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グラチャン男子:イタリア戦、いきなりのチーム力にちょっと動揺・・・ [バレーボール]

と、とと、とつぜんチーム力を発揮し始めた日本に動揺がおさまらないのですが、結果はイタリア相手に1-3の惜敗。これはまあ仕方ない。みんなそれぞれ課題はありつつも、山内大竹を含めみんなやるべきことをやり通す意志が感じられて、観ていて楽しかったです。楽しい試合は負けると残念なんですよね。残念!ってところも含めて楽しいという。

藤井がゲームをしっかり組み立て、柳田が全員をまとめ、井手は力みが抜け、出来田はもともとしっかりしている。え?もしかしてノイズは石川だった?と思ってしまったぐらい(違)

マスコミにもブロガーにもツイッタラーにも100万回ずつ言われてますが、最初からセッター藤井+体調万全の選手という布陣で挑んでいれば名古屋でももうちょっとやれたはず。それを裏づけられたことが第1の収穫でしょう。

ということで、ユーキは焦らずケガを治しなされと思った試合のローテはこちら。

 山田      藤井        李

 山内      出来田       柳田       L井手
--------------------------------------------------
 ランザ    ジャネッリ(S)  マッツォーネ(MB)

 ピアノ(MB) ベットーリ     アントノフ   Lコラーチ/パラーゾ


敗因は一言で言えばサイドの実力差だと思うのですね。もっとはっきり言えば、第1セットで藤井が山内を軸にまわしてブロックを分断し、13-8と5点差まで広げてイタリアにタイムアウトを取らせてからのサイド勝負の差。

イタリアはセンター線のマークをがっつり手厚くして、14-10でついに李のBクイックがどシャットされてしまいます。リードブロックでトスを完全に見切られ、しかもコースを抑えられて逃げ場がないという。

そこまではいいんですよ。いや、これがもっとベテランで老獪で妖怪みたいなセッターだったら、どシャットを食らう前にセンターを流れさせてみたり、レフトを中に呼び込んでタテの時間差を使ったり、いろんなものを混ぜて目をくらませながらまたしれっとクイックを使うのでしょうが、藤井にはそれを今後研修してもらうとして。

とにかく止められましたと。ここからがサイドの本領発揮です。相手は1本止めたからといって簡単にセンターのマークを切れないわけで、それを利用してサイドで攻めればまたブロックが割れてくる。藤井の得意とする展開なので、当然、柳田と出来田にボールを集めます。これが決定率悪かった・・・。

苦しいボールが多かったとは言え、15-12で出来田のバックライトからの攻撃が単発になってしまってシャットアウト。続く15-13でレフト柳田がブロックが割れているのにぶつけてしまってシャットアウト。ブロックアウトを狙ってミスったんだと思いますが、カンチャン打てば決まってたと思います。

これで1点差となってしまい、サイド勝負のシーソーゲーム。19-19からのラリーでアントノフが中に走り込んで打ってきたのを3枚ブロックでシャット、さらにベットーリのバックライトのあと出来田がやり返す、という展開で21-20。ここからですよ。

日本の選択は柳田→小野寺の交代=ワンポイントブロック。結果論ですが、これが作戦負けだったかなと。ガイチはこのままサイド勝負が続くと踏んだのかもしれません。でも、イタリアは20点に乗った時点でもう一度クイックを使う戦術に切り替えてたんですね。

マッツォーネのクイックで21-21となった段階では、単にブロックが高くなったことを嫌ってのセンター使いかなとも思いました。だがしかし。次の場面、日本のサーブレシーブのくずれでチャンスボールが返ったところでピアノのクイック。さらに、22-2323-24でもピアノのクイックを使ってます。

ああなつかしい。そうでした。強いチームはセンターを軸に序盤をまわして布石を打ち、ブロックを分断したところでサイドに切り替えて布石を回収、余裕ある点差で最終盤にクイックをつかって心を折る、というのが定石でした(イタリアは余裕なかったと思うけど)。はるか昔の日本はできていたこのバレー。21歳のジャネッリがやってるなんてすばらしい。サーブで8秒ルールに引っかかって半べそかいても許します!

一方、サイド勝負に敗れた日本は最終盤で後手に回り、こうなるもう土俵際。サーブ&ブロックに起死回生をかけるのがセオリーですが、ここでピンチ―サーブ要員がいないのが苦しいですね。柳田のサーブ順まで待ってたらセット終わるよ、っていう。結局、藤井→大竹のワンブロ交代ができたのは23-24の場面。柳田サーブだけどミスったら終わり、という。

前回のフランス戦と違って、イタリア戦は組織力で正しく競り合った結果、日本の選手層が薄いことが浮き彫りになってしまうという残念な第1セットでした。代表入りを狙う選手たち、ピンサ枠あいてるぞ。

第1セットをイメージ通りの展開で始められた(はずの)藤井。にもかかわらず競り負けてしまったことで、第2セットは迷ってしまったのか、弱気になったのか、中盤まで思いついたところに上げるみたいなトスワークになってました。出来田が決まらず、山田をバックで使ってみたけど決まらず、クイックはマークがきつくなってるのにサイドが・・・という状況だったからここも苦しかったですね。

ただ、それがベンチにはきちんと伝わっていたようで、出来田→大竹の交代。私はもちろんこの時点では大ブーイングですよ。過去2試合の大竹のイメージですから何しに出てきたんや、と。しかも一発目のバックアタックがアウトって( ゚Д゚)ハァ?と思ったら、これがチャレンジ成功でインに。ここから大竹の初日が始まり、ぎこちないながらも丁寧に打ってよく決めました。最後も大竹のワンタッチで25-22。試合を振り出しに戻してここからが本番!・・・と思ったのですが。

第1~第2セットで切り札を全部切ってしまった日本はもう、第3セットからは同じことを繰り返してしのぐしかない→どんどん通用しなくなるからサイドの負担が増えるの悪循環。一方、イタリアは最後までトスを分散させて的をしぼらせず、日本に1回もリードを許さず、という。

もどかしかったです。第3セットで1回もリードできなかったんだし、選手たちの引き出しはもうないし、石川は出せないし。ただ、イタリアはセッターが前衛センターからスタートしてるんだから、だったら第4セットでは日本もローテを3つまわしてみるとか、ベンチワークで可能なことをやってもよかったのでは?と。

山田→山本の交代は悪いとは言いませんが、勝ち負けだけ考えるとあまりにもディフェンシブ。負けてるチームが小さくまとめようとしたって後手に回って打ち砕かれるだけ。山本はチームに勢いがあるときに、その勢いをキープする要員として投入してあげてほしかったです。

そんなわけで、過去2試合のひどい結果が実力じゃなかったことはわかりました。同時に、実力では第1セット中盤から失速が始まって第2セットまでが関の山、という現時点ではそのレベルだということもわかりました。

ただ最後に、山内君をほめましょう。リベロの井手を除くほとんどの選手がコート中央のボールに足がなかなか動かないなか、その弱点を狙って落とされたボールを身を投げ出して上げたのは、私の記憶にある限り山内だけでした(ほかにもいたらごめんなさい)。

実は山内、ワンローテだけの後衛守備の際もちょこちょこ好プレーをしてましたね。積極性と自覚が芽生えていたようで何よりです。過去2試合は極度に緊張しすぎて試合中にずっと失神していた、ということにしておきましょう。明日の試合がちょっと楽しみになってきました。

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デイちゃん

そうなんですよ。
できるんなら、もっと早くやれって。

で、石川がいなくなって急にまとまったので、石川ってもしかして新鍋的な存在になってるのか・・と思ったり。
確かにうまいんだけど、最近はしょーもないミスも多いうえに、自分からは謝らず、他の選手も指摘しない・できない。
ま、ユウキ依存からの脱却・・が日本の成長の鍵かも。

山内、確か序盤に、二枚ブロックの上から前にフェイントを落とされて見逃したので、「この人、もしかしてフライングレシーブできんのやろか?」と思ったのですが、その後飛び込んであげたので、「できるんだな」ってわかりました。(笑)

大竹出てきたときは、「またパパコネ?」と思ったんですが、今日は丁寧にコースを打って決めてた。シャットもされてたけど。
「高いトスをバーンと打ったら、相手はブロックもレシーブもできない」って、日本はやられてばっかりかと思ったら、日本も外国相手にやれるんだな・・とちょっと思いました。

女子もそうだけど、男子もセッター、リベロが頑張ってると思いませんか?
今年はじめは、藤井って・・・と思ってたけど、外国相手にもセンターを引き出して、「え?そこから使う?」ってBクイックを決めてた。胸がすっとしました。

もちろん勝つことが大事だし、メダル獲得が目標かもしれないけど、「ああ、今日の試合はよかったな」「選手は頑張ってたな」「バレーって楽しいな」って思わせることの方が大事な気がします。
これからも、観戦してるお客さんが、思わず、「おー!!」と叫んじゃうような、エキサイティングなバレーを展開してくれることを全日本バレーボールチームに期待します。
by デイちゃん (2017-09-16 09:41) 

恭介

第3戦にして初めて見応えのある試合でしたね。
ノイズはユーキだった...?疑惑ですね/笑。
やはり選手層の薄さ、エコヒイキ選考が敗因ですよね。
山本ってレシーバー枠なんですっけ?違いませんか?黒鷲観た時思いっきりのいい攻撃力がいいなって思ってレシーブは左程印象にないのですが。
そしてガイチ試合後のインタで山田を入れる事によりサーブレシーブが安定ってマジでいいってんの/笑。山田もヘタクソなりによく踏ん張っていましたけど、安定とは程遠いと思うんですけど....。だったら交代要員に守備型レフトの高野藤波久原どっか一枚呼んでおけばいいわけで。小野寺や高橋なんて使えない2メートルのワンブロ枠、二人も必要ですっけ??あー腹立つ。ピンサ枠いないし。
大竹は私の中では評価が低いままです。攻撃はまあ...百歩譲って許しますが守備に貢献する気がゼロ。足全然動いていない。集中してないんだろうな。ライト側の拾えるボール沢山ありましたよ。そんな中で今まで散々ケナシテいた山内、ライトのフェイントボールをひょろっこい体を投げ出して拾いに行ったこと、あれは感動でしたwwまぁ元々山内の守備は内側に寄りすぎていてライン際捨ててるからそこまで褒める事でもないのですが/笑。その気概が大事。
井出もよく頑張ってましたね。ガイチのインタだと井出は自信がないようで。おそらくまだ遠慮しているのだと思います。代表初選出でしたし。初陣戦は散々で鶴田に替えられその鶴田がもっと最悪でめでたく正リベロとなったわけですが。これから地道にプレーで地位を構築して守備の要となってほしいですね。
オポ人材難、ますます堺の松岡を育てておかなかったことが悔やまれます。まぁ本人のやる気の問題もあるでしょうけどね。正直このまま大竹がオポ定着デキタがその控えなんて大反対ですよ。

そうそう思った事があって。あくまで私の独断と偏見混じりの視点なんですが。
アジア選手権だかなんかの負け試合で、解説の刑を受けている川合が藤井をデスったんですね。誰がエースか考えてほしい=石川にトスを合わせろって。確かにその試合石川と藤井が合わない場面が多々ありました。でもその大半が石川がラリー中助走をアンテナ側までしっかり開かずにサボってた所へ藤井がアンテナ際まで平行トスを送り、カブりながら打つ、たいな場面。単なるサインミスかとも思ったんですけど、その後2人が会話している様子もなく。おそらく深津だったら石川の態勢を見て優しいトスを上げていたんだと思います。でもそれで本当にいいのかって話ですよね。そこに藤井の意思と意地を見た気がします。極端な話誰がエースでもいいんですよ。勝てれば。誰が何点決めたとかどうだっていいわけで。そうやって一人に合わせていくとどっかでおかしくなる。だから石川ノイズ説はちょっと濃厚なのかも。なんて思ってみたり。わたし石川に辛いですかね/笑。
藤井には是非ブレずに、トリッキーな持ち味を生かして欲しいですね。そう考えると女子の岩坂にしても男子の深津にしても、スタメンが主将じゃないんだ...哀。正直深津を呼ぶなら関田でいいです。
今日のイラン戦楽しみです。セイエドは来ているのかな。ザイツェフがいなくて残念でした。
いくら才能があって人気があってもケガだらけなら本当に石川抜きの構想も考えておいた方がいいでしょう。

by 恭介 (2017-09-16 10:13) 

シュガーレス

山内、大竹とも目つきが変わってました。2戦で悪い癖だけがでちゃってるので、失う物は無い。でもやるのは自分たちしかいないって開き直ったのでしょうか。
山内くん(付けしてしまった)は、ひたむきさがあったし、大竹君はアドバイスを聞いて修正していた。
コート内の中での役割と状況判断ができるのが、今の自分たちのバレーを出すってことだとすると、その水準を過激に上げなくては通用しないですよね。
そのためには、指導力が大事かな。
オリンピックまで彼らを正しく鍛えて欲しい。
監督は交代希望。
by シュガーレス (2017-09-16 10:19) 

恭介

山内は相変わらずチャンスボールを拾えず、ネットインサーブも拾えず。いつだかのポーランド戦の再現を見ているようでした。
フェイント一本拾ったくらいで褒めちゃイカンですよ/笑。
アブナイアブナイ。平均点が低いとちょっとそれを越えただけですごい成長したように思えてしまう錯覚。
by 恭介 (2017-09-16 10:35) 

sugi

久々に見ごたえありましたね!
それぞれがしっかり役割を果たそうとしていて、負けても次に繋がると思える試合でした。
それに、柳田くんのキャプテンシーも良かったです。
あんな風に選手をまとめてくれなんて頼もしい。
あれ、キャプテン誰だったっけ。

ところで、4セット目の山田→山本の交代、必要でしたかね?
レセプションの返球率の問題だったようですが、もう少し我慢して使ってみても良かったように思います。
細かい繋ぎとかもそこそこ出来ていて、いや、出来て当たり前なんですけど、「あれ?この子こんなに出来る子だったっけ?」なんて思ったりして(笑)
ただ、ガイチさん、山田が入るとレセプションが安定すると言っていたようですが、そこは否定しますけどね。
そして、そう思っているのならユーキじゃなくて山田でよかったじゃん!ってゆーね。
何かあるんですかね、選手起用について決まりでも。
そんなこんなで甥っ子を見守る叔母のような気持ちでガン見していた山田が引っ込んじゃったら一気に頭痛が襲ってきましたが(←知らん)、のこり2試合、しっかり来シーズンに繋がるバレーをしていって欲しいと思います。

あとどうでもいい話ですが、李くんのスパイス決まった後のガッツポーズは、そのうち誰かを殴ってしまいそうでドキドキします(笑)


by sugi (2017-09-16 11:38) 

YM

少うしだけやる気が見えてきた日本ですが、ホント、サイドが人材不足ですねえ。
高身長をセンターへ持ってきたがる高校、Vリーグももう考え直さなきゃ、ですよね。
 
第1セットは藤井のトスさばきに意外性がありましたが、その後はレセプションをAパスにできずトスがどこに上がるか予想ができ、単調でした。

石川を引っ込めたのは怪我が原因ではなく、守備がポンコツなのがイタリアにバレバレで狙われることが分かっていたから、ボロボロにされるのがでテレビ的にまずいということで、ではないかと邪推しました。 
海外チームに移籍するってことは、自身の技に磨きをかけるチャンスを得ますが、弱点をさらけ出さざるを得ないという面もあるわけで。
腰痛あってひざ痛めて、それでイタリアへ行くんですかねえ。 何の目的で行くんでしょう。 守備力を高めるため、というのなら納得しますが。 柳田も同じ。 あの身長では前衛では使ってもらえないと思います。 世界の厳しさを知りレセプションをうまくなって帰ってこないと代表の席は安泰とは言えません。

第1セットはイタリアがクイックをビシバシ打ってきましたが、どうして止められないんでしょう。 日本もそれなりに上背はあるのだから、鼻っから無理という話ではないですよね。
うん十年かかってやっと外国人のコーチ(監督ではなく)の招聘を了承した協会ですが、オリンピックで恥ずかしくない試合をするためには、まだ3年あるのだから、ブロックの専門家も連れてきて早く対処しなきゃ間に合いませんよ。 何か根本的に変えなきゃならないもの(日本人の発想にないもの)があるような気がします。

山内はここでのああたらこうたらを聴きつけたのか、1セット目は割合頑張ってましたね。 rioさんのおっしゃる第2セット9-10の時の山内のダッシュフォローには思わずおおおって発してました。でもですよ、14-17の場面、レセプションが乱れ相手コートまでボールを追った藤井は戻ってレフトをカバーするのがやっと。 従ってセンター、レフトは右へ一つポジションチェンジをしなくてはなりません。 山田は突っ立っている山内にあっちへ行けよと右手で押しやるのですが、状況がわかってない山内は、は?てな感じで中腰きょろきょろ。 イタリアのセンターからのバックアタックに反応したのは山田一人。 ラッキーなことにネットで1点もらいましたが、もしもボールがネットを超えて普通に山内がブロックに跳んでたらきれいに山内の得点となったはず。 だからあ、跳べよ、前衛だろ?
このさぼりにすっごく腹が立って1セット目の活躍(?)は私の中で帳消しとなりました。
いやね、個人的には嫌いじゃないんですよ。 よく知らないけど。 でももう国際試合もそれなりに数をこなしてきたわけだし、慣れてくれなきゃ。 日本代表だろ?

あと、解説陣から褒めちぎられてた大竹ですが、なんでもかんでもバカ打ちをせず、軟打やらリバウンド狙いを織り交ぜたのは良かったですが、スパイクの通過点は相変わらず低いので、決まったのって計算して打ったのではなく、たまたまという気がしてならないんですよねえ。
なんですか? 急に思い出したようなハンマーの連発。 ハンマーアタック? ハンマーいっせい? 流行らせたいんでしょうが唐突感が否めない。 

毎度文句ばっかりですが、でも見ます。 面白い試合をしてくれるのを期待して。

by YM (2017-09-16 16:13) 

rio

>デイちゃんさん、山内は最初何もない平らなところでただこけただけなのかと思ったのですが、なんか手の先にボールがひっついてたのでレシーブだと気づきました。

石川みたいに、チームで最年少組なのに誰よりもうまくて自分に対しても周りに対しても求めるものが高いという選手が、自分が全員を引っ張る意識がない状態で全日本男子みたいな低レベルな環境にいたら腐ってしまうのはある意味仕方ないかなと思います。

石川抜きである程度底上げをはかることも有効かもしれませんね。

藤井が使うラリー中のタテのクイックってほかのチームは当たり前にやってますよね。日本のVリーグでこれを多用して高い決定率を残しているセッターは藤井だけ。何なんでしょうね、この格差。

などなどはさておき、楽しいなと思わせる試合、ほんっと同感です。ファンは楽しい気持ちになるために観ているわけですから。全日本男子への期待値は池乃めだか師匠の身長よりも低いわけで、丁寧なプレーをするだけでお遊戯の発表レベルで手をたたいて喜んでもらえるわけで。

そんな温かいファンをげんなりさせるような驚異的なプレーを二度としないように滝に打たれてきてほしいです。
by rio (2017-09-16 17:37) 

rio

>恭介さん、山内がこけたところにボールが降ってきた現象をここまでほめるわたくし。きっといま、全日本男子の誰かか何かをほめたいんだと思います。チャレンジ中にちゃんと円陣組めたね、よしよし、とか。

山本のレシーブが守備固めレベルかどうかは別として、山田と交代でセットによってはワンローテだけ出てきてたりするわけですから、ガイチ脳では守備固めなんだろうなと想像してます。高野を呼ばなかった理由が謎すぎて三食しかのどを通りませんが。

大竹が守備に動けないのは集中してないからなんですかね?というのも、エラそうに解説している山本も大竹ぐらいの年齢の時は守備にまったく貢献しませんでしたよね。オポジットの俺がなんでフェイントを拾わにゃならんのだ、ぐらいな感じで突っ立ってました。

ゴリもそうですね。学生のときに山本の控えで代表入りして、まー足の動かないこと。接着剤ではりつけられてんのかな?と思うぐらい目の前のボールに手が届かないという。

結局、学生の部活レベルで190cm超でオポジットできる攻撃力がある選手は、本人も天狗になって周りも祭り上げて、地道な守備練習をしないんだろうなと思います。

そんな山本もゴリも30歳が近づくにつれてフェイントを拾えるようになってきましたし、ゴリはまだダメだけど山本はクロスのディグもできるようになったし、大竹もあと10年ぐらいすれば守備のスタートラインに立てるのではないかと。

井手は自信がないんですが。なるほど、あの力みは自信のなさの表れだったんですね。慣れればいいだけなのか、自信を持てないなにか根深い事情があるのか、そこがポイントかもですね。

松岡はある意味気の毒です。本人はやる気がある選手だと思うのですが、堺がペピチと契約を何年も続けてしまいましたから。わざわざ高い年棒やら契約金やら払って獲得した外国人選手を控えにはできないですもんね。だったら解約して別のを雇えよ、って話になってしまうので。まあ、松岡がその立場に甘んじていることは否めませんが。

それはさておき。藤井と石川は同じ所属チームで何年かやらない限り合わなさそうですね(笑) どちらも創意工夫が好きな選手ですから、その方向性がぴたっと合ったときはすごいことになるんでしょうけど、方向性が違ったときは・・・まあ、お互いが努力してもかみ合わないでしょうね。

で、私を選ぶの?この子を選ぶの?みたいな迫り方をあのガイチにしてもラチがあかず、じゃ深津を選びます、みたいなことになってしまうという。

ただ、そういうことよりもなによりもまず、石川は「無事是名馬」と大きく紙にかいてトイレに張っておけばいいと思います。
by rio (2017-09-16 18:07) 

rio

>シュガーレスさん、いいんですよ、「くん」つけていいんです(笑)

バレーボールをする環境だけで言えば全日本男子のライバルはアジアにはほぼいないわけで、毎回五輪に出られてないとおかしいんですよね。イランはいまでこそ整っているでしょうが、オーストラリアはチームが年中ばらばらですし、中韓は選択と集中で女子に資本を投下してますし。

なのに、こんなに恵まれた環境のなかで思考停止型・受け身型の選手ばかり量産している日本男子バレー界の育成の構造。結局みんなサラリーマンで、バレーで一生食っていくわけじゃないし、っていうか会社の部活だし、っていう認識が出てしまってるんでしょうね。

そういう意味ではプロ化はあるべき方向なんだと思いますが、やり口がヘタすぎてぽしゃるという・・・。水準を過激に上げる道のりは遠そうですね。
by rio (2017-09-16 18:14) 

rio

>sugiさん、実は私は現役時代からガイチがそんなに好きじゃなく、堺の監督時代でもっと好きじゃなくなった経緯があるので、山田→山本の交代も鼻ちょうちんぷーな感じで見てました。

山田はまだ明らかに代表としてコートに立っている自分に慣れてないですね(^^; 合成で鍛えられてるんでしょうけど、そもそもVリーグでも地味な選手。育成枠ってことなんですかね。

石川はケガしてもなにしてもスポンサーがついてますから出さざるを得なかったんでしょうね。いつまでそんなことやってんだJVAは・・・って感じですが。

そんなことより李ですよ。この試合でも藤井のどSなトスのせいで空中でイナバウアーしながらクイックを打ってましたよね。背骨が折れたとき用に冷えピタを差し入れてあげたいです。
by rio (2017-09-16 18:24) 

rio

>YMさん、ハンマーってなんですかね、あれ。取り立ててパワーがあるわけでもないし、手の振り方がハンマーみたいなわけでもないし。

もしかして、大学の部活の試合であほみたいにコートに叩きつけてて、それでも学生レベルだから200cmあったら決まってしまうわけで、陰で”ハンマー”って悪口言われてたんじゃないですかね。

それを日テレのどんくさいスタッフが聞きつけて、ほめ言葉と勘違いしてやたらと全国のお茶の間にお届けしてしまってるのでは・・・?と妄想してしまいました。

ご指摘の山内の場面、跳ばなかったのはありえないですよね。何もできないときでもせめてバンザイジャンプだけはやってろ、後衛でもやってろ、ぐらいの枠で代表にいれてもらってるのに。

想像するに、山内ははなっからレフトは視野に入ってなくて、ランザのバックアタックと決めてかかってたんでしょうね。なのに山田に押されてその意味がわからずパニクって、便座にすわろうとしてぎっくり腰になった年寄りみたいな姿勢でかたまった、と。脳内がぎっくりしやすいタイプなんでしょうね(謎)

そんな山内を警戒したのか、なぜか空中でひねって山田側に打ってネットにかけてすっころんでM字開脚までしてしまったランザはなかなかの激痛ですね。日テレがあほみたいに連呼する”伊達男”も意味不明。ググって雑誌の表紙探したら伊達も何も上半身裸やないか、と。

日テレはアナウンサーの教育をやり直したほうがよいかもですね。


by rio (2017-09-16 18:47) 

yuki

ブログ更新お疲れ様です。
ジャネッリのヒゲが意外と似合っていて大人っぽくなったなぁ、イタリア顔濃いなぁ、イタリアって何人種なんだ???とか思って観てました。ようやく善戦しました感あった気もしますが、イタリアの本気度は如何程だったのでしょうか?食らいつく気持ちは見えてましたが、通用する!勝てるかも!とまでは正直思えませんでした。
by yuki (2017-09-17 00:46) 

rio

>yukiさん、顔しかみてないwww イタリアは『テルマエ・ロマエ』の時代からずっと移民国家ですから、いろいろ混ざっていて特定の人種の偏りはないんでしょうね。

イタリアは若手育成というはっきりした目的があるので本気だったのではないかと。第1セットがスロースタートなのはいつものことらしく、なのに日本相手にはそれが取れてしまったから、第2セットを落としても負ける気がしなかったみたいです。
by rio (2017-09-17 02:59) 

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