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リオ五輪・アメリカ戦 敗因ははっきりしてるので。 [バレーボール]

準々決勝のアメリカ戦は大方の予想通りストレート負けでリオ五輪が終わりました。まずはお疲れサマンサ。前回が銅メダルだっただけに完敗感が漂いますが、北京もアテネも準々決勝敗退ですから、改めて出発点に立ったということですね。

アメリカはフジテレビが大騒ぎするほど世界一の無敵チームではなかったと思います。ブロックがいまいちだったり、乱れたときにアタッカーが弱気だったり、焦ってタッチネットしまくったり。その弱点を綿密なデータと先手先手の采配で補っている印象。むしろ、日本にとってはロシアよりやりやすい相手だったのではないかと。なのにこの完敗。敗因ははっきりしてますね。

そしてここから東京五輪への準備が始まるのだぞ、というスタメンローテはこちら。

  島村        石井      長岡

  宮下        木村      荒木  L佐藤
-----------------------------------------------------------------
アキンラデオ(MB)  ヒル     マーフィー

グラス(S)     ラーソン    アダムズ(MB)  Lバンワース


次の1歩を踏み出すためには、良かったところ、悪かったところをしっかり仕分けせねばなりませぬ。というわけで、まずはこの試合、明らかだった敗因は深刻度が高い順に、足をひっぱることしかしなかった佐藤、なぜか要所でのミスが目立った木村荒木、展開力と駆け引きが足りなかった宮下、ですね。

このうち、宮下はまあいいでしょう。初戦の韓国戦と最終戦となったアメリカ戦を比べただけでも成長のあとがうかがえるので、ここからまた伸びていくと思われます。

ベテラン2人が要所で凡ミスをかましたのは不思議かつもったいなかったですね。石井、長岡、島村、宮下の気迫と勢いがベテランのミスでそがれてしまって乗り切れない、という場面が目立ちました。

ただ、そんなこんなを引き離してぶっちぎりで深刻だったのは佐藤でしょう。どれぐらいヤバイかって、誰彼かまわず悪態つきまくりの私ですら、佐藤にはもう、いちいち文句を言う気もおきないぐらい……でも言うんですが。いやー、9割がた邪魔しかしてなかったですね。。。明らかにサーブで狙われてましたしね。。。真正面のボールもはじいてましたしね。。。予選中盤で心配した通り「選んだのが失敗だった」という結論になってしまいました。Vリーグではあんなに上手だったのに、残念です。

そんな佐藤の代表人生が今後どうなるかはさておき、この試合、悪いばかりでもなかったと思います。最も印象的だったのは[ぴかぴか(新しい)]石井[ぴかぴか(新しい)]。世界最終や予選序盤の受け身な感じ、ロシア戦あたりからやらされてる感じが消え、この試合では積極性と集中力と気持ちの強さが全身からほとばしってました。石井、やはり、やればできる子でした。

もうね、石井が後衛でもレシーバーと交代させなくていいと思うんですよ。東京五輪まで4年間あるわけだから、最初の1年は目をつむってコートに立たせ続け、自分で活路を切り開くように仕向ければよいと思います。1年も立てば相当しぶとい女に仕上がって、チームを引っ張っていってくれるはず。

島村の勝負強さもインパクトでかかったですねー。第3セット、またしてもスタメンからはずされた恨みつらみなのか、山口のピンチサーバーとして出てきて圧巻の6連続ポイント(サービスエース1本含む)。技術面ではアラキングにまだまだ及ばないところがあるものの、メンタルの強さではキング級ですな。

さらに、島村クイックおとりの石井のレフト平行、この高速コンビ、今回もきれいにきまりました。これまで必殺技がなく長岡単発か山口に頼っていた宮下ですが、島村/石井のライン、かなり有望じゃないですか?しかもこの2人が前衛の2ローテでは長岡が前衛か後衛のライト側なので、序盤で時間差を立て続けに使っておいて長岡にふる、という展開も可能です。

そう、最初に少し書きましたが、宮下に足りないもの……は、たくさんあるけど今すぐ学ばなければいけないのは、展開力だと思います。韓国戦で沈没してからよく立ち直ったタフさは立派。なので次は、沈没しないで済むように戦略性を身につければいいと思うのです。

今日の試合では、第1セット序盤から荒木の移動攻撃やBクイック、荒木おとりの時間差、島村のBクイック、島村おとりの時間差、とセンター線を重ねて7-7まで競り合った。ここまではよかったんですが、で?それから?ってところの構想がないなと感じました。

センター線を使う重要性に目覚めて積極的に繰り出していったのはいいのですが、それが布石になってないんですね。なので、クイックを消すサーブを打たれたり、ラリーになったりするとばたばたする。もっと世界のセッターのゲームメイクを研究したほうがよいと思います。宮下としては意表をついているつもりだろうなと思われるトスも含め、とてもわかりやすいトスワークになってしまっているところが課題ですね。

そして駆け引き。特に、宮下が前衛でサーブレシーブが長くなった時の対応ですね。サーブレシーブが長い→ツーアタック、という決め打ちでやってては1本目は決まっても2本目以降はダメでしょう。テラマワリンが何度か指摘してましたが、ワンハンドでトスを上げるふりをしないと。もちろん、それにはセンターがクイックに入ってくる゛演出”も必要です。

そうすることで、相手がブロックの手を出してきた場合はオーバーネットをとられます。1回でもオーバーネットを取られると、次に同じ場面になったときブロックの手を出しづらくなります。そこですかさずツーアタック!ですよね。

もしも「いやいや私はそんな駆け引きは……」というのであれば、開き直って規定打数に達するぐらいツーアタックを打ちまくれ。セッターなのにアタック決定率80%でスパイク賞獲得ですテヘペロ、みたいなね。ファンをおおっ!とうならせるのがセッターの醍醐味なのではないかと。

長岡は良くも悪くも典型的なセッター対角でした。苦しい場面で冷静に2段トスを打ち切ってくれる頼もしさがある一方、ラリーのときにふわふわしていて守備面で戦力になってないという。

若手で初五輪ということを考えると、功績のほうが大きかったと思います。ただ、石井と比べると覚醒の兆しがまだ見えないですね。万能型になっていくのか、攻撃型に特化していくのか、そのあたりの方向性もはっきりしません。2年ほど前に急激に伸び、踊り場の状態で五輪を迎えてしまった感じ。言い換えればそれだけ伸びしろがあるということなので、ここからさらに化けてくれることに期待です。

そして最後に真鍋監督。なぜか一部でぶっ叩かれているようですが、私は東京五輪も真鍋監督で行ってほしいなと思います。仮に、木村・荒木・山口が抜け、リベロも白紙になったとしても、監督が同じなら継続性=上積みが期待できます。そうでなければゼロからのやり直し。こんなもったいないことはないですよ。

がまんして使い続けた若手たちがようやく覚醒の兆しを見せてますし、真鍋流サーブ&ブロックもまだまだ通用しています。4年間でチームの勝ちパターンを練り上げられなかった点、選手選考をぎりぎりまで引っ張った点は痛かったですが、それもまた次に活かせるはず。2度目の東京五輪で再びの金メダル、あると思います。


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血のプリン

日本が負けたということで、コメントします。

カメルーンとアルゼンチンだけに勝って「オリンピック5位」ですか… なんなんでしょう、このモヤモヤ感は。もういい加減明らかにレベルの落ちる国はプールに2チーム以上入らないようにならないものですかねぇ… 男子のように。男子は両プールとも星の潰し合いで、最後の最後までQF進出がもつれるハラハラドキドキ満載だったし。つい先程セルビアがストレートでロシアに勝ったようですし、もしブラジルが中国に負けるようなことがあれば、プール間のレベルの差も「なんだかなぁ~」という感じ。

日本チームに関しては「結局自国開催で特権をフルに使わないとこんなもの」という印象。ロンドン五輪のQFで自分も少し考え方を変えたのですが、あの時は奇跡的に各ポジションでそこそこ良い駒がそろっていたのと、心臓に毛が生えているようなしぶといメンタルの持ち主が主要メンバーにいたから起こり得ただけのような。でも、この先東京五輪まですべての主要国際大会が日本開催なんですよねぇ… 日本に住んでいない自分には本当に嫌な気分になります。

個人的に2014年の世界選手権では注目して応援していたアメリカなんですが、去年辺りからカーチ・キライのあまりの機械的なチーム作りにだんだん嫌気が差してきました。リオ五輪に関しては、サーブミスは多い、セッターはトスが不安定、あえて使わないのか、使えないのか不明だがバックアタックを全く使わない、マーフィーの決定力の無さ(一枚ブロックで止められること多すぎ)、等など… それでもSFまで無敗で勝ち上がってるんだから実力があるのか。

ロンドン五輪と違ってSFは力が拮抗しそうなので、面白い戦いになることを楽しみにしてます。
by 血のプリン (2016-08-17 08:24) 

デイちゃん

終わりましたか・・。
今回は期待してなくて、女子バレー、ほとんど見ませんでした。

この4年間、ロンドンで抜けたセッター、リベロの穴が埋まらないままでしたね。
宮下はちょっとずつよくなってるようですが、シーガルズに帰るとまたもとに戻りそうです。
リベロは結局確定できませんでしたね。
そもそも日本はリベロは必要なくて、「サーブレシーブ免除」「レシーブ免除」の選手はいらないと思うのですが・・。
アタッカーを休めるためにリベロを入れるのは、選手交代がカウントされなくていいと思うのですが。

それにしても韓国に勝っておれば、オランダとあたって、もしかしたら4強もあったかもしれませんね。
毎試合勝たなければならない世界選手権やワールドカップより、オリンピックはメダルの可能性は高いとは思います。
結局は実力が必要ですけど、「ここだけに集中!」で、勝てば上位に行けるので、体力のない日本には有利なシステムですね。

今大会で木村もいなくなると思うので、木村依存だった全日本は新たな出発となりそうです。
by デイちゃん (2016-08-17 09:54) 

Hiro

連日楽しみに拝読しました。お疲れ様でした。

木村はここ何年か攻撃で決め手を欠く状態が続いていて、さらに近年はらしくないミスも増えましたね。思えば銅メダルメンバーの殆どが引退のうえ、江畑迫田が怪我離脱という眞鍋2期の立ち上がりを1人で牽引していたと思うと、並々ならないプレッシャーだっただろうなと。ヨンギョンのように味方の不出来を自分の腕力だけでカバーして相手をねじ伏せることを要求するのは酷なことだったろうと思います。なんにしても全日本史上最大の功労者でした。

眞鍋氏は様々な面で功績の大きい監督ですね。しかし某所で叩かれている(界隈の一部の先鋭化の様子にちょっと眩暈がしますが)点で言えば、この4年間結局低くてネットに近いトスを修正できなかったという点は問題だと思います。これは彼のビジョンの問題なのか、セッターの技術の問題なのか。宮下がロンドン竹下のような打ちやすいトスを上げられるまで、竹下と同じだけの時間とコストを費やさなければならないとしたら、銅メダルっていったい何の意味があったのかと。
それから彼の最大の欠点は育成・チーム運営の下手さだと思います。就任当初に竹下をこれ以上評価しない旨発言しつつその後竹下を招集したのは結果的には成功したわけですが、中道の引退後に伸びしろも技術も皆無な古藤を招集したのが最大の時間の無駄だったでしょう。
育成は代表監督の責務ではない、という論もありますね。中継が退屈すぎて眠くなってしまうような緩い国内リーグに、最大の問題があることは間違いないと思います。特に低いトスからのフェイント合戦と、守備の雑さ。戦略をアップデートできていないチームはどんどん二部に降格させていくような健全な競争を期待したいですね。(個人的にはトヨタ車体がオフの間怪しい動きを見せているので注目しています笑)
by Hiro (2016-08-17 11:15) 

オーソノ

手に汗握る場面がほぼ無しの五輪でしたが、日本戦の記事投稿お疲れ様でした。

上り調子で迎える対アメリカ戦、1セット位は取れるだろうと思ってましたが、完封負け。

ただ、アメリカというか、キライは日本に苦手意識があるのか、それがチームにも波及してるようで、確かにミスが多かったです。フォルケ、アダムスが普通だったので結果負けでももつれる可能性あったのに残念。

石井はレセプションでミスったらサーブで取り返してやる位で開き直ること。サーブ技術はあるので出来るとおもいます。ラーソンのような太々しさを身に着ければ柱にはなれそうです。
また、試合後のインタビューもここ数試合一番手で、現キャプテンに比べてですが↑です。

島村はブロック何とかしたい。移動速度はそこそこあるので、コミットとリードは決めたら迷わず行ってほしい。自分でも弱点と分かってるからか、すいません的な対応が多いです。

長岡、宮下を含めリオを経験したメンバーが東京に残るとして、次期監督は問題ですね。外国人監督もありかと思いますが、空いているというか適任者がいるのか。

また、選手から拒否られ、協会の掌返しでgdgdした男子のG・サトウのようになっては4年では立て直せません。そうなると真鍋続投が安全でしょうけど、国内外問わず新体制も見てみたい気もします。



by オーソノ (2016-08-17 13:04) 

YM

ショックです。 あまりにもショックです。 立ち直れません。orz orz orz orz orz

いえ、負けたことじゃあないんです。 見られなかったこと。録画しそこなったことです。
このオリンピックを通し、私はCMが多い民放局を避けてNHK、BS放送をずうっっっと録画再生して楽しんでいました。 オリンピックも中盤なので録画版が増えてきていました。
いえね、あるサイトで17日の2:00からの試合と言うことは知っていたんですよ。 でも、10:15の表記の後に出ていたもので14:00の意味だと勝手に解釈しておりました。 変な時間帯だなあと思いながらもこれは録画放送で、TVの番組表も直前に差し替えられることも過去あったから、今回もそれなのだと自己解釈して。 放送が行われている時間帯も録画しているのをみていたんですよ。
なのに・・・・ここにきてこのミスかあ。 私も超あほたれです。

再放送はないでしょうねえ。 動画で試合全般を見る方法をどなたかご存じありませんか?

ああショック。 私のリオも終わってしまった。

いやはや・・・・  大変失礼しました。

by YM (2016-08-17 14:02) 

串丸

YMさん、以下はご存じですか?。
http://sports.nhk.or.jp/video/element/video=27452.html

by 串丸 (2016-08-17 15:44) 

恭介

予想通りの敗退。
まあ実力からいってこんなもんでしょう。
正直予選突破も無理なんじゃと思っていたので、何よりです。

しかし地方在住なためアルゼンチン戦が放送されないという仕打ち....

アルゼンチン戦で石井の悲壮感漂うプレーが一掃されたようで、石井、アメリカ戦、一番よかったのではないでしょうか。もっと早く覚醒していたら.....なんていっても後の祭りですが。
個人的には鍋谷のあのギラギラしたカンジ、嫌いじゃありませんが/笑。

アメリカは強かったですが、タッチネットめちゃ多いですね/笑。
さらに木村・荒木のボンミスが多くてびっくりしました。
木村はマークが厳しかった??もっと足のながいスパイクを打つなどの工夫があってもよかったかも。すべて超クロスで切ろうとしてリベロに拾われるというパティーン.....
荒木、ずっと過去の姿は幻だったの??というくらい、機敏になっていて。いい選手になったなぁと思っていた矢先、ですよ。サーブからの1ポジションのレシーブも頑張っていたのに、要所要所で不思議とミスをするという....神の見えざる手による采配を感じてしまったですよ。

宮下は、心配していましたがふっきれたようでよかったですね。
トスの技術は田代とどっこい。
ただしレシーブ力はいいですね。佐藤のボールまで取りに飛び込む、竹下姉さんを彷彿させるですよ。
その佐藤、なにやってるんだって話ですがね。
4年後期待しましょう。

問題は、モトコもキレまくっていた佐藤ですね....
一番貢献しなかった試合ではないでしょうか。
位置取りが悪いし、足も動いていなかった、サーブで狙われる、ジャッチミスする、お見合いする.....やばいですね。
もう選んだ事が失敗、で片づけてしまいましょう。

真鍋続投は、正直反対です。

同じ人間が8年間も同じ場所に居座るのは、組織としてどーかと。
植田の例もありますし。
まあだからといって人選がって問題があるわけで、男子のサトウ氏のような事にならない事を祈ります。
おそらく久光の中田久美じゃないですか??

ほんと、この男女の結果を受けて荒木田本部長なる人物がお咎めなしではたして済まされるのか.....
南部続投なんてゆったらマーライオンのように吐いてしまいますですよ。
ゲロゲロ。

by 恭介 (2016-08-17 18:49) 

焼き鳥Japan

いつも興味深く拝読しています。

選手たちには申し訳ないのですが、今回の結果で真鍋監督の化けの皮がはがれて済々しています。
本当は4年前にそうなってほしかったのですが。

この監督、いつも敗因を選手のせいしますよね。自分の責任を口にしたことを聞いたことがありません。人間的に監督の器ではないのだと思います。
そして、アメリカ戦後、今回の五輪の敗因は「体格差」とのたまわっていました。日本が諸外国に身体的に劣っているのは今に始まったことではないのに、何を今さら。。。
大会直前にも「化学反応を期待」なんていうコメントをしてましたが、これって神頼みみたいなもんですよね。
さすがに今回は自信がなかったんでしょうか。

管理人さんは真鍋監督続投を希望されていますが、これ以上あの顔を見るのは苦痛なので、そうなったら気持ちよく応援できそうなバスケットにでもシフトしようと思います。
ロンドン五輪から4年間、選手の個人技で獲得したメダルをすべて自分の手柄にしてしまった監督のなれの果てが今回の結果だと思っています。
by 焼き鳥Japan (2016-08-17 20:17) 

rio

>血のプリンさん、なかなか厳しいですね(笑) 心配されていた通り、4位通過の中国が1位通過のブラジルをフルセットの末、ぱっくんちょ、食べてしまいました。

これでブラジルも「5位」ですね。そうなってしまうのはずいぶん前に順位決定戦がなくなってしまったからですね。

五輪肥大化を抑えるために順位決定戦が廃止されてしまったと記憶しています。戦った上での5位ならまあいいかなと思うのですが。

組み合わせは世界ランクによる振り分けなので仕方ないですね。しかも今回は強豪ブラジルが開催国枠なので、1強多弱の南米地域でブラジル以外が代表となるため、五輪バレー全体のレベルは下がります。

実際、北京五輪のときは中国が抜けてもアジアにはまだ日本、韓国、タイといった強豪がいるので出場国のレベルは保たれていました。一方、ロンドンのときは自力出場がもとからのぞめないイギリスが開催国枠だったので、出場国のレベルはその分、さがってしまいました。

なので、北中南米の枠統合論とか、アフリカ枠廃止論とか、その分を強豪ひしめく欧州にまわせとか、そういう声が上がるんだと思いますが、それをやってしまうとバレーボール自体が五輪からリストラされる恐れがあります。事実、バレーは一度、「メダル獲得国の顔ぶれがいつも同じ」という理由でリストラ候補に上げられてますから。

いずれにしても、女子のチーム間格差が男子並みになくなってくればいいんですけどね。。。

>奇跡的に各ポジションでそこそこ良い駒がそろっていたのと、心臓に毛が生えているようなしぶといメンタルの持ち主が主要メンバーにいたから起こり得ただけ

これ言ってしまうと、メダルを取るレベルのチームはみんなあてはまりますね(笑) 逆に言えば、各ポジションにそこそこいい駒を並べてメンタルを強化すれば、低身長のチームでもメダルが取れると。

実際、バレー開催における日本への包囲網はじわじわと狭まっていると思います。男子は一時期、世界バレーやOQTの開催を欧州に持っていかれましたし、OQTはその後、2~3会場方式というわけのわからないことをやってますね。

日本開催固定+フジ独占+五輪出場権という日本有利の癒着そのもののW杯も、北京五輪のタイミングで五輪開催国の出場権消滅が施行され、リオ五輪のタイミングで五輪出場権が3枠から2枠に減らされています。

このままのルールでいくと2019年には日本は出場できないはずですが、それでも日本で開催してフジが中継するのか?という。フジにそんな余力はないでしょうし、フジからの放映権が入らなければ日本でやる意味がないですし、このタイミングでまたじわりとルールを変えてくるかもしれませんね。

そんな生臭い話がありつつも、そう、アメリカです。まったく同感で、カーチ・キライのいまのチーム、つまらないですよね。

バックアタックについはたぶん、クイックとの効果を比べた上で使ってないんでしょうね。日本戦のように試合を通してクイックが決まり続けるのであれば、前衛だけでまわせるので、後衛の守備が犠牲になるバックアタックをあえて使う必要はないですから。

そもそもアメリカ女子が面白かったのはケムナーがいた一瞬ぐらいで、基本的につまらないバレーをしていると思います。郎平のときも、マッカーチョンのときも。彼が率いた男子はめちゃめちゃ面白かったのに、なんで女子は・・・?不思議です。

で、このアメリカチームがリオで金とるかなあ・・・?とちょっと疑問です。イメージがわかないんですよ。準決勝のセルビア戦でぽろっと負けて、決勝はセルビアvsオランダ、なんてことになりそうな予感。
by rio (2016-08-17 20:44) 

rio

>デイちゃんさん、いまからでも動画で全試合見られますよ(笑)

私はクラブチームを応援しているのでシーガルズもその1つなのですが、正直、シーガルズのバレーを観て面白いと思ったことは1度もありません。むしろイライラするので極力見ないようにしているほどです(^^;

宮下はシーガルズの生え抜きなのでチームを離れることは難しいのかもしれませんが、であればVリーグと代表とでトスを自在に使い分けられるぐらいに器用にならないと、ですよね。

それはさておき、タラレバなのでなんとも言えませんが、オランダやセルビアは予選を見る限り、強いですよ。OQTからしっかり上積みが見えますし、中国やイタリアを一蹴し、アメリカを脅かしてますから。今の日本だと、どのみち勝てなかったかも・・・と思ってしまいました。
by rio (2016-08-17 20:51) 

rio

>Hiroさん、ありがとうございます。木村、ロンドンで「悲願のメダル獲得」だったわけですが、悲願ってかなったら普通、ちょっとぐらいゆっくりしたくなりそうですよね。悲願がかなったことない(っていうか、悲願を持ったことがない?)私なので想像するしかないのですが(笑)

真鍋2期に新鍋と狩野がいれば、プレーの面では木村の負担がちょっとは軽くなってたかもしれません。いずれにせよ、ほんとお疲れ様でしたと言いたいですね。

真鍋監督バッシングの主因となっているトスの低さ・近さに対して、批判されている方々はそれを真鍋監督のビジョンだと受け止めているようですが、どうなんでしょうね。「0.8秒」という数値目標を示していたことは事実ですが、「低くてネットに近いトスを上げなさい」と言っているのかどうか。ちょっと確認ができませんでした。

チーム運営については、私はむしろ、真鍋監督はなかなかのタヌキだと思っています。でかいセッターを使いたかったから「竹下はもう呼ばない」と明言したのでしょうが、そう言って見まわしてみたら適任者がいなかった。そんなときに意固地にならず、「やっぱり竹下が必要」と言ってしまうところが真鍋監督の真骨頂なのかなと。

で、竹下の控えが全然決まらず、竹下でいいなら同じ身長で東レ一派でV連覇の中道でもいいだろ、という世間の声を聞いたのか聞かなかったのか、緊急招集して世界バレーでメダルと取ってしまうという。

江畑、迫田、山口といった選手は、真鍋監督でなければ12人(14人)に残るどころか代表候補として招集されるかどうかも微妙だったと思います。

古藤を呼んだのも、そしてすぐに切ったのも、この人(真鍋さん)タヌキだなあと思いました。よく言えば、Vリーグ連覇の正セッターにチャンスを与えたということでしょう。それでうまくいけば、若手の宮下・ベテランの古藤、という理想的な布陣ができるわけですし。

もしくは、意地悪くみれば、V連覇の正セッターを一応呼んだよ、という世間向けのアリバイづくりだっただけかもしれません。セッター出身の真鍋監督が古藤の実力とのびしろを見極められないはずはないですから。

人が好さそうな雰囲気をかもしつつ、情に流されずにばっさり行く。周りになにを言われようと、いいと思ったことは試してみる。荒木を主将に示したときも、事前に相談した人びとに反対されまくったとメディアで語ってましたし。荒木は人生で初のキャプテンが代表だったんですよね(笑)

真鍋監督はおそらくネットでの反応も把握しているでしょうし、バッシングも知ってるでしょうね。でも、どこぞの柳本某のように酒におぼれたりせず、植田某のように情けない言い訳をしたりもせず、とぼけた顔で飄々と思い通りにやっている。なかなか珍しい人だと思います。

それよりも、そう、問題はVリーグだと私も思います。「日本の守備」ってなに?そんなブランドあったっけ?ってぐらい雑ですよね。攻撃はボールの押し合い。バレーボールのルールブックにpushってありませんけど?っていう。

そんななか、トヨタ車体は多治見監督、印東総合コーチ、内田コーチ、そして荒木の加入。非常に怪しい(笑) このメンツだと間違いなくセンター線が大幅強化されますよね。荒木、東京五輪まで粘ってくれないかなー。
by rio (2016-08-17 21:59) 

rio

>オーソノさん、私は「早く寝ないと次の日に差し支えるのに!」などなど手に汗握っておりましたよ(違)

アメリカはグラスがめちゃめちゃうまいセッターというわけでもないですし、センター線が変幻自在というわけでもないですし、飛びぬけた選手はいないですよね。

ただ、みんな平均点以上で団結しているから強いという。郎平→マッカーチョン→カーチ・キライとスター不要論が受け継がれているところも強みかもしれません。

一方の日本、島村のブロック・・・ですよねえ。。。跳ぶタイミングが悪いのか、位置が悪いのか、上から打たれてることも多々ありますよね。相手クイックに跳んだときも、例えばクロス側で跳んでターン側にワイプする、みたいな個人技もないですよね。

ロンドン組の井上や荒木が担ってきた「日本って意外とブロックいいよね」という印象をなんとか受け継いでほしいと思います。
by rio (2016-08-17 22:13) 

rio

>YMさん、気を落とされませぬよう。希望の光はまだかすかにともっておりますから・・・(大げさ

 下のコメントで串丸さんが動画を紹介してくださってます。

また、民放が共同で運営しているgorin.jpの「ライブ」のところにも全試合の動画がアーカイブされてますよ! http://www.gorin.jp/

動画を見て改めて負けたことにショックを受けてしまうかもしれませんが(笑)
by rio (2016-08-17 22:17) 

rio

>恭介さん、そもそもOQTのタイ戦の時点で五輪むりじゃね?って感じでしたもんね。

見逃したアルゼンチン戦は、バレー愛のないテレ東系列ですね。民放が共同運営している五輪ページの「ライブ」にアーカイブされてます。こちらから。 http://www.gorin.jp/ 

それにしても、木村・荒木が最後の最後で若手にひっぱってもらうという、あれなんだったんですかね???千代の富士が貴乃花に負けて引退を決める、みたいな(違)

宮下はシーガルズバレーから卒業しようと思えるかどうか、にかかってるかも。子どものころからシーガルズにそまってきただけに、それを批判されてもなかなか素直には聞けないでしょうから、経験を積んで自覚していくしかなさそうです。

アメリカ戦のあとのインタビューで五輪の感想を聞かれ「勝ててよかったです」と優勝したかのような謎の発言をしてましたが(笑)、五輪がトラウマにならなかったということだけは伝わってきたので何よりでした。

佐藤はねえ・・・モトコさんに「真正面にきたボールが上がらないともう上げられるボールはない」とまで言わしめましたからねー。気持ちはわかるけど、一応゛解説者”なんだから・・・っていう(^^; お茶の間で見ている無責任なわれわれと違って関係者のあなたが公共の電波でそこまで言うと選手を追いつめてしまうから・・・っていう(^^; 第3セットはモトコさん、ほぼ文句しか言ってなくてハラハラしました。

東京五輪、真鍋監督が中田監督にゆだねるというなら全然ありだと思います。戦略性は限りなくゼロに近いバレーになるでしょうし、自国開催+中田監督という二重の巨大なプレッシャーに耐えられる選手がどれだけいるかも謎ですが、そんな選手が12人そろったらそれはそれで楽しいかも。

ただ、もし中田代表監督が実現した場合、日立黄金時代の思ひ出の中に生きている彼女はきっと、代表=ほぼ久光のチームにするでしょうね。自身の代表時代にも日立とそれ以外、という分け方をしていたようですし。なので、代表=ほぼ久光にしないと彼女の各種能力的な意味で監督ができない気がします。それだったらあんまり見たくないかなあとも思います。

あ、南部続投はありえないですよ。ないない。七夕の日にちゃんと、「南部と荒木田とついでに川合がカエルになりますように」ってお願いしておきましたから。
by rio (2016-08-17 22:43) 

rio

>焼き鳥Japanさん、なかなかのアンチですね(笑) 顔も見たくないところまで行ってしまうとちょっとやばいので静養されたほうがいいと思います。ちなみに私は南部鉄器の顔を見るのが苦痛です・・・

真鍋監督が敗因を選手のせいにしている印象はないですが・・・。むしろ、敗因を語るときには選手の個人名を出さずにまずかったプレーを上げ、勝因を語るときには選手の個人名を出してほめている印象です。私が読んだ記事がたまたまそうだっただけかもしれませんが、どうなんでしょうね。

敗因を選手のせいにするというのは例えば、OQT敗退した南部監督が「石川がサーブで崩されたから」と言ってしまうようなことを指すと思うのですね。敗因はそこじゃないだろ!という。

もちろん真鍋監督もあれこれミスっていて、今回のアメリカ戦では第1セットいきなりのカーチ・キライ監督のチャレンジに対抗したのか、どうでもいいところでタイムアウト代わりにチャレンジしましたよね。そのあとの長岡のストレート打ちの微妙な判定のときには選手がアピールしているのにチャレンジしませんでした。

そこで終わると「?」な監督ですが、長岡は次の1本で自力で修正し、ストレート打ちから若干角度をつけて確実に決めてるんですね。で、そのままチームは勢いにのり、2-5から7-7の同点に追いついてます。

監督と選手の間に信頼関係がなければ、監督がチャレンジをとってくれなかった→やる気ねえ→ずるずる惨敗、という道をたどると思うんですよ。

実際、監督と選手の確執で有名なイタリアは今大会、わずか1勝、格下のプエルトリコに勝っただけで予選最終日を待たずして敗退が決まりました。また、監督の声かけを選手が無視している姿が目立ったロシアは、予選序盤は士気が高かったのに、試合が進むにつれて目に見えてやる気を失い、準々決勝でストレート負けしています。

そういうチームと日本の雰囲気は明らかに違ったと思うのですが、いかがでしょう?

「化学反応を期待」と言ったのは、おっしゃる通り、自信がなかったんだと思います。世代交代が難しいと言われるバレーで、主力がごっそり抜けたところから4年でまたすぐメダルを取れるチームができるほど甘くはないでしょうから。

ただ、゛なれの果て”ってのは違うかなあと。記事でも書きましたけど、柳本時代もアテネ5位、北京5位です。リオ五輪では、3連覇がかかったブラジルが、ほぼ金メダルメンバーで予選1位通過したのに準々決勝で負けて日本と同じ5位です。

五輪でメダルを獲得した監督が、その後、成績が大幅にさがったわけでもなく、チームが崩壊したわけでもないのに、なぜここまでぶっ叩かれるのか。正直、うまく理解できません。。。
by rio (2016-08-17 23:22) 

o-kun

rioさんのバレーに対する真摯なブログにはほんとうに感服します。私は早々に観るのををやめてしまいましたから。それくらい今回は手ごたえを感じませんでした。ロンドンのときも実は結構疑ってたんですが、でも実績はしっかりありましたもんね。世界バレーでもワールドカップでも。この差は大きい。
個人的には中田久美は私は嫌いではないです。が代表監督は??かなぁ。でもrioさん記載の「日本開催に中田監督というプレッシャー」は他人事ながら見てみたい(笑)。どうせ技術も(は言いすぎですね)戦略もないなら、心臓に毛が生えた選手12名のチームを見てみたいですね。
ほんの15~20年前。世界で勝てる選手なんか出てくることはないだろうと思っていた水泳や、準決勝に行ける選手なんかあり得ないと思っていた陸上100mでそれを実現できる選手が出てきました。卓球だってそうですし最近では女子バスケットもそうですね。ですからバレーボールもそうであってほしい、と思うのですが、、、男子も女子も全然その方向が見えなくて、観るのが疲れてきました。負けても先が見える内容だったら楽しいのですけどね。安易に外国人の監督を招聘するのもどうかなんでしょうけど、せめて男子は、世界のトップ地域の監督を連れてきてもらいたいと切に思います。そこから始めてほしい。無理かな・・・
by o-kun (2016-08-17 23:34) 

VB

rioさんもコメントお疲れ様です。

アメリカ戦は、今大会で一番良かったですよね。
ただ、一番力を入れてきたというDigは、アメリカに比べてもかなり見劣りするシーンが多く、ブロックの横にいる佐藤にそれはあげないと…というのもかなりありました。

You Tubeで90年代後半の試合映像を見たのですが、今よりDigやReceptionはだいぶ精度が高いように見えました。リベロ制がなかったため、全員がレシーブをしなければいけないという状況もあるのかもしれませんが。一方で攻撃のバリエーションは現在の方が圧倒的に多彩になっている印象を受けました。だからこそデータで相手チームのことをデータなりで把握して、ディフェンスのシステムをきちんと作っておかないといけないのでしょうね。

全日本の練習も、90年代とはだいぶ変わってきているのでしょうか。当時のようなディフェンス練習を、時代錯誤と言われるかもしれないけれど、ブロックと組み合わせて行ったらどうかなと素人ながらに思いました。

眞鍋監督、私も嫌いではありません。あの飄々とした感じが持ち味のように思います。でも、だからこそ、メンバーの中には吉原知子さんとか荒木とかのように闘志を表現する選手がもう少しいると良かったのではと思います。

第2期はWGP2014で銀メダルを獲得したのが印象に残っています。この時は、大野選手がミドル、セッターには中道、リベロは佐野でしたよね。新鍋もいました。引退した選手もいたし、大野選手はどうしたのか知りませんが、監督しても伸ばしたい、選びたい選手を引っ張れないという苦労もあったのかもしれません。

東京、ぜひ頑張ってほしいですね。
取りとめのないことを無駄に書いてすみません。

by VB (2016-08-18 00:10) 

M.H

 東洋の魔女以来、二度目の我國開催!

 過日以降、列強諸國に好い様に変えラレ(柔術も!)て来た故、
次大会ジャ~《ラリーポイント制度》其の物を、撤廃しては?

 マァ。其処マデは『放映権≒迅速化』に逆行スルンだろー故。

 逸れ為らば・・・《Challenge》も、「野球(コリジョン)』
ルール同様ニ、〔線審愚弄〕扱いの極致ユヱ、即時全廃ヲ!
by M.H (2016-08-18 00:38) 

YM

観ました。 観ました。 TVも消して、酒瓶片手にパソコンに見入りました。 勝敗がわかった後ですが、結果に納得ができました。 国際試合が最後であろう木村と荒木が見られて満足です。
串丸さん、本当にありがとうございました。

それでこの試合の感想なのですが、日本はまあ好調とは言えない出来でしたが、今日のアメリカからセットを取ることはできましたよね。 ただやっぱりなんかバラバラでチームに統一感がなかったように感じました。 迫田を長岡のサービスリリーフ(というのかな?)だけに使うのももったいないかなと思いました。 どちらもバックアタックができるのだから、すぐに交替させなくっても、もう少し使ってみてもよかったのでは?

3セット目に宮下→田代にしたのは、最後にみんなコートに立たせてやろうという眞鍋監督の親心かと思いますが、立て続けに3点ほど田代が絡んで失点しましたよね。 あの場面、宮下だったら突っ込んで上げただろうなあと思いました。 いずれにしても勝利は難しかったでしょうが。

ロンドン五輪のメンバーの時でさえブロックに難がある日本は、ワンタッチ狙いでブロックに跳んでましたよね。
木村&荒木が去ると、代表クラスの180cm後半の選手はいますか?
大山栗原木村荒木が出てきた時、日本も大型化したなと思ったものです。 どこかにいればいいですね。
バレーボール協会の力が弱まれば、選手達の実力は上がったりして。

by YM (2016-08-18 01:08) 

血のプリン

rioさんお手数をかけました。改めてこちらに投稿を…

本当に中国がブラジルを食ってしまうとは… でも、アジアバレーの存在感を維持するためにも、中国が勝ってくれてよかった。

レベルの低い大陸枠の統合は理想的ではありますが、五輪精神に基づくためにも、できないんでしょうね。今回も「お客様&育成枠」に大陸代表のカメルーンとアルゼンチンが入ったのは仕方ないにしても、謎の「第二世界最終予選」代表のプエルトリコが納得いかない所。この枠にタイなり、ヨーロッパの一枠なりが入り、アルゼンチンとカメルーンが別プールに入っていたら、プールAももう少し面白い展開になったかも…まぁ、でも今回カメルーンが少しではありますがレベル向上が見込めるようなプレーを見せてくれたことは、女子バレー全体のレベル向上にとっても喜ばしいことだと思います。

アメリカが予選でオランダに苦戦した時も、サーブミスが多く、サイドからの攻撃が結構オランダのブロックの餌食になっていましたが、それでもほとんどバックアタックを使ってなかったような… ただ、バックアタックを打つのがマーフィーなので、使ってもブロックの餌食になると思って使わないのか。SFの相手セルビアは予選ではMBの真ん中からの攻撃が面白いように決まり、完全に封じ込めたわけですが、同じ展開にはならないような… 予選ではセルビアのサーブがミスが多くて流れをぶった切ってたのですが、QFのロシア戦ではサーブの破壊力が半端なかった。セルビアがQFのサーブレベルを維持できれば、予選のリベンジも不可能ではないかな、と。自分のFの予想は「セルビア対中国」(セルビアが結構あっさりアメリカを下し、中国が接戦でオランダを振りきって勝利)です。どちらにせよ、明日のSF楽しみです。
by 血のプリン (2016-08-18 01:16) 

rio

>o-kunさん、ほんとはこの情熱を男子の試合に注ぎたかったんですけどねえ。。。

リオ五輪はメダルラッシュ、入賞ラッシュですごいですね。その一方で、女子マラソン惨敗、競歩惨敗、入江くん消費期限切れ、みたいに有力と思われた競技でかすりもせずに負けてしまったケースもあり、メリハリがはっきりしている印象です。大会本番というよりは、大会までのメンタルの差が出ているのかも。

バレーもそうですね。ロシア戦~アメリカ戦で発揮したメンタルの強さをなぜもっと早く発揮できなかったんだろう。

私は完成度の高いチームが明確な戦略のもとあの手この手を繰り出して戦うバレーが好きなので、正直、今大会の日本の試合のブログの書きようがなかったです。

第1セットを受けての第2セット・・・というふうなつながりも見えなかったし、敗因は毎回同じだし、惜しい試合もなかったし。

ただ、女子はこれより下がることはないなと思います。むしろ若手が伸びてくるとまた面白いチームになるんじゃないかと期待を持ってます。男子は・・・袋小路から出られなくなってしまった感がありますね。

外国人監督待望論があちこちで根強くありますが、みんな誰を想定してるんだろう?と疑問です。

例えば、五輪で外国人監督がメダルをとったのは、男子ではベラスコ率いるイタリアが銀メダル、女子では郎平率いるアメリカが銀メダル、ぐらいですよね。

そんな゛例外”かもしれない成功事例が都合よく日本にあてはまるでしょうか。

むしろ各国を渡り歩いているボニッタやグイディッティやカプララが行く先々でチームをぐちゃぐちゃに・・・とまでは言いすぎにしても、結果を出せないまま退任していることのほうが現実味がある気がしています。

また、語学力の問題もありますよね。ほとんどの選手・・・だけでなくスタッフもJVAの連中も英語さえできない日本バレー界で、外国人監督とどうやってコミュニケーションを取るのか・・・

サトウ監督の件で大きくつまづいたのがこの点でした。結局、直接やりとりができない相手だと、ミスコミュニケーションが積み重なって相互不信になってしまうんだと思います。

それでもお雇い外国人だと決断するのであれば、日本バレー界全体で腹くくって、まずは選手・スタッフが語学学校に通うところから始めたほうがよいのではないかと(^^;
by rio (2016-08-18 01:22) 

R.Amemiya

「ロンドンより良い色のメダル」を目標にしていたリオ五輪が終わってしまいましたねぇ。
この大会、何が気に障っていたかというと、真っ先に上げられるのがメイン実況が大嫌いな土井敏之アナウンサーだったということです。TBSのアナだったら、新タ悦男さんとか初田啓介さん(二人合わせてWタと呼ぶ)という上手い実況アナがいるのに、何故に耳障りな土井なんだという・・・・素子解説は目をつぶるとして。
そういえば、北京五輪の解説者は眞鍋さんでしたね。時期全日本女子の監督が寺廻さんというテレビ人事だったりして。

私はMB1のシステムを高く評価していたのですが、なんでオーソドックスなスタイルに戻してしまったのでしょう?センターに迫田選手をおいてオポジットに長岡選手を入れるというシフト、効果的だったと思うのですが(ミドルは荒木選手で)。眞鍋さんも「非常識なことをやらないとメダルには届かない」と言っていたのに、非常に常識的な「4つの世界一」(しかも全滅)に回帰してしまったのは何故なのでしょうか?正直言って面白味に欠けるチームでした。木村主将の「チームワーク」を含め。

アメリカ戦は・・・善戦しても20点台以降の点を取りきれなかったですね。詰めの必勝パターンを完成出来なかったチームだったと思いました。
荒木選手も良いところ有ったのですが、アメリカのライト側の攻撃にブロック行けずテレビ画面におかめ顔が何度アップになったことか。これは選手個人の問題ではなくブロック担当のコーチの指示が徹底されていなかったのではないかと思います。他の大会と違い中一日おいた試合日程なのだから、データの収集分析は比較的容易だったはずですが。サーブの狙いも徹底していなかったですね。そう考えると監督よりもスタッフの能力に問題があったかも。

既にお読みになっているかと思いますが、毎度おなじみ大山加奈さんの分析は的確でした。
http://rio.yahoo.co.jp/column/detail/201608170002-spnavi

何はともあれ、これで木村選手を含む「メグカナ世代」が終焉したわけで、全日本クラスで185cmオーバーは岩坂選手位しかいなくなるという暗黒の時代を迎えるような気さえします。アテネのあとの2005年のちびっ子バレーが再来するというか。メグカナサオリン&荒木+舞子というドリームチームで夢を見たのも一昔前になってしまいました。4年後、ファイナルに進めるチームが出来るんだろうか?

しかし、ロシア&ブラジルが沈んだ今大会、決勝にはどこが進むか予想がつきませんね。
by R.Amemiya (2016-08-18 02:26) 

o-kun

rioさん
安易に外国人監督を呼べばいいとは私にも思えません。いわれるようにコミュニケーションはとても大きな問題です。ですがそうであっても招聘してもらえないかなと。代表でなくていいのです。Vリーグにそういう監督が増えて、そこから代表監督でもいい。コミュニケーションを言うならそれは選手、監督、スタッフ、協会のどこか、あるいはすべての怠慢に思います。本気で勝ちたいならその問題は何とかするだろうと思いたいです。当たりはずれはあるでしょうけどいろいろ試してほしく思います。
by o-kun (2016-08-18 07:28) 

眉唾

オリンピック終わってしまいましたね。
相変わらずのスロースターターで、アメリカ戦はセットは取れたんじゃないのかな?って、見てて思いました。

取り敢えず、木村キャプテンには心からお疲れ様でした。と1ファンとして送りたいです。
来年以降、オリンピックを経験した選手が何人残るか分かりませんが、東京までにどんなチームになるのか楽しみにしたいと思います。

女子はそこまで心配ないと思いますが、問題は男子ですよね…。
新しい監督、世界のバレーを知ってる人がなりますようにm(__)m
パニック再来はやめて欲しいなぁ…。
by 眉唾 (2016-08-18 08:55) 

ちゃ子

連日ブログ更新お疲れ様でした!ツイッターもフォローさせてもらっています。

激戦だったイメージのロンドンよりあっさりしたオリンピックだったような気がします。でも宮下はまだまだ伸びしろがあるようなので東京楽しみです。
ところで次期監督に中田氏の名前が上がっていますね。ヤフコメ欄には歓迎するものが多くびっくりしています。そんなに人気あったんだ...。私も眞鍋さんでいいと思ってたのですがめっちゃ嫌われてますね(苦笑)長期政権ダメですかね。
日本も気になるけど韓国のヨンギョンも結構好きな選手なので気になっています。


by ちゃ子 (2016-08-18 20:26) 

rio

>VBさん、90年代後半の守備はたしかに今よりよかったと思います。

ご指摘のようにリベロ導入前、しかも全日本女子では現在のような厳密な分業制確立の前ですから、セッター対角には攻守にすぐれた選手を配置してましたし、センターも守備練習が必須でしたもんね。

吉原だったか誰かが、リベロ導入前まではセンターの練習時間が一番長かった、と言ってたのを聞いたことがあります。センターの役割+サイドの役割も練習しなければならなかったから、ということみたいです。

その時代に鍛えられた選手たちが、95年のルール改正で、1stのドリブルがオーバーでもとられなくなった、ひざ下にボールが当たった場合もOKとなった、という状況におかれ、守備のリスクが減ったわけで。当時はしょぼいアタックをオーバーで上げる選手が普通にいましたね。そこから3年後にリベロが導入されて・・・今にいたるという。

ブロックと組みわせた練習もやってると思いますし、男子選手をまじえた実戦練習もやってるはずですが・・・なんでレベルが下がったんでしょうねえ。。。

闘志を表現する選手が必要、同感です。W杯のときだったか、木村が試合中に後輩を叱ってる場面があったように思いますが、良し悪しは別として、彼女はそういうキャラじゃないんですよね。木村の実妹みたいなキャラがいれば、また変わったかもしれませんね。

仕切り直しのチーム作りは、セッターは宮下主軸でいくとして、リベロ選びからですね。また、荒木は残る芽があるかもしれませんが山口は代表引退を明言しているので、若手センターの選出も重要ですね。

実はけっこう楽観していて、なんだかんだで来年のグラチャンぐらいで面白い試合をしてくれるんじゃないかと思ってます。
by rio (2016-08-18 23:00) 

rio

>M.Hさん、いやほんと、タイムアウト代わりにチャレンジを使った監督にはイエローカードを出すべきだと思います。また、1セットで2回も必要ですかね???1試合(3~5セット)で3回、みたいにすればいいのに、と思います。
by rio (2016-08-18 23:03) 

rio

>YMさん、無事観戦できたようでなによりです(^^ まさに、迫田のピンサオンリー使い、もったいないなと思いました。

後衛3ローテは迫田にまかせて守り・つなぎも若干アップさせて、前衛で長岡を戻せばいいのに。ちょっと謎采配でしたね。

田代は山本隆弘にばっさり切られてましたね・・・。まあ、ボール下に入るのが遅いセッター、ってなんか表現矛盾ですからねえ。普通はボール下に入るのが速い選手がセッターになるわけですから。それに加えてレシーブがへたとなると、2枚替え要員としても使いづらいですよね。

ところで、180cm後半の大型選手についてですが、カミングアウトしている選手としては、久光の岩坂が公称187cmです。カミングアウトというのは・・・どうも女子バレーの選手たちの中には昔から2~3cmほど低くサバをよんでいる方々がいるらしいので(笑)

栗原187なんかはテレビ番組のなかで、真鍋監督に「ほんまは189cmぐらいあるやろ」と言われ、「どっちでもいいです」と肯定も否定もしませんでした。

まあそういうことがあるとすると、公称183~185cmの選手は180cm台の後半である可能性が高いですね。

もう1つ、脂ののりきったサバをよんでるわけでなくても、猫背で身長が低く出てしまってる選手もいるようです。有名どころでは、日本ではありませんが、あのガモワですね。彼女は8歳で170cmあったらしく、いじめられ続けた結果、猫背になってしまった話を涙ながらに語ってました。

猫背を矯正すると2~3cmほど身長が伸びる人がいるようですから、日本女子バレー界にはまだまだ180cm台後半が隠れているかもしれません。
by rio (2016-08-18 23:28) 

rio

>血のプリンさん、OQTの複数会場制度はまったくナンセンスですよね。

W杯の五輪切符を3→2に減らしつつ、OQTはアジア予選と合体していて日本優遇措置をはずせないから出場国を増やせない。その結果、別会場が立ち上がるという。

ところが、その別会場に出場できるのは北中南米とアフリカのみで、しかも大陸枠もOQT枠からも敗退した゛第3グループ”なんですよね。

いいように見れば、北中米はアメリカ、南米はブラジルと出場国が固定化されている現状を鑑み、アフリカも含めて出場機会に恵まれない国々にチャンスを、ということなんでしょう。そこまでしないと五輪12チーム制を守れないのかも。

もし8チーム制にされてしまうと、予選リーグ→準決勝となる可能性が高く、毎回、ブラジル、アメリカ、中国、ロシアみたいになって世界中でバレー人気ががた落ちになる・・・という心配もあるのかもしれません。

せめてキューバとペルーが復活し、アフリカ勢がもっと底上げされれば(男子エジプトぐらいに)、こんな方法をとらなくても済むのかもしれませんが。

それはさておき、チーム郎平、なんだかんだで調子を上げてきそうで怖いですね。予選では守備がぐだぐだでしたが郎平さんがそんなことを許すはずはなく。

一方、アメリカはいまだかつて五輪で金がないんですよね。金メダル自体が世界バレー2014で初ですし、世界ランク1位で臨んだこの大会でなんとしても!と思ってるでしょうから・・・またお預けになってほしいです(爆)



by rio (2016-08-18 23:54) 

rio

>R.Amemiyaさん、テレビ人事!鋭いですね(笑) そういえばテラマワリン、やけに細かいところまで解説してましたよね・・・。

ちなみに、私も土井アナは苦手です。うるさいので。新タアナは知識ひけらかし系の実況だったのが最近は落ち着いてきたので好ましく思ってますが、テレビ業界関係者の評価は低いみたいですね。地上波向きではない、専門チャンネルでやれ、ってことなんでしょうか。

MB1をやめた理由は明らかで、アメリカやブラジルといった組織だった面的な守備をするチームには通用しなかったからですね。そもそもMB1は部活など思うように選手がそろわない下位カテゴリの戦術ですから、それを代表がやるのは文字通り奇策、奇襲攻撃なわけで、見切られて冷静に対応されるとどうしようもないという。

MB1をやるのであれば、センターもサイドもできる選手をいれて試合のなかで突然フォーメーションを変える、ぐらいの大技を見せる必要があると思います。ただ、それができるのであればMB2もできるはずなので、センターが弱いからMB1にしてみた、という真鍋監督の発想とは別物になりますね。

それにしても・・・大山、栗原、荒木、木村、狩野、ここにセッターで大山妹あたりが入ればドリームチームだったのに、って感じですね。年齢的にこのメンバーで4大会いけたはずですし。

大山、栗原、狩野はケガに泣き、大山妹はVリーグの活躍が評価されず代表落選でインドアに見切りをつけ、ビーチに行ってしまいました。

少子化がさらに進んでいる昨今、どのスポーツも運動神経がよくて体格がいい子どもを狙ってます。JVAがこんなぐだぐだなマネジメントでバレー界がその競争に勝っていけるのか・・・心配です。
by rio (2016-08-19 00:12) 

rio

>o-kunさん、まさに「怠慢」の一言に尽きると思います。お試し感覚で代表監督経験のないサトウさんを呼び、1年で使い捨てにする。これも「怠慢」ですよね。

豊田合成は優勝経験が一度もないところから、本気でなんとかしようと考え、ヴォルデモートを召喚したんだと思うのですね。JVAにはその本気度が感じられません。そこが最大の問題ですね。

ベラスコや郎平が成功したのは、イタリアやアメリカが移民の国だということと無縁ではないはずです。移民文化が薄い国が外国人を雇う場合、イランもそうですし、明治政府もそうですが、手っ取り早く0→1にすることに主眼が置かれると思うのです。

で、1になったら次は、それを自分たちの手で2や3に育てる。そのために、今度は自分たちが海外に出て行って学び、その成果を持ち帰ってくるべきだと思うのですよ。

それも、中田久美のように言葉もできないのに御コーチ様として押しかけてハクだけつけて帰ってくるとかいうのではなく、郎平のように大学に入ってコーチングを基礎から学ぶ必要があると思います。

そういう人材が増えれば、元代表の肩書だけで御監督様にふんぞり返ってる人は淘汰されるでしょうし、外国人を招聘する必要もなくなります。

そうなっていない現状はやはり、すべてが「怠慢」なんだと思います。
by rio (2016-08-19 00:27) 

rio

>眉唾さん、やはりキャプテンの性質はチームに影響するんですね。木村がそもそもスロースターターですもんね。

荒木はとことんしぶといので、荒木のチームはとことんしぶといカラーになりました。面白いのは吉原が率いたアテネ組で、五輪までは鬼軍曹カラーで統率がとれていたのに、五輪の現地で吉原が急に菩薩になってしまったせいで選手全員が調子くるって負けたという(笑)

男子はねえ・・・次4を使えとかいう圧力がかかりそうな気配すら漂ってますから、自分の名誉ではなく男子バレーのことだけを真摯に考えている人ほど、手を挙げづらいでしょうね。しかも結論が11月でしたっけ?なんでそんなにかかるんだと思いますが、どうなりますことやら。


by rio (2016-08-19 00:36) 

rio

>ちゃ子さん、ありがとうございます!

ところで、真鍋監督の退任の意が固いなら、中田監督は既定路線ですね。Vリーグの実績面で彼女がぶっちぎりの1位ですから。

中田監督になるとデータバレーはまったく期待できないので、゛中田久美”というカリスマ性に酔える/酔ってしまうタイプの信者たちでチームを作るしかないでしょう。はまればすごい力を発揮するスポ根集団になるでしょうが、はまらなければ空中分解する危険性もはらんでいます。

真鍋監督をぶっ叩いていた方々は、彼が辞めて後任は中田久美、となることについてはどうなんでしょうね。。。
by rio (2016-08-19 00:45) 

どんとこい

失礼致します
中田久美さんが次期監督の予定というのはかなり前から既定路線だったようです
むしろ、2020 五輪が東京開催に決まったことから真鍋周辺が続投の意欲に変換、久光のコ-チにいた安保もその頃退部
それまでの久光と真鍋との蜜月関係が終了したと言われてます
そして、2014世界バレ-での惨敗、ハイブリなんちゃら、東レバレ-で赤っ恥など
全て反久光での全日本づくりに執着したわけで
彼こそ全日本の育成戦略を無視した迷走を作り出した戦犯です
それは戦術面でも矛盾を孕んだまま
宮下をひっぱってきて高速バレ-をやれと言ったが、
中道は東レに持ち帰って2015リーグで低迷させ、自ら引退に追い込まれました
おもしろいですね、先のアメリカ戦
久光の石井・長岡が宮下のトスでバンバン決めているのに木村が全く決定力がなかった
田代を最後投入して木村がようやく連続得点した
宮下のトス回しに久光陣は適合するも木村・迫田・江畑は合わずじまい
高速バレ-を目指しながら適合できない選手を使って久光色を打ち消さねばならなかった、というのが真鍋ジャパン
というのが私の見方です
ついでながら、コ-チ分業制についても疑問
中田久美さんになって今より悪くなることなんてありません
真鍋がフロント入りなんて経費の無駄かつ新しいチ-ムづくりの邪魔
五輪選考内容・加藤コ-チ退団などをふまえると久光復帰ではないかと
新鍋と和解して全日本に協力したら見直してやってもいい
by どんとこい (2016-08-19 03:07) 

血のプリン

rioさんの希望通り、セルビアがファイナルセット9−12の劣勢から跳ね返し、3−2で勝利!アメリカのオリンピックでの金メダルの夢がまたもお預けに。世界選手権で初めてタイトルを取ったアメリカでしたが、その後カーチ・キライのチーム戦略がW杯でほころび始め、結局オリンピックでも失敗に終わりました。

ファイナルセットの頭の方で隠し球のように全然使ってなかったセンターからのバックアタックをロウが放った時は、セルビアが全く反応できませんでしたが、終盤でもう一度上げたボールはロウがネットに引っ掛ける始末。よく日本チームのファンが「隠し球・戦略」の願望を書いていることがありますが、普段から試合の中でコンスタントに使っていない隠し戦略は、結局は付け焼き刃で上手くいかない確率の方が高いんじゃないのかなぁ、と思った次第です。

セルビアのマッチポイントはボシュコビッチのサーブでしたが、それまでミスも多く、失敗したら流れが相手に行きかねない場面でも、強気でジャンピングサーブを入れ、最後は自分でバックアタックを打ち込んで勝利を手にした時は、正直しびれました。

SFの二試合目は大舞台の経験豊富な郎平監督が率いる中国が振りきりそうな… 中国が同じ相手に二連続で金星を与えるとも思えないし。どうなるでしょうか?
by 血のプリン (2016-08-19 03:42) 

デイちゃん

コメント数すごいですね。それだけ女子バレーはみんなが期待してるんですね。
ロンドンの時は、メダルを取った瞬間、私は叫び声をあげながら家の中を走り回ったのですが、あれから4年たったんですね・・・。

身長については、素子さんはずっと182㎝って言ってましたが、実際は185cmなんですよね?
ヨーコさんがさんま御殿で言ってたような。
身長のでかい選手って、日本では貴重だし、つぶさないよううまく育ててほしいですよね。
岩坂は能力はすごいと思うけど、それをなんとか開花させたいですね。体のバランスが悪いのかなあ。

次期監督、中田久美さんですか。確かに最近、急に女性の登用が叫ばれてますね。
真鍋監督も、オリンピック後は交代だって言われてたとしたら、最終予選あたりからのやる気のなさも納得ですね。
でも中田久美さん、体調があまりよくないようですが・・。吉原や多治見、竹下をコーチとして招集するんでしょうかね。素子さんは広報担当で。(笑)
by デイちゃん (2016-08-19 11:32) 

RK_vb


rioさんのブログ大ファンの者です!
数年前から拝読していますが、初めてコメントさせていただきます。
バレー未経験、観戦歴は15年になるド素人です♪

rioさん、twitterされていたんですか?アカウントを教えていただきたいです!
#vabotterはチェックしているのですが、正直rioさんの感想(解説)の方が面白く参考になるので。


今回のリオオリンピック女子バレーは、rioさんご指摘の通り
なぜ佐藤選手がそんな位置に。。なぜそんな簡単そうなボールを上げられない。。
という残念なプレーが目立っていた印象です。
また、木村選手が不調だったからのか、宮下選手のトスが木村選手を生かせなかったからなのか、
OQTイタリア戦と比べても、とにかく主将の存在感が薄く感じた最終戦でした。


男子バレーについては、2015WCを観て以来久々に期待を寄せています。
2016WLを観戦していても柳田選手はレセプションはイマイチ(!?)ですが
サーブやワンタッチをとるアタックの技術、向上心やキャプテンシーなど今後代表チームに
必要とされそうな人材だと考えていたのですが、rioさんは興行用だと断言されていました(笑)
現在のVリーグに彼より優れた(代表に適した)WSが他にも沢山いるということでしょうか?


最後に解説について。
同じネットを挟む競技、バドミントンや卓球に比べて
今回の素子さんのバレーの解説は非常につまらなく感じました。。
バレー未経験の私でも、観戦歴が長くなればなるほど
もっと戦術的な解説が聞きたいと願ってしまいます。

…と文句たらたら!?ですが、今までもこれからも変わらずに
男女バレー、そしてrioさんのブログを応援し続けます〜♪



by RK_vb (2016-08-19 20:07) 

rio

>どんとこいさん、坊主憎けりゃ・・・って感じですが、真鍋=悪、中田=善、みたいにそんな世の中シンプルじゃないと思いますよ。

ネットで誰かの悪口を言うときにはいくつかコツがあって、少なくとも「それ、どこ情報?」って聞かれたときに信頼に足る情報ソースを示せるぐらいにはリサーチしておく、話のつじつまを合わせるなどは基本だと思うんですよ。で、悪口なのに面白い、となれば悪口成功です。

例えば、中田が既定路線、真鍋と久光の蜜月が終わった、などはどこから出ている情報なのか、全日本の育成戦略は誰が作ってどこで公表されているのか、宮下がなぜ久光側に位置付けられているのか、など私にはわからないことだらけでした。

ただの誹謗・中傷、あるいは一歩間違って名誉棄損になってしまわないように気をつけたいですね。
by rio (2016-08-19 20:51) 

rio

>血のプリンさん、なんだかんだでアメリカがすっ転び、それを横目に中国が息を吹き返すという。ある意味、まったく波乱のない展開ですね(笑) 

ロンドン五輪で日本vs中国戦の日本勝利を予言したことが自慢なんですが(←スケールが小さい)、今大会でもイタリアの敗退、アメリカの敗退、中国の復活の予言が当たって満足です(←スケールが、以下略)。あ、ロシアが本気で金メダルを取りに来ている予言は外れました。

隠し玉・・・60年代、70年代、強豪国が限られていて、しかも理論上は試合を無限に続けられるサイドアウト制の時代には、隠し玉は有効だったと思います。お互いの手の内を知り尽くした上で、サイドアウトで粘って粘ってここぞ!というときに隠し玉を出してブレイクして勝つ、という。

ラリーポイント制になり、群雄割拠の時代になり、1年で1回も試合していない相手と゛本番”であたることも当たり前の中、隠し玉で1~2点とることにどれだけの意味があるんだろう?と思いますね。

さて、決勝は中国vsセルビア。なんだかんだでオグニェノビッチが勝ち上がってきたことに大注目です。地味だけど上手。ここまできたらセルビアに勝ってほしいです。
by rio (2016-08-19 21:08) 

rio

>デイちゃんさん、モトコさんは自分でも身長の逆サバを告白してました(笑) 岩坂は下半身が見た目も動きも重そうですよね。脚の絞り方をシンクロの井村さんに習うとよいと思います(謎)

日本は大きい選手を育てるのがヘタですよね。男子も女子も。天然記念物扱いでちやほやして、アタック・ブロック以外のことを求めないという。そうやってつぶれていった大型選手の死屍累々、って感じです。

中田さんは引退した選手の活躍の幅を広げるという点で功績が大きい人ですね。おそらくご本人もその自覚があって、全日本女子の監督になることで指導者業界のなかでの女性の地位向上と活躍の幅を広げることを意識してるんだろうなと想像しています。

ただ、それは東京五輪のあとでいいんじゃね?とも思います。
by rio (2016-08-19 21:19) 

rio

>RK_vbさん、コメントありがとうございます。15年前といえばあのシドニー落選時代ですね。ということはロンドンまで右肩上がりだった女子バレー界がここで一段落、という感じでしょうか。

あ、ツイッターはずっと放置していたのですが、最近、こっそりつぶやいてます。@rio_japan です。#vabotter は時々のぞいてますが、基本的にはアカデミックな議論の場だと思っているので参加してないんですよ。

モトコさんは解説向きじゃないかもしれませんね。コートサイドだと短い時間で的確にリポートしてくるのに、解説席だと叱咤激励を通り越してただの文句になってしまうという(^^;

向いていないと言えば、木村は全日本女子バレー史上で最もキャプテンに向いてない選手だったかもしれませんね。

吉原で復活して竹下が引き継ぎ、次は大山だろうとみんな期待したと思うんですがそうはならず。荒木の大抜擢がうまくはまったことはよかったですが、その次は消去法にすらならず木村しかいなかったという。

次のチームは誰がキャプテンを務めるのか、そこも重要ですね。

ところで、柳田についてそんなに厳しかったでしたっけ(^^; むしろ柳田の賢さと勝負強さを高く評価してきたつもりだったのですが・・・。

次4が興行的な意味でくくられたのは確実で、それについてはうんざりでした。同時に、柳田が次4の発表会見でものすごい不機嫌な顔をしていたことが印象的で、↓こんな記事を書いてます。
http://bondi-beach.blog.so-net.ne.jp/2015-09-07

そしてこの記事の最後の一文も↓
http://bondi-beach.blog.so-net.ne.jp/2015-09-08

なんか必死に言い訳してるみたいになってますが(笑)、石川と柳田どちらかで言えば、代表の主将に向いているのは柳田だと思います。

いまのとこと石川・柳田の同世代で、彼らほどどんなトスでもなんとかできる技術と試合勘を備えている選手はいないですね。彼らより上のVリーガーにもほとんどいません。そういう意味で新しい。期待してます。ほんとに。ほんとです。
by rio (2016-08-19 21:43) 

血のプリン

中国がFに勝ち上がってきましたね… 予選では勢いで突っ走ることが出来ても、負けたら終わりの決勝トーナメントでは経験がモノを言った感じ。

自分は小学生にしてはそこそこ身長が高かった(中学生で身長が止まったので結果それほど高くはない)ので、幼少期は周りからいつも「デカい」と言われ、その言葉を浴びせられるのが本当にイヤでたまりませんでした。ましてや、女性であれば自分なんかとは比べ物にならないぐらいその言葉に傷ついてきたことでしょう。でも、高身長の選手を待ち望んでいるはずの女子バレーファンでも、悲しいかな、選手に対して「デカい」って表現をするんですよねぇ。個人的には非常に残念です。

日本の選手って、高身長の選手にかぎらず線が細い選手が多すぎですよね。敗戦の言い訳の常套句に「高さとパワーに負けた」がありますが、自分はこの言い訳が大嫌いです。身長は努力では伸ばせませんが、筋力は努力すればつけられるはずなのに。日本人の女性アスリートでもしっかりと鍛え上げられている人はいるわけで、日本人女性だからといって筋力がつけられないことはないはず。指導者側の怠慢か、選手自身の意識が低いのか…

オリンピックに話を戻して。Fはどうなるでしょう… 自分はセルビアが3-1ぐらいで勝利して金メダルを獲得し、郎平監督またしても銀メダルに終わる、と願望を含めた予想。オグニェノビッチはノッている時のトス回しは本当に上手いのですが、少し競った展開になるとトスが低くてネットに近くなる傾向があるような… その場面で中国が確実にブロックで仕留めると苦しくなるかも。あと、ロシア戦、アメリカ戦と火を吹いたサーブが、どこまでミス無く入ってくるかも鍵になるような気がします。どちらにしろFを楽しみにしたいと。
by 血のプリン (2016-08-20 01:29) 

焼き鳥ジャパン

>rioさん
返信ご丁寧にありがとうございます。
真鍋監督を徹底的に嫌いになったのは、選手選考に彼の本性が透けて見えてしまったことでしょうか(笑)
自分の選出選手を正当化するために落としたい選手を不利な状態で使いダメ出ししたロンドン五輪前のWGPは忘れることができません。対して残したい(オキニの)控え選手選手はいい場面で使い、ミスが出る前に引っ込め、ロクに活躍もしていないのにわざわざ名前を出して「よかった」とコメントする。
ロンドン組で言えば狩野、山口あたりがその代表格。仲間うちでは真鍋の〇人枠と呼んでいました。
で、今回は狩野のポジションに佐藤。女の眼を侮ってはいけませんよ(笑)。
ロンドン代表、山口、狩野なら石田、栗原だったと思っています。江畑も?でしたが。

今回の真鍋ジャパンは、出ていれば攻守の要になったであろう新鍋に愛想をつかされたのが運の尽きでしたね。レシーブ枠など使わずにWSに新鍋、リベロを丸山か佐藤澪ならはもう少しいい戦いができていたと思うだけに残念ですが、辞退ではしかたありません。

ところで、Vリーグオフィシャルサイトの公式記録なんですが、佐藤あり紗だけ昨季の個人記録が掲載されていないことが一部で話題になっています。
彼女のサーブレシーブ成功率は、規定に達した選手の中で15位、自チームでも内瀬戸、遠井より下なんですね。
やはり選出自体が間違いだったのだと思います。

次期監督について、個人的感情だけなら真鍋以外ならだれでもいいです(笑)
かといって、中田久美長がいいとも思っていません。彼女もサーブレシーブ至上主義ですし、見かけだけの速いバレーを展開しようとするでしょう。同じ時代にプレーした中国・郎平監督には現役時代と同じで軽くひねられてしまうでしょうね。
でも、久光の選手を茶髪禁止にしてる(中学生かよ)ので、黒髪JAPANが見れて昭和の男性には好評かもしれませんけど(笑)
じゃあ、だれがいいのかと言えば、国内では正直見当たらないです。。。もう10年以上リーグ見てますがレベル下がってません?

外国人監督だとコミュニケーション云々はいい訳でしょうね。プレミア男子の監督は半分が外国人監督ですし、結果も出していますよね。海外のナショナルチームの監督が自国ではないなんで珍しくはないですし。
女子に関しては、実績もあるセリンジャー氏がいましたが、過去に氏が日本女子代表監督の要請を受け内定、その際、協会に注文を出したら白紙撤回された事実を著書で知りました。
協会としては自国で開催するオリンピックが外国人監督なんて考えられないでしょう。
中田監督で行くなら周りを優秀なブレーンで固めて、監督は相手の選手にメンチをきってビビらせることに集中すればいい線行くかもしれません。
by 焼き鳥ジャパン (2016-08-20 10:30) 

rio

>血のプリンさん、選手に対して「デカい」と私も書いてます(^^; 面と向かっては言い方はしませんが、「デカい」という言葉自体は非常に大きいものに畏敬の念をこめて使われた古語由来なので、バレーボーラーにはむしろふさわしいのかなと。

どうでもいい話ですが、街で目立つ身長の若い男子や女子(ヒールこみでも)を見かけるたびに「バレーボール以外のスポーツをしているなら今すぐやめて、今日から体育館で白球を追い始めますように」もしくは「私が今から五輪で金メダルを取るので30cmほどわけてもらえますように」と念じています。

ずいぶん前に羽田空港で泉川ピート一家を見かけたことがあり、その時には「子どもたちがお父さんの身長の2倍ほどに成長しますように」と祈念しておきました。

V男子のチームのサイトなんかをみてると、自分の好きなところ=身長が高い、みたいに答えている選手が少なからずいますが、女子はなかなかそうならないですね。身長が低いことを気にする女子も増えている昨今ですから、♪ありの~ままで~が大ヒットしても現実は・・・って感じです。

そう、それよりも゛線が細い”というところが大問題だと思います。女子シンクロを見るたびに思うのですが、バレーもあれぐらいフィジカルを鍛えぬけばいいのに、と。指導者と選手、両方の怠慢でしょうね。しかも、男子は女子よりももっとひどいという。

さて、バレー女子決勝、中国vsセルビアの顔合わせを予想した人が世界で何人ぐらいたかと思うほど異色かつ興味深いカードですね。今回の中国は正直、優勝のにおいがするチームではないと思っているのですが、予選から上り調子できている勢いはあなどりがたく、ここはひとつ、血のプリンさんの逆をいって中国が3-1で制すると占なってみました。どうなりますことやら(^^
by rio (2016-08-20 13:32) 

rio

>焼き鳥ジャパンさん、真鍋監督がお気に入り/お気に入りでない選手をどう処遇したのか問題はちょっとおくとして、団体競技の監督としてお気に入り/お気に入りでない選手の色分けがあるのは万国共通だと思います。サッカーの日本代表なんてしょっちゅう喧々諤々やってますよね。

確かに「お気に入り」の基準が、監督の戦略にはまるかどうかというレベルか、南部監督のようにパナもしくは興行的に使えるかどうかというしょうもないレベルなのかで話は変わってくると思います。

ただ、監督が自身の戦略に基づいて選手選考をしても、必ずしもそれが万人に理解されるとは限らない、というところが難しいのかなと。

シンクロの井村さんが一時期、日本を追われる形で中国に渡ったのもこの問題だと言われてます。井村さんは世界と戦える選手=背が高く、手足が長く、スタイルがいい選手を鍛えたい。例え、運動能力面で勝っている選手がいても、見た目がシンクロ向きでなければ選ばないと明言しています。シンクロが採点競技である以上、見た目は絶対条件で、それは努力では変えられないからと。日本では叩かれやすい考え方です。

同じようなことは、どの団体競技でも多かれ少なかれあると思うんですよ。で、特に゛漏れた”選手とその周辺にとっては、怒りや嫉妬や恨みや屈辱あたりの入り混じった何かしらが全身の毛穴から噴き出して祟り神(byもののけ姫)になってしまうことも。

それはたぶん、頑張った人が頑張った分だけ報われるはずなのに・・・という、とても真面目で純粋な発想が根底にあるからだと思うのですね。でも、現実は少しちがって、頑張ることはとても意味のあることだけれど必ずしも報われるとは限らない、ですよね。

その現実に直面したときに、そこから目を背けてしまうと゛祟り神”に変異してしまい、立ち向かった選手が大舞台で結果を残しているんだと思います。

そういう話もさておき、今回のチームについて、結果論ですがOQTで崩れた佐藤を切る決断をしていれば・・・と思ったりもします。古賀落選、鍋谷当選に象徴されるように、真鍋監督の選考基準の1つはメンタルの強さだったはず。誰もが「独特の緊張感」と表現するOQTで崩れるようなら五輪でも期待できない、という判断でもよかったのではないかと。それが彼女のためだったかも、とも思うのですよ。

なにしろ、五輪本番で各国チームからサーブで狙われ続けるリベロ、真正面にきたスパイクを後ろや横にはじくリベロ、チャンスボールをきちんとセッターに返せないリベロ、こんな負のイメージを全世界にお届けしてしまったわけで。今後の身の振り方をどうするんだろうかと。

で、外国人監督問題ですが、声をかければ世界中からいくらでも手があがると思います。ただ、ご指摘のように、受け入れ態勢がないどころか足を引っ張ってやろうぐらいのウゾウムゾウがうようよしている日本バレー界に外国人の代表監督を引っ張ってきても、サトウさんの二の舞になるだけだと思います。

またまた井村さんの話ですが、中国は彼女を招聘する際に、北京五輪でどうしてもメダルを取りたい、でも中国にはノウハウもスキルの蓄積もない、ついては高額報酬・指導に一切口出しをしない・その他できる限りのサポートをするから来てほしい、と頭を下げたと報じられています。そして、中国はその約束を守り、北京でのメダルにつなげています。

JVAにそれができるか・・・できないでしょうね。そういうビジネス上の割り切りができる人間が幹部にいれば、こんなことにはなってないはずですから。
by rio (2016-08-20 14:21) 

繭

お久しぶりです。五輪…ひっそりとみてましたが、rioさんのおっしゃる通り、チームをうまく固められないまま、完成度が低い状態で本番に入ってしまった感じでしたね;まあ、東京を見据えた場合、若手の成長を含めそこまで悲観的になる必要はないとは思っていますが、リベロに関してはどうしたものかな、と…。
佐藤に関しては、正直ロンドン後の招集のされ方が謎です;グラチャンでベストリベロ賞をとって、翌年の世界選手権までには参加しますが、その間のWGP(このとき佐野が参加しましたね)は辞退し、その理由を本人がインタビューで「理由はあるけど言えません」と言っていました。そして、W杯の年は代表落ちなのかまた辞退なのか分かりませんが、五輪の年にまたいきなり復帰、と…。真鍋監督的には本当は座安で行きたかったけど、W杯でイマイチだったので五輪直前に佐藤を呼んだという感じでしょうか?佐藤をロンドン後に一貫して招集して鍛えることができればまた違ったのでは、と思ってしまいます。佐藤でなくても、リベロはかなりとっかえひっかえ使っていて、苦しい台所事情が見え隠れしましたが;今後のことを考えるとリベロはなかなか人材的に厳しい現状がありますよね。
長く使っていれば、という意味では、石井にも同じことが言えますね。五輪でスタメンで使われてましたが、正直、江畑や新鍋、古賀などの選手が消えたことで、繰り上がってなんとなーくスタメンで使われた感が否めない気がしました。なので、場数を踏んでないことで現れる自信のなさが、韓国戦などで出ていた気がします。決定力をすぐに求めるのであれば、確かにロンドン後に江畑や古賀などには劣るので難しいところだとは思うのですが、身長があってオールラウンドにできる選手ですから、こういう選手こそ我慢して長く使うべきだと思うんですけどね。
ただ、リオ後は石井や古賀、井上など、高身長でオールラウンドにできる選手が控えている分、楽しみな面もありますね。個人的には新鍋に復帰してもらいたい気持ちもあるのですが(むしろリベロでも可wリベロ人材難なのでw)課題ももちろんありますが、東京に向けてどんなチームを作っていくのか、楽しみです。


by 繭 (2016-08-20 19:55) 

迫田に惚れた

初投稿です。いきなりですが迫田主将で鍋谷副主将でどうですか?
by 迫田に惚れた (2016-08-20 20:55) 

39tsuboyan

バレーボールに限らず、
各競技のナショナルチームの監督は人事権があるのですから、
自分の気に入った(目にかなう≒価値観に合う)選手を選ぶのが
何かいけないのですかね?

決勝戦の予習として「セルビア対アメリカ」を見ています。
フルセットの熱戦で「これぞ世界レベルの戦いではないか」と
手に汗握っておりますわ。
もう、こうなったら、セルビアに勝って欲しいです、ワタクシ的に。
by 39tsuboyan (2016-08-20 21:42) 

rio

>繭さん、佐藤はグラチャン後にケガして代表を離れたのかなと思ってました。確認してませんが。

本人の口からは「引退しようと思っていたのでオファーを断った」と明かされてますね。そんなときに、恩師のあのイチ子さんから「五輪に出たら人生変わる」と説得されたと。確かに、変わったかもですね・・・。

世間は真鍋監督が佐藤に思い入れ強いように思ってるみたいなんですが、私も繭さんと同じで、真鍋監督がこだわっていたのは佐藤ではなくて座安なんじゃないかとにらんでます。

レシーバーを入れる戦略自体は否定しませんが、座安じゃないよね、っていう。守備の上手なアタッカーをいれるのがセオリーのところ、なぜ打てない選手を入れたのか。

しかも、座安は余人をもって代えがたいというわけではなく、ひざの手術もしてますし、代表から何度も漏れている選手です。

WGP終了まで引っ張った上で選手登録直前で突っ込んだ選考方法にしても、五輪本番で佐藤との守備分担が詰め切れていなかったところからしても、どれだけフォローしてもにじみ出る”なんで座安?”感。

どういう事情かわかりませんが、ほんとは佐藤ではなく座安をリベロにしたかったのでは・・・と妄想しています。

まあでも、今後のリベロ事情についてはそんな悲観していません。身長が問われないだけに、本気で取り組めばそれこそ1年で底上げできると思います。

石井はOQTや五輪予選序盤は全身からネガティブ子なオーラ出まくりでプレーも中途半端、なんだこの盛り下がる選手、って感じでした。

それがアメリカ戦では丁寧かつ思い切ったプレーを次々に見せ、試合後のインタビューでは自分が背負っていく気概も見せましたよね。まだまだ発展途上ですが、その成長速度はなかなかのもの。くじけず腐らず前向きに伸びていく姿勢をキープすれば、東京五輪までには頼もしい選手になっているのではと期待しています。

いやほんと、石井・古賀で対角を組んでオポジットに井上が入り、レフトもライトもできる新鍋がスーパーサブもしくはリベロ、ミドルが島村・岩坂でセッター宮下、みたいなチームになると平均身長も180cmを超えてなかなか強そうです。レセプションのフォーメーションもいろいろ組めそう。

楽しみですね!
by rio (2016-08-21 00:39) 

rio

>迫田に惚れたさん、コメントありがとうございます。

鍋谷は代表レギュラーに定着することが第1ですが、主将には向いてそうですね。あの抜群の集中力と闘争心はいい感じ。あと1つ、主将に必要なカリスマ性はプレーで表現するしかないので、そこががんばりどころかなと。

迫田はどうでしょうね。責任感の強さと真面目さという点でお手本になる選手だと思うので、若手主体のチームなら主将はありだと思います。

ただ、考えすぎるところがあるようなので、主将の重責で何もできなくなる心配も・・・。また、それ以前に、彼女も鍋谷と同じく、代表定着が課題ですね。特に迫田の場合は、年齢的に東京五輪が微妙ですし。もともと真鍋監督に抜擢された選手で、木村のようにどの監督のもとでも必要な選手というわけでもないタイプなので、その辺りがどうなることやら、という感じです。
by rio (2016-08-21 00:54) 

rio

>39tsuboyanさん、そうですね。代表監督に人事権を与えなかったサトウ時代のほうが異常なわけで。人事権を濫用してパナだらけにするようなのがいて、それが代表監督による選考への信頼度を下げてるんでしょうね。

それはさておき、日本敗退のあとバタバタしていて、そのほかの試合を見られてないんですよ。いまちょうど午前1時。これから見るか、朝早起きして決勝までに見るか。どうでもいい悩みです(笑)
by rio (2016-08-21 01:01) 

迫田に惚れた

早速、的確なコメントありがとうございます。
主将は難しいものですね。
話は変わりますが全日本女子幕府は新将軍に中田久美姉さんになったら、長岡が筆頭老中で、石井、新鍋、岩阪、座安も老中ですかね。
古賀、島村、宮下、田代、鍋谷は外様で役職なし・・・にはならないと思いますが(笑)
いずれにしても、倒幕の動きがないよう祈っています。
そんな中でも鍋谷は、腐らずに、今後精進して東京五輪では大輪の花を咲かして欲しい。
あと、迫田は、幸村だから久美姉さんとは合わないかな。でもケンカするところは見たい(笑笑)

by 迫田に惚れた (2016-08-21 06:57) 

血のプリン

rioさんの予想恐るべし… 第1セットはセルビアのサーブが走って取りましたが、第2セット以降サーブで崩せなくなってからは完全な中国ペースになってしまいました。第4セットミハイロビッチが潰され、23−23でラシッチが痛恨のサーブミスをし、これでほぼ決まったような。

これで郎平監督は指導者として初の金メダル獲得。QF以降のメンバーの使い方、したたかさにはあっぱれです。
by 血のプリン (2016-08-21 12:13) 

o-kun

いやぁrioさん。予想的中の 中国3-1セルビア という結果でしたね。見事です。私は最近バレーを観なくなったので、どういうのが強いチームか、よくわからなくなってまして、、、rioさんも書かれてましたが、今回の中国チームが金メダルのチーム、という印象はもてませんでした(アテネの時は思えました)。ただ、両チームともなんというか木村沙織が言ってた、ボールがコートに落ちるまで、という部分において日本よりはるかに強さを感じることはできました。それと中国の2番とセルビアの何番かな、左利きのスパイカーは、これはすごかったなぁ。それと両チームともサーブが良いですね。見た目以上に難しいサーブなんだろうなと思います。これも日本との比較で、苦しいここぞというところで日本は男女ともミスするか入れるだけのサーブが多いような印象でしたので。
日本の女子でいえば今回の中国の2番のような選手を作り出すのは、すぐには難しいでしょうから、そういうのがいないものとして試合に勝つ方策を考えてチームを作ってもらいたいです。金は無理でもワールドカップや世界バレーでベスト4が常連となれるようなチームが続けば、いずれ金メダルも見えてくるように思います。ロンドン前私にはなんで日本の女子がそこそこ強かったのかいまだによくわかっていないのですが、そのころきちんとベスト4前後それに匹敵する結果を出してました。そういうことの継続が大切なんですね。
私もアテネの後大山姉妹、栗原、木村、荒木、有田あたりの選手で結構ワクワクしておりました。木村、荒木以外はつぶれましたが・・・。この後、どこかで応援したくなるようなワクワクできるようなチームが出てくることを期待したいです。もちろん男子チームもです。
by o-kun (2016-08-21 12:28) 

繭

返信ありがとうございます。
真鍋監督の座安の扱いに関しては、ここからは完全に個人的な推測になるので話半分に聞いていただけたらと思いますが、座安は木村とセットと考えていたのではないのかな、と…。
つまり、木村ってキャプテンとして周囲を引っ張る、引き締めるというのを言葉や態度で示す点では難しい面があり、そういった面を座安のキャプテンシーに期待した。木村の足らないキャプテンシーを補うために座安とセット扱いだったのかな、と。試合での座安の様子、「さ、いこ!」のかけ声を座安が担っていることが多かったり、他選手への声掛けの仕方等を見てると、そんな風に感じました。
ただ、そうだとすると私的に腑に落ちない面も多く。座安が久光でキャプテンシーを発揮するのは全然かまわないとは思うのですが、全日本となると話はまったく別なはずで。キャプテンってもちろん声掛けや態度なんかも大切だとは思うのですが、それ以外にプレー(実力)や実績なんかも重要ですよね。そういう意味では、怪我で全日本を離れていた時期もあり、座安より実績のある選手もそれなりにいる全日本の中で、座安のキャプテンシー(個人的に座安も周囲を盛り上げようとする姿勢は好きではあるのですが)が本当にいい影響を与えることができたのか、疑問に思うところもあります。いずれにしても、座安の試合中の態度だけを見てると、木村とどっちがキャプテン?みたいに感じることもあり、こういう雰囲気を作ってしまった以上、座安を外せなくなってしまったのかなー、と感じました。完全な憶測なんですけどね^^;
次期キャプテンは、年齢的にも役割的にも石井が適任でしょうか…。宮下や古賀はまだ若すぎると思いますし、性格もキャプテン向きじゃないかな。年齢や実績を考えれば長岡もありかもしれませんが、彼女は石井よりもさらにメンタルに課題がある気がするので、ちょっと違う気がするんですよね。
どちらにしても、石井は私も期待している選手なので、木村が長年全日本で狙われ続けて成長したような過程を、彼女にも期待しています。
ただ、全日本のキャプテンって、私の気のせいかもしれないですが、キャプテンになった途端、プレイがちょっとイマイチになる選手が多い気がします・・・。



by 繭 (2016-08-21 12:44) 

rio

>迫田に惚れたさん、そうですね。東京五輪でチームを率いることになるはずの監督が、不透明な形、ファンが納得できない形で決まることだけは避けてほしいですよね。

真鍋監督は、少なくとも成績不振で解任されるような状況ではありませんから、ご本人に続投意欲がある場合は優先度1位でしょう。

中田監督は以前から代表監督を視野に入れていることを明言していますが、どのようなチームでどうやって勝っていくつもりなのかビジョンが見えません。

国際大会を率いた経験がないだけに、代表に手を挙げるなら、真鍋体制の長所と短所を分析・整理した上で、次の4年間は中田>真鍋なんだというしっかりした根拠を示す必要がありますね。
by rio (2016-08-21 13:26) 

rio

>血のプリンさん、セルビアが第1セットを取ってしまったもんだから中国に火がつきましたね(笑) 

解説のモトコさんはシュ・テイのワンマンチームのような言いぶりでしたが、むしろ原動力となったのはセンターのエン・シンゲツ201ではないかと感じました。

あのブロックの横移動の速さと跳ぶ位置の確かさ、ブロックしたボールが真下に落ちる正確さ、移動攻撃を広角に打ち分けられる技術、ディグとつなぎも合格点。それでまだ19歳ですか。

郎平さん、東京で2連覇を狙うのか、土台を作ったとして後進にゆずるのか。ただ、これまで何度も断っているのに結局、代表監督に復帰しただけに、彼女の意思では決められなさそうですね。
by rio (2016-08-21 13:59) 

rio

>o-kunさん、おっしゃる通り、中国もセルビアも守備がよかったですね。決勝戦にふさわしい攻防だったと思います。

その中で第2セット以降、セルビアのほうが少しだけミスが多かった。それも決定的なミスではなく、難しいところなんだけど・・・というギリギリのミス。そのあたりに、決勝常連の中国と初のセルビアの差が出たのかも。

中国の2番はノンスタイル石田ですね。違いますね。シュ・テイですね。まだ21歳ですが、大ベテランのような風格が漂ってます。セルビアの左利きは陸上男子の山縣くんですね。違いますね。ボシュコビッチですね。シュ・テイと同世代ですが、まだ若手感が漂っていてここからさらに伸びそうです。

それにしても、゛絶対”という場面での中国のサーブ、相変わらずよく決まりますねー。第3セットも第4セットもサービスエース(ダイレクト)。もつれさせることなく25点目を取ってます。勝ち方を知っているチームの戦い方ですね。

中国が今と比べても決して弱くなかった4年前に、日本は中国とほぼ毎回フルセットもしくは競り合いになり、五輪本番の最重要の試合で粘り勝ちしてるんですよね。そう考えると、あのメンバーは改めてすごかった=世界一しぶとい女たちだったんだなと思います。

ロンドン組は、そういったメンタルの強さに加え、竹下、佐野、新鍋、大友で攻守の骨格をがっちり作っていたので崩れにくく、木村/江畑の2人がひたすら打ち続けることができたんだと思います。

今大会の日本チームは、こうした゛面”の要素がなかったですね。木村・荒木が゛点”でチームを引っ張りましたが、゛点”のチームは弱い部分を突けばすぐに崩せます。次のチーム作りの上で大きな課題ですね。
by rio (2016-08-21 14:24) 

迫田に惚れた

そうですね。協会はしっかりと敗因を検証しないといけませんね。
安易に中田監督になったら選手の心境はどうなるんでしょうか。今更ながら真鍋監督続投もアリかもしれない。
私は、てらまわりんさんかよしはらさんでもいいと思っていますが、プレミアリーグでどう闘うかで頭がいっぱいでしょうね。
そうなると男子バレーはもっと大変だなぁ。
男女とも今は亡き根本陸夫さんのような人が監督をすれば少しは変わるかもしれないかな。
素子さんや川井さんは・・・・
by 迫田に惚れた (2016-08-21 14:33) 

rio

>繭さん、同感です。座安、五輪はそうでもなかったですけど、ちょっと浮いてたときがありましたよね。

この辺りは難しいところですね。ロンドン組では荒木がキャプテンで、明るく、面倒見がよく、努力家で、良くも悪くも細かいことは気にしない。その足りない部分=ピリッとさせる緊張感を前キャプテンの竹下が担っていたと思います。

しかも荒木は、竹下続投、荒木、木村、栗原と少なくとも4つ選択肢があった中で指名されてます。しかし木村は今回、ほかに選択肢がなかった。そこで覚醒/豹変できるほど木村は女優じゃなかった、ということも言えるのかなと。

心情的に木村にダメ出しするのはなかなか難しいですし、よく頑張ったとも思います。

ただ、ほぼ毎試合ごとにお見合いが発生したり、セッターのトスが偏っているのに試合中に修正できなかったり、イージーボールをきちんと処理できなかったり、キャプテンはこういうところを突き詰め、引き締めて2度と同じミスをしないようにチームを鍛える立場でもありますよね。

結果的に、木村はそれができなかった。全日本女子の長い歴史の上でそういうことができなかったキャプテンと言えば、80年代の中田久美、90年代の大林素子、2000年代の高橋みゆき、というあたりが思い起こされ・・・゛天才”はキャプテンに向いてない、ということなんでしょうか。

次期キャプテン、私も石井に期待しています。アメリカ戦のあとのインタビューで、「先輩たちが今後どうするかわからないものの、私は自覚を持ってやっていく」という主旨のことを明言していました。

Vリーグだけでなく国際試合でもどうやってもサーブレシーブで狙われることはわかったでしょうし、そういうもんだと受け止めてやっていくしかない。そう腹をくくったとみました。

確かに竹下、荒木、木村と、主将になってパフォーマンスが落ちてしまったキャプテンが3代続きました。それはたぶん、キャプテンに甘えて引っ張って・・・どころか、引きずっていってもらおうとする周りの選手たちの責任も大きいと思います。

再び五輪でメダルを取るためには、個々の選手が自立し、タフになるところが第1歩でしょうね。
by rio (2016-08-21 15:07) 

rioさんへ

>中田監督は以前から代表監督を視野に入れていることを明言していますが
・・・情報ソ-スを明示してください
選手を全日本にたくさん送り込みたいとは明言していました
が、本人が監督に云々は聞いたことはありません
 ついでながら、真鍋監督のこれまでの実績を分析して長所・短所をあげさせるというのは、出過ぎです
真鍋監督がそもそも自らの総括をしてやりきれなかった部門を引き継いでほしいとバトンを渡し踏襲してステップアップしたいでとどめるべき
そうでないと、短所も聞き方によっては批判ととられてすごくまずいよね
荒木田さんもそんなこと望んでないと思う
前任の評価なんて、失礼な
by rioさんへ (2016-08-21 19:10) 

迫田に惚れた

真鍋監督の実績の長所と短所をあげさせるのは大事なことですよ。失礼でも何でもありません。 むしろうやむやにしたら東京五輪は地獄絵図を観ることになります!
by 迫田に惚れた (2016-08-21 19:56) 

血のプリン

14年の世界選手権で華々しくデビューしたエン・シンゲツ。当時から既にブロックに関しては、それまでの2mオーバーの選手のモッサリ感を覆すような横移動の速さだったように記憶しています(当時は199cmだったが)。このエン・シンゲツもセルビアのボシュコビッチ(ともに19歳)も13年ユース世界選手権の出場メンバー。当時、この二人を擁する中国、セルビアをフルセットで下した日本なんですけどねぇ…

郎平さんは単に一流選手の経験だけでなく、バレー理論を学んだ上での指導なので、過去の栄光だけで指導者に成り上がった人とは一線を画するように思います。リオ五輪での結果を受け、日本チームの代表監督に中田久美の名前がチラホラ出てきてますが… 個人的にはあの「イタリアでやらかした失態」で「この人には指導者としての能力も、人間的な素養もないんだろうなぁ」と思った次第で。結局は自分の感覚だけが全てで、言語化して理論的に選手にわかりやすく指導できないのではないのか、と。そんな古臭い感覚を頼りに指導しそうで、進化している女子バレー界で世界からますます取り残されてしまいそう。まぁ、あくまでこれは自分の邪推なのですが。
by 血のプリン (2016-08-21 20:06) 

迫田に惚れた殿

横ヤリも礼儀しらずだが別に怒りますまい
始めに総括ありきですよ
真鍋監督の新戦術ハイブリ6の総括はだれも聞いとりませんがな
さらに、五輪前にオリジナルの戦術を用意していると言っていたが
それは何だったのかも聞いておりません
総括なくして次のステッブありえません
新監督選任に当たっては、育成・戦略の聞き取りは当然するでしょうが、協会内部限り
真鍋監督をキズつけることはその時点でブロックです
決定後の記者会見は前任がキズつかない大まかなことで済ますでしょう
新生全日本結成後の記者会見が新組織の戦略披露の場かと

by 迫田に惚れた殿 (2016-08-21 20:26) 

rio

>rioさんへさん、情報ソース、ネットで読めるものを1つあげときますね。こちらどうぞ。↓ 2006年、゛一人時間差”の森田さんとの対談です。
http://www.oaj.jp/interview/06_morita_nakada/004.html

(引用始)
中田:私は小学生あたりには、技術的とか勝ち負け云々よりもバレーボールの面白さというもの、ボールで楽しんでもらえる、バレーボールに興味を持ってもらえるような感じでやっていったほうがいいのかなという感じがするし、ママさんはママさんで、オリンピックに出るわけでもないので、長く、楽しく続けられるようにと思ってやっています。でも、一つのチームをじっくり指導してみたいというのもありますね。今はまだ勉強する期間です。やはり下準備というのはすごく大事だと思いますし、指導者というキャリアがないですからちゃんと勉強してやらなければいけないことだと思うので、今は自分なりに、自分の目標に向かって準備をしているという感じですね。

広報スタッフ:では、今の夢というのは何ですか?

中田:最終的には、オリンピックに行きたい。もう1回世界と戦いたいですね。オリンピックは見るものじゃないです、出るものです。辛いことはすごく多かったけれど、それは当たり前のことなんですよ。夢を達成するというのは、そんな簡単ではない。だから、挑戦したいんです。
(引用終)

中田さんはこの後、有言実行で2008年にイタリアにわたり、帰国して2011年に久光入り。2012年から監督に就任し、ぶっちぎりの実績を残しています。それもすべて、指導者として五輪の舞台に立つ夢をかなえるためなのですよ。

ちなみに、監督が交代するときに、前任者の指導方法の良い点・悪い点を整理するのは失礼でもなんでもなく、当然の仕事です。荒木田ゆうこりんが望む・望まないなど関係のないことで、引き継ぐというのはそういうことなんです。

それをどのように世間に示すかはまた別問題で、大人だったら失礼にあたるような示し方はしないでしょう。
by rio (2016-08-21 23:12) 

rio

>迫田に惚れたさん、今大会(って男子は出てませんが)の男女バレーの敗因の分析は情けないものになりそうですね。突き詰めるとどちらも、チームが不完全(≠未完成)なままOQTを迎えてしまったわけですから。

チームの体裁が整っていて完成度が足りないという状態なら、このチームで4年かけて練り上げていこう、となりますが。体裁が整っていなかっただけに、特に出場すらできなかった男子は深刻だと思います。

しかも女子では、自国開催の北京でアテネ優勝メンバーで挑んで優勝候補筆頭だった中国が3位、今大会ではギマちゃんが10年以上かけて練り上げてきたブラジルが5位と、プレッシャーで撃沈されてます。過去2例と比べてチームが固まってすらいない日本・・・心配ですね。
by rio (2016-08-21 23:22) 

rio

>血のプリンさん、「あの失態」とは忘れもしないあの失態のことかなと想像しますがまあ蒸し返すのはやめておきます(^^;

エン・シンゲツ、2cm伸びたんですかね。あるいは、中国でも逆サバがはやってるんですかね。「200超えは避けたい、でもイチ・キュッ・パはサバ読み過ぎ・・・199で」みたいな(笑)

それはさておき、ご指摘の通り、昔の名前でださしてもろてます的指導者は、当初はカリスマ性なり国内人脈なりでうまくいくことがあったとしても、中長期でのチーム作りは難しいでしょうね。経験則なんてそんないつもぴたっとはまるわけじゃないですから。男子の植田時代が典型例ですね。

郎平さんはバレーボールのコーチングを学問として体系的に学んだことに加え、英語でのコミュニケ―ション能力を活かした各国の指導者とのコネクションがありますから、その時点でもう情報戦を制してますよね。

今大会、ギ・シュウゲツ/ケイ・ジャッキの対角で1セット戦ってみてうまくいかなければスパッと2枚替え、という場面が何度もありました。実質的にチームを2パターン作ってきていたわけで(だから最初は守備がぐだってたのかその辺はよくわかりませんが)、とにかくバレー史上で間違いなく最高の監督ですね。
by rio (2016-08-21 23:45) 

mimosa

いつも楽しくブログ拝見させて貰っております。コメントさせていただくのはリオのOQT以来2回目です。
今回のオリンピックの試合は、日本の試合は全て見ましたが、目を凝らしてじっくり前のめりに観た試合は1度もありませんでした。グダグダで何か用事をしながらじゃないと観てられなかったんですよね、歳のせいか内容に惹きつけられるものが無かったのかわかりませんが。ただ、とにかく佐藤は駄目っていうのは分かりました。
他の選手も、上手く説明出来ませんが
ソツなく、ミスなく練習通りのプレーを小手先でしようとしているだけで、古い言い方ですが、プレーに執念や魂が感じられず、火事場のくそ力が出せない、踏ん張れないんですよねー。
竹下や佐野はその辺はやっぱり見ていて楽しかったです。その時は、それが当たり前と思っていたのですが。
今のチームには、恋もしたいしオシャレもしたいバレーはその次かな?みたいなお嬢さん感が常に感じられて。。。
木村もOQTの最後に見せたようなプレーが出来る筈なのに、オリンピックでは1度もヤル気スイッチが入らなかったように見えました。
文句ばかりで申し訳ないですが不甲斐ない成績だったので、お許しくださいませ。文句ついでに、鍋谷は、果たして全日本レベルの選手なのでしょうか?今現在は未完成でも、数年後に全日本でレギュラーはれるに相応しい選手になれる要素があるのですかね。素人なので、わかりませんが。鍋谷が今後努力したところで、スケールが小さすぎてワクワクしないんですよね。トヨタ車体の竹田のような役割止まりというか。線の細さとあのくらいの身長とパワーでは、国内リーグのようなキャプテンには向いているものの、それ以上は伸びしろはどうなんですかね。


by mimosa (2016-08-22 00:32) 

rio

>迫田に惚れた殿さん、どなたへのコメントかわからず私が返信しますが、総括はすでに始まってますよね?で、それを11月ごろに発表する監督人事に活かすスケジュールではないかと。

なので、ハイブリッドなんちゃらもその他もろもろも含めて総括の途中なんじゃないですかね。総括プロセスまで含めてすべて公表するとは思えないし、そこまでする必要もないですが、JVAがどのように発表するのかには興味があります。

これまでは「成績不振により」で済む話でしたが、南部さんはそうでも、真鍋さんにはあてはまらないですからねえ。

また、記者会見は誰かを傷つける目的で開くものではないので、そういう話題をブロックするのは当然です。とは言え、それが読者・視聴者にとって本当に重要な情報なら、われわれの目であり耳であり口であるはずのメディアの皆さまががんばって情報をとってきてくれることでしょう。
by rio (2016-08-22 00:57) 

rio

>mimosaさん、いやはや、まったく同感です。ガン見するのはつらいチームでしたねえ。。。しかも期待値が低いからあまりイラッともしないという。なんかもう、よしなに経験をお積みなされ(-_-)ってな具合で。

木村や荒木は若手に気をつかい、若手はベテランをしのがないように気をつかい、間に挟まった世代の迫田はただひたすら真面目に、座安はただひたすら声をだして・・・って感じの一体感のなさだった気がします。

鍋谷は確かに、現状ではVリーグどまりの選手ですね。線が細いし、猫背だし、攻守のバランスはよいものの高いレベルではないという。

ただ、努力次第ではポーランドのバランスカのような選手になれると思うのです。バランスカは鍋谷と同じぐらいの身長で、なんでもできる典型的なオールラウンダー、そしてメンタルが非常に強く孤軍奮闘でも崩れない。鍋谷もそうなってくれないかなあと期待してます(^^
by rio (2016-08-22 01:20) 

デイちゃん

スポーツって、どの競技もそうだと思うんですが、ただ強いとかメダルを取ったとかじゃ、見てる人は感動しないし、ファンも増えないと思うんですよね。
「こいつら、本当にすごいな!」「めちゃ一生懸命やな!」「見てて気持ちがいいな!」「勝たせてやりたいなあ!」「よっしゃ!勝ったぞ!よくやった!」「今日の試合、めちゃ熱くなったわ!」「久しぶりに感動したな!ありがとう!」「〇〇っておもしろいな!」「近くで大会あるから、ちょっと見に行ってみようかな?」などなど・・・。

最近だと、女子バレーは、OQTのイタリア戦の木村くらいですね。すごかったのは。
2015のWCの石川・柳田・清水には、熱くなったけどな・・。どうしてそのままオリンピックまで行かなかったの。

バレーで、熱くなる試合・・・。
サーブレシーブを集中して的確に返し、4か所から同時攻撃して確実にサイドアウト。
サーブはぎりぎりをねらって、勝負所でサーブポイント。
せってる場面で、相手の強打を拾って、リバウンドをとり、責め直して、チャレンジングなトスワークでセンターを使ってポイント。
という感じでしょうか。

レセプションと考えると、新鍋は必要ですね。日本で一番サーブレシーブがうまいんだから。
そろそろスパイクだけで、サーブレシーブ免除っていうのは、日本はやめた方がいいと思うんだけどなあ。大型選手も意外とレシーブのセンスありますよね。
by デイちゃん (2016-08-22 18:13) 

迫田に惚れた

世界最強リベロと言えばセルジオサントスですね。
こんな選手が全日本にいればなぁと思います。
そんなサントスを目標にしてる女子選手がいます。JTの井上琴絵選手と小幡真子選手です。
特に小幡真子選手は私のイチオシで、気骨がある選手ですから、経験さえ積めば全日本の正リベロになれる逸材です。
男子は豊田合成の川口太一選手か。ファイト!
by 迫田に惚れた (2016-08-22 18:55) 

ramtieger

ブログいつも拝見しております。コメントは数年ぶり2回目です。
今回の五輪のベスト8は既定路線でしょうね…
一応、最後の意地みたいなものは見られたので良かったです(韓国戦のようにぐだらず)。
次期キャプテン、島村さんがいいかなと思っているのですが、まだまだ力不足でしょうか。
by ramtieger (2016-08-24 11:55) 

rio

>デイちゃんさん、応援したくなるチーム、もう1度、そうなってほしいですね。いや、女子はいまでも応援したいなと思いますが、男子はねえ。。。監督がかわらない限りどうしようもなさそうで。

男女決勝を見てると、ラリー中でもディグがきちんとセッターに返るし、軟打は落とさないですよね。それが゛当たり前”だった時代を知っているわれわれとしては、なんで?と思うことだらけですよね。

相手の強打をきっちり上げて相手守備が整う前に高速クイック、中国女子の゛お家芸”ですよね。今大会ではお家芸復活の片鱗が見られてよかったです。

全日本女子は守備の練り直しからですね。中途半端な打ち屋ばかりそろえても仕方がなく、とは言え、170cmそこそこのレシーバーだけでユニチカバレーをしても勝てるわけなく。

平均身長で劣る日本としては、代表にどれだけオールラウンダーを送り込めるかにかかっていると思います。そう思うと、惨敗したアトランタ五輪、大林、山内、大懸、佐伯、中村。身長はちょっと足りないものの、みんなオールラウンダーですね。なんで惨敗したんだ(笑)
by rio (2016-08-25 00:04) 

rio

>迫田に惚れたさん、セルジオはずっと見てられますね。

自分の守備範囲だけでなく、周りにもしっかり指示を出していて文字通り゛守護神”でした。アタックのコースが狙いと違うところにきて拾えなかったときのやっちまった!リアクションとか、ミスでもなんでもないのに照れ笑いしてるところとか、もはやオタクの域(笑) しかも40歳であの体力はすごいです。

小幡、前季のV女子関連はほとんど見ていないのでよく知らないのですが、今季注目してみます。川口は女子人気は高いようですが、体格がアスリートではないところがちょっとやばいのではないかと。技術とセンスでボールは上がるでしょうけど、早々に故障しそうな気が……。

古賀がオラオラやってる間にしっかり基礎体力をつけ、体幹を鍛えたほうがよさそうだなと思いながら見てました(笑)
by rio (2016-08-25 00:14) 

rio

>ramtiegerさん、再びのコメントありがとうございます(^^

島村、あの闘志とやる気といい意味で自信家なところ、確かにキャプテンに向いてる気がします。不動のセンターに成長してくれれば゛あり”ですね。

荒木の場合、キャプテンでありながらセンターで3番手という時期もあり、本人も周りもやりづらかっただろうに、と想像します。やはりキャプテンはスタメンで出てコートに立ちづけてくれることが望ましいわけで。

そのためには、島村はブロックの徹底強化ですね。横移動のステップの方法、跳ぶ位置、手を出すタイミング、強打でも手がぶれない体幹、セッターとアタッカーの動きの読みとりなどなど、課題山積です。

でも大丈夫、荒木も島村の年齢ぐらいのときはできてませんでしたから(笑) これからに期待、ですね。
by rio (2016-08-25 00:23) 

よろしこ

オリンピック終わりましたね。木村は引退を示唆してますし、荒木は年齢的にも次は難しいかなと。メグカナ世代はこれで皆去ってしまうのかな。と思うと私も年を感じます。

どの時代にどの人材がいるか。というのはとっても重要なことです。栗原、大山、荒木、狩野、大友、木村。こんなすばらしい人材が同世代で揃うというのはなかなかないです。

木村はセッターやってほしかったし、竹下のリベロが見たかったとつくづく思います。
by よろしこ (2016-08-25 09:52) 

迫田に惚れた

rioさん、コメントありがとうございます。ぜひ小幡に注目してください。
さて、男子はどうなるでしょうか。なんだか、ぐだぐだなチームになってしまいましたね。松下電器所属ばかりでつまらないかな。
これで監督続投で清水、福澤、永野が東京五輪目指すとなると、私は気を失って集中治療室行きです。(かんべんしてくれろ)
ここは、柳田、石川、出来田、傳田、深津、古賀でいいかな。(適当)
あ、ひょろひょろ山内と、ちびっこ関田は松下電器で頑張ってください!
by 迫田に惚れた (2016-08-25 18:26) 

M.H

 凡く、我國のAthleteは、《圀家》ヲ背負わせラレルわりにハ、
欧米諸國ヨカ『報酬』面で冷遇され過ぎて居ル!
 Wrestling《吉田沙保里》サン等好例ダロ~が、生活懸けた位
ニハ見あう保証して欲しい。
by M.H (2016-09-02 07:43) 

rio

>迫田に惚れたさん、先日のバレーボールチャンネルで、山本隆弘と大山加奈と月バレの人が次の全日本をあれこれ予想(希望)していました。その中で、月バレの人が小幡を推してましたね。注目します。


by rio (2016-09-22 23:28) 

rio

>M.Hさん、一概にそうとも言い切れないみたいですよ。ほとんどの選手は「社員」でバレーは「部活」ですから、バレーで結果が出ても出なくても給与が保証されています。川合俊一がよくその点を「非常にありがたい」と言ってますよね。

つまり、ほとんどのバレー選手は野球やサッカーのトッププロほどはもうからないけど引退したら食えなくなるほどには切羽詰まってない、まさに゛ゆで蛙”なんだと思ってます。
by rio (2016-09-22 23:34) 

迫田に惚れた

小幡のプレーは、YouTubeで観ることができます。 私は大学四年生の時のインカレでのプレーをYouTubeで観てファンになりました。
JTに入部してからも、大活躍で、もうレギュラーです。上尾との入替え戦でのプレーは素晴らしかったです。応援よろしくお願いします!

by 迫田に惚れた (2016-09-23 12:47) 

M.H

 《VプレミアR男子》開幕戦を、TVで観ました。
 〔昨季結価勝カード/豊田合成vsパナソニック〕戦
・・・ガ、〈パナ〉の総合力の前に【3対0】での、
〈準優勝チーム・パナソニック〉が鑑賞の結果!
 〔MIP〕は清水に成ったが・・・ボクには、福
澤辺も良く《巧さ》を発揮シテ居たと視えた。
 最後が、助っ人外人の〈Missshot〉と言う事が、
当試合を端的に物語ってる気がしたGameだった。
by M.H (2016-10-22 15:35) 

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