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あいうえおーすとらりあ 【こ…子ども】 [あいうえおーすとらりあ]

【こ…子ども】

 少子化に悩む日本に比べ、オーストラリアの出生率はここ数年、連続して上昇しているそうです。2005年は1.7をこえたとか。確かに公共の場で子どもたち(特に乳幼児)や妊婦の姿が目立ちます。ショッピングモールなどでは、赤ちゃんに授乳したりオムツを替えたりできる「ペアレンツルーム」が充実しています。身障者用のトイレに併設されている場合も多く、充分な広さがあります。

 

 妊婦さんたちもずいぶん様子が違います。マタニティ・ウェアのようないかにも妊婦という格好をしている人はあまり見かけません。スカートにブラウス、ウエストがゴムのパンツにTシャツといった普段と同じ格好が目立ちます。繁華街や観光地など人が多く集まる場所にも気にせず出かけていく人が多いようです。それだけ社会の受け入れ態勢が整っているということなのかもしれません。

 

 わたしがよく通っている図書館にも小学校に上がる前の子どもたちが、お母さんに連れられてたくさん来ています。お母さんと子どものやりとりを聞くのは英語の勉強にはとても役立ちます。ネイティブが言葉を覚えていく様子が伝わってくるからです。同時に、絵本を読むのも有効です。絵本に使われている単語や文法は、幼児が無理なく理解できるものに限られています。しかし、外国人にとっては、知らない単語や理解に時間がかかる文法(表現)がけっこうあります。こうした単語や表現を知っていれば、ネイティブとの会話もより自然になると思います。

 

 こちらに来た当初にホームステイしていた先にも、5歳と8歳の姉妹がいました。お姉ちゃんに年齢を聞いたとき、「わたしは8歳で妹はもうすぐ6歳」という答えが返ってきました。原文は「I’m 8, and she is nearly 6」です。日本語→英語で「もうすぐ6歳」を考えるといろいろな言い方があると思ってしまいますが、自然な会話で使うのは“nearly”でした。お母さんに同じ質問をしても”nearly”を使っていました。

 

 また、5歳の子に折り紙を教えてあげたことが発音や文法の練習につながりました。5歳ぐらいの子どもにとっては、間違った発音や文法(時制)から相手の言いたいことを想像することが難しく、反応がストレートに返ってくるからです。一緒に絵本を読んだときは、一つ一つの単語を繰り返し発音してくれた上、こちらの発音が正しいかどうかチェックしてくれました。5歳の子が読めない単語もたびたび登場し(giraffeなど)そのたびに「Mammy!」と聞きに行くのも面白くて、ほかのステイメイトも加わってよく一緒に遊んでいました。

 

次回は【が…学校】。留学生がどういう学校に通い、どのような進路を選んでいるのか、わたしの体験もまじえて紹介します。

 


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