映画『リトル・レッド』 [レビュー]
10月6日の公開が決まりましたね。2005年末に公開されたアメリカ映画(原題『Hoodwinked』)で、ちょうど1年前にシドニーで見ました。かなり面白い。邦題と邦題用のHPはネタのヒントが織り込まれているので、新鮮な気持ちで見たい人は予備知識なしで行くのがお勧め。特にキャスト紹介は見ないほうがいいかも。
リトル・レッドってようするに「赤ずきんちゃん」なんだけど、あなどるなかれ。コメディタッチの本格派ミステリーです。アニメなんだけど人形劇のような柔らかみある映像、そこからは想像もつかないほどスピーディーな展開のギャップが最高。センスがいい。アメリカ映画のいい面が凝縮されてます。
アメリカのアニメといえば、『オープンシーズン』が日本でもヒットしました。これもシドニーで見ました。自然VS人間という定番ながら細かいギャグが面白い。完全に子供向けだったので、映画館は家族連ればっかりでしたが。でも『リトル・レッド』は大人でも楽しめる内容なのでカップルも盛りだくさん。何回か見に行った友達もいるほどでした。
ハリウッドは最近、リメイクばかりで行き詰っているけど、アニメは日本を追いかけて成長著しいですね。今年DVDで発売された『モンスター・ハウス』もこれまたシドニーで大盛況。スピルバーグとゼメキスが組んだアニメで、ホラータッチのヒューマンドラマ。社会問題からも逃げずに正面に据え、でも最後はハートフルにまとめている良質の映画です。
秋の夜長はアメリカのアニメ3本でゆっくりと、はいかがでしょう。
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