あいうえおーすとらりあ 【お…オージー気質】 [あいうえおーすとらりあ]
【お…オージー気質】
イギリス(ヨーロッパ?)には国民性(の固定観念)を盛り込んだ「天国と地獄」というギャグがあるそうです。「天国では、イギリス人が警察官、フランス人が料理人、イタリア人が愛人…(中略)地獄では、ドイツ人が警察官、イギリス人が料理人、スイス人が愛人…」というもの。それでは、イギリスの植民地から始まったオーストラリアはイギリスに近いのでしょうか?これがけっこう違うようで、良いところでは「フレンドリー、親切、スポーティ」、悪いところでは「おおざっぱ」が大体共通したイメージのようです。
フレンドリーな人は確かに多いと思います。店も何回か通えば店員がすぐに顔を覚えてくれます。でも、中には白人以外を差別してあいさつすらしない店員もいます。公共交通機関や街中のインフォメーションでも、白人が尋ねたことには丁寧に答え、それ以外のときは単語だけでそっぽを向く人も少なからずいます。尋ねる側の英語力の問題もあるのでしょうが、「誰もがフレンドリー」なのは限られた観光地のスタッフだけで、あとはその人の人格によるのでしょう。
矛盾するようですが、親切なのはかなりの確率で当たっていると思います。道を聞かれて逃げ出す(聞かれそうになって避ける)ような人には会ったことがなく、逆に向こうから声をかけてくれることもあります。バスや電車で座席を譲り合うのは当たり前、乗り物やエレベーターなどに乗り降りするときも、窓口などで並んでいるときも基本的に譲り合っています。
「おおざっぱ」は的外れなような気がします。少なくとも公共の場はきちんとしています。どこの店でも商品はきちんと並べられていますし、電車やバスも時間に正確です。平日の昼間でも、はだしにサンダル、Tシャツ、短パンでうろうろしていたり、公園やビーチで遊んでいたりする男女(どちらも年齢問わず)がとても多いので、そこからきたイメージかもしれません。
最後にスポーティ。これは当たっているでしょう。若者はもちろん、冬でも競泳用パンツで泳いでいるおじいさんもいれば、早朝からランニングしているおばさんもいます。中年のオッサンたちが集まって休日にスケボーで遊んでいることもあります。
ただ同時に、肥満人口も急増中で、近いうちにアメリカのようになってしまうと一部報道で警告されていました。
次回は【か…カモメ】シドニーでは、ハトと同じぐらいカモメが一般的な街鳥なのです。
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