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Vリーグがプロ化するってよ……って、なんか生煮え。 [バレーボール]

Vリーグ発足時のドタバタ劇=通称「もとこともこの乱」から20有余年。ようやく重い腰を上げてプロ化に取り組み始めたようですな。

バレー以上にドタバタしていたバスケがどうにかまとまってプロ化し、その利権にフジがキラーコンテンツ=サザエさんまで動員してなりふり構わずむしゃぶりついている構図の中、鈍いバレー界でもさすがに、避けられてるかもしれない予感それとなくそれとなく感じてた、のかも。で、あわててプロ化をちらつかせて、愛されてるかもしれない期待かろうじてかろうじてつないだ、つもりなのかも。そういえば工藤静香のこの歌、ちょうど「もとこともこの乱」の頃にヒットしてたなー。

そんな「Vリーグを世界のトップリーグへ スーパーリーグ構想」とやらを早速チェックしていきましょう。

プレゼン資料のどアタマに書かれている「Vリーグ再生宣言」の文字。目にしみますねー。「再生」って便利な言葉で、重体から回復した蘇生、不良がマジメになる更生、キリストとかブッダが得意とする再誕、廃品のリサイクルなどを含んでますが、Vリーグはどれなんでしょうね。いずれにしても、現状のVリーグは瀕死、不良、廃品であると認識していることはわかりました。そこまで卑下することないのに。

なんでそんなことになってしまったのか。課題認識が次にくるわけですが、これが中途半端なんですよね。

1、TV放送の限界化
2、体育館確保における競合激化と大会開催の困難化
3、歯止めのかからない競技者数の減少
4、大会運営者の世代交代の停滞
5、スポーツイベントとしてのマンネリ化


見栄え重視なのか5個も並べてますが、1と4と5は主に゛内的要因”としてひとくくりで、端的に゛松平体制の限界”でしょう。FIVB、JVA、テレビ局、広告代理店の癒着構造の中でバラエティ化・アイドル化して遊んでるうち、気づいたら世間はガチのスポーツ、それも国際試合を好むようになっていた。頼みの綱のフジテレビは今やオワコン扱いで、TBSもバレーを丸抱えする体力はない。なんとかしないといけないのにジジババが老害化していて自己改革できずマンネリ化だけが進んでいく、という。

一方、2と3は主に゛外的要因”としてひとくくりの課題で、少子高齢化とそれに伴う多様化の深化という、日本社会あるいは先進国に共通する大きなテーマにつながっています。バレー界がこの課題について抜本的に何かできるわけはなく、深ぼりしたところでたどりつく答えは「他競技とのパイの奪い合いに勝つ」しかありません。でも、その闘いに最終的な勝利はない(=一時的に勝って寡占化が進むと飽きられて衰退する)ので、広い意味での゛発展”にはなりません。

なので、そうはっきり書けばいいんですよ。松平体制は功罪あった。ソウル五輪の女子の゛惨敗”(と言っても4位だけど)でオワコン化しかけたバレーボールを延命させて21世紀につないだ点は評価できるが、どうしようもない癒着構造の中でバレーが色モノ扱いされる時代が続き、慢性的なダメージの蓄積が深刻化している。この現状を打破し、バレーの新たな魅力を創造しなければならない。ぐらいにはっきり言ってくれたらかっこよかったのに。

でも、そうはならないみたいですね。問題の本質を避けて課題認識を中途半端にしてしまったので、その次にくる問題提起がもはや意味不明です。

1、バレーボールの魅力を再構築し、現在の閉塞状態をブレークスルーするには今が最後の機会である。
2、リーグは今こそ一丸となって、できない理由ではなく、どうやったらできるのか、最大の緊張感をもって解決策を見出すことに全力を注がなければならない。


「今が最後の機会」ってなに?今回のプロ化構想がうまくいかなかったら日本からバレーが消滅するのか?世界最大のスポーツ市場を持つアメリカはバレーの国内リーグの創設に何度も挑戦して何度も失敗してますが、一定のバレー人気と実力を維持し続けています。今が最後の機会」ってのは結局のところ精神論なわけで、言葉に酔ってるだけなんじゃないの?っていう。

2もそうですよ。「できない理由ではなく、どうやったらできるのか」って要するに、新たな提案があるたびに誰かが必ず「できない理由」を言う組織だってことで、典型的な大企業病なんでしょう。それに対して「最大の緊張感をもって解決策を見出すことに全力を注がなければならない」って、バリバリの精神論。その「緊張感」ってのが、できない理由だけブーたれてじゃまするヤツはクビだからな!って意味ならわかるのですが。

話がそれますが、池上彰が朝日で連載しているコラムでリオ五輪報道を比較していて、そのシメの言葉が「驚きました。いまの時代、精神論で解説する新聞があるとは。」だったりするのですが、いやはや、驚きました。いまの時代、精神論で改革しようとする組織があるとは。と言っておきましょう。

課題認識と問題提起がすでにぐだっているために、そのあとにくる目標設定「2018/19シーズンより新しいポリシーを持った新リーグを立ち上げる」と書かれていても、その必要性がうまく理解できないのですよ。

そもそも、なぜ「ポリシー」なのか。そのあとにつづく↓この4個を見る限り、私には「コンセプト」に見えます。「見えます」と濁して、「コンセプトだろ」となぜ明確につっこめないかというと、文脈が破たんしてる=意味不明だからですね。

1、バレーボールの未来を切り開く魅力的なリーグ
2、日本を世界で一番バレーボールが愛されている国にする
3、バレーボールのビジネス化を追求するリーグにする
4、クラブで世界一を目指す


プレゼン資料だと、新リーグが1~4の「ポリシー」を持つとあるので、新リーグ=1~4に書かれている内容の主体、だと読めます。その視点で眺めたとき、1はそもそも体言止めで終わってるので、「リーグにする!」なのか「リーグですか?」なのか「リーグだにゃん♡」なのかわかりません。

また、2や3はVリーグの仕事なのか?JVAの仕事じゃないのか?という疑問がわいてきます。4にいたってはもはや「ポリシー」でも「コンセプト」でもなく、FIVB世界クラブ選手権で優勝、みたいな具体的な目標(アクション・プラン)ですよね。

改革の際に最も重要な土台の部分=前提条件がこれだけぐだぐだなまま、プレゼン資料はいきなり「スーパーリーグ」とやらの「Strategy」(←今度はなぜか手書きフォントのアルファベット)へと話が飛躍しています。でもこれ、Vリーグの現行の「ビジョン」(←またカタカナ……) と見比べてみてください(添付画像)。情けないことにほぼ同じです。

1. クローズドシステムからオープンシステムへ
ホームゲームの増加と充実、応援スタイルの変革により、チームとファン、自治体が一体となったビジネスモデルへ
チームの経営努力がチームに還元される仕組みへ
企業経営ノウハウの積極的活用によるビジネス展開

2. 骨太のチーム経営
スポンサー、支援者、チームにとって投資し甲斐のある大会品質へ
選手のやりがいを高め、青少年に夢を与え、人材供給に正のスパイラル創出

3. Qualityの追求
開催地の負担減、審判の負担減により、チーム、開催地、審判にとって持続可能な仕組みを構築

4. 大会運営の合理化
映像コンテンツをアジアへ向け発信し、新たなスポンサーメリット創出


↓Vリーグの現行の「ビジョン」(クリックして拡大)

Vリーグ.jpg 


ここまでの資料構成で「何かが変わる!」と期待する人、どれだけいるんだろうか。

そんな不安にお構いなく、資料は「スーパーリーグのチーム要件」などとむりむりと゛仕様”の話に突き進んでいくわけですよ。前提はすっ飛ばしてこの辺ばっかり話し合ってたんだろうなというのが透けて見えるツッコミどころ満載な仕様の数々なのですが(選手は「プロ化推奨」で監督は「プロであることが条件」、外国人枠は1+アジア国籍枠+前後半で入れ替え可能、など)、もうくたびれたのでこの辺でやめます。

ただ最後に、前提条件がぐだぐだな改革は、行き詰って内紛が起きて破たんするか、ぐだぐだが拡大して収拾つかなくなって責任者がとんずらするか、一部の真面目で優秀なスタッフが過剰な負担と自己犠牲を強いられて去っていくか、骨抜きになって看板のかけ替えだけで終わるか、どう転んでもいい結果は得られません(断言)。

思い出しましょう。「もとこともこの乱」は結局、行き詰って内紛が起きて破たんしたのでしたね。

企業スポーツから脱却してプロ化していこうという方向性自体は正しいと思うので、今回の資料をタタキにまずは議論をしっかり煮詰め、誰が見ても「なるほど、だからスーパーリーグを作るんだな」と納得できるレベルにまで精査してほしいと思います。ポリシーとかストラテジーとかビジョンとか、生煮えのカタカナ使わなくていいから(腹こわすぞ)。

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デイちゃん

更新ありがとうございます。
結局、堺ブレイザーズや岡山シーガルズみたいになるってことなの??とか、よくわからない感じでした。
竹下さんが、ヴィクトリーナ姫路を作ったのは、こういう構想があるのを知ってのことだったんでしょうね。

素子さんって、日立でプロになることが決まってたんですよね。
月間バレーボールで、チームの話題のとこで、ちょこっと発表がありました。
だけど日立はスポーツの担当者が代わって、新しい担当者はバレーは関心なくてサッカーに傾注して、プロになる話もなくなってしまって。
「契約書を作っておけばよかった」と素子さんが言ってました。
その後、山田監督まであんなことになってしまって。
企業にたてついたらこうなるぞって見せしめみたいでした。
今もその構図は変わってないと思うのですが・・・。
うまくいくんでしょうかね。
by デイちゃん (2016-09-23 21:51) 

rio

>デイちゃんさん、スポーツのプロ化の勝算はたいてい、男子の人気と実力で決まってると思うんですね。スポーツの競技者もファンも男子のほうが圧倒的に多く市場規模がでかいですから。

ところが、アジアのバレーはちょっと特殊で、人気も実力も競技人口も伝統的に女子>男子。

ここにいろいろな意味での壁があって、「もとこともこの乱」のときの日立のように「男子がプロ化してないのに女子だけプロ化(プ)」と本気で考える人たちは、人気・実力ともに女子>男子だったとしても、まともにとりあおうとしないんだろうなと。

ところがところが、男子バレー選手はたいてい正社員で、バレーができなくなっても給料はもらるし、社会保険だってかけつづけられる仕組みになってます。なので、プロ化したほうが広告収入などで稼げるごく一部の゛スター選手”以外は、本気でプロ化反対なんだと思うんですよ。

これはとても難しい問題で、プロ野球で食っていけなかった元選手たちの苦労を見る限り、「バレーを選んだんだからその道でプロになれ」と無責任には言えない気もするのですね。

Jリーグ(川淵さん)はその辺のことをプロ野球から学んでいて、発足当初から、引退後の人生設計を考えさせる研修をやってますよね。そうやってベースから固めてきたわけで。

ところがところがところが、バレーは「やべ!東京五輪くる!いま注目されてるうちにプロ化しとかないともうチャンスない!」という非常に安易な発想でのプロ化宣言です。プロ野球のような市場規模もプロリーグとしての伝統もないし、サッカーのように満を持してプロ化するわけでもない。

ちょうど「もとこともこの乱」のとき、「やべ!サッカーがプロ化した!バレーもいまのうちにプロ化しないともうチャンスない!」という発想でドタバタしたのと同じ状況なわけです。

と、ぐだぐだ書きましたが、うまくいくかどうかという点では、現状ではうまくいく望みはかなりかなーりかなあああり低いと思っています。



by rio (2016-09-24 02:04) 

76

自分は日本のバレーボールのレベルが上がるかというとこが一番重要だと思うので(特に男子)、今回のプロ化の構想、どちらかというと賛成ですけど、これでうまく変われるかどうかは正直まだ「うーん」な状態です。

お隣、韓国のバレーリーグも随分前からプロ化していますけど、国際大会とかで韓国チームのレベル見てても正直、、、なレベルですし。(実際どういう構想のプロリーグかわかってないので何とも言えないですけど)

唯一、少し期待してるのは、ユースチームの保有がどういう風になるかです。結局日本のバレー選手の土台、基礎となってる部分がほぼ部活なので、これがクラブチームのユースできちんと育成ができるようになっていけば面白いかな、なんて思ってしまいます。
by 76 (2016-09-24 12:40) 

迫田に惚れた

プロ化するのは、いいことだと思いますが、何を今更って感じですね。
男子も女子も現状維持を望んでいるのが殆どで、プロ化しても企業依存は変わらず、首切りが早まるだけだと思います。
それよりも、選手の技術、体力、メンタルの向上が先かな。なんだか、細すぎる選手が多いです。
by 迫田に惚れた (2016-09-24 13:17) 

オーソノ

こんばんは。
VリーグのHPにある「Vリーグ機構未来構想案」は、スーパーリーグチーム要件以降を先に作成し、それでは唐突すぎるので、1~5頁までを後付けした感ありありです。案で公表するのもいかがと思うし。

温い部活の延長と評したリーグにあって、女子は五輪で銅メダル獲得した分けで、結局は男子なんだろうなと。現在の素材の選択と指揮官さえ間違えなければ、それなりの結果は得られると思います。

その時には再度の盛り上がりを見せるでしょう。そこで、改めてプロ化なの?が得策とおもいます。
by オーソノ (2016-09-24 20:32) 

火の鶏

初めて書き込みさせていただきます
バレー観戦歴は短いながら
強くなるためにプロ化は必要なのかなと漠然と感じます

しかし現状危機感だけは強く伝わりますが
実現するための材料が見えないのが不安な所ですね
例えばBリーグのソフトバンクのような
メインスポンサーの目処がついているとか…
DAZNと5年契約結びましたが
Jリーグとは比較にならない額でしょうし

ただV機構が強い危機感を示したのは
よかったと思います
これを機にプロ化の是非を含めVリーグやバレー界の
未来への議論が活発になればと思います



by 火の鶏 (2016-09-27 16:23) 

デイちゃん

リオでのしょっぱい敗退を見て、なんか昔に逆戻りだな~と思い、バレーでの興味が薄れていく毎日。

ふと1997年ごろの動画を見ると、結構いい選手いたんだな・・と思いました。
佐々木、大村、江越、江藤、多治見、熊前、鈴木とか、大型だけど動ける選手がたくさんいた。
セッター大貫、ライト多治見、センター江藤ー江越、レフト佐々木ー大村。
大貫、多治見、佐々木、大村は、ポイントがとれるスパイクサーブ。
多治見、リベロがサーブレシーブの中心で、佐々木と大村はサーブレシーブを狭い範囲カバー。
サイドの選手はバックスパイクもする。
リズムが悪かったら、セッターに永富、ライトに大懸を投入。センターには吉原を投入。
チームとしては、多治見がキャプテンなんだけど、吉原がにらみをきかせて、永富がまあまあという役。
このメンバーでいったら、シドニーはメダル取れたんじゃない?と思いました。それが予選落ちだもんなあ。
by デイちゃん (2016-09-30 15:42) 

いっせい

このご時世、選手、特に男子は、正社員辞めて、プロになるって凄い不安でしょうね、引退後の生活の不安もあるだろうし、バスケのプロ化の始まりは、凄かったですね、コマーシャルは、凄いやってるし、ゴールデンで、放送はするし、川淵さんって凄い人なんですね、ところで、監督人事が聞こえてきましたね、中田は、予想通りとして、まさかの吉原、中田を差し置いて、吉原が受けるとは、思いませんが、rioさんは、どう思いますか?それから、男子、レゼンデが来るなんて、凄い話しが聞こえてきたと思ったら、まさかの南部続投の臭い、ゲーリーは簡単に首切ったのに、なんだかなー、男子は、女子より将来有望な選手沢山いるように思えるのですが、今ちゃんとやれば、東京までに良いチームになり、その次あたりのオリンピックは、銅ぐらいいけるんじゃないかと夢を見てるのですが、眞鍋監督やってくれないかな、眞鍋監督が8年かけてチームを作れば、金も夢じゃないと過剰な期待をしています。rio さん、忙しいと思いますが、試合以外のblogを書いてくれると嬉しいです。監督が決まったときも是非書いてください、宜しくお願いします。
by いっせい (2016-10-01 17:32) 

M.H

 《プレミアR》を「個人事業主」化・・・『森喜朗』他の、
責務逃れ???なニオイぷんぷんですナ!

 先輩/組織たる、《尹・セリエA》視てても・・・常時旨く廻
ってヰルとも想われんシ、モット先んじてスベキ試み無ぃカ?
by M.H (2016-10-06 18:42) 

素人の感想です

プロ化の話題は話題として気になっています。こちらの記事を読んでも、やっぱりなぁ〜そうだよなぁ〜と思いました。深くは語れませんが、、。

東京オリンピック、せっかくの自国開催で出れるのですから、楽しんで応援したいです。サッカーのワールドカップの時期に基本は興味なくても思わずテレビ見ちゃうのは、勝てちゃうかも!!と期待してるからのような気がします。
同じワールドカップバレーが去年盛り上がったのは、
イケメン2人がプレーしたのがカッコよかったから、も、否定しませんし、まだマークされてなかったからガンガン決まったのもあるかもしれないし、
色々あるんだろうけど、
身長じゃ敵わないはずなのに、勝てちゃうかも!!!と、最終日まで期待でドキドキしながら応援できた事が楽しかったです。
気分爽快なスパイクやサービスエースだとか、一点ごとのドキドキがあって、バレーボール面白い!ってなった人、沢山いたんじゃないかな?と。

男子は特に体格差で最初から負けてる感があるのに、それを感じさせないようなプレーがあったように思います。
結果は何気に負け越しだったけど、OQTのグダグダ終了とは違う期待したくなるような雰囲気が去年はあったかなぁ?と。選手達はどちらも真剣なのは百も承知ですが。

プロ化がどう、とゆうより、やっぱり迫力ある男子が善戦するスポーツは応援したくなります。

目標が手前すぎるかもしれませんが、
オリンピックでは結果も大事だけど、とても良い試合だった!お疲れ様!また次も頑張って!と思えるようなスポーツになって欲しいな。と、プロ化の話が出たら、逆にシンプルに思っちゃいました、、、。
by 素人の感想です (2016-10-07 02:21) 

39tsuboyan

今のバレーボール協会の役員どもにプロ化は無理だから、
川淵さんが元気なうちに土下座でも何でもして来てもらえば
良いのに・・・と思います。

女子選手が派遣かパート扱いなのは知ってましたが、
男子は正社員なんですね。
そりゃあ、プロ化して欲しくないでしょうに。
特に現在の現役選手世代はピンチに弱いから、
ピンチにならないような教育をされていますしね。

Vリーグの幹部(患部?)諸君が考えそうな事だけど、
私は絵に描いた餅に終わると思います。
by 39tsuboyan (2016-10-13 19:35) 

rio

>76さん、客観的にみて、いまのところうまくいく要素はないですね。

そもそも唐突にプロ化構想をぶち上げた理由が、バスケがプロ化したから、ですよね。20年前もそうでした。サッカーがプロ化した!やばい!というだけの動機で大騒ぎして。

業界の総意ならまだしも、強硬に反対している勢力があるのに見切り発車でぶち上げてしまう。これで物事が進まなかったらオオカミ少年ですよ。

代表監督の人事ひとつとっても情報統制ができないようなガバナンスのきいてない組織が、賛否がわかれているプロ化のような問題をきれいにまとめられるとは到底思えず。

川淵さん、次はほんとにバレーに乗り込んできそうですね。
by rio (2016-10-22 01:18) 

rio

>迫田に惚れたさん、選手にとってプロ化はサラリーマンから個人事業主になることですから、その世界にただ放り出されてもどうしていいかわからないでしょうね。

Jリーグはプロ化に向けて時間をかけて準備をしたし、プロ化したあとも、選手たちに引退後の生活も含めた研修などを行ってサポートしてるそうで。

Vリーグのプロ化構想にはそうした視点がずっぽり抜け落ちてますね。バレー人気=収益のことしか書いてない。情けないですね。

選手たち、機先を制して選手会を結成すればいいのに。
by rio (2016-10-22 01:24) 

rio

>オーソノさん、まったく同感です。しかも会見で、反対してる人たちがいるけど今やらないと手遅れになる、みたいな訴え方で。

は?って感じですよね。せめて内部で合意をとってから発表すべきなのに、バスケのプロ化に焦った感ありあり。

20年前のように足の引っ張り合いを繰り返し、結果、嫌気がさした企業がチームを投げ出して撤退、なんてことにならなければいいですが。
by rio (2016-10-22 01:27) 

rio

>火の鶏さん、←おいしそう。コメントありがとうございます。

V機構もJVAも、20年前から年中行事のように強い危機感を示し続けてますよ。ジジババの繰り言と同じで、危ない危ないと言い続けて仕事したような気になってる幹部が多いんでしょうね。

プロ化をぶち上げた以上、定期的に続報を出してマスコミ=世間の関心をキープする努力が求められます。発表から1ヵ月が経ちますが、その用意、あるんですかね。。。
by rio (2016-10-22 01:34) 

rio

>デイちゃんさん、ちょっと美化ってる気がしないでもないですが(笑)

佐々木、大村、熊前が゛動ける”選手だったか問題、大貫のセッター転向は正しかったか問題、多治見にキャプテンシーがあったか問題など。で、追い込まれた葛和さんがNEC偏重を強め、直前でセッターを竹下にした結果、シドニー落選したんですよね。

その当時と比べると、リオ組は、木村にキャプテンシーがあったか問題は検証されるべきですが、そのほかはそれほど悪いチームではなかったのでは。

ただ、メンバーを固めて練り上げる時間は足りてなかったです。なので、真鍋監督が続投して東京五輪にピークを持ってくる、という発想になると思ったのですが。

それよりも話題性=中田久美をとろうとしているわけですね、JVAは。
by rio (2016-10-22 01:43) 

rio

>M.Hさん、いやはやまったく、いまの状態でプロ化しても、企業のチケット買い上げがなくなるだけの話ですよね。坂口健太郎(←バレー部出身)みたいな選手が毎年のように出てくればぎゃるは増えるでしょうけど。


by rio (2016-10-22 01:46) 

rio

>素人の感想ですさん、石川・柳田のプレーは、たとえ彼らの顔面がぶさいくだったとしてもスポーツとして面白いですよね。

セッターが上手だったらもっと面白くなるとおもうのですが、要するにあの2人はしぶとい。打ち方の引き出しがいろいろあって、浮いたトスがしっかり伸びてくればあの手この手でブロックをかいくぐれるんですよね。世界的なワードでいうとNinjaっぽいところがあって。

そういう応援したくなるチーム、プレーを観たいのに、そういう環境を作れない監督・コーチ、そしてJVA。保身第一の”大人たち”が、自分たちの身分保障はそのままにして現場だけを小手先で変えようとするからうまくいかない、なんてことはもう何十年も前からわかってる話なのですが。
by rio (2016-10-22 01:54) 

rio

> 39tsuboyan さん、川淵さんはバスケの次の候補の1つとしてバレーを挙げてますから、きちんとお金とスタッフを用意して要請すれば来てくれるでしょうね。

でも、JVAは呼ばないでしょうね。もしくは、万が一、川淵さんが就任したとしてもJやBのようにはいかず、足をひっぱられまくった挙げ句、初の挫折事例になりそうな気がします。それぐらいJVAの”ゆでガエル度”は高いだろうなと。

で、正攻法ではラチが明かなくなって、朝日健太郎先生がひと肌もふた肌も脱いだりするんですかねえ。。。
by rio (2016-10-22 02:02) 

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