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川越といえば…イモ? [これはいいね]

                       うへへっ
          DSCF0051 怖い顔 大.jpg

なんか川越とかいう辺りがはやっているらしいと聞いて行ってきました。埼玉初上陸!です。川越といえばイモ。それしか知らない私は、なんで流行ってるのかもよく分かっていないままにそぞろ歩く旅でした。

           歩いているうちに、どうやらこれ↓っぽいというものに出くわしたのですが、
           DSCF0012 時の鐘2.jpg
   
みなさまのNHKの朝ドラを見る習慣がないので、なんで30人規模のツアーがこの辺りでたむろしていたのか、やっぱりよくわかりませんでした。

わからないことばかりでも、天気がよく、さほど暑くもなくて、絶好の散歩日和。川越は「小江戸」と自ら名乗ってしまう控えめさが売りですが、あちこちで写真を撮っていたおばちゃんグループは「これだとさ、写真見せて『京都に行ったんだよ』って言ってもわかんないわよねっ!」とはしゃいでおりました。がんばれ川越[失恋]

でも確かに、絶滅した江戸よりも、現存する京都を思い起こさせる風景があちこちに残っているのです。

                      たとえば水路の鯉↓ 
                DSCF0025 水路の鯉.jpg
 
                    たとえば老舗の和菓子屋↓
           DSCF0003 亀屋.jpg

                   たとえば店の奥の座敷↓
           DSCF0029 昔の家.jpg

みやげ物も名産のイモ系やセンベイ系を中心にあれこれあって、見ているだけでも飽きません。ただ「店内すべて1050円」といういい加減な(そしてあちこちのいい加減な観光地で増殖している)売り方だけは興ざめなのでやめたほうがいいと思います。

などと少しばかり悪態…じゃなくてご注意申し上げつつ、ふらふらと足の向くまま気の向くままに喜多院へ。たいして期待もせずに拝観料400円也を払って入ったのですが、なんとこれがこの日いちばんの当たりでした。

江戸城から移築したという徳川家光用のベビールームや春日の局用のメイクルームなんかがあって、思わず、子どものころにみたNHK大河ドラマ『春日の局』を思い出してしまうわたくし。あのドラマのなかでNHK的にはぎりぎり(=民放的には余裕)のセミヌードを披露した大原麗子は先日、はかなくなってしまいました(合掌)。

それはさておき、院内には重要文化財がてんこ盛りで、そのため撮影不可でした。仕方ないので、部屋から見える日本庭園をあれこれと写してみました。

                      たとえばこんな感じ↓
            DSCF0042 喜多院の庭3.jpg

画像を小さくしすぎてよく見えなくなってますが、縁側にはアベツクが座って春の猫のようなたたずまいでありました。

                       縁側の建物はこれ↓
            DSCF0043 喜多院の庭2.jpg

この赤や緑の茂みの向こうに見える切妻屋根の下の縁側ではアベツクが座って春の…(←しつこい)

                写真を撮った場所がこちらの奥の縁側↓
            DSCF0035 喜多院の庭7.jpg

写真を撮った場所を写真に撮って残そうとしているややこしいわたくしの2メートルほど右の縁側でアベツクが…(←もういい)

               気を取り直してもうひとつ別の日本庭園がこちら↓
            DSCF0038 喜多院の庭6.jpg

この写真を撮ることのできる縁側をずずずいっと突き当たれば…観光客用の便所でした。んー、アベツクか便所か、さすが喜び多き喜多院(謎)

喜多院のすごさはこれだけではありません。400円の拝観料で、境内の茶店の横にある500羅漢も見ることができるのです。算用数字を使うとちっともありがたみがわきませんが、なんせ冒頭の写真のようなおっさん地蔵が500体以上も並んでいるのです。400円の拝観料のおまけコーナーじゃなかったらあんまり近づきたくないマニアックさです。

                      たとえばこんな感じ↓
            DSCF0049 ずらっと.jpg

                          アベツク↓
            DSCF0054 ナイショ話.jpg

                    ↓それを見ているわたくし
                 DSCF0050 鼻くそほじり.jpg

                   けっこうなお散歩でございました。


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古都の侍

こんばんは。

バッチリと、“録画”で毎日朝ドラを楽しんでいる私です・・・

どうやらしばらくは旅行に行けそうにない状況に陥ってしまったので、秋は近場の川越に日帰りで・・・と思っていたら、先を越されてしまいました。
なるほど、喜多院ですか。さっそくメモしておきたいと思います。

しかし、rioさんの人間観察(含むお地蔵さま)は今回も冴え渡っていますねぇ。お地蔵さまの中にさえ、カップルまでも見つけてしまうんですから。
これがネオン街だったら「アタシィ~、もぅ歩けなぁい~」とか言ってるんでしょうかねぇ(罰当り)。

ところで一番最初の写真のお地蔵さま、柄本明に似ている気がしたのは私だけでしょうか?

by 古都の侍 (2009-09-08 01:08) 

あすか

日本庭園いいですねー。
紅葉や桜の彩もいいですけど、苔や植木の緑だけの景色も
私は好きです・・・縁側もいいですよね。
by あすか (2009-09-08 10:15) 

area71

日本以外の国では見られない風景てんこ盛りですよね。
写真で見ると、本来普通、一般的に見られるはずの日本の風景なのに、
今はそれを目にするのが難しくなっているので、とても貴重なもののように見えてきてしまいます。

この通りのあるほど近いところに宿泊したことがありますが、
一本道を隔てると、地方都市特有の何とも言えない“普通”の商店街があるのも不思議な感じでした。
by area71 (2009-09-08 17:57) 

rio

>古都の侍さん、NHKの朝ドラって、見る人と見ない人がぱっきり分かれますよね。私が、歴代の朝ドラの中で唯一”ある程度”見たのは、黒柳徹子のオカンの話『チョッっちゃんが行くわよ』だけでした。

川越のポテンシャルはかなり高いように感じました。NHKのブームが終わった後もうまずたゆまずがんばれば、埼玉随一の観光スポットになりそうです。埼玉はこれといった観光地がほかにありませんから、がんばってほしいなあと。

羅漢さんたち、でこでこだったりんでんでだったりもうなにがなんだかわからない状態で、最後の写真なんか鼻くそほじくってますから。そやつの膝に賽銭を載せた人、鼻くそがうまくほじれないんでしょうか。
by rio (2009-09-08 22:06) 

rio

>あすかさん、苔の美しさを愛でるのはなかなか年季がいりますよね。北海道に原生しているひかりごけはご覧になったことありますでしょうか。
by rio (2009-09-08 22:09) 

rio

>area71さん、以前、「こっちの国の方々に見せる日本ぽい写真を意外と持っていない」というようなことをおっしゃっていたことを思い出し、純和風なものを集めてみました。すでに訪問済みでしたか。

「水路の鯉」なんかは、西洋人にはない発想かもしれませんね。「水」に対する概念がそもそも違いますから。

川越は観光地になりきってないところがいいですね。市民の生活の中に観光価値のあるものが点在するという感じ。「小江戸」などとへりくだらず、「大川越」ぐらいの気持ちで売り出してほしいです。
by rio (2009-09-08 22:18) 

あすか

ひかりごけ、見たことないです、いつかぜひ見に行きたいです・・・。
最後の写真、鼻をいじっているのですかーおもしろいですね!
by あすか (2009-09-09 13:23) 

YM

ひかりごけといえば、もう20年位前になるでしょうか、私も見たことがあります。
ネットで調べても出てきませんが、関東の北の方でしたよ。 車で行ける所。
洞窟がたくさんあって、どこをのぞくもな~んにもない。
“詐欺じゃん!”思いながら、うっすら見つけた苔らしきものを無理やり“ひかりごけ”と認識して帰ろうとした時、見知らぬおじさんが、“見られたかい? そこじゃないよ、こっちを覗いてごらん。”って。
覗いてみるとそこには緑色に光っている箇所が。
周りもちろちろとその物体を撒き散らしたように、ボワーッとまさしく光っておりました。
いくつかの洞窟にありましたよ。 きれいでした。
ハイ、詐欺ではございませんでした。

今はもうなくなったのかもしれませんけどねえ。
by YM (2009-09-09 15:34) 

rio

>YMさん、関東でもひかりごけが見られたんですか!知りませんでした。探してみたいと思います。

私は北海道の知床で見たのですが、あれって最初は「ん?」って感じですよね。私も、わざわざ来たのにこれ?とがっかりして帰ろうとしたときに立て看板を見つけ、その指示通りに見てみたところ、いきなり光り輝きだしたのです。

どうやら、光の当たり具合で変わるそうですね。なので、時間帯や天候によって見る位置が違うのだとか。いまでもあの光は印象に残っています。
by rio (2009-09-10 21:52) 

クインビー☆メルシ

イモ・・・アベックという文字に引き寄せられました!
このカタカナ二文字が浮き彫りに見えて仕方ありません(笑;)

庭園のカクカクした植樹・こんもり丸いつつじ?お地蔵様に付いている苔がマニアには、たまりません。職人さんのこだわり庭園を(何故か・・後ろに手を組みながら)上から下から遠目からと、じっくり見てみたいです。
秋深まる頃も綺麗なんでしょうね!

鯉は池だけではなく水路にもいるんですね~京都にもそういうところがあるんですね?

老舗の和菓子屋さんも、とってもとっても興味がありますが店内全て〇〇〇円はちょっと退いてしまいますね。。。残念です・・・

rio様、網戸の季節ですね♪先日、早速張り替えました。
by クインビー☆メルシ (2009-09-17 15:56) 

rio

>クインビー☆メルシさん、 写真の老舗の和菓子屋さんはちゃんと値段がわかれてました。ややこしい記事ですみません。

喜多院の日本庭園は縁側をずっと歩けるようになっているので、後ろ手に組みつつ眺めるにはうってつけです。さらに、庭園のある屋敷と喜多院の本堂が太鼓橋?のような橋でつながれています。着物で訪れてそこの主のような気分にひたるのもいいかもしれません。

水路の鯉、京都のどこにあるのかと聞かれればすぐには思いつかなかったりするのですが、でもどこかで見た印象が強い不思議な風景です。
by rio (2009-09-18 21:39) 

asou

割り込んですいません。
水路の鯉というと思いつくのは、「小京都」津和野ですか、ベタですが・・・
鯉がいるのは掘割の方で、生活用水を流す方にはいない、そうです。↓
http://www.tcp-ip.or.jp/~sugiyama/tabi/4koku9shu/yamaguchi/hagi_tsuwano_2.html
by asou (2009-09-19 13:53) 

ひげみかん

初めまして。へっぽこママさんバレープレイヤーです。
バレーの話題にはついていけないので拝見するだけでしたが、ひかりごけに反応して出てきてしまいました。

川越からもほど近い、比企郡吉見町(ひきぐんよしみまち)に「吉見百穴」と呼ばれる横穴墓があります。むき出しの岩山に、ボコボコと穴が空いている状態ですね。この穴に、ひかりごけが自生していて、国の天然記念物に指定されています。

埼玉県に住んでいる小学生なら、必ず一度は見学に行くスポットです。私も行きましたが、ひかりごけが光っていたかどうかは覚えておりません(汗)

「百穴」の読み方について、私は「ひゃっけつ」と習いましたが、地元出身の友人は「ひゃくあな」だと言います。先ほど吉見町のHPを見たら、しっかり「ひゃくあな」と書かれていました。

埼玉県の出身ですが、川越を訪ねたことがないまま大人になりました。今は高尾山を擁する某市に住んでおります。子どもを連れて何度か川越を訪ね、楽しい時間を過ごしました。喜多院は見応えがありますね。

これからも、楽しみに拝見させていただきます。

by ひげみかん (2009-09-20 00:40) 

子豚のこむぎ

rioさん、こんばんは。

最初の写真、口元が笑っていても、目がこちら側の心の奥底を「ほんとにそうかぁ~」って追求しているようで、ちょっと恐いって思って拝見させて頂きました。うっかり、秘密を暴露しそうで…その為に耳が大きいのでしょうか(笑)

水路の鯉は、私も津和野を思い出しました。「○○の小京都」ってフレーズに誘われて「源氏巻」という和菓子のおみやげを何枚も買った記憶がありますよ(笑)

500羅漢も、不気味で味わいがありますね(笑)
それぞれの表情が違うので井戸端会議をしているようです。声が聞こえればさぞかし賑やかに噂話に花が咲いてるように妄想するのは、rioさんの写真がナイス(古っ)だからでしょうね。

カップルじゃなくて、アベックと書かれたのは、私(達)への配慮でしょうかね~(笑)


by 子豚のこむぎ (2009-09-20 02:56) 

YM

そうです、そうです♪

“吉見百穴”でした。
すっきりしました。
ひげみかんさん、ありがとうございました。


by YM (2009-09-20 12:54) 

まりふぁな

どぉでもいいハナシですが、1枚目の写真が「福耳のヤマコフ」にしか
見えないワテクシは、相当疲労がたまってるものと思われマス。

水路の鯉…ドコでしょね?俺もイメージ的には持ってるんすけど、
いざドコよ?って訊かれると答えに詰まりマス↓
現在の京都では「アリそぉで実はナイ」類のモノなのかも。
いや、数十年前には市内で見たよぉな気もするんすけどねぇ…???

by まりふぁな (2009-09-22 00:13) 

rio

>asouさん、なんと津和野でしたか!京都のイメージと漠然と思い、どこかで見たことがあるような…と感じていたのですが、津和野だったとは。どこかで混ざってしまったんですね。ありがとうございます。
by rio (2009-09-24 16:46) 

rio

>ひげみかんさん、ヒカリゴケ情報ありがとうございます!さっそく検索していろいろ調べてみました。

ヒカリゴケが自生していることに加え、古墳時代の穴がぼこぼこ、ついでに太平洋戦争時代のトンネルまであるそうで。この秋の遠足でぜひ訪れてみたいと思います。

高尾山が近くにあるのはいいですね。山とはいえ、参道から登る分には一人でも、子どもたちだけでも行けそうで、絶好の散歩コース・体力づくりコースですよね。桜の時期に一度行ったので、次は今年の紅葉の時期に行ってみようと思っています。
by rio (2009-09-24 16:53) 

rio

>子豚のこむぎさん、柄本明似(by古都の侍さん)の1枚目の写真、500体以上ある羅漢の中で、なにか強烈に吸い寄せられてしまい、ついついどアップでの撮影となりました。深層心理に働きかけるなにかがほとばしっているのかもしれません。こわ…。

羅漢たちはほかにも、両手で顔を覆ってうずくまっている方や、ものすごくガン飛ばしてくる方などさまざまでした。真夜中の月明かりで見るとうなされそうです

ちなみに、最近、アベツクは和製フランス語だったということを知り、どこかで使ってみようと虎視眈々と狙っていたのです。正しいフランス語で表現するなら、「縁側にはクプルが座って…」となるのかもしれませんが、あのベタベタ感を表現するにはやっぱりアベツクがふさわしい気がします。

それはさておき、川越の小江戸もそうですが、全国に小京都を名乗る観光地もたくさんありますよね。プライドを持て!と言ってあげたくなります。大川越、大津和野で通用するように踏ん張ってほしいものです。
by rio (2009-09-24 17:09) 

rio

>まりふぁなさん、ヤマコフはこんないやらしい目つきじゃないと思います(笑)。ヤマコフを母のような姉のような愛情でもって見守っておられるあの方のご機嫌を損ねてしまわれぬようお気をつけ下さいませませ。

生活用水のところに鯉はいないとなると、川越の鯉も実は”掘割の鯉”なんでしょうね。たしか鰻屋さんだったと思うのですが、そこのお店の方が掘割をイメージしてビフォアフなさったのでしょうか。
by rio (2009-09-24 17:11) 

asou

京都でも鞍馬(これを「あんば」と読んでしまう私は・・・)の方には、鯉のいる水路があるようです。↓
http://hotto-app.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-f237.html

「生活用水のところに鯉がいない」のは津和野の方で、川越はわかりません。紛らわしくてすいません。

by asou (2009-09-24 17:20) 

rio

>asouさん、なんと鞍馬!そういえば以前に、鞍馬の火祭りを見に行ったことがありました。そのときに水路の鯉を見たのかなあ。なんか頼りない記憶ですみません。

京都在住のまりふぁなさんもイメージを持っていらっしゃるようですし、小京都を名乗る津和野にもあるとのことなので、ここはひとつ、水路の鯉=京都のイメージということで世間様のご了解を得たいと思います(オオゲサ
by rio (2009-09-27 03:01) 

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