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WGPで良かったこと、気になったこと [バレーボール]

真夏の国際練習試合、ワールドグランプリが終了しました。生きてる間に五輪でのメダルが観られたし(←おおげさ)、これからは菩薩の表情で眺めていこうと決めた私。フジの中継もバレーをやっとスポーツ扱いしてくれるようになったし、CMの入れ方も上手になったし、川合はおとなしくしてるし、もはや言うことナッシング(寒)…とか言ってたら、決勝のイタリア戦だけ見逃しちゃったぜ。

なんて思ってたのですが、やっぱり気になるんですよ。もうちょっと勝てたんじゃない?五輪の翌年はどのチームも選手選考の1年で、全日本もやっとそういう“当たり前”のことができるようになったことは大変喜ばしい。だから、勝ち負けよりは収穫があったかどうかのほうが大事なんだと思いますが、それでも勝てる試合を落としていては成長が鈍るよね。

<良かったこと>
今のチームのポテンシャルは、たぶん五輪銅メダルメンバーより上だと思います。ラリー中のつなぎの意識がきちんとしていて、誰にボールをパスすればいいのか、相手のどこに返せばいいのか、ちゃんと考えていることが伝わってきます。やっぱり、主将のカラーがチームに浸透するもんなんですね。

カラーと言えば、アタックも全員が変幻自在に打てるチームになる可能性を見せていますね。打たされているのではなく、アタッカーが判断して攻めているアタックが目立っていました。これは、アタッカーが木村カラーに染まってきていることに加え、セッターが大型化したこと、リベロが第2セッターとして機能するようになっていることの総合的な効果なのかなと。

一方、銅メダルチームのカラーだった“粘り”も失われていないように感じます。銅メダルチームは”ひたすらしつこい”チーム。当時の荒木キャプテンのカラーそのものでそした。技術・戦術は二の次、粘って粘って粘るバレーで、粘りの面で“格上”の中国にフルセットで勝ったことが、銅メダルにつながったんだと思っています。

全日本女子は88年のソウル五輪でメダルを逃して以降、チームの良さを蓄積していくことがずっとできてこなかったと思うんですね。目先の勝利にこだわり、失敗し、チームを壊してまたゼロからやり直す、という繰り返し。でも、今回は銅メダルからのスタートなので、チームを壊す必要がない。ベースがある段階からのチーム作りは久々で、期待が持てます。

<気になったこと>
ただ…ねえ…(笑)。ここからが本題なのですが、やっぱり気になるんですよね、いろいろと。まず、前チームから受け継いでいる“粘り”なのですが、前チームよりは判断が数秒遅いかな。だから、レシーブやブロックが少し届かない、アタックではコースが少し甘い。だから、相手チームにいや~な印象を与えられていないと思うんですよ。

前チームでは、日本が粘りだすと相手チームが明らかに緊張していたり、テンションが下がったりする場面が多々ありました。ブラジルなど五輪メンバーが残っているチームほど、その記憶を受け継いでいるはず。それを利用しない手はありません。

その守備面で言うと、新鍋はちょっと困りましたね。調子が悪かったということですが、スパイクコースに入っていてボールに触れているのに、外に飛ばしてしまうプレーが目立ちました。調子が悪くてセッターを走らせてしまいました、というならまだ許容範囲ですが、外に飛ばすんだったら新鍋が代表にいる意味がない。逆に言えば、調子が悪いときも悪いなりに結果を出すための“自分なりの方法”を発見してほしいと思います。

ただ、それよりも、守備で言うと江畑がダメですね。っていうか、江畑、代表に必要ですか?すべてのプレーの中で、人並みにできるのはレフトアタックとバックアタックだけでしょう?なのに、「アタックでは私が代表チームで一番だと思っている」とかメディアにコメントしていました。いやいやいやいやいや。サイド陣の層の薄さが課題の日本で、“自称アタックNo.1”になんか意味あるんかいな???

江畑、あの程度でもはや天狗か……と、とっても残念です。特に後衛のときの守備のさぼりっぷりはひどいですねー。「バックアタックに備えてるから」ってな感じで自分に言い訳してるんだろうなと思ってしまいます。新人のときはヘタなりに飛びついてワンハンドで上げていたボールを、いまは「反応したけど間に合わないほどのスパイクだった演技で見送る日々。サーブレシーブ免除、ブロックもサーブもつなぎも期待されていないことを「情けない」と感じられるセンスがないのかも。

いやだなーこのデジャブ感…。自分の得意分野の殻に閉じこもって、「私にはこれしかないから」とか自分で勝手に限界を作ってしまう“全日本女子の負のDNA”を江畑が受け継いでいたなんて。

率直に言って、江畑のピークはロンドン五輪の中国戦だったと思います。WGPでは、そこからの上積みは攻守ともに1つも見られず。むしろ、守備が退化しています。なのになぜか、眞鍋監督の信頼が厚い。このまま代表に居続けたら、高橋みゆきや佐野良子のように“困ったレギュラー”の仲間入りでしょう。

というわけで、江畑ってほんとに代表に必要?という疑問につながるのですね。むしろ「課題を克服するまで代表には呼ばないからね」というぐらいのプレッシャーが、チームのためにも本人の成長のためにも必要なのでは。

続いて気になったのはセッター。宮下は良くも悪くも必死で、見ていてすがすがしかったです。中学生のときはふにゃふにゃしていて、トスもよろよろだったのに、きびきびした動作でいい顔つきになりましたねー。

ただ、「私の持ち味は意外性です」と言ってしまう勘違いは周りの大人が注意してあげなければ。川合なんかがすぐ甘やかしてしまうのが、なんかもうとってもいけませんのですよ。

そもそも、“意外性”というのは結果論なんですね。理屈をこねると、“意外性”ってのは、「セオリーと違うところにトスを上げ、さらにそれが『一定の確実性』を持って決まったとき」に、「意外だね」という評価になるんだと思います。

「一定の確実性」がないけど決まった場合は「まぐれだね」となり、そもそも決まらなかったときは「ヘンなトスまわしだね」となるんですね。つまり、「持ち味は意外性」という言葉は、大ベテランのセッターが研鑽を重ねてトリッキーなトスワークにたどりつき、それで結果を残したときに初めて言える自己評価なんだと思います。

一方、今の宮下はまだ、思いつきレベル。「まぐれ」と「ヘンなトスまわし」の間を行ったりきたりしています。もちろん、今はそれでいいんですよ。挑戦して経験を積まないことには、「意外性」は身につきませんから。ただ、根拠がないヘンなトスまわしを「意外性」だと勘違いしてそこに依存してしまうと、すぐに壁にぶち当たってつぶれてしまうでしょう。Vリーグでは通用するかもしれませんが、国際大会では通用しない。そういうことを今の段階で教えてあげてほしいなあ。

最後にミドル陣。岩坂に個人技の上達が見られたのが収穫でした。が、宮下も大竹も新人、控えの平井も代表ではほぼ新人、というチーム事情で、センター線としては十分にアピールできたとは言いがたい内容でしたね。この状態から誰が引っ張っていくのか。岩坂しかいないでしょう。その自覚があると信じてます(^^

<おまけ>
終わってみればブラジルが圧勝でしたが、おそらくそのポイントは、金メダルメンバーを残したことに加え、センター線の移動攻撃のレベルが上がり、攻撃の幅がさらに広がったことだと思います。

このブログでも書いてきましたが、ブラジルは北京後~ロンドンまでの間に、セッターの前でのクイックから組み立てる戦術を各国に見切られて苦戦が続きました。

特にタイーザは移動攻撃が遅く、高さも出せず、クロスにしか打てなかったんですね。ファビアナも決して移動攻撃が得意ではなかった。なので、セッターの前でのクイックを徹底マークされるとセンター線が機能せず、シェイラのバックアタックにマークがついてくる→打ち切れない→サイド一辺倒、という負けパターンが続いていました。

ロンドン五輪本番でもブラジルは苦戦しまくったんですが、日本戦でついに、第1セットの早い段階で、日本のブロックがセッターの前でのクイックについてくると見切った瞬間、自分たちのほうから苦手な移動攻撃を仕掛ける賭けに出た。世界バレーでもW杯でも日本に負けてましたから、そうするしかなかったんでしょう。その捨て身の攻撃が当たった。日本の守備陣を撹乱することに成功して勝ち、そのまま金メダルを取ってしまいました。

で、今回のWGP決勝の日本戦、ブラジルの最初の攻撃はタイーザの移動攻撃だったんですね。そんなの、少なくとも私がテレビで見た範囲では記憶にないっす。サーブレシーブをする前からばればれの移動攻撃態勢で、セッターの前のクイックは絶対にない位置どり、スピードもまだまだ遅かったんですが、高さは出てたし自信を持って打ち込んでいるように見えました。

一方、タイーザを追いかけないといけないはずの岩坂は、セッター・リンス(前衛)にベタ張りで動けず、バックアタック(か、セッターのツーアタック?)に構えてしまい、移動攻撃へのヘルプが全然間に合わなかったんですね。これはおそらく、ベンチの指示が大きく関係しているはず。ブラジルの戦術の変化について、あれだけデータ主義の眞鍋監督のことだからわかっていると思うのですが、ならばどうする?という解決策がないのかも。

素人の単純な発想では、タイーザが走ったところでどうせ遅いし、ストレートには打ち切れないんだから、サイドブロッカーがクロスをしっかりと締めてワンタッチとって拾えばいいのではないかと。移動攻撃をマークしてる、という印象になったら結局はBクイックに頼ってくるんだから、そこはこれまで通りしつこくマーク。それを先手先手で主導権握れるか、なんだろうなと。

なのに、この1本目の場面、江畑のブロックが完全に遅いんですよね。江畑がのんびりと手を前に出しているころには、タイーザの打球はすでに、日本コートのアタックライン付近まで来ています。江畑、コート上で寝てたのか?と思ってしまうぐらいの遅さです。これではいかん。

思い起こせば、アテネで金をとった中国が、北京では銅に終わりました。自国開催で2連覇を目指すって、並大抵じゃないと思うんですね。ブラジルだってかなりのプレッシャーを感じているでしょうし、五輪本番ではシェイラもファビアナも今よりさらにピークは過ぎているでしょう。

ということは、リオまでの3年間、日本がブラジルにいや~な感じを与え続けることができれば、勝機が見えてくるということかも。どう見てもブラジルが突出して強いようには思えないんですよね。日本のこれからに期待です。


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YM

Rioさん、待ってました。 お久しぶりです。

WLのアップもなかったし、WGPは予選からもずうっと身を潜めていらっしゃったので、もうrioさんの辛口コメントは見られないのかと大変がっかりしておりましたが、久々のアップを見て嬉しい限りです。
自分の受けた感想とは違った側面からの意見を知るのは楽しいですからね。

私の全試合を見ての感想は、まあWGPでもありますのでまだ試験段階には違いありませんが、もう少し石井優希を試してもよかったのではないいかということです。 予選でも悪くなかったと思いますし、調子の波も長岡ほどには大きくなかったと感じました。

木村はいろいろと大変でしょうが、ジャンプ力落ちていませんでしたか?
はじめの方は、宮下とのタイミングが合っていないだけかとも思っていたのですが、その中で江畑や新鍋がなんとか合わせて打っていく中、木村はいいトスしか打たず、合わないものは逃げのフェイント。 それでもなかなか決まらない。 前はもう少し跳んでいたように思うのですが、海外移籍で使われず感覚が戻らないのではないかと心配しています。

それより私の一番の懸念は、rioさんのご意見に真っ向反対の岩坂です。Cとダイレクトはかろうじて打てるようになっていましたが、未だにブロードはゼロですし、レフトのブロックは良いものの横移動が遅い!! 手足が長すぎるのか、どこかカックンカックンしていて反応が鈍い!! トスがまだ低いのでこれからの課題ですが、せっかくの身長なのでもっとジャンプして高い打点で力強く打ちこんでほしいです。 もう吹き飛ばされたりしないように、もっともっと身体の強化を強く望みます。 

WGPより水曜日から始まる世界選手権アジア予選の方が試合としては大事だと思うのですが、相手国を見ると女子は楽勝でしょうかねえ。 とすると、私のお気に入りの荒木は今回も出ないのかなあ。 宮下とのコンビを見てみたいんですがねえ。 荒木は結婚したんですよねえ。 ラガーマンと。 おめでと。

男子もやっとまともな指導者を受け入れて、かすかな光が見えてきたような気がしないでもないというところですが、こちらの予選突破は簡単ではないようですね。 TBSもフジのようにBS,CSでもっと放送してほしいのに、なんとも悲しい扱い。

Rioさん、しょうもないコメントが寄せられて迷惑されていることでしょうが、バレーはもちろん、時々は「けっこう気になる」他のアップもお願いします。 私のように楽しみにしている人はたくさんいると思いますよ。

YM

by YM (2013-09-02 16:24) 

площадь 71

Rioさん

復活、嬉しいです。待っていました!
Rioさんの観点と照らし合わせてブラジル戦もう一度見直してみます。
9月も代表の試合があり、11月までグランドチャンピオンズカップがあります。
どうかこうしてブログを更新してくださるよう期待しております。



by площадь 71 (2013-09-02 16:58) 

R.A.

ワールドグランプリ終わって気になってアクセスしてみたら久々の更新があって嬉しかったです。Rioさん、お久しぶりです。

ここまで来る前になんで後進指導しなかったの?のミセス竹下がばっちり化粧を決めてコートエンド解説。大山加奈さんと吉原さんのアテネトリオが割とコートの動きをしっかり見て現代バレーに即してレポートしているのに、素子女子は「選手と目があった」だのなんなの・・・チャン川合と共にそろそろお引き取り願いたいものです。

それはともかく、ジブリヒロイン(あるいはあまちゃん?)顔の宮下選手、トス廻しはまだまだ改善の余地がありますが、ブロックにきちんと参加できるだけで、そして何よりディグやつなぎの反応が良いという点でも竹下の穴をしっかり埋めていたというのが収穫でした。華奢なのにかなり体当たり的で怪我しなければいいんですけどね。
個人的にはシーガルズでの中学生選手時代からのトスの質を見てきて、いずれ全日本に呼ばれる逸材と思っていたのですが、河本監督&岡野姐さんに指導されてきただけあって国際デビューにしては充分活躍した(メディア的にも美味しい)という印象です。
あとは中田監督が育てている狩野舞子セッターが実を結ぶか?に注目。

全くノーマークだった佐藤あり紗さんという新リベロが収穫。ヴィジュアル的には引退した滝沢ななえさんの後継となるか?人気が出そうですね。

セッターより低いWSの2名がねぇ・・どうも・・・
新鍋選手が前衛の時、宮下選手が跳ぶよりもブロックが確実に弱くなっている・・新たな穴となっている気がしました。これは調子云々では解決しないこと。オポジットはやっぱりサウスポーの方が使い勝手が良い。長岡選手或いは堀川選手にもっと身体能力を高めていってポジションを奪い合って欲しいと思います。
守備に参加できない江畑選手も考え物ですね。迫田選手が東レで守備に入っているようなのでそのレベルアップに期待しますが、誰か木村選手レベルの身長でオールラウンダーはいないのか?
鮮烈デビューをしたシュ・テイは今後、キム・ヨンギョンと共に手こずりそうですね。

木村キャプテンはトスと合っていない以前に、スパイクの打ち方をワクフバンクで忘れてきてしまったのでしょうか?んんん・・ロンドンで選手としてのピークを過ぎたのか?サーブ以外のすべてのプレーで精彩がありませんでした。元々木村選手は脇役として光るタイプなのに、彼女を中心と据えざるを得なかった人材不足が不幸の始まりではあるのですが。

この先3年、人材難は続きそうで、どういう体制でリオの金メダルを取りに行くのかけっこう前途多難だなというのが私個人の総括でした。
by R.A. (2013-09-02 21:58) 

kiyo

rioさん、ブログ楽しみにしてました。復活嬉しいです。

タイーザ選手、やせてませんでした?
顔がげっそりしてみえるけど大丈夫なのかな、と思いながら見てました。やせたから、移動がよくなったわけではないよな・・。

木村選手がアタッカーとして一段上にいくには、パワーをつけないとどうしようもないなぁ、と思いながら見てました。
「ブロックを見て打ってくるから、きっちりコースに入ればあげれるんですけどね」なんて、解説者K氏がシェイラのことをよく言ってましたが、木村選手がまさにそれ、と相手チームは思っていることでしょう。
3枚ブロックを抜く技術があるのに、決まらないなんて切ない・・。

そうそう、迫田選手が国体予選の試合でレセプション入ってました。
リベロも濱口選手が抜けて木村美里選手になってますし、
レセプションが乱れた東レは苦戦しておりましたが、
「いいよ~いいよ~」と暖かい気持ちで応援できました(笑)
これから楽しみです。

これからもブログ読ませてくださいね。








by kiyo (2013-09-02 22:20) 

rio

>YMさん、身を潜めておりました(笑) お久しぶりです。

眞鍋さんは1期目のときも、1年目はとっかえひっかえでしたよね。で、そこで目星をつけて、2年目から調理にとりかかるという感じで。なんかもう、冷蔵庫のありもので手早く晩御飯を作ってしまう賢い奥さん的な手腕を見せたのでした。

ということで、WGPで誰を試し、何のデータを取るか、ということはそれなりに考えがあってのことなんだろうなと思っています。

木村はジャンプ力落ちてましたか?んー、いまいち気づきませんでした。もしかしたら、宮下のトスが短い(伸びがない)のかもしれませんね。腕だけじゃなくて身体ごとひねってストレートの空きスペースを狙ったり、ばたばたと切込み勝ちで打ってることが多かったですよね。

もしかしたらそれと同じ理由で、センター線の攻撃もいまいちだったのかも。岩坂はもともと移動攻撃で勝負するタイプではない上に、宮下がセンター線をまだまだ使えていないレベル。その2人が代表チームで実戦練習を積ませてもらってるんだからぜいたくな話ですよね(笑)

私は、岩坂は身長だけでなく存在感も大型のセンターになると期待してるんですね。確かにすばやくないですが、意識は高いと思いますし、感情が顔に出ないのがセンター向きだと思います。

身体はこの1年間でけっこうつくってきてましたよね。筋肉を身につけるのには時間がかかるのに、東龍出身者は相原監督のわけのわからない方針のせいで、筋トレをさせてもらってないんですよね。Vリーグに入ってから鍛えてもらえと言われてるとか。目先の勝利がすべての監督のツケを選手が社会に出てから払っているという。そんな気の毒な事情もあり、長い目で見ていこうかなと思ってます。

けっこう気になる…ことが多々あって、なんかもう好奇心が追いつかない日々です(笑) シリアも民主党も柔道女子も気になるんですが、いま一番気になっているのは「あまちゃん」です(^^

by rio (2013-09-02 23:55) 

rio

>площадь 71さん、ありがとうございます。読めない文字がとても怪しくて素敵です(笑)

実は、女子はそれほど心配していなくて、このチームもケガ人と勘違い女さえ出てこなければそこそこ勝つんじゃないかと思ってるんですね。問題は男子。ここ何年もポテンシャル以下の成績が続いていると思っていて、なんとかもう一度盛り上げたいなあ…と遠い目をしています。
by rio (2013-09-03 00:00) 

rio

>R.A.さん、お久しぶりです。久々に更新してみました。バレーはやっぱり楽しいですよねー。

竹下のはじめてのおつかい…じゃなくておかいせつ、いやー、冷や汗出ますね。。。しゃべりすぎて尺に入らない素人はやまほどいますが、竹下は真逆。うっすい情報量を断定口調で放り投げてピシャッと黙ってしまうもんだから、同姓の竹下アナの冷や冷や感が伝わってきてこっちまで浮き足立ちました(笑)。

そこはさすがチャン川合(≠馬場園とわかれた芸人)、タレント歴が長いだけあって、うっすい情報投げっぱなしをうっすいフォローで拾ってきちんとゴミ箱に捨てていました。立派です。

宮下、サンに似てますよね。口に血をつけて現われたらそっくりすぎて大人気だと思います(違)。宮下、ブロックに能動的に参加してるところがいいですよね。江畑や新鍋は言われたところに跳んでるだけなのがばればれですが、宮下は止めにいってます。レシーブも、経験を積んで世界のスピードに慣れてくれば、もっと上がるのでは。

ということで、やっぱり最後は、サイドの層の薄さになってくるんですよね。オールラウンダーという点では、堀川は高校生のときからそうやって育成されてきている点が有利かなと思います。長岡は、現時点では左利きという意外にメリットが見出せないですね。打ち出しの位置も低い感じだし。

全日本で左利きといえばいまだにモトコさん、というぐらいに、真の意味でのオールラウンダーが出てきてないですよね。まあモトコスペシャルをやれとまでは言いませんが、私にはアタックしかないから(テヘペロ 的なノリにはまりこまないことを願ってます。

私はこの先、ちょっと期待を持っています。木村にしてみると、チームメイトはいないし、ずっと妹分だったのが気づいたら主将だし、という戸惑いがあったのかも。でも、できると思いますよ。長女だし(笑)

その木村を見習って、サイドが伸びてくると思います。それが迫田なのか石田なのか長岡なのか堀川なのか、それとも他の誰かなのかはわかりませんが、ポジションが人をつくる、ということもあるので、チーム1年目はできるだけ広くチャンスを与えてあげて欲しいですね。
by rio (2013-09-03 00:22) 

rio

>kiyoさん、タイーザ、やっぱりやせてましたよね!私もそうじゃないかと思ってました。移動攻撃となると、さすがにしぼらないとできないんでしょうか。

迫田は確か前シーズンもサーブレシーブに挑戦してましたよね。彼女が代表に居場所を作りたいなら、もうそれしかないと思うんですよ。バックアタックが得意でも、上から打ち込めるわけでなく、吹っ飛ばせるわけでもなく。

なので、サーブレシーブを磨いた上で、攻撃面ではぜひ、クイックをやってほしいなと思います。全日本女子は90年代半ばまで、サイドアタッカーが普通にクイックに入ってたんですよね。なんでやらなくなったんだろう…って、セッターがどんどん小型化したからですよね、きっと。

理想を言えば、サイドがクイックを打ち、センターがオープンを打つ。このスタイルの完成度が高まれば、ラリー中の攻撃のバリエーションが抜群に増え、決定力が上がるはずです。

眞鍋さんは前シーズン、ラリー中に荒木にライトからアタックさせるパターンをやってましたよね。ということは、もしかしたらサイド陣のクイックも構想にあるのかも。世界バレーの隠し技、だったりして…とか妄想してます(^^
by rio (2013-09-03 00:31) 

カリメロ&パタリロ

久しぶりのバレー記事!嬉しいです、いきなりですが今回から導入された
チャレンジシステムあれは、アタッカーがセンターラインを踏んでいるか、タッチ
ネットしているか、しか適用されないんですかね、しかも1セット2回で、判定が
タッチネットしたりして認められれば、まだ2回あるって、、、ちょっと試合が中断するのは嫌だけどスッキリはしましたね、秋の大会でももちろんやるんですよね。
by カリメロ&パタリロ (2013-09-03 16:34) 

rio

> カリメロ&パタリロさん、お久しぶりです(^^

チャレンジシステム、今回は試験導入だそうですが、タッチネット、ライン際、落ちたか拾ったか、の3つを見るみたいですね。タッチネットを見るんだったらオーバーネットもブロックのワンタッチも見られるんじゃないの?と素朴な疑問を抱いております。っていうか、むしろ見づらいのはワンタッチなのではないかと。小指を狙ってブロックアウトを取るケースもあるわけで。

1セット2回、チャレンジして成功したら減らない、というのは、ひとまずテニスと同じシステムを導入したということなんでしょうね。テニスでは本当に微妙な判定のほか、試合の流れを変える作戦の1つにしてる(いい意味で)選手も見受けられますね。

ただ、テニスと違ってバレーは団体戦ですし、原則、コートキャプテンしか審判に“確認”できないですよね。

ブラジル戦だったか、新鍋が落ちたボールを「拾った」としてチャレンジしましたが、結果は落ちていた場面がありました。ああいう場合、その選手のモチベーションに配慮してチャレンジするのか、それとも使いどころは別にあると判断してスルーするのか…とか、なかなか複雑なことになりそうです。

個人的には、判定はライン際だけでいいんじゃないかと思っています。ライン際は選手が交錯して見づらいでしょうから。でもねえ…ネット際、特にタッチネットなんかは主審・副審がちゃんと見ろよ…と思ってしまったり。

ボールが落ちたか拾ったかについては、同じく交錯して見づらいでしょうからチャレンジの対象にしてあげたいところですが、「実は拾っていた」という判定のときにノーカウントになるのが嫌だなと思います。ライン際はインでもアウトでも試合が前に進みますから、そこが似て非なる感じ。やり直しになると試合がだれてしまいます。

というわけで、落としどころとしては、ライン際とワンタッチのみ、がいいんじゃないかなあ。

ただ、チャレンジありきになってしまうのは本末転倒で、審判のレベルアップにもっと力を注ぐべきですよね。
by rio (2013-09-03 21:48) 

麦

rioさん!
待ってました!
もう、新生全日本が立ち上がった時から、いやその前、竹下が引退した時から更新はまだかまだかと首を長~~くして待ち望んでおりました!

これからも楽しみにしています。



by (2013-09-04 17:59) 

レイドリック

rioさん、お久しぶりです。

普通に若手育成してて、それだけで感動してたんですが、大会が進むにつれて、やっぱり言いたいことって出てきてしまいますね。

宮下、なんか、放っておいても勝手に成長してくれそうな程の可能性を持った選手だと思うんですが、「意外性」発言に関して、rioさんの仰るとおりだと思います。
戦術の体系化って大事ですよね。このままだと、「咄嗟に適切な道具を出せないドラえもん」になってしまうかも。妹の方を目指して、頑張ってほしいです(違)

江畑には困りましたね。「新人育成期間」を「勝敗は問わない期間」と誤変換して言い訳にしてる、とまでは思いませんが、若手の規範になれたとも言えず。
眞鍋監督におケツを叩いてもらうしかないんでしょうか。情けないですね。

長岡に関しては、本人の実力不足ももちろんあるんですが、江畑と併用出来ないので、使いづらいですよね。
パワーがつけば、怖さがはね上がると思うので、頑張ってほしいです。

岩坂、上手くなってましたよね!
たまに木村が見せる「支配力」みたいなものを、個人的に岩坂にも微弱ながら感じてるので、これからも期待してようと思います。

リベロ争いは決定打が出ないままですね。座安はレセプション、佐藤はディグに不安があり、吉田はそつなくこなしてたけど、強豪とのマッチが無し。
rioさんはどのように見てるのか、聞かせて戴けますでしょうか。
by レイドリック (2013-09-04 18:09) 

MS

rioさん、こんばんは。ずっとお待ちしておりました。

長岡は予選で一度、一セットだけレセプションに入っていました。
江畑と長岡が同時にコートに入っているのを見たときは、真鍋が間違え
たのか?、とも思いましたが。

サイドのオプションについては、色々と増えていきそうで楽しみです。
江畑も、これからはあくまでもオプションのひとつ。きっと。
今回の大会を見ている限り、真鍋は江畑に磐石の信頼を置いている、という感じではないように思います。

江畑という選手は、どうもプレッシャーがかかるとかえって意固地になってしまうような気もします。アタックNO.1発言もその裏返しのような。
まあいずれにせよ、’困った’ことではあるんですけど。

ラストボールを高ーく、或いはイヤな場所に。決して安易に返したりはしない。フツーのことがフツーになってきたのが嬉しいですね。

セッターのことがちょっと気になります。
橋本が、あまりバックアップになっていない(予選の時は特に)。
急遽召集されて調子が上がってこないのか、元々こんなもんだったか。
ひとりが宮下ならば、もうひとりはある程度ベテランをというのは妥当
ですが、といってまた中道というのも…。


by MS (2013-09-04 20:06) 

オーソノ

橋の下で止まったままでしたが、始動しましたね。こんばんは。

銅メダル残留メンバーと新顔がそれなりにうまく混ざり合ってるように感じます。但し、平井、岩坂、座安、石田はW杯、OQTといったギリの大会を経験している事を踏まえ厳しく観てもおります。

ずっと気になっていたことですけど、例のコンビが合わないってやつです。毎度時間が掛り過ぎてなんか無駄に感じるんですよ。

代表として世界で戦うには高度なことが求められるのでしょうがない。なんて聞こえても来ますが、子供の育成段階から勝ちにこだわってるから、そこかしこで自分達流がまかり通って、いざ選考されて集合するとバラバラ。

基本的な技術や戦術のベースは各年代で標準を作った上で後は応用するようなそんな育成方法があってもいいのではなどと思う今日この頃です。協会や連盟には期待できないので無理でしょうけど。



by オーソノ (2013-09-04 22:49) 

rio

>麦さん、ありがとうございます(^^

ブログを始めたときに、バレーはメダル取れるようになったらいいなあぐらいに思ってたんですね。で、取れたので、歌い終えた舞台にマイクを置いて立ち去ろうかと思ったのですが(謎)、双方向コミュニケーション全盛時代だし…とかわけのわからない理由でこっそり更新を再開しました。

生温かい目で見守ってくださいm(_ _)m
by rio (2013-09-04 23:37) 

rio

>レイドリックさん、宮下ドラミ計画(笑) リオに間に合うかどうかはわかりませんが、できそうですよね。眞鍋さんはあのガンコな竹下のトスワークを30過ぎたところから改善させたほどですから、やはりセッター出身監督の強みがあると思います。

江畑は、サイド不足が深刻だった時期に、性格的にうまくはまった選手だと思うんですね。率直に言えば、運が味方したタイプ。それを結果に結びつけたことに関してはすばらしいと思っていますが、そこに立ち止まっていては、せっかくの実績が“過去の栄光”になってしまいますよね。

銅メダルから丸1年も立たないうちに過去の栄光なんて、自分で書いてて理不尽だなあと思いますが、勝負の世界の現実なんだから仕方ない。

日本女子バレー界で、江畑の活躍を見て「あの程度で通用するなら私のほうが…」と思い、必死に努力している選手は少なくないんじゃなかと想像します。ずっと“エース”人生を歩んできた江畑が、そういう雰囲気を察知できているのかどうか。気になります。

リベロ選びはサイド選びとかかわってくるので難しいところですね。木村の対角に守備に優れた選手を入れられるのであれば、リベロはディグとつなぎで選ぶほうがいいんだと思います。でも、“打ち屋”が入るしかないのであればそうも言ってられないという。

ただ、それ以外に、選手間のコミュニケーションのうまさとか、守備隊形をコントロールできる能力とか、そういうメンタル面も重要ですよね。なかなか、すぐに決定打は出ない気がします。当面は、14人枠に複数のリベロを登録して使い分けていくことになるのかもしれませんね。
by rio (2013-09-05 00:08) 

rio

>MSさん、代表チームは今後…というより今から、守備ができないサイドは呼ばない、という方針を明確にしたほうがいいかもしれません。

サーブレシーブができない、ブロックカバーに入らない、ブロックすると身体がまわる…。こんな選手がレギュラーだったら、銅メダルが泣きますよね(^^;

高橋みゆきも佐野良子も「プレッシャーがかかるとかえって意固地になってしまう」選手だった気がします。その結果、苦手なことから逃げ、殻に閉じこもってしまった感があります。

これって100%、メンタルの課題ですから、周りがいくら言ってもダメなときはダメですよね。言うだけエネルギーの無駄、というところもあるので、そこはもう大人なんだし、ポジションから外れてもらうしかないんだと思います。距離を置くことで見えてくることもあるでしょうし。

中道を入れなかったのは妥当な判断だと思います。総合力で勝っていく日本としては、リリーフのみの役回りの選手を入れるのは厳しいですよね。

橋本のトスの組み立ては悪くないと思いますが、それを発揮できる場面での起用がまだないんじゃないかと。そういう意味では、アジア最終の台湾戦は、ほぼ橋本のゲームだったので、良かったんじゃないかと思います。

ただ、橋本のトスの軌道が少し気になります。シロウトなのであんなものなのかどうかよくわからないんですが、もっと大きい軌道のトスにして、高い位置で打たせるようにできないものかな、と。今後に注目です。
by rio (2013-09-05 00:35) 

rio

>オーソノさん、あの記事をさっさと下におろそうと思いつつも今になってしまいました(^^;

代表チームで「コンビが合わない」というのは、きっと日本に限ったことではないと思うんですね。というより、「コンビが合わない」という状態があまり発生しないチームは、中国、台湾、タイぐらいなのではないかと。

欧米チームは特に、五輪の翌年はぐだぐだですよね。国際大会の直前に招集されて、ぺぺっとトス合わせして大会、なんてことはザラだと思います。ただ、代表入りする選手は高い個人技を持っていることが前提ですから、コンビが合わなくても決められるんだと思います。

で、そこで育成の話につながるんですが、日本が弱いのはそこですよねえ。。。中学での3年間、高校での3年間にこだわって、強豪校ほど目先の勝ちを追うバレーをやりがちです。結果、国際標準に目を向けることがないままVリーグに入ってしまう。18歳で入っても代表入りに3年、4年かかるのであれば、大学行けばよくない?とか思ってしまいます。

おそらく、そんな感じの発想(または危機感)で、ヨーコ・ゼッターランドが嘉悦大学の監督を始めましたよね。大学で即戦力に育て上げてVリーグ、そして代表に選手を送り出すのだとか。

本人の意思にもよりますが、彼女はまちがいなく、今後の代表監督候補の1人だと思います。Vリーグで実績をあげての代表監督就任を目指す中田と、大学バレーから世界を見据える米国流のゼッターランド。この辺りの切磋琢磨にも注目してます。
by rio (2013-09-05 00:58) 

まれい

rioさん、バレーの記事を書いてくださってありがとうございます。
コメントするのは今回が初めてですが、2008年(蛙あたり)から
ずっと楽しみにしています。

お忙しいとは思いますが、どうかどうか今後も全日本の記事を書いて
くださいませ。

確かに女子は銅メダルを取りましたが、個人的には男子の復活を待望
しています。
監督がゲーリー佐藤氏になり、大分方針が変わったようですがどうなん
でしょう・・

男子の場合、試合中に選手が動揺し消耗し、メンタルの状態がどんどん
悪化していくように思えていつも悲しくなります。
試合の状況が良くても悪くても不安そうというか。
rioさんの仰る懲罰的交代を恐れているのか、試合外で更にひどい仕打ちが待っているのか。

素人考えでわかったようなことをぐだぐだ言ってしまいましたが、
rioさんのファンがいることを忘れないでください(^-~)★

by まれい (2013-09-05 12:10) 

rio

>まれいさん、こちらことありがとうございます。ナマケモノなのですが、倦まずたゆまずやっていきます(^^

男子はまだちょっと“チーム”になり切れていない感じですね。監督と直にコミュニケーションを取れる選手がどれだけいるのかという言葉の壁もあり、山村主将のカラーがはっきりしないところもあり。

そしてなにより、各選手がどういうチームを目指しているのか、というより目指すチームのイメージが共有されているのか(そもそもあるのか)、試合からはそれがまったく伝わってきません。

どの選手も、自分の経験の範囲内で、足を引っ張らないようにそつなくまとめてるだけという印象で、覇気がなく、つまらないなあと思っています。

そう、一言で言うと“ばらばら”なんですよね。韓国に勝てるのか…不安です。
by rio (2013-09-05 23:26) 

野良猫

わー。さっそく更新嬉しいです。期待に答えてくださってありがとうございました!
今回見ていて一番不安になったのが竹下の解説だったので笑っちゃいました!
また、宮下の「意外性」発言はなんとなく自分で、意外性とか言っちゃう!?という観点からちょっとひっかかりました。天然な子なのかなー?とか。誰か尊敬する人にそうやって誉められたんかなーとか思ってました。まだ若いですしねー。
今後も更新、楽しみにしています♪
by 野良猫 (2013-09-06 00:11) 

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