Bリーグのマーケティングがとても上手だった件 [これはいいね]
都内某所でBリーグのえらい人(以下、えらい人)の講演を聞く機会があり、そのマーケティング戦略の巧みさにほほぅ!となったので、そのことをメモがわりにこっそりつぶやいたつもりがたくさんの方に拡散していただいてなんだかもう……お騒がせいたしました m(_ _)m 有言実行ということでこっそりブログにメモっておきます。
前提として、今回のお話はデジタルマーケの分野です。わたくし、こんな文字だらけのブログでつい最近までSNSボタンすら設置しなかったというアナログ人間……と見せかけて、実はデジタルマーケ、デジタルコミュニケーションの分野がバレーの次の次のとなり近所、ぐらいには好きだったりするのですね。というわけで話がマニアックになったらごめんなさい。
Bリーグが開幕したのは2016年9月。良くも悪くも悪くも悪くもバレー御用達メディアだったフジがまさかの開幕戦ゲットで、キラーコンテンツ『サザエさん』まで動員してプロモーションしたことは(私の)記憶に新しいところです。サザエさんがいきなりママさんバスケを始める展開は、無理に無理を重ねる『サザエさん』のなかでも無理やりな展開だったかと。ただ、「ママさんと言えばバレーでしょ!」とはもう言えない時代なのですね。
そんな後押しまで受けて開幕ダッシュを決めたこの団体、ご承知のようについせんだってまでは分裂して内ゲバを繰り返してました。しまいには国際連盟に「ちゃんとせんと五輪に出さへんよ!」なんて怒られ、仕方がないからJリーグの川淵さんがでばってきて整理整頓したのでした。えらい人いわく「外圧とカリスマによる奇跡」が起きてBリーグ開幕にこぎつけたのだとか。
ちなみに、とっくにすっかりお忘れかとは思いますが、日本バスケットボール協会の会長さんはあの三屋裕子さんです。えらい人の話の中には1回も登場しませんでした。
それはさておき。
Bリーグはなんと全国45チーム(下部リーグ含む)でスタート。Jリーグが25年かけて53チームだそうで、ものすごいスタートダッシュです。
市場規模は、従来リーグの興収3億~5億円/年(バレーとほぼ同じ)の10倍、50億円/年を見込んでいて、2020年までには100億円/年に引き上げると。さらに、なる早で大目標の250億円/年の達成、および1億円プレイヤーの誕生をめざしているのだとか。算数ができない私の単純計算だと、100億円/年に達した時点で、1000万円プレイヤーは当たり前になるはず。夢がありますねー。
この夢をがっちり後押ししているスポンサーがソフトバンクです。報道では4年契約で120億円出資と出てました。そんな大型投資をどうやって引き出したか。決め手になったデータは「観戦意向者層」の分析だったのだとか。要するに、バスケをナマで観たいよ!と思ってる層ですね。
市場調査の結果、ナマで観たい人たちが10代~30代を中心に700万人もいることがわかったそうで。だったらあとはやりようでしょ、ということでソンさんがポンとハンコをついたんでしょうね。
この700万人にどうやってチケットを買ってもらうか。モノを売るためにはお客さんのことをよく知ることが近道です。というわけでえらい人、観戦意向者層のペルソナを調べました。いわく、「誰かと一緒に観に行きたい人、出かけることが好きな人、主にスマホと雑誌から情報を得ている人、情報を発信・シェアしたい人」という姿が浮かんできたのですね。はい、わかりました。だったらデジタルマーケの出番ですね、ってことなんです。
バレーもそうですが、一般的に競技団体の興収源は4つ=チケット販売、放映権料、スポンサーの出資、グッズ販売です。スポーツ界はこのへんの整理整頓が遅れに遅れていていまだに昭和なんですね。
例えばバレーの場合、Vリーグのチケットは機構の直販・チームの直販・代理販売などが混在。企業が座席をおさえてしまって売り切れなのに空席、観たい人がツイッターでチケットを探しまくる、なんてこともざら。グッズ販売にいたってはちゃんと黒字にできてるんだろうか……という始末です。これらはすべて”機会ロス”=もうけそこない、につながります。
で、Bリーグはここをちゃんとしました。チケットはウェブ直販に集約してコスト削減。放送は観戦意向者層と親和性が高いネット中継で放映権料を節約。スポンサーに依存せず、顧客管理システムの統合による収益の最大化をはかり、物販はe-コマースで、という感じ。
↑ドメドメじゃない企業の戦士たちにとってはえ?いまさら???なんてことだと思いますが、少なくともスポーツ界ではここまできちんと=戦略的に進めている団体はほとんどないと思います。
特に、顧客管理システムの統合、ってのがすごい。リーグと各チームのデータベースをすべて統合し、チケットを購入した人をリターゲティングできるようにしたのだとか。リタゲって例えば、ネットで住宅販売の広告をクリックすると次にブラウザを立ち上げたときに広告表示が最初から住宅販売になってたりしますね。あれです。
そのリタゲも徹底していて、例えば顧客ごとにバスケIDを発行してそれをデジタル・マネジメント・プラットフォーム(DMP)にぶちこみ、バスケを越えた”健康づくり”ってなテーマでさまざまな角度からアプローチ。最終的に”バスケファミリー”としてサポートしていく体制を整えるのだとか。究極の囲い込み戦略です。
DMPって2016年半ばごろにやっと「いまさら聞けないDMP」的な記事が出始めたぐらい、つい最近まで”よくわからない箱”だったんですね。1年ほど前かな、さわやかな黒めの飲み物を売ってる大きな会社のデジタルってる人が「DMPを導入して成功したという事例はほとんど聞かない。みんな『どう使えばいいのかわからない』って言ってる」なんて話してました。
ところがBリーグ、バスケファミリーの健康をサポート!ってな大きな絵(=戦略)を描いて、それを実現させるためのいろいろな戦術の中心にDMPを置き、効率よく実行していっているのですね。単に、デジタルマーケ、統計、データ分析に強いというだけでなく、戦略→戦術→実行の落とし込み方が上手です。
実はこの落とし込み方にもコツがあったようです。一般的には、データ分析をする場合、現場が数字をシコシコ集めてプレゼン資料を作り、そんな仕事をしたことがない役員たちにご説明申し上げて頓珍漢な質問をされ、もやっ……としたままなんとなく決定にいたる、ということが多いと思うのですね(偏見)。
一方、Bリーグは、経営層が明確なビジョンを示し、それをもとに仮説を立て、その検証・分析にデータを活用する手法だそうです。非常に効率的。現場が世界の果てまで行って数字を集めてくる必要はなく、仮説が正しいか間違っているかが明らかになるデータを提供すればいいわけなので。そうやって取捨選択を繰り返して”正しい”もので固めていくという。
この方法、デジタル周りの仕事をしている人にとっては「息を吸ったらはく」ぐらいに当たり前のことだと思いますが、なかなか浸透しない。理由は簡単、経営層にビジョンがなかったり、論理的に仮説を立てる能力がなかったりするからですね。
バスケ界だってそんな人材がいなかったからサッカーとか野球とかから人をひっぱってきたわけで、デジタルと統計の両方がわかる人材(特にデータサイエンティスト)はいまや、Googleやfacebookが囲い込んで手放さないほどのレアキャラなのです。
そんなBリーグがいま力を入れているのは、常連さん(既存顧客)に新人さん(観戦意向者)を誘ってもらうこと。ありがち、ですよね。誰でも思いつく方法です。ただ、Bリーグは漠然と思いついたのではないのですね、ライト層(会場に1~2回きたことがある層)に直接面談方式で聞き取りをして、なんで会場に来ようと思ったのかを突き詰めたのです。その結果、ほとんどの人のきっかけが「誘われたから」だったのだとか。
単なる思いつきか、根拠が見えているか。たとえ同じ答えにたどりついたとしても、この違いはめちゃめちゃでかいです。単なる思いつきはいずれ、別の人の単なる思いつきにぶちあたってブレまくる宿命を背負ってますから。
その点、Bリーグは市場調査の手法で科学的に答えにたどりついたので、常連さんに新人さんを誘ってもらおう!→そのためには常連さんにどんな道具をわたせばいいのかな?とすんなり展開していけるわけですよ。
さらに、観たらやってみたくなるのが人情、ということで、観戦者=競技者(趣味の草バスケから本格チームまで)となる施策を打っていくのだとか。←これ、バスケはサッカーの次ぐらいに有利ですね。空き地にゴールポストを1つ設置すれば”競技者”を増やせるわけですから。
バレーをやりたい人はものすごく多い。ひいき目なしで、経験者かどうかにかかわらず老若男女問わずほんとに多いと思いますが、特にインドアは物理的に難しい。バレー界の知恵の出しどころですね。
などなど、えらい人のこまかいジマンも含めてもうちょっと話があったのですが疲れたのでこのへんでやめます。それにしても夢のある話。聞きながらいちいち「バレーだったら、これはこうで、あれはああで……」と考えてしまいました。冷ややかに見ていたバレーのプロ化構想にがぜん興味がわいてきたり(笑)
川淵さんはかつて、「バスケのあと行くとしたら?」という報道からの質問に「バレーも選択肢の1つ」と答えていたことがありますが、はたして……いや、そんな「外圧とカリスマによる奇跡」じゃなくてさ、大胆な世代交代と権限委譲で自分たちの力で変わろうよ。ぐだぐだしてるとバスケに若年層をぜんぶ持っていかれてしまうよ。
関連記事:
Vリーグがプロ化するってよ……って、なんか生煮え。
【今年も】うまい焼き芋が10分でできます。 [これはいいね]
今年は暖冬らしくなかなか芋の気分にならない小春日和が続いています。だがしかし。やっぱりこの記事のアクセスは、10月ごろからむにゅむにゅと伸びまくり。需要と供給、ということで今年も再々掲しておきたいと思います。
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日テレ『所さんの目がテン!』(07年10月放送分)で、”おいしい焼き芋の秘密”をやってました(画像はイメージ)。サツマイモを加熱すると、酵素がデンプンを分解して糖分に変え、甘くなるそうです。その最適条件はイモの内部の温度を60~70度で10分間キープすること。石焼きはこの条件にぴったりな方法だそうです。一方、電子レンジで普通に加熱するとキープ時間が短すぎてだめなんだとか。
と、↑ここまでが、日テレの番組情報。
ネットでいろいろ調べてみると、同じ番組を見て、実際においしい焼き芋に挑戦された方がおられました。その方の発見された方法をもとに、私がやっている方法がこれ↓です。
1、サツマイモを新聞紙でくるむ
→ラップだと蒸気でイモが蒸れてしっとりします。ラップをとって1分ぐらい放置すると、蒸気が抜けていい感じになります。「電子レンジに新聞」は怖いなあという方は、ラップでどうぞ。
2、電子レンジで約1分半加熱する。新聞の表面に触れるとじんわり温かいぐらい(約60度)
→大事なのは「内部」なので、表面はさっさと加熱します。
3、さらに電子レンジの解凍で10分程度加熱する(中ぐらいのイモの場合)
→大きいイモの場合は、途中でひっくり返すとさらにいい感じです。イモの大きさによって時間を調節してください。
4、1~3をしてもまだイモがかたい場合は、解凍ではなく「レンジ」で、普通に3分ぐらい加熱する
→イモの糖度は、約60度/約10分間の加熱でピークになり、あとは何時間加熱しても変わらないそうです。ということで、約10分間「解凍」したら、あとは一気にチン!してしまいましょう。焦げがほしい場合は、この後にちょっとガス火であぶればOK。
たったこれだけで、石焼芋のような甘みとホクホク感が出ます。しかも絶対に失敗しない。すごいぞ電子レンジ。今年も、実家から送ってきたイモで作りまくりです。(業務連絡・イモといっしょに夏のそうめんの残りをふたのない小箱にいれて送ってくるのはやめてください。それと、イモのなかにイモに似た形の土つきショウガを1個だけ混ぜるのもやめてください)。
※ちなみに、上記の方法で何度試してもイモが甘くならなかったり、パサパサしたりする場合は、悪いのはイモです(断言)。または、そんなイモを扱っているスーパーです(断言)。ちゃんとしたイモでやれば、成功率100%です。
川越といえば…イモ? [これはいいね]
うへへっ
なんか川越とかいう辺りがはやっているらしいと聞いて行ってきました。埼玉初上陸!です。川越といえばイモ。それしか知らない私は、なんで流行ってるのかもよく分かっていないままにそぞろ歩く旅でした。
歩いているうちに、どうやらこれ↓っぽいというものに出くわしたのですが、
みなさまのNHKの朝ドラを見る習慣がないので、なんで30人規模のツアーがこの辺りでたむろしていたのか、やっぱりよくわかりませんでした。
わからないことばかりでも、天気がよく、さほど暑くもなくて、絶好の散歩日和。川越は「小江戸」と自ら名乗ってしまう控えめさが売りですが、あちこちで写真を撮っていたおばちゃんグループは「これだとさ、写真見せて『京都に行ったんだよ』って言ってもわかんないわよねっ!」とはしゃいでおりました。がんばれ川越
でも確かに、絶滅した江戸よりも、現存する京都を思い起こさせる風景があちこちに残っているのです。
たとえば水路の鯉↓
たとえば老舗の和菓子屋↓
たとえば店の奥の座敷↓
みやげ物も名産のイモ系やセンベイ系を中心にあれこれあって、見ているだけでも飽きません。ただ、「店内すべて1050円」といういい加減な(そしてあちこちのいい加減な観光地で増殖している)売り方だけは興ざめなのでやめたほうがいいと思います。
などと少しばかり悪態…じゃなくてご注意申し上げつつ、ふらふらと足の向くまま気の向くままに喜多院へ。たいして期待もせずに拝観料400円也を払って入ったのですが、なんとこれがこの日いちばんの当たりでした。
江戸城から移築したという徳川家光用のベビールームや春日の局用のメイクルームなんかがあって、思わず、子どものころにみたNHK大河ドラマ『春日の局』を思い出してしまうわたくし。あのドラマのなかでNHK的にはぎりぎり(=民放的には余裕)のセミヌードを披露した大原麗子は先日、はかなくなってしまいました(合掌)。
それはさておき、院内には重要文化財がてんこ盛りで、そのため撮影不可でした。仕方ないので、部屋から見える日本庭園をあれこれと写してみました。
たとえばこんな感じ↓
画像を小さくしすぎてよく見えなくなってますが、縁側にはアベツクが座って春の猫のようなたたずまいでありました。
縁側の建物はこれ↓
この赤や緑の茂みの向こうに見える切妻屋根の下の縁側ではアベツクが座って春の…(←しつこい)
写真を撮った場所がこちらの奥の縁側↓
写真を撮った場所を写真に撮って残そうとしているややこしいわたくしの2メートルほど右の縁側でアベツクが…(←もういい)
気を取り直してもうひとつ別の日本庭園がこちら↓
この写真を撮ることのできる縁側をずずずいっと突き当たれば…観光客用の便所でした。んー、アベツクか便所か、さすが喜び多き喜多院(謎)
喜多院のすごさはこれだけではありません。400円の拝観料で、境内の茶店の横にある500羅漢も見ることができるのです。算用数字を使うとちっともありがたみがわきませんが、なんせ冒頭の写真のようなおっさん地蔵が500体以上も並んでいるのです。400円の拝観料のおまけコーナーじゃなかったらあんまり近づきたくないマニアックさです。
たとえばこんな感じ↓
アベツク↓
↓それを見ているわたくし
けっこうなお散歩でございました。
祝DVD第2弾… [これはいいね]
長らく都内に潜伏しておりました。このほどDVDの機械がバージョンアップし、なんと録画したものをDVDに落とせるまでになったのです(祝)…はあ…。予約していたレンタルの機械が届いたからなのですが、扱い方をまた1からお勉強。しかも、DVDに落とすには録画モードがいくつもあって、二重音声がどうとかファイなんちゃらがどうとか、そういう呪文もたくさんあって、なんでこうモノづくりの方々はいろんな機能をてんこ盛りにしたがるのかさっぱりわかりません。
つい今しがたも、18~19日のWL日本VSロシアの再放送を録画するつもりが、放送中の「アグリー・ベッティ」の録画が始まってしまいました。中止して消去するやり方がわからず、ムキになって本棚から説明書を引っ張り出したらお供の本がたくさん降り注ぎ、やる気をなくしてそのままベッティを見てしまいました。以前、NHK地上波の深夜でも放送されていて、その時からけっこうお気に入りだったので、まあいいんですが。
そんなわけで、旧型の録画機械のほうに入っていたバレーボールはみんな、ケーブルテレビの人が持って行ってしまいました。一応、すべて観ていたのですが、気になっている部分があって見返そうとしていた矢先。「せめてこの試合だけでも…」と石川さゆりの「天城越え」のように追いすがってみたものの、ケーブルテレビの人はニヤッと笑ってそれっきりでした。無念。
WLブルガリア戦で3-2で勝った試合、清水の代わりに越川がオポジットに入り、きっちり仕事をしましたよね。体型や動きは決して本調子ではなかったと思うのですが、それでもライト攻撃のパワーやキレが増していたように思います。ブロックもおおっ!と思うほど良くなってました。越川がオポジットに入るとサーブレシーブの枚数も増えますし、オプションとしてはかなりいい感じ。
主要大会までに、こうやって一つ一つカードを増やしていけると期待感が高まります。次は石島がオポジットに入るバージョンも試してみてほしいですね。ライトバックアタックで清水並みかそれ以上に炸裂したりして。楽しみです。
世間では東京都知事選や衆院選やといろいろあるようで。そのまんま東騒動で辞任した自民・古賀が「今回のことを私の教訓として」と言っていたのが笑えました。芸能界の感覚で政治をやってるそのまんま東に、カビのはえた選対手法が通用するわけもなく。ということ以前に、主権者はそのまんま東や古賀ほどバカではありません。
宮崎県民は(自分たちで選んだとはいえ)気の毒ですねー。県民を踏み台にしてのし上がろうとするそのまんま東。そのまんま東が出馬断念する前、マスコミの「もし衆院選に転出できなかったらどうするんですか」という質問に、「(残り任期を)ふらーっとして過ごす」と答えて物議をかもしました。「誤解を与えた」として撤回してますが、冗談じゃない。誤解の余地もないぐらいムキ出しの本音でしょう。
宮崎の農産物の行商に飽きてしまったんでしょうね。もともと、徴兵制の導入や体罰(という名の暴力)をOKとする人ですから、国政への道が断たれたいま、やぶれかぶれでとんでもないことをし始めるかもしれません。一方、そのまんま東と同じ発想プラス核武装論者でもある橋下は、今回は周りの意見を受け入れ、本来の弁護士業務である破産管財人に徹するようですね。そのまんま東とも一線を画すそうでなによりです。1期の間に大阪府の負債整理を済ませ、芸能界へ帰っていただきたいと思います。
そして8月は衆院選。WGPを差し置いて選挙のほうに集中してしまうかもしれません。
水うがいと薬うがい、効果は変わらず。 [これはいいね]
新型インフルについてarea71さんが記事にされているので、それに呼応する形で聞いた話をひとつ書いてみようと思います。
うがいについて。前にも書いたような気もしますが、まあいいや。
実は、日本は”うがい大国”です。公衆衛生のオプションの一つとして、これだけうがいが普及している国は日本だけ。名前はちょっと忘れましたが、戦後(たぶん)、とあるお医者さんがうがい・手洗いの重要性をコツコツと広めた結果だそうです。そのころまでに、うがい・手洗いが感染症予防に効果があることは、経験則として知られていたようなんですね。
うがい・手洗いが社会に根付いたことで日本人の清潔好きはさらに加速。”うがい薬”や”薬用ハンドソープ”が市場を作るほどに発展しました。ただ、うがいがなぜ感染予防に効果的なのかを明らかにした疫学調査は、どういうわけかずっと行われていなかったのです。
で、ここからがミソです。国立大学の西の雄と呼ばれる某大学が、うがい薬といえばこれというほど有名な商品を作っている製薬会社から依頼(?)を受け、「うがい薬の効果」について研究を始めました。もちろん、「効果あり」との結論が出ることを見込んでのことです。
だがしかし。人生はたまにイジワルです。京都にあるあの大学の知力を結集して調べたところ、
・水うがいには感染予防の効果がある
・薬うがいにも感染予防の効果がある
・二つの効果には大差がない
という結論が出てしまったのです。3つ目が余計…。みなさまガックシ…。
しかし、悪夢はこれだけでは終わりませんでした。研究の過程でなんと、
・うがい薬を使いすぎると、かえって感染症にかかりやすくなる
という結果まで出てしまったのです。ヤブヘビもいいところですな。
とはいえ、税金をつぎ込んで研究しているわけですし、なにより大学の使命として、結果を発表しないわけにはいきません。そこはさすがの京大、包み隠さずすべてオープンにいたしました。
そのときの先生方のご説明では、
・うがいに効果があることは裏付けられたんやけど、理由はわかりまへん
・水と薬で差がない理由もわかりまへん
・薬を使いすぎたら効果がさがる理由もわかりまへん
という非常にブルーなものでした。
先生方もこれではさすがにいけてないと思ったのでしょう。とりあえずの仮説として、
・のどには悪玉細菌やウイルスの侵入を食い止めるための細菌叢(そう)がありますのや。薬が濃すぎたり回数が多すぎたりすると、そのバランスを崩してまうのとちゃいますやろか
とのことでした。ほんならやっぱり、リスクを避けるためには水うがいのほうがええんちゃうのん…という疑問には、
・適量のうがい薬やったら口の中の殺菌にはききますのやけどな…
というすこぶる苦しいお答え。ナイスです。口内炎の方は適量を守ってグチュグチュうがいをするとよさげです。
そんなわけで、新型インフル対策!!!とばかりにせっせと薬うがいをしている方は、ただちに水うがいに切り替えましょう。きっとそのほうが、免疫力が保たれていい感じだと思います。やっぱり自然がいちばんです。
番外編 ~女たちの台北~ [これはいいね]
触る女
さわってるのは豚肉のかたまり…。店の人、黙認…。
計る女
場所は関羽をまつった廟の片隅…。お参り…。
唱える女
唱えたいけど老眼で見えない…。肺活量も…。
願う女
ここは縁結びの廟…。そして早朝…。
いない女
若いおにーさんを追いかけて行ってしまいました…。
寝そべる女
お乳ぱんぱんで動く気になれません…。
台北はおいしい♪ ~屋台・その他編~ [これはいいね]
GWの5日、6日は雨台北で4日から雨模様になっていたので、それがそのまま日本に流れてきたのかも。
台北に滞在中はすべて晴天で、毎晩、夜市で屋台のものを食べてました。
台北の夜市と言えば士林。土曜の夜ともなるとこんな感じです。
↑これは駅近くのほんの入り口。ここから夜市の中に入っていくまでで、すでに大変というぐらいの混みようです。
そんな士林で、満を持して挑戦した一品がこちら↓
臭豆腐。文字通り、ほんとに臭いです。子どものころに親の実家の近くでかいだ旧式の養鶏場のにおいでした。1丁まるごと揚げてから一口大に切り、薄味のタレをかけて酢漬けのキャベツをのせ、唐辛子を添えて完成。写真は1人前約100円なんですが、2丁分あります。
左側に見切れているのは、魯肉飯と杏仁ミルクティータピオカ入り(←大好物)。当初の予定ではこっちがメインだったのですが…なんと、臭豆腐を完食。最初の1個目が臭かったものの、キャベツの酢漬けと一緒に食べると意外とうまいことを発見。日本の厚揚げよりもさらにサクサクで、スナック感覚で食べられます。
一方、魯肉飯は脂がけっこうきつく、結局、この1回しか食べませんでした。もっとうまい店で食べると違ったのかも。第一印象、かなり大事です。
もう一つ、ぜひ食べたいと思っていたものがこちら↓
カキのオムレツです。上にかかっているタレは店によって違うようで、この屋台では…ジャムかなんかを薄めたみたいな不思議な甘みのものがかかってました。このタレがなかったら、もっとうまかったかも。っていうか、大阪人の私としては”どろソース”をかけたかったかも。
夜市は台北にいくつもあって、規模は士林が圧倒的にでかいのですが、ほかもそれぞれ特色を出していました。最近、士林に対抗意識を燃やしている(らしい)のが饒河夜市。
入り口には巨大な廟があります。
6階建て↑。上まで上がれます。夜市デートを楽しんでいる若い2人連れが何組も、ながーい線香をもってお参りしてました。
ここで食べたお気に入りがこちら↓
「日式大阪お好み焼き」と書かれた看板に吸い寄せられて挑戦した一品。キャベツを玉子たっぷりの生地で包み焼きにし、そこにシーチキン、コーン、ニンジンをどばどばとのせ、マヨネーズをかけてからかつおぶしをふりかけてます。どろソースがないのが残念ですが(←しつこい)、ダシがきいててうまかったです。
その上にのっかってるのは、”りんごあめ”ならぬ「プチトマトあめ」。日本と同じで、ほとんどの屋台が合成着色料たっぷりのものを売っていたのですが、この屋台だけは「無着色」を売りにしていたので買ってみました。あめがバリバリでトマトがジュワ~な感じ。といっても、甘すぎることなくちょうどいいおやつでした。
ホテルの近くには、寧夏夜市という小さな夜市がありました。まだ発展途上で、屋台は通りの全長の半分ぐらいまでしか出ていませんでしたが、その分、観光客よりも地元の人でにぎわってました。
そこでのお気に入りがこちら↓
↑この屋台はひとつながりの串焼き屋さんです。左側が肉類と魚介類、右が野菜類と臭豆腐など。ざるの中に好きな串をいれて渡し、その場で焼いてもらいます。1本約30円。士林や饒河の夜市にも串焼き屋はありましたが、ここまでの種類と安さで提供している屋台には出会いませんでした。
日本語が通じないので英語でお願いしたところ、若いお兄ちゃんたちが「あいつ呼べ!」みたいなことを言い(たぶん)、カタコトの英語ができるお兄ちゃんが登場。無事、注文できました。
ここに限らず、レストランでもコンビニでも駅でもどこでも、台北の若者たちは英語で話しかけると、物怖じせずに英語で答えてくれます。レベルはさまざまですが、こっちもつたない英語なのでお互い様。「それよりも通じることが大事」という姿勢で、ずいぶんと助かりました。
最後に、これは夜市ではなく、地下鉄・中山駅の近くにあった「温州饂飩」の店で食べたジャージャー麺と野菜(香草?)のおひたし。
デパートや高級レストラン、外国系ファーストフードなどがひしめく一等地にありながら、1杯100円程度のうどんと1皿80円ぐらいの副菜を商っているお店です。めちゃうま。地元の人にまざって遅い時間に食べていると、中国(大陸)からのツアーの人たちがどどどっと押しかけてきました。
rio調べによると、本場の人たちの平均は「汁入り麺+副菜2品」か「汁なし麺+ワンタン+副菜1品」でした。私の献立にはワンタンが足りません。次回、リベンジしたいと思います。
そんなわけで、四六時中、なんか食ってた私です。地元のものだけでなく、コンビニのおにぎり、モスバーガー、ソフトクリーム、スタバのコーヒーなどなどあらゆるものを試しました。
そんなわたしが最終的にたどりついた店が「台北牛乳大王」(Taipei Milk King、略してTMK)。写真を撮り忘れてしまったのですが、ホームページはこちら。中国語では、牛乳は「女」編に「乃」の「奶」の漢字を使うと思うのですが、この店では、メニューもすべて「牛乳」で統一していました。日本人が○○ミルクと書くのと同じ感覚でしょうか。
ここの飲み物は、屋台(約90円/700ml.)の倍ぐらいの値段なんですが、うまさは格段に上です。台北界の”White Cosy よつば”と呼びたいぐらいです。看板メニューのパパイヤミルク(木瓜牛乳)を頼んだところ、若いお姉さんが巨大パパイヤに鮮乳をぶっかけてごんごん粉砕し、あっという間に作ってくれました。
いまのところ台北市内にしか店舗が無いようですが、日本でもこの値段でこの量でやってほしいなあ。ここもまた、次の機会があれば必ず行こうと思ってます。
台北はおいしい♪ ~レストラン編~ [これはいいね]
今回の旅の最大の目的は”うまいものを食う”でした。フレンチだイタリアンだと言ってみたところで、うまいもの率が圧倒的に高いのは、やっぱりアジアなのではないでしょうか。というわけで、台北のお気に入りの写真をアップしてみたいと思います。
とはいえ、食べることに夢中で撮り忘れたもの、ピントがぼけたものなどいろいろあって、ここにアップするのはごく一部です。日本にも支店があって、観光客に大人気の『鼎泰豊』の小籠包も撮り忘れました。ここの小籠包がうまかったのは当然として、デザートに頼んだ”ごままん”にはまりました。ごま好きにはたまりません。
小籠包の次に、レストランで食べたものがこちら↓
どのガイドブックにも載っている『欣葉』という高めのレストランで、最初から決め打ちで食べた2品。というのも、area71さんが「最高のご馳走」と紹介されていたからです。うまかったです。
たまご焼きは中までしっかりと火を通しつつふわっとした仕上げ。切干大根のコリコリ感がアクセントになって面白い食感です。しじみとしらすのスープはダシがものすごく濃厚で、あっさり目が特徴の台湾料理としては珍しいかもしれません。紹興酒かなにか、香りの強い酒をたっぷり使っているのではないかと思いましたが、実際のところはどうなんでしょうか。
ちなみに、この『欣葉』は”老舗”なんだそうですが、開店は1970年代の後半です。どうやら台湾では、1980年代から昔に出来ていれば老舗を名乗っているようです。100年を超えて初めて”老舗”と呼ばれる京都の感覚からすると、30年余で老舗???って感じですが、言葉の意味そのものが違うのかもしれません。
もう一つ、売り出し中のレストランにも行ってみました。『竹里館』というお茶の店です。中通りで始めた喫茶&レストランの規模を広げ、レストランを切り離して大通りに展開したそうで。知らずに本店のほうへ行ったところ、なんとレストランまでタクシーで送ってくれました。本店もレストランも、ほぼすべての店員が日本語を話せる(カタコト含む)ところからすると、相当、日本人観光客に力を入れているようです。一生懸命、接客をしてくれました。
頼んだのは、宮廷料理風のコース。といっても、1元=3円で計算して、2300円ぐらいです(サービス料含む)。お茶の店なので、料理にふんだんにお茶を使っているところが特徴です。
コースの中で、特にうまかったものがこちら↓
前菜の一つ。オレンジの上に載っている梅みたいなものは、プチトマトを蜜で煮たものです。これを食べて、トマトはやっぱりフルーツだったんだ!と実感しました。蜜のほの甘さとトマト本来の甘み・うまみが調和して、プーアル茶にめちゃめちゃ合います。レシピほしいぐらい。実は、トマトの後ろに控えている脇役が梅なんですね。梅を脇役にするプチトマト。おそるべし。
続いてのお気に入りは、エビとウーロン茶葉の炒め物(龍井蝦仁)。シンプルですが、エビのうまみとウーロン茶葉のほろ苦さがくせになります。味付けは塩ベースの薄めで、とても上品でした。
間の料理をすっとばして、次です。
今回、宿敵=シイタケと、なんと歴史的和解を果たすことに成功しました。その一品がこちら↓
食べる前から「シイタケです」と聞かされていたので、ご覧のとおり、やる気のないピンボケです。が、なんとこれがうまかった!衝撃でした。料理名は「紅茶玉串」。シイタケは揚げてあってパリパリの衣(←かたくり粉?)。そこにほのかに甘い紅茶ダレをつけ、ねぎまふうにしています。シイタケ臭さゼロ。言われなければシイタケとはわからないでしょう。
そしてもう一つの衝撃がこちら↓
メインのほうは、タラをウーロン茶葉で軽くスモークしたもので、かすかに酸味がある醤油・お茶ダレにつけて食べます。とても上品な一品なんですが、私が心を奪われたのは、この料理と一緒に出てきた飲み物(写真後ろ)。「桂花烏龍茶醋」という名前で、桂花=キンモクセイ、烏龍茶、醋=酢です。つまり、キンモクセイの香りがするウーロン茶と酢でできた甘いドリンクなんですね。店員さんいわく「消化と美容に効果がある」のだとか。この店の開発商品なのか、どこからから仕入れているのかわかりませんが、思わずお土産に買ってしまいました(←びん入りなのに)
最後はデザート↓これに、オーナーがブレンドした「私蔵茶」がつきます。
写真の縮尺がおかしいことになってますが、すべて一口サイズです。右上が、ピーナツ粉をまぶした餡入り団子。その下が、もち米を荒くつぶして杏仁風味の餡を入れた団子。左側が豆餡を固めたシトラス風味のお菓子でした。和菓子好きならきっとはまると思います。思い出したら腹減ってきてしまいました…。
実はこのお店、なぜか新潟県にフランチャイズがあるんですね。店の人に紹介されてネットで検索すると出てきました。『茶趣茶楽』というお店です。「私蔵茶」は会員限定商品になってます(会費無料)。そそられます。台北の本拠地のサイトはこちら。
というわけで、『竹里館』をとても気に入った私は、お土産を買っただけでなく、中国語で書かれたアンケートまで(漢字から意味を想像して)答えてあげたのでした。
紹介した料理は一部です。ほかにも、「紅茶で風味付けしたスペアリブ(滇紅子排)」や「松の実とごぼうの炊き込みご飯(牛蒡拌飯)」などもついてました。すべて少しずつの量なので、”おいしいものをちょっとずつ食べたい”人向けです。いつかまた台北に行く機会があれば、きっと立ち寄ります。それにしても腹減った…。
台北はおいしい♪ ~私が出会った日本編~ [これはいいね]
台湾が親日ということは聞いていましたが、噂にたがわぬなかなかのものでした。裏表なく、ただまっすぐに”日本っていいよね!”って雰囲気。
たとえばこんな感じ↓
アクエリアスが日本で大ブームだったのは、私がいまよりさらにぷりぷりの少年だったころのような気がしますが…大ブームだったこと自体は間違ってないわけで。好感が持てます。
日本の有名人も紹介されていました。たとえばこの方↓
だれ…。この絵によく似た俳優がいた気がしますが、名前はA-Beじゃなかったと思います。っていうか、この方、そもそも日本人なんでしょうか?
A-Beさんのお店の近くでは、こんなものも売られていました↓
私はどこを旅行したのでしょうか…。まりも自体はあちこちにありますが、「阿寒湖のまりも」となると日本の特別天然記念物。産地××…などという流行の四字熟語が浮かびつつカメラを構えてのぞき込んだところ、香具師がとても困った顔をしたので許してあげました(←そんな権限ないけど)。まりもが不幸を呼び寄せる前に、商売の方向性を変えたほうがいいと思います。
こうした産品や人物だけではありません。日本の伝統文化もすみずみまで行き渡り、しっかりと根付いていました。たとえば、ガイドブックにも載っている迪化街でのこと。
朝早くから拍子木を打ち鳴らし、通りを南下して行きました↓
奈良の山の辺の道が好きで、数年前まで、年に一度は桜井~天理(大神神社~石上神社)までのコースを歩いていました。この色と紋章を見るのはそのとき以来です。ちなみに、私の中で天理といえば、紫のアンダーシャツが印象的な高校球児たち。それ以外のことはよく知りません。
その迪化街の近くには、こんな建物がありました↓
建物の脇の路面に埋め込まれていた説明書によると、「大正12年」に建てられた陶磁器かなにかの店だったそうです。写真右の赤い部分はレンガが敷き詰められた抜け道で、建物の現オーナーの好意で私道を開放しているのだとか。オーナー名はわかりませんでしたが、あえて「大正」と書いているところからすると、もともとは日本人だったんでしょうね。
この建物から東へ10分ほどいくと、こんなお店がありました↓
「上井」という名前の日本料理店です。大通りに面しているわけでもなく、見つけるのは至難の技だと思います。赤い横断幕には、「めでたい母の日!上井はクロマグロでの宴会をめっちゃ予定中やでっ!」と書かれてます(たぶん)。気になったのですが、まだ準備中で中に入れませんでした。
このお店から宿泊先までは歩いてすぐ。満足した私はホテルに戻り”ウン-タッチ”。無料のコーヒーで一息ついたのでした。
台北はおいしい♪ ~ホテル編~ [これはいいね]
出発前に豚インフルという名前だった”はやり病い”が、戻ってきてみるとインフルAという滋養強壮剤みたいな名前になっていてなにがなんだか…というほど浦島太郎というわけではなく、ホテルでCNNとNHKと台湾の各テレビを見比べていたのですが、いちばん扱いがでかかったのはやっぱりNHK(日本)でした。季節性のA型ウイルスに感染したというだけで、犯罪の容疑者のようにマスコミに追い回された方々が気の毒でなりません。
それはさておき、GW期間中に旅行するという長年温めてきたプランをついに実現させました。円高を武器にジャパンマネーをプッシュプッシュでタクシーをばんばか使って観光地とみやげ物屋だけを巡る超ミーハー旅行を計画…しても”慣れないことは無理”ということがよくわかった旅でした。おかげさまで国内旅行よりも安かったです。
着いた当初からうっかりバスと徒歩で移動。この時点で計画が崩れていたことにあとで気づきました。夜遅くの到着だったのに空港からバスで市内へ、さらにバス停から知らない夜道を10分ほども歩いてホテルに行くような人たちはみんな、中国語で会話をしていました。ちなみに、8年前は10回に1回ぐらい通じたはずの私のカタコト中国語(←大学で習った…というのも恥ずかしい程度)が、今回はまったく通用せず、言葉は生き物だよなあと感じた次第です(違)
言葉が通じない+夜道+方向音痴という三重苦を乗り越えて到着したホテルは、外観はともかく中はとてもきれいで、フロントのみなさまは日本語が堪能。部屋は十分に広くて清潔で朝食付きでこの値段!?と喜ぶ私を出迎えてくれたのが、冷蔵庫にぺったり張られた↓標識でした。
有り金をはたいて買い占め、日本で売ればひと財産築けるんじゃないかと思い立ち、とりあえず試飲をしなければ!と一缶あけたところ、気づいたら朝になっていました。効果抜群。
ただ、腹ごしらえにと朝食を摂りに行った先で、さらにこんな標識↓に心を奪われてしまったのです。
私は毎朝コーヒーを飲むので、どうしても↑こっちのほうに心を奪われてしまい、”買占め”をきれいさっぱり忘れてしまいました。無念です。次のチャンスがあれば、きっちり輸入しまくりたいと思います。
と、まあこんなぐだぐだな感じで旅が始まったので、最後までこんなぐだぐだな感じで、私にとってはとても快適な街&旅でした。
これぞ台北!という情報は、台北マスターで中国語も堪能なarea71さんがたくさん紹介されているので、ぜひそちらをご訪問ください。私は台北ビギナーらしく、これぞ台北…?というノリで、うっかり撮ってしまった写真なんぞを何回かにわけて紹介してみたいと思います。よろしくお付き合いくださいませませ。