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Vリーグ男子・3レグ パナに3連勝の堺はすごいぞ。 [バレーボール]

なんと東京体育館で全4試合が行われるというぜいたくな週末。私は所用で会場に行けず、本日(12日)も録画観戦でしたが、堺VSパナソニックの頂上決戦はとても楽しめました。

堺のストレート勝ちだったのでパナソニックのファンの方々には舌打ちされそうですが、どちらを応援するでもなく見ていた私は、試合が進むにつれてどんどん堺のプレーにはまっていきました[るんるん]今季のVリーグ男女を合わせて、私が観たなかでいちばんの“ファンを魅了するバレー”だったと思います。

一方のパナソニックは宇佐美が故障?でセッター大竹。2連敗している相手との第3レグ頂上決戦に、キャプテンで正セッターの宇佐美が出場できないとなると…どの程度の故障なのかちょっと心配です。大竹はよくやった…と思うのですが荷が重かった感じは否めず、清水・福澤もベンチにさげての負け戦となってしまいました。巻き返しを図ってほしいと思います。

さてさて。
今季の最初のほうで「堺のバレーは古い」と書きました。あのときは、サイド陣のレフト攻撃、絶対的エースのエンダギのライト攻撃・バックアタック、センター線のBクイック、という3パターンがほとんどで、まるで20年前の全日本男子を見ているような感じだったのです。

ところが。先週のサントリー戦、今日のパナソニック戦と堺はまったく違うバレーを仕掛けています。第1レグのスタメン4人が戦線離脱したことが文字通りの“けがの功名”となって、バレーがアップグレードされた感じ。これがとても面白いんですね。

テニス、卓球、バドミントンなど間にネットを挟んでラリーするスポーツでは、1回のラリーごとに数手先を読んで組み立てをするのが“常識”ですよね。読みどおりにいかないことも多々あるでしょうが、そのときは身体能力と経験をフル活用してしのぎ、自分に有利な組み立てができるように主導権をつかみにいく。そのせめぎ合いが競技の魅力になっています。

バレーでも当然トライしていると思うのですが、できているチームはなかなか見当たりません。これはおそらく、バレーが団体競技で、しかも3回以内に返すという独特のルールがあるためでしょうね。

バレーの場合、先読みをしてラリーを組み立てるには、セッター・アタッカー・リベロ(とスタッフ)の全員の意思があたかも「1人の人間」であるかのように統一感を持ち、それをプレーに反映できるだけの一定の身体能力と技術水準が必要です。

レベルの低い指導者だと↑これを誤解して、選手を型にはめて思考停止させて「1体のロボット」のようなチームを作ってしまいますが、そんなものは観ていても気持ちがうすら寒くなるだけです。

チームがあくまでも「1人の人間」のような統一感でラリーするところに、意外性も含めたバレーの魅力があるわけで、それを体現できているのが今の堺だと感じます。

たとえば、もっとも印象的だったのは、第3セット、パナが追い上げて堺9-パナ8となった場面。サーブは堺・大道です。

アタッカーの配置はこんな感じ↓(ローテではありません。念のため)

     ジョンパウロ
                ←パナソニック
川村  小西  山本
---------------------
北島  横田  
                ←堺
大道  石島  西尾

大道は戦略サーブで川村を狙い前衛の攻撃枚数を減らす作戦。川村がこれをきっちり返してセッター大竹はセンター小西のBクイックを選択。これをコースに入っていた大道がしっかりと拾ったところまでがラリーの前半です。

オーソドックスな展開でさらっと流してしまいそうになりますが、このとき実は、堺のセンター横田は小西のクイックにコミットで跳んでいます。レフトは左利きの山本ですから、サーブでライトの川村を狙い、センターにコミットで跳ぶことで、パナの攻撃力をかなり押さえ込んでいます。

さらに、画面では見づらいのですが、横田はおそらくターン方向をふさいでいたはず。これも非常に合理的だと思います。川村にサーブを取らせたことで、北島は川村にトスが上がるかどうかの判断をつけやすくなり、センターへのヘルプに動ける確率が高まります。となると、横田としては小西のターン方向をふさぎ、ストレート側に打ってきた場合は北島とレシーバーにまかせるのがベストなわけですね。

堺が↑ここまで準備万端で待ち構えているところへ、パナは注文どおりに小西のBクイックをストレート側に打ってしまったというわけです。しかも、他のアタッカーの動きが若干ばらついていて、クイック決め打ちみたいに見えてしまう状態でした。

小西のクイックとわかった瞬間、北島は遅れながらも諦めずにブロックに跳んでスパイクコースを狭めています。これは小西の視界に当然入ったはずで、体勢十分で打っているにもかかわらず威力が弱く、角度も甘いクイックになってます。

それだけでなく、コースに入っている大道をカバーするべく、石島が大道のすぐ隣まで移動してレシーブ体勢を取っているのです(驚)。画面が切れているために石島がいつ移動を開始したのかわかりませんが、ボールがネットを越えた直後の時点ですでに大道の隣にいて構えているので、かなり早い段階でパナが術中にはまったことを見切ったんでしょうね。

ここまで堺の読みがばっちりでチャンスボールを獲得。ここからのカウンターアタックがまた素晴らしかった!

大道のスパイクレシーブは残念ながらセッターに返らず(←返そうという意図はものすごく伝わりましたが)、それでも勢いを殺したボールがレフト線側に高くあがり、北島が体勢十分でトスに向かいます。この時点で後衛の石島・西尾が開くのは当然なのですが、なんと前衛のセンター横田もレフト側のアタックライン後ろまで下がり、石島・西尾に合わせてオープンスパイクの助走をしているのです。いやー、若さって素晴らしい!

堺の前衛の攻撃は2枚で、そのうち北島がトス。となると、横田はクイックの体勢を取っていても仕方がないわけで、北島の変わりにレフト攻撃に入るのがベストですよね。←これをわかっていてもできない・しようとしない・そもそもわかっていないセンターが多いなか、横田が当たり前のようにレフト側で開いたのには感動しました。

さらに続きます。レフトから横田・石島・西尾とそろったなかで、北島の選択は石島。これも合理的です。石島の安定感に加え、北島のトス技術的にも、無理にライトバックの西尾に上げるより距離の近いセンターバックの石島に上げるほうが成功率が高まります。

↑これはもちろんパナもちゃんと見えていて、石島に3枚ブロックがついています。この時点で、レフト側から助走してきた横田は、そのまま流れるように自然な動作でブロックカバーの体勢になっています。この無駄のない動き、ただ者ではないですね。

一方、石島は体重を乗せたスパイクで3枚ブロックにぶつけてリバウンドを取ります。パナのレシーバーは深い位置に守っていたのですが、コート中央にプッシュせずに強打したということは、それだけパナのブロックがそろってなかったんでしょうか(←画面では見えませんでした)。強打して着地した瞬間にオーバーハンドの体勢を取り、石島が自分でセッターにパス。←ちゃんと見えていて行動できるところが石島のすごいところですね。もちろん、そのすぐ脇で横田もきちんとアンダーハンドで構えていたのを見逃しませんでしたよ!

さらにさらに。石島が強打したボールがまだ生きていると判断した瞬間、レフトの北島はすぐにアタック体勢に入るべく開きにかかってます。西尾は石島の手の中にボールが入った瞬間から開きにかかってますから、北島のほうが一歩分早く次の行動を判断して実行に移したということになります。さすがキャプテン!←しょうもないミス多いけど。

一歩早く下がった分、助走開始も西尾より一歩早く、今村はそれをちゃんと見て北島にトスを上げます。それをチラ見で確認した大道は、アタックラインの後ろから猛ダッシュでネット際に駆け込んでブロックフォローの体勢を取っています。なんという連携力!これがネット際に強い堺の秘訣ですね。

一方、パナのブロック陣は、なぜか今村の手からボールが完全に離れるまで動かず、トスが出てから川村・小西の2枚で慌てて止めに走っています。当然、ブロックは完全に遅れた上にばらばらで、北島のストレート打ちがレシーブに構えていた大竹の胸元を強襲したのでした。

欲を言えば、北島のアタックの際に横田がクイックに開いていれば完璧だったのですが、それは今後の上積みに期待することにしましょう。

ともかく。こんな長々と書いてしまいましたが(嬉)、大道がサーブを打ってから北島が決めるまで時間にしてわずか10秒ほどです。その間、一貫して「1人の人間」のように統一感を持って動いていた堺と、決定的なミスや破たんは無いけどなんとなくばらけていたパナとで明暗が分かれたのでした。

ほかにも、ここがすごいぞ!というところを書こうと思っていたのですが、思わぬ長さになってしまったのでまたの機会にします。今日の堺のようなバレーを毎回見たいっす[exclamation×2]


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キララ☆

はじまして!詳細レポ、ありがとうございます(≧ω≦)
私は堺&ゴッツファンですが、この記事、大感激です!
TV観戦できない環境ですが、文面を読むと情景が浮かんでくるほど
臨場感ありますね!
とても勉強になりますし、これからも楽しみにお邪魔させていただきます♪



by キララ☆ (2010-02-14 11:35) 

rio

>キララ☆さん、コメントありがとうございます。

たった10秒間のプレーを取り上げただけで力尽きてしまいましたが(笑)、いまの堺は若い戦力がいい方向に作用しているように感じます。

キャプテンの北島が足を引っ張る場面が目立つのは否めませんが(^^; それ以上に、石島のプレースタイルが全体に浸透しているように思います。

石島は気迫や馬力が強調されますが、実はかなり緻密で、局面ごとの対応力に優れてますよね。日本バレー界の型にはまっていないところが最大の魅力だと感じています。

以前と違ってブログの更新がゆっくりになってますが、気長にお付き合いください。
by rio (2010-02-14 14:19) 

まめこ

初めまして。
2年程前からずっとこちらのブログを拝見しています。
堺ファンなんですが、rioさんにここまで褒めて頂いて何故か恐縮しています。

横田選手ですが、12月の高松の試合で金井選手と代わってワンポイントブロッカーで入った時、サイドから(確かレフトだったと記憶しています)スパイクを決めた事がありました。
その時も当たり前のようにサイドに開いていたのを、今回の記事を拝見して思い出しました。
前回の記事で大学バレーのレベルのお話をされていましたが、こういった細かいプレーに現われているんだなぁと感動しています。

もしお時間がございましたら、是非この試合の気になられた所をまた記事にして頂ければと思います。
by まめこ (2010-02-15 00:19) 

HARU

rioさん、こんばんわ。

テレビ中継が連日8時間以上もあるのに、めったにない息子の卓球の試合も2日連続あって、録画したらHDDの残り時間がものすごく寂しいことになってます^^;
でも土曜日の堺のゲームは保存版な気がします。
堺、しばらく負けはなさそうですよね・・・^^;
宇佐美贔屓なので、実はパナ応援中ですが、土曜日のゲームは見ていてホントにおもしろい試合でした。
パナ側からしたら、完敗なんですけど^^;
サボってる人も見当たらないし、連帯感もあるし、楽しいチームですよね、今の堺って。
ちょっと横田くんと今村くんの虜になりそうでした。

もうひとりのご贔屓、阿部ちゃんが今週は元気だったのでうれしかったです。
先週ボヨビッチデーだったので、ちょっと心配だったのですが。
東レは去年もここから強かったので、これからもっとあがって来るのでは、と思ってます。
昨日の東レの調子なら堺とも見ごたえのある試合をしてくれそう・・・と勝手に期待してます。

ちょっとだけ気になったのが・・・寺廻さんの「ストーリー」発言。
自分はうまく描けなかったんじゃ・・・だって、JT女子は18連勝・・・
と、ちょっとだけ・・・ちょっとだけ思いました。(ちょっとだけ?)

それでは、また・・・。

by HARU (2010-02-15 01:57) 

rio

>まめこさん、コメントありがとうございます。恐縮なんておっしゃらないでください(^^;  一バレーファンとして、男女どちらとも、どのレベルの大会でも、今回のように「すごいぞ!」ということばかりをファンがあれこれ言い合える雰囲気ができればいいなあと思ってます。

横田選手の情報、ありがとうございます。やっぱり普段からやってることだったんですね。自然な動きだったことに納得です。

レシーブしたボールがレフトにとんでしまってレフトが2段トスを上げる羽目になった場合、ほぼ100%の確率でセンターバックに上げますよね。なので、世界トップチームでも、こういう場合はセンターはじゃまにならないところによけているか、せいぜいネット際に沈み込んでブロックフォローの体勢を取るか、どちらかだったと記憶しています。

でも、センターだってオープンスパイクを打てるに越したことはないわけですし、打てるならサイドに開くのが合理的ですよね。そうすることでじゃまにならないですし、相手ブロッカーの視界に入ることでほんのわずかでも意識をひきつけられます。でもって、助走の勢いでネット際に突っ込んで沈み込めばフォローの体勢も取れるわけで。

↑こうしたまったく無駄のない動きに感動しました。なにかと型にとらわれていることが多い日本バレー界ですが、そのなかで堺の進化は大きな可能性を示していると思ってます。

堺はこの試合で、第1セットだったと思いますが、25点目を取るプレーで石島と大道のダブルクイックをおとりの西尾のライトバック(たぶん)という決め方がありました。こうしたオプションをセットの最後に見せるのもにくいですねー。

次のセットへの予告編のような感じで、相手ベンチとしては対策を立てるまでにはいかないにしても、「ある」ということは意識せざるを得ないですから。こういう見せ方ってイタリア人監督がよく使うという印象があるんですが、酒井監督はその辺りも研究しているのかも。

大道が相手クイックを見すぎてパナ・山本のライト攻撃へのヘルプが遅れたときに、すぐさまチームに手をあげて自分の責任だということをアピールしたことも印象的でした。

シビアに言えば、↑こういうことをすると手の内を相手に知らせてしまうことになるので良くないのかもしれませんが、「ごめん!」って感じで思わず手を上げて謝るほどチームの約束事を果たす責任を強く感じてるんだろうなと。

それにしても、新人セッターの今村はこの大道を上手に使いますねー。大道=Cクイックという警戒態勢ができつつあることの裏をかいて、試合序盤ではBクイックを打たせていたように思います。さらに、試合が進むとBの位置からCの位置まで移動してクイックを打たせるオプションも多用。パナのブロック陣はこの変化に対応できず、枩田が下げられてしまいました。

前衛横田、後衛石島(レフトとセンターの中間の位置)で見せた高速のパイプ攻撃も完璧。おとりの横田がジャンプの頂点からちょっと下がり始め、パナのブロッカー陣がクイックはおとりだ!と気づいたときにはもう、石島の手にボールが当たっているタイミング。

越川や福澤が全日本で、宇佐美とのコンビで見せるパイプ攻撃とも遜色ない速さで、内定選手でいきなりの起用なのにここまで合わせてくるとは…底知れぬ可能性を感じます。

などなどいろいろあったのですが、なにせこの週末は計8試合のほとんどがテレビ中継で、まだ全部見終わってません。今日の堺VSFC東京では1セットを落としたようですが、これもまだ見ておらず、なぜなのか気になってます。また楽しんでコツコツと見ていこうと思います。
by rio (2010-02-15 02:04) 

rio

>HARUさん、堺VSパナの公式スコアを見ると、スパイク決定率・効果率ともほぼ同じなんですよね。

しかも、白澤と途中出場の小西のセンター線もノーミスで高い決定率を残してますし、山本もほぼ第3セットだけで12本打って10本成功。バックアタックは5本打ってすべて決めてます。

一方、サーブレシーブは堺が73.5%でパナが55.9%、サーブ効果率は堺が15.9%でパナが7.0%、ブロック本数は堺が12本でパナが3本。

前回のスト負けのときの公式スコアと比べると、スパイク決定率は大きく伸びていますが、ほかの数字はほとんど変わっていません。どうするパナ!?って感じです(^^;

テラマワリンのストーリー発言、最初は「そうそう、それだよ!もっと声高に言ってやれよ!」と思って聞いてたのですが、そのうちほんとに声高に言い出して何度も何度も何度も繰り返すので、最後には「もういいよ!」とつっこんでしまいました…。

私の勝手な推測ですが、テラマワリンの理念を竹下が理解できなかった(しようとしなかった?)のではないかと思ってます。このブログで何度も書いてますが、竹下の基本は「時計回り」と「ムキになって同じ選手に上げ続ける」の2種類で、ストーリーもへったくれもない戦術意識の低さですから。

いまJTが躍進しているのは、なんだかんだいってキム・ヨンギョンが入ったからですよね。Vリーグ女子の身体能力の低さ、サーブの緩さ、ブロックのまずさではヨンギョンはなかなか止まらず、そこにセンター線を絡められると手も足も出ないというところではないでしょうか。

テラマワリンの最大の不幸は、さまざまなしがらみの中で竹下をはずすことができなかったことではないかと思ってます。
by rio (2010-02-15 02:28) 

まなみ

以前から、rioさんの信念&筋の通った、このブログが大好きです。
私が女子バレーを観戦するようになり、大好きになったのは・・・まぎれもなくrioさんの影響です!
こんな楽しみを教えてくださり、本当にありがとうございます。

JT・寺まわりん前監督のことですが・・・。
開幕戦から何試も、ガオラやBSで女子JT戦を放送してました。
解説はほとんど寺まわりん前監督。
でも、心から竹下選手を感心して解説しておられましたよ!
確かにヨンギョン・山本・石川選手の新加入は大きいが、グラチャンからチームに帰り時間のない中で、調整し合わせられるのは、竹下だからこそと。アタッカーを上手く使っているのは、さすがと。意識してヨンギョンにボールを集めないように努め、相手のブロックを翻弄しているところは、まさに竹下劇場になってる(笑)と。ヨンギョンも、勿論だが、やはり竹下だ、と。
今まで以上に、良くなってる・進化している竹下はすごい、と連発されていましたよね?!rioさんも、観られたでしょうか。

寺まわりん監督時代に、竹下選手が今のように動いてくれたら・・・というrio さんの推測でしょうか。
なぜ、「しがらみ」で竹下選手をはずせないのですか?

バレー界のことはよく分からないのですが・・・。
スポーツは、その時最も強いものがコートにたてる、と信じてましたから、それ(しがらみ等)が本当なら大変にショックです。それに、真摯に頑張っている竹下選手に対しても、ものすごく失礼だと思いますが。
JTを応援していたのに・・・なんだかとても気持ちが落ち込みました・・・。
by まなみ (2010-02-15 08:29) 

rio

>まなみさん、竹下が「進化」していることは私もこれまで書いています。ただ、その歩みは非常に遅いと感じています。

竹下は昨年のグラチャンから、一部の試合の一部のセットで戦略的な組み立てを意識したトスワークを見せました。しかしそれは、真鍋監督から「ブロード攻撃を使うな」などと指示され、すぐに左右にトスをぶん投げる悪癖にシバリをかけられて、はじめて頭を使い出したというのが実情だと見ています。

代表の正セッターといえば、その国で一つしか席のないポジションで、バレー界全体を見渡してもっとも優れている選手が担うべきですよね。そんな重職に足掛け7年もいたプロ選手が、ここにきて監督に「ブロードを使うな」と指示される程度のトスワークだということを、女子バレー界はもっと真剣に考えるべきだと思います。

Vリーグの今季でも、たしかに「意識」することは続いているのでしょう。それは試合を見ていてもわかります。しかし、結果的にキム・ヨンギョンにボールを集めてしまっている試合が多い(←すべてではありません)ことは否めません。

バレーの大スポンサーであるJTの正セッターで、しかもシドニー落選で引退した竹下を三顧の礼で引っ張り出したわけですから、05年に監督になったテラマワリンには、最初から竹下ありきでのチーム作りが求められていたと想像します。

日本の女子バレーでは、有力選手(とその背後にいる人たち)が監督・コーチより強い立場となる逆転現象が昔から今にいたるまでしばしば見られます。そんなことばっかりやってるから、女子バレーはいつまで立っても進歩がないんだと思ってます。
by rio (2010-02-15 09:23) 

HARU

>山本もほぼ第3セットだけで12本打って10本成功
これなんですけど、結果だけみた知り合いが、久々に大活躍したみたいね、とメールをくれたのですが、わたしの印象ではそんなに決めてたっけ???だったんですよね・・・^^;
堺にやられた!という印象がほんとに強いです。

山本がブログに気持ちで負けた、と書いてましたが、連帯感という意味ではそうなのかもわかりませんが、攻撃以外のプレーのひとつひとつが劣ってて負けたんだよ・・・とこっそりつっこんでしまいました。
まだまだ個の集合体の域から抜け出せてない気がします、パナ。

寺廻さん、決して嫌いじゃないんですけど、久々に聞いたらちょっとしつこかったです(笑)どの試合か忘れましたが、実況の人までストーリー言い出したので、ちょっとうんざりでした。
ラジオで宇佐美がいまのバレーボールは本当に頭がいると言ってましたが、女子だって同じことですよね。
生観戦したときでさえ、醍醐味や面白みが感じられなかったのは、結局は男子よりスピードや豪快さで劣ることだけが原因だけじゃないんだ・・・といまさらながら思いました。


by HARU (2010-02-15 10:22) 

T.w

横レスすみません。

>まなみさん

てらまわりんを昔から応援してきた立場から申し上げますが、彼がJT女子を首になったのは、彼が竹下選手をレギュラーから外そうとしたことが大きな要因だと思います。実際、昨シーズン途中で竹下選手は一度、来シーズンは移籍する云々発言をどこかでしていたはずです。それが、シーズン終わってみれば、彼女の移籍話はどこへやら・・・で、監督・コーチ陣が一斉に首になりました。JTフロント陣が、監督と竹下選手とのどちらを取るかで、竹下選手を取ったのでしょう。そして、彼が数年かけて育ててきた人材は、飼い殺しにされようとしています。

てらまわりんは、男子畑にいる頃からずっと、協会の体制派の人間からそういう扱いを受け続けてきているので、ある意味、割り切っているはずです。でなければ、あの世界で生きていけるはずがありません・・・それ位に過去にひどい仕打ちを受けています。

こういう話を書くと、せっかくバレーを好きになってもらえたまなみさんが、バレーから離れてしまいかねないので、勇気が要りますが、でも長年バレーを見続けているファンというのは、ファンになってからどこかのタイミングで必ずそういう「裏事情」を知ってショックを受け、それでもバレーが嫌いになれずに、信念を持って見続けているファンばかりです。大多数のファンはそういう「裏事情」を知った時点でファンから離れてしまい、だからこそ、コアな固定ファンが増えないという現状がずっと続いてきました。

ショックは受けられたかもしれませんが、いずれバレーを見続けていれば、そういうことが否応なしに目の前に突きつけられる、そういう段階が訪れたはずです。

裏事情がどうであれ、選手が頑張っている事実は何も変わりません。だからこそ、自分の目を信じて、心から好きになれた選手のことは応援してあげてください。悪いのは、選手ではなく、協会なのですから。

by T.w (2010-02-15 11:36) 

愁

rioさんこんにちは。
バレー関連の記事、いつも参考にさせて頂いております。
普段は女子寄りでバレー観戦をしているのですが、先週末は東京体育館で男子をじっくり。お陰でお尻が痛いです(泣)

堺ブレイザーズの快進撃には正直「?」の連続だったのですが、記事を拝見してストンと納得。
意識改革が行われたのは怪我人続出からの危機感なんでしょうかね。
rioさんのおっしゃる通り、まさに「ケガの功名」ですな・・・。
同じように主軸の外人やセッターを欠く状況のチームが存在した中、堺はチーム全体の意識が統一されていると思いました。

で、今回のでちょっと気に入ったのが石島。
パナソニック戦でみせた、空中で「わたわたわたっ」と暴れてみせた後
左手でぽふっとフェイントを決めたシーンなんか、大爆笑もんでした。
プレーの1つ1つが(色々な意味で)面白いですね~、彼は。

という訳でrioさんの分析、引き続き楽しみにしています♪
by 愁 (2010-02-15 15:06) 

まなみ

rioさん、T・wさん

無知な私に、分かりやすく色んな事を教えてくださり、本当にありがとうございます。

寺まわりん前監督に、そんなツライ過去があったとは・・・全く知りませんでした。確かに、ショックが更に大きくなりました(笑)
また、竹下選手は大好きな選手の一人ですが、ナショナルチームの正セッターとして7年、と言われると、監督も含めてですが選手の強化システム自体にも何かしら問題があるように思えます・・・。そのしがらみの中に巻き込まれた??寺まわりん前監督も竹下選手も、かわいそうですね・・・。
ご本人たちは、ただ純粋にバレーが好きで、強くなりたい・勝ちたいと日々練習を積んでおられるのでしょうに。

協会はどのような仕事をされ、どのくらい力を持っているのか分かりませんが、もうすこし違ったやり方があったのではないかと思うと・・胸が痛くなります。
特に、全日本に召集される監督や選手は、やはり日本のなかでもトップの技術力や忍耐力を兼ね備えていて、上手く伸ばしてあげると世界でも十分戦える力になりますよね。個人の能力は、皆さん決して低くないと思います。

また、身長も理由の一つとして、一度引退を決意されたトコロを引き戻し、それから何年も全日本で頑張っている竹下選手。どんな思いだったでしょう。寺まわりん前監督もともに、これでは協会に振り回されておられるようで・・・。大切な限りのあるバレー人生なのに・・・。

私は、rioさんはじめT・wさんのようにバレーに詳しくありませんが、このように丁寧に教えてくださる方々がいてくださる、やっぱりバレーを好きになって本当に良かったなぁ~と思います。

この先、私なりに、少しずつ見えたり分かってくることもあるかもしれません。ショックなことも増えていくかもしれません。
それでも、純粋に頑張っている選手の皆さんを、心から応援していけたらなぁと思ってます。どんな「しがらみ」があったとしても、自分の心が選手のプレーから素直にたくさんの感動をもらい、動かせられたことは真実ですから。自分の心に素直に、JTチームや竹下選手を応援していきたいです。

また、いろいろなことを教えてくださいね!
ブログ、いつも楽しみにしています。ありがとうございます!
by まなみ (2010-02-15 19:45) 

rio

>HARUさん、私も山本の決定率を見たときは、びっくりして思わず日付を確かめてしまいました(笑)

おそらく、山本でサイドアウトをとりながらも連続得点ができなかったことで、活躍の印象が薄れてしまったのかもしれませんね。センター線もサイドアウトを取るときの印象ばかり残っています。数字のマジックですねー。

パナは確か、南部監督も「気持ち負け」のようなことを言ってましたよね。宇佐美がいないとこんなに違うのかと、宇佐美のキャプテンシーのすごさを思いつつ、パナのほかの選手の頼りなさがちょっと情けなかったり。

その点、堺はキャプテンがいちばんしょうもないミスを連発してますからねー(^^; 先々週末のサントリー戦では、あまりのボロボロっぷりについに下げられてましたよね。台所事情が苦しい中でキャプテンをさげなければいけなかった酒井監督の胸中…パナ戦で持ち直してよかったです。

テラマワリンはストーリー発言で完全にスイッチが入ってしまって。訴えたいことがたまってるんでしょうね。実況まで乗ってきたのはサントリーVS大分三好だったのではないかと思いますが、なんかもう、三好君たち怒られちゃって(笑)。熱いっす。
by rio (2010-02-15 22:27) 

rio

>愁さん、私は先週末の8試合をまだ見終わってません。基本的には嬉しい悲鳴なんですが、たまに審判がありえない誤審をしたりしていて本気の悲鳴を上げてしまいます(違)

堺、危機感つよいでしょうね。あの集中力を見ているとそう感じます。なにせ、安定感のある選手がばたばたと倒れていって、なぜかいちばん不安定なキャプテンが生き残っているわけですから(笑)。でも、あの人柄のキャプテンだからこそ、新人たちもへんに萎縮せずにできているんでしょうね。

石島の犬かきフェイント、私も爆笑しました。なんで3~4回も空振りしたんだ、って感じです。

でも、そのあとの勝利者インタビューで、レポーターがその辺りに触れて持ち上げようとしたところを、すかさず「素人みたいなプレーをしてすみませんでした」とコメントして断ち切ったのには拍手!でした。ゴッツ、わかってるやん!って感じです。

フジやTBSがバレーをバラエティ番組にしてしまっているせいで、なにかと珍プレーばかりが面白おかしく取り上げられたり、選手たちが世界びっくり人間みたいに扱われたりしてますよね。石島のコメントには、そういう雑な消費のされ方を、友好的な態度を保ったままきっぱり拒絶する大人のかっこよさを感じました。
by rio (2010-02-15 22:51) 

rio

>まなみさん、私も個人としての竹下はすごいと思います。努力家という点では相当な逸材かと。

それだけに、なぜ彼女が駆け出しのころに、周りが厳しく戦略・戦術を叩き込まなかったのか。あるいは、なぜ彼女を第2セッターの役割も含めたリベロとして育てなかったのか。いくつもの「たら、れば」が浮かびます。

竹下を直接知っているとある方が「竹下はとても礼儀正しいので、つい恨むのを忘れてしまう」と言っているのを聞いて爆笑したことがあります。それぐらい人柄のいい選手なんでしょうね。
by rio (2010-02-15 22:52) 

なつ

rioさんこんばんは~。まだこの試合を見てないので、最後まで読んでないのですが…
パナの今年のキャプテンは小糸さんです。。
録画予約を忘れてしまったけど、スト負けならな~なんて思ってたんですが、あまりの絶賛ぶりなので見ます!!
明日の夜再放送みたいなので楽しみです。。
by なつ (2010-02-15 23:36) 

古都の侍

こんばんは。

「今のワンタッチあっただろ~!!」みたいなヤジがTVから聞こえたら私かもしれません・・・
昨日、東京体育館に行ってきたのですが、誤審(少なくとも私はそう思った)はありましたねぇ。ブラザーズに比べればよっぽどいいとは思うのですが、やはり審判問題はどげんかんせんといかんと思いますよ。

気になったのはJTの井上。コートエンドから見ていたのですが、野球で言うところの「ボールの出どころが見やすい」っていうんでしょうか・・・阿部や宇佐美や今村らと比較すると、どうしても早い段階からあげるところがわかってしまうように見えました。筋力不足も深刻で、阿部なんかはスッとあげるようなボールにも、井上は力を相当こめないとと言う感じで、なかなか安定していませんでした。

ダブルクイックの件ですが、第2セットの最後だったと思います。
マッチポイント握っての1回目は石島Aの位置で囮で、大道Cを打ち・・・というプレーだったのですがこれは大道のアタックミス。これを受けて今村、次のプレーは石島A&大道Cが囮で、バックライト西尾を選択しアタック決定。冷静さと負けん気の強さの両方を感じました。

日曜の堺の東京戦ですが、今村は攻撃力のない木内(不調の西尾の代わりで普段はレフトが多い)を中に切れ込ませて打たせたりと、西尾以上に機動力を持たせて起用していたように感じました。
この辺りにも今村の上手さを感じましたねぇ。

今シーズン、男子の関東での試合はないのですが、三島まで堺を観に遠征しようかなぁ・・・などと考えるようになるほど面白いですね。

by 古都の侍 (2010-02-16 00:30) 

rio

>なつさん、えええっ!パナのキャプテン、宇佐美じゃないんすか…orz 

まだ小糸だったんですね。宇佐美が代表キャプテンになったので、そのままパナでもキャプテンだと思いこんでました。失礼しましたm(_ _)m

記事に書いたのはたった10秒のできごとですから、のこりまだ1時間以上あります。パナもこのタイミングで課題がしっかり見えて、むしろプラスかもしれません。

いま、やっと14日の東レVSJTまで見終わりました。相変わらず小憎たらしいプレーの連発に心がふるえる思いです(笑)。

武家集団のように超攻撃的なパナのバレーも、百姓一揆のように粘り強い堺のバレーも魅力なんですが、それでもやはり、忍び集団のように怪しげで気を許せない東レのバレーに食いついてしまいます。
by rio (2010-02-16 00:45) 

rio

>古都の侍さん、堺のプレーの訂正、ありがとうございます。録画をきちんと見返していませんでした。すみません。

誤審といえば14日の鳥居さんと三好さんの対決。

何セット目か忘れましたが、オンテレのサーブで追い上げて三好さんが流れをつかみそうな場面で、3本目?のオンテレのサーブがアウトになりましたよね。

あの場面、線審は2人ともインの判定で主審も最初はイン。なのに、ボールを見送った津曲(←自責点)がアウトだと猛アピールしたところ、村上成司とかいう主審があっさりとオーバーコールしたのでした。

ありえん!!!

私は何度もしつこくしつこくスロー再生で確認しましたが、どう見ても入ってます。ライン上ですらないぐらいに。しかも線審は2人ともインの判定。なのに津曲が抗議したらくつがえるの???って感じでした。

何年も代表リベロやってた津曲がみっともない抗議をするんじゃないよ!というところも腹立たしいですが、そもそも有力選手の抗議に動揺して、正しい判定を間違っているほうへとくつがえしてしまう審判の無節操さに、首の骨が折れるかと思うぐらいのけぞってしまいました。プライドはないのか!と問い詰めたい思いです。

JT井上は、リーグの最初は期待してたんですが、14日の東レVSJT戦を見ると、なんとなくプレーしているような感じですね。若いセッターだからアタッカーが育ててあげたいところですが、ベテラン勢にそこまでの余裕がないところが気になります。

ま、それ以前にまず筋トレしろ!ってことですね。東レ戦では、レシーブから起き上がってトスに移る動作が遅かったり、ボールから目を離して振り向いた瞬間に顔面にあたったり。解説のテラマワリンにビシビシ叱られてました。
by rio (2010-02-16 01:09) 

yoko

とっても素晴らしい解説ありがとうございました。
rioさんのお陰で何倍も試合を楽しむことができました。
早く読みたくて寝ずに録画を見たほどです。
確かにゴッツの気迫あふれるプレーには何度も感動させられました。
キャプテンとしての北島選手は確かに頼りないけど、ゴッツはすごく北島を立ててる、と解説の方が言ってました。
そして以前テレビ中継があった時のインタビューで「今日は中継があるので、全国の堺ファンに良い試合を見てもらえるように頑張りました…」みたいな話をしてて、試合を見に行けないファンにとってテレビ中継がどれほど大切なことか,わかってもらえているのが嬉しかったです。全ての選手がそう思ってプレーしているかもしれませんが、ちゃんと発言してもらうとファンは嬉しいです。
試合後、ぶっちょう面ながらもサインを書いてるゴッツを見ると偉いと思いました。

そういう意味では、宇佐美選手も勝ちに対する気合が伝わってくる選手ですよね、rioさんがキャプテンと間違うほど…
気迫あふれるプレーを見せられるとたとえ負けてもこのチームを応援しようと思いますよね。
その点、このチームやる気あるのかよ…と伝わってくるチームもあって残念です。決して諦めてはいないとは思うのですが…
私は自分もプレーをするので、また目を皿のようにして堺のプレーを見て勉強したいと思います。
今後もrioさん目線の解説楽しみにしています。
by yoko (2010-02-16 13:09) 

しっぽなし

rioさん、こんばんは。

堺、いいですね。今村選手落ち着いてますねえ。
FC東京戦ではさすがに崩れだすかなと思って見ていたんですが、崩れませんでした。いや~すごい。本人の力もさることながら、チーム力を感じます。

それに引き換え…サントリーの場合は、栗原選手が怪我で急に岡本選手に替わったとき、本人よりもアタッカー陣が浮足立ってしまって…。サイドに移籍選手が多いので仕方ないところもありますが。

パナソニックもどんなに崩れたサーブレシーブでもセッターがコートの奥まで走りこんでトスに行って…だれか上げてやれよと。そんな場面はセッターが大竹選手だった時だけでなく、宇佐美選手の時にも見ました。あまりチームで戦ってるって感じがしないんですよね。

JTは菅選手が落ち着いてますが、考えると彼も移籍1年目。なんだかんだNECで育てられてたんでしょうね。

今年はセッターの入れ替えが激しかったので注目して見てるんですが、新しいセッターをフィットさせる・育てるのは時間がかかりそうですね。それだけに堺の今村選手、凄すぎです。期待してます。
by しっぽなし (2010-02-16 21:43) 

rio

>yokoさん、ありがとうございますm(_ _)m 睡眠はたっぷりとってくださいね!

北島は真面目で優しいんでしょうね。ゴッツは見るからにいいヤツですし、この2人はけっこういいコンビなのかも。

ゴッツの「今日は中継があるので」発言、私も見ました。あれを当たり前のようにさらっと言うところに好感が持てます。パナ戦のときの勝利者インタビューでは、北島の活躍に感謝する発言をさらっとしてましたよね。ええやつやなあ。

宇佐美はムカッときたときにも顔にしか出さなくなりましたよね(笑)。顔にはつい出てしまうんでしょうが(←そのほうが宇佐美らしくていいと思ってます)、態度に一切出さなくなったところに頼もしさを感じます。

それだけに、宇佐美がはずれたチームの沈んだ感じが…。甘ったれるな!と脳天チョップをくらわしてやりたい思いで見てました(ジャンプしないと届かないけど)。

パナと堺の争いに他がどう絡んでくるか。プロ野球では、下位に沈んでいるなかから「首位いじめ」で力を発揮するチームがよく登場しますし、引き締まったシーズンにするべく奮闘してほしいです。
by rio (2010-02-16 23:19) 

rio

>しっぽなしさん、堺VSFCまだ見てないんですよー。早くチェックせねば。

サントリーは山村が孤軍奮闘な感じですね。山村があんなに背中で魅せるキャプテンになるとは。彼も北京を経験して一皮向けましたね。

サイドは…確かに今シーズンはちょっと不運だったかも。移籍組が多いというだけでも大変だと思うんですが、シーズンはじめに吉田が上げているのを見て、どうなることかと思ってました。テオも「全部おれにもってこい!」ってタイプじゃないですし。そういう状況での4位は、サントリーががんばってるのか、豊田合成やJTが不甲斐ないのか。悩ましいところです。

パナのアタッカーのつなぎ意識の低さは課題ですね。宇佐美が動けてしまうからなんでしょうが、どれだけ攻撃力やブロック力があっても、つなぎがまずいチームはいつか転ぶんですよねえ。宇佐美がいないときこそ、チームの課題に向き合うチャンスだと思うのですが。

JTの菅と井上の帯に短したすきに長しな感じは、ゴードン監督の責任かもなあと感じてます。井上で行くと決めたんだったら徹底すればよかったのに途中で菅メインに切り替えて。その菅も切り札というには若いし上背もないしで、切り札で切れなかったときの追い込まれ感がチームに漂っているように感じます。
by rio (2010-02-16 23:50) 

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