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Vリーグ、半分ぐらいまで来たけれど。 [バレーボール]

長らくブログを更新してませんでしたが、その間に小沢君はセーフ、朝昇龍君はアウトと口を挟みたいことだらけ。そう言えば、大相撲は貴乃花君が入場で内舘さんがついに退場と目が離せません。マラソンもあり、テニスでは中年の[ぴかぴか(新しい)]伊達さんが大活躍。もちろん野球もサッカーも相変わらずの注目度です。さらに、亀田兄弟はどうでもいいんですが、フィギアには大いに期待していて、なにかと話題の多いスポーツ界…なのですが。

そんななか、毎週のように衛星放送で中継されているVリーグ。ですが…なんでしょう、女子のこの停滞感[雨]

いや実は、ブログに書いてないだけで、放送分のほとんどは観戦してたりするんですよ。観てはいるんですが、ブログに文句を書く気も起こらないレベルの試合ばかり。これでどうやってファン層を広げるつもりなんだ…って感じです。

率直に言って、Vリーグ女子はバレーボール以前にスポーツとしてつまらないと思います。アタックの助走やブロックの移動の遅さ、ジャンプの低さ、サーブの緩さ、逃げのプッシュの応酬、チームのシンクロ率の低さ。戦略的な組み立てが観られた試合(セット)はごくわずかで、ほとんどは漫然とボールが行ったり来たりするだけ。お客さんに何を観てもらおうとしてるんでしょうか。

ワンプレーごとにコートを走り回ったり、顔をくしゃくしゃにして絶叫したり、タイムアウト中に監督に怒鳴られて「はい!」「いいえ!」などと叫んだり。そういう“様式美”を追求する前に、やるべきことがいくらでもあるだろう…とうんざりしてしまいます。

さらに、女子は代表選手とそうでない選手のレベル差がひどいと思います。身体能力の差ではなく、学習能力で差がついている感じ。同じチームに代表選手がいて、基本に忠実かつ合理的な動きをしていても、チームメイトがなぜかそれを取り入れようとしていません。監督が指導できないのか、選手が意義を理解していないのか。まったくもって謎です。そんなことだから、Vリーグ全体のレベルがいっこうに底上げされず、停滞感が漂ってしまうんでしょうね。

唯一、バレーの魅力に適った試合をしているように感じたのはNECです。私が観た試合がたまたまそうなのか、監督が若いからなのか、その辺はわかりませんが。“大御所”たちのクソつまらんバレーを粉砕すべくがんばってほしいと思います。

そんなあれこれを毎試合ごとに名指しで書くのもなかなかつらいものがあり、毎週末、中継を見ながら鼻毛抜いてふーってな具合です。

その点、男子は女子よりはちゃんと観る気になります。レベルは決して高いとは言えませんが、チームとしての動き、個人としての動きの意図が(多くの場合)明確で、スポーツとしての体裁をなしていると感じます。そんなん当たり前やん!!!ってツッコミがぐゎんぐゎん鳴り響いてますが、女子がひどすぎるだけに、今後の男子に希望をつなぐしかありません。

男子も代表経験者(の一部)に一日の長が観られますが、女子ほど大きな差は感じません。それはおそらく、男子バレー界全体が、世界標準をベースとした日本バレーを目指しているからなんでしょうね。そこが、旧態依然で独りよがりの日本バレーにしがみついている女子と大きく違う点だと思います。

男子の場合は、代表経験者でもしょーもないミスをしこたま連発する選手や、コート上でうろうろしている選手がいますし、12人のなかに一度も入ったことがなくてもすばらしい選手・伸びそうな選手(と私が勝ってに思っている選手)もいます。その辺が世界バレーがある今年の代表選考にどう反映されるのか。そんなところも楽しみにしながら観ております。

特に、今後の一番の注目は代表セッター争い。当面は宇佐美阿部の2強でしょうが、豊田合成の重村やJTの井上のように、そこそこ上背があってのびしろがありそうな若いセッターも出てきました。世界では、宇佐美・阿部を含めて、セッターといえどもブロック力・攻撃力・サーブ力があるのが当たり前になっています。彼らがそのレベルまで達して、争いに本格参入してくる日を心待ちにしています。

世界レベルのセッターを擁すると言えば、area71さんが率いるノルウェーのジュニア男子。この記事の一番下の動画をぜひご覧下さい。コート奥の赤白のユニフォームがノルウェーです。日本で言えば春高バレー世代ですが、バレー経験はわずか3年ほどだそうですが、このセッター君、めちゃめちゃうまい!しかも193センチで左利き(←ゴリ清水と同じ)。

宇佐美にひけをとらないほどの平行トスの速さ。しかも位置が高い。また、阿部にひけをとらないほどの、あるいはエジプト代表の左利きセッター・アブダラをほうふつとさせるほどのツーアタックのうまさ&強さ。

さらにこのセッター君、かなりのテクニシャンです。ほかの動画を拝見するに、レフトのアンテナいっぱいまで伸ばす平行トスと、いわゆるロングBのトスの姿勢や手の角度が同じで、どっちに上げるのか読めません。Cクイックのトスも姿勢を反らさずに手首だけでテンポよく上げるので、わかって見ていても思わず目が泳いでしまいます。

セッター君が前衛にいるときにラリーになると、しばしばネットから離れた場所に位置取り、走りこんでトスを上げる場合もあれば、そのままツーアタックを打つこともあり。アタックコースも深い位置に強打、超インナーに軟打など多彩。そうとう手強い攻撃型セッターです。

↑ここまでの選手、春高どころかVリーグにもいませんよね(哀)。なのに、バレーの伝統が浅いノルウェーで、わずか歴3年程度の選手がなぜここまで成長するのか。本人の素質と努力によるのはもちろんですが、一番大きいのはarea71監督が理想のチーム像に合う選手を選んで育てたからだと思ってます。

日本バレー界の場合、193センチで左利きなら、ゴリ清水のように確実にアタッカーになるでしょう。周りも本人もそれが「当たり前」だと考えるはず。阿部ちゃんが191センチ・左利きでセッターをやっているのは、バレーを始めたのが小学生のときで、そのときからずっとセッターだったからです(たぶん)。

たとえば、高校バレー部に未経験者の193センチ・左利きが入部してきて、「セッターやりたいです」と言って通るかどうか。その子の運動能力が優れていればいるほど、アタッカーにさせられる運命にあると思います。それが日本バレー界の“限界”なんだと思うんですね。この少子化の時代に、いまだに部活に頼った強化策で身長・能力ともに高い選手が分散してしまっている上に、目先の勝利にこだわらざるを得ない仕組みになっている構造的な問題だと思います。

いい意味でそういうシバリのないノルウェーでは、監督の目指すチーム像に合う選手を選んで「そういうふうに育てる」ことができるので(たぶん)、結果的に“ウサギとカメ”で、3年間で日本にいないようなすんごいセッターに育っていたってことなんだろうなと思ってます。

Vリーグ男子でも、JT・ゴードン監督は今シーズンの初めは「高さのある井上(191センチ)に経験を積ませる」と言って使い続けていたのですが、いつの間にかすっかり菅(178センチ。ピン芸人の「いとうあさこ」似)頼みになってます。菅は上手で冷静ですし24歳なのでまだまだ伸びると思いますが、JTとして、日本男子バレー界として、ほんとにそれでいいのか?とちょっと複雑な気分です。

話があちこちとんでしまいましたが、とにかく注目は男子。来週末は土曜・日曜とも男子の中継があるので、ガン見したいと思います。

(おまけ)
本日(7日)開催の堺ブレVSサントリー戦は、第2セット以降はそこそこ面白かったと思います。堺ブレはけが人続出(←なんで?)だそうですが、松本はともかく、エンダギ・伊藤が抜けたことで攻撃のバリエーションやネット際の守備力が向上している(ように見える)のは、文字通り“けがの功名”ってやつじゃないでしょうか。


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HARU

おはようございます。
ご無沙汰してます^_^;
JALの記事とか読ませていただいてたんですけど、わたしの浅~~い知識ではなかなかコメントできませんでした(笑)
ワンワールドに残るみたいですね。
rioさんの声がきこえたんでしょうか(笑)

昨日のJTvs合成は見ていてしんどかったです。
5セットまでもつれたけど、見ごたえがあるとは思えなかったです・・・
合成のチームカラーって・・・淡白とか雑、とかですかね^^;
献身的な人が見当たらないというか。
rioさんの言われるところのシンクロ率がものすごい低い気がします。
以前のrioさんの記事じゃないですけど、合成で重村は育つのか?!とほんとに不安になりました。
監督が選手登録したのって、脅しですかね^^;
堺のしつこさ、合成は少し分けてもらったら?と思います・・・。

阿部ちゃんは確か、中学校のときセッターが退部して、セッターを誰もやりたがらなくて、渋々自分が手を上げた、って昔雑誌で読んだような気がします・・・退部したひと、ありがとう、と失礼ながらそんなことも思います。
でもこれってやっぱりイレギュラーで、阿部ちゃんだってセッターが退部しなかったら多分スパイカーのままですよね。
堺のいまの状況もアクシデントからですよね・・・でも、今村くんも横田くんも金井くんや伊藤くんが無事でも使われてたような気がしますが^^;

勝てなかったら意味はないかもしれませんが、やらせてみないことには育ちもしないのでは?と昨日のJTと合成をみていて思いました。

長々失礼しました。
どうにもすっきりしなかったので、rioさんの記事に飛びついてしまいました。すいませんm(__)m
ではまた!

by HARU (2010-02-08 10:32) 

HARU

連投すいません(汗)
area71さんのところにお邪魔してきました。
これがジュニアの選手って・・・日本のほうがよっぽどバレー後進国なんじゃないかと思います。
これからどう育っていくのか、すごくワクワクしますね!

それにしても、うらやましい限りですね・・・(>_<)

by HARU (2010-02-08 10:44) 

koi

最下位のトヨタ車体、今、このチームは応援する気になれません。
上位リーグには残ってほしいですが、選手を壊す、なぜ負けるのか
わかってないの監督は辞めていただきたいです。

柳本監督といい、屑和監督のタイムアウトの指示には言葉が出ません。
先週放送の試合なんかはMBが監督に怒られて、すいませんって叫んで
ましたので引いてしまいました。そこで選手を落ち着かせるのがタイムアウトでするべきことではないのですかね・・
注目していた都築選手もどうも無理している感じがして。

NECは今週は負けてしまいましたが、セットが進むにつれて修正できる
ベンチワークがありますので、キムヨンギョンのチームを倒してくれそうな
予感がします。
ライトの松浦はキーになりそうです。
by koi (2010-02-08 18:18) 

とひ

rioさん、久しぶりにコメントします。
先月、隣の市で女子の試合があったのでちょっと観に行ってきました。
バレー観戦歴はすご~く長いのですが、女子の試合を会場で観戦したのは初めてでございました。
成績が下位同士と上位同士の対戦だったのですが、正直、同じリーグで戦っているとは思えない程に違った試合。
rioさんが言っている「スポーツとしてつまらない」がドンピシャ当てはまりました。
どのチームとは言えませんが、公式練習でプッシュ(フェイント)の練習から始まり「??」と思い、試合が始まって序盤からず~っとプッシュばかりだったので「これは何かの作戦なのか??」といろいろ考えてしまいました^^;
どちらも決め手がなく面白みもなくラリーが続き、3-1だったのに試合時間は2時間。
正直、観ていて疲れた試合でした。
第2試合は普通に楽しめましたが、多分、女子の試合はもう観に行かないと思います。

そういえば、昨日の合成-JT、タイムを取ったのに輪にも入らなかった松田監督。
選手も無言で何とも言えないあの間合、見ていて怖かったです。







by とひ (2010-02-08 19:37) 

rio

>HARUさん、いつもありがとうございます。ワンワールドの大逆転に私もびっくりです。

豊田合成が連勝街道を走っていたころはテレビ中継がなかったので、なにがあったのか気になります。松田監督、選手登録したんですか???いけませんねえ。いまさらアンタが出て行って誰のためになるんだよ、って感じです。いちばんやってはいけないパターンですね。

阿部のセッター歴は中学校からでしたか。勘違いで記事を書いてしまいました。すみません。おっしゃる通り、そこで阿部が手を挙げなければ、左利きのサイドになってたでしょうね。

大阪出身でクラブチームびいきの私としては堺になんとしてもがんばってほしいんですよね。そのためには、失礼ぶっこき承知で言いますが、伊藤はこのままスタメンをはずれてほしいと思います。7日の試合の堺のしつこさは、ネット際のフォローをまったくといっていいほどしない伊藤がはずれたことによる効果だったと思ってます。

プロ野球の監督はよく、勝ち星の計算と同じぐらい負け試合をきちんと計算すると言いますよね。もちろん、すべて勝つつもりでやるわけですが、勝利と同時に育成の責任を背負ってる指揮官としては、ただ勝てばいいってもんでもないんでしょうね。

その点、いつまでたっても「ナントカ兼任選手」として登録をし続け、貴重な枠を一つ消費しているいくつかのチームはほんと謎です。それだけ選手が集まらないのか、けが人が多すぎるのか、それとも本気で試合に出るつもりでいるのか。ほかになにか事情があるのか。んー、謎です。
by rio (2010-02-08 22:09) 

rio

>koiさん、私も先日のトヨタ車体の試合を見ましたが、葛和監督のあの指導法はいただけませんね。

あの葛和さんのもとで、高橋(み)や成田、杉山、竹下といった“カエルの面に水”のメンツが育ったことを考えると、怒鳴り声のでかさほどには精神的なダメージはないのかもしれません。

ただ、選手が気をつけして大声で叫ぶように返事をしている姿は、どうひいき目に見ても気持ちのいいものではないですね。この日本でいまどきあんなことさせてるのは、スポーツ界の一部と刑務所だけでしょう。

おっしゃる通り、NECはベンチワークが機能しているVリーグ女子では珍しいチームですよね。そこに松浦を入れてツーセッターふうにしているのと、杉山・内藤のセンター線がぶれたトスでもトリッキーなトスに見えるうまい打ち方ができるので、文字通りの「チームプレー」が見られていい感じです。
by rio (2010-02-08 22:25) 

rio

>とひさん、プッシュの練習から始まってずっとプッシュの試合…いやはや、お気の毒ですとしか言葉が見つかりません。

日本女子バレー界の指導者のなかには、いまだに真顔で「女子バレーにはプッシュが大事」とか言う人がいますからねえ。女子バレーに大事なことは男子バレーでも大事で、その逆もまた真なり。そんなことすら理解できない(理解しようとしない)指導者たちの存在が謎です。

タイムをとっても監督が輪に入らないことは国内外を問わず見られますが、それが繰り返されると、行き着くところは女子代表の柳本体制末期ですね。ああなってしまっては、ほとんど職場放棄です。

今回の記事でちょっと悪しざまに言いすぎたかなと思いつつ、正直なところ、私もVリーグ女子を毎回見続けるのはつらいなあと感じてます。
by rio (2010-02-08 22:44) 

T.w

rioさん、こんにちは。

当直あけで昼休みに覗いていますが、

>ブログに文句を書く気も起こらないレベルの試合ばかり。これでどうやってファン層を広げるつもりなんだ…って感じです。

はっきり思ってることを書いてもらって、胸の中がスーッとした感じです(笑)
私も今年のV・プレミア女子は、見る気がしません。自分のブログに書くと、ただパイオニアが勝てないから面白くないみたいに取られかねないので書きませんけど(苦笑)。

日本の女子バレー界って、過去を振り返っても、レベルが停滞というか、逆行するくらいのことが時々起こっているように思います。ここ数年、明らかにV・プレミア女子は、世界の戦術変遷と逆行して行ってる気がします。象徴は、東レの2連覇達成だと思います。男子の考え方を採り入れるべく入っていったはずの監督が、1年目に大山未希をセッターにして結果が出なくて、結局戦術が逆行して2連覇達成・・・もちろん、それを許してしまった他のチームも問題大ありですが、目先の結果最優先という意識が、中学・高校レベルから始まり、国内トップレベル、さらには全日本も同様・・・ホントに吐き気がしそうです。

そういう意味では、男子は大学の存在が大きいかな? という気もしますね。もちろん、女子の強豪高校とVの各チームのパイプ同様に、男子の各大学にも悪いイメージもあるのですけど、こと戦術面にあっては、特にここ数年は、大学リーグで世界の戦術を目指そうという機運が高まっていっている、そんな風に感じます。

最近のお気に入りは、堺の苦境を救っている、内定のセッターの今村ですね。プレーもさることながら、テレビ(GAORAだったかな?)のインタビューで、「(大学の卒業に必要な)単位が欲しいです!!!」って最後に叫んだ姿にやられました(笑)

by T.w (2010-02-10 11:36) 

KGB

今期からCS加入&DVDレコーダーを導入したんですが、少なくとも2度見ようという気持ちは起きませんし、あえてブログに残そうという気持ちも起きません。

せめて解説がもうちょっと良いことをいってくれれば、、、何か素人のような話ばっかりで、わざわざCSで見ているコアなファンを満足させるレベルではありません。

深夜に放送されている春高バレーもしかり。ああいうのを「お手本」として再生産されていくかと思うと、、、「富士山方式」がバッチリ効いていてげんなりします。
by KGB (2010-02-10 19:26) 

RAIN

rioさん はじめまして。

こちらのブログには2008年OQTの頃からいつも楽しませて頂いているのですが、今回初めてコメントさせていただきます。

突然話が外れてしまって大変申し訳ないのですが、先週宇佐美と清水が関西のラジオに出演していたこと、rioさんはご存知ですか?

私は関東在住でラジオは聞けなかったのですが、スポーツナビの新着ブログにてレポしてくれた方のお蔭で読むことが出来まして、
その中で、清水が宇佐美に対して試合中トスの要求がまったくなく、駄目だった時「大丈夫か?」と聴いても「大丈夫」と答えるので同じように上げるとやっぱり駄目で、宇佐美はどうして欲しいか言ってくれと言うのに対して、清水は「中学の時の監督が上がったトスはアタッカーの責任だから文句言うな」と言われたからそれに反する事が出来ない
というようなことを言っていたのですが、全日本のオポジットでこれからのキーマンとなる選手の発言としては、私はう~ん、となってしまいました。

男子バレーボールファンとして、最近の全日本男子の意識の高さにかなりの楽しみと期待をしているのですが、こんなすぐに修正のきくことが中学時代の監督の指導に反するからというおかしな?恩義にストップをかけられているようで・・・。
こういう意識は何かしらどうしても残るものなのでしょうか?

その後もMCの方が、宇佐美さんも「言うて」といっているのだから、と促しても「はい言います、多分」となっていて、あ~これは言わないな・・と思ってしまいました。
月刊バレーボールの記事等では聞けないようなことが聞けて、結構楽しめたラジオなのですが、この件に関してはどうしても納得出来ず、rioさんのところで愚痴をこぼしに来てしまいました。申し訳ございません。

これからもrioさんのブログ楽しみにしております!!
大変お邪魔致しました。

by RAIN (2010-02-11 00:16) 

rio

>T.wさん、当直お疲れ様ですm(_ _)m 私もかつて当直をしていた時期がありましたが、お子ちゃま並みに睡眠をとりたい性分なので、当直明けはそれはそれはつらい時間だったことを思い出します。

それはさておき、もう一つのつらい現実がV女子ですね。。。

今シーズンはできる限り全部見よう!と張り切り、さらに、試合ごとによさげなポイントや注目選手をブログに書こう!とも決意したのですが、なんだかそれが遠い昔のできごとのようです。

東レの2連覇達成は、率直に言って、全日本女子のバレーの“廉価版”ですもんね。先日の東レVSデンソー戦なんてあまりにつまらなさすぎて、最後はほとんど意地だけで見てました。

選手寿命が延びたとは言え、竹下が通算すると中田久美と同じぐらいの長期にわたって全日本代表に呼ばれるってことが、停滞感を象徴しているように感じます。

大学の単位、私はいまだに夢で冷や汗をかくことがあるので、気持ちがなんとなくわかります(^^;

今村は大道の使い方が上手ですよね。確実に印象を与える組み立て方でセンスの良さを感じます。それにしても、なんであんなにけが人が多いんでしょうか。少人数で無理してるのかなあ。北島が相変わらずなのもがっかりですが、石島が好プレーを随所で見せてくれることが救いです。ゴッツ、ええやつやなあ。
by rio (2010-02-11 03:40) 

rio

>KGBさん、衛生放送で解説している方々の唯一の長所は、川合よりコメントが短いことだと思ってます(痛)。杉山明美の声と口調は、友近に教えてあげたらすぐにモノマネしてくれそうです(謎)。

女子の解説は完全に「印象批評」で聞くに堪えませんが、男子では戦略的な部分に触れるコメントが多い気がします。ただそれだけに、明らかに現代バレーについていけてないことがバレバレな人も。

私は常々不思議なんですが、なんでバレーボール選手だったという「だけ」で(それもサイドアウト制時代に)、さしたる努力もせずにテレビの解説席に座ってしまうのでしょうか。その図々しさに納得がいきません。

マラソンの増田明美は言うに及ばず、最近ではフィギアの荒川静香もめきめきと解説力をアップさせていて、あらゆる勉強・訓練と取材を続けていることがうかがえます。

バレーの解説者のレベルが上がり、良し悪しをきちんと指摘できるようになれば、全体のレベルの底上げにつながるはずなんですが…そんな難しいことじゃないですよね。
by rio (2010-02-11 03:53) 

rio

>RAINさん、コメントありがとうございます。08年のOQT…もはや懐かしい思い出ですね(笑)。でも、男子はいまも流れがつながっているように感じて期待を持っています。

関西のラジオ情報、ありがとうございます。そういうところにも出てくるのかとちょっとびっくり。パナソニックのスポンサー番組だったのかもしれませんね。

清水の発言、そういう性格なんだろうなあと妙に納得してしまいました。中学のときの監督の教えの影響もあるんでしょうが、どうもそれだけではないように感じます。

清水はつい最近まで、ブロックアウトやワンタッチ狙いを嫌ってましたよね。ブロックにかかればかかるほどムキになって正面からぶつけたり、打ち下ろしたりしていました。そのことについて本人がどこかで、「ブロックアウトとかは逃げている気がする」と発言していたように記憶しています。

そういう「男」な部分にこだわりたい性格&年齢で、清水にとっては意外と「すぐに修正のきくこと」ではないのかもしれません(笑)

しかし、09年のシーズンはブロックアウトもソフトにかわす攻撃もできるようになっていました。それでもムキになる傾向は続いていますが、そうやって一つ一つ学んでるんだと思います。

セッターに注文をつけることも、今はまだ潔くないと感じているんだと思いますが、そのうち、自分が注文をはっきりと伝えないせいでチームに余計な負担をかけているということに気づくときが来るはずです。

こういうことは、周りがいくら「言え」と言っても、本人の中で腑に落ちなければどうしようもありませんよね。

そもそも、宇佐美自身が以前は「俺様トス」の第一人者で、上がったトスはアタッカーの責任とばかりにやりたい放題だったわけですから。そこからいまの献身的なトスワークに成長を遂げるまで10年ほどはかかってるんじゃないでしょうか。

それを思えば、清水も宇佐美ぐらいの年齢になる頃にはわかってくるのかもしれませんね。
by rio (2010-02-11 04:15) 

あすか

月バレを読んでいると、清水選手がどうしてセッターに何も言えないのか
よくわかる気がします。

なぜ若手セッターが育たないのか、そこにも同じ理由があるような気がして
仕方ありません・・・。

攻撃をセッターまかせにしている気がするのです、だから全日本女子で
木村選手にあがったトスを、荒木選手が打ってしまったりしてしまうのでは
ないでしょうか・・・。

もし、タイのマイカ選手などのレシーブ力があがれば、全日本はまたタイに
負けてしまうことになるかもしれないですね、ヨンギョン選手のいる韓国も
このままいくと負けるかもしれないですね・・・。

若手セッターにがんばってほしいです、清水選手も若手セッターになら
言えるかもしれないですね、女子では富永選手にがんばってほしいです。
先日の試合では、試合後、板橋選手がそっと寄り添っていました
その姿がとても素敵でした、板橋選手、成田選手、外国の選手より
よい補強だと感じました、新キャプテン佐々木選手、新セッター富永選手の
チームです、栗原選手もいます、外国選手がいないというだけであんなに
負けるチームとは思えません、戦略の問題と感じています、東レにも
もっとがんばってほしいです、このままでは未来が悲しすぎます・・・。
by あすか (2010-02-11 06:46) 

o-kun

こんにちは。
最近仕事がバタバタなため、こちらにもゆっくりお邪魔できませんでした。(政治ネタやJALネタも楽しく読ませてはいただいてましたが…)

さて、今回の記事、皆様のコメント、他のブログ、どれを見ても女子バレーはほんとうにさみしい状況のようですね。ほんとうに暗黒の時代みたいです。最近よくわかってないですが、何か少しでも光明の持てる話題はないですか?女子(NECの状況くらいですか?)。
by o-kun (2010-02-11 12:40) 

RAIN

rioさん、返信ありがとうございます。

清水の性格、何となく分かったような気がします。
多分私が期待しすぎで、焦りすぎなんですよね。反省です。
宇佐美についても、最近の「大人宇佐美」(ラジオでも清水に対して「言い過ぎるとすぐムッとするから、おだてながら言わないと(笑)」と言ってましたし)にすっかり慣れてきてしまい、rioさんのコメントであ、そういえば・・といった次第です。

ちゃんと成長している選手達をもっと気長にゆっくり応援していきます。
ありがとうございました。

by RAIN (2010-02-11 22:00) 

rio

>あすかさん、清水は「何も言えない」んじゃなくて、「何も言わない」んだろうなと思ってます。

レフトに上がったトスにセンターが触ってしまうミスは世界トップチームでもたまに見かけます。たしかにコミュニケーションにも問題があるんでしょうが、清水の件とはあまり関係がないように思います。

パイオニアの戦略が確認できるほどの試合数を見てないのでなんともいえませんが、セッターだけでなく主力選手も抜けましたから、今シーズンはゼロからの作りなおしなんでしょうね。
by rio (2010-02-13 01:53) 

rio

>o-kunさん、女子バレーの選手たちの素質や能力は、決して世界に引けをとらないと思います。問題は、そういう人材をきちんと育てられない側にあると感じています。

長身アタッカーがなぜ伸び悩むのか。長身セッターが控えやアタッカー兼任のまま消えていくのはなぜなのか。170センチそこそこのレシーブ力がないアタッカーばかり出てくるのはなぜなのか。

↑こういうところを突き詰めて分析し、変えていこうとする指導者が主流派にならない限り、現状の壁は破れない気がしています。
by rio (2010-02-13 01:58) 

area71

入場料を取ったり、テレビ放映があったり、グッズ販売があったりする以上、興行スポーツであるのに、選手の方が肝心のプレーの方で見せることを忘れている部分があると思います。

他の選手とは違う技を、他のチームのやっていない戦術を、あの手この手で魅せる、創り出すという意識を見ている方が感じないのが、停滞感に通じているように思います。

自分が頑張るだけではなく、
ただ頑張る姿を見せればいいのではなく、

バレーで飯を食っている全プライドをコートにいる2時間弱の時間の中で、
見せつけて欲しいものです。


by area71 (2010-02-13 06:02) 

あすか

rioさん、おはようございます、言えないのも言わないのも
同じような気がしてきました・・・、日本語は難しいですね。

セッターにはバックトスの練習を命じ、精度が甘いと厳しくしかりつけたり
後衛時にも、清水選手にバックアタックを打たせるため、ほかの選手が
取り囲むなど、中学のチームの時に、すでにそうだったそうですから・・・。

今は福澤選手がパイプを打ったりしますし、オポジットに偏らず
攻撃を組み立てられると思うので、これからとても楽しみです。

どうも女子のほうは、楽しみな気持ちがないですね・・・。

170㎝近くのアタッカーのすばやさに、対応できないブロック
レシーブも、大型選手より安定するのでしょう、コツをつかんだ選手だけ
上手くなり、大型選手はレシーブのよさに左右されず残ってきたので
この状態・・・。
サイドばかりで勝っても仕方ないのに、低身長セッターを使う・・・
体と頭脳作り、全てが・・・。

東レは、荒木選手と大山未選手でいろんなクイックをやってほしいです。
これには、濱口選手と木村選手のレシーブ体勢では難しいのかも
しれませんね・・・二人ともがんばってほしいですが、下半身の安定が
みられないので、レシーブの安定したアタッカーとクイックという
組み立ても、相手によっては、非常に有効なのではと思ったりします。

パイオニアは、Cクイックをもっと入れたらいいような気がするのですが
レシーブとブロックでいっぱいいっぱい、バテて終わり・・・みたいな
感じで・・・、がんばってほしいです!

久光やJTも応援したいのですが、小山選手、狩野舞子選手、坂下選手を
みていると、どうしても応援する気が・・・。

NECも松浦選手に期待しています、高身長セッターに本当にがんばって
ほしいです!
by あすか (2010-02-13 08:41) 

o-kun

こんにちは。
areaさんのコメント、まさにプロとは何かを示す至言の言葉だと思いました。
今の環境、状況下で各選手にプロ意識を持たせるのは難しいのかもしれないですが、もしかしたらそこがすべての始まりなのかもしれないなと思いました。
by o-kun (2010-02-13 13:42) 

rio

>area71さん、Vリーグ女子を見ていると、時として、バレーボールゲームのコンピューター同士の対戦を見ているような錯覚に陥ります。それほど無味乾燥な試合が続いてます。

Vリーグ女子全体が、何のためにバレーをやっているのか、その目的を見失っているんじゃないでしょうか。

バレーボールを含むプロスポーツ・社会人スポーツは、率直に言えば社会にとって不要不急の存在ですよね。そこが、教育目的の学生スポーツと大きく違う点だと思います。

しかし、スポーツには社会を精神面・身体面・経済面などなどで豊かにする効果があります。なので、そこに価値を見出す企業なり個人なりがスポンサーとなるわけですし、JVAなどの統括団体には財団法人格が与えられて政策的にも配慮されているわけで。

逆に言えば、見る側をただ退屈させるだけのスポーツなら不要ですし、競技の内容よりも選手のタレント化に力を注ぐ統括団体なら、それもまた主旨に反するので不要です。

過去、↑こうした判断でバレーから降りたスポンサーがいくつもあるにもかかわらず、なんでこれほどまでに危機意識が足りないのか不思議です。

私を含めて子どものころからずっとバレーを見続けている固定層にまでつまらないと思われるようなプレーを、少年少女やバレーにあまりなじみのない人たちが見て面白いと思うはずがなく…。

これでもバレー界の盛り上げに一役買いたいと常々思っているのですが、とうとうガマンし切れずにブログで叫んでしまいましたm(_ _)m
by rio (2010-02-13 22:16) 

rio

>あすかさん、日本が強かった頃のバレー界では、男女とも、後輩は先輩に「言えない」のが当然だったと聞いた事があります。それが日本バレーの衰退を招いたんだと思ってます。

「言えない」のは外圧があるためで、「言わない」のは理由はどうあれ本人の意思です。この2つは結果は同じですが、適切な対応の仕方はまったく異なります。プロ意識の高い指導者・教育者ほど、この違いをよく理解されていると感じます。

私もNECの松浦に注目していますが、彼女を伸ばすためには、まず徹底的にダイエット(=適正体重にする)させるべきですね。日本バレーでは、高身長だとすぐにちやほやされ、その結果、選手は嫌なことを避けて通る術を身につけてしまいがちです。松浦にはそうなってほしくないと思ってます。
by rio (2010-02-13 22:33) 

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