世界バレー2次・ロシア戦 眞鍋監督はなぜ試合を壊したのか。 [バレーボール]
世界バレー2次リーグ、最終のロシア戦は1-3で負けました。経験乏しい眞鍋監督の浅はかな采配が、波に乗りかけたチームをぐちゃぐちゃにしてしまいました。非常に残念です。
怒り心頭です。
いまの全日本女子で、ロシアとまともに戦った経験があるのは竹下と山本ぐらいですよね。ほかのメンバーはもちろん、木村もロシアとはほぼ初顔合わせなのでは。何度も対戦しててもびびってしまうようなでかいロシアを相手によく戦ったと思います。このチームなら、慣れてくれば5回に1回ぐらいは勝てるんじゃないかと思います。ベンチが余計なことをしなければ、ですが。
ということで、そんなくち惜しい試合のローテはこちら↓
山本 江畑 山口
竹下 木村 井上 L佐野
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ガモワ シャチコワ メルクロワ(MB)
ボロダコワ(MB) ゴンチャロフ スタルツェワ(S) Lクリュチコワ
シャチコワは、ユニフォームはソコロワにしていて、日本ではそのほうが通りがいいかもしれませんが、TBSがシャチコワで統一しているのでそれに合わせておきます。
第1セットはロシアサーブからの開始なので、日本は竹下が1stサーブになる本来のローテ。ロシアは、セッター・スタルツェワが後衛センターから始めるのが本来のローテだと思うのですが、日本戦では1stサーブになるように調整していました。これはもちろん、ガモワを長く前衛に置くためですね。
第1~第2セットはこのローテで戦い、第1はサーブで崩してサイドアウトの応酬に持ち込むも、チャンスボールを少なくとも2回決め切れなかったことが響いて21-25で惜敗。ほんっっっと、チャンスボールが決め切れなくてセットを落とすなんて、悔しくて死んでも死に切れないですよ。最重要課題だと思います。それで意気消沈したのか、急にロシアにびびり出して第2セットは14-25で惨敗。
ということで、第3セットでは、
迫田 山口 井上
山本 竹下 木村
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というローテに変更。迫田のバックアタックに賭けたわけですね。さらに、井上のところに荒木を入れる予定だったようですが、あほらしい手続きミスで井上のままに。日本は女子も男子もなんでこういう初歩的な事務手続きを繰り返しミスるんでしょうか。しかも大事な試合に限って。
それでも、第3セットは井上が活躍して取り、結果オーライ。だったらそのまま行けばいいのに、第4セットで井上→荒木の交代にこだったのが一つ目の敗因ですね。
ブロックランキングで2位につけている井上ですが、第1セットは慣れないロシア相手に真価をはっきできませんでした。例えば19-20の競り合いの場面、井上のブロード攻撃がネットにあたって拾われ、切り替えしの攻撃はシャチコワのレフト。このとき、井上はコースもタイミングも完璧に合っていますが、手の間を抜かれています。めちゃめちゃ悔しそうな顔がアップになっていましたが、これはこれでよかったんですよね。
井上はどう見てもブロックが強そうなセンターには見えませんから、ブロック番長っぷりを知らないアタッカーは、抜けると思ってばんばかぶつけてきます。それを真下に叩き落して動揺させ、調子を狂わせるところが井上の真骨頂なわけで。シャチコワはきっと「あぶねっ」と思ったはず。
実況の土井は「うまいですねー。ブロックを見て打っています」と言い、解説の中田は「はい。うまいですねー」とあいづちを打っていますが、どう見ても、シャチコワは井上・木村のブロックに囲まれて一か八かで強打しただけ。井上のブロック力を知っている相手ならフェイントで逃げてもおかしくない場面でした。
その証拠に、続く20-21の場面では、シャチコワがバックライト→センターへ切り込む攻撃に入り、しかも井上のブロックの指先を狙ってワンタッチを取っています。それを拾われてチャンスボールはまたシャチコワ。今度はライトから思い切り手首を返し、井上のブロックの外側に当てて出しています。「あぶねっ」と思ってすぐに、まともに打つのはやめたってことですよね。この辺がシャチコワの経験値の高さかなという気がします。
井上のブロックの完成度は、↑この場面の木村のブロックと比べるとよくわかります。
ガモワの高いアンダーハンドからのシャチコワのライト攻撃に対して、木村・井上は当然、待ち構えています。木村はひざを曲げてタイミングを計りながら待ち、井上はセンターから移動してきてすっと沈み込んで、2人で同時にジャンプを開始しています。
なのに、井上の手のひらが白帯の上に出ているときに、木村の手はまだ白帯の高さにも届いてないんですね。井上は手のひらが白帯から出たあと、ひじが白帯の上にくるぐらいまで高さを増しながらむにむにっと一気に完成してシャチコワを待ち構えています。木村は白帯からの高さにひじがくるのが精一杯。しかも右手の完成が遅く、指先まで力が入った時には、シャチコワはすでに木村と井上のブロックの“段差”を狙ってアタックを打ち終えていました。
上から打たれる場面も何本もありましたが、それは井上に限ったことではありません。世界トップチームの190センチ級センターでも、ロシア相手だと上から打たれることもあるわけで。それよりも、井上が第1セットの時点ですでに、シャチコワにブロックを意識させていたことがすごいと思います。
なのに、なんで第3セットで荒木を出そうとしたのか。そして、第3セットを井上で取ったにもかかわらず、第4セットで荒木をスタメンにしたのはなぜか。荒木のブロックに存在感があるといっても、そんなことはロシアはまったく気にしません。それよりも、荒木がロシアのタイミングに慣れるまでにある程度の時間が必要で、そっちのほうが大きなリスク。そんなのわかりきったことなのに。放課後に呼び出して三者懇談をしたい気分です。
(【お詫び】「4セット木村が潰された場面は、山口が前衛でセンターから攻撃に入るフォーメーションで、それ以前のセットもサーブレシーブのフォーメーションはツーレシーバーで同じでした。第4セットから急にツーレシーバーになった訳ではないですよ。それに横に振られていた訳でもなく、守備範囲の中で攻められてミスをしていたと思います」というご指摘をいただきました。録画で確認したところ、その通りでした。申し訳ありません。悪口もいろいろと書いてしまったので、修正せずに削除しました。以後、気をつけます)
決勝ラウンドの相手はブラジル。ブラジルはWGPで日本に負けただけに徹底して対策を立ててきているはずで、同じやり方は通用しないでしょう。WGPのときのように、チームがきちんとまとまって戦えるのかどうか。そこが心配になってきました。
28年ぶりの決勝ラウンド進出を決めた韓国戦ではあえて書きませんでしたが、日本が勝ったのはいずれも、世界ランクが日本より下か、はるか下のチーム。ランクが上の中国とロシアには惨敗しています。開催国特権があるので1次を1位通過するのは当然。その貯金で2次を通過し、決勝ラウンドに進む。そういうふうに最初から組まれているわけで、だから私はここまで、日本が勝ってもふふんってな感じでした。
で、やっと日本の実力を測れる相手=ロシアとの対戦。しかも第3セットを取り返し、どこまでやれるか日本!!!と思った矢先のぶち壊し。心の中で眞鍋監督に生卵1パック分をぶつけておきたいと思います。
4セット目
迫田のプレーに激怒です。
井上→荒木の交代は??????
毎試合思う事なんですがね。
チームが良い状態で次の試合に挑める試合にして欲しかっただけに
残念です。
by 3番命 (2010-11-11 02:05)
ランクが上の中国とロシアには惨敗
ロシアは日本よりランク下です。江畑をほとんど休ませ今日は負けてもいいという布陣で臨んでの負けなので心配はないのではないでしょうか。江畑がフル出場してれば勝てていたような気もします。 準決勝は恐らくランク1位2位のブラジルとアメリカが順当に勝って結局ロシアと再戦という形が可能性一番高いと思われます、ここで勝って銅メダルと予想します。
by なおちゃん (2010-11-11 04:31)
ありゃー監督采配がそんなにまずかったのですか。ipad の力だけではね~。ブラジルはある意味雪辱戦としてかなり力入れてくると思いますけど、どうなんでしょうか?個人的にはブラジルとロシアの決勝だと思うんだけどな。ま、アメリカ選手は結構ロシアリーグにいた選手もこれから行く選手もいるので、日本のようには苦にしないと思うし、ましてやMBの攻撃がなかったらブロックのいい(少なくともWGPまでは)アメリカの餌食になるとも考えられるけど。でも、ロシアチームって結構最後で力出してくるから。
またまた余談ですが、アメリカチームのフッカー選手がブラジル戦敗戦の直後にツイッターにしたコメントが結構アメリカバレーファンのなかで(悪い意味で)盛り上がっています。内容は名指しはしていないものの、あからさまにトム選手が一人の世界に入って(さえない)プレーをして、バーグ選手が入ってきた途端に、急に気持ちを切り替えたようにプレーし始めたという批判的なもの(トム選手とバーグ選手は北京五輪でも一緒にプレー)。
すぐにそのつぶやきは消えましたが、これを機会に、アメリカチームのベテラン選手と新しい選手との軋轢やら、マッカッチョン監督はトム選手に全然指示を出さないもしくは関係があまりよくないから指示を出せない、トム選手もタイムアウト中にチームの輪にも入らず監督の指示も聞こうとしないとか、噂が流れまくっています。多分監督とトム選手の不仲は本当だと思われますが、トム選手の責任というよりも、アメリカチームの中心選手のトム選手を監督がシーズン最初から加えなかった(WGPの2週目ぐらいから参加してその後優勝)など、出だしかが悪かったとかなんとか。ま、トム選手はみんなを盛り上げていくようなタイプの選手じゃないし、キャリアもプレーも一匹狼的なところがあるので、それを朗平監督は気にせず必要なときは誰にでも指示を出していたけど、現監督とはなぜか微妙な距離感があるというもの。
どこの国でもドラマはあるものですね~と思いながら眺めていますけど。
で話は戻りますが、やっぱりどんなに国内で活躍している選手でも、こうやって世界と戦って経験を積んで、課題を見つけてよりバレーがうまくなっていくということを考えると、木村選手の控えになり得る都築選手とかセッターポジションとかの選手があと1シーズンしか五輪までにないと考えると本当につらいところですね。僕は迫田・江畑選手が世界を経験して今シーズンからどんどん守備(レシーブ&ブロック)に力を入れなければいけないと自覚してプレーが伸びることを期待しています。
でも、リベロの統率力のなさとか、リベロの基本ができていない選手がこれだけレギュラーポジションを保っているのってどうかと思いますけど。
by ダゴ (2010-11-11 06:46)
rio様、遅くなりましたが…先日は僕の拙いコメントに返信して頂き本当に感謝してます。その上にマダマダ無知で無学な僕にセッター事情を教えて頂きましたコトを重ねて御礼を申し上げる次第ですm(._.)m。実のトコロ僕は世界バレーのテレビ中継を最初から最後まで良く見ていないのです。しかしrio様のコト細かいテレビ観戦リポートは大変参考になります(←下手をすればテレビ要らずになりそうですが…笑)。さて…対ロシア戦では『眞鍋政義監督の采配ミス』で全日本女子チームが負けたそうで。rio様の御怒りぶりも解る感じがしますが、僕自身はソモソモ眞鍋監督を全然『信頼』も『信用』もしておりません(断言!!)。いま改めて思い起こせば、約4年弱も前に眞鍋監督率いる久光製薬スプリングスがVプレミアリーグ女子06・07で優勝できたのも眞鍋監督の『采配』のオカゲではなく当時の先野久美子選手や成田郁久美選手が試合を上手く纏めていたという要素が大きいと僕はソウ考えています。その中で移籍入団1年目の佐野優子選手との間での信頼関係を築き上げ、男子バレー並のブロック&レシーブシステムを提唱した眞鍋監督ですが、以後の久光は常に4強入りはするものの試合内容的にはグダグダでガタガタな部分ばかりが僕の記憶に現在でも残っています。また更にイヤミを云えば眞鍋監督は久光時代に狩野舞子選手以外の生え抜き若手選手を育てずに国内外の移籍選手ばかりに頼りきりでした。久光時代には『久光チームの礎』を築いたベテランセッターを(実質)追い出してまで『セッターの世代交代』を図った割には若手アタッカーの育成をあまりやらなかった上に、現在の全日本ではベテランセッターに『頼りきり状態』。もちろん全日本女子の後継セッター問題は『一筋縄』ではいかないコトは僕自身でも理解できますが、Vリーグとの協力関係という点においては眞鍋監督も久光時代にチャンとやってこなかったコトが現在の全日本で眞鍋監督御自身が『苦悩する羽目』になっていると僕はソウ考えています。ナンかハナシが脱線したかもしれませんが、昨日の対ロシア戦での采配ミスというのは確かに眞鍋監督が女子バレー指導者としての経験不足というのが大きいのですが、本当のトコロは『選手任せ』にしていて『何も出来なかった』という感じになると思います。ソレは別に昨日起きたハナシではなく全日本女子監督に就任する『以前』からあると僕はそう思っています。
by ★いさおみ (2010-11-11 07:53)
>なおちゃんさん、ひとまずお先にお返事を。
ロシアは最新のランキング(8月末=WGP終了時点)では日本より下ですが、これはWGPに出場しなかったからです。日本は決勝開催国=自動的に決勝進出なので、たとえ全敗してもベスト6入りのポイントが入るんですね(実際は、実力で決勝に残りましたが)。その結果、順位が変動したわけで、ロシアの“不戦敗”のようなものです。実力で上回ったわけではありません。
世界バレーの組み合わせを決める時に使われたランキングでは、ロシアは世界4位、日本は7位です。
http://bondi-beach.blog.so-net.ne.jp/2009-11-25
ロシア戦の布陣は、江畑を休ませたわけでも、負けてもいいと思って臨んだわけでもないと思います。迫田を投入したのは、速いバックアタックで攻めることで両サイドへのブロックを遅らせる作戦を徹底するためですね。
日本VSロシア戦の間はまだ、名古屋組の2位チームが決まっていませんでした。イタリアVSキューバ戦が同時間帯に行われていて、結果次第ではイタリアが2位になる可能性があったんですね。
日本の立場では、日本がロシアに勝って得点率で1位になり、イタリアが名古屋から2位通過で上がってくれればベストだったわけです。イタリアにはWGPで2連勝していて、アメリカやブラジルよりもやりやすい相手ですから。
そういう可能性がわずかでもあったからこそ、迫田を投入した上で後衛ライトに置いて、バックアタックを長く使えるローテにして勝負に出たんだと思っています。
by rio (2010-11-11 09:36)
お久しぶりでございます。
猫に小判
真鍋にipad
佐野にぶら下がり健康器
昨日の収穫は、山本愛様の顔面レシーブ
な、ナイス!
でわ
by てつ (2010-11-11 11:15)
ホント、三者懇談してくださいな!!
日本にもっとまともな監督いないんですか??
いい選手も多いのに、勿体無いです!!!
by ふみふみ (2010-11-11 12:04)
95年のW杯から日本チームへの応援にだんだん嫌気が差し、00年の五輪予選敗退で良い方向に改革されることを期待したものの、逆方向への改革へ舵を振り切ったことで完全に日本チームの応援に終止符を打った30年来のバレーボールファンです。
一生懸命やっている選手達に非はない、という意見もあるでしょうけど…こういうあからさまな厚遇を受けていることに選手達は何も感じないんでしょうかね?いくら成績を残しても何かとケチを付けられるのは避けられないだろうし。結局の所FIVB、JVA、テレビ局、スポンサー等が頭から日本の実力を認めて無く、「日本チームにはこれぐらい特別措置をとらないと勝ち上がれない。」という烙印を押しているということでしょう?自分の実力に本当に自信のある選手ならば、こんなバカにされたような扱いには耐えられないと思うんですが。逆に、そういうことも全部分かった上で「(純真無垢に)一生懸命やってます!」という素振りを見せているんだったら、その図太い神経に感嘆しますけど。
こんなひねくれた考えの持ち主なだけに今回の世界選手権も冷ややかな目で見ていましたが、なんと日本チームが悲願のベスト4入り。バックで動いている組織の人間たちもさぞ喜んでいることでしょう。
by 血のプリン (2010-11-11 17:39)
久しぶりのロシア戦、前日の韓国戦から一転、ゆっくり、まったり、というかもっさりした試合で、そのうちお茶を用意してほっこり観戦しました。両者の違いがTVを通じて分ったのはよかったですが、本当にお鍋は田植えのことをここで見習っては困ります。Vリーグではセット毎に選手名を書いて審判団に申告する決まりはないのかな?と思いましたがどうなんでしょう。
日曜日に対戦するのはやはりロシアだろうと思うのでその時は、勝ってほしいものです。
by カリメロ&パタリロ (2010-11-11 20:01)
試合は録画をミスって、試合後半からしか見えないですがロシアに勝てるわけないよなーって思います。
確か、解説が「ガモワがついに本気になりましたね!」みたいなこと言ってましたが、絶対本気じゃないだろ・・・。前回大会の決勝戦のガモワを覚えてないのかよって感じです。
試合もロシアからしたら楽だったんじゃないですかねー、日本のブロックだったら竹下やら山口、迫田の上からスコンスコン打てますし。
個人的には、今だに竹下メイン+木村のワンマンチームの側面が強い日本の限界は見えてるだろうし準決勝と3位決定戦(まずブラジルには勝てないでしょ)は袋叩きにあうんじゃないなかなーなんて思ってます(笑)
by NO NAME (2010-11-11 21:08)
>3番命さん、いきなりサーブミス、そのあと返球ミスでネット(^^; まあ、Vリーグでもまだ新人若手な上に代表初選出でほぼ控えですからねえ。中堅以上なら代表1年目でも見方が厳しくなりますが。
迫田はこれから経験を積んで良くなっていくんじゃないかと思っています。人間性はよく知りませんが、バレーを見る限り、賢い選手だと思うんですよ。成長率に期待です。
by rio (2010-11-11 23:09)
rioさん、こんばんは。 そうとうお怒りのようですね…(汗) 僕もこのロシア戦で眞鍋監督に対する信用を全て失ってしまいました。
オーダーのミスですが、おっしゃる通り、どこぞやの監督がやらかしたミスですよね。 一歩間違えばあの時のような大惨事にもなり得た訳ですし、そもそも選手交替に明確な根拠があれば起こるはずのないミスだと思います。 あの試合の後に、竹下佐野あたりが眞鍋監督に一言がつんと言ってくれてればいいんですけどね… どうも両大御所はベテランとしてチームを「まとめる」または「ひっぱる」という意識が欠けているように見えます。 普段の練習風景とか見たことないので断言は出来ないんですけど、試合を見ててそんな風に思ってしまいます。 チームを牽引するのではなく、ベテランも一緒に全力失踪で走ってしまっている気がしてなりません。 ベテランたるもの、一歩下がったところからチーム全体を見渡すものではないでしょうか。 シャチコワのように直接得点を稼いでチームをひっぱることが出来ない以上、雰囲気作りを大切にするのは当たり前だと思うのです。しかし両選手は、ベテランなのにどうも自分たちのプレーに一生懸命で周りが見れてないような… しかも監督もこの有り様ですからね。 プレー云々、身長差云々、それ以前にチームの1番深いところで世界のトップチームとは負けてしまっているのかもしれません。 ロンドンまで大幅なメンバー変更があるようには思えないですし、プレー以前にそういうところに気を使うべきじゃないかなー、と僕は感じました。 WGPとはいえブラジルやイタリアに勝ってるチームなので、まだまだ先はあると信じています。 というか信じたいです(笑)
by 受験生 (2010-11-11 23:24)
>ダゴさん、ブラジルのすごいところは、WGPで日本に負けるような凡ミスをしておきながら、本当のライバル=アメリカには絶対に負けないところですよね。
中国・イタリアが凋落し、キューバは復活にもう少しかかりそうというなかで、ロンドン五輪はブラジル・アメリカと急速に復活を遂げているロシアの3強が中心になると思います。そういうライバルには、いまから「勝てそうにない…」という意識を植え付けておくことが大事で、さすがブラジルです。
ただ、ツイッター情報どおりなら、これは困ったことですね。ロビアンコを制御できないイタリアチームの凋落っぷりを見てもわかります。トムのように、誰からも一目置かれる選手が新人セッターに圧力をかけたり、監督と反目したりとgirlyなことをしていては、ここ一番の勝負には勝てないですよね。
トムは便利な選手だとは思いますが、アメリカチームに不可欠な選手かと言われると、けっこう疑問だと思います。すべてのプレーが平均的にできる選手ですが、突出したものはないですよね。けっこうサーブで崩されますし、ブロックは軟打で逃げがちだし。
その上、チームの和を乱す、となれば、マッカーチョン監督が呼びたがらなかったのもわかるような気がします。ビーチに戻してあげればいいんじゃないでしょうか。
都築を代表登録しながら、結局、一度も使いませんでしたね。今季も出てこなかったことを考えると、来季からいきなりベンチ入りはちょっとないかなーと。むしろ、そんなことになったら、そこまでチーム事情が悪いのか?ということになってしまいかねません。
やっぱり、09年をムダに使ったツケが来てますよね。主要各国が09年に済ませたことを日本は今季でやってるわけで。しかもまだ、佐野を切れない。節穴の目で佐野のデータを見ているんでしょうか。ipadで。
by rio (2010-11-11 23:25)
rioさん、こんばんは。
最初に、第4セット木村が潰された場面は、山口が前衛でセンターから攻撃に入るフォーメーションで、それ以前のセットもサーブレシーブのフォーメーションはツーレシーバーで同じでした。第4セットから急にツーレシーバーになった訳ではないですよ。それに横に振られていた訳でもなく、守備範囲の中で攻められてミスをしていたと思います。ならば、早めに何らかの手を打てというのはありますが...。
ロシア戦は、だいたいの予想範囲内だったので、あまり怒りもせず、喜びもせず冷静に見ていました。消化試合となった段階でロシアにプレッシャーが掛からなくなった訳で、日本とロシアの実力はこの程度の差だろうと思います。
今振り返ると初戦のポーランド戦、勝っといて良かったなと改めて思います。2敗でロシア戦を向かえていたとしたらと思うとゾッとします。
久しぶりにロシアを見ましたが、高さは相変わらずですけど以前よりもパワーが付いた様に思います。日本のブロックの両手の間をブチ抜いたスパイクが何本もありました。前回の世界バレー後、監督の問題はあるもののロシアは結果を残せておらず、危機感から出た結論がシンプルな答え、高さ&パワーだったのではないでしょうか。
今大会が始まる前、世間の予想では米国、ブラジルが金メダルの最有力だったと思うのですが、ここまでの戦いを見るとロシアも十分に可能性があるのではないでしょうか。米国は今までの戦術にスピードと高さを加えてきましたが、桁違いの高さを持つロシアには通用するのでしょうか、準決勝は非常に面白い戦いになると思います。
日本はと言えば、イタリアが準決勝に出てくれば最も勝つ可能性が高かったと思いますが、あの米国は苦手でしょうし、準決勝ともなれば独特の緊張感が出ると思いますので、相手はブラジルと言えども何が起こるかは分かりません。
いつもは終盤まで来ると後は順位決定の消化試合なのですから、あと2試合緊張感のある試合を楽しみましょう。
by to (2010-11-11 23:27)
>いさおみさん、ご丁寧にご挨拶いただき恐縮です(^^; ざっくばらんにカジュアルにいきましょう。
眞鍋監督の采配は、一言でいえば「どんくさい」ですよね。本に載ってるレシピどおりにきっちり計って作ったケーキがすこぶるまずい、というタイプだと思います。
そういう人に限って、ケーキを作りたがるんですよね。眞鍋監督、なんで代表に立候補なんかしたのかな。ハクをつけたかっただけなんじゃないの?と思ってしまいます。
就任時ごたごたがあってぐだぐだになった女子バレー界ですから、眞鍋監督を一致団結して支える雰囲気になっていないことは容易に想像がつきます。ロシア戦のアホな采配をみてほくそ笑んでる人もいるかも。そんな女子バレー界だから(←決め付け)いつまで立っても足踏みなんですよね。残念です。
by rio (2010-11-11 23:32)
>てつさん、あの場面、「ナイスレシーブ!!!」と思ったんですが、リプレイではもろに顔面(^^; 山本も半べその苦笑いでしたよね。
ただ、顔面にぶちあたるということはスパイクコースを読んでの位置取りは確かなわけで、そこは荒木や井上と比べて一日の長あり。あとは本職で…と願っています。
by rio (2010-11-11 23:34)
>ふみふみさん、三者懇談となると、呼びつけるのはやはり、眞鍋監督と佐野でしょうか。あ、それか、眞鍋監督と植田監督にしてみますか。データが読めない代表コンビ…。
by rio (2010-11-11 23:36)
>血のプリンさん、なんというおどろおどろしいHN(^^; カラメルソースが真っ赤…(怖)
選手たちはやはり、あからさまな厚遇に感じることはいろいろあるようですよ。今はネット社会ですから余計にですが、勝ってもケチをつけられるほどの過保護状態だということもわかってるようです。
今大会はまだマシですが、前回の2006年は、日本の5-6位決定戦の“前座”で決勝をやったんですよね。しかも、日本は負けて6位。なのに、竹下がMVP。モーニング娘。総動員で観客を集め、コンサートのノリで来ていた観客も多数だったと聞いています。
そういうことも全部わかって、飲み込んだうえでプレーをしていると思います。それは素振りとか図太い神経とかそういうことではなく、「仕事」だからではないでしょうか。彼女たちはバレーボールをやってみせることで給料をもらっているわけですから。
バカにされたような扱いには耐えられない!と言えたら、どんなに気持ちはラクだろうかと思います。でも、「耐えられないんだったらどうぞ辞めてください。代わりは他にもいますから」というのが仕事の世界ですよね。なので、日本のあまりの厚遇ぶりや、視聴率至上主義での偏った大会運営をもとに、現役選手を非難するのはちょっと違うんじゃないかなと思います。批判されるべきはまず第一にJVAなのではないでしょうか。
by rio (2010-11-11 23:51)
>カリメロ&パタリロさん、Vリーグでもあるはずですけどねえ。
ただ、監督が書くとは限らないので、チーム内のコミュニケーションができていないと、眞鍋監督や植田監督のようなアホなミスにつながってしまうわけで、2人の能力の問題だと思います。
ブラジル人の辞書には”びびる”という項目がたぶんない(←マリ以外)ので、日本戦ではムキになって全力で攻めてくるでしょうね。日本がそれに飲み込まれて、ロシア戦の第2セットのような雰囲気になってしまったら、それこそ一桁台の点数で蹴散らされてしまいます。
シェイラは非力だし、タイーザやファビアナのブロードはどんくさい。ジャケリネやリベロのファビは切れやすいし、マリは心が折れやすい。ということで、女王もけっこう穴だらけです。
勝てると思ってやってみたら勝てたのがWGP。いまの日本はしぶといしつこいふてぶてしい女たちのチームですから、気持ち負けさえしなければけっこういい勝負をするんじゃないかと思っています。
by rio (2010-11-12 00:00)
>NO NAMEさん、いやいやいや。あのロシアには、対策をきちんと立てた上で、チャンスボールを一発で決められるようになれば勝てるようになると思いますよ。
ロシアは良くも悪くも完全に“ロシア”に戻ってました。そういう意味では、カプララが率いていた北京五輪までのロシアとは別チームですね。
韓国戦で引用させていただいたarea71さんの記事で、ロシアのブロックはストレートに跳んでおいて、相手がクロスに逃げようとしたところをワイプしてしとめると解説されています。
でかくて手が思い切りでるからこそできる技だと思うのですが、いまのロシアのブロックはカンチャンあきまくり。その状態でワイプしているので、ブロックを利用した打ち方を徹底すればけっこう崩せると思います。
眞鍋監督は、「ロシアが思ったより鋭角に打ってきた」とマヌケなことを言ってますが、ロシアはもともと鋭角に打ち下ろすチームですよね。
ただ、それだとネット上の通過点が低くなって、しとめられたりワンタッチされたりするので、カプララ監督のときに長いコースを打つように変えたはずです。それが元に戻っただけで、だからシャチコワが竹下にブロックされてしまうんですよね。合計ブロック数は日本のほうが多かったわけですし。
全日本男子の平均身長よりも高いチームですから、上から打たれるのは仕方ないところです。ただ、日本のブロックが完璧だったのに上から打たれた、というケースは、実はそれほど多くなかったと思います。
日本がなぜかストレート側に寄ってたり、手を出すタイミングがばらばらだったり、跳ぶのが早すぎたり遅すぎたり。その辺はすぐにどうこうできるものではないものの、練習で改善できる範囲だと思っています。
ブラジルは全力でつぶしに来るでしょうから、そのエネルギーに負けずに、日本とやるのは嫌だな、と思わせる内容の試合をやってほしいと願ってます。
by rio (2010-11-12 00:15)
>toさん、ご指摘ありがとうございます。重大な間違いだったので記事から削除しました。申し訳ありません。
気を取り直して。
2セット連取してブレイクがあって、第3セット目がぐだぐだになっているロシアを見て、ああ知ってるロシアが戻ってきた、と思ってしまいました。
中継の合間の選手紹介で、ロシアの選手たちが10キロのおもりを胴にまいて練習している様子が紹介されていました。巨人の星の大リーガー養成ギプスと同じ発想(笑)。あるいは、ドラゴンボールの亀仙人と発想というべきか。
ただ、たかーいトスを打ち下ろすバレーではもう通用しない、ってことで、カプララのもとで速いトスを長いコースに打つスタイルにしてきたんですよね。それがうまくいかなかったわけですが、日本としては、打ち下ろされるよりも高いところから長く打たれるほうが苦手かもしれません。
ブラジル、アメリカ、ロシアの3強で五輪まで行くことは間違いなさそうですね。ただ、欧州選手権では、ロシアはなかなか勝てないようです。手を抜いているからなのか、まだ未完成だからなのか。真価はW杯2011でわかるような気がします。
ともかく、ここからやっと気合を入れて観る価値のある試合。ブラジルを動揺させるようなプレーをしてほしいなあと思っています。
by rio (2010-11-12 00:59)
>受験生さん、寝ぼけた頭で怒りながら観ていたら大間違いをしてしまい、記事を一部削除しました。申し訳ありません。
竹下は、チームをまとめる・ひっぱるという意識が北京五輪後から出てきたようには思います。アテネのときは吉原がいて、そのあとも多治見がいたり大村がいたり、こねてもたたいてもまとまらない高橋がいたりとなんやかやでリーダーシップに問題ありと思っていましたが、ここにきてようやく、リーダーになりつつあるのではないかと。
佐野については言いたいことがいろいろあるのですが、大間違いをしたあとなので自粛します。お口ミッフィー。
とにかく、ブラジル・ギマラエス監督がどんな日本対策を繰り出してくるのか、楽しみです。
by rio (2010-11-12 01:29)
初めまして、ロシア戦を見ての感想ですが、井上から荒木に代えたのは失敗だと思いました。荒木の働きを見て、相手の動きについていけられていないと思いました。
さらに、江畑から迫田に代えたのは、江畑がスパイクで狙われてから江畑の決定率が上がらないからと思いました。迫田に変わってから、今度はロシアのスパイクは、迫田にも向けられましたが、迫田もミスが増えました。
と言うか、迫田はやる気があるのかと疑いたくなる場面もありました。
木村沙織に関してはあれだけ狙われていては集中力も切れるときも出てくるだろうと思いますが、今までの試合とかも見ていると、スパイク決定率が良いときは、サーブレシーブ返球率が悪く、サーブレシーブ返球率が良いと
スパイク決定率が悪くなる傾向があるように感じます。
今度ブラジル戦ですが私が監督なら、木村沙織の対角の江畑か迫田をサーブレシーブやスパイクでねらい打ちしてつぶして、木村沙織を孤立させれば簡単に勝つことが出来るのではと思います。
by ハニマル (2010-11-12 20:22)
連戦の中でrioさんも疲労困憊のようで・・お疲れ様です!
10日の名古屋大会、イタリア×キューバ以外見てきました(一番いい試合見逃したアホです。)ブラジル、今回気迫があります。特にセンター線絡んで来ると、サイドと同時に助走してくるかつ、高くて早い!これぞ高速コンビバレー!私の目が節穴なだけかもしれないですが(汗)あのブラジルだったら、傷心の日本は粉砕されてしまうんじゃないかと心配です。
そしてアメリカは雰囲気悪っ!!でした。上記ダゴさんのコメントを読んで、しっくりきてしうぐらいに。確かに、トムだけタイムアウト中、監督に背中向けてた場面があったり、選手交代するまではグダグダだったりしてたなーと。
それでも、密度の濃ゆい試合でお腹いっぱいでしたが。
明日は試合が見られないので、ブログで補習します。
by M (2010-11-12 21:58)
そうなんですよね、ブラジルとアメリカはアメリカ大陸選手権とかWGP とかでも毎年数回は当たるライバルですよね。基本的にはそこはブラジル落としませんよね。
追加情報というか、また違う角度からのあのアメリカチームの件ですが、セッター・グラスがブラジル戦は特にOPPのフッカーにトスを集めすぎていたんですよね。なので、ある意味、トムがムッとするのも当たり前というか、バーグと交代してトス配分が結構等分化されてきたので、トムがリズムに乗ったのでは、フッカーにしてみたら、自分に来ていたトスが来なくなって、しかもトムが生き生き(?)してきたっていうのがあるんじゃないかなという分析もできるようです。フッカーの幼さ(そんな内情が分かってしまうことをつぶやくなという意味で)のほうが問題っていう捉え方もあるようです。グラスのトス回しはWGPではもっとMBを使えていたのですが、この大会は連戦の疲れというか、間が空いて(平日に練習できた)WGPのような日程ではないので、レセプション良し悪しに関係ないMB(今季車体に来るアキンラディオとか)を使えていないのが、問題のようです。
ま、アメリカのファンは結局身体能力の高い選手が集まっているので、世界相手になるといつも決まっていた攻撃がブロックに引っかかったり、拾われたり、ブロックでシャットされたりと、見慣れてないものを選手同様体験してストレスになるんじゃないかと。ま、これはスポーツに関してだけではなくて、アメリカという国のもっている感覚が海外に出てみると違うっていうことなんでしょうけどね。
日本のバレー選手(竹下・木村選手のコメントのヨークタイムスのコメントを見る限り)だけではなくて、世界のバレー選手は日本のバレーマーケティングの成功(?!)に関しては、自覚もあるし、なかったらこの競技自体がどれだけ大変なことになっているかということは共有していることだと思います。バレーで食っていけるっていう国はそんなに多く無いんですから。
世界のバレー選手たちは日本の大会に出ると、こんなに観客がくるスポーツなんだって驚くというか、ある意味とっても感謝感動するらしいですからね。ま、だからあまりきついこととか変なとことか日本チームに対して言えないっていうのもあると思いますが。基本的にはみんなタテマエでインタビューとかは答えますしね。
http://www.nytimes.com/2010/11/12/sports/12iht-VOLLEY.html?_r=1&pagewanted=1&ref=global
確かに中国とキューバの今大会の衰退はインターナショナルなバレーファンからすると、心配というか残念ですよね。もう少し時間かかりそうですね。ロシアは色んなところでやっぱりセッターが久しぶりにマトモなのが来たっていわれてますね。
アメリカチームは新しい選手に入れ替わったので北京五輪までの選手との変な軋轢みたいのはあるみたいですね。ボルボッサとかアキランディオあたりがスタンフォード卒(トムと同じ)だし、グラス、フッカー、ラーソンと同年代で大学バレーで活躍してきたし、北京五輪チームと最後まで一緒に残って練習していたのだし、この仲介のカギを握っているのではと勝手に思っているのですが。だから、ボルボッサは外せないと勝手に思ってみたり。(プレーはともかく)彼女は人懐っこくていい子という印象(東レの選手との交流を見ても)があるからね。
いよいよ今夜ですね。楽しみです。
by ダゴ (2010-11-13 01:30)
「血のプリン」というのは豚の血を固めたもので、鉄分満点の非常に不味い食べ物です。
もちろん、第一に批判されるべきなのはバックで動いている組織の人間たちなのは言うまでもありません。ただ、選手達が100%被害者というのもどうなのかなぁ、とふと思ったまでです(考え方がひねくれているもので。)。木村選手とかは本当に素晴らしい実力を持った選手だと思うだけに、こういう正当に実力が評価されない現状でしか日本代表としてプレーができないことは本当に残念なことだと思います。
個人的には、つまらないという意見もありますがアメリカチームに非常に魅力を感じます。選手のポテンシャルの高さもありますが、マッカーチョン監督の存在が大きいですね。ただ、ダゴさんが上で言われていたことが少し気がかりではあります。細かく分析をしたり、統計を取ったわけではありませんが、見た印象で対ブラジル戦では完全にトムがブレーキになっているような感じでしたし。まぁ、今回の世界選手権で金メダルは難しいでしょうが、ロンドン五輪に向けてトムとバウンに代わる新戦力が台頭してくることに期待しています。
とりあえず、バレーボールの世界大会が公正な運営方法で行われるようになるまでは日本チームを素直に応援できないのが正直な気持ちかな。(バルセロナ辺りまでは手に汗を握りながら必死に日本チームを応援していたんですけどねぇ…その頃が懐かしい。)
by 血のプリン (2010-11-13 05:42)
rioさんおはようございます。
ロシア戦残念でしたねー。
完全にテンパりまなべんになっていて、ローテの提出ミスといい井上を下げたことといい、何やってんの??って感じでげんなりでした。
でも内容自体は、ブロックも悪くなく、「高さにねじ伏せられた」って気もそこまでしませんでした。
ただ、いいリズムの時こそ、その流れを分断するようなプレー、選手がみられることが残念ですね・・・
まあ、もうなんていうか、言うまでもないんですが、「佐野!!頼むからオーバー使え!!」ってことです。笑
チャンスボール処理と二段トスであれだけ佐野のボールを触る機会が多い中ですべてアンダーでは、チームが流れに乗っているときに一人だけ逆行して突っ走ってるように見えます。
どれだけレセプションの練習をしたしてもやはり7,8割返すことは難しいわけですから、リベロを井野(もしくは井上)にして、Cパスのときはリベロと木村がバンバンジャンプトスで二段あげればいいのに。。なんて無いものねだりをしてしまいました。
まあそれには二段を打ち切れるオポジットが必要ですけど。
昨日アテネの切符をとったOQT韓国戦の映像を友人から借りて見ていたのですが、リベロ成田が、チャンスボールも二段トスもオーバーで、しかもリーダーシップをもってコート内統率を図っている姿を見てなおさら物思いにふけってしまいました(笑)
余談ですけどその頃の吉原知子はラリー中にもバンバンA、Bクイックに入っていて、しかも高確率で決めています。竹下もラリー中にライト側を向いて吉原のBに上げたり、今ではほとんど見られないプレーが多くみられます。
僕は当時の記憶ってあまりないので、ブロード一辺倒の印象が強いんですが、昔は今ほどではなかったんですね。
選手が違うというのはあるのでしょうが、いつから今のようなトス回しになってしまったんでしょう。
まあでも、そんなやんちゃなちびっ子2人組(笑)を擁してでも夏はブラジルに勝ったわけですから、今夜も期待して観たいと思います。
by Q (2010-11-13 10:56)
>ハニマルさん、コメントありがとうございます。
江畑・迫田はサーブレシーブに入らないので、狙われることはないです。スパイクも、基本的にはレシーバーを狙って打っているわけではなく、ブロックの弱いコースを狙っています。
ただ、ロシアのようにブロックの上から打てる場合、レシーブ力に難がある江畑・迫田のほうへ打つことはあるかもしれませんね。それでスパイクレシーブに失敗して、それがアタックにも影響するということもあるのかも。
木村が、サーブレシーブを失敗したときに限ってスパイクを決めているように見えるのは、そういう場面で竹下が木村に上げることが多いからでしょうね。
木村のサーブレシーブのミスで別のアタッカーがシャットアウトされるより、木村が自分で打ってシャットアウトされたほうがチームとしてのリスクは抑えられる、木村が自分でカバーして得点すれば問題ない、という計算もあるんでしょうね。
木村が、サーブレシーブがいいときにスパイク決定率が悪くなる、という傾向はないのではないかと思います。
by rio (2010-11-14 04:16)
>Mさん、お恥ずかしい限りです。きっちり折檻しておきました。
世界トップともなると、チームのカラーがはっきりしていて面白いですよね。そのカラーの根っこにある部分を壊すことができれば勝てる、という。
日本が負けた3チームでいうと、ブラジルならセンター線にサイドがテンポをあわせてきますから、センター線=生命線。中国ならスパイクレシーブがセッターにピタッと返るレシーブ力が生命線。そしてロシアはでかさ命!ですね。
ロシアに勝つ方法はきっとシンプルで、サーブで攻めて単調なオープンバレーに追い込み、ブロックでコースをふさいでレシーブする。このじみ~な繰り返ししかないんだと思います。
何本も上から打たれるでしょうけど、サイドアウトをきっちりとってガマンする。そのうちミスるかもしれないし、サービスエースが取れるかもしれない。ただ、そういうガマンの試合はとても苦しいので、どのチームも心が折れて負けてしまうんだろうなと思います。
そういう意味では、今大会で初顔合わせのブラジルVSロシアがどんな試合になるのか、非常に楽しみです。
by rio (2010-11-14 04:24)
>ダゴさん、アキンラデオがトヨタ車体に???
伸び盛りの彼女が、感覚的な指示しかしない葛和さんのもとで何をどうするつもりなんでしょうか。勘が来るって調子を落としてしまうんじゃないかとちょっと楽しみ…じゃなくて心配です。
アメリカの井の中の蛙っぷりはどの分野でもそうですよね。欧州勢のしたたかさとはまったく違った雰囲気を持ってるように思います。権利意識も非常に強いお国柄ですから、マッカーチョン監督といえども、チームをまとめるのがまず一苦労でしょうね。
中国・イタリア・キューバがぱっとしませんが、キューバはついに2セッター制をやめて世界標準に乗ってきたんですよね。いまはまだ転換期なので勝てていませんが、トラブル続きの中国や内紛続きのイタリアと比べ、2年間で急速に伸びてくるのではないかと思います。
ジャパンマネーがバレーを支えていることは確かですが、半面、今回の世界バレー男子のオランダや、WGPの韓国のように、経済的な理由で辞退が続くというのも考えものではないかと。
世界ランキングは、指定の大会のポイントを累積していくシステムですから、お金がない→出場できない→ポイントがたまらない→ランキングがあがらない→出場条件がさらに厳しくなる、という悪循環に陥ります。その結果、国内での人気が出なくてさらにお金が集まらないという。
世界バレー2006のときは、外国の記者たちからアコスタへ、「なぜ日本開催ばかりなのか」という質問(というか不満?)も出たそうです。
日本が今後、上位に残る常連になってくれば、さすがに「不公平だ」ということになってくるかもしれませんね。
by rio (2010-11-14 04:42)
>血のプリン、豚の血…。鉄分はプルーンかなにかおいしいものでとっていこうといま誓いました(謎)
WGP決勝でも、トムはたいしたことなかったですよね。自分で自分をうまいと思っている典型的なタイプだと思います。自信満々の軟打を決めさせてしまうとめんどくさいですが、それさえ拾ってしまえば、高さ・パワー・スピードがそれほどあるわけではなく、むしろ止めごろの選手なのではないかと。
バウンはなんでスタメン張ってるのか謎ですよね。あの遅さとさぼりっぷりはちょっとありえないと思います。日本戦では手を抜くことにしてるんでしょうか。
日本優遇ですが、世界バレーは1次・2次予選の結果合算方式なだけに、開催国特権の影響が、W杯や五輪よりも大きく出る大会だと思います。
28年ぶりの4強、32年ぶりのメダルを狙うといっても、日本が今大会で勝った最高ランキングがセルビア、次がポーランドで、中国・ロシア・ブラジルには負けてるわけですから、世界トップの仲間入りを果たしたとはいえないんですよね。
そういう複雑な思いは私のなかにも強くあります。ベスト4進出は当然で、それよりも世界トップ6に勝てるかどうかが重要なんじゃないの?と思っています。
by rio (2010-11-14 04:56)
>Qさん、ロシアのようなチームを相手にする場合、佐野がオーバーを使わないのはいつにもまして問題ありですよね。
ロシアはブロックに絶対的な自信を持っているだけに、レシーバーはフェイント重視で、ブロックを抜けてくるアタックについては反応がぐだぐだですよね。
ということは、たとえば、男子バレーでよくやっているようにチャンスボールをリベロがジャンプしてオーバーハンドで返球し、セッターがジャンプトスでブロックを振れば、かなりの確率で決まるはず。
それをもっさりもっさりアンダーでやってしまうから、ロシアの守備隊形が整ってしまってアタッカーが苦しむわけで。ほんとに佐野じゃないとだめなの?ってところをもう一度考え直してほしいですよね。
成田は、いまはもう劣化してしまってだめだと思っているのですが、アテネのときのリベロっぷりは優秀でした。
吉原・多治見はラリー中にもばんばんクイックに入ってましたよね。セリンジャー監督の指導を受けたことが大きいんじゃないかと思っています。
荒木も、ラリー中でもなんでもとにかく全部打つつもりで入っていますよね。テンポがやや遅いのと、技のバリエーションがそれほどないところが課題ですが。木村の対角にサーブレシーブがきちんとできるサイドが入れば、荒木をオポジットに転向させるというパターンも検討できると思うのですが。
竹下がブロード一辺倒になったのは、おそらく、柳本さんが竹下・高橋を固定したときからでしょうね。高橋の低いレフト攻撃を活かす→ブロックをライト側に引っ張らなければならない→センター線に走らせる、という意味不明な結論に達していたんじゃないでしょうか。
by rio (2010-11-14 05:13)
場所は違いますが連コメ失礼します(笑)
はい!世界バレーの生観戦は初めてでしたが、チームカラーのぶつかり合い見応えありました!!
個人的に、ドイツのチーム好きですね~スタッフ含めすごくバレーを楽しんでいる印象でした。チェコはブロックすごいし、タイはヌットサラのトスに惚れますね(笑)オランダはあんなに波が激しかったっけ?てぐらい前半崩れてました、フールマンとセリンジャー息子が見られて懐かしかったです。
ロシアはデカさですか。そうか、だからいつも観てる側も苦しいんですね。納得です。今年の世バレはチームの出来不出来がかなり別れていたので、今後どうなっていくか注目ですね!
by M (2010-11-15 14:49)