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W杯・4日目 ゾルジは「石頭」な人たちにアドバイスを送る [バレーボール]

ジャコッベ監督(チュニジアだけどイタリア人)とお友達になりかけているんじゃないかと思われるゾルジ兄貴の「俺についてこい」のコーナーです。きょうのテーマは宗教、ではなく「スポーツを通じての出会い」です。

お話はジャコッベ監督のインタビューの引用から始まります。
「スポーツはとても素晴らしいことを私たちに教えてくれます。私にとってはとても重要な授業だとすら言えますね。例えば、私は宿泊所でアシスタントコーチと相部屋なのですが、彼は敬虔なイスラム教徒、私は仏教徒なんですね(←創価学会員)。なので、私たちは何度も一緒にお祈りをしています。彼は部屋の隅でカーペットにひざまづいて、私は反対の隅で”Gonzon”(←ご本尊のことか?)に向かって。私は彼を尊敬していますし、彼が仏教について尋ねてきたことにはすべて答えようと努力しています(←折伏してるってことか?)。また、彼がイスラム教の要点を私に解説してくれることもあり(←自分は「すべて」に答えているのに、彼は「要点」だけ?)、私たちはお互いハッピーです(←オッパッピー、ではない)。宗教が違う私たちですが、まったく対立するようなことはないのです」
だそうです。

最後の一文の原文はWe never found one point in contrast.です。そのまま訳せば↑のようになると思うのですが、ジャッコッベ監督は創価学会員ですからねえ。「彼と私はまったく同じ精神を持っているのです」なーんて我田引水的に訳したほうがあっているかも。すべての創価学会員の方が我田引水だとは申しませんが。

とにかく、これはジャコッベ監督のロングインタビューのほんの一部らしく、完全版の動画を明日、アップするので見てくれよな、だそうです。見ませんけど。

なんか2人はバレーボールの話から、スポーツをする意義みたいな話に発展して意気投合したみたいで。「スポーツは本当に人間関係の壁を取り除く機会になるのか?」なんてことを話し合ったようです。

ゾルジ兄貴いわく「かもしれねえな。けどよ、ほとんどの場合はそうはならねえ。どいつもこいつも勝つことしか頭にねえからよ」だそうです。

長いので端折りますが、バレーの場合、今回のような国際大会でも、チームはいつも一緒に行動します。食事も一緒。医者もつれてきているので、緊急事態じゃない限り、地元の人と触れ合ったり、地元の料理を食べたりする機会はありません。下手したら自国の環境と同じままプレーをするだけになってしまう、と。交流といえば選手同士ぐらいなもんだ、と。で、この場合は、海外でのプレー経験がある選手は言葉や文化を学んでたりするからまだマシだね、と。

そんでもって、これは悲しいことである、と。海外の選手たちと交流して、経験したことを話し合うのは時間の無駄ではないし、試合中のパフォーマンスを下げることにもならないよ、と。むしろ「プロ過ぎる」選手のほうが、スポーツが与えてくれる素晴らしいチャンスを逃してるよな、だそうです。

そういえば、アテネ五輪で試合を控えていた全日本女子を、吉原キャプテンは強行軍で開会式に出席させたんですよね。「プレーして帰るだけが五輪じゃない。各国の選手と交流して、五輪って素晴らしいってことを体験してほしい」って。そのせいで負けた、とか心無い人たちにバッシングされてましたけど、やっぱりトモさんはすごいキャプテンでした。

それはさておき、勢いづいたゾルジ兄貴は自分の昔話まで語りだします。これがまた、ちっちゃい話なんだよねえ。すみません、私、今回ちょっと飽きてます。

今のアルゼンチンのベラスコ監督は、1989年~1996年までイタリアを指導していて、ゾルジ兄貴の全盛期ともろかぶりだそうなんですが。当時、選手たちは国際大会に、大量にスパゲッチーとバルメジャーノレジャーノ(つまりパルメザンチーズですね)を持っていってたそうです。なんで?イタリアーノだから。それをベラスコ監督はやめさせた、と。ゾルジ兄貴たちが「これ食えねえんならベストのプレーなんざできねえよ!」ってだだこねたら、「そんなの関係ねー。食生活ごとき変えられないお前らがどうやって相手チームの強さや能力に対応できるんだ?」って叱られたんだって。

ゾルジ兄貴もお子ちゃまだったんですね。っていうか、どうせ大会は日本でやるんだから、外行けばいくらでもイタリアンあるでしょ(爆)。

そんなことがあって、1998年に引退してジャーナリストの仕事を始めた時にやっと、ベラスコ監督の言わんとしていたことが分かった、と。つまり、「融通」「柔軟性」「対応力」が大事だねってことで、そのことを選手やファンたちに伝えたい、とおっしゃっておられます。一流のスポーツ選手はみんな、ゾルジ兄貴のように気づくのが遅いんでしょうか。。。

いや、論調には基本的に賛同いたしますですよ。兄貴についていっております。ただねえ、長いって!

さて、戦評。
なぜ、ロシアは勝ったのか?
ロシアは衝撃的な強さを見せた。強力で素早いアタックをガンガンぶち込まれて、韓国の選手たちの健康が心配(←ばかにしてる?)。

なぜ、オーストラリアが勝ったのか?
オーストラリアがまたいい試合をしたけど、主役はチュニジアだった。チュニジアはうまいけどもろい。1セット目を取られ、2セット目を37-35で取り返し、3セット目も24-19でセットポイントを握ったのに、ここから逆転負け。「ジャコッベ監督はまさかの敗北をした原因のヒントも教えてくれなかった!監督の靴に身をうずめてもいいぐらい知りたいのに!ああ狂っちまうぜ!」って、かなり気持ち悪いゾルジ兄貴です。

なぜ、日本が勝ったのか?
サービスエースが、日本9、アルゼンチン1。サーブで崩すこととサーブミスすることがどう影響するかよく分かる試合だった。日本の熱心なファンにとってびっくりするほどうれしい勝利は、サーブで崩すという基本的なことがあってこそなんだ。

PS ゾルジ兄貴の「俺についてこい」ではなく、ゾルジ兄貴がやっているインタビューをスペイン語に訳して活字でアップしてほしいという声が多いそうで。でもゾルジ兄貴は時間が無いからできないんだって(時間ないから、ってことは、スペイン語も分かるのか?すげー)。なので、もし誰かできるひといたらメールzorzifivb@gmail.comで知らせてくれるとうれしいんだけど。って、そんな奇特な方いるの?(←自分のことは棚にアゲアゲ)


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madoka

ジャコッベ監督、オッパッピーでよかったですね(≧□≦)!

私、こないだヒマだったので、インタビュー動画をいくつか見てみたんですが、セリンジャー(息子)に「ところでロシアのプレースタイル、どう思う?」とか聞いたりして、よっぽどロシアが気に入らないんだな、と(笑)。
ちなみにセリ息子も「あれはちょっとね…」みたいな答えでしたが…。
竹下へのインタビューは、つまんない質問につまんない答えで、見る価値なし。
うって変わってスコブロニスカへのインタビューでは、「美人だって言われることをどう思う?」とか「ヌードのオファーがあったんだって?」とかセクハラまがいの質問まで…^^;
「飼ってるネコの名前の意味は?」とか、どうでもいいだろ!ゾルジ兄さん、好みなのか?でも人妻だぞ。
笑えたのは、柳本・テルジッチ(セルビア)・バルボリーニ(イタリア)の3監督のやつ。
柳本監督には通訳が付いているのですが、だんだん乗ってきたのか、キンキラキンの時計と指輪を光らせながら、通訳がしゃべるのに合わせて身ぶり手ぶりが出始め、途中はっきりと「Yeah」と言うように口が動いていたように見えるのは気のせいでしょうか(笑)?
テルジッチ監督の、超過密スケジュールに対する文句タラタラなところも素敵です。
(英語力がない上にうろ覚えで書いてるので、間違いがあったらゴメンナサイ。)

明日万が一日本がロシアに勝つようなことがあれば、ゾルジ兄さんの日本に対する好感度がアップすること間違いなし!
頑張れ、ニッポン!
by madoka (2007-11-23 01:52) 

rio

>madokaさん、竹下と3監督の分は女子始まったころに見ました。柳本監督は「ゑ」て言ってますよね(笑)。タイにいたからカタコトの英語はできるんでしょうね。通訳の言葉にもうなづいてますし。

テルジッチもバルボリーニも過密スケジュールに不満たらたらです。どこの国も1~2日前ぐらいに来日でしょうから大変ですよね。日本はタイにいったぐらいですが、彼らは日本でWGPやってヨーロッパで選手権やってW杯でまた日本、ですからねえ。

竹下のはほんとつまんなくて見る価値なし。ニコリッチも見ましたが、いいやつだなーと思いました。日本の生活は嫌いみたいだけど(笑)。またゾルジが「セルビアはみんな危険な国って思ってるけど?」ってなことを聞くわけですよ。そしたらニコリッチが「全然安全だよ。イラクみたいな感じじゃないよ」って、そりゃあんた、イラクに失礼だよ(笑)。

そういえば、ミレーア・ルイスのもあるんですよね。ミリンコビックも。まだ見てないので週末にチェックします。
by rio (2007-11-23 02:10) 

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