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アラキングと中田姐さん from Italy [バレーボール]

昨日(20日)から、春高バレー40回記念大会が始まりました。開会式とコーチングキャラバンの様子が地上波で放送されていたのですが、どっちも見逃してしまいました…orz

しかし!きょうから第1回戦のダイジェストが放送されます(深夜[眠い(睡眠)]・関東地区のみ)。1時間足らずの番組なので、結果と注目校・注目選手の紹介ぐらいが限界だと思いますが、なにか面白い発見があればブログにアップしようと思います。

ところで。月刊バレーボール4月号を読んでまいりました。春高一色の編集でしたが、以前のように「スーパーなんちゃらかんちゃら」とか意味不明なあだ名をつけてはやし立てるだけでなく、注目校のチーム戦略っぽいものをまとめていて、好感が持てました。

ただ…取材する側がヘタなのか、受けている監督たちがヘタなのかわかりませんが、コメントがちょっと…面白くないんですよねえ。精神論的な話が多すぎるというか。高校生チームですからそういうことも必要だとは思いますが、そればっかりだと…読者としては、ふだんから精神論的なチーム作りしかできてないのでは???と感じてしまいます。

いちばんずっこけたのは、某有名女子チームの監督の発言。「今大会は40回記念大会で、うちはその半分の20回出場。部員もちょうど20人」。……だからなに?精神論ですらなくて、載せる意味あるの?と思ってしまいました。さて、このチームはどこでしょう。

それはさておき。「載せる意味がある」と感じたコメントが、アラキング中田姐さんのイタリア情報。

アラキング情報は毎号載っているのですが、毎回、めまいがするほど同じ質問の繰り返しです。

質問が同じなので、答えも毎回ほぼ同じです。くらくらします。ただ、これが意外な効果を生んでいます。アラキングがなにを大切だと感じているかがよくわかるんですね。

質問 日本の練習とイタリアの練習の違いは?(←これまでに100万回ぐらい聞いてる)

回答 まず違うのは時間ですね。日本に比べると全然短い。(←これまでに100万回ぐらい答えている)

アラキングが練習の違いを聞かれたときの答えは、順番まで決まってます。練習が短い、筋トレをものすごく重視している、体育館などのハード面は日本のほうが上である。いつもこの3つなんですね。

これってつまり、日本は整った施設を持ち、長い時間をかけて練習をしているのに、筋力が弱く、イタリアレベルのチームに歯が立たない、ってことですよね。アラキングはそういう日本批判めいたことは一切言ってませんが、がっつり気づいているんだと思います。

イタリアには「居残り練習」もなければ、「自主練習」という名の強制練習もない。日本では、部活レベルから代表レベルまで、「自主練」に参加しなければ非難されるというおかしな文化がまかり通っています。アラキングは日本の練習をふり返って、「イタリアで生活していると、日本にいるときって、ほんとに忙しかったんだなあって思います」とコメントしています。

今回はそれだけでなく、新しい&とても重要な回答がありました!文脈から判断するに、質問者は単にミーハー的興味で聞いたんでしょうが、アラキングが相手の意図を上回る鋭いコメントをしているのです。

質問 チームキャプテンのピッチニーニはどんな選手なんですか?

回答 キャプテンもやっぱり日本とは全然違うんですよ。日本だったら(中略)年功序列みたいなところもあるけど、全然そういうのもなくて(中略)みんながワーッて意見言うし、キャプテンだから特別こうするっていうことはないんです。

これは組織論の本質を突いてますね。日本式とイタリア式のどちらがいいのかは、一概には言えません。一長一短あるからです。ただ、日本の場合、「こうでなくてはならない」という硬直した思い込みがあちこちにありますよね。キャプテンはこうあるべき、監督はこうあるべき、エースはこうあるべき、それ以外は認めません!という。そういう柔軟性のなさが、日本バレー界が行き詰っている原因の一つかな、なんて思いました。

さらに続いて、

質問 セッターはロビアンコ選手ですが。

回答 すごいうまい!(中略)テンさんも超速いんですけど、でもなんかまた全然タイプが違って、トスの出が早いんですよ。日本のセッターってけっこう待って溜(た)めてトスを上げたりするけど、ロビアンコは、もうピュンピュン上げます。めちゃくちゃ早くて私が打ちきれていない部分がすごくあります。

すばらしい!アラキング、わかってますね!この違いを論文にして発表してほしいと思ってしまいました。

アラキングが言っていることは、要するに、「竹下はトスのスピードが速いが、ロビアンコはテンポが早い」ということですね。トスのスピードがいくら速くても、テンポが遅ければブロックにつかれてしまいます。ブロックをかわすにはテンポが早くなければならない。そうです、アラキングは気づいたのです。「日本のバレーって方向性まちがってない?」ってことに。

セッター出身の”理論派”代表監督ですら、就任早々に「竹下が必要」と言ってしまうずれっぷりですから、日本バレー界を覆っているこの問題の根っこ(=「はやい」ことへの誤解)は深刻なものがあります。ただ、アラキングのような実地で体験して気づいた選手の意見に、謙虚に耳をかたむける態度があれば、日本バレー界ももっと劇的に変わっていけるんじゃないかなあという気がします。

アラキングの話ばかり熱く語ってしまいましたが、そうです。中田姐さんもイタリアにいるのです。中田姐さん、「私、日本語で普通に怒りますからね」って。さすがです。物陰に隠れてその様子を見てみたい気分です。見つかったら全力で逃げますが。

その中田姐さん、コーチの目でイタリアの選手たちを評していわく。

選手たちも全然勝ってないのに(←中田姐さんのチームは、今季、成績がよくありません)”自分たちにできないことはない”みたいな気持ちは常に持ってるし、負けるなんて気はさらさらない。(中略)どんなに下手な選手でも”私の右に出る者はいない”みたいな態度なんですよ。

実はこれ↑area 71さんがご自身のブログで、何度も口をすっぱくしておっしゃっていることでもあります。areaさんは以前、全日本男子が”奇跡の敗戦”を味わったOQT2008の初戦・イタリア戦について、「イタリアは、あと1点で負ける状況になっても、自分たちが負けるなんてまったく思ってなかったはず」ともおっしゃっていました。

日本とイタリアのこの違いはどこからくるのか。ど素人の私が思いきって断言してしまいますが、これは”指導者の差”です。

メリットよりもデメリットのほうが多い「年功序列」を積極的に肯定する。先発と控えをはっきりと差別する。個性よりもチームの”型”にこだわり、その結果、個性がつぶれてしまっても仕方がないと思っている。

などなどのことがあり、選手たちは存在価値を否定されているように感じ、自信を無くし、気持ちが守りに入り、うつむいて、つらそうに、ただノルマを果たす。これがいまの日本バレー界の雰囲気じゃないでしょうか。

イタリア式がすべていいと言っているわけではありません。日本には「和をもって尊しとなす」というすばらしい思想もあります。ただし、「和」というのは、「個性をつぶして平にならす」こととは全然違うはずです。そのへんのところをどうも、まちがって考えてしまってる人が多いような気がしてしまいます。

これって、改革するのがけっこう大変なんですよねえ。まちがってしまってる人は、まちがってる人から指導を受けたからまちがってしまったわけで、その指導をした人も現役時代にまちがった指導を受けたからまちがってしまったわけで…と負のサイクルが続いているからです。

負のサイクルを断ち切るには、アラキングや中田姐さんのように、自分の意思で違う世界に飛び込み、自分が無条件に正しいと信じていたことを「相対化」する必要があります。これって、ものすごーく勇気がいること。へなちょこやポンコツにはできません。

違う世界に行ったからできる、というものでもありません。できない人はできない。行くだけムダ、ということもあります。その差を生み出しているものは、その人の「覚悟」だと思います。

中田姐さんは今回のインタビューで、イタリアに渡った理由をこう語っています。

とにかく一回レールから外れたい、(中略)自分のバレー人生はレールの上をただ走ってきただけ。

中田姐さんレベルの実績も知名度もある人なら、「レール」の上を走るだけで一生安泰なはず。周りから一目置かれて、ちやほやされて、なんだかんだあってもいい気分でバレーにかかわっていけるはず。

でも、あえてそのレールから降り、かつて山田監督から教わったことを「相対化」してみようという決意でイタリアに行ってるわけですね。なかなかできることじゃないと思います。中田姐さんの真面目さと比べると、代表監督問題でもめている方々がバカみたいに見えてしまいます。

そんなわけで、最近はじまった中田姐さんのブログの更新を楽しみに(そして気長に)待っているこの頃です。

中田姐さんの公式ブログはこちら↓
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/kumibiz/


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古都の侍

こんばんは。

間違った指導の連鎖―――負の連鎖というやつですよね。断ち切るには外部からの刺激、或いはそれに準ずるもの、そして自分たちの“気付きと覚悟”が必要でしょうね。

p76~p78の日本の恥さら・・・ではなくて、日伊の友好的な対談。
象徴的なイタリア側のコメントとしてp77の中段にある「リーガの問題点は??―――やはり世界不況があるでしょう~~~中略~~~この問題はリーガだけでなく、スポーツ業界にも影響を与えていると思います。私たちはそれを解決するために色々行っています。」
こういう意識を、日本のバレー界が持っていればA木田コメントの「とうとうバレー界にも廃部問題が来たか。」的なあの発言はなかったのではないでしょうかねぇ。
「色々行っています。」のそこのところを、ぐいぐい突っ込んでよ~く学んできてほしかったですが・・・

海外で指導と言うと、野球の権藤を思い出しますね。権藤、権藤、雨、権藤の権藤です。手抜きして、wikiからコピペしてしまいますと・・・
「権藤は「ドラフト指名された選手達は才能があるから指名されたのであって、全員にプロとしての素質と可能性がある」と考える一方で、「コーチがどれだけ教えても、全員が同じ200勝、300勝を挙げられるような名投手になれる訳ではない」として、名投手と呼ばれた人達が監督やコーチとして選手達の素質や適性を考慮せずに現役時代の自分と同じ指導法を押し付ける風潮があることを強く懸念していた。コーチ時代、「先発投手は完投が基本」であると考える元投手で名球会会員の某野球解説者が権藤の指導法を「手ぬるい」と批判した。すると、権藤はその解説者に対して「全てのピッチャーがあなたと同じ(200勝投手)になれる訳ではない」と言い返したという。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%A9%E8%97%A4%E5%8D%9A
何が大事かって、やっぱり外からの相対的に観た視点を持ち、そして名球界の“じいさま”たちに意見を申し上げたというところが、非常に優れているのだと思いますよ。

by 古都の侍 (2009-03-21 22:56) 

rio

>古都の侍さん、アラキングが語ってますが、イタリアは体育館も一般人と共有、筋トレは近くのジムで、みたいな感じだそうですね。

日本の環境がいかに恵まれているかがよくわかります。それでこの結果なんだったら、企業側から「じゃあ、もう、チームいらないよ」と言われても仕方ないですよね。

企業は「社会貢献」の意味合いでスポーツ部を持っていますが、もちろんそれだけでなく、広告効果も見込んでいるはず。それがないのであれば、この不況下、スポーツ部を切ってでもほかの従業員を守ろうとするのは仕方のないことです。

そういう危機感が身にしみてないから、あるいはわかっていても何をすべきか見えてないから、荒木田さんのようなずれたコメントが出てしまうんでしょうね。いまに始まった危機じゃないのに。

それなのに、JVA会長をあっさり再選してしまう組織。なんだかなあ、という感じです。
by rio (2009-03-22 02:07) 

area71

一般人も使うベルガモの体育館の写真をトラックバックしようとしましたが、受け付けないようです。

来週のファイナル4を観にペルージャまで行ってきます。
記事の内容に関係ないコメントですみません。
by area71 (2009-03-22 07:17) 

rio

>area 71さん、トラックバックありがとうございます。スパム対策で認証制にしたため、すぐには反映されないようになってます。

荒木が、ロビアンコのトスのはやさについていけてない部分があると感じていることは、とても重要な情報だという気がしています。

荒木はもともと、クイックの入りやスイングが速いほうではないですよね。それでも竹下のトスは打てて、ロビアンコのは打ち切れない。これってたぶん、柳本監督が掲げた「変化とスピード」が上位チームにまったく歯が立たなかったことと関係があるんだろうなと感じています。
by rio (2009-03-22 07:48) 

rio

(追伸)
トラックバックをいただいた記事は、ファン限定動画に指定されています。というわけで、area 71さん激写のアラキングプライベートショット♡をご覧になりたい方は、ヤフーでダミーブログを作り、area 71さんにお友達申請をしてください。
by rio (2009-03-22 07:52) 

to

rioさん、こんばんは。

荒木のコメントから、速さ(テンポ)に関してロビアンコ>竹下の様な感じになってますけど、私が思うには別に竹下が世界的に見て遅いという感じは無いんですよね。

ただrioさんが言う様に荒木はクイックの入りやスイングが速くないので、ポンポン速いテンポで出されたら付いていけないし、その速いテンポに付いていけないということは、日本のバレーは速くないということ。要するに、ロビアンコがやっている様な速さが本来の目指す方向で、荒木のコメントにもあった様な溜めを作ってというのは間違った方向なんでしょうね。それに、荒木も頑張らないと速くはならないということですよね。

竹下に関して言えば、背の高さが無い分、速攻についてはテンポとして決定的な差が出るとは思います。3年後を目指してならば、竹下は補助的な立場としての参加はあるかもしれませんが、やはり正セッターとしては真鍋監督には先を見て考えて欲しいものです。

そう言えば、TBSの「バレーボールナビ」という番組で荒木がコメントしていたのは、イタリアでは、メンバーが集まって練習するのは、相手を想定してのチーム練習のみで、コンビを合わす様なことはやらないけれど、全日本では何本もコンビを合わせる練習を繰り返す、ということです。その後、コメンテーターが、このチームにはそんなことは出来るのが当たり前の人間しか参加できないということを語っていました。これは衝撃的でした。全日本も「出来るのが当たり前の人間」が集まってきているはずなのに、もしかしたら全日本に入る前の過程で「出来るのが当たり前」という部分が抜けてしまっているではないのかと感じています。
by to (2009-03-22 18:08) 

カリメロ&パタリロ

リオさん、月バレ…相変わらずみたいですねー(呆)質問内容が日本のバレー界を現してる… はっきりいって日本のスポーツは『学校の部活動の延長』バレー全日本はその最たるものですから、練習の仕方から、年功序列から、自主練習、コンビ合わせは当然といえば当然だろうと思います。(キッパリ) だからこそ荒木や中田姉さんにはガンガン主張してほしいな、吉原のように冷や水を食っても…とりあえず今年の全日本女子に竹下はいないほうがいいと思います。春高バレー録画するの忘れたーせっかく操作覚えたのにー夜中にしかやってないイメージがあって…悲
by カリメロ&パタリロ (2009-03-22 20:57) 

rio

>toさん、竹下がボールの下に入り込むスピード、トスボールが空中を移動するスピードは、いずれも、世界的に見ても速いと思います。

ただ、トスのリズムが一定で、いつも”正確に”同じ場所にあがるので、ブロックがつきやすいというのが大きな弱点ですね。ブロックがついてしまうと、ボールの移動スピードが速くてもあまり意味がないですから。

それと、おっしゃる通り、竹下は高さで大きなハンデがありますから、高い位置でボールをさばけないですよね。こればっかりはどうしようもなく。

全日本で、ラリー中に荒木が開いて待っているのに、トスがクイックに上がらないことがよくありました。これはたぶん、竹下の高さでは早いテンポで処理できないため、上げればカモになってしまうからだったんでしょうね。

私は、竹下が代表に残りたいなら、リベロに転向するべきだと思います。それが本人にとってもチームにとっても、プラスなのではないかと。

ただまあ、残ったとしてもあの”リーダーぶり(=孤高の人)”だとあまり役に立たない気もしてしまいますが。。。

「コンビをあわせる」ということについては、これは欧州・北中米とアジア・南米で考え方が大きく違うようですね。アジア・南米はどのチームも、コンビ合わせに長い時間をかけるようです。

欧米の場合はシステムありきで、そこにうまくはまる選手を代表にするため、コンビあわせよりも実戦練習を重視するんだと思います。

一方、アジア・南米は選手ありきで、選手の能力にあわせた戦略・戦術を模索するため、コンビ合わせに長い時間がかかるんじゃないのかなあなんて思ってます。

それぞれの手法には一長一短がありますよね。ただ、ここ何回かのオリンピックで優勝しているのは、両方の手法を組み合わせてチームを作っているところだという気がします。

そういうわけで、私は、全日本には「できるのが当たり前」の能力を持っている選手が集まっているのに、それを活かすシステム(指導法も含め)がないんじゃないかと思っています。
by rio (2009-03-22 22:00) 

rio

>カリメロ&パタリロさん、地上波では春高バレーは深夜のみでした。

一応、見たんですが、試合よりも「選手紹介」を中心にしたバラエティ的内容で、身内の人しか喜ばない番組でした。まあ、予想はできていましたが…。

試合の模様は1試合あたり数分しかなかったので、それを見ただけで何か言うのはひんしゅくだなあとおもって自粛しました。決勝はきちんと放送するはずなので、それを楽しみにしようと思います。

月バレは、月によってよかったりだめだったりですね。ずっとだめだった以前よりかは、多少マシになっているのかもしれません。
by rio (2009-03-22 22:06) 

古都の侍

こんばんは。

春高トークですが・・・
神奈川予選から大和南の二見押しの私なのですが、マスコミもどうやら二見押しのようですね。被ってしまったのがいささか不満ですが、久々に広角速攻ヒッタータイプのセンターなので、この選手には期待しているわけです。ブロックの手にはまだまだ不満ですが、サーブもなかなかいいところを突きます。
久々の我が地元近辺からの一押しですから・・・期待せずにはいられません。
(つい今までやっていた春高番組で驚いたのですが、「深谷×南砺総合」の試合の主審は知人がしていました・・・忙しいのに狩り出されてしまったわけですね)

やっぱりこう、何と言いますか「意識」がないんですよね。特に日本バレー選手は。
「意識」があればこういうことになる前に、自分たちが自分たちで食っていけるような動きをするでしょうし、もっと積極的なファンサービスもすると思うんですよね(OQTでスーパーサイヤ人と化したあの人は、ファンサービスの概念がないですからねぇ・・・あ、愚痴ってしまいました。お口にチャックをします)。
企業スポーツの限界は明らかなのに、主だった動きがないというリーグも悲しいですね。相変わらずのノー天気。
いつ行ってもチケットが当日券で取れる現実、満席にならない会場、企業スポーツなのに企業の宣伝なんてどこにあるのかわからない・・・

カープネタで恐縮ですが、あのビンボー球団は毎年黒字を出すんですよね。チケット代は他球団に比べれば格安。それでも稼ぐのはグッズですよ。地元企業や地元名産のものとタイアップした商品、最近は大手企業とのタイアップも多くなってきました。「実績」が新たなタイアップを呼んでいますね。
もともと、熱心なファンの多いチームですから、そういうグッズを作るとファンって言うのは買いたくなるんですよ(かくいう私も、ずいぶんと買いました)。

バレーだってそういうことはやろうと思えば出来るはずです。というか、そういう部門で稼いだりしないとねぇ・・・

by 古都の侍 (2009-03-23 02:16) 

rio

>古都の侍さん、深夜の放送で二見を見ました。といっても数分で、しかもサーブとか笑顔がふゅーちゃーされていたので、どんなプレースタイルなのかよくわかりませんでした。

フジテレビいわく、「二見のこの笑顔が出れば大丈夫」だそうです。相変わらずです。二見のよさは「笑顔」。以上。ということですね。なんだかなあ。バレーが発展しないわけです。

JVAの企画力のなさ、経営能力のなさは信じがたいを通り越して、許しがたいところがありますね。

まず、組織をきれいにすっきりと整理・一本化するべきだと思います。数ばっかり増える理事、役割がはっきりしない「本部長」と「強化部長」などなど、わけのわからないことだらけ。

いまバレーの中枢にいる人たちはバレー黄金時代に学生で、分母が多いことがあり、むだなポストをやたらと作って処遇しているようにしか見えません。

しかも、バレー界全体ではなく、JVAが儲かることばかり考えてますよね。JVAは公益法人ですから、本来は儲けを出してはいけないはず。数字の上では確かに設けはそれほど出ていませんが、闇に消えているカネがあるんじゃないかという疑惑はこれまで書いてきた通りです。

JVAに組織改革をする意思がないのは、立木会長があっさりと再選されたことでも明らかです。「やろうと思えば」…いつになったら思うのでしょうか。
by rio (2009-03-23 08:02) 

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