SSブログ

WGP総括 ゾルジ、ひとりよがりの日本をこき下ろす。 [バレーボール]

最近、コラムの文字のところどころを太字にすることを覚えたゾルジの俺についてこいのコーナーです。いい加減、JVAが仕事として和訳をアップしてくれないのかななどと思いつつ総括コラムを読んでみると、これがもう日本なんてもうけちょんけちょんにこき下ろされているわけで。

いつものように独断と偏見でWGP決勝の通信簿をつけたりしているわけですが。
1位ブラジル(+) 2位ロシア(+) 3位ドイツ(+) 4位オランダ(-) 5位中国(-) 6位日本(=)

この+とか-とか=は、ゾルジ兄貴の予想と比べてどうだったかという超極私的な評価です。一体なにをもとに予想したのかさっぱりわからないところがさすが兄貴。とにかく黙ってついてこい!ってことですね(ホンマカ

で、総括で唯一「=」がついた日本なんですが、のっけからこんな感じ↓(rio意訳)

日本のプレーはずーーーーっとおんなじスピードで走ってる汽車みたいでかったりーんだよ!!!相手が誰だろうと会場がどこだろうとまったく関係ねえような顔でちんたらちんたら走りやがって!!!あいつら絶対、ゲームのポイントすらわかってねえはずだ!!!だいたいあいつらの感情ってのはいっっっつも試合の流れとリンクしてねえんだよ!!!(うざっ!!!

すごいですねー。強烈ですねー。思わず勝手に「うざっ!!!」を付け足してしまいました。

※初めての方がいらっしゃって誤解を生むといけませんのであえて補足しますが、ゾルジはもちろんこんな言葉づかいでは書いておりません(^^; 私が勝手にゾルジの真意を汲んだ気になって意訳しているだけですので悪しからず。と、久々なので逃げを打ってみたり。

それはさておき、気に食わないことはがっつり非難する傾向のあるゾルジ兄貴ですが、今回は相当腹に据えかねたのでしょう。まったく反論できないところが大変悲しゅうございます。

続いて、行動様式が違う?んなこたわかってんだよ。俺は複雑な生活様式の話をしてんじゃねぇ。あくまでスポーツへの取り組みの話だってなことを指摘(by pooさん)。「それぞれの国が自分たちのキャラにあったスタイルを探すべきなのに、実際はどこかのチームが開発した手法の後追いばっかり。頭がかてーんだよ!!!」と世界全体に怒ってみせたあと、日本にとどめを刺しにかかります。

それがこちら↓

日本はブラジルの真似なんか絶対にできねえんだよ!!!日本がバレー技術の先進国だったのは100万年も前の話だろうが!!!いまバレーをやってるやつらは日本の女子バレーのレベルをどうやって引き上げたらいいのか何にもわかってねえ!!!

最後までぶち切れっぱなし。だったら兄貴がJVA会長になってよ…と言いたくなるぐらいの日本全否定。それでもやっぱり反論できなかったりして。

まあ、改めて言われてしまいましたが、そりゃーそうですわな。世界各国とも新人を育てながら真面目に予選を戦って決勝に進出してきてるなか、最初から決勝確定の日本は前シーズンと代わり映えのしないメンツで惨敗の山を気づいたわけですから。真面目にバレーのことを考えている人ほど「馬鹿にするのもいい加減にしろ!!!」と思ったことでしょう。

なんかもうゾルジ兄貴に共感しすぎて、ほとんどの引用にびっくりマークを3つずつ付けてしまいました。

ちなみにほかのチームに対してのコメントは…なんだかもう、日本と比べると泣けてくるので、気が向いたらそのうちに…ということにさせて下さい。

どうしても気になるけど兄貴の長文を読むのはかったるい…という方は、日本の記事のすぐ上にあるドイツの記事の太字部分の語句だけでも拾ってみてください。泣けてくると思います[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]


nice!(3)  コメント(38)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 3

コメント 38

ダゴ

RIOさま

そんなに意訳ではない気がするのは僕だけでしょうか?(苦笑)

誰がゲームの流れを、戦略を論理的に選手に伝えるかというと、やはりコーチングスタッフですよね。いったい、誰がコーチング論というのを学んできているんでしょうね?朗平監督だってアメリカの大学でコーチングを学んで中国、アメリカのナショナルチームを率いたというのに。

以下の記事は、ワシントン大学の監督のコーチングに関するものです。(英語ですが、多分そんなにわかりにくくはないのではと思いますので、一応貼り付けますね)
http://www.heraldnet.com/article/20090828/SPORTS/708289812/1004&news01ad=1

要約すると、この監督は他のスポーツ、プロスポーツとも交流を図って、コーチの専門学校となるものがないのだから、スポーツというものの理解度、チームとしての取り組みなどなど、いつも向上するように努力している。ボールの放物線(トスもだしスパイクもだし、ブロックのアプローチ、もちろんレシーブ体系、レシーブ姿勢も)などに関係する物理学、チームとしてどうやって取り組むかという哲学的視点、などなど研究熱心ですよね。

実際に練習を見に行ったことがあるのですが、本当に白板4枚にギッシリと細かくいろいろな数値、戦略、などなど書いてあるんですよね。そうやって育てられた選手たちはきっと将来バレーを続けるときに役立つことがたくさんあるんだろうなと思っちゃいますし、バレー論というか将来監督が替わっていっても(海外でバレーをしても)選手としてバレーの理解度という土台ができているのではと、素人ながらに思ってしまいます。

だれか、日本でそんな物理の勉強とかもしている監督っているんですかね?

ゾルジ兄貴かなり怒ってる感じですね。



by ダゴ (2009-08-29 04:56) 

LA

ゾルジのコメントの翻訳が間違った所も多少ありますが、まあまあ本質をとらえてますね。
”毎年毎年、変更もなく同じ方法でやってるって、頑固としか見えない” ってところはゾルジあんた正解!
by LA (2009-08-29 08:41) 

あすか

ゾルジさん、日本のファンと同じように頭にきたんですね・・・。

FIVBのHPを見るたびに、なぜ右上とかに、英語とか日本語とか
選ぶところがなのだろう・・・と、ずっと感じています。
英語ではない国で、試合が開催されることも多いでしょうし
観客を増やすためには、その国の人が興味を持ち、わかるように
しておくことは、必要なことではないでしょうか・・・。

会長は、あれだけえらそうにしているくらいなら、日本語でも作れぐらい
言ってほしいと思います。

日本は、いつまで三匹のこぶたの一番上の子でいるのでしょうか・・・。
今なお使っている”ワラ”を小屋へ、母屋は”レンガ”の選択を
ぜひ早急に、お願いしたいと思います・・・。
by あすか (2009-08-29 11:20) 

rio

>ダゴさん、ゾルジは世界中のバレー人と交流があるでしょうから、きっと彼だけの見方ではないんでしょうね。

ワシントン大学の監督の記事、ありがとうございます。日本ではまず、大学の監督の方針・哲学をここまで詳細に記事化する(記事化できる)メディア自体がないですね。月バレなんか到底無理ですし、ナンバーあたりは大学バレーにフォーカスしてくれませんし。。。

日本バレー界は、代表チームのスタッフといえども、自分たちの足で情報を集める努力をそれほどやっていないのではないかと思います。情報収集を”アウトソーシング”しているという話をちらほら聞きます。バカじゃないかと思います。さらに分析力にも乏しいために、欧州遠征で勝っている中国やロシアにWGP決勝では完敗してるんでしょうね。

日本でも、代表選手としての実績だけでメシを食ってるような一部の人をのぞけば、大卒の人たちは大学で理論を学んでいるはずなんですよね。なんでその成果が活かされないのか…。学閥やら欧米コンプレックスやら男尊女卑やら体育会の悪しき風習やら、バレーとはまったく関係のないあれこれにがんじがらめになって思考停止しているからでしょうか。

海外で学んだというだけのことで持ち上げられた田中幹保時代が歴代最悪の暗黒時代だったことも(私の)記憶には新しいですし、日本バレー界全体が動脈硬化を起こしているのかも。中田・中垣内世代から海外でコーチングを学ぶ流れが盛んになってきていますが、大学できちんと理論を学んでいないのにいきなり実践から始めてうまくいくものなんでしょうか。

バレー哲学という点では、真鍋監督はこの3ヶ月で何も哲学がないことを露呈してしまいました。代表監督はだいたい、政権末期になって追い込まれると”サーブレシーブ”としか言えなくなるのがこれまでの流れでしたが、真鍋監督は最初からそれしか言えてません。選手たちは逸材ぞろいなだけに、もったいないですね。
by rio (2009-08-29 12:35) 

ka!

こんにちは。

rioさんの手にかかると、関西弁喋らされたり、怒りMAXにさせられたりゾルジの兄貴も忙しいですね(笑)
私はrioさん独自目線の記事が大好きですので、これからも毒舌(?)記事を楽しみにしております。

それにしても、日本女子バレーは今後どうなっていくのでしょうねぇ。
今回の試合では結局何がしたかったのかよく分からなかったです。
その中でも狩野が良かったなぁ、くらいでしょうか。
いつまでも竹下中心じゃ、若いアタッカーも育たないですよね。

確か、今日は芦別市で紅白戦があったはず。
行こうかどうか迷ったんですが、札幌から芦別は遠い・・・。
グランプリ観て行く気がなくなったってのもあるんですけどね。
by ka! (2009-08-29 12:40) 

rio

>LAさん、ゾルジのシリーズはもとより翻訳ではなく、あえて言葉を置き換えたり足したり引いたりしております。なので、ゾルジのコラムをベースにして私が書きたいことを書いてると思っていただければ幸いです。

ただ、明らかな誤訳は避けたいと思ってますので、そういう部分がありましたらぜひ教えてください。


by rio (2009-08-29 12:40) 

rio

>あすかさん、FIVBが翻訳ページを用意するということも考えてほしいですね。

それが難しいなら、各国のバレー協会で翻訳版を出し、情報が世界中で共有されるようにしてほしいと思います。「バレーの普及」を掲げているくせに、テレビ番組化できることにしか人・モノ・カネを投資していないように感じます。

そもそも、JVA会長ってなにやってるんでしょうか。ただの飾り?いまの立木会長は無投票再選までしてしまってますが、彼が前期の在任中に一つでも役に立つことをやったのでしょうか。大会運営でミスを連発したまま説明もしないでほとぼりが冷めるのを待っている姿しか見えてきません。腹立たしいです。
by rio (2009-08-29 12:46) 

rio

>ka!さん、ゾルジ兄貴はこんな口調にしてしまってますが、実は、大阪人の私にはけっこう難しくて困り気味です(←アホ

真鍋監督はまず、自分の発言に責任を持つという人間として最低限のところから始めないとだめですね。「北京組は使わず若手主体でいく」と宣言しておきながら、若手トップの狩野ですらたまにしか出場機会を与えられませんでした。

ワンポイントリリーフで出てくるのは岡野だったり森だったり谷口だったりで、ほんと、なにをしたかったのか意味不明ですよね。

もう何年も前から「メダル」は建前で、興行的に成功すればそれでいいというチーム作りしかしていないように思います。だからずっとスタイルが変わらず、ゾルジの逆鱗に触れたのかなと。

日本の歴代の代表監督・コーチは、英語で意見交換できる人のほうが少ないですから、そういう意味でも日本は取り残されたままなんでしょうね。
by rio (2009-08-29 12:54) 

m

はじめまして!!mと申します。
以前からこのブログを拝見してまして、バレーやその他のカテゴリで、勉強させて頂いてます。よろしくお願いしますm(_ _)m

北京五輪後のコラムと、今回のコラムとのギャップで、ゾルジ兄貴に惚れてしまいそうです(笑)もっと言ってくれ!!

話変って、職場では、世界陸上で盛り上がる事が多かったので、さりげなーく
「今はバレーもやってますよね!」と振ったら、
「あぁ、『女子は』面白いよね。」…軽〜くあしらわれました(泣)
兄貴やバレーファンの、熱い思いと裏腹な、世間の、バレーもとい男子バレーのへの無関心さに涙する、今日この頃です。
by m (2009-08-29 19:16) 

あさぎね

身体能力に劣る日本人チームが他国の戦術を追いかけていてはトップチームにはなれないでしょうね。いっそのこと、”全日本チーム”でVリーグに参加して(無理だと思いますが)独自の戦術を模索してみてはいかがでしょうか。


ところで、”戦術”に対して”作戦”という言葉があります。”戦術”と”作戦”の言葉の定義は人によって多少違うかもしれませんが、私の中では
『戦術/その試合を通して、あらゆる場面を想定して、チーム全体としてどう戦うのか』
『作戦/ある特定の場面で、あるいは特定の条件のもとで、ある特定の選手が』 
こんなイメージです。『連続した流れ』、に対して『分断された場面』といってもいいかもしれません。
どうも日本チームは(特に前監督)まだ戦術という意識が高まっておらず、作戦に近いものになっているような気がします。

たとえば、今大会3枚ブロックでブロックポイントをよくとっていましたが、3枚ブロックでワンタッチを取った後の切り替えしに対する意識をあまり感じませんでした。
今大会では、そのボールがきっちりセッターに返る場面はあまりなかったのでそれほど気になりませんでしたが、3枚飛んだ後(前衛が3人とも自陣ライト側にかたまっている)の次の攻撃への位置取りに対する意識、確かに女子選手がその位置からレフトまで戻りきるのは難しいと思いますが、せっかくそのボールがセッターに返ってもライト側しか攻撃陣がいなくては(しかも密集状態)逆に相手の3枚のえじきです。3枚ブロックがキル・ブロックしか意味を持たなければその効果は半減するように思えます。

サーブで崩し相手の攻撃をレフトオープンに限定してブロックを飛んだ時点で『連続した流れ』が終わっています。後は誰か何とかして決めて、そんな感じでしょうか。3枚ブロックという”作戦”のように感じます。
少し気になった場面です。

管理人さんなら3枚ブロック後のレフトサイドの攻撃どのように考えますか。
by あさぎね (2009-08-29 21:01) 

古都の侍

こんばんは。

オランダ戦の選評にて、「フリールのようにサイドアタッカーが中→外へと動いて行く攻撃を日本も・・・」と言うことを言及されていましたが、まさにそう思うんですよねぇ・・・栗原、木村、狩野とそう言うことが出来そうなアタッカーが揃っているわけですから、取り入れてみてもいいように強く思うんですよね。

ところで、男子の世界バレー最終予選を見ていると、いろいろ思うことがあるんですよねぇ・・・
まず、セッターの組み立てのよさ。クイックを使って、次はクイック(A)飛ばしてレフトとセンターの間くらいのところからパイプみたいな流れとか、そもそもの試合トータルでの組み立てとか。女子も、クイックを起用してからバックを絡めて行ったらそれなりにいいバレーになってくると思うんですが・・・
2段トスの精度も女子に比べると男子の方がいいように思うんですよね。田辺がオーバーでトスアップしている辺りを見ると、羨望の眼差しが・・・


by 古都の侍 (2009-08-29 21:37) 

rio

>mさん、コメントありがとうございます。最近、バレーの話しか書いてなくて、明日は衆院選の投票日なのになんだかなあって感じです(謎)

ゾルジのコラムは、基本的にはいいところを書く、フォローするというトーンなのに、今回の日本は見ていて相当いらいらしたんでしょうか。JVAの方々に面と向かって言ってやってほしいです。

日本バレーはずっと女子のほうがランクが上ですし、テレビ局のアイドル化戦略もあって人気は高いですよね。WGP程度の大会でも視聴率2桁とって裏番組のサッカーに勝ったりしてますし。

でも、取り組み方として面白いのは男子のほうでしょうね。弱いながら、合理的な強化法を模索して少しずつでも前に進んでいるように感じます。ふだんバレーを見ない人にそこをわかってもらうのは至難のわざですが、私も草の根普及委員としてこっそり活動を続けたいと思います。
by rio (2009-08-29 23:04) 

rio

>あさぎねさん、戦術と作戦だと日本語的には同じ意味になってしまいますので、戦略(strategy)と戦術(tactics)ですね。おっしゃることは私もまったく同感で、「日本バレーには戦略性がない」と言い続けています。

戦略はまさしく「チームとしてどう戦うか」で、そのためには、フォアキャスト(forecast)とバックキャスト(backcast)の両方の視点が必要なんだと思っています。

目標(夢や理想ではなく)をしっかりと設定し、そこに向かって必要なことを積み重ねていく視点がフォアキャスト、目標から逆算して必要なことを洗い出し、取り組みの優先順位や期限を決める視点がバックキャストだと理解しています。

ここ20年間の全日本の歴代の監督たちはみんな、バックキャストの視点がまったくないですよね。

真鍋監督もそうです。「竹下を中心とした北京組を使い続けたら現状維持ぐらいはできるよなー」ぐらいの漠然とした気持ちでやっているとしか思えません。そういう意味では、策士だった柳本前監督のほうがまだマシでしたが、柳本さんも結局、戦略家ではありませんでした。

ご指摘の3枚ブロックですが、その点についても私もまったく同感です。アジアバレーの伝統でもある”拾ってつなぐ”というのは、ブロックのワンタッチが起点になることが多いわけですよね。

いままでのブロックが”システム”と呼べないほどにいい加減なものだったのでワンタッチとった後のことまで手が回らなかったのでしょうが、やっと世界標準のシステムを採用した途端、「で、切り返しはどうすんの?」というレベルでつまずくという…。

しょせん、真鍋監督の頭の中がそういうレベルなんだと思います。ブロックでワンタッチとれればいい、サーブレシーブがきっちり返ればいいなどなど、すべてが”点”の発想で、”面”どころか”線”にすらなってないですよね。なかなかの病理だと思います。

日本はこの20年間、世界のバレーから周回遅れで走っているように思います。カネで日本開催の大会を買っているせいで、「周回遅れで並んでいることに気づかずに必死になっているランナー」みたいな痛々しいことになってます。

などなどの文句はさておき、3枚ブロックでワンタッチをとったのに自陣ライト側にダンゴになってるのは、全日本女子特有(のレベルの低さ)ではないでしょうか。

3枚ブロックに限らず、日本はワンタッチをとったことに全員が満足し、緩慢な動きで相手の守備隊形の完成を許してしまってますよね。そのあとにスパイクを打っているので、決まるわけがありません。

自陣ライト側で3枚ブロックを跳んでワンタッチをとったあとの切り返し方は、欧米チームや男子から学べることがいろいろあるように思います。

たとえば、センターがセッターの動きにみっちりついていって、セッターがボールの下に入ったところを起点にクイックに開くのも一つの方法で、全日本男子はこれをマスターしつつありますよね。男子の場合は、レフトとセンターの間から打つバックアタックを選ぶケースも見られます。

実際に打つのかおとりなのかは別として、相手に↑こういう攻め方があるということを意識すればいいわけですから、”動いてなんぼ”なんだろうなと。

女子でも、欧米系の選手なんかは、ワンタッチをとった後にすごい速さでレフト側まで戻って開いてたりしますよね。サイドライン際まで完璧に戻る時間はなくても、”相対的に左”の位置で打てる体勢をとればいいはずなので、これができていないのは、指導者・選手が必要性をわかってないか、選手がさぼっているか、やろうと思っているのに体力がなくてできないか、その辺りのことが理由なんだと思います。

モトコさんがいた時代までの全日本のように、レフトが普通にクイックを打てるようにするだけでも違う気がします。そうすれば、レフトは真ん中あたりまで戻ればよく、レフトとセンターでAとCのダブルクイックでの切り返しもできると思います。

WGPでの日本は、3枚ブロック以外の切り返しのときでも、ブロードに走ろうとしたセンターがセッターと接触したり、サイドがボールやセッターの位置を計算せずに自分の開きたい位置で開いてしまって打ち切れなかったり(トスが合わなかったり)という精度の低さが目立ちました。

それを少しでも詰めていくには無駄にメンバーを代えないほうがいいわけで、だからほかのチームは、勝っても負けても若手主体で戦い続けたんだと思います。

日本はその時点でまたしても周回遅れ…。3枚ブロックの後の切り返しを考えられるようになるまでの道のりが長そうですねえ。。。
by rio (2009-08-30 00:02) 

rio

>古都の侍さん、男子アジア最終の試合は録画したまままだ見てないので楽しみです。

男子の成長ぶりは示唆に富んでますよね。アテネのときの女子バレーフィーバー時代は、鼻にもひっかけられないレベル。世界バレー2006の時点でもまだ、点取り屋頼みのレベルの低いバレーをしていたわけですから。

それがW杯~OQTと続く流れで世界標準の必要性を理解し始め、北京での惨敗を経て、まともな戦略・戦術を模索するチームへと脱皮したように思います。パニック采配が売りの植田監督ですが、意外と柔軟な思考の持ち主なのかも。

さらに、女子と違って、悪い意味での”イエスマン”がいなさそうなのもプラスでしょうね。越川のように納得いかないことは食い下がるような選手がいることで、日本バレー界にありがちな”思考停止”に陥らずに済んでいるのかもしれません。

女子は…いつ周回遅れに気づくんでしょうねえ。。。いまの位置で必死に走っても、女子がライバルと思いこんでいる相手チームはすべて、1周も2周も前を走っているわけで。哀しいです。
by rio (2009-08-30 00:16) 

o-kun

面白いですね、ゾルジさんのコメント。

6チーム中、日本を除く5チームには今回大会の総括と今後へ向けての見込みみたいのが書いてあるのに、日本だけ総括もないし(つまりは書くことがない)、あげくはアジア(日本)と西洋の文化の話(しか書けない)になるのが、今の日本(女子)を象徴しているような気がします。寂しいですね。

とにかく興行から離れたチーム強化を早く実現してほしい。
それと時間軸をきちんと考えた強化(短期、中期、長期)をやってほしいです。以前も書きましたが、この6年間、ぶつ切れ状態の強化ばかり見せられてきたように思いますので、そこの見直しをお願いしたいです。これは強化サイドの問題でしょうが…。この6年間、いや、せめて北京1年前から今までをきちんと総括し、つぎの3年、7年、11年を、、、せめて3年だけでも時間軸に沿って強化策を考え、実行できる強化サイド、指導者が出てくれれば、と願ってやみません。

選手は皆さん、各人一生懸命やっておられると思います(そう信じたいし、そうだとも思いますし、、、)。私も含めここのブログ等でいろいろ言われてしまっている竹下にしても佐野にしても、個人ではほんとうに一生懸命バレーボールに取り組んでいるだろうと思うのです。もちろん、、セミプロ、プロである選手たちであれば「一生懸命」だけで許されるものはありませんが。ただ、その一生懸命に報いてあげられる強化サイド、指導者(コーチ)サイドにきちんとしてもらいたいです。選手に責任がないとは言いませんが、何でも選手(のレベル)の責任にするのはやめてほしいと思います。この辺を理解できれば、ブラジルを目指す、なんてこと言わなくて、ゾルジに叱られずに済みそうですね。サッカーのオシムが言った「日本は日本のサッカーを目指すべき」をバレーでも見習ってほしいな。「日本は日本のバレーを目指すべき」・・・(アカン、この話題になるとだんだん腹が立ってきてまずいですね…苦笑)

男子の試合、観れてないのです。
なんか面白そうですよね。男子は負けても面白さを感じられるようになりました。取り組みだけでいえば、完全に男子は女子に勝ってますよね。男子はやっと周回遅れを取り戻すべく動き始めているのに対し、女子は周回遅れに気付かず、そのためにちょっと前(といっても1週余分)を走っている各チームに目を向けてあれこれ考えているように見えますね。哀しくも滑稽な姿です。
by o-kun (2009-08-30 10:26) 

to

rioさん、こんにちは。

日本が相手チーム、選手の特性を把握していない、ということは日本のブロックは全く当てにならないということを現しているんでしょうね。ブロックシステムを作るということは、レシーブが相手セッターに正確に返ったときの攻撃を食い止めるためにある訳で、決してサーブで崩したときのためでは無いはずです。全日本では高い3枚が揃っていても何をやっているか理解に苦しむときが多く、この状況では竹下が高いセッターに代わっても何の問題解決にならない可能性もあります。日本が相手チームに先行される傾向にあるのは、相手の攻撃を食い止められないことにあり、ラリーポイント制では最悪の状況です。

この記事とは外れますけど、前の記事でバンチリードの代表例としてイタリア女子代表チームを挙げられてましたが、2007年W杯の日本-イタリア戦を思い出しました。シャットブロックは無いものの、ほぼ全ての日本の攻撃に対してワンタッチを取られ、切り返して決められるという、全日本が真綿で締めるように息の根を止められた印象が残っています。試合後の全日本選手の「何もさせてもらえなかった」というコメントが、シャットされるブロックよりも自分たちの攻撃が通用しないという印象を与えさせるのだと感じます。そういえば、昨日の男子イラン戦で高く上がったライトバックアタックのトスに3枚ブロックが決まったとき、川合氏が「バンチリードですね」って解説しておりました。TBSまで広げるのは止めて欲しいです。

WGPの決勝では自分のスタイルを確立している国の底力を感じましたね。成績は別として、実績を残しているブラジル、中国、ロシアは違うものを感じさせます。ゾルジ兄さんのドイツに対するコメントでもありましたが、今回メダルを取ったけれども世界のトップチームとは感じられない。これはオランダも同じなのかも知れません。

兄さんの記事で、ブラジルを真似をしても...というのは、眞鍋監督の発した1.1秒アタックの報道が影響しているのでしょうか?。今、全日本が行なっていることは別にブラジルの戦術を真似しているとは思えないし(真似しようと思っても出来ないし)、何を元にブラジル真似をしているとゾルジ兄さんが感じたのか良く分かりませんでした。

月バレ9月号の中の眞鍋監督が語った記事はもう目にされているかもしれませんが、rioさんが卒倒するかもしれませんので記述は止めときますけど、眞鍋監督が構想していたセッターが戻ったときに起用されるのか、ブロックシステムは確立されていくのか、横山が故障してしまった状況もあったりして、今シーズンはファンが眞鍋監督の発言を正しく評価するのは難しくなっちゃいましたね。なんか、悩ましい状況にあります。

by to (2009-08-30 11:44) 

rio

>o-kunさん、ゾルジは来日してWGP決勝を生観戦した上でコラムを書いているはずなので、JVAともなんらかの接触を持っているはずなんですよね。

もしかしたら意見を伝えていたりするのかもしれませんが、外野から眺める限りでは、ゾルジが言い続けていることにJVAはまったく耳を貸していないようですね。

全日本女子のここ20年間の強化策は、ソウル五輪でのメダル無し、日立バレーの崩壊とアトランタでの惨敗、葛和体制でのシドニー五輪落選、アテネ五輪後の柳本体制の変質と、4つの大きな曲がり角があって、ぐちゃぐちゃの袋小路に入り込んでいると思います。

何から手をつけていいのかわからないぐらいの惨状ですが、唯一の救いは、アタッカーの人材がそろっていること。そこに優秀な指導者がつけば、事態は好転する可能性を秘めていました。

「いました」なんてすでに過去形で書いてしまうところがずきずき痛みます。

世界標準のバレーを理解・実践できる頭脳と経験があり、データバレーを扱える情報収集・分析力やIT技術を持ち、国際人脈が豊かで、リーダーシップがあり、プロアマの区別なく幅広い声に耳をかたむけられる度量のある人が監督になって、それをJVAが全面的にバックアップする体制を作らない限り、全日本女子は周回遅れのままだと思います。

テレビ局はおそらく、周回遅れでもなんでもいいと思ってるでしょう。テレビ局にとっては、バレーはタレントとタイアップできる興行で、しかも数字がある程度計算できますから。その辺りの関係性に手をつけるとなると、代表監督だけでは到底無理です。

真鍋就任騒動のときに”匿名”で米田さんを矢面に立たせた面々は、ある意味、JVAの体制を変えようとしたのだとは思います。しかし、手法がまずすぎ。もっと賢い人はいないのでしょうか。

男子のアジア最終予選、イラン戦の最後のちょっとしか見られていないのですが、そのわずかな時間でも選手たちがチームの約束事に忠実に従って動いていることが伝わってきました。プレーしている表情も真剣で明るく(ニヤニヤ、ヘラヘラしてなくて)、見ていて好感が持てました。
by rio (2009-08-30 16:21) 

rio

>toさん、おっしゃるとおりだと思います。サーブレシーブが崩れたりラリーになったりしたときの2段トスを3枚で止めに行くためにブロックシステムを整えるわけじゃないですよね。

真鍋監督はサーブレシーブばかり言ってますが、それだと永久に世界に追いつけないと思います。日本の弱点は、攻撃面では「サーブレシーブが完璧に返っているのに一発で決めきれない。崩れたりラリーだとさらに決められない」ことで、守備面ではtoさんがおっしゃる通り「相手の攻撃を食い止められない」ことですよね。

つまり、アタックとブロックに大きな課題を抱えているのに、”サーブレシーブ神話”にすがって思考停止しているように思えてしまいます。返球率が65%でもブラジルに惨敗するわけですから、いい加減気づけよ!って感じです。

W杯07のイタリアは(日本戦しか見てないですが)、局面に応じてバンチとスプレッドを使い分けるリードブロックを採用していたように思います。それに応じてレシーバーも細かく位置を変え、ワンタッチやたとえ抜けてきたボールでもきっちり上げてましたよね。

ブロック技術がすぐれていることももちろんですが、そういう細かい判断とそれをすぐに実践できる習熟度の高さ、つまり”バレーをよく知っている”チームだったと思います。

試合ごと、セットごと、局面ごとに応じたきめ細かい対応は、日本にはまったく見られませんね。やろうとしているフシはうかがえますが、選手がそのレベルに達していません。なかでも試合を組み立てなければいけない竹下の身長以外の最大の弱点が”状況に応じた柔軟な対応”ですから、どうしようもないと思ってしまいます。

ドイツはまだ世界トップレベルではないと思いますが、そこに近づく可能性を秘めているように感じます。オランダと比べても平均年齢が若いですし、なにより、今年20歳?のセッター・ハンケは脅威です。ゾルジも「これが打一歩になる」というような希望的な言葉でしめくくってましたよね。

”ブラジルの真似”についてゾルジが触れたのは、90年代半ばから、全日本男女とも「ブラジルのようなバレーを目指す」とずっと言い続けているからだと思います。

特に、柳本前監督は「ブラジルを超える高速立体コンビバレー」と言い続けていましたし、真鍋監督もそれを踏襲しています。ただ、”高速”の定義が違っていたり、”コンビ”を組み立てるうえで必要な能力が、前セッターのフォフォンと竹下とでは大きな差があったりして、真似をしているようにすら見えない(哀)というのが実情なのではないでしょうか。

月バレ、実は今日も図書館に行ってきたのですが、またしても誰かが閲覧中でした。先日、絶対すいてる!と確信をもって行ったときには、私と同世代ぐらいの女性が熱心に立ち読みしていました。

なんか北京五輪以来そんな感じで、バレーへの関心度は少し高まっているのかも。月バレを出しているマエケンさんとこの出版社は、図書館で読まれてもちっともうれしくないかもしれませんが(笑)
by rio (2009-08-30 16:48) 

poo

どうでもいいところではあるんですが、東洋と西洋~ のくだりはちょっと解釈が違いますかね。
「行動様式が違う?んなこたわかってんだよ。俺は複雑な生活様式の話をしてんじゃねぇ。あくまでスポーツへの取り組みの話だ。」
だと思います。
その次は、どこかの国の後追いとか以前に、
「工夫もせず毎年毎年同じようなことやりやがって」
と言っているようですが、後の文を見るとその「同じこと」がいわゆる後追いってことなのかもしれません。

大変興味深く、勉強にもなったのでなんかコメントしようかと思ったわけですすが、当方にわかなものでこんな重箱の隅つつきしかできず申し訳ありません。







by poo (2009-08-30 18:22) 

犬中

rioさん こんばんは。

最近はバレーの事を考えると、夜も眠れません・・・苦笑

男子は着実に前に進んでいるようですね。それに比べて女子は・・・

前に月バレの植田監督と眞鍋監督の対談で、
「眞鍋さんがやりたいバレーが出来れば必ず女子は結果が出る」
と、植田監督が仰っていましたが 今でも思っているんでしょうかね?
それとも眞鍋監督がやりたいバレーってのは、まだ全然出来ていないのでしょうか?
無駄な事して一年一年過ごすなら監督を辞退してほしいとさえ最近思うようになってしまいました・・・
北京までの四年間、そしてロンドンまでの四年間。八年の無駄だけは本当に勘弁しておくれ!という感じです。
by 犬中 (2009-08-30 22:39) 

古都の侍

こんばんは。

馬に投票してみた結果、自民党と一緒に“大惨敗”した古都の侍です・・・今日の新潟記念は自信があったんですけどねぇ。
阿呆、じゃなくて麻生坊ちゃまが就任した時にすぐに選挙をしていれば、“半馬身差”くらいの敗戦で済んで、ここまで自民党が5馬身差以上と言えるような惨敗することもなかったでしょうね。
民主バカ勝ちの理由は間違いなく、自民党の跳ね返りですから、民主党も自分たちの力で勝ったと思わないで(誤解しないで)もらいたいですね。“謙虚”にお願いしたいと思いますよ。
まぁ、とりあえずは“二大政党制”への一歩だとは思いますけど。

周回遅れも続くと、空恐ろしいことが待ってますよねぇ。と言うか現在既に、もう恐ろしく変なことになってますが・・・
アジア選手権でどういう選手起用をするのか解りませんが、また北京組を中心に固めるようだったら、お終いだと思います。このままだと、横浜・工藤よろしく、46歳とかまで竹下がトス上げてそうな気配が(そりゃないだろうけど)・・・。

07W杯vsイタリア、サーブレシーブが完璧でAキャッチがバシバシ入っているのにアタッカーが決められず(ワンタッチを取られ)切り返されていましたね。
当時記録しておいたデータを見ると、
【サーブレシーブ成功率】66%
【アタック決定率】栗原→25% 高橋→20% 木村→33% 荒木→19%
とありました。
因みにその試合の実況曰く、「日本の今日のバレーの形としてはいいんですけどねぇー、悪くないんですけどねぇー」と言っていましたからねぇ。
イタリアのデータを記録しておかなかった(どこかに紛失したかも)のが痛恨の極みです。


by 古都の侍 (2009-08-30 22:57) 

ダゴ

rio様

日本のバレー界はやっぱりこの興行的部分で成り立っている構造が問題なんですよね。しかしその構造しかないためにそれにそった監督選び、コーチング論(があればですが)しかないのではと思います。

真鍋監督ももし日本バレー界全体が任期にはなんでもしていいよ、というのであれば色々したいのではないかと信じたいですが。

アメリカバレーには皆さん興味もなければ、関係もないでしょうけど、実業団というものがないために、大学が日本で言う実業団で、そのあとはトップレベルのプレーヤーだけが海外で生計を立てるというしくみです。実はナショナルチームの監督よりも給料は大学のトップチームの監督のほうがいいと言われているほどです。だから、名門の大学コーチから監督選出したくても予算がなくて出来ないという事情もあります。

で、今の全日本チームに必要なものはセッターとリベロ。しかもセッターは放り投げて打ってみろ!的なセットではなくて、戦術/作戦をもったセッターが必要なんですよね。どこかで見ましたが、今のゲームは20点弱まで競っていってからの、どうやって最後抜け出してそのゲームを穫るか、にかかってくるのにそれを理解している気配をあまり感じないセッターではね。その辺を考慮しつつアタッカーに打ち易い(これはセットの質もだし、相手ブロックの揺さぶりもだし、ここぞという攻撃を導く)トスをあげてくれる選手が必要なんですよね。

で、もちろんここまで言ってしまうと、世界最強セッターでは駄目なんですよね。ひどいことを言うようですが、性格も駄目そうだし、頭脳もなさそうだし、精神力もなさそうだしね。背が低いとかシドニー失敗とかのトラウマがあるのかもしれませんがね。だって、戦略とか作戦ではなくて、自分のトスがあげ易い選手にあつめていません?世界最強セッターさん。なぜそうなるんでしょうね、チームとして勝つのではなくて、そこには僕からしてみると非常に個人的なゴールしかみえないんですが。(あの恐ろしい)中田なんか新人モトコさんにこんなトス打てない!と言われて、山田監督に諭されて、打ち易いトスを猛練習したっていうんだから、才能のあった中田でさえそこまでしているのに、とがっかりしちゃいます。小さくてがんばっているのは認めるけど、結局は自分がどうやってレギュラーになるかしかないんですよね。それはアテネ/北京で終わったんじゃないのか?と真鍋監督も思って選出したら、全然そうにはならなかった、チャンチャン的な感じだと思います。そこをはっきりさせないでチームに呼んだ監督責任(選手管理術)のほうに罪はあるとは思いますがね。

女子はイチコさんと久美さんとヨーコさんが合体したぐらいの監督が本当はいいのでしょうけど、ま無理ですよね。

ブラジルに追いつくのは不可能です。ブラジルの女子のナンバーワンスポーツがバレー。(ん?日本もかな?)とにかく基礎が全然違う。それはゲームを見ていてもすぐにわかりますよね。じゃーその基礎作りから中学とか高校で取り入れるのかといったら、そんなことはどこもやっていなくて、学校スポーツは勝つことありきなので、“早いトス”で高校総体とかで優勝できちゃうわけですしね。学校のバレーは高校までは本当にどれだけ基礎をしっかりやっていくかだと思うんだけど。

そうそうOHがどれだけプレー中に反復的に素早く開いて最後のスパイクまでもっていくかとか、そういうのが日本には必要なのになーと思っちゃいますよ。やばいやばい非常に愚痴っぽくなってきましたのでこの辺で。
by ダゴ (2009-08-31 06:24) 

keychain

http://www.fivb.org/vis_web/volley/wwc2007/pdf/P3-027.pdf

古都の侍さま、

はじめまして。いつも興味深くrio様のブログを拝読しています。
こちらでのやりとり、「そうだそうだっ!!」などと心で叫びつつ、とても楽しみにしています。

コメント中の「ワールドカップ2007 イタリア戦のデータ」ですが、これではないかな?と思うページを見つけました。上記URLよろしければご覧下さい。ご参考まで。
by keychain (2009-08-31 14:59) 

m

rioさん、お返事ありがとうございます。
前の記事で選挙の記事を書きたいとおっしゃっていたので、実は楽しみにしてたりします^^衆院選は前評判通り、いや、それ以上に民主党の圧勝でしたね。
なんかなぁと思ってしまう私は、ひねくれ者なのでしょうか。

バレーの草の根普及、知識を蓄えて、地道に育つよう精進したいです。




by m (2009-08-31 18:56) 

rio

>pooさん、ご指摘ありがとうございます。記事を訂正しました。また、いろいろなことでコメントしてくださいね。
by rio (2009-09-01 21:34) 

rio

>犬中さん、植田監督は真鍋監督の後輩ですからねー。旧態依然の体育会ノリが幅をきかせている日本バレー界にあっては、滅多なことを言えないのではないでしょうか。

真鍋監督のやりたいバレーをこの3ヶ月から判断するに、「サーブレシーブ返球率が100%のバレーで木村が出続けていること」ですね。なんかむなしいです。

by rio (2009-09-01 21:44) 

rio

>古都の侍さん、麻生に就任直後に解散するかしこさがあれば、自公政権がまだまだ続いていたでしょうね。そう考えると、あの麻生のあほさが日本を救った可能性があります。

マスコミがいろいろ好き勝手いってますが、2大政党制はもともと”どっちがいいか”を選ぶものじゃないですからねー。”どっちがイヤか”を選ぶのが本質です。なので、アンチ自民=民主大勝となったのはとても健全だと思います。

日本がサーブレシーブをどれだけがんばっても世界に勝てないことに気づいてないのは、JVAな方々だけだと思います。合掌。
by rio (2009-09-01 21:52) 

rio

>ダゴさん、アメリカの話、私も含めてみなさん興味あると思いますよ。このコメント欄でも、area71さんが時々アメリカや中国や欧州の話をしてくださるのでとても勉強になってます。

竹下の性格はよくわかりませんが、頭脳面とメンタル面はだめですね。もう何年も、戦略・戦術が理解できていないことと”テンパリのテン”っぷりを指摘していますが、経験を積んでもまったく変わりませんから。

真鍋監督は就任時にゴタゴタもめたうえに、頭の悪いJVA幹部に世界バレーで結果をださなければクビにするようなことを言われ、すでに保身に走っているようにしか思えません。あんまりこういう言い方は好きじゃないのですが、誰のためにバレーやってんの?って感じです。

監督も選手もJVAも口だけは「ファンのおかげ」を繰り返しますが、少なくともいまの女子バレーは、ファンのほうを向いているとは思えません。自分たちの論理に内向きに閉じこもって、監督も選手も保身に走っているというのが現状ではないでしょうか。

部活主体の取り組みはとっくに行き詰っているのに、JVAはまったく無策ですよね。なのに、バレー界の方々はそのJVAの”政権交代”すら実現できない状態。

学校レベルで強化するためには、貝塚なんかにちょろちょろ集めるのではなく、春高バレーをU-18の大会に変え、クラブチームの参加を認める改革を行うしかないと思います。部活の大会は高校総体だけでよいのでは…などつらつらと考えています。
by rio (2009-09-01 22:08) 

rio

>keychainさん、データのご紹介ありがとうございます。男子もそのうち書きたいと思います。
by rio (2009-09-01 22:11) 

rio

>mさん、選挙の話、書き出すと長くなりそうです。なんせ、選挙放送ガン見歴とバレーの試合ガン見歴、同じぐらいですからねー。小池百合子の復活が残念です。
by rio (2009-09-01 22:14) 

ダゴ

rio様

やっぱりここは外国人監督でぶっ壊してもらわないとJVAとか。

ま、おそらくJVAの雁字搦めな政治色が強いことは海外でも有名で誰も来たがらない、もしくは高額を要求されるのでしょうね。

確かにもっと(以前の男子のように)弱小になればぶっ壊しできやすそうですけど、中途半端にトップ10に日本女子チームがいるために改革なんて男子ほどできませんね。しかも今のタレントがそろいそうな選手でどん底にはやっぱり落ちてほしくはないし。

今期久美さんの行くイタリアチームにキリロワ選手(懐かしすぎですが、ソウル五輪の旧ソ連・パルフォムチェック選手)が現役復帰するそうです。しかも同チームには五輪翌年に久光で小(大?)金を稼いでいったローガン・トム選手も移籍だとか。ということで、おそらく日本のVプレミアリーグに良い選手がやってくるのは五輪翌年しかないのかも知れません。

そして、またまた関係なしですが、元アメリカナショナルチームのセンター、ポーラ・ワイショフ氏(ダイエーでもプレーした)がカリフォルニア大アーバイン校で今期から監督になり、いきなりチームを全米トップ20に揚げています。確か彼女は大学2部で監督をした学校を優勝争い常連校にして、実力を認められての今回の就任です。ちなみにアメリカナショナルチーム研修中の小林氏のブログの写真で姿確認できます。背がやっぱり高いです。

アジア選手権はどうなりますかね。




by ダゴ (2009-09-07 07:18) 

rio

>ダゴさん、私はこのブログでも何度も書いているのですが、現時点では外国人監督に反対です。

外国人監督を呼んで来るぐらいなら、女性監督や女性コーチを養成するべきだと思っています。知名度だけで任命するのではなく、高等教育機関でスポーツ科学やコーチング学をきちんと学んだうえで、指導経験を積んだ女性監督に代表を任せるほうが将来につながると思っています。

発展途上のチームで日本人を含む外国人監督が活躍している(いた)ケースはたくさんありますが、世界トップレベルでの成功例はアメリカ女子ぐらいしかないのではないでしょうか。

ロシア女子はカプラーラを招いて大失敗し、W杯07の出場を逃し、北京五輪でも準々決勝で敗退しました。ポーランドも第2集団の後方から前にあがろうとボニッタを招聘しましたが、これといった成果を出せずに終わっています。

やっぱり、バレーの伝統や実績がそれなりにあって、なおかつ民族意識の強い国では、外国人監督は難しいと思います。プロ野球ですら、いまだにバレンタインが”例外”ですし。

そんなわけで、私は日本の指導者たちにもっと汗をかいてもらって、選手に要求する何倍も必死になって努力してほしいと思っています。知名度だけでメシを食おうとするような輩をふるい落とす仕組みも必要だと思います。

それと、選手たちは3年単位ぐらいでもっと海外に出て行ってほしいですね。荒木みたいに試合に出られないと意味がないという意見もわかりますが、エリートとしてぬくぬくとバレーをやってきた選手たちにとっては、試合に出られなくても得るもののほうが大きいと思います。

まあ、どこぞのリベロのようにびびって帰って来て「2度と海外に行きたいとは思わない」とか言うようになると困りものですが、海外でのプレー経験は、ほとんどの選手にとっては引退後の人生にもプラスに働くように思います。
by rio (2009-09-08 00:53) 

古都の侍

2度目のこんばんは。

今シーズンで契約が切れるバレンタイン監督ですが、確かに優勝した時は人心掌握が出来ていたように感じます。ただ、優勝以後失速したのはバレンタイン監督が日本に順応していこうとしなかったことと、それ以上に彼の側近に彼の暴走を止める役割の人がいなかったことが原因だと思います。
むしろ、バレンタイン監督よりも日ハムのヒルマン監督の方が日本に順応していた気がしますよ。初期のころこそアメリカ流を通そうとしましたが、日本流に考えをあらためて行ったことからチームが良くなっていき、優勝し、そして今の強いチームの下地も作ってしまいましたから。
因みに、ブラウン監督はベースを投げるのが仕事です(違)。

どういう競技でもそうだと思うんですが、やはり日本はコーチを育成するシステムに重大な欠陥があるように思うんですよね。
その辺りをもっと真剣に考えていくと、日本のスポーツ界の発展につながると思うんですが・・・

>私は日本の指導者たちにもっと汗をかいてもらって、選手に要求する何倍も必死になって努力してほしいと思っています。知名度だけでメシを食おうとするような輩をふるい落とす仕組みも必要だと思います。
↑ホントに、私もそう感じます。

by 古都の侍 (2009-09-08 01:26) 

ダゴ

rio様

確かに日本のコーチング陣に海外修行をしてもらいたいですね。小林さんと久美さんぐらいですよね?僕も素人でなければ、アメリカとかイタリアとかブラジルに研修行きたいぐらいです。

英語だけではなくて、やっぱりバレーならばイタリア語かポルトガル語を学ぶぐらいのガッツがある人いないんですかね?

朗平監督がアメリカで勉強したからか、アメリカの大学には結構中国からのコーチ(助手的立場ですが)とかいますよ。しかも、一緒にというか中国から選手を留学させていることもしばしば見受けられます。ま、実際にはそういった選手は中国ナショナルに入れなかった選手もしくは、バレー人生だけでは終わらせたくないみないな感じの選手っぽいですがね。

ま、誰も興味はないでしょうけど、お勧めのアメリカの大学監督は、ワシントン大のマクラリン監督、スタンフォード大のダニング監督、ネブラスカ大のクック監督、ペンシルバニア州立大のローズ監督、それから最近一押しのポーラワイショフ監督(カリフォルニア大アーバイン校)です。ワイショフ監督以外はおそらく、勝手な憶測ですが、大学監督の給料が良すぎるためにナショナルチームには今のところ行かない監督たちです。ま、大学もNCAAのスポーツは広告塔の意味もあるので縛っているものとおもられます。

確かにご指摘の通り、外国人監督で成功例って少ないですね。昔ではペルーとかドイツ(成功ではないですかね?)かもありましたけど。伝統スポーツではないとやりやすそうですけど、日本バレーではやはりそれは難しいですよね。

僕自身は荒木のように海外にレギュラー確約無しに出て行った選手は尊敬しますよ。勇気のあることだし、そのくらいのハングリー精神じゃないと海外ではやっていけないと思うし。え、リベロの人ってそんなこと言っているんですか?ナショナルチームから仲良しセッターと一緒にでていってほしいですね。そういった意味では日本ではリベロがまずどんどん海外に行くのがいい流れを作るのかもしれませんね。スペイン移籍の吉澤選手はどんなポジションになるのでしょうね?
by ダゴ (2009-09-08 06:41) 

KGB

ゾルジの原文、読みました。目と鼻と口から涙が止まりませんでした。

きっと彼は、日本がちゃんとやればこんなチームにはならないはずだと思ってるんでしょうね。
アジア選手権はスタッツのみですが、もう応援する気力さえ奪われそうです。せっかく新体制に備えてCSに加入して、レコーダーまで買ったのに。。。

小牧での男子の試合、見てきました(思いっきり写ってました^^;)
何で同じ日本でここまで違うのか、ワクワクしながらの観戦でございました。
by KGB (2009-09-12 22:52) 

rio

>古都の侍さん、お返事が遅くなってすみません。

そうですね、ヒルマン監督がいました。プロ野球を見なくなって久しいのですっかり忘れておりました。ただ、先鞭をつけたのはやっぱりバレンタイン監督なのでは。最初でこければ後はなかったはずで、そういう意味では彼は監督界の野茂(←ややこしい)と言うべき存在なのかも。

コーチを育成するシステムでは、野球の影響が大きいような気がします。プロ野球では、なんだかんだ言って”名選手”でなければ監督になれない仕組みになってますよね。

野球の場合は分母が多い=名選手の絶対数も多いので、そういう理想的な監督選びができるのでしょうが、ほかの球技では難しいはず。なのに、日本ではほとんどの場合、名選手でなければ選考対象になることすら難しいのが現状ではないかと。

それでも、元名選手たちがコーチングを1から学ぶ謙虚な姿勢をもっていれば別なのですが、昔の名前で出ています(古)な人もけっこういるわけで。

と、毎回同じことを言ってみても、バレー界内部から自己改革の動きがほとんど起きてこない現状ですから、外野の口出しもしょせんはごまめの歯ぎしりなのかもしれません。
by rio (2009-09-13 23:04) 

rio

>ダゴさん、海外のコーチング修行といえば、重要なあの方がおいでです。そうです、全日本男子の暗黒時代を築き上げてくれた田中幹保さんです。

海外でコーチングを学んできたということで箔をつけ、鳴り物入りで代表監督に就任した直後から、目を覆いたくなるような試合ばかりでしたよね。海外に行ったというだけでありがたがってしまう舶来モノコンプレックスを目の当たりにした出来事でした。

指導者としては、ガイチがどこかに2年ぐらい行くんですよね。コーチングを学ぶということを掲げているので、ちょっと期待をしています。

一方、中田久美のイタリア行きはかなり微妙だと思っています。彼女は、表向きは即戦力のコーチとして行っているわけで、コーチングを学ぶことがメインではないですよね。

現地の言葉も英語もできず、理論を体系的に学んだこともなく、リベロ制・ラリーポイント制も経験していない人が、名選手の肩書きだけでいきなり実践から入っているわけで、まず指導される選手たちが気の毒だと思ってしまいます。

モトコさんが以前、テレビで語っていた話を思い出します。現役時代に困ったこととして、サーブレシーブの練習時に往年の名選手たちがいきなり体育館に現れ、あれこれとダメ出しをしながらサーブを打ち出したそうです。

しかし、そのサーブは古い&年齢的な衰えでヘロヘロのフローターでしかなく、まったく練習にならずストレスがたまったのだとか。その教訓から、モトコさんは引退後、練習を手伝うようなことがあっても、口頭でアドバイスする以外は球拾いなどに徹していると言ってました。

中田姐さんがどんな指導をしているのかわかりませんが、セッターの繊細な技術や込み入った戦略・戦術の話を伝えきれているのかどうか…。選手たちは中田久美の現役時代を知らない(たぶん名前も知らない)わけで。

女子ではもう一人、吉原が本気で代表監督就任を目指して勉強を始めてますね。彼女は筑波大学院へ行くところから始めましたから、道順としては中田よりも正解ではないかと。

いずれにしても、彼女たちが先駆者となって女性監督の道を大きく切り開いてくれれば、女子選手たちのバレーに対する意識も変わってくるように思います。バレータレント枠はもはや飽和状態ですから、バレーに熱中している少女たちに夢を持たせるには、「Vリーグ・代表入りから引退後は指導者へ」という成功モデルを作ることがベストですよね。
by rio (2009-09-13 23:25) 

rio

>KGBさん、なんとバレー放映デビューですか!小牧の試合、録画したのですが、まだ見ていません(ダメ どの辺りに映っているのかぜひご一報くださいまし。

ハ○ても大丈夫というその丸顔っぷりを指差し確認してうらやましがりたいと思います。あ、私はまだぜんぜん大丈夫なんですが(念のため

それにしても、真鍋監督の期待の裏切りっぷりには呆然としてしまいますよね。ファンに見せるためにやってるという基本線をまったく忘れているんじゃないかと思ってしまうぐらいです。

ファンは結果を求めているわけではなく、柳本時代後半の閉塞感を打ち破って、新しいスタイルを見せてほしいと思ってるわけですよね。なのに、なんだかよくわからない選手選考と選手起用で目先に勝利にこだわりつづける真鍋監督。目線がファンではなく、JVAのほうにしか向いていないと感じています。
by rio (2009-09-13 23:32) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。