SSブログ

リオ五輪・アルゼンチン戦 いろんな意味で手に汗握り……(笑) [バレーボール]

どきどきしましたねえ。。。準々決勝進出をかけたアルゼンチン戦は、最後の最後で衝撃のミスを重ねつつもストレート勝ち。ロシア戦で離陸し、この試合でさらに上向いたので、このまま上り調子でアメリカ戦にぶつかっていけますね。苦しみつつも決勝トーナメントに進んで中国との死闘を制した4年前がよみがえります。

試合そのものも、宮下がやりたい放題……とまではいかずともやりたいことを遠慮がちながらやり通したところ、荒木がどんなトスでもなんとかしてくれたところ、石井のパワーヒッターぶりが久々に見られたところ、島村の速さが復活したところ、迫田の潤滑油的な仕事っぷり、あたりがとても楽しかったです。

いや、正直、放送自体は最低だったんですよ。実況&モトコさんは反則のジャッジについて意味不明なことを口走るし、国際映像は点数表示間違えるし、バレーボールに関心も愛もないテレ東は当たり前のように中継を削ってCM・提供紹介をぶちこむし。そんなぐだぐだな放送でも試合そのものが面白ければ楽しめるということですね。

そんなこんながありつつもようやくかみ合ってきたチームのスタメンローテはこちら。

  宮下     島村           石井

  木村     荒木         長岡⇒迫田  L佐藤
-----------------------------------------------------------------
 フレスコ    ソサ(MB)        アコスタ

  ニャティッチ ブスケレジェス(MB)  カスティグリオネ(S) Lリッソ

この試合もスタメンは長岡でしたが、やっぱり迫田に代えましたね。攻撃面では長岡はいいと思うんですね。今日はサーブも崩せていたと思います。ただ、迫田も攻撃とサーブは好調。そこにブロック、レシーブ、つなぎを含めた総合力で考えると、やっぱり迫田、ってことになるんでしょうね。

迫田はこの試合ではリバウンドもしっかりとれてましたし、打ってブロックにかかったときに自分でフォローする手もきちんと出ていました。試合を追うごとに思い通りに身体が動くようになってきたのかな。第3セットのマッチポイント、ライトからのバックアタックでホームランを放って同点にしたときはドン引きしましたが、勝てたのでよしとしましょう。

身体が動くと言えば木村と島村もそうですね。木村へのトスがしっかり伸びていた(←試合途中までは)ので、久々に木村らしい流れるようなコースうちが何本も見られました。島村もセッターの前後に動き回っての彼女らしい攻撃が発揮できてなにより。島村おとりのレフト石井、というパターンは速さがあってリズム感がよく、見ていて楽しいです。これ、宮下の勝ちパターンの1つになりそうですね。

その木村と島村も第3セットのマッチポイントでお見合い?接触?かなにかでドン引きのつなぎミス。島村が行くべきだったように見えたのですが、大事に至らなくてなによりです。

実はこの手のドン引きミスの中でもさらにでかいのが2つありました。1つは第1セットの4-4、そうです、実況&モトコさんが意味不明なことを口走ったあの場面。宮下がツーアタックを打った時点で反則の笛が吹かれました。

実況は最初、宮下のオーバーネットと勘違いしたのですね。でも宮下はネットからかなり離れていたのですぐに誤解に気づき、やや間があって、長岡のバックアタック時のアタックライン踏み越しだと゛実況”したのです。で、モトコさんもそれに同意したと。

確かに、審判の公式ハンドシグナルでは、オーバーネットとアタックライン踏み越しがよく似ています。でも、この場合はそのどちらでもなく、佐藤がアタックラインの内側でオーバーハンドで宮下にパスし、それを宮下がネットの上辺よりも上の位置から相手コートに返した(=打ってしまった)反則なのでした。佐藤はセッターへの返球のつもりだったと思いますが、それを宮下がツーで打ったために反則が成立してしまったという。宮下、あほたれですな。

でも、もっとあほたれなのは実況&モトコさんですよ。この反則もアタックラインの踏み越しも、どちらも審判のシグナルは同じだから間違えたのでしょうが、長岡がバックアタックしてないことぐらい見てりゃわかるでしょ。

もう1つのドン引きは第3セットの20-17のラリー中、宮下が大きくはじいて相手コートに飛んでいったボールを、迫田がなにを思ったかネットをくぐって拾いに行こうとして笛を吹かれるという。あんなに堂々と敵陣に突入するなんて迫田、さては今はやりの真田幸村か(違)。自分でも気づいたのかすぐに自陣に戻ってきましたが、そりゃ味方の皆さまも棒立ちになるわな。

そんな空回りもチームが上昇している証拠と生温かく受け止めつつ。そういうぬるいところと無縁の場所で今日も奮闘していた[ぴかぴか(新しい)]荒木[ぴかぴか(新しい)]。いやー、しびれますねー。ブロックでの活躍はもちろん、宮下のセット位置にしっかりついていってどんなトスでも点数につなげる安定感。石井とのタテの時間差やXプレーは荒木のクイックに入るタイミング=ゆったり感とよく合っている印象。石井が斜め跳びでついてくるブロッカーを利用した打ち方をすれば、アメリカにも通用しそうです。

久々に荒木の得意技=アンテナ下まで走ってブロッカーの小指を狙うストレート打ちも炸裂して何よりです。ラリー中の2段トスやサーブ時のスパイクレシーブも4年前より安定感が出ていて、日本バレー史上でも指折りの名センターに成長したと言っても過言ではないでしょう。

今日の試合でサイド攻撃のブロックに跳んだ島村がワンタッチしたボールを見失い、仲間から「上!」って声がとんでるのに対応できなかった場面。あれ、10年近く前の荒木ですよね。荒木はきょろきょろしている頭にボールがぶち当たるという笑いの神を降臨させたこともあるほどです。なので、島村も地道に努力を続けていけばきっと笑いの神様が……じゃなくて、世界が恐れるセンターに成長できるはず。期待が高まりますな。

さて。全日本女子にとって五輪はここからが本番。海外メディアによると、アメリカのカーチ・キライ監督は、ローガン・トムをあえてはずして(≒戦力外通告して)、今のチームを作り上げたようですね。代わってレギュラーの座をつかんだヒルは193cmとでかいですが、いまだに弱気が見え隠れすることもあり。対角を組むラーソンがなんでもできる選手なので、 日本のサーブでどちらが崩しやすいのか、見極めがカギになりそうです。

アキンラデオは、アメリカが日本に負けた5~6年前と比べると格段に上手になってますが、それでも身長とジャンプ力の割に攻撃面は……という印象です。移動攻撃はストレート打ちがまだヨッコイショな感じなので、アキンラデオが走ったらストレートを締めてクロスに打たせて拾う、ってな感じでいけるのではないかと。セッターの前でのクイックも広角とまではいかず高さで勝負、という感じで長いコースに打ってくるので、これも拾ってしまいましょう。

アメリカは徹底したデータバレーなので、データにないことをするとそこに対応してくるまでにやや時間がかかります。なので、例えば日本が序盤にセンター線を決めまくるなど、今大会で見せていない隠し玉を次々に炸裂させれば主導権を握れそうです。楽しみ!


nice!(0)  コメント(17)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

nice!の受付は締め切りました

コメント 17

YM

そうでしたか。 あの納得のいかない場面は、佐藤が宮下に返したボールがアタックライン内側でのオーバーハンドトスと取られたんですか。 すっきりしました。

この試合は負けたら全てが終わりだと、ハラハラして見守っていました。
それがここにきて、みなさん長い眠りからやっとのお目覚めのような試合運びで(除:荒木)、楽しかったです。 サーブもみんな好調。
石井も佐藤もやっと自信がよみがえってきたでしょうかね。
それにしても、迫田のサーブってまえからこんなによかったでしたっけ? 最終選考では落ちた江畑が駆け寄ってきてくれたのが嬉しかったって涙を流していましたが、このリーグ戦ではその江畑の思いを胸に全神経を集中してボールを追っかけています。敵陣突入してしまうくらい。 アハハ。 その調子で頑張れ!

宮下は苦し紛れではありますが、やっとセンターを使う兆しが見えてきましたね。 そしてそれがなんとか決まってる。
そうです。 これまで使ってこなかったのは決勝トーナメントを予測しての戦略で、ここで予行演習として半分試してみたのです。 と言うのだったら怖い怖いアメリカ相手ですが、面白い試合になりそうですね。 どうかこの予測当たっていますように。

もう後は全員のやる気とベンチの作戦、采配と運だけです。
やり残しがないようにやってほしい。

アメリカに勝てたら、準決勝まで行ける! と信じてます。

アラキング>アキンラデオ となりますように。


by YM (2016-08-15 18:13) 

よご

はじめまして。
女子バレーにに興味を持ちはじめて10年超、史上最悪の全日本と思っていましたが、管理人さんのお陰か、少しいいところが見えてきました。

でも、佐野→佐藤のギャップだけはどうしても耐えられず。OQTのときもなんでここで座ってるの?なんで木村に、石井にとらせて自分だけ避けてるの?しまいには相手に不意打ちのつもりがチャンスボールを与えてしまった謎のツー。もう謎がなぞを呼び、どこからつっこんでいいのやら。宮下が仕事できないのも、アタッカーの攻撃枚数が減るのも、佐藤の気がしてなりません。

管理人様は他の選手に比べるとあまり佐藤のことは話題にされてないようにお見受けしますが(していたらすみません)、佐藤についてはどうお考えですか?
もしよろしければ、教えてください。
by よご (2016-08-15 20:49) 

絢

こんばんは!

今日の記事も、面白かったです!
特に真田幸村の所、大爆笑。
本当に合戦中かのような突進でしたね(笑)

今日の長岡も攻撃は良いと思いました。サーブも良かったし。
が、やっぱりディグやフォローもう少し頑張って欲しい。。
上に弾かれたボールに手を伸ばさなかったり、取れそうなのに立ち止まり見送ったり。
そーゆー意味では迫田の方が頑張ってる感ある。昔の、突進してドシャされるのも今回は減ってるし←何度も言いますが清水見てるみたいでイラつく(笑)

あと、本日、宮下はよく動いていました。
ディグの反応良いですよね、走り回って取ってて、また前歯折りそうなくらいでした。

荒木の真面目さ、囮をサボらず、懸命にブロックついて、合わないトスも何とかする、素敵な先輩に成長されて、、、。
昔の太り気味←失礼)の鈍臭い鉄腕は何処へ!!
毎回本気度が伺えて、荒木様頼りになります。

やっぱり今日もシーサーの意味がわからなかった。。
ありさと役割分担が出来てない感じで。
守備で世界一はシーサー入れても無理やし。

今日の放送、素子もアナウンサーもおかしな事言ってたし、照英の最後のコメントで「圧勝でした」とか言ってたし。
アナウンサーも接戦なのに「日本が押してる」とか言ってたし。

ともあれ、予選通過して良かったです!
アメリカ戦の記事も楽しみにしています!
by (2016-08-15 20:57) 

rio

>YMさん、あの不可解な実況は赤っ恥ですねー。あれが長岡のバックアタックの反則とジャッジされてたら、いくらなんでもチーム全員がダチョウ倶楽部なみの総ツッコミでしょう(笑)。主審はシグナルのあとしっかり宮下を指してましたし。

迫田は代表選出されてからジャンピングフローターを習得して、年を重ねるごとにうまくなってますね。サーブは純粋に個人技なので迫田のように真面目な選手だと上達が早いのかもしれません。それにしてもアルゼンチン戦では前後によく伸び縮みしましたねー。関心しました。

宮下が果敢にセンター線を使うようになって一安心ですね。今のセンター陣は上げればなんとかしてくれるので、1~2本うまくいかなくても折れずに上げ続ければ活路が見いだせるはず。モトコさんが何度も「もう1本早めに使えば・・・」と言ってましたが、私も同感。

何度も「荒木!荒木!」ってテレビの前でトスを呼ぶという(笑)。いやはや、「もう1本早めに」ってところがセッターの経験値なんでしょうね。今後に期待しましょう。

そして確かに、ロシア、アルゼンチンの2試合で、ヨコの速い時間差、タテの時間差、Xプレーなど、出してなかった技の試運転を始めた感がありますね。これをアメリカ戦でもやっていくには前衛レフトをできるだけ自由にしないといけないので、佐藤がどこまでがんばれるかがカギですね。

アメリカのここまでの戦いぶりも動画でチラ見してますが、正直、日本とは比べ物にならないぐらいタフなゲームを勝ち抜いてきています。「あれ?」ぐらいでは心が折れないし慌てない印象。「まじか!」「こんなはずでは・・・」と動揺するところまで追い込んでからの勝負だと思うので、それにはアメリカが一番嫌がること=サーブ&ブロックをどこまで徹底できるかにかかっているかと。

ちなみに、アメリカに勝ったら自動的に準決勝です(^^
by rio (2016-08-15 21:46) 

rio

>よごさん、コメントありがとうございます。鋭いご指摘(^^; 実はこれでも佐藤のことをネガティブに書きすぎたかなと反省しておりました。

今日のジャンプトスフェイントは、モトコさんが「う」に濁点の低音でうなっていた通り、あれはスタンドプレーに見えますね。ただ、同時にモトコさんが「トスを上げてもよかったが、体勢が難しかったから・・・」とフォローしていた通り、あのままライト側にパスしても打ち切れず、イージーな返球になってしまっていた可能性があります。

結果がすべてですし、ツーアタックはやるなら確実に決めろ、がセオリー。ただ、相手のコート中央があいていて相手が無警戒だったことは確かなので、決して無謀なプレーではなく、選択肢としてはありだったと思います。

力が入りすぎたのかボールが勢いよく伸びてしまったために拾われましたが、拾ったのは相手セッターだったので、それもまあ許容範囲かと。

このプレーも含め、佐藤がオーバーハンドで第2セッターとしての役割を果たすオプションは、世界最終~WGP~リオ予選となぜかずっと封印されていました。佐藤はそれが武器で選ばれたはずなのに???と思ってたのですが、どうやらアルゼンチン戦で解禁されたのかなと。

結果的には宮下へのジャンピングパスもトスフェイントも失点につながってしまいましたが、佐藤が゛らしさ”を発揮し始めてなによりだと思ってます。

一方で、サーブレシーブのまずさ、アンダーでのつなぎのまずさ、ブロックとの連係上での位置取りのまずさ、コート上でのコミュニケーションなど、このまま終わってしまうと足をひっぱっただけという印象になってしまいそうなのも事実ですね。

アメリカ戦でここまでのネガティブなイメージを払拭できるかどうか、期待半分、心配半分、というところです。
by rio (2016-08-15 22:22) 

39tsuboyan

こんばんは。
眠い目をこすりながら(?)リアルタイムで見ました。
アルゼンチンのソサ選手は、
まるで先野選手ばりのバンダナが目立ちましたが、
プレーも素晴らしく「是非日本で見たい」と思いました。

>総合力で考えると、やっぱり迫田、ってことになる

何の優勝インタビューだったか忘れましたが、
久美長が長岡選手に足りない点みたいなコメントで、
rioさんと似たような主旨のことを言っていました。
つまり、打つ人だけでは使えない…とは言わないけど、
そこが足りないという感じで。

>島村おとりのレフト石井、というパターンは
>速さがあってリズム感がよく、見ていて楽しい

ピュッと(島村選手が)飛んで、
シャッと(石井選手が)打つ、正に一定のテンポがあります。
3回ほど見直しました。

>宮下、あほたれ

今からブラジルに行って教えてあげて下さい。お願いします。

>石井が斜め跳びでついてくるブロッカーを利用した打ち方をすれば
>アメリカにも通用しそうです。

これも目を皿のようにして目くじら立てて(笑)見ます。
でも、私は見破れないと思うので、
後でrioさんのレポを読みながら「おお、そうか、これか」と思いつつ、
12回くらい見たいと思います。

>全日本女子にとって五輪はここからが本番

なんたって、準々決勝が照準ですからね。
いよいよ戦闘モードに入るのでしょうか。

>日本のサーブでどちらが崩しやすいのか、見極めがカギになりそうです。

これは私にも分かるかも。
ありがたいです、こうして事前にポイントが分かると観戦のしがいがあります。
勝つと尚良いのですが。
いや、勝つか。

>隠し玉

真鍋監督は持ってそうですよね、隠し玉。
サオリンがサーブの早打ちをしたのも、それですかね?
ブラジルに行く前の壮行会では
「全員同じメイク」というオモシロ発言もあったそうですし、
何かあると思い込んで観戦したいと思います。
http://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12182561456.html


by 39tsuboyan (2016-08-15 22:29) 

rio

>絢さん、あの突進が迫田でよかったです。誰もがミスだとすぐにわかったでしょうから。これが中田姐さんだったら「殴り込みだ!」と誰もが思ってしまうところでした(違)

ちなみに女子バレー界は、アトランタ五輪で全盛期のキューバと伸び盛りのブラジルが試合後に大乱闘した゛前科”もありますし、不用意な敵陣突入は避けたほうがよいのではないかと(^^;

それにしても荒木、アテネ組で落選した当時、ここまでの選手になるとは正直、想像もしなかったです。あの頃は、ブロックはふられるし、クイックはどっこいしょだし、レシーブもつなぎもできないしと、ほんと、どんくさい選手というイメージでした。

それがイタリアに留学したあたりからブロック力が飛躍的に伸び、真鍋体制でキャプテンも経験して、名実ともに大黒柱になりましたね。

柔道女子78kg超級で銅メダルの山部が荒木の大ファンだそうで。荒木が今も78kg超級なのかどうかはわかりませんが、落ち着いたら対談をしてみてほしいです。

ところでシーサー、今日のなんですか、あのサーブレシーブの見切りミス。低い軌道のサーブがすでに落ちてきているのに、身体をかがめてよけて真後ろにぽとっ、って。。。オーバーハンドできっちり返せる超イージーなサーブだったはずなのに。

やはり繰り返しになりますが、ぎりぎりまで選考を迷うということは、それだけ決め手に欠けるということなので、どっちを選んでも何かしらのもやっと感は出てしまうものなんでしょう。これは今後の課題ですね。
by rio (2016-08-15 22:45) 

rio

>39tsuboyanさん、真鍋監督、背番号入れ替えまでは監督権限でありでしょうけど、同じ髪型作戦とか、同じメイク作戦とか、そこまでいくとちょっともうヘンタイっぽい(^^;

ただ、背番号入れ替えは地味に有効なのではないかとにらんでます。データをPCにつっこんで試合中も解析するわけですから、背番号を入れ替えた上で通常とは違うローテで始めたりすると、少なくともイラッとさせるぐらいの効果はありそうかなと。

木村のサーブ早打ちは、2段トスに威力がないチームには有効でしょうけど、乱れたところからでも一発があるチームにはどうなんだろう……?とちょっと疑問です。

むしろ、荒木のようにじっくり狙って無回転+低い軌道のサーブを打つほうがプレッシャーが強いのではないかと。サーブレシーブに苦手意識がある選手や崩されている選手は、荒木のあの間合いは嫌でしょうね(笑)

センター線をからめた攻撃では、この試合で打数こそなかったものの、荒木がCクイックにも入ってたんですよね。また、出番が少なくて一度もまだ見せてませんが、長岡もライトからセンターへ切り込んでくるオプションを持っているはずなんです。

攻撃ではほかにも、木村のバックアタックをほとんど使ってなかったり、4年前に江畑が見せた後衛レフトからのバックアタックを今チームでは使ってなかったり。

また、練習しているかどうかはわかりませんが、迫田はクイックにも入れるはずなので、迫田起用でいくなら前衛ライトのときにダブルクイックもありですよね。

とにかく、4年間の集大成で技をすべて出し切って、あれも見て!これも見て!ってなノリでわいわい戦ってほしいと思います。
by rio (2016-08-15 23:02) 

39tsuboyan

今、思い付いたのですが、
佐藤選手と座安選手のポジションを入れ替えるのは駄目でしょうか?
大会期間中に…とは思いましたが、なんせ素人の思い付きなのでご勘弁を。
by 39tsuboyan (2016-08-15 23:41) 

オーソノ

こんばんは。
カメルーン戦でVリーグの優勝チームレベルになり、ブラジル、ロシア戦を経てやっと全日本らしくなってきて良かったです。

やはり、多くの選手が攻撃に絡むのは見ていて期待が膨らむし、何より相手ブロックが混乱します。

宮下がやっと開き直ったのか。コート内でアタッカー陣とも会話していたように見えました。後は木村、石井のバックアタックが混ざってくればさらに厚みが増すかと。

一方で、ここまで来るのに時間が掛かり過ぎな気がします。シーガルズを始めとして、何かコンセプトがバラバラのチームから選出されてまとまるのは大変です。ほんと。そして、WGPが選手選考の場になって、結局はW杯で出場権を取れってことですね。

アメリカ戦はおっしゃる通り、どれだけ嫌な汗をかかせられるか。サーブはヒル狙いから入るでしょうが、Vプレミアチームをチャレンジに落としてしまったマーフィーが分かってくれていることに若干期待しときます。

by オーソノ (2016-08-16 00:20) 

VB

こんにちは。

いつもコメント拝見し、なるほどなと頷いています。

録画が途中で終わってしまっていて、全て見ていないのですが、過去よりは宮下がミドルを使うようになっていたのは明らかでした。アメリカ戦もそうなってもらいたいですね。

今日の佐藤のフロントゾーンでのオーバーを宮下がツーアタックをした反則でもありますが、リベロ制導入以前の競技経験者、しかも、大御所といわれる人でさえも、競技規則を正しく把握していない人って結構いますよね。パッシングの件でも、手は相手を妨害しなければ反則にならないのに過去に物凄い剣幕で怒っている監督がいたような・・・

今回、石井選手が不調なケースが目立っていて、そんな時迫田を木村の対角に置くという選択肢はないのですかね?リバウンドも取る冷静さも出てきているし、つなぎも今大会頑張っているし、他の選手に与える気持ちのプラス面がありそうな気がします。

アメリカ戦、ネットの横幅を使った時間差にコートの縦(バックとフロント)を絡めた時間差など、ロンドン以降も積み重ねたものを全て見せてほしいと思います。

またコメント楽しみにしています。


by VB (2016-08-16 00:27) 

よご

管理人様、ありがとうございます。

なるほど、ディグとオーバーパスは(とくに後者)影をひそめていたんですよね。アメリカ戦ではアタッカーに邪魔にならないよう、縦横無尽に動き回り本来の役割を存分に果たしてほしいと思います。それは、佐藤だけの話だけではないですけどね。

【余談ですが】リンクは貼りませんが、山本隆弘さんがヤフーのオリンピック特集に寄せていたコラム、リベロとアタッカーのレセプション体制についてや、3枚ブロック時の佐藤、なんでそこに?!にはっきりと言及されていてなかなか面白いです。ここまではっきり指摘しているのははじめてな気がします。
by よご (2016-08-16 19:01) 

rio

>39tsuboyanさん、ルール上は可能かもしれませんが、事実上、佐藤に戦力外通告をすることになるので難しいでしょうね。チームの和が保てなさそうです。
by rio (2016-08-17 00:41) 

rio

>オーソノさん、いやほんと、時間かかりすぎですよね。こうなった原因を突き詰めると、新鍋・岩坂が選出されていない問題に行き当るような気がしています。

準備期間は長いにこしたことはありませんが、今大会は中国もふるわず、OQT組のオランダ、セルビア、韓国が元気で、なにやら波乱の予感がします。

日本もある意味゛上り調子”なので、まもなく始まるアメリカ戦でひょっとしてひょっとするかも……(涙目
by rio (2016-08-17 00:47) 

rio

>VBさん、佐藤がみせたオーバーハンドでジャンプしてセッターに返すプレーは、男子(日本除く)ではけっこう見られますね。

チャンスボールをしっかりアンダーで受けて返し、その間に自陣が準備して切り返すというのが基本に対し、ジャンプパス→ジャンプトス→クイックという速い展開で相手が整う前に打ち込むという。

宮下がこの作戦を100%理解していたことと、佐藤のパスが完璧だったことはツーアタックを放ったことで証明されましたが、残念ながら宮下がルールをきちんと理解していなかったという(笑)。無意識に身体が動いてしまったのかもですが。

迫田を石井の対角にいれる案は厳しいでしょうね。迫田はサーブレシーブも練習したとは言え、石井以上にサーブレシーブで狙われるのは目に見えてますから、成功率がさらにさがりそうです。

もう1つ、迫田がサーブレシーブもするという前提の場合、攻撃面ではバックアタックに入りにくくなってしまいます。

では、迫田のサーブレシーブを免除して・・・となると、これはロンドン組のフォーメーションですね。その場合、セッター対角にレシーバーを配置する or 2レシーバーでふんばる、ということになり、今大会では現実的ではなさそうです。

リバウンドは言わば緊急避難措置なので、アタッカーはどのポジションでもリバウンドを取れて当たり前だと思うんですね。男子(日本除く)は当たり前のようにリバウンドを取っています。なので、リバウンドがうまいと付加価値にはなると思いますが、選出の決定打にはならないかと。

そんなこんなはさておき。W杯2011で日本がアメリカに勝った試合を私は会場で見てたんですよね。山口がブロッカーを横に引っ張って木村がバックアタックを決める展開が鮮やかでした。このときは山口がライトでサーブレシーブもしてたんですよね。

前年の世界バレー2010に引き続きの勝利で、そのときは若手だったラーソンやアキンラデオを封じたんですよね。今回はどうなりますことやら、とにかく思い切り暴れてみてほしいです。
by rio (2016-08-17 01:16) 

rio

>よごさん、貴重な情報をありがとうございます。今回はOB・OGがあちこちのメディアで解説・持論を展開していて興味深いですね。

中には、うっすーい内容の方も散見されますが(笑)、山本さんはさすがですねー。フジ系のvolleyball Channelでも、南部監督を目の前にけっこうはっきりと物申していて、「現役時代にそれがわかっていてくれたら」と逆襲されてました。

率直に言って、セッターとリベロが発展途上(=いまいち)なチームが五輪に出場して予選を勝ち上がったことがすごいと思います。なので、失うものは何もない。あとは暴れるだけですね!
by rio (2016-08-17 01:26) 

M.H

 Olympic憲章に忠実を強いるト・・・《遡ッテPro》排斥の
作業必須に成るネ!
 「サッカー&バレーボール」等の、『セリエA』の全テの記
録サヱ・・・《万民の記憶》からサヱ抹消せずバ為らんY!

 《人類史(ホモ・サピエンス)》以降で診れば、些細ダガ・・
・『当事者』ニャあ重大事かも?
 ガ・・・誤魔化し皆無タルを、我ハ求めたい!
by M.H (2016-08-27 02:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。