妄想を今からしてしまっては気の毒ですね。

もう一人、ロシア女子を率いているカプラーラ監督。彼もイタリア人ですが、これまた、先日紹介したゾルジ兄貴情報で、行き詰っている感がありあり。こちらは「女子だから」という理由よりも、伝統と実績のあるロシアのバレー協会が、新興国イタリアから監督をひっぱってきておきながら、2階へあげてはしごをはずすような非協力的態度を見せているのだとか。

協会が見下しているような監督に選手がついていくわけはなく。カプラーラの孤軍奮闘もむなしく、今回のロシア女子はまったくもって精彩を欠いていました。優勝候補の呼び声も高かったなか、予選でイタリア・ブラジルに完敗。準々決勝でも中国に完敗し、ソ連崩壊の影響でメダルがとれなかったアトランタ五輪に続いて、2回目のメダルなしに終わりました(ロス五輪の不参加除く)。

JVAが外国人監督を引っ張ってきても、同じことをする可能性大ですね。特に、カプラーラ監督みたいに、「低い選手は始めから呼ばない」と明言しているような人がきてしまうと、日本バレー界とトラブルになることは目に見えています。

さらに、日本独特の異常な要求、例えば「視聴率を取るためにこの選手を使え」などはどうするんでしょうか。それをのむような外国人監督ならこないほうがマシ。かたくなに拒む外国人監督なら、ロシアにおけるカプラーラ監督と同じ運命をたどるでしょう。

結局、「誰を監督にするか」以前に、「JVAがほしいのはメダルか視聴率か」をはっきりさせなければ、日本女子の強化は達成できないと思います。

個人的には、監督は決断力・理解力・指導力と戦略があればよく(カリスマ性があれば申し分なし)、細かい技術指導・戦術指導・作戦立案は参謀がやればいいと思っています。そのためには、「コーチは監督の子分ではなく、パートナーだ」という当たり前のことも、いま一度確認しておく必要があると思います。


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hat

rio様北京五輪特別体制お疲れ様でした。
 ブログ読者の気持ちが熱いうちに、次期監督や次期代表について、いろいろお願いします。

記事を拾いました。
監督進退:サンスポはJVAが続投方針!?、報知、日刊スポは退任示唆
代表評価:スポニチがまともな批判記事「問題点は明らかだ」
選手進退:日刊スポの竹下報道にびっくり。まさかVも?

 サンスポ
監督進退:「北京切符を勝ち取った功績から」JVAは「北京の結果にかかわらず続投方針を固めていた。」「あとは」「監督の気持ち次第。」
新聞の代表評価「不動のレギュラー陣でメダルに届かず、今後は新たな人材発掘の必要に迫られそうだ。」

 報知
監督コメント「一区切りという気持ち。落ち着いて考えたい」と退任を示唆。
報知の代表評価「涙も出ないほどの完敗。」「日本バレー界全体で取り組まなければ、4年後もメダル奪回の日は訪れないだろう。」

 スポニチ
竹下主将コメント「この4年間は苦しい戦いばかりで、正直しんどかった」

スポニチの代表評価:「“過保護”強化で世界に遅れを取った日本」「5位入賞といえば聞こえはいいが」「準々決勝敗退にすぎない。」「ここ数年、世界は確実に進歩し、日本は逆に停滞している」
「問題点は明らかだ。」「高額のテレビ放映権料をあてにした国際連盟の思惑もあり、W杯や五輪最終予選など、日本開催の国際大会があまりにも多すぎる。ジャッジや組み合わせに恵まれ、大声援に後押しされる。過保護な状況でも格上に勝てない現実に目をつぶりながら、大一番で「メダルを目指す」というのは虫が良すぎる。」

 日刊スポーツ
監督コメント:「ひと区切りかな」と辞任を示唆。
竹下コメント:現役続行について「日本に帰ってからゆっくり考えたい」と明言しなかった。JTは来年5月までのプロ契約を結んでいるが、2008-09年シーズンのプレミアリーグ参加については、帰国後に話し合う。

高橋コメント:「何もやらせてもらえなかった。技術ではブラジルに勝てない。もっとテクニックを磨かないと。今後のことはまだ分からない。」
栗原コメント:「(今後について)今はあまり考えたくない」

日刊スポの代表評価:「涙も出ない完敗だ。わずか73分」「世代交代は必至。チームは“解体”に近い状態になる。」「依然としてメダルは遠い。日本復活の見通しは、北京の空のようにかすんだままだ。」
by hat (2008-08-20 10:49) 

シェイク

以前雑誌でカプラーラさんは日本の監督を引き受けてもいいみたいなこと言ってました。

「テクニックの問題じゃない。センチメートルの問題なんだ。」

名言ですね笑
by シェイク (2008-08-20 13:16) 

rio

>hatさん、早耳情報、ありがとうございます。

柳本監督から一言も「私の戦略がまずかった」という声が聞かれないのは不思議ですねえ。いまさら実名をあげてテンシンのことをどうこう言わなくてもいいとは思いますが、「テンシンと心中」ではこうなることぐらい目に見えていました。

万策尽きて今回の結果を手にしたのではなく、柳本監督の選手選びによってすべてが「想定内」に運んだ結果です。なんか記事からは続投に色気があるように感じますが、もうほんと、ごめんなさいって感じ。

「4年前に夢をみさせてくれてありがとうございました」と言えるうちに空気を読んでくれないと、言わなくていいことまで言ってしまいそうです。

余談ですが、スポナビ(時事通信)の記事には衝撃のコメントが。

「個々の力ではどうしようもない部分もある」 by 佐野

どの口が言うたああああっっっっっ!!!!とつねりあげてやりたい気分です。
by rio (2008-08-20 13:38) 

rio

>シェイクさん、ロシア女子は今回、日本と大差ない成績で準々決勝敗退ですから、カプラーラ招聘は「大失敗」ということになりました。

「センチメートルの問題」では世界一の条件を持っているロシアに銅メダルすらとらせられなかったのだから、彼もまた、ただのビッグマウスと言わざるをえません。

そんな人材を、お古をもらうようにしてすぐに招聘するところまで日本バレー界は枯渇していないと思います。

イタリア人監督はなんか偉そうに「引き受けてやるぜ!」的な、メダル請負人みたいな言い方で乗り込んでいますが、まったく結果がともなってないですよね。

そもそも、世界のバレーのレベルを底上げしたのは、世界中に出向いて地道に指導を続けた日本人監督です。データバレーを確立したのはイタリアのように言われていますが、そもそもはアメリカチームだと思います。ほかの戦略・戦術、どれをとっても、イタリアが開発したものは無いのでは。

日本バレーを完全に理解し、そこに新たな息吹を吹き込める人なら、国籍を問わず招聘すればいいと思います。ただ、ギャラの高いところ・ハクがつきそうなチームばかりを狙って渡り歩いているような人は来てほしくないですね。
by rio (2008-08-20 13:50) 

villa

こんいちは。

オリンピックの男女全日本、終わってしまいましたね。

女子が今の力を出し切ったと感じるのに対し、男子のやりきれなさはどうしようもありません。

山本選手が語ってます。
http://www.takahiro5.com/dialy.html

>今まで頑張ってきたのはなんだったのか。
中国戦から『若手を育てたい』って、若手を育てるのはオリンピックの時期?
『このチームはオリンピック出場する為のチームだった。次はオリンピックで勝てるチームを作る』
後2試合残してこの発言も俺には全く理解出来なかったよ。
本当に悔しい。
悔しくてたまんないよ。
オリンピックってこんなもんじゃないよな~

ほんと切なくなってしまいます。
オリンピックに勝負しに行ったのに、チームのトップにそのような考えはまったく無かったようです。
植田監督は、rioさんが以前言っていた、「勉強の場」にオリンピックをしてしまいました。しかも、予選を突破するために勝ちにいかなければならない中国戦の前にです。
rioさんは、どう思われますか。

山本選手のコメントから、中国戦の前にすでにチームは崩壊していたのだと思います。そう考えると全敗という結果も当然のことと思います。
やる気満々のチームと、はじめから勝つ気が無いチームでは、結果は見えています。

山本選手は「全日本のユニフォームを着ることは無い」と言っています。
植田監督は続投するつもりでしょうが、山本選手同様に全日本には行かないという選手も出るでしょう。

私は、植田監督が続投するとか以前に、監督としての資格が無いと思います。
by villa (2008-08-20 14:32) 

villa

申し訳ありません。
1行目は、「こんにちは」です。
by villa (2008-08-20 14:33) 

fukko

rio様・皆様 こんにちは。

山本選手のブログ、読んでしまいました・・・。
正直、泣けて!泣けて!泣けて!・・・

彼のことは、いつも覇気がなくて雰囲気悪い人だなぁ~、なんて思ったり
してました。ミスが続くと腐った魚のような目になるわぁ、と。でもOQTあたりから、けして派手にチームを盛り上げるような雰囲気は出せないまでも、このチームには不可欠な存在なんだな~と感じていたんです。

中国戦後の監督の、若手育成コメント等、やはり選手たちもショックを受けていたとしか思えない・・・。

もっとやれるチームだった。でも、監督にそれを壊されたなんて、悲劇です。

アルゼンチン戦後だったか?のコメントで、山村選手が言っていました。
このチームは、“ファミリー”だと・・・(涙)

最後に一言・・・ ばっきゃろ~~!!



by fukko (2008-08-20 14:44) 

machi

rioさん、こんにちわ そして毎試合「感想文」お疲れ様です★

ロンドンに想いを馳せつつ…
そう言えば、ドンブリ監督ったら就任当時はよく「セッターの大型化」を唱えていたのを今突然思い出しました。
ので、竹下が選出された時、「あ。一時しのぎなのだな」などと思った事もついでに思い出しました(笑)。

メディアの使い方、使われ方の上手い監督ではありますが、
アテネ直前くらいから(つまり五輪出場決める前後から)
なんか、「商魂」ちっくなかほりがそこはかとなくしてて…。
なんか、ほんと、もうそういうのはいいですよね。
みなさんの言うとおり、たしかに美味しい海鮮丼(中華丼?)を楽しませてもらいましたので、とりあえずは静かにに食器棚にしまわれて欲しいです。

大山~。ちゃんと復活してくれるでしょうか?北京五輪はテレビ観戦などしてたるでしょうか?そんでもって勝手にヘコんだりしてないでしょうか?
彼女のモチベーションが一番気になってるトコロです。
大山ほどのパワーヒッターは岡ひろみ並みに(今んとこ)日本の宝です。
「あの山を潰してはならない…!」

関係ないですけど…わたくし、人生の大切な事のほとんどは「エースをねらえ!」から教わりました(爆)



by machi (2008-08-20 14:48) 

rio

>villaさん、山本(だけでなく宇佐美も)は気の毒だなと思いますし、ああいうことをぺらぺら言ってしまう植田監督はバカだと思います。

植田監督が、五輪切符を取るためだけに山本・宇佐美を招集したことは最初から明らかでした。朝長と阿部の組み合わせを考えていたら阿部がけがしてしまい、周りから進められて宇佐美を選考。宇佐美を生かすには山本もセットで、という人選だったのでしょう。荻野ははっきりと「山本はいらないと進言した」なんて言ってましたね。

その流れの中で、山本は(宇佐美も)植田監督の信頼を勝ち取るまでに至らなかった。それ以上でもそれ以下でもないと思います。

山本は「そういう状況にもっていかせてくれなかった」と書いてますが、ほんとうにそうでしょうか。ミスを減らすことや、自分のパフォーマンスをすること以前に、植田監督が一番重視していた「手を抜かないプレー」「気持ちを前面に出すプレー」に応えられていたのかどうか。その点で清水に負けてたんじゃないの?と思ってしまいます。

さらに、山本には「ベテラン」としての役割も求められていました。madokaさんが「神と凡人をいったりきたり」と評されていましたが、それはベテランの仕事じゃないですね。彼には安定感がなかった。だから使いづらかった。それが現実だと思います。

荻野はOQTで切符をとったあと、「ぼくは五輪の舞台に立てなくていい。若手を立たせてほしい」と発言していました。それが良い悪いということではなく、植田監督は、そういう考え方の選手に絶対的な信頼を置くタイプの人なのです。

選手には、監督の価値観を理解し、共有することが求められます。それができないなら、代表を辞退するしかありません。それは一般社会でも同じことですね。その結果、チームが成立しなくなるなら、そのときにはじめて、トップがクビになるわけです。

植田監督が優秀な監督だとは、まったく思いません。しかし、完全に間違ったことをしている監督だとも思いません。山本からの批判は傾聴に値しますが、それは植田体制の一側面。それだけで全否定はできないと思います。
by rio (2008-08-20 16:52) 

rio

>fukkoさん、OQTからじわじわと存在感を増してきた山本ですが、WLでブレイクするに至らず、そのまま五輪へ、という流れでした。

OQT以降の2ヶ月で、そこまで植田監督の信頼を勝ち取るには至らなかったのでしょう。

荻野や斎藤は「若手を育てるため」ということで納得して代表に入っていたと思いますが、山本はそうではなかった。このあたりの合意がきちんとできていなかったのは、植田監督の失敗ですね。

中国戦後の植田発言は不用意だったと思います。就任してからずっと、思ったことをすぐに口にしてしまう危うさのある人だなあと思ってました。それも、言い方が言い訳っぽいから素直に聞けないんですよね。土壇場でもそれが出てしまいましたね。

だからといって、それで2003年の就任時からの仕事が全否定される=クビになるようなことではないと思っています。
by rio (2008-08-20 17:01) 

rio

>machiさん、竹下は一時シノギだったはずなんですよねえ。

2003年に就任して、すぐに切符をとらなければいけなかった。セッターを選んでコンビを練り上げていくヒマがなかったから、竹下・杉山・大友・高橋というNEC組で固めざるを得なかった、というのが最初の事情だったはず。

そのあとに、本格的な大型化・男子バレー化を目論んだはずですが、むにゃむにゃ。ここで何度も書いてきましたが、なんでこの路線を徹底できなかったのか。そこが大きな謎のままです。

大山、復活してほしいですねえ。彼女ほどの逸材を、このまま世界の舞台で活躍させられなければ、日本バレー界はいい笑い者ですよね。

「エースを狙え」は再放送で見てました。たしか、高校生なのになぜか蝶々”夫人”と呼ばれるひとがいて、岡とダブルスを組んで鍛えるんですよね。で、何年か経って、今度は岡が若手とダブルスを組んで鍛えるという流れだったかと。そんな中、イケメンコーチが死ぬんですよね。「エースをねらえ」ってメモを残して。

子供のころ、このメモの意図がよくわからなくて、「死ぬ時になんでサーブを強く打てって言ったのか???」などと混乱していました(アホ)
by rio (2008-08-20 17:15) 

ゆるぼん

確かに、山本には足りないところがいっぱいあって(そこがまた私のS心をくすぐるわけですが:爆)、rioさんがおっしゃることもよくわかります。
中国戦の前のイタリア、ブルガリア戦もつまんないミスが多く、気持ちを感じられなかったし、サーブもあまり入らなかった。(山本だけじゃないけど)

でもやっぱり中国戦のスタメンはおかしいです。
正直、ここ一番で若手育成なんて、オリンピックをバカにしていると思います。
rioさんの監督評は的を射ていると思いますが、寺の和尚と修行僧ならいざ知らず、バレーボールで戦う監督と選手の間で、価値観の共有や精神性をあまりにも重視するのは、ちょっと理解できないです。

どなたかが書かれていましたが、植田監督は所詮小学校の先生にすぎなかったってことなんじゃないかと。
生活指導と道徳は教えられるけど、オリンピックという勝負の場で、勝負に徹せなかったんだと思います。

選手にもいろんなタイプがいます。褒めて伸びるタイプ、蹴落として這い上がらせるタイプ、山本がどちらで、褒めて伸ばしてやればいいとは言いませんが、選手選考でいろんな経緯があったにせよ、あの土壇場では選手の気持ちをうまくコントロールし、各選手の実力をきちんと見極めて、勝敗に結びつけるのが監督の仕事のはず。

監督と価値観を共有していると思われる荻野、朝長あたりで勝てるなら私は何も文句は言わないんですけどね。

人としても監督としても全否定はできないけど、オリンピックでナショナルチームを率いる監督としては間違っていると思います。

間違っていたと結果も出ています。

私はだから今すぐやめろとは思いませんが、そういう傾向(土壇場で力よりも精神性を重んじてしまう)は、今後も植田監督がナショナルチームの指揮をとる上で、影を落としていくことになると思います。
by ゆるぼん (2008-08-20 17:42) 

villa

rioさん、お返事ありがとうございます。

>山本は(宇佐美も)植田監督の信頼を勝ち取るまでに至らなかった。それ以上でもそれ以下でもないと思います。

そのとおりだと思います。山本は絶対的なオポジットとして、植田監督の信頼は得られませんでした。
しかし、客観的に見て若手選手との比較では、山本のほうが確実に実力は上だと思います。
それは、監督も認めてますよね。
「若手を育てたい」という監督の言葉ですが、これは「お前のほうが力はあるけど、若手を育てるためにベンチだよ」と私は解釈しました。

前にも書きましたが、トップアスリートにとって4年はあまりにも長いのです。
次があるかは分らない、怪我で選手生命が終わってしまうかもしれない、パフォーマンスが落ちて選ばれないかもしれない。その中で、一般人には想像できないぐらいの努力をしています。
これは、山本だけに限ったことではなく、トップレベルの選手全員だと思います。次が保障された選手などいないのです。清水、福澤も例外ではありません。
今回山本は、年齢的にもピークの時期にオリンピックの全日本に選ばれ、その思いも相当なものだったでしょう。
そこで、あのような選手起用をされたら、選手はたまったものではありません。結果が出てれば救いはあったかもしれませんが、実際はアレですから。
代わりに出場した、若手選手に対しても失礼だと思います。

選ばれた経緯が、「予選突破のためだけ」ならば、本番で外せばいいのです。24歳以下のチームでも作って参加すればよかったと思います。
そのほうが、かえってすっきりします。
「北京はロンドンで勝つために捨てます」と言い切ってしまえばよかったのです。(極論ですいません)

私は植田監督を全否定してるわけではありません。
16年ぶりに予選を突破し、オリンピック出場を決めたことは素晴らしい成果だと思います。清水、福澤を国際試合で使えるレベルに育てました。ここまでは良かったのですが、本番で台無しにしてしまいました。
ゆるぼんさんも言ってますが、本番の試合を「若手育成のため」捨てる様な采配をする人に、ナショナルチームを率いる監督の資格はないと思います。
優秀なコーチをつければ、という意見もありますが、私はトップが替わらなければ意味の無いものになると思います。
ベテランから中堅の選手の信頼は、もう無いのではないでしょうか。

もう一度言いますが、トップアスリートにとって4年はあまりにも長いのです。
by villa (2008-08-20 19:04) 

rio

>ゆるぼんさん、「価値観の共有」というのは、精神主義的なことを言っているわけではないんですね。

例えば、体操では、日本の価値観は、全種目がきれいにできること、演技中の空中姿勢がきれいであること、の二つです。この価値観を共有できない選手は、スタートラインにも立てないわけです。

シンクロでは、速くて細かいうごきがぴたっとあうこと、これが価値観ですね。それを理解して実現できる選手が選ばれています。

同じように、植田監督が選手に求めた価値観は、当たり前のことがきちんとできること、気持ちを前面に出したプレーをすること、の2点です。これができない選手は、ミスとか調子が悪かったとかそんなことはどうでもよく、ただ「不要」と判断されてしまいます。

さらに、植田監督は一貫して「若手育成」という点を崩していません。就任から五輪までの前半で石島・越川、中盤で松本・山村、終盤で清水・福澤です。采配はぶれまくりですが、方針はぶれない人だと感じています。

監督が変われば、価値観が変わり、これまで選ばれなかった人が選ばれて脚光を浴びたり、その逆になったりすることはよくあります。女子のテンシンがその典型ですね。子供のころから代表でエースが当たり前だった山本は、その辺がまだピンときてないんでしょう。

北京予選での植田監督は確実に「失敗」です。しかし、それは植田体制1期目の結果の一部、おまけの部分にしかすぎません。実際に、私も含めてほとんどの人が、5月の時点では、男子が五輪に出ることを確信できなかったわけですから。

ゆるぼんさんがそうだとは思いませんが、五輪予選での植田采配をみて「植田追放!」の声をあげるのは、手の平返しだと感じています。

このまま植田体制で4年間やった場合、結果的にロンドンに出られないこともあるかもしれません。しかし、長い目で見ればそれも、男子強化のためです。松平がらみのごたごたで大古監督が失脚して以来、男子監督選びはまったくスジを通さないまま、迷走状態のままで、植田監督まできました。

ここでまた、「切符をとったけど五輪全敗だったからクビ」みたいなことをしてしまうと、男子は低迷から抜け出せないと思います。
by rio (2008-08-20 19:18) 

rio

>villaさん、失礼ながら、監督の言葉、選手の言葉に揺さぶられすぎのように感じてしまいました。

今回とまったく同じ結果だったとして、植田監督が五輪が終わるまで無言を貫いたとしたらどうでしょう?あるいは、ベネズエラ戦のあとに、「私の経験不足で予選落ちしてしまった。最終のアメリカ戦は若手に経験を積ませたい」と語れば、植田不要論までには至らなかったのでは(villaさんは福澤がメンバー入りした時点で植田不要!とおっしゃるかもしれませんが)。

宇佐美が「イタリア戦でなんでリベンジの機会をくれなかったのか」と嘆くんだったらまだ分かります。しかし、山本に関しては、よかったのはOQT後半ぐらい。過去の山本の言動・プレーも見ているだけに、「なんか調子いいこと言ってるなあ」と思ってしまうのも正直なところです。アスリートにとって4年間は長いことは当然ですね。山本は、田中監督時代に、その4年間を有効に過ごしていたとはいえないですよね。

山本不要論もあった中、招集を決断して五輪に連れて行ったのは、植田監督です。その点について、ブログでまったく触れられていないのも残念です。「このチームでできてよかった」と書いてますが、チームには監督も含まれているはずですよね。

などなど、つらつら書きましたが、それよりも一番のポイントは、「16年ぶりに予選を突破し、オリンピック出場を決めた」ことです。

このノルマを課せられ、達成した人間を、「五輪本番での采配がおかしくて全敗した」というあとづけの理由でクビにしていいもんなんでしょうか。そんなことをすれば、それこそ恐怖政治です。後任になる人も、いつ、どんな理由でクビになるかわからず、思い切ったことなどなにもできなくなるでしょう。
by rio (2008-08-20 20:35) 

to

rioさん、こんばんは。

ボニッタ監督は私もパスですね。データバレーと言いながら高過ぎる理想を選手達に課して、勝てないと選手達に責任を負わせてトンズラしそうです。決して、彼の頭の中には選手を育てるなんて発想はないです。

そういえば、予選が終了したとき、ゾルジ兄貴は日本がポーランドに勝利したことに触れていましたが、本当の勝因については兄貴も見抜けなかったようです。それはFIVB-JVA-FUJI-TBS連合によるポーランドへの繰り返しの暗示でした。フルセットとなっても日本はいつもの様に勝利を信じ、負け癖がついてしまったポーランド、勝てる気がしなかったでしょうに。いつもは役に立たないJVAもこういうところで貢献しているのですね。早く貢献する方向が違うことに気づいてくれれば良いのですが...。

それにしてもボニッタ監督、ある意味で彼はこの連合の被害者の1人だったかもしれません。女子バレー界が連合の伏魔殿であることを知らなかったのでしょう。

次期代表監督、JVAはノーアイデアなんでしょうねぇ。
by to (2008-08-20 21:31) 

ゆるぼん

rioさんが上げられている体操の価値観は、採点基準とは異なる日本独特の「価値観」です。方針と合わない人は点数がよくても選ばれない可能性があると思います。
しかし、シンクロは、採点基準に則ったもので、誰が監督になっても、どんな選手でも同じだと思います。一人一人の監督によるものでなく、それがシンクロの絶対的な価値の一つではないでしょうか。
私も会社員なので上の意向と合わないと何かと面倒なことはよく分かっています。ただ、この部分はrioさんと意見を異にするわけではないので、私が言いたいこととはあまり関係ないです。

私は監督にはむしろ続けてもらいたいと思っていますよ。(不安はあるけど、これを糧できるという期待もあるので)

山本が足りないのは、何度も泣かされたので(って私は山本の女?)よ~く分かっています。
私が解せないのはあの「土壇場」で価値観を共有できる選手をとっちゃう植田監督の勝負に徹せない部分で、これはもしかしたら今後も折に触れ影響する(大事なところで日本が訳の分からない負けを喫する可能性がある)のかなと思うのです。

中国戦のスタメンといわゆるガチメンの力の差があまりなければ、価値観を重視しても文句はないのです。
でも、私から見ると歴然に差があるように感じます。(ここに監督と私の価値観の相違があるのかもしれませんが)
オリンピックは勝負の場です。あの中国戦は勝つためにはどうするかをもっと慎重に考えてほしかった。
それは試合に勝つのが使命の一つである監督の手腕に関わることではないだろうかとも思います。

中国戦にいたるまでの山本にも問題があるにせよ、試合が終わって選手からああいうふうに言われてしまう監督に全く問題がなかったわけではないですよね。
rioさんも前に私宛の返信で監督の采配について選手はどう思っているのかというようなことを書かれていたと思います。
山本の書いたことはその一つの答えです。
5試合見て十分に分かっていたことですが、山本の書いたものを見て「やっぱりなあ、そりゃ勝てるもんも勝てねぇよ・・・」と実感しました。

私は山本を擁護する気はありませんし、山本に促されたわけでなく、私自身が試合を見て監督の手腕に疑いを持ちました。
しかし、やめてほしいと思ったことは一度もないです。
中国戦の采配が間違っていること、そして選手も不満を抱いたことを実感しただけなのです。

私は男子バレーを応援している者として、あの中国戦のスタメンを見たときの戸惑いと落胆を二度と味わいたくないです。
この経験をバネにして植田監督が監督としてレベルアップしてくれることを望んでいます。
by ゆるぼん (2008-08-20 21:57) 

villa

>villaさん、失礼ながら、監督の言葉、選手の言葉に揺さぶられすぎのように感じてしまいました。

監督や選手の本気(と思われる)言葉は、重みがあると思います。

ご質問の仮に結果が同じで、監督が無言で上記のようなコメントをしたのであれば、私としては監督の資格が無いとまでは言いません。
が、自分から辞めるべきだと思います。
バレーボール選手にとって、オリンピックは最高の大会ですよね。その大会で「采配がおかしくて全敗」という結果なら、残念ながらクビにする理由としては充分すぎると思います

試合がまだ残っているのに、言ってはいけないことを言ったので、「資格が無い」とまで言ったのです。
彼が公式に「私の経験不足で全敗してしまった。」とコメントすれば、「資格が無い」は取り消したいと思います。

違う競技で比べるのは申し訳ないですが、サッカー日本代表の現監督は岡田氏ですが、彼は以前98年W杯の時の監督だったのですが、予選の途中から指揮を取り見事に初出場を果たしました。
しかし、本番では采配ミスとまではいいませんが、当時ピークに近かった三浦知良選手を直前で外し、本番では3連敗、得点も1点だけという全日本男子同様散々な結果に終わり、監督をクビになってます。16年振りどころか初出場でです。
サッカー協会は、岡田ではW杯で勝てないと判断してクビにしたわけです。
後任監督は02年W杯で、地元開催とはいえグループリーグ突破という結果を出し、判断は間違っていなかったと証明されました。

日本中または世界中に優秀な指導者は多くいると思いますので、「植田で無ければだめだ」という理由が無いと思います。
選手がオリンピックを目指すのと同じで、日本人の指導者で全日本の監督になりオリンピックに出たいと思う優秀な人材は多くいるのではないのでしょうか。
それとも、全然いないのでしょうか?
「俺がこのチームの監督だったら最低でも決勝トーナメントに進めることができる」という気概を持った指導者はいないのでしょうか?
選手も競争、監督も競争、でなければ強いチームはできないと思います。
厳しいことを書きましたが、私はこのようなことが強化のためには当然だと思っています。

植田監督にもうチャンスが無いとは思いません。
サッカーの現代表監督は岡田氏です。彼は代表監督をクビになった後、クラブチームで結果を出し、再度代表監督に上り詰めました。「一度クビになったから終わり」ではありません。指導者は選手と違い、寿命は長いのです。

植田監督は、全日本から離れ、クラブチーム等で誰にも文句を言わせない結果を出し、岡田氏と同様堂々と全日本監督に返り咲くぐらいの気持ちで出直していただきたい、が私の希望です。
by villa (2008-08-20 21:59) 

tommy

rioさん、こんばんは。いつも丁寧なレスありがとうございます。
植田監督ですが、結果を追い求めすぎた以前の自身の監督経験の失敗を踏まえ、今回チーム作りをされたと聞きました。確かに今回の采配は、選手は気の毒でしたが、問題は次にそれを生かすかどうかだと思います。プレッシャーと睡眠障害で余計正鵠な判断ができにくい状況、コンディションだったかもしれません。失敗を糧にしてほしいです。女子についてですが、男子と同じように肉体改造から始めてはだめなんですかね。あまりにもパワーが違いすぎて。そうすればスピードが落ちてしまいますかね。

話は変わりますが、私の地元長野県の新聞社が、岡谷工出身の松本選手と越川選手を取材した記事を写真付きで載せてましたので紹介させていただきます。

-全敗でグループ6位だった。

松本 中国やベネズエラには勝ちたかった。世界レベルのチームが本気でやる中、自分達のパワーや技術など全てが足りなかった。でもプレーには気合を入れ、今は完全燃焼した感じもある。

越川 イタリアやブルガリアからもセットを取れた。大きな力の差は感じなかった。勝負所でしっかりと力を出せるかどうかが違った。そこに地力やメンタルな面が反映している。

-具体的な反省点は。

松本 個人的には、(今大会から)ボールが変わって縦の変化が大きくなったのに十分対応できなっかった。チームとしては守備面。事前練習が不足し、うまくかみ合わなかった。

越川 少しずれたトスでもクイックを決めて、得点できればよかった。セッターとの信頼関係を高める必要がある。ただ、強豪相手にセッターは攻撃の組み立て方も難しかったと思う。

-北京五輪はほかの国際大会と違ったか。

越川 トレーナーが選手と滞在できないなど環境面が恵まれなかった。イタリア戦など得点しても失点しても会場の反応がない不思議な雰囲気で試合のリズムがつくれなかった。海外経験がまだ足りない。

松本 確かに一部の試合は会場の雰囲気が今までに感じたことがないものだった。そんな中、気持ちを高めていく難しさがあった。ブーイングばかりだった中国戦の方が「決めてやる」という気持ちが出た。

-今回の経験をどう生かすか

松本 五輪の様子を自分のチームメートら多くの関係者に話したい。日本はすべての面でレベルを上げる必要がある-と伝えたい。

越川 ここで経験したことは次につながる。プレーに生かすことだけを考えてやっていく。北京がぼくたちのスタートだと思う。


以上です。荻野選手以外11名もオリンピックを経験したこの財産を次につなげてほしいものです。


by tommy (2008-08-20 22:31) 

tommy

間違えました。すいません。2番目の質問、越川と松本は入れ替えです。失礼しました。
by tommy (2008-08-20 22:45) 

rio

>ゆるぼんさん、そうですね、ポイントは、「山本>清水」なのか、そうでないのかという点だと思います。

五輪前に清水がインタビューで「アタックだけは山本さんに負けない」と断言していたことから考えると、この辺の判断にファンとのずれがあるのかもしれません。

ブロック・サーブについては、明らかに山本>清水ですよね。
つなぎの技術はどっちもヘタです。ただ、さぼらない・諦めないという
点では山本<清水だと思います。

で、問題のアタックなんですが、2段トスを打つ技術は、まだ山本>清水でしょうね。しかし、速いトスを打つ技術は山本<清水。

のびしろは山本<清水。

トータルすると微妙ですねえ。。。「清水がもっと早く成長していたら」なんて仮定はできませんから、やっぱり「山本にもっと安定感があったら」なんでしょうね。

まあ、そのことはさておき、私は次の4年間にもし山本が入ったとしても、現状程度のプレーも難しいと思います。W杯前は好調と言いつつ、本番で調子が上がらず、結局、どこそこが痛いと言ってました。OQT後もほかの石島・越川・山村がかなりの故障に悩む中、山本は「過労」による痛みで故障組へ。そして今回、最初の2戦で結果がでず、首に大きなテーピングです。

いや、山本のケガがうそだといっているんじゃないんですよ。ほんとに痛いんだろうと思います。調子が上がらないと、気力がなえて、痛みがごまかせないぐらいになるんだと思います。

それぐらいに満身創痍ですから、代表を続けても、しょちゅう故障による別メニューになることは目に見えています。荻野のように途中から入ってムードを変えるような要素は持ってないですし(そもそも、立ち上がりが遅い)、植田監督がイヤで代表ユニはもう着ないというんだったら、引きとめることもないんじゃないかなと思っています。

ただ、清水が不動のオポジットかと言われると疑問。若いので可能性はありますが、ここはぜひ、ユーティリティプレイヤーを入れて、チーム内競争をさせてほしいですね。
by rio (2008-08-20 22:52) 

rio

>villaさん、おっしゃることはよくわかりました。villaさんは初めから植田体制に否定的ですし(私も植田監督がいいとは決して思いませんが)、これ以上続けても平行線でしょう。

ただ一つ、サッカー・岡田監督のケースは特殊ケースですから、一般化はできないと思います。私はサッカーに疎いのでよく知りませんが、たしかあのときは加茂監督で、ずっと批判がありつつ指揮をとってたんですよね(批判の内容は知りませんが)。それで、批判されていた通りの結果で、W杯の予選で負けそうになってクビ。岡田監督がきゅうきょあとを継がされたように記憶しています。

なので、岡田監督は最初からチーム作りをしたわけではありませんし、リリーフだったので切られたという側面も強いと思います。あのころはサッカー協会もまだよくわかってなくて、簡単に監督のクビを切るという欧州サッカーを上辺だけ真似ていたところもあるのでは。

そのことへの批判があって、「ノルマを果たせば続投」という基本路線ができましたよね。トルシエやジーコが続けられたのは、そういう背景があるからじゃないかと思います。

「ノルマを果たせば続投」。これが守られないようでは、監督のなり手はいないと思います。
by rio (2008-08-20 23:01) 

Sacchan

>villaさん
事実誤認があるような一言だけ。

あのとき、岡田監督の契約期間は98年7月末まででした。任期満了による退任です。協会としてはフランス大会を岡田監督の練習台にして日韓大会で花を咲かせてもらいたかったようですが、岡田監督のほうから「契約は延長しない」と通告されたのですね。

表向きの理由は敗戦の責任を取るでそれが一番大きな理由でしょうけど、カズ外し騒ぎのときに岡田氏の家族がかなり厳しい嫌がらせを受けてまして(身の危険を感じるほどのものだったらしい)、協会が家族を守ってくれなかったのですね。ピッチ上のことには監督が全責任を負うべきですがピッチ外の危険について協会が守ってくれないことには監督はピッチ内に集中できません。すべきことをしなかった協会を、岡田氏側が切ったのです。

「解任」なんてものではありません。
by Sacchan (2008-08-20 23:09) 

rio

>tommyさん、早耳情報、ありがとうございます。

五輪予選を通じて、松本はずっとニコニコしてましたよね。あれは、彼なりにチームを盛り上げようとがんばった結果だったんでしょうか(笑)。ニコニコする役は越川にまかせて、松本には、OQTのときのようにいつも眼光鋭くいてほしいと思います。

ずれたトスでも決める力、必須ですよね。アメリカのミラーなんかはその辺がすごくうまいですよね。セッター・ボールがうまくて経験豊富ということもあるんでしょうが、2人の協力プレーで、トスミス~あたりそこないなのか、うまくかわしているのかわからないぐらいに決定力がありました(←へんな言い方ですが)。

日本では、斎藤が比較的そのレベルでセッターをフォローしていましたが、山村・松本は、思ったところにトスがこないと打てないレベル。これでは、ラリー中のクイックも使いづらいですし、縦Bなんてまず無理ですよね。

松本はほとんど得意コース(相手のレフト線側)に打ってしまうので、コースにレシーバーとブロッカーを配置されると、途端に決定力が落ちてしまいます。そこも大きな課題ですね。

2007年でブレイクして代表の座をつかんだわけですから、まだまだこれから。ご飯をしっかり食べつつ、確実に階段を上ってほしいと思います。

困ったのは越川ですよねえ。。。ヒザ、大丈夫なんでしょうか。越川タイプのアタッカーはけっこう多いだけに、本人も焦ってるでしょうね。「意外と回復がはやかった」となればいいんですけど。

会場の声援がなくて調子が出なかった、というところは越川らしいですね。良くも悪くも、光を浴びていたいタイプ。環境面が日本だけの話なのか、ほかのチームも同じなのか謎ですが、環境面で恵まれていても、男子サッカーのようにどうにもならないケースもあります。WLを戦っても海外経験が足りないとなると、あとはどうすればいいんでしょうか。。。
by rio (2008-08-20 23:18) 

子豚のこむぎ

監督側の見方と選手側個々の見方の違いじゃないのでしょうかねぇ。

監督はもちろん五輪の切符取る、選手も切符を取る、じゃあそこからどう進もうかだと…
山本…最後のチャレンジ今力を出し切りたい
石島・越川…今、力を出し勝負することはもちろんだが、4年後も出場し勝負して勝ち取る
ゴリ・諭吉…4年後、8年後も目指す

監督は完全迷走采配でしたし、試合に勝つことはもちろんです。が、上に立つ以上目の前の事はもちろん先の事も考えて駒を動かす必要もあると思っています。選手の4年間は長く大変な努力が必要です。でもオリンピックは永遠(?)に4年後に必ず巡ってきます。その4年毎に私たちは一喜一憂してます(笑)

試合途中の発言は確かに大バカです。ただ、やってきたことは間違いではなかったと思いますし、そんな戦術不足・言葉不足の監督と選手の間を上手く埋めれる参謀がいなかった、役不足だったように思います。以前どなたか全てを監督が担う必要が無いと仰っていたように…。

石島・越川が山本と同じような起用を受けてもまた違ったブログコメントを書いていたような気がします。山本が監督になった時(←考えるのがすごーーく怖い)納得する部分があるんじゃないでしょうか。(希望的観測です)

しゃしゃり出た割にはたいしたコメントが出来ず上手く表現出来ず申し訳ありません。

ちなみにrioさん、「エースをねらえ」は蝶々”夫人”では無く「お蝶夫人」です。イケメンコーチは宗方コーチです。(フフフ)

by 子豚のこむぎ (2008-08-20 23:22) 

villa

>Sacchan さん
事実と違うことを書いて申し訳ありませんでした。契約が切れたのですね。

>rioさん
確か、岡田監督は加茂監督の下でコーチで、代表チームの中の人でした。
サッカーの例を出したのは、適切ではなかったかもしれませんね。

>初めから植田体制に否定的です
私は、始めから植田監督を否定してはいません。
むしろ、やっとまともな指導者が全日本の監督になった、と思っていました。
去年のW杯で競合相手に戦えることを証明し、最終予選では見事に勝ち抜き、オリンピックでは結果は出ないかもしれないけれども、面白い試合で大暴れしてくれるものと勝手に期待していました。
期待の大きさゆえの反動でしょうか、今回最終予選とまったく違うチームに変わり果てていたのには、腹が立つというより悲しくなりました。
選手の不調も当然あったでしょうが、その原因の多くが監督の采配によるものと感じたので、選手ではなく監督への批判なのです。(勝手な考えだとは思っていますが)

試合での選手起用等の采配は、監督として最も求められる能力の一つだと私は思っています。
オリンピックという最高の場所で戦える采配でないことを、残念ながら証明してしまった監督では、いくらノルマを果たしたからといっても全日本の強化のためにはならないと思います。
上のエントリーでrioさんが続投の条件を掲げていらっしゃいますが、全日本が選手の育成の場所(私はそうは思いませんが)だとしても、代表監督の育成の場所ではないんじゃないでしょうか。
それほど、優秀な指導者がいないのであれば、続投も仕方が無いことかもしれません。

感情的な書き方で、気分を害されたのであればお詫びします。
by villa (2008-08-21 00:25) 

子豚のこむぎ(レス不要)

rioさん、忘れてました。
山本が衝撃ブログを書いてしまったので、「サッカー男子と同じ箱」に入ってしましした…orz

ちなみに、「お蝶夫人」のライバルは「加賀のお蘭」です。(オホホ)
余談です、すみません。m(_ _)m

by 子豚のこむぎ(レス不要) (2008-08-21 01:40) 

ゆう

こんばんは!前から思ってましたけど、rioさんは本当に山本のことが嫌いですよね。山本ファンではないですけど(男子なら越川ファン)、山本も好きなのでコメントさせてもらいます。  ベネゼエラ戦の記事で、宇佐美先発の1セット目「サイド3枚が全然決らない」と書いてましたが、山本はほとんど決まってたし(レセプション効果率71%)絶好調でした。どこをどう見たらそういう風に思うのか全く理解できません。あと2セット目「山本はパッとしない」と書いてますが、4-8から出てきた朝長は21-24になるまで山本にトスを上げてません。上げたのは最後の一本だけでした(コンビ合ってないけど)。トスが来てないから活躍しなくて当然だと思います。嫌いだからそういう風に見えてしまうんでしょうけど、嘘はよくないですよ。  OQTも「よかったのは後半ぐらい」と書いてましたが、イタリア戦も山本の活躍がなければストレートで負けてたと思うし(最後決められなかったのは問題だけど)、韓国戦以外はそんな風に言われるような出来ではなかったと思います。もちろん批判される部分も多い選手だと思いますけど、rioさんは山本のことを少し否定的にとりすぎだと思います。
by ゆう (2008-08-21 01:49) 

ゆるぼん

rioさん、山本については同じ意見です。
私は、山本を評価し過ぎている方だと思いますが、それでも正直、ロンドンは厳しいと思います。
しかも「もう全日本のユニフォームは着ない」とすっかりやさぐれちゃってますので(笑)、私の方から諌めるのも何だかなあという感じです(笑)。

一日でも早く、世界に誇れる大砲が現れるのを願うばかりです。(未来の大砲情報を下さったmotoさん、私がお礼を言うのは筋違いかもしれませんが、ありがとうございます。未来に希望が持てました)

ほんと、結果も同じならその後のゴタゴタも同じで、男子バレーはすっかり「サッカー男子と同じ箱」ですね・・・。

rioさん。何度も何度も(しかもほとんど長文)書いてすみません。
rioさんが丁寧にレスしてくれるのと、生来の議論好きなもので、つい楽しくなって仕事もそこそこに書いてしまいます(トホホ・・・)。
バカな読者が増えたと思って、大目に見ていただけるとありがたいです。
by ゆるぼん (2008-08-21 02:10) 

KGB

男子サッカーと同じ箱だけは避けたかったのに…orz
野球もすごく怪しい空気を醸し出しています。男子の団体競技、どうしてしまったんでしょうか。

そういえば、男子は閉会式前に帰ってくるそうですが、監督も選手も決勝トーナメントの試合をしっかりと目に焼き付けてから帰ってきて欲しいですね。ドン・マツ○イーラに「ピクニックだった」などと言われないようにするためにも。

山本については、賛否があると思いますが、オポジットで入っている以上、トスを「呼び込めない」段階で失格の烙印を押されても仕方ありません。トスがこないから仕方ない、では済まない気がします。センターなら100歩譲りますが(それとて縦Bを呼び込めず、すぐ空気になるセンターは要りません)。。。

おそらく皆、山本が「神」になる瞬間を何度も見てるだけに、次の瞬間に「凡人」に戻ってしまうのが歯痒いんでしょうね。やれば出来る子のはずなのにって。

あれだけの逸材(少なくとも日本では)を育て切れなかったのも残念ですね。それこそ、海外で「ズルさ」と「貪欲さ」を学んでくれれば。「個々の力では勝てない」なんて、サッカーと同じ言い訳を聞きたくはありませんね。組織だって個々の力を伸ばすバックアップをしてもらいたいです。
by KGB (2008-08-21 02:41) 

rio

>子豚のこむぎさん、お蝶夫人でしたか!キュートなボーイのころにテレビで見ただけなのでもはや顔もうろおぼえなキャラですが、いま思えば、高校生で「夫人」って嫌がらせみたいなあだなですよね。加賀のお蘭にいたっては顔すらわかりません…orz 壁うちでボールが壊れるほどの弾丸サーブを打つひとがいたような記憶はあります。

男子サッカーと同じ箱だけは避けてほしかったんですけどねえ。。。物はいいよう、ブログは書きよう。あんな捨てゼリフ書いてしまうといけませんねえ。

あれを当然、関係者も読むわけで、賛成・反対両方出てきますよね。ああいうふうに書かれた監督はもちろん、若手も面白くない。OQTの団結も台無しです。山本はそんなふう亀裂を持ち込んで、なにをどうしたかったのか。そこがまったく見えませんよね。

ブログに書いたような不満があって、もうユニフォームを着るつもりがないなら、監督に直接言えばいいこと。しかも山本は「プロ選手」なわけですし。

人間、謙虚さを失ってはだめですね。
by rio (2008-08-21 05:19) 

rio

>villaさん、いえいえ謝ったりなどしないでください。強い批判には少しは擁護するのが人情ってもんで、私も植田監督が優秀だとはまったく思っていません。続投を辞退されるなら、1秒たりとも引きとめたりはしません。






by rio (2008-08-21 05:22) 

rio

>ゆうさん、山本を批判すると、いつも感情的な反発を食らいます。それだけ人気がある選手だということなんでしょうが、「嘘」とまで書くのはいかがなものでしょうか。

五輪予選・ベネズエラ戦の山本は、

アタック効果率 25%
ブロック 0本(手に当たった回数・1回)
サーブ ミス2本 (全8本中)

です。何と間違われているのか想像もつきませんが、これが山本の「絶好調」なんていわれたら、温厚な彼でもさすがに怒るのではないかと思いますよ。

OQTについては韓国戦のくずれっぷりがインパクト強かったのでそう書きましたが、たしかに、イタリア戦・イラン戦はよかったですね。まあ、それでもウソ呼ばわりされる筋合いはないと思います。
by rio (2008-08-21 05:40) 

rio

>ゆるぼんさん、このブログは、長い本文のさらに何倍も長いコメント欄が特徴です(笑)

私も楽しんでやってるのですが、このペースでいつまでいけるのか、時々不安がよぎることがあります。バレーが一段落したので、次のシーズンまで徐々に落ち着いていくとは思っているのですが。末永くよろしくおねがいします。


by rio (2008-08-21 05:46) 

rio

>KGBさん、女子のときにも書きましたが、日本バレー界は逸材を育てるのがほんとうにヘタですよね。

2メートル級・左利き・ジャンプ力があるサイドアタッカーなんて、それこそ世界を見渡してもあまり出てこない選手です。それでずっと、「バレー界の清原」扱いを受けてきた結果ですよね。残念です。

バレー界は木村の成功から学んでほしいですよね。小さいころからすべてのプレーの基礎をきちんと教え込めば、木村のような選手ができるわけですから。「大型選手は動きか鈍い」なんていう偏見がいまだに残っている日本スポーツ界ですが、小さいころからさせていないから動けないだけなんですよね。
by rio (2008-08-21 05:52) 

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