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【お知らせ】 88万アクセス御礼 [お知らせ]

末広がりの八八です。梅雨の中休み、過ごしやすい一日でした。たくさんのコメント、アクセス、ありがとうございます。

世界最終・アジア予選のあと荒れ放題の部屋は少しはましになったのですが、生活のリズムが乱れまくりでいけません。しかも、そのまま外には出られない格好で過ごす季節になってしまって、東のほうの地震のニュースを見るたびにズボンははいておかねばとうろうろしている始末です。

そんな折、西のほう、大阪の西成区では警察と労働者の対立が収まらず、第24次暴動の様相を呈してきて心配です。1992年の第23次のときもそうでしたが、労働者が怒るにはそれなりの理由があります。60~70年代に全国ではやったお祭り騒ぎのような”戦い”ではなく、多くのケースは、警察の暴力や不正が原因になってます。

大阪にはなぜか、警察を見ると「ムカッ[むかっ(怒り)]」とくる人が多いんですね[ふらふら]プロ野球の清原を起用して「覚せい剤打たずにホームラン打とう」なんてポスターを作ってしまう大阪府警ですから、「ムカッ[むかっ(怒り)]」とくるのは仕方がないと思いますが。

漫画『じゃりン子チエ』に出てくるテツ(チエの父)の幼馴染ミツルは警察官なんですが、大阪のこの微妙な庶民感情の中での交番勤務に、複雑な思いを抱いている様子がたびたび描かれています。『じゃりン子チエ』の舞台となったのは西成区、労働者の街・あいりん地区を含む釜ケ崎一帯です(中心は萩之茶屋)。テツを中心とした”庶民チーム”と警察チームがラグビーで対戦しているうちに大乱闘になる、なんて話もあって、笑いとどたばたの中に”本音”が見え隠れしています。

ただ、あいりん地区・釜ケ崎・西成区の名誉のために強調しますが、この地域は「怖い」場所ではありません。未開の地を探検してきたかのような旅行記をネット上でしばしば見かけますが、それは失礼というものです。東京の山谷と同じく、最近はドヤ街の安宿に労働者以外も泊まれるようになり、ビンボー旅行を楽しんでいる外国からの旅行者たちでシーズン中は予約が取れないほどの人気スポットです。韓国人の友人(女性)も、一人旅で大阪の天神祭りを見に行った時は、釜ケ崎に宿を取っていました。

今回の騒ぎがイメージダウンにならなければいいなと思っています。


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コメント 2

みゆぽん

はじめまして。以前から拝見しておりました。男子バレーにしびれまくっていた日々も一段落つき、日常生活に戻った感じです。詳細な「感想」楽しませていただきました。ありがとうございました。
「じゃりン子チエ」何だかんだで全巻揃えてしまいました。最後は文庫になってしまいましたが。港区出身の先輩は、印刷された大阪弁に違和感があったらしく文句たれてましたが、関西人でない私は大阪をあれで学んだところもあります。市井に生きてる人が一番強いんですよね。
なんか変なところにくいついてしまいすいませんでした。
by みゆぽん (2008-06-16 23:58) 

rio

>みゆぽんさん、コメントありがとうございます。

『じゃりン子チエ』は朝日新聞で井上ひさしが激賞してブレイク。終了したときも朝日の社会面にその記事が載ったほどのちょっと珍しい漫画ですよね。ブレイク当時には小説家や脚本家といった方々にも注目され、大きな影響を与えたと思います。

描かれているのは昭和30年代~40年代の大阪の下町で、もう今ではほとんど見ることができません。そういう意味では、まだ警察と対立できるほどのエネルギーを持っている釜ケ崎はすごい地域だと思います。
by rio (2008-06-17 03:18) 

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