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新マチベンVS必殺仕事人2007 [レビュー]

NHK「新マチベン」第2回も面白かった。筋書き自体もなかなかよかった。第1回で、痴漢事件の裁判が始まったんだけど、法廷で原告が「痴漢はうそ」と発言。会社の不祥事の責任をなすりつけられてクビにされた夫と、そのことでいじめられて自殺した娘の無念を訴えるために偽装したという。そのせいで会社側に損害賠償で反訴されてしまう。事態打開のために原告側は夫の証人喚問を要請するんだけど夫はすっぽかして…。という展開。結局は、夫が証言台に立ち、会社の不祥事は夫と被告の共謀でミスを隠蔽したことが原因で、妻にはそのことを隠していたと明らかにする。

いやー、迫力があった。演技力がある人を集めて作ると、こうしたアップダウンの少ないネタがすごく見ごたえのあるものになるもんなんだなあ。3人の60代弁護士のバランスも絶妙。来週は新しい事件を引き受ける。そのうち弁護士たちの過去も明らかになっていくはず。全部で6回らしいので、緊迫した展開が続くんだろうな。来週も見よ。

テレ朝系「必殺仕事人2007」は途中から見たんだけど、コントかと思った。ジャニーズを出せばいいってもんじゃないだろう。俳優陣の演技力がまずいわけではなかった。伊賀忍者役の水川あさみと、東山紀之の妻役の女優(名前知らない)はひどかったけど、ほかはまあまあだったんだよね。なのにコントに見えてしまうのは、演出と脚本の問題だと思う。若年層を意識したのか全体的に軽い作りで、仕事人=裏稼業の持つ陰りや苦悩がぜんぜん描かれてなくて、渋くもなんともないのだ。松岡昌宏演じる絵描きが悪役のデコに筆で何か書いたとたん、悪役の顔が光って死んでしまった演出には大笑いしてしまった。

同じテレ朝系のベタな復活モノだったら、「菊次郎とさき」のほうがよほどましだった。長期にわたって番組宣伝してたけど、その中で過去の「仕事人」の再放送をずっとやってた。そのせいで目が肥えてしまたのである。戦略がぬるいぞテレ朝。


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