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バレーボールもいよいよ佳境、スポナビを中心に戦術解説のブログがたくさん登場して、バレーを見る楽しみがさらに増しているこのごろです。このブログにもたくさんのアクセス、コメント、ありがとうございます。

ポーランドに勝ったあと、バイオリズムがどんどん低下しているように見える日本。プエルトリコ戦ですでに動きが重かったし、カザフスタン戦後には「足が動かなかった」というコメントが出てくるし。それでも全勝で来ているわけですから、地力はついたんだと思います。

強かった頃の日本は選手交代をしないのが当たり前でしたよね。特に女子は、実業団リーグの優勝チームを中心に代表を組織することが慣例でしたから、日立の黄金期には、全日本はまったく変わり映えしないメンバーでした。外国勢でも、たとえば黄金期のキューバはメンバーがいつも同じでした。最初から最後までスタメン固定で、たまにピンチサーバーを使うぐらい。中国やロシアは、今も昔もほとんど選手交代をしませんよね。バレーは展開が速いので、個々の選手がきちんと機能するためには、水泳のシンクロに似た同調性が求められると思います。そういう意味で、理想は選手交代をしないことだと思うのですがいかがでしょう。

それでも、強ければ観客は魅了されます。

今大会、全日本は順当に勝ち星を重ねていますが、強いのかどうかはよくわかりません。相撲で言えば、寄り切りか押し出しばっかりで勝っている感じ。これができるのは相手との実力差が大きいからに違いないのですが、差がある理由が「日本が強くなったから」なのか「相手が弱すぎるから」なのか、その辺のところがいまいちわからない。それがワクワク感を奪っている2番目の理由だと思います(1番目はもちろん、切符を取れることが最初から確実だから)。

日本の強さは最終日のセルビア戦で…という向きもあるようですが、私はあまりたいした試合にならないのではないかと予想しています。このまま行けば最終日までには日本もセルビアも切符をとって、完全な消化試合。実力差はそれほどないでしょうが、全力を出し切る動機がない。夏にはWGPもあるんだし。ということで、お互いにぐずぐずな試合になるんじゃないかと。

そうしないためには、河合を先発させて、「お姐さんたち、河合のために打って拾ってんてこまい」ってのがいいんじゃないかと思います。竹下の後継者をつぶすわけにはいかないので、そりゃあみなさん疲れも何もそっちのけ、ベンチもコーチも監督も、それこそみんなが「団結」してがんばるでしょう。

思えば、中田だって竹下だって、そうやって育てられてきたわけです。タイ戦、セルビア戦、そして夏のWGPと、それぐらいしてもいいんじゃないかと思います。


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コメント 4

madoka

>理想は選手交代をしないことだと思うのですがいかがでしょう。

うーん、そりゃあコートにいる6人(+リベロ)が完璧に機能していれば(今の中国やロシアはそれなのかもしれない)、「選手交代いらず」は確かに素晴らしいと思うのですが…。

私はやっぱり、12人がそれぞれに実力も個性もあって、相手チームに合わせてスタメンを変えたり、不調な選手がいたらサッと下げてコートの外から冷静に試合を見させたり、というようなことが出来るチームの方がいいなあ。
タイプの違う選手が出てきて、試合をガラッひっくり返すのって、見てて面白いじゃないですかぁ♪(←無責任。)

試合中、タイムをとっても流れが変わらず、ズルズルと相手ペースになっていってる時に、「控えがおるだろうが!」「カーッ!8点差もついてからようやくチェンジかよ!」「24点になってから櫻井投入?いくら櫻井でもなんもするヒマないわ!」とか、猫を相手にブツクサ言っている私です…(-公-;)。

rioさんの「セルビア戦で団結作戦」、それ絶対いい~~~!!
いや、もちろん、負けたりしたらゼッターランドさんに怒られると思うので(笑)、河合で「勝ちに」行ってほしい!
テレビ的にも、日本人は「ガチメンでグダグダな試合」より、「けなげに頑張る高校生と、それを懸命に支える先輩達」という図の方が、絶対好きでしょう~。
たとえダメでも、テレビ局さんがいくらでも素敵な”物語”を作ってくれるさ。
安心して頑張るのだ河合!
とにかく、見て面白い試合をやるのだ~~~!(←無責任。)
by madoka (2008-05-23 03:39) 

rio

>madokaさん、河合はもう高校生ではないと思います。。。

柳本監督ってアテネ五輪まではけっこう激しいベンチワークを見せてたんですよね。スーパーサブ佐々木(と杉山)の存在も大きかったと思うんですが、それだけ台所事情が苦しかったのかなと。

そんでもってアテネ本番の初戦、調子が悪かった高橋をいきなり代えましたよね。一部の選手たちは、「あれでチームのリズムが完全におかしくなった」と振り返っています。それが正解なのか、あとづけの言い訳なのか、わかりませんが。

野球のように「先発、中継ぎ、抑え」という役割分担がしっかりできるスポーツ、サッカーのように選手交代で休ませることが作戦の一つであるスポーツもありますが、バレーの選手交代は(ワンポイントの場合以外)ほぼ100%、ネガティブな意味合いを持ちます。

セッターはトスを変えなくてはいけなくなり、レシーブやブロックの位置取り・タイミングも変わってきます。そういったことを帳消しにする圧倒的な攻撃力と威圧感があれば別ですが、そうでなければ…なんて、高橋/狩野の交代を見て、そんなことを思ってます。

ところで、JTマーヴェラスの選手紹介をのぞいたところ、10代の小娘ながらブルガリとグッチが好きだとおっしゃる河合さん、得意なプレーは「速いトス」だそうです(笑)。なんと頼もしい。速いだけじゃだめなんだ、ってことも、竹下姐さんを反面教師にして学んで欲しいと思います。
by rio (2008-05-23 05:29) 

madoka

あ、そうでしたね、勢いで「高校生」と書いてしまいました。失敬失敬。
そうなんですよねえ、よりによってJTなんですよねえ…。
高さもほとんど変わらないし、「竹下2世へまっしぐら」…にはならないでほしいですね。
しかし、ブルガリとグッチですか!
いやー、それはなかなか…(゜∇゜;)…頼もしいですな…。

まあ、今の全日本の選手選考ではネガティブなメンバーチェンジしかできないかもしれませんが、練習期間(コンビをあわせる時間やレシーブやブロックのフォーメーションを詰めていく時間)が短い全日本では、やはりしかたがないんでしょうかね。
(Vリーグではけっこうポジティブなメンバーチェンジもあるような気がするのですが…。それはまた別の話ですね。)
by madoka (2008-05-23 15:57) 

rio

>madokaさん、ブル狩りとか愚っ痴とか、私は持つどころか触ったこともありません…orz

上記のやりとりがあっての韓国戦、柳本監督は高橋→狩野、というポジティブ(に見える)選手交代をしましたね。高橋のディグがイマイチ、というのもあったのかもしれませんが、前でも狩野を使ったところを見ると、相手を惑わす&高橋を休ませる作戦だったのかも。

Vリーグはずっと同じメンバーでやってるのでポジティブな選手交代もあると思います。たしかに、全日本でそこまでやるには練習期間が短いですね。
by rio (2008-05-23 23:27) 

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