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W杯男子・アルゼンチン戦 ゴッツ、やればできるんじゃーん♪ [バレーボール]

いやー、すんごい勝負の決め方でしたねー。スカッとしました。ゴッツ、やればできる子でした。きょうは第1セットから笑顔だったので乗ってるなとは思ってたけど。石島の最後の2段、レフト平行、サービスエースがすんごくて大喜びなわけです。が、タイトルの「やればできる」はもうちょっと違う意味があります。

今日の植田采配、石島と清水が前衛のローテ(石島がサーブを打つ直前のローテ)で、石島をライト、清水をレフトから打たせていた(韓国戦でも少し使ってたと思うけど)。恐らくこれは、相手ブロックを日本のアタックののタイミングに慣れさせないため(全日本女子も最初のローテで栗原をライト、木村をレフトから打たせていたのと同じ)。

ただ、これをやるためには「正確なトス」あるいは「柔軟なアタック」が求められる。右利きがライトから、左利きがレフトから、それも「速いの」(←川合用語)を打つんだから、トスが合う・合わないなんて細かいこと言ってられない。宇佐美も迷ってるヒマない。植田監督、考えましたね(笑)。そしてまた、石島がライト平行をよく決めたんだなこれが。トスにあれだけ文句をつけていた男が(笑)。まさに「やればできる」。

その分、清水は大変だったと思うけど、まだ若いし、何事も経験と思ってがんばれ。と言っても、今日は序盤から石島がライト、レフト、パイプと要所できっちり決めて土台を作った(決定率69%)ので、清水(53%)も越川(53%)も、それほどマークがきつくなくて打ちやすかったはず。川合が何度も言ってた通り、センターのマークは緩かったし。荻野・千葉の力を借りずに完勝できてなによりです。

と、一通り喜んだところで現実に戻るけど、相手がアルゼンチンだから、ってのは当然あると思う。アルゼンチンのバレーは、ソウル五輪で銅メダルを取った時から止まってるんじゃないかという旧型、それも「チーム・ミリンコ」だった。第1セット(日本のサーブから)のローテはこんな感じ。上がアルゼンチン。

17     ギロガ(15)   セッター
ミリンコ    ガルシア(13)   3
----------------------------------
越川          清水          松本
山村         宇佐美        石島

第2セットはミリンコビックから始まっていたので、要するに、サーブを常にミリンコビックから始めたい=ミリンコの攻撃を後衛ライトから始めたい、というローテ。

<第1セット>
レセプションは基本的にギロガかガルシアの後衛にいる方とリベロで取る、いわゆるツーレシーバー制。ただし、パイプ攻撃はほとんどなく(しかも1本はシャットされてた)、基本的にはレフト、センターでサイドアウトを取りつつ、決め球はミリンコビックのライトオープン・ライトバック(←この辺が古い)という作戦。

ただ、石島のサーブのときは、ギロガが中心でガルシアが後衛レフトをカバーしていた。しかし、サーブの笛が鳴るまで、セッターはガルシアより前に行けないし、ガルシアはセッターより後ろ、3番より外に行けない。つまり、サーブの笛が鳴ってからチームのフォーメーションに入るまでが遅くなってしまう=崩れやすくなってしまうのだ。

そうなると、石島のサーブでギロガが崩れるか、ガルシアが取ってしまった時点で、打てるのがミリンコしかいなくなる(逆に言えば、どんな時でもスーパーエースにだけは上げられるフォーメーション)。10年前のミリンコなら、そんなこと問題じゃなく決めてきただろう。でもジャンプ力の落ちた今は、苦しいトスを超インナーのクロスでしのぐか、ワンタッチのブロックアウト狙いが精一杯に見えた(ちょっと悲しい)。

しかも、日本のブロックは、放送でも植田監督の「ゆっくりだよ!」(←第2セット)というかけ声が流れたほど、しっかりためて跳んでいた。トスが遅いし、打点が低いので急いで跳ぶ必要なんかないからだ。

越川のサーブが強いというのは分かっていたんだろう。この時は、リベロを中心にギロガとガルシアが並ぶフォーメーションを取っていた。この場合、ミリンコは後衛レフトなので、サーブ開始の笛が鳴ってからセッターがトスアップをするまでの時間で、後衛ライトに走りこんでバックアタックの助走体勢に入っていなければいけない(イタリア女子のアゲロのように)。しかし、越川のサーブが速いので、この攻撃がほとんど使えていなかった(シャットアウトをくらった場面もあったような)。

日本も石島、清水の使い方を変えてきていたから、機能するかどうかは第1セットにかかっていた。ここでうまく歯車がかみ合い、競り勝ったことが非常に大きかった。っていうか、これがほぼすべてだと思う。

<第2セット>
さすがに日本もミリンコに慣れてくる。こうなるとアルゼンチンは苦しい。放送でカットされてたから分からなかったけど、恐らく、セッターが前衛に来るタイミングでセッターと9番、ミリンコビックとセッターの2枚替えをしてきた(←この辺の作戦も古い)。

「チーム・ミリンコ」なんだから、ミリンコを下げて勝てるわけが無い。2枚替えは前衛の攻撃を3枚にする意味も当然あるけれど、控えに決定力があるんだったら、初めからミリンコをスタメンになんかしてないよね。結局、交代したセッターがまた前衛に上がってきた時点で2枚替えを戻して、ミリンコ復活。以下、第1セットの繰り返し。

<3セット>
流れが完全に日本。アルゼンチンは、ギロガ・ガルシアの両レフトを下げ、ベテラン18番と2番がスタメン。ベテランの個人技でしのぐ作戦に出た。けれど、これは付焼き刃で、戦術で遅れているアルゼンチンは常に日本のあとを追いかける展開。若い韓国があっという間に崩れたのと同じ展開だったのに、終盤まで競り合ったのはさすが18番が踏ん張ったと言うべきか。ミリンコの超すごい「リバウンド」技も飛び出したけど、挽回までには至らなかったのでした。

そうそうもう一つ。アルゼンチンは、
石島のサーブの時は、ガルシアが後衛に下がってレセプションをするので(ミリンコはその後ろ)、前衛がセッターとセンターしかいなくなる。対角の越川のサーブの時は、ギロガが後衛まで下がってレセプションなので、前衛はセンターとミリンコだけ。しかも、ミリンコは完全にコートの外でレフトオープンに大きく開いている(←この辺も古い)。
という
分かりやすい=古いフォーメーションで攻めてきているのに、越川がそれを理解できていなくてサイドのブロックに何度も何度も何度も何度も何度も遅れたから、ついに川合が怒ったのだ(←第3セット中盤)。お笑い・盛り上げ担当の川合が解説席で怒ったのを初めて聴ききました。貴重な体験でした。


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madoka

宇佐美さま、石島さま、「向いてない」だの「レポート書かすぞ」だの、暴言を吐きまくったこの私をお許しください…m(_ _)m
宇佐美さま、センターをうまく絡めながらの組み立て、見事でございました!
そして石島さま、あなたは神ですか?!
ほんと、参りました(土下座)!!

いやー、今日の放送だけ見た人は、「日本って優勝候補?!」って思ったかも。
ていうか、アルゼンチンってこんなに弱かったっけ???
ありえないぐらいサーブミスしてくれてありがとう!って感じでした。
結果、それ以上サーブミスができないアルゼンチンは「入れとけサーブ」が多くなり、津曲のレセプション、今日94.12%だって(≧▽≦)。
かたや日本のサービスエース、越川4、ゴッツ3、ゴリ2!
素晴らしい!
田中JAPAN(あ、思い出しただけで頭痛が…ってしつこい^^;)の頃に比べると、格段の進歩です。
「100%の力で打つサーブと、80%の力で特定の選手を狙い打ちするサーブと、コーナーをピンポイントで狙うサーブ」を練習してたのを「ハイライト」で見ましたが(まあ当たり前の練習だとは思いますが)、それが完璧にできてました。

でもさ、最後の最後に「清水に替えて山本」って、そりゃないでしょ!
「やめて~~~!負ける~~~!」と叫んだのは私だけですか?
でも結局ボールに触ることなく終わってくれたのでよかったですけどね。

そして天然アナ・渡辺カズ。
「さあ明日も、やなぎ…植田JAPANが…」って、その言い間違いやめて!
不吉だから!

今日の植田JAPANは、根っからのネガティブ女の私でも、心から応援したい気持ちにさせてくれました。
相手がロシアでも、今日ぐらいのテンションを最後まで維持して頑張ってほしいものです。
by madoka (2007-11-22 23:43) 

メロ

男子に疎い私にはrioさんの記事は助かるし、面白いです!
嬉しい勝利でしたね。
ホントにゴッツ石島はココの記事を読んで反省したのでしょう(笑
でも、まだまだ油断なりませんよね。強豪が待っていますから。
頼むよ石島~!
私も、山本に交代したときは思わず「植田よ、おまえもか・・・」と
や・・監督とダブりましたよ。
とりあえず、オーストラリア戦での鬱憤は晴らせました。
ロシア戦ではTVの前で「OKOK!」「気持ち切り替えよ!」
「次や次!」「次が大事やでー!」と叫ぶことなく終わりたいです。
by メロ (2007-11-23 00:10) 

みく

いや~本当、最後のゴッツにテンション上げさせてもらいました♪

ゴッツがご機嫌→宇佐美安心する→チーム全体が活気づく→リズムに乗れる→勝利へ繋がる。
ということは・・・試合の鍵を握っているのは、ゴッツの機嫌次第ってことなのでしょうか・・・・ちょっと恐くもなりました(笑)。

今日のようなゴッツが続くと、きっとゴッツファンになれそうな・・・私(笑)。

植田監督も必ずなにかしら仕掛けてくるので、その点は好印象です(山本の交代はかなりビビリましたが・・・)。
全日本女子は、日々同じメンツに同じ失敗の繰り返しだったですから~。男子が始まって、良くも悪くもジェットコースターみたいな心境で楽しめてます。

ロシアにも、結果はどうであれ全力でぶつかって行って欲しいですね!

p.s.
今日のミリンコビックは数日前の石島のようでした(笑)・・・切り替えて!切り替えて!(Y監督)
by みく (2007-11-23 00:39) 

rio

>madokaさん、石島は念願のMIP賞のバボを枕元において眠りにつくそうです。キレなければすぐに手に入るのに(笑)。

アルゼンチンはなんであんなにサーブミスったんですかねえ。久々の登場で、若手が会場のあの「轟音」にびびったのでしょうか。そういえば韓国の監督も「選手がびびってた」と言ってましたね。でもオーストラリアは若いチームなのにびびる様子も無く。まあ、オージーはおおざっぱだからなあ(っていうことにしておきましょう)。

山本、何しに出てきたんでしょうねえ。植田監督に「最後、ミリンコビックだけ!3枚で」って指示出されて、3枚で行ってるのに、クロスに抜かれましたよね。あれも右端で基準を作る役の山本のせいでは…と疑ってます。テレビではよくわからなかったけど、疑わしきは山本…。

ロシア戦はセンター線がほとんど使えないでしょうから、苦戦必至ですね。越川の小技が序盤で何本か決まれば面白くなると思います。

>メロさん、コートサイドから「山本がユニフォーム姿になりました!」とテンション高めな報告が入った時、川合・ガイチの解説コンビがどっちもテンションひくぅい声で「この場面ではないでしょう」「あるとしたら清水のところでブロックですかね」ってなことを言ってたのがウケました。もうそういう扱いなんですね。

ロシア戦では胸を借りるつもりで、一瞬でもいいから相手をばたばたさせてほしいですね。

>みくさん、ゴッツの機嫌次第でしょう(笑)。ゴッツがご機嫌だったおかげで植田采配にも迷いが出ませんでしたし(爆)。

山本の交代は”背の順”で選んだんですね。びびりますよねー。詰めを山本にまかせるつもりかっ!って。今後も、山本は出るなら正味のワンポイントブロッカーだけにしてほしいですね。

ミリンコおじさんは切り替えがききません。歳なので。。。審判に執拗に抗議してたのも、実はボクシングのクリンチみたいなもんで休憩したかっただけなのでは。。。
by rio (2007-11-23 02:00) 

madoka

みくさんと私がゴッツファンになれる日が1日も早く来ますように…(-∧-)。

「すぽると!」の生電話で、「明日のロシア戦に向けてひとこと」みたいなフリに、植田監督、「勝つ自信はないですが…」とツルッと言っちゃってましたね~!
益子に「えーーーっ!」と言われて慌てて「いや、ロシア、全勝のチームですから」「1位のチームですから」とかなり必死めの言い訳でごまかし、「でも日本も今5位だから、十分勝機はある、頑張る」という方向に持っていってましたが、「口が滑る」とはまさにあのこと(笑)。
でも、はったり屋の某Y監督よりは、本音がポロリの植田監督の方が好感が持てます^^;
今日アルゼンチンに勝ったからって自信満々になられても困るしね。
謙虚な気持ちで、胸を借りるつもりで、全力を出し切ってほしいです(ということにしといたげるよ、植田監督)!

明日はテレビの前で「ナイス頑張り!ナイス頑張り!」と叫びながら応援したいですね♪
by madoka (2007-11-23 02:16) 

るり

rioさんおはようございます。
お邪魔いたします。
昨日は私のつまらない質問にお答えいただき、ありがとうございました。

さて、昨日のアルゼンチン戦!
なんと素晴らしい分析!
フムフムとよまさせていただきました。
昨日の試合は、子供の試合を見る親のようにハラハラ、ドキドキ
しながら見ていました。1セットを取った後はちょっと気持ちが
楽になったかな。
昨日は選手全員が一つ一つのプレーを大事に大事に
地に足をつけたかんじでやっていたように思います。
やはり昨日のメンバーがベストなのでしょう!
ゴッツよかったですね!ゴッツ、越川が機能しての清水ですよね~。
清水は山本みたいにミスが本当に少ない選手ですね。
パワーもさることながら知的な面もかんじさせてくれます。
だんだん、顔もハンサムに見えて来ている今日この頃です(><)
津曲も良かったですね^。どんなにいい返球をしても
取り上げられない津曲さん!見てますよ~!
そして宇佐美のブロック!みなさん、見ていただいたでしょうか
ジェットコースタートスはひやひやものですがブロック力は魅力です。
(すみません。宇佐美ファンなもので、、、)

rioさん、私も昨日いつもかる~い河合さんが珍しく怒った場面を
耳にしておっ!!と思いました(^^)

さて今から昨日の試合を又見直します。(昨夜も2回じっくりみました)
家族から結果のわかっている試合のなにが面白いの?
といつも聞かれます。その都度その都度いろいろな見方で見るので
超~面白いです。お気に入りの場面は何度も巻き戻してみます。
家族からあきれられています。
いつも長々とすみません。失礼いたします。
by るり (2007-11-23 10:10) 

miya

たびたびすみません!
うえの書き込みはmiyaです。
とてもおっちょこちょいな私です。
失礼いたしました。
by miya (2007-11-23 10:24) 

昨日のゴッツには神が舞い降りてましたね!
特に終盤の、あの苦しい二段のボールを片足で跳んで強打で打ち切って決めたゴッツのスパイクには鳥肌が立ちました。
あんなスパイク打った日本人、僕の記憶の中では存在しません!!
そりゃあ川合さんも「何だコイツは!?」と言いたくなりますわ。
by (2007-11-23 12:54) 

rio

>madokaさん、植田監督、言ってしまいましたか(笑)。フジの枠にはまらない男、ですね。まあ勝てないでしょうけど、「自信がない」ってのは失言ですよねー。「食い下がりたい」とか「慌てさせたい」とかそういう”スポーツ用語”があるのに。よりによっての祝日放送。日本もなかなかやるね、と思わせてほしいです。

>miyaさん、昨日は脳みそが沸いてたのでよくわからない記事になってしまいました。

宇佐美はブロック3本も決めたんですよね。あれは相手にしてみればいやでしょうねえ。セッター側のブロックが抜けないと超インナーに打つしかないですもんね。アルゼンチンの若手はブロックアウトの技術なさそうでしたし。宇佐美と当たるローテにベテラン18番を入れて何とかしようとしてきたのも納得です。

清水はほえてるときに鼻の穴MAXになるのと、ラガーマンかと思うほどのクビの太さで”ゴリ”なイメージですが(←ラグビーやレスリング、柔道、何やっても世界レベルになったでしょうね)、決してブサイクではないですよね(笑い)。チームで唯一のソリソリ眉も笑えます。

ルックスで言えば、初戦でひげを伸ばしていた超童顔の富松、韓国戦ではそってました。やっぱり怒られたんでしょうか(笑)。

私は20年以上バレーを見てるのに一度も録画したことありません。たぶん、録画するとるりさんみたいに「結果の分かっている試合」でも何回も見てしまうと思います。

昨日の試合も、サーブの時に、なんで山村や松本は空いてる前衛のスペースを狙わなかったのか、ということが気にかかっているのですが、録画が無いのでまあいいか、と。そのぐらいのテキトーさで見ております。
by rio (2007-11-23 13:01) 

rio

>uさん、あの2段、というか2段トスにすらなってないボールをあの強打!鳥肌もんでしたよね。相手は一歩も反応できてませんでした。しかも、その後も自分でレフト攻撃を決めて、マッチポイントを握ったサーブでレシーバーをぶっ飛ばす。まさに「規格外」です。

それだけじゃなく、ライトからもビシバシ決めてましたし軟攻もずいぶんうまくなりました。まだちょっとトンチンカンなプレーをしている越川がここで目覚めて、清水をおみこしに乗せて両輪で引っ張る、と、そういう展開を期待したいですね。
by rio (2007-11-23 13:06) 

JH

昨日は感動というか感激の一試合でした。

あれだけギクシャクした試合展開だったので今日はセッターを代えてくるのかなーと思ったらそのまま・・・でもここで監督が折れてしまったら、また今までどおりのレベルに終始してしまう・・・。勝てないからセッターを代えればいいだろうというのは素人考えなのですね。宇佐美と心中するつもりで起用を貫き通した植田監督の采配は素晴らしかったと思います。

アタッカー陣もこのセッターで最後まで行くんだ、と腹を決めた様に打ち抜いてくれました。欲を言えばもっとセンターを使ってもらいたかったですね。

私はゴッツのキャラは今の全日本に良くも悪くも必要だと思っています。かつてあれほど監督に怒られ、怒鳴られた人がいるでしょうか?今までのメンバーはみんな真面目で監督の言うことをちゃんと聞く優等生タイプだったように思います。悪く言うと覇気がないというか・・・みんな本当に勝とうと思ってるの???みたいな何とも言えない曖昧な雰囲気が、これまで勝てないチームにはやっぱり勝てない状況を生み出していたように思います。バレーボールは本当にメンタルのスポーツだから強い精神の持ちようによっては時にはとんでもない番狂わせが起こるんじゃないかと思っています。

ゴッツが闘争心むき出しの時は本当に勝ちに行ってるんだって分かります。それを合図にみんなが「だったら自分も!」という気持ちになって団結できるのではないかなと・・・今は何かとお騒がせだけど私にはゴッツの破天荒なのキャラが越川や清水、松本・・・といったメンバーとむしろ噛み合っているような気さえします(笑)
by JH (2007-11-23 13:08) 

rio

>JHさん、感激でしたね!

監督も「宇佐美で悪くなったときに朝長」という采配(チュニジア戦)が失敗して、腹くくったのかもしれませんね。朝長は雰囲気をがらっと変えてくれるのでこれからも出番はあるでしょうが、基本的には宇佐美で押す、と。

「問題児」2人(宇佐美と石島)が4戦目で突き抜けてきたように見えるのに対し、「優等生」(越川)がまだかみ合ってないのが印象的ですよね。

今日の相手はバレー界の「優等生」ロシア。少年ジャンプのネタになりそうな展開を期待しています。
by rio (2007-11-23 13:41) 

madoka

私も「セッター宇佐美」で腹くくりましたよ(←ってお前誰だよ!)。
1セット目の終盤、22-20で競り合ってる時のタイムアウト中、何と言ってたかまでは聞き取れませんでしたが、ゴッツがいつものふてぶてしい顔(笑)で、宇佐美にいろいろ言ってたんですよね。
「せっかくいい調子で来てるのに、ごっつ空気読め~…」ってヒヤヒヤしながら見てたんですが、2セット目1-2の場面で、ラリー中にゴッツにトスが上がり、バックセンターからのパイプが見事に決まった時、宇佐美もゴッツもすごい笑顔で駆け寄って肩を組んで!!今までの「新旧キレキャラ対決」がウソのようで(T_T)!!
マイナス×マイナスで、すっごいプラスになったみたいな(笑)。
キレキャラ兄弟、今日も仲良くするんだぞ~!

3セット目に越川が相手の3枚ブロックに力いっぱいぶつけてシャット食らった時も、解説席の2人は文句タラッタラでしたよね。
ガイチ「あんなに思いっきり打つ必要ないんですけどねえ!」
川合「ミリンコビックならチョンと当ててうまくリバウンド取るんだけどね」
うーん…越川には厳しいのう…。
でも、昔の解説者(M平のジジイとか)なら「思いきって打ってるから(逃げてないから)あれでいいんです!」みたいなたわごとを言うところですよ。
ガイチは正しい!
それにしても川合よ、23才の越川にミリンコビックのリバウンド技術を要求するか…。自分の23才の頃のことなんて誰も覚えてないと思ってんだろうけど、私は覚えてるぞー調子こくなよー。
まあロシアのブロックはあんなもんじゃないと思うから、越川には、持てる限りのリバウンド技術を駆使して、頑張ってほしいですけどね。

あと、眉毛問題(笑)。
宇佐美のヤンキー剃りはもう見慣れましたが、清水のアレはなかなか新鮮ですねえ!
ガイチも解説で言ってたように、ストレートに見せかけてクロスに打つ、など、ああ見えて意外と技巧派の清水。
あの昆虫の触角みたいな眉毛も、細かい技術によって整えられているのでしょう。
でも誰か教えてやって、「それ、変だよ」って…(>_<)。
by madoka (2007-11-23 17:35) 

madoka

今、「ハイライト」で、女子アナが「今日の相手のロシアも高いですが、高さと言えば、日本はこの選手に期待をかけるのでは、ないではないでしょうか!!」って…。
かけるのかい、かけないのかい、どっちなんだい!!(byきんに君)
ちなみに、高さで期待をかけられているのはもちろんヤマコフでしたが、櫻井翔くんに「ところでモトコフさん」と話しかけられてる大林…。ウケル…。

ゴッツは「あっち(ロシア)はcleverな選手が多いので、こっちは”根性論”でいきますよ!」と発言。
…大丈夫か?
by madoka (2007-11-23 18:03) 

rio

>madokaさん、今回の宇佐美はソリソリではないですよね?ソリソリにしたあとほったらかした、というか(笑)。そこまで余裕無いのかも。それに比べて清水は…眉尻の確度がかなりウケます。

越川のあのシャットは、ミリンコビックがブロックカバーの待っている方へリバウンドさせるというとんでもない技を出した直後ですからねー、よけいにだめだめに見えたんでしょうね。ただ、越川もぶち抜くつもりならもっと速く入って速くスイングしないとだめですよね(←川合の口ぐせじゃないですけど)。

越川は頑固な優等生ですからねー、「攻撃の幅が無い」「勝負どころで弱気になる」とか言われて、それを意識しすぎなのでは。小技使いませんし、ストレート打ちもしませんし、それどころかタメ打ちまでしてブロックにかかって。。。「目を引かれる存在でありたい」と表現してしまうあたり、やや痛いものを感じてしまうわけですが、それでも一応はプロ。ロシア戦ではプロらしいところを見せて欲しいです。
by rio (2007-11-23 18:03) 

みく

マイナス×マイナスでプラスかぁ~そんな方程式もありですね(笑)。

今、ハイライトみててまた興奮してしまいましたよ~♪
最後のゴッツのサービスエース、122㎞/h(今季最高)だったんですね~。あの場面での、あのサーブは凡人では打てないな~と思いました。。。

改めて思ったんですが、rioさんのご指摘通り、第1セット競り勝ったことが非常の大きかったですね~。
リードしてたら〝守り〟に入ってしまいがちな選手達・・・。
それを植田監督は、よく理解してたんですね~。第1セット終盤、逆転リードしてのタイムアウト、「たまたま良いプレーになっただけ。韓国戦の荻野の形相みただろ!もっとムード上げて!気合い入れろよゴッツ!!」と激怒。
Y監督なら「ナイス頑張り!」で終わる場面かな~と思うと、昨日の勝利は選手のメンタルコントロールに成功した監督にMIP賞♪

清水、確実に成長してますね。若いし(←なんか許されてしまう言葉)、眉毛はご愛嬌ってことで(笑)。

p.s.
少年バレー団が少年ジャンプの主人公になれますように(祈)。
by みく (2007-11-23 18:26) 

rio

>madokaさん、ゴッツに知性を求めるのは酷かと…。モトコフ・オオバヤシンスキーって、性別かわってます。。。
by rio (2007-11-23 18:28) 

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