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世界バレー 植田監督、なにやってんですか… [バレーボール]

 この記事を今朝アップしたところ、so-netブログのサーバーエラーできちんと反映されず、挙句に消えてしまった…。へこんだ。ウルトラマンとかわけのわからないサービスはしなくていいから快適に使えるようにしろよっ。気を取り直して1から書き直し、再掲します。【追伸】なんどやってもこの記事だけ体裁がおかしい。字が小さくて変な点線が入ってるし…。ほかのブログサイトに引っ越すべきかなあ。【追々伸】やっぱりサーバーの障害だったようだ。体裁のおかしさは直るのか?

  

 わたしは予想屋ではないので悪い予想は外れてくれたほうがいいに決まっているのだが、そうはいかないらしい。よい面でも悪い面でも、男子バレーの開幕前に書いた記事の通りになっているようだ(あくまでもウェブで分かる範囲で)。

 つまり、阿部がトスワーク以外で活躍を見せるものの、阿部のトスを打ち切れる選手がおらず、中盤までにつかまってしまう。そこで朝長を投入。やっとセンター線が機能し始めるという展開。セッターにしてみれば、山本にあげるしかない場面でも信頼しきれず、かといってセンター線は使いづらいという板ばさみなんだろう。ここまでは予想の範囲内だったのだが、予想外のトンデモぶりを発揮したのが植田監督だった。現役時代は好きな選手の一人だったんだけどなあ。なにやってんですか…。

 植田監督は敗戦後のインタビューで報道陣に「ベンチとコートのコミュニケーションができていなかった」と語った。おいおい、ちょっと待て!それはチームの土台作りができていないと言っているに等しい。建前上は、選手を選んだのも戦略を立てたのも植田監督自身のはず(本音ベースでは協会からかなり口出しされているだろうが)。その監督が、世界バレーの序盤で自分のチームを全否定するような発言をしてどうするつもりだ???

 男子の目標はベスト8。聞こえはいいが、ようは「2次突破」を言い換えただけだ。女子同様、疑惑のA組が用意され、世界ランキングの格下に勝ちさえすれば目標達成ができるようにお膳立てされている。テレビ的にも2次終了までは争ってもらわないと困るのだろう。しかし、いまの男子チームにとっては、選手が強いプレッシャーを感じてしまうほどの可能性の低い目標であることも事実。その結果、初戦からいきなり苦戦、2戦目は負けてしまったのだ。

 植田監督は選手にもましてプレッシャーを感じているのかもしれない。敗戦の弁のとおり、2戦目では植田監督の采配が迷走した。サンケイスポーツやスポーツナビによると、第3セットでセッター対角に千葉、第4セットで直弘と控え選手を投入(先発と控えの差は悪い意味でそれほどないのだが)。あおりをくらって越川が今期一度も練習していないポジションに回されたのだ。案の定、サーブカットは乱れ、先の見えない(次につながらない)負け方をしてしまった。

 ひとつのプレーがとても短いバレーでは、チームの決まりごとが非常に重要なのだ。全員が意識しなくても決まりごとどおりに動けるチームが「守りが堅い」「つなぎがうまい」といわれるわけで、日本も含めてどのチームもそのための練習を積んでいる。それを、試合がちょっと思い通りに行かないからとポジションを変え、練習していないことをぶっつけ本番でさせるのは自滅行為だろう。

 試合後に采配の意図を問われ、「うまくいかなかったので判断ミスだったかも」と語っている。これはつまり、「うまくいけば結果オーライ」程度の戦略だったと認めているに等しい。そんなバクチをしなければならないほど男子のレベルは低いのだろうか。

 監督の苦悩も想像はつく。予想通り使えない山本を、左利きだからというよりも視聴率を稼げるという点で試合に出さなければいけない(女子の菅山のような扱いだが、菅山は後半調子をつかんだのでまだよかった)。日中戦の観客数は1万4千人あまりの大入り。中国人の応援団に加え、山本見たさに来たひとも多いだろう。レシーブもつなぎも下手な山本を入れることで、レシーバーとセッターに過剰な負担がかかる。その結果、カットやトスが少しでも乱れると、センター線がすぐに機能しなくなってしまう。ベテランの荻野を戻し、でかいというだけで斎藤を据え置いているが、体力面の衰えは否めない。前任の監督たちが、展望も無いまま目先の勝ちを優先していじり倒したチームを丸投げされ、さあ結果を出せ、と要求される。

 ただ、そういう事情もよくわかった上で引き受けたのだろう(実際は断れなかっただけかもしれないが)。今回の植田監督のコメント(というより愚痴)は、あまりにも率直過ぎる。監督のコメントを聞いた選手たちはこのあと、何を指針にして戦えばいいのか。

 バレーに限らず、監督はただ愚直にプレーを指示していればいいわけではない。女子の柳本監督のように、時にはマスコミを煙にまき、協会をだましだまし実績を積み上げていくのも重要な仕事なのだ。プロ野球だってJリーグだってみんなそうしてきている。それができない性格なのであれば、残念ながら監督の器ではないといわざるを得ない。  


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R子

・・・いい加減、山本批判やめませんか?
by R子 (2006-11-27 20:31) 

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