キムタクの顔 [けっこう気になる]
「華麗なる一族」(テレ朝)が平均23.9%を達成したとのことで、キムタク強しの感ありあり。裏番組のバラエティの出演者たちがこのドラマを「面白い」と宣伝したこともあるんだろう。でもやっぱり、一番大きいのはキムタクのスター性。キムタクが「スター」の座を死守してるからこその数字だろう。
日本の芸能界はいまだに、「スターはお飾り。演技力は無くていい。見る人をひきつける華があればそれでいい」という”常識”で動いている。キムタクもこの路線に乗せられて、一本調子の二枚目ばかりやらされている。あれだけ器用な人なのにもったいないなあといつも感じる。
日本では、スターは消耗品である。スター性(=華)と若さを強く関係させているから、結果的にそうなる。だからスターは歳を取れない(歳をとったスターは”スターのパロディ商品”になるか、仕事が無くなる)。
で、本題の「キムタクの顔」なんだけども、先日、「華麗なる一族」の最終回を前に、キムタクが香取慎吾の番組に番宣に出ていたときのこと。久々に見たキムタクの不自然な表情にびっくりしてしまった。
全体からは笑顔で話しているという雰囲気がにじみ出ているのに、笑っているのは口元だけなのだ。しゃべっている間中、頬がまったく動かないのである。そのせいで、口の形がアヒルのくちばしのようになっていて、しかも変なところにえくぼ(?)ができたりしている。横顔のショットでは目の下~上唇~耳の付け根に囲まれた付近が均等に盛り上がっている。なのに太った(顔に肉がついた)という印象は受けない。少女マンガのように(浜崎あゆみのように)でかくなった目とあわせ、その表情はキムタクって名前のフィギアのようだった。ああ、やってしまったんだね。
けっきょくキムタクは、歌や演技を極める方向には行かず、「スター」としての地位に居座り続ける決心をしたのだろう。整形することが悪いとはぜんぜん思わない。商売道具を「改良」しようと思うのは当然の心理だからだ。ただ、キムタクに限って言えば、若さとともに表情をも固定するようなことをしなくても、「あすなろ白書」の時に見せた演技力で演技派の路線を進むこともできたはずなのだ。もったいない。
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