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台北はおいしい♪ ~レストラン編~ [これはいいね]

今回の旅の最大の目的は”うまいものを食う”でした。フレンチだイタリアンだと言ってみたところで、うまいもの率が圧倒的に高いのは、やっぱりアジアなのではないでしょうか。というわけで、台北のお気に入りの写真をアップしてみたいと思います。

とはいえ、食べることに夢中で撮り忘れたもの、ピントがぼけたものなどいろいろあって、ここにアップするのはごく一部です。日本にも支店があって、観光客に大人気の『鼎泰豊』の小籠包も撮り忘れました。ここの小籠包がうまかったのは当然として、デザートに頼んだ”ごままん”にはまりました。ごま好きにはたまりません。

小籠包の次に、レストランで食べたものがこちら↓

  DSCF0126 大根入りオムレツ.jpg DSCF0124 しじみすーぷ.jpg

どのガイドブックにも載っている『欣葉』という高めのレストランで、最初から決め打ちで食べた2品。というのも、area71さんが「最高のご馳走」と紹介されていたからです。うまかったです。

たまご焼きは中までしっかりと火を通しつつふわっとした仕上げ。切干大根のコリコリ感がアクセントになって面白い食感です。しじみとしらすのスープはダシがものすごく濃厚で、あっさり目が特徴の台湾料理としては珍しいかもしれません。紹興酒かなにか、香りの強い酒をたっぷり使っているのではないかと思いましたが、実際のところはどうなんでしょうか。

ちなみに、この『欣葉』は”老舗”なんだそうですが、開店は1970年代の後半です。どうやら台湾では、1980年代から昔に出来ていれば老舗を名乗っているようです。100年を超えて初めて”老舗”と呼ばれる京都の感覚からすると、30年余で老舗???って感じですが、言葉の意味そのものが違うのかもしれません。

もう一つ、売り出し中のレストランにも行ってみました。『竹里館』というお茶の店です。中通りで始めた喫茶&レストランの規模を広げ、レストランを切り離して大通りに展開したそうで。知らずに本店のほうへ行ったところ、なんとレストランまでタクシーで送ってくれました。本店もレストランも、ほぼすべての店員が日本語を話せる(カタコト含む)ところからすると、相当、日本人観光客に力を入れているようです。一生懸命、接客をしてくれました。

頼んだのは、宮廷料理風のコース。といっても、1元=3円で計算して、2300円ぐらいです(サービス料含む)。お茶の店なので、料理にふんだんにお茶を使っているところが特徴です。

コースの中で、特にうまかったものがこちら↓

前菜の一つ。オレンジの上に載っている梅みたいなものは、プチトマトを蜜で煮たものです。これを食べて、トマトはやっぱりフルーツだったんだ!と実感しました。蜜のほの甘さとトマト本来の甘み・うまみが調和して、プーアル茶にめちゃめちゃ合います。レシピほしいぐらい。実は、トマトの後ろに控えている脇役が梅なんですね。梅を脇役にするプチトマト。おそるべし。

          DSCF0081 プチトマト.jpg

続いてのお気に入りは、エビとウーロン茶葉の炒め物(龍井蝦仁)。シンプルですが、エビのうまみとウーロン茶葉のほろ苦さがくせになります。味付けは塩ベースの薄めで、とても上品でした。

        DSCF0082 ウーロン茶とエビ.jpg

間の料理をすっとばして、次です。
今回、宿敵=シイタケ、なんと歴史的和解を果たすことに成功しました。その一品がこちら↓

         DSCF0085 シイタケ.jpg

食べる前から「シイタケです」と聞かされていたので、ご覧のとおり、やる気のないピンボケです。が、なんとこれがうまかった!衝撃でした。料理名は「紅茶玉串」。シイタケは揚げてあってパリパリの衣(←かたくり粉?)。そこにほのかに甘い紅茶ダレをつけ、ねぎまふうにしています。シイタケ臭さゼロ。言われなければシイタケとはわからないでしょう。

そしてもう一つの衝撃がこちら↓

        DSCF0084 (2) 茶とキンモクセイの酢.jpg

メインのほうは、タラをウーロン茶葉で軽くスモークしたもので、かすかに酸味がある醤油・お茶ダレにつけて食べます。とても上品な一品なんですが、私が心を奪われたのは、この料理と一緒に出てきた飲み物(写真後ろ)。「桂花烏龍茶醋」という名前で、桂花=キンモクセイ、烏龍茶、醋=酢です。つまり、キンモクセイの香りがするウーロン茶と酢でできた甘いドリンクなんですね。店員さんいわく「消化と美容に効果がある」のだとか。この店の開発商品なのか、どこからから仕入れているのかわかりませんが、思わずお土産に買ってしまいました(←びん入りなのに)

最後はデザート↓これに、オーナーがブレンドした「私蔵茶」がつきます。

        DSCF0087 茶菓子.jpg

写真の縮尺がおかしいことになってますが、すべて一口サイズです。右上が、ピーナツ粉をまぶした餡入り団子。その下が、もち米を荒くつぶして杏仁風味の餡を入れた団子。左側が豆餡を固めたシトラス風味のお菓子でした。和菓子好きならきっとはまると思います。思い出したら腹減ってきてしまいました…。

実はこのお店、なぜか新潟県にフランチャイズがあるんですね。店の人に紹介されてネットで検索すると出てきました。『茶趣茶楽』というお店です。「私蔵茶」は会員限定商品になってます(会費無料)。そそられます。台北の本拠地のサイトはこちら。

というわけで、『竹里館』をとても気に入った私は、お土産を買っただけでなく、中国語で書かれたアンケートまで(漢字から意味を想像して)答えてあげたのでした。

紹介した料理は一部です。ほかにも、「紅茶で風味付けしたスペアリブ(滇紅子排)」「松の実とごぼうの炊き込みご飯(牛蒡拌飯)」などもついてました。すべて少しずつの量なので、”おいしいものをちょっとずつ食べたい”人向けです。いつかまた台北に行く機会があれば、きっと立ち寄ります。それにしても腹減った…。


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area71

リンクして頂いたところから、自分の記事に飛んでみました。
・・・・なんですか?あのグルメレポート(恥)
>単純な卵焼きではありません。
とか言っていますが、だったら何なんだよ!という肝心の説明もなければ、しまいに料理名もない。

グルメ番組に出ても、「おいしぃー」の連呼しかできない芸能人をみて
一体何がどのように美味いのか、説明するのがレポーターだろ!と思っていたくせに・・・。

私は写真を撮る方に気が行くと、それが何だったかメモしたり、詳細を記憶したりと、2つのことを同時に出来ないのが悲しいところです。
『竹里館』は、この記事で初めて知りました。
これは、世界各地で出ているチャイニーズレストランではカバーできない世界だと思います。今度台北に行く機会があったら必ず行きたいと思います。

しかしながら、私の全く無頓着な記事から名前もない料理を探し出し、
現地で食べられ、しかも写真&感想つき。
…ひそかに感動いたしました。
by area71 (2009-05-06 06:07) 

rio

>area71さん、ガイドブックよりもareaさんのブログを信じてうろうろしてました。

ご馳走2品は「家庭料理」ということだったので、最初は街の定食屋などを探したのですが見つかりませんでした。ということで、有名レストランならあるだろうという安易な気持ちで『欣葉』に行ったところ、ほんとにありました。

ただ、日本語メニューを渡されたことと、昼時で忙しそうだったことで、中国語の料理名を聞きそびれてしまいました。一皿が2人前ぐらいあったので、2品とチャーハンを頼むと満腹。やっぱり中華料理は複数で食べにいくほうがいろいろ楽しめていいなあと思った次第です。

『竹里館』が大通りに展開したのは、去年あたりなんじゃないかと思います。areaさんが昨夏行かれた頃はまだ、「知る人ぞ知る」だったかも。料理を一皿ごとに説明してくれるのがうれしかったです。

日本語を勉強中のお姉さんが運んできた際に「ニンニクです」と言って置いていったので、不思議に思って食べてみると鶏肉だったりしましたが、それもまたよし。基本的には、日本語が上手なお兄さんが過不足なく説明してくれました。

本店の店内も良い雰囲気だったので、お茶に行くだけでもいいかもしれません。お茶講座もやっているそうで、中国語ができたら参加するのになあと思いました。
by rio (2009-05-06 13:02) 

ぷりぴん7☆LОⅤE

riioさん、楽しく美味しいGWだった様ですね♪
そういう私も例の如くw食い倒れておりました。

台湾料理は日本人の口に合うし、エステに温泉と魅力満載で行ってみたい国の三本の指に入っています。
衛生管理がチョット心配ですが、屋台も安くて美味しいらしいし、楽しそうですね。

掲載の『欣葉』は支店も多いようですが、以前、中華街入口付近にある店に入った事があります。
どんな料理を食べたかハッキリ覚えていませんが、独特の香辛料を使った台湾ラーメンを食べた記憶がうっすら残っています。
(そこの店では)器が小ぶりだったので、シメの一品にピッタリでした。

何か食べたくなってしまったので、近々行きたいと思います。

別ページ掲載のお好み焼きも大味そうですが、美味しそうです。
キャベツの代わりに玉葱を使っても美味しいらしいので、今度チャレンジしてみます。
by ぷりぴん7☆LОⅤE (2009-05-08 01:27) 

rio

>ぷりぴん7☆LОⅤEさん、台湾の温泉はピンキリで、私は100円ぐらいのキリのほうの温泉に2つほどいきました。

ホテルにある高級スパのようなとことにいくと、日本よりもはるかに安い値段で、温泉にエステやアロマやマッサージがついてくるそうですね。男子にはなかなか近寄り難い世界ですが、ホテルの温泉には次回があれば挑戦してみたいと思います。

屋台の衛生管理は、rio調べによると、日本の夜店と大差ないですね。カキ氷以外は、基本的に火を通しているものばかりですし、魚介や肉をあつかう人たちは、手術用みたいなゴム手袋をしています(←それで机を触ったりしているうっかりものもいましたが)。毎日、屋台でいろいろ食べてたのですが、胃腸の調子はすこぶるよかったです。

10年以上前の某国で、串焼きの屋台の後ろをたまたま歩いていたときのこと。串専用のゴミ箱に捨てられたものから、使えそうな串をよりわけ、紙でふいていたところを見てしまったことがあります。

台湾ではそういうところも見えなかったですし、観光に力を入れているので、食中毒にはかなり警戒しているはず。ということで、ガンガン挑戦しても大丈夫な気がします。

”お好み焼き”というだけで気になるのに、”大阪”までつけられると、食べないわけにはいきません(笑)。屋台のお好み焼きなので、ガツガツ食べられる大味なところがむしろいい感じでした。課題はソースですね。屋台と言えばソースの香り。台湾にどろソースを広めるにはどうすればいいでしょうか。
by rio (2009-05-09 20:19) 

ユートラベルノート

はじめまして。
ユートラベルノートの増谷と申します。
ブログ楽しく拝見させていただきました。

台湾にも宮廷料理あるんですね。豪華で美味しそうです。

実は、この旅行記事を見て、わたしたちのサイト「ユートラベルノート」にもぜひ、このような生の海外情報が欲しいと思い、ご連絡させていただきました。

「ユートラベルノート」は国内・海外に関するブログや情報を集めたサイトです。
今までユートラベルノートでは「韓国」について皆さんの情報をもとに記事を作ってまいりました。
今後、ワールドトラベルノートとして、台湾の記事もどんどん作っていく予定です。
ぜひ一度、気軽に遊びにきてください。

by ユートラベルノート (2010-02-19 14:39) 

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