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OQT女子・カザフスタン戦 課題ばかり目立ったような… [バレーボール]

第2セットみたいな場面にでくわすと、理屈抜きに熱くなりますね。いやー、あの粘りはよかった。満足です。誰がなんと言おうと、これはバレーの醍醐味の一つだと思ってます。

ただ、試合を振り返ると、なーんか課題ばかりが目立ったような気がしてならないんですよね。カザフスタンはパブロワのワンウーマンチーム。オープンやバックアタックだけでなく、ブロードやセンターへ切り込む移動攻撃などほとんどに絡んで、しかも決めてくるのは確かにすごいのですが、全体の印象としては”15年前”のチーム=古いよな、って感じ。結果的には日本がストレートで勝ったものの、そんなにてこずる相手でもないはずなのに、と思ってしまいました。まあ日本のバレーも”10年前”って感じだったんですが。

<第1セット>

ジューコワ(センター)   グレシコ/ピュロワ マトベニク

イリチェンコ(セッター)   パブロワ       カルポワ(センター)←どう見ても魔女[キスマーク]
-------------------------------------------------------------------------
高橋              木村         杉山

荒木              栗原         竹下


序盤、竹下のトスが徹底的に見切られ、しかも前衛の攻撃の入りが遅く、ことごとくブロックにかけられました。高橋のサービスエースなどで競り合いになったものの、ひやっとさせられた立ち上がり。

2戦のデータから対策を取られてくることは織り込み済みのはずなのに、またしても「ライト→センター(バックアタック含む)→レフト」という分かりやすい組み立て。「立ち上がりは全員にまず決めさせたい」って繰り返しているのは分かるけど、読まれて止められたら意味ないと思います。カザフだったから競り合いになったけど、これが世界のトップクラスだったらこの時点で走られてたでしょうね。

対するカザフもへなちょこでした。パブロワのスパイクは目立っていたけど、全体的には、攻撃力重視のチームに多い”打ちおろし系”。なので、3セットで高橋ですら5回(!)、竹下までも(!)1回、ワンタッチをとってつないでいます。昨日のプエルトリコ戦を見るまでも無く、日本は(日本だけじゃないのかもしれないけど)昔から、高い位置から長いコースに打ってくるチームに弱い。逆に、打ち下ろされたやつなんかはブロックにかすりもしなくても、結構上げてしまうわけです。

同じく”打ちおろし系”のポーランド相手にブロック12本、プエルトリコ戦では5本。今回のカザフ戦では11本。日本の攻撃は分析していたようですが、日本の守備の弱点までは手が回らなかったのかな。こんな分かりやすいデータを活かせなかったカザフは、やっぱりまだまだのチームだと思います。

第1セット、一進一退の流れを変えたのは、13-13同点の場面、荒木がBからA(Cだったかも)におとりで走り、高橋がレフトから平行を決めた場面。この試合で初めての(たぶん)クロスの移動攻撃がきれいに決まって、やっと日本がスタートラインに立った感じでした。25点目は杉山のめちゃめちゃ速いA(Cだったかも。どうも横からのカメラだと分かりにくい)クイックできれいに決めて、あれは相手の戦意を奪う終わり方でよかったと思います。

<第2セット>

最初から長いラリーで始まった第2セット。栗原、木村、杉山が立て続けにブロックされ、10-9の場面で竹下のツーが拾われて同点。これが痛かったですね。確かに返球がネットに近くて、竹下の身長では難しい場面でしたが、それでも上げる場所はあったはず。なのに、相手コートのど真ん中、レシーバーが完璧な体勢で待ち構えているところにツーを打つなんて。。。ちゃんとコート見たんでしょうか。

このミスから流れはじりじりとカザフへ。荒木のCクイックが拾われ、栗原の2段が止められ、サービスエースまで決められてカザフが先に20点を超えます。こうなると、ワンマンウーマンチームの勝ちパターン。パブロワにボールを集めて逃げ切り体制。日本も粘りますが、気づいたら22-23、日本サーブ。ここで木村が痛恨のミス!「落とした…」と全国で1000万人ぐらいが思ったはず。

しかーし!ここからの粘りがすごかった。それまで何となく切れ味が悪かった6人の動きがどんどん良くなって、つなぐことつなぐこと。これが柳本監督の言う「団結」ですね(←とフジがすぽるとで言う、に3000点)。

特に、第1セットで2段を中途半端なクロスにぶち込んでシャットアウトされていた栗原が、ワンタッチを狙った長いクロスや、ストレート狙いのブロックアウトでよく踏ん張りました。日本は次々に控えを投入、カザフも持っている技を出し尽くての死闘。後手だった日本ですが、29-30で荒木の速いCワイド、30-30から栗原が技ありのブロックアウトでついに先手。31-31の場面、カザフは前衛の荒木をサーブで狙って栗原との勝負に賭けましたが、これまたブロックアウトで栗原の勝ち。最後はカザフがネットタッチして、決着がつきました。

正直、泥臭い勝ち方だったし、相手がカザフじゃなければ木村がサーブをミスッた時点で終わっていたと思います。でも、そんなことはさておき、こういう必死の粘りを見ると感動します。今大会、いまいちパッとしないと言われていた栗原ですが、きょうは拍手モノだと思います(とか言っておいて、あとで「課題が…」て言うんですが)。

<第3セット>

第2セットをああいう形で落としたカザフにもはや余力は無く。それでもパブロワ中心に15-15までは一進一退の攻防が続きましたが、杉山、栗原に完璧なブロックが出て決着。終わってみればストレートでした。

<そんでもっての課題>

なによりもまず、竹下でしょう。ポーランド戦は相手の意表をついたものの、そのデータを分析してきたプエルトリコには苦戦。今日もまた、立ち上がりはモタモタしました。第1セット、木村のライト攻撃がシャットアウト、続いて栗原のバックアタックがワンタッチ(←結果的にはカザフのタッチネットで日本のポイント)、荒木と高橋のコンビもブロックががっちりついていて、フェイントでかわすのが精一杯。こんな危険なトスワークでは、とても北京は戦えないと思います。

続いて、これはどうしようもないんですが(だけど毎回しつこく言ってますが)、竹下の上から打たれるスパイク。今日の試合でリプレイなどで完璧に確認できたものだけで、1セット平均2本ありました。実際はもっと多いと思います。つまり、日本は毎セット、2点以上のビハインドを背負って戦っていることになるわけですね。”打ちおろし系”のカザフだからこれで済んでますが、中国やロシアにはひとたまりも無いと思います。

さらに、竹下が1stボールに触ったときのトスアップ。ポーランド戦ではセンターが上げていて、きょうも第2セットではヘタクソながら杉山がバックトスを見せるなどしていたのに、いつの間にかほとんど木村が上げるようになってましたね。荒木・杉山ではおぼつかないというのがその理由でしょうが…。高橋がバックアタックが打てないので、そもそもの攻撃枚数が世界のトップより少ないわけです。なのに木村にトスアップをさせるなんてのんきなことしてていいんでしょうか。

↑これと関連して、栗原の2段はまだ危なっかしいですね。第2セットでしっかりブロックアウトを取ったところをみると、技術はあるはずなのに。あとは…なんだろう。トスが悪いのか、気持ちが弱いのか、そのどちらもなのか。パブロワよりも完全に格下だという印象を与えてしまったと思います。相手に怖がられないエース、なんてあり得ないですからねえ。

次のドミニカは、確実にきょうよりやりづらいはず。心配です。見られないけど。

(おまけ)
恐るべし川合くん。

その1 W杯よりさらに滑舌が悪くなっていて聞き取れない。意図だけでなく意味すらわからない解説者って…。

その2 「カザフはこれといった選手がいなくて、データが取りづらいチーム」と発言した直後に、竹下アナに「ただ(日本の)ブロックはよく決まってますよね」とぼそっと切り返される。データが取りづらいのになんでブロックが決まるのか、竹下くんの”疑問”に答えてあげて下さい、川合くん…。

その3 桜井翔のコメントをパクって、まったく同じことを言う。あなた、プロでしょ…。


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madoka

いやー、今日の栗原、どうしちゃったんでしょう(笑)。
出足こそ「いつもの栗原」で、相手ブロックに付かれると、打つ前から「シャットだな…」とわかるような感じでしたが、2セット目は立派にエースの働き!
まあ、あくまで「相手がカザフだし…」ってのはあるんですが、苦しいトスをよく打ち切っていたし、フライング手の甲レシーブも見せてくれたし、私も今日の栗原には拍手~!!でございました。

2セット目の竹下の意味不明のツーが出た時は、「♪いーけないんだ、いけないんだ、リーオさんに怒られる♪」と歌ってしまった私です(笑)。
(解説席では、確実に中田姐さんのエンピツが折れていたと思います。)
顔つきが変わらないので冷静に見えますが、けっこうテンパってますよね。
もうなんかいっぱいいっぱいな感じで…。
ベテランなんだし、もうちょっと余裕を持ったらどう?と言いたい所だけど、キャプテンとしてチームを「団結」させなければ、という重責はあり、控えは(事実上)なし…となれば、やっぱりテンパるのも無理ないかなあ…。
せめてもう少し高さのある控えセッターがいて、苦しい時に2枚替えができればねえ。
ま、今さらないものねだりをしても始まらないんですけど。

竹下以外の選手のトスに関しては、今日はほとんど1本もまともに上がらなかったような…。
初戦の段階では、「センターが上げる」というのがチームとしての約束事だということだったのに、徹底されてませんね。
(春高でもキッチリやってるチームはいるのに…。)
川合が「歴代ナンバーワンレシーバー」と絶賛の佐野も、トスに関しては「・・・」だし。
ただでさえ大砲がいない全日本、全員がバッチリ2段トスが上げられないと話にならないと思うのですが。
(あれは「2段トスの練習をしていない」としか思えないレベルだ…。)

唐突に話は変わりますけど、うちには病気の猫がいるので、フードはいわゆる「処方食」というやつを病院から(ネットで)買うのですが、つい先日そこの病院のメルマガに、「院長と川合の対談」というのがありました。(川合家ではタルミとリボンという2匹の犬を飼ってるそうです。)
なんでこんなことをつらつらと書いているかというと、その対談での川合の肩書きが、「タレント愛犬家」だったんですよ~!「タレント愛犬家」て!初めて聞いたわ!(≧▽≦)!
何言ってるかわかんなくても、解説になってなくても、アイドルのコメントをパクっても、しょうがないですよ。何せ「元バレー選手」でも「バレー解説者」でもない、「タレント愛犬家」だもんね(笑)。
by madoka (2008-05-21 00:21) 

ケイ

自分も今日の試合の印象はパブロワ>栗原ですね。

今日は栗原のストレート側のブロックの飛ぶタイミングが遅かったからブロックアウトが取れていたものの、上位のチームが相手なら全部ブロックポイントになってた気がします。

個人的に今日気になった点は
・センター陣がまたブロード多用になってきた
・栗原の攻撃速度!(もう1秒の壁ってテーマは無視なのか?)
・竹下がいるときのブロックのザル具合

試合が進むにつれてますますWCと同じ状態に近ずいている気がします・・・。

rioさんが言うとおり解説は中田久美だけで十分ですね。

竹下君も実況に慣れてないのか荒木が普通にライトオープンを決めたとき
竹下君「ここでコンビを使えるのが・・・。」
中田「速攻に入らなかったのがよかったですね」
竹下君「そうですねぇ(声小さめに)」
って否定されてたのが面白かったです(笑)。

川合は・・・



by ケイ (2008-05-21 00:35) 

まりふぁな

相変わらず試合内容については偉そぉに述べれるほどよくわかってないんですが↓とりあえず開幕前にちと期待させて頂いた「今回フジはデータを云々…」ってハナシは一体ドコへ逝ってしまったんだろぉか?と。

「解説」陣がアレな分、勉強になるかと思って割と期待してたのになぁ。
なんか時折無意味なローテ表が表示される…程度しかないような。
もしや実況の端々に「データバレー」って単語が出てきますYO♪ってオチ?

…素人目にはフジとTBSの明確な差が見つかりませぬ orz
by まりふぁな (2008-05-21 01:17) 

rio

>madokaさん、栗原は前衛でサーブで狙われたときもきちんと返してましたね。W杯で目の前のボールをよけたプレーが(よりによってリプレイされたせいで)今もはっきり焼きついていますが、もともと真面目なんでしょうから言われればできる子だと思います。

男子では、バックオーダーでの2枚替えがもはや古い戦術になりつつあるようですが、女子では主流になってきた感じですよね(あくまでもOQTレベルで)。その中、日本はフロントオーダーでセッターの控えは事実上なし。これが今の日本バレーを古く見せている原因かも。それでもW杯よりましなんだから、W杯はいま思えばとんでもないものを見せられていたんですねえ。

2段トス、木村や高橋ですらいまいちでしたよね。2段に上げるところなんて、いまのチーム事情だったら栗原しかあり得ないんだから平行があげられるぐらいまで練習するべきだと思うのですが。

それにしてもタレント愛犬家ねえ。。。タレント犬といい勝負ですねえ。。。バレー解説者ってコメントを使っている時もあったように思いますが、解説してないですもんね。。。朝の情報番組も数字が取れずについにおろされて、素人向けの競馬番組に移動。もはやフジの飼い殺しタレントですよね。

でも「日本ビーチバレー連盟会長」という立派な肩書きを使わないのはなぜでしょう。



by rio (2008-05-21 04:50) 

rio

>ケイさん、「ストレート側」ってたぶん、ほとんどのブロックアウトが相手のセッターが跳んでる時ですよね。なんかびっくりするぐらいブロックがヘタだったように思います。

まあそれでも、ミスった時点でゲームオーバーという状況で、あのヘタクソな2段トスの嵐のなか、踏ん張って決め続けたことは評価できるのではないでしょうか。

ブロードの多用は中田・大林もちょっと指摘してましたよね。いわゆるLの攻撃しかないって。途中から柳本監督が指示したのか、Cワイドが増えましたが。竹下ぐらいの年季があったら、そこは指示が無くても自分で修正してほしいところですね。控えのセッターが同レベルならアドバイスをしてくれるんでしょうけど。

思い出されるのはいつぞやのたしかW杯、中田が正セッターの中西控えの時。当時は格下だったヨーロッパのチーム(ドイツだったかな)に負けかけて、しびれを切らした中西が監督に直訴して強引に中田と交代したんですよね。そんでもって、チームを立て直して勝利。中田はあれで引退を決意したんだと想像しているんですが、いまの竹下にはそういう存在がいないですよね。明確なライバルの不在というのは、競技人にとっては不幸だと思います。

竹下君のあのコメント、謎でしたよね。あの場面はリプレイされませんでしたし、私は録画用機械をもってないので、「いまコンビ使ったっけ?」って感じのまま展開していきました。

3戦で一番まともだったのはTBSの初田アナだと思うんですが、彼は栗原のライトバックアタックを「いわゆる3Bという攻撃」と実況していました。私はarea 71さんのブログで予習していたので分かりましたが、「やってるから見るか」程度の大多数の視聴者はなんのことかわからなかったと思います。そもそも、ライトバックアタック=3Bではないような気がするんですが。
by rio (2008-05-21 05:05) 

rio

>まりふぁなさん、このままだと期待はずれになる気がしますよね。。。

1戦目はローテの随時表示と、セット間に決定率などのまとめ。2戦目にはそこに、栗原のスパイクコース(ストレートかクロスか)が加わりましたが、その程度なら今までのテレビ中継を超えていないわけで。。。

でも、いいんです。やる気がある子は褒めて伸ばさねば。今回からの試みで、いまは五輪に向けてのテスト運用的な意味合いもあるのかも。

問題は「解説」のほうだと思いますよ。データはあくまでデータ=数字の羅列で、そこに何らかの意味を持たせるのが解説の役割ですよね。

栗原のスパイクコースが出てきたときに、「クロスのほうが本数が多いけどストレートのほうが確率が高い」なんて言ってた川合、情けなくて涙が出そうでした。そんなことは小学生でもわかるよ!って。「なんでストレートの確率が高いか」を言わなければ解説にならないですよね。データを出してる意味もない。

上記にコメントを下さったケイさんが解説なら「栗原のストレート側のブロックが遅いから」って一発で決めてくれたはずです。栗原はもともとストレート打ちが得意で、インナーは苦手。W杯の時に「インナー打ちを教えた」と豪語していた川合ですが、そういうことすらコメントできないんだったら解説席に座らないでほしいですよね。

そんなわけで、フジの取り組みが軌道に乗るためには、データを瞬時に解釈して10秒以内で的確にコメントできる能力を持った解説者の育成が急務だと思います。
by rio (2008-05-21 05:17) 

villa

皆さんにはCSに加入することを強くお勧めします。
今の地上波は、皆さんの視聴したいレベルからは程遠いもので、もはや改善されることはないでしょう。当然、ジャニーズ、下らない演出、馬鹿な解説者、うるさい絶叫をやめろといったこと等、テレビ局が知らないはずはないと思います。それをしないのは、今の方向で成功している(視聴率が取れている)からだと思います。

もはや好きな競技を良質な中継を見たいのであれば、金を払うしかないのだと思います。現に同じTBSやフジでもCSは、明らかにマニア向けとまではいきませんが上記のような不快な行為はほとんどありませんし当然CMもカットもありません。これはF1の中継でも同じです。

昨日の解説は、ヨーコゼッターランド氏だったのですが常に冷静でまさに「解説」されていました。地上波では言えない選手の悪い面や、戦術の解説等を分り易く「解説」されていました。どこかの「にぎやかし」とはえらい違いです。
ただ地上波の空気の中で「解説」するのは彼女でも無理だと思います。

CS放送にも不満な点はあります。
日本以外の試合は生放送なのに、肝心の日本の試合が夜中の12時から。こっちは金払っているのにおかしいと思いませんか?
実況解説にはずれがある。(といっても地上波まで酷くない)
これぐらいしかありません。

繰り返しますが、皆さんにはCSに加入することを強くお勧めします。
もはや、好きなものを視聴するためのには金がかかる時代だと思います。




by villa (2008-05-21 10:05) 

タオパイパイ

初めてコメントさせていただきます。
今までバレーのルールすら知らずにフジの中継を眺めていた私ですが
ここを拝見させてもらうようになって、素人気分でのバレーの奥行きといった
ものを感じとれるようになってきました。

そんな程度の私が思うに、昨日の第2セットの終了時のカザフのタッチネットですか? 本当に触ったのでしょうか?
まあ、当然のことですがカザフチームは審判に突っ込んでいましたが‥
選手が一生懸命死闘をくりひろげているいいところで水をさされただけではなく、ここで日本が落としては流れが変わり当初の予定(誰の?)が狂いかねないと自己判断した審判の中東の笛ならぬ、日本マネーの笛というべきものでしょうか。。

今回はなんとなくなのですが、ところどころこの笛がなぜか日本側に神風を
おこしているように感じてなりません!
素人ゆえに戦術なんたらはまったくわからないのですが、だからこそこんな誰にでもわかるちゃちゃ入れには敏感になります。。

スポーツとしてのバレーはとても観ていて楽しいと思うのですが、恣意的なものを感じると何か冷めてしまいます!
また、この超法規的に優遇された予選によるオリンピックへの道なのに、それを乗り越えることがとりあえず今のすべてであるかのようにインタビューに答える選手や関係者を見ていて、自分たちの恵まれた環境のことをほんとにわかっていないのでしょうか?やはり、まだオリンピックに出ることが目標であるレベルなんですね。。

あの監督さんは今まで何をしてきたんでしょうか‥?
ちょっと悲しくなってコメさせていただきました。



by タオパイパイ (2008-05-21 12:44) 

rio

>Villaさん、コメントありがとうございます。

サッカー日本代表がW杯出場ということになった時に、有料放送の加入者が急増したそうですね。バレーもそのぐらい世の中にインパクトを与えられるスポーツになって欲しいと思います。

現時点では、バレーファンにもいろいろですよね。会場にも足しげく通って、学生バレー、Vリーグ、代表までしっかり観戦される方から、代表の国際試合をやってるときは見るという程度の方まで。

私は川合や中田や三宅アナになんだかんだと文句を言いつつ、次はどんなずっこけたことを言ってくれるんだろう、なんて楽しみもあります。ちょっとひねくれてますが、まあ今の日本のレベルならその程度の観戦でいいかな、ってのが正直なところです。

掛け値なしに実力がついて、五輪のメダル争いに絡むぐらいになれば有料放送で観戦するのもいいかも。でもそれぐらい日本が強くなると、バレーはきっと生放送に戻ると思います。80年代までのように。
by rio (2008-05-21 13:17) 

rio

>タオパイパイさん、コメントありがとうございます。

ご指摘のタッチネットの場面はリプレイされなかったので確定的なことはいえませんが、感じとしては、タッチネットしてたと思います。

あれは確かカザフが攻撃側でネットに近いトスが上がったので、タッチネットしやすい状況ですよね。しかもセンターからレフトより(画面奥より)だったので、比較的、主審に近い位置です。それでネットに触れたと判定され、副審も異議を唱えていないのですから、本当に触ったんだと思いますよ。

タッチネットをすると、した本人ははっきり分かるはずですが、「触ってない」とアピールすることがどの国でもはやってしまって、杉山のように自分から申告する選手は少なくなりました。また、第2セットの場面のように白熱していると、触ったことに気づかないケースも考えられます。いずれにしても、恣意的な判定ではなかったと思います。

バレーはどんどん高速化が進んでいるので、ミスジャッジが増えているようには感じます。日本戦に限って言えば、今大会ではまだ印象に残るミスジャッジはありませんが(竹下が主審に抗議した場面はありましたが)、W杯はひどかったと思います。ビデオのリプレイで明らかにミスジャッジだと分かる判定がいくつもありました。もちろん、どの国に有利などというものではなく、純粋なミスジャッジです。

スポーツは人間がやって人間が判定することに意義があると思います。ミスジャッジをゼロにすることはできませんが、限りなくゼロに近づける努力はするべきですよね。

選手たちのモチベーションですが、竹下や高橋はアテネ後の早くから、「五輪に出ることを目標とするなら代表を辞退する。五輪に出て結果を残すことを目標にしたい」といい続けてきました。その信念はチーム全体に浸透していると思います。柳本監督もあえて「五輪でメダル」と言い続けています。

また、日本がどれだけ恵まれた環境でバレーをやっているかについても、各選手がそれぞれの複雑な思いを語っています。ただ、これについては選手の責任ではありませんし、選手にはどうしようもできないことですよね。

みんなが何となく暗い顔、勝っても反省コメントばかり、ということになってしまうのは、こうしたことが影響しているのではないかといつも感じています。
by rio (2008-05-21 13:41) 

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