世界バレー男子1次・イタリア戦 こんなあっさりと自滅するチームだったかな。。。 [バレーボール]
世界バレー2010男子がいよいよ開幕…なんですが、初戦のイタリア戦は全セット20点以下のストレート負け。イタリア開催の初戦だからという緊張感を差し引いても、それはないんじゃないの?という負けっぷりでした。
イタリアは世代交代を進めている途中ですが、日本は北京組がごっそり残ってます。北京組がイタリアに、ここまであっさり負けたことはないはず。この試合を見ていても、20点以下に押さえ込まれるほど実力差があったとは思えません。
植田監督は試合後のコメントで、故障明けの選手が複数いることを敗因の一つに上げています。それはそうかもしれないんですが、でも、それが最大の敗因ではないはず。辰!しっかりしろよ!と巻き舌で檄を飛ばしたくなるふがいなさでございましたm(_ _)m
とりあえずローテを。
石島 阿部 富松
山村 清水 福澤 L永野
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フェイ ビラレッリ(MB) サバニ
パロディ マストランジェロ(MB) ベルミリオ(S) Lマラ
日本もイタリアも基本ローテはここ数年変っていません。マストランジェロの上半身がますますマッチョになっていて、なんであの足の細さで耐えられるのか不思議…なんてことはどうでもいいんですが。
問題なのは植田監督。相変わらずの懲罰的なとっかえひっかえ采配で敵のスパイ並みの大活躍。チームにまったくリズムを作らせません。初戦惨敗を背負わせた上に、山村を除くスタメン全員に、ミスして下げられた焼印まで押す鬼っぷり。2戦目以降、どうやってチームを盛り上げていくつもりなんでしょうか。
なぜか解説に座っていた柳本さんが試合後に、「イタリアのほうがゲームメイクが上だった」と言ってました。あんたに言われたくねーよ!とつっこみたくもなる気持ちを抑えてコメントをかみしめてみるに、確かに、植田監督は後手後手の選手交代をしただけ。そろそろ限界が見えてきたんじゃないかと感じます。
敗因は数字にはっきりと出ています。サーブミスが日本13本、イタリア5本。ブロック本数が日本1本、9本。ブロックのリバウンドが日本10本、イタリア26本。サーブレシーブが日本48%、イタリア59%。ただ、なんでこんなことになってしまったのか。
理由はきっと、イタリアのシンプルなサーブ戦術にまったく対応できなかったから。これだけでしょう。
イタリアは第1セット、緩いコントロールサーブ(戦略的サーブ)で福澤を徹底的に狙っていました。それがしょっぱなからドンピシャ。この半年間、何を練習してきたんだろう???と思ってしまうぐらいに崩れまくる福澤。特に福澤が前衛のときには、レフトサイドから3メートルぐらい中のアタックライン付近を徹底して狙っていました。福澤はサーブレシーブをしてからレフトへ回り込まなければいけないわけで、しかも“速く”打とうと焦ってしまって止めごろの攻撃に。こんなに簡単に術中にはまっては、相手のホームで勝てるわけがありません。
で、次善の策としてリベロ永野が福澤をカバーする展開に。やっとラリーが続くようになり、永野の再三にわたる華麗なトスからの切り返しもあって、日本もリズムを作るかに思えたんですが。でも結局、福澤が前衛に上がってくると、サーブで崩されて連続失点の繰り返し。12-16のタイムアウト明けで越川に代えられたのは仕方が無いところでした。
続く第2セット。そのまま越川でよかったのに、なぜかスタメン福澤で押す植田監督。一方、イタリアは序盤、第1セットと同じコントロールサーブで福澤を狙う作戦を仕掛けます。さすがに日本も対応し、福澤はオーバーハンドを多用、さらに石島がカバーに入るなどしてクイックを使える状態に持っていったのはよかったんですが。
アナスタジ監督、動きがすばやかったですねー。福澤とセンター線が機能し始めたことをすぐに見抜き、3-6とイタリアがリードを広げつつある状況で、サーブを強力なスパイクサーブに変える強気の采配。これがまたドンピシャでした。
もともと強力サーブのフェイからパロディ→マストランジェロと続く強いサーブに日本は崩されまくり、あっという間に7-16。この間の植田監督は、3-9でタイムアウトをとったにもかかわらず状況をまったく変えられず、4-11で福澤→米山の交代、5-11で阿部→今村の交代ですから、パニック采配の再来です。
イタリアは何も難しいことを仕掛けていません。単に、第1セットのコントロールサーブ戦術に日本が対応してきたから、強力サーブに切り替えただけです。
日本は↑このパターンの対応策をすでに持っているはずです。強力サーブはアタックラインの中央付近に上げ、縦Bやパイプを使ってセンター線を意識させる。ブロックが中に寄って来たら、センターがセッターの位置にあわせて走り回り、ブロックを引きつけるパターンに持っていく。そうなれば、両サイドの速い攻撃を活かすパターンに持ち込めます。北京五輪の出場もこれで実現させたわけで、なんで何年もやってきたことが、ほぼ同じメンバーなのにできなくなってしまうのか。謎です。
日本があまりにもあっさりと強力サーブで崩れたために、イタリアは16点目以降、ひじょーにリラックスした“入れとけサーブ”に切り替えています。サーブミスのリスクも最小限に抑えられるし、体力も温存できるし。楽勝ムードむんむん。
結局、この第2セット、16-25の大差がついたにもかかわらずイタリアのブロックポイントはゼロでした。つまり、日本はブロックでしとめられる程度の攻撃もできなかったということです。情けないですねえ。
そして第3セット。イタリアは、第1セットと同じサーブに戻します。一方、日本は、石島に代えて米山を投入し、福澤が前衛のときにはサーブレシーブからはずして攻撃に専念させる作戦に出てしまいました。いやほんと、迷路にはまりこんだあげく、ゴールと全然違うところに出てしまった感じ。
確かに、石島はディグの動きが悪かったと思います。でも、サーブレシーブは平均的でした。攻撃力・ブロック力では明らかに石島>米山。なのに、そこをあえて交代させてまで、福澤にこだわったのはなんで?
イタリアにしてみると、福澤のサーブレシーブを免除した時点で日本の意図が見え見えですから、ブロックをレフト攻撃側に寄せておけば、クイックも防げて一石二鳥。2枚レシーブ体制では、コート中央付近にコントロールサーブを打っておけば米山のバックアタックも封じられます。好きなように試合をコントロールしていくイタリア。
さらに日本は、序盤でいきなり、清水→福澤→富松が3連続サーブミス。お互いに手の内を見せ合ったあとの第3セット(←実は、イタリアはほとんど手の内を見せていませんが)で、コートの雰囲気にも慣れてきたはずの場面なのに。戦意喪失で集中力がきれていたとしか思えないですね。
この連続ミスのあと、山村のBクイックが完全に読まれてシャットアウトされ8-11と3点差。この時点でほぼゲームセットでした。あとはやられ放題のサンドバッグ状態。スパイクがマーカーにあたり、クイックはトスが合わず、チャンスボールを拾えず、スタンディングの入れとけフローターサーブに崩され…などなど書いていてげんなりです。
というわけで、本日のイラン戦がいきなりの山場です。ストレート負け同士、事実上の“3位決定戦”ですから、これで負けたチームは1次敗退が濃厚。まさかの3日間で終わり、なんてことになりませんように(祈)。
(追記)
イタリアのベルミリオ主将、微妙な判定で副審に質問をしていた態度が終始にこやかで礼儀正しく、なんとまあすばらしいとしばし感動。ベルミリオとマストランジェロ、この対照的なキャラの同世代がチームのバランスを作ってるんでしょうね。
(おまけ)
それにしても、TBSは冷たい放送局ですねえ。男子の試合が終わったあとの残り時間30分ほどをすべて、女子のPRに使ったりなんかして。男子は完全に“前座”扱い。愛情のかけらも感じられません。
試合開始前のVTRでは、マストランジェロが階段で足を滑らせてしりもちをついた場面を、出待ちしていたカメラがたまたま撮影し、マストランジェロの怒りのコメントと一緒に流すお粗末さ。ばかじゃないかと思いました。
まぁ、調整モードみたいなイタリアにまさかの完敗でしためー。
勝てるとは思ってなかったけど、イタリアをヒヤッとさせるくらいはできるかなーっと思ってましたが・・・。
イタリアはたっぷり余力を残して、余裕かましまくり。フェイも全然本気出してる感じなし。
これで、完敗となるとホントに一次リーグ突破が危うくなってきましたね。
やっぱり実践不足ですかね?1次リーグ敗退なんで、ゾッとしますね(苦笑)
by G (2010-09-26 18:08)
rioさん、こんばんは。
世界バレーの初戦、昨年のグラチャンでの戦いもあり、しかもイタリア戦とあって少しは期待していたんですが、本当に何もしていないイタリアに何も出来ない日本って、いったいどうしちゃったんでしょうか?。
いつぞやrioさんが言っていた様に、ワールドリーグに出場出来なかったことがボディーブローの様に効いてきている気がします。昨年はエジプトに2連敗し、今年は韓国に2連敗。欧州のチームに良い試合をすることで満足し、ないがしろにした付けが世界バレーで出なければ良いのですが...。
第1セットの越川については、2セット目に福澤が調子を戻した理由に、ベンチで越川の動きを見たことが手本になったみたいなコメントを放送席でもしていましたから、良かったんでしょうにねぇ。なんで使わなかったんでしょうねぇ。辰ちゃん、自信を失くしているのか...(哀)。
by to (2010-09-26 19:21)
rioさん、はじめまして。いつも楽しみに読んでいます。チャンネル争いに負け、まだ試合を見ていないのですが、情報を見ますとストレート負けで中味もよろしくなかったようで…涙 植田監督は清水&福澤選手と心中するつもりなんでしょうか?女子バレーでも聞いたことがあるような… 男子はせっかくVのチームも協力的で選手の意識も高まってきているのに、ベンチの采配がこれでは北京後の山本選手(←彼はもう賞味期限いっぱいかもしれませんが)みたいな選手がでてくるかもって思ったりします。越川&ゴッツ選手はせっかく脂がのってるところを干物にされるのでは?と心配してます。。
by ナスカ (2010-09-26 20:46)
こんばんは。私もなぜあそこまで福澤にこだわるのか理解できません。逆に2006・2007年の頃はもう少し我慢して使ってもいいんじゃないの?と思うくらい、越川はすぐ荻野・千葉と交代させられたり、スタメンからはずされていた印象がありますが、これは植田監督の期待の差なのでしょうかね?私にはその差がよくわかりませんけど…確かに福澤のポテンシャルは非常に高いですが、現時点での実力は越川のが上だと思いますし、世界選手権という大舞台でのスタートなら尚更、越川でいくべきではと思います。
ベルミリオと阿部・今村のの差も歴然としてましたよね。阿部は本調子とは程遠い出来ですし、今村は全体的にトスが低すぎるように感じますし。日本はWL不出場で実戦不足がもろに出ていますが、今日対戦のイランもそれは同じですので、絶対に負けられない相手ですよね。何が何でも勝って、2次ラウンドに進出してほしいです。
by みさ (2010-09-26 22:14)
>Gさん、イタリアはどの選手もずっとニコニコしてましたよね。
ホームでの初戦で試合前こそやや硬い表情でしたが、福澤がいきなり崩れたことでリラックスし、あとは自分たちのかっこいいところを観客に見てもらうだけ、という。
フェイは100%で打ったアタックがほとんどなかったですよね。打つ位置も両サイドとライトバックだけ。ダブルクイックに入ったり、レフト攻撃のローテでライトまで回り込んで打ったり、バックセンターからパイプを決めたり、いろんなことができる選手ですが、日本はその引き出しを開けさせることすらできませんでした。
わずかにアウトにはなったもののフェイのバックアタックを1枚でブロックしていた石島を、米山と交代させたのも謎でした。
実戦不足だとすれば、いちばん不足しているのは植田監督でしょうね。
by rio (2010-09-26 22:35)
>toさん、日本は2年連続で、ワールドリーグの入れ替え戦の前に故障者を出してるんですよね。
植田監督は就任当初、厳しいトレーニングをしつつも故障者を出さない運営を自画自賛していましたが、今では完全に崩れてしまっているようです。試合中のどうしようもないケガもありますが、それにしても…って感じです。
ワールドリーグを戦っていないことで、ピークの作り方も難しいんでしょうね。入れ替え戦で勝っていれば弾みになったかもしれませんが、そこで連敗して士気がさがりまくった状況での世界バレー開幕なんでしょう。
それでも、世界バレーの予選を勝ち抜いたメンバーなわけですし、当時の心境を思い出せば、もうちょっと足が動いてもよさそうなもんだと思ってしまいます。
by rio (2010-09-26 22:41)
>ナスカさん、コメントありがとうございます。チャンネル争いに負けた試合の結果が惨敗…無念ですね(涙)
植田監督は、自分の“愛弟子”にこだわりすぎですよね。その結果、チームがまわらなくなってその場しのぎの采配を繰り返し、自滅していくパターン。なんで越川を使い続けなかったのか、なんで石島を米山と代えたのか。この2点をはっきりさせてほしいですよね。
イラン戦があと1時間ぐらいで始まりますが、夜更かししてでも見るべきか、ちょっと迷ってしまいます。
by rio (2010-09-26 22:49)
>みささん、植田監督になって以来、越川はほとんどまともに起用されていませんよね。
誰しも緊張するような世界バレーの初戦で、イタリアでプレーしている越川をあえて使わなかった理由もよくわかりません。福澤と交代して出てきたあの短い時間でもきっちり仕事をしてみせたわけで。
第3セット、福澤をレセプションからはずしてまで使い続けたところからすると、植田監督のなかでは、圧倒的に福澤>越川なんでしょうね。たぶん、理屈や数字ではなく、“愛情”の問題なんだろうなと思っています。
ベルミリオは上手ですよね。ワンハンドでライト平行へ上げたプレーはさすがだと思いました。常に冷静で温和で、アタッカーが気持ちよく打てるように貢献しています。
日本は、阿部にしても今村にしても、ちょっと気の毒でした。福澤が前衛のときはコンビが機能せず、清水の単発に頼らざるを得ない状況でしたよね。センター陣も“定位置”で待っているだけ。レシーブが乱れても立っているだけで、AクイックやCクイックに一度も入ろうとしませんでした。
さらに、今村が投入された場面は、阿部のトスが悪かったわけではなく、イタリアの強力サーブにレシーバー陣が対応できていなかっただけですよね。あの場面で代えられては、阿部もさぞかし無念だっただろうと思います。
今村は真面目で献身的なセッターで、いわば朝長タイプ。植田監督が好きなタイプのセッターなんでしょうね。だがしかし。Vリーグの新人が、世界バレーの初戦で、相手のホームで、戦ったことのない格上相手で、という過酷な条件で力を発揮できるほど世界は甘くないですよね。
イラン戦で勝ち抜くには、レセプションが乱れても、あるいはラリー中でも、センター線が足で稼いでいくしかないと思います。イタリア戦第3セットの山村のように、1本目が決まっても2本目が完全に読まれてシャットアウトされているようでは大変ですよね(←山村だけの責任ではありませんが)。
なんとか3-1までの範囲で勝って、余裕を持ってエジプト戦に臨める状況に持ち込んでほしいです。
by rio (2010-09-26 23:10)
rioさん、こんばんは。はじめてコメントさせていただきます。rioさんの記事、いつも笑いながら楽しく読ませていただいてます!
世界バレー・男子イタリア戦、めちゃくちゃ残念でしたね。イタリアがそれほど身構えて必殺技を出したわけでもないのに、日本が勝手にころっと負けてしまいましたね。
rioさんもほかの皆さんもおっしゃっているように、私も越川が第2セット起用されなかったことに非常に疑問を感じています。植田監督の中では、福澤に自信を取り戻してほしいとかいろいろあったのかもしれませんが、それでもあの状況では越川に頼ってよかったはずです。勝つ負けるは別にしても、しなくても(笑)。
それにしても、ベルミリオは素晴らしい選手ですよね!キャプテンにふさわしい人だと思いますね。穏やかでいて、技術も持っている。チームをひっぱっている感が今回の日本戦ですごく感じられました。
日本の事も応援しています。このイタリア戦はボロ負けでしたが、rioさんもおっしゃっているように、実力の差はそれほどではなかったはずですよね。本来は。
イラン戦は、植田監督に外され辛い思いをした選手たちに爆発してもらいたいと思います!
by ジュリアーナ (2010-09-27 02:39)
rioさん
いつもありがとうございます。男子世界選手権、始まりましたね!
実ほとんど、男子バレーには興味がありませんでしたが(ごめんなさい^^;)
やっぱりバレー部でマネージャーをさせてもらっていると、自然と応援したくなり夜中のテレビ観戦をさせてもらってます(苦笑)
イタリア・イランに敗退・・・
イランには、何度も何度も、高いブロックにシャットされていましたね・・・。
男子のこと、よく分からないのですが、宇佐美さんを欠いているからなのでしょうか?正直、女子より男子のほうが勝ちをいくかな、と思っていました。まだ始まったばかりで分かりませんが。バボッターを見ていると皆さん、男子より女子へのほうが、選手への辛口が強いように思えたので^^;
ワールドリーグのしわよせが、きているのでしょうか・・・。
このまま、一次予選敗退だけにはなってほしくありません。どうか、はやく軌道修正なり立て直しをはかり、戦ってほしいですね。
rioさんの分析で、男子バレーのほうも勉強させてもらいます(^^)
これからも、ブログを楽しみにしています。
by haruka (2010-09-27 07:55)
戦犯は監督でしょう。
観ていられないようなひどい試合でしたね。
この日を楽しみにしていた自分がバカみたいです(悲)
by ふみふみ (2010-09-27 11:46)
rioさん
いつも拝見しています。
rioさんならどう思っていらっしゃるかなぁ~と遊びにくるのが楽しみです。
それにしても、酷いとか残念とか、形容詞もみつからない試合でした。
前々から越川さんやゴッツが「アウェイで試合をすることが大事」と言い続けていたのに…。
これだけ時間があったのにやったのは【体力づくり】だけ。
あ、滝修行もですね(汗)
Vリーグのチーム事情に詳しくないのでよくわかりませんが
普通は自分のチームから代表が選ばれ
世界で戦っているのは誇りに思うはず。
でも、男子(植田JAPAN)にいたっては
「どうか無事にチームに戻してください、ナムナム」という感じでしょうか…。
できれば早く返して欲しいと思われているかもしれませんね。
世界を相手にすることで精神的にも成長するはずの場なのに
選手たちが「必要とされているのか?」と
モチベーションを下げて帰ってくることだけは避けて欲しいと思います。
>あの場面で代えられては、阿部もさぞかし無念だっただろうと思います。
本当にそう思います。
私は次のセットの頭から出るために、一度外から見て、という采配かと思っていました。
毎日試合が続くので、次の日に繋がる終わり方をして欲しかったです。
書き出したら止まらなくなりそうなので、ここで失礼いたします。
イタリア戦以上に惨敗だったイラン戦は、もう語る気力もない…です。
あの場面で代えられては、阿部もさぞかし無念だっただろうと思います。
by ぐみ (2010-09-27 13:13)
↑
すみません!
最後の1行、コピペを消し忘れてしまいました!
by ぐみ (2010-09-27 13:15)
rioさん、こんばんは。
いつも分かりやすい解説でありがとうございます。
某解説者と替わっていただきたい位です^^;
イタリア戦、ここまで惨敗するとは思っていませんでした。
絶対に勝てる相手として選ばれて、その通りにイタリアを驚かす事もなく終了してしまうとは・・・
途中から気になっていた他会場の試合(ネット中継)との同時観戦をしていて、気が付いたら西尾が出ていてビックリしました。
故障者が出て云々・・・と監督が言っていたようですが、全て監督の責任じゃないんでしょうか?
みなさんの言われるとおり、途中で越川が下がってしまったのは不思議でなりません。
サッカー日本代表の前監督、W杯前に随分言われていたけれど、自分達が今出来る戦略を曲げずにやり、選手を信頼し使っていたから次に繋がる結果が出せたんじゃないでしょうか。
自分で選んだ選手達なのに、信頼しているようには感じられないです。
誰のファンでもないのですが、好き嫌いではなく、勝つために何が必要か考えて欲しいものです。
試合に勝ち成績を残す事が監督の役目でしょ!
by とひ (2010-09-27 19:33)
>ジュリアーナさん、コメントありがとうございます。
イタリアは開催国ですから、たしか初戦の相手国を指名する権利があるんですよね。日本・イラン・エジプトのなかで、09年までだったら、いちばんやりにくい相手は日本だったはず。ただ、興行的にもっとも成功するのも日本。ということで、3チームのなかで日本が選ばれたんだと思います。
これは日本にとっても大きなチャンスで、勝敗はともかく好ゲームを展開すれば、世界に日本バレーを印象付けることになったはずです。日本人選手がイタリアをはじめとした欧州のクラブ入りを目指す際にも、大きな力になったと思います。
すべては夢物語で消えてしまいましたが。残念です。
by rio (2010-09-27 23:56)
>harukaさん、イラン戦についても遅ればせながら一言書きましたのでよろしければご覧くださいm(_ _)m
実力だけで言えば、全日本男子は、最低でもイタリアに続いて2位通過できる力を持っていると思います。なぜそれが発揮できないか。国際試合の経験が少ないことはあるにしても、選手の肉体強化に見合うレベルで植田監督の采配が強化されたのか。そこがポイントだと感じています。
まもなくエジプト戦が始まります。さっさとストレート勝ちをして、あとはポイント頼みにしたいですね。なんとか、2次で挽回するチャンスが与えられますように(祈)
by rio (2010-09-28 00:00)
>ふみふみさん、同感…と感じた方が全国に100万人ぐらいいると思います。私もその末尾に並んでいます。
by rio (2010-09-28 00:00)
>ぐみさん、ありがとうございます。形容詞を見つけようとするととんでもない言葉に行き当たってしまいそうで、必死で自粛しています(謎)
WL用に確保していた予算を使って過去最多(?)の全日本登録メンバーを実現させた成果がこれでは…夏合宿はなんだか楽しいピクニックでした♪ってことにするしかなさそうですね。
ネット上をうろうろするに、今大会ではどうも、阿部への風当たりが強いようですね。私はもともと阿部ひいきということもあるんですが、阿部のトスが悪いのは阿部だけの責任ではないと思っています。
セッターは監督の戦略をコート上で実現してみせるいわば分身ですよね。指揮官に戦略がなければ、セッターはその場その場の局面に場当たり的に対処していくしかありません。トスがぶれるのはそのせいではないかと思っています。
宇佐美が07年のW杯のときに、「頭が真っ白になった」とコメントしていた試合がありました。いまの阿部もそういう心境なのでは。そうさせないために監督がいるわけで、植田監督の責任は大きいと思います。
by rio (2010-09-28 00:09)
rioさん、はじめまして。
いつも感心させられながらブログ拝見しています。
初めてコメントさせていただくにいたったのは、
今回待ち遠しかった男子世界選手権を機に、バレー経験者の端くれである自分もブログをはじめようと思っていたのですが、
貧乏な自分には今回の男子の試合を見る機会がなく、さらにがっかりする2試合の結果を見て、仕方なくこちらに思いをぶつけにきました。
長野にワールドリーグ入れ替え戦を見に行ったときからの感想ですが、
越川をなんで使わないんでしょうか。
韓国戦2戦目の越川選手は、ピンチサーバーでエース5本、
さらに3セット目、23-24の場面で1枚でシャットアウトなど、
これがプロバレーボーラーだ、というプレーに鳥肌が立ちました。
他のみなさまもおっしゃっている通り、福沢という理想にこだわりすぎではないでしょうか。
世界選手権の場でのコメントじゃないです。
サッカーだったら、岡田監督なら、どれだけ叩かれたことか。
バレーのマスコミは、叩くことすらしてくれない。
五輪にでて、せっかく叩いてくれるマスコミの存在をつくっていくチャンスなのに・・・
この結果がただただ、本当に悔しいです。
愚痴のようなコメントですみませんでした。
これからも拝見させていただきます。
by ばべ (2010-09-28 00:11)
>とひさん、川合はだいぶ口数が減ってましたね。試合がまずすぎるせいなのか、ちょっとは反省したのか。このまま口数がゼロまで減ってくれてもまったく問題ないんですが(←ダメ
イタリアは「勝てる」とは思っていたでしょうが、やりたい相手ではなかったんじゃないかと思います。でも、興行的側面を考えると、プールAでは日本しか選択肢がないですもんね。
西尾が出たあたりは、完全に敗戦処理で、全員をとりあえず出しておこうということだったんだと思います。ただ、その交代のタイミングが、ことごとくミスをした直後。これでは士気はあがりませんよね。
イラン戦では無難な選手交代にとどめていましたが、やっぱり負けてしまいました。こうした指揮官としての試合運びのセンスは、一朝一夕で身につくもんじゃないんでしょうね。
そういう意味では、日本には優秀な“コーチ”はたくさんいても、優秀な”監督”がいないような気がします。
by rio (2010-09-28 00:14)
>ばべさん、コメントありがとうございます。ぜひぜひブログで日本バレー界を斬りまくっててください。言ってもなかなか変らないですが、言わなければもっと変らないですもんね。
越川を使わない理由はまったく謎です。イラン戦の第4セットの途中でようやく起用されましたが、スタメンだったら違った結果が出ていたんじゃないかと思います。
バレーマスコミと言っても、テレビのフジ・TBSや雑誌の月刊バレーボールは“当事者”ですからねえ。。。一般紙のスポーツ部では、サッカーは独立したジャンルになっていますが、バレーは“その他大勢”のジャンルに入れているところが多いと思います。
バレーがどんな負け方をしても、マスコミが淡々と結果だけを伝えるのは、そういう事情もあるでしょうね。
ただそれでも、全日本男子が“暗黒”の田中体制だったときとか、全日本女子がシドニー落選をしたときとか、世界バレー2006で竹下がMVPだったときとか、節目節目で批判記事は出てるんですよ。
JVAがあまりにも無策・無反応なので、マスコミのほうでも報じる価値がないと判断されてしまっているのかもしれません。一応、JVA理事にはマスコミ関係者も入っているんですが。
by rio (2010-09-28 00:26)
rioさん、はじめまして。
植田監督の采配に疑問だらけで、ネット上を探してここにたどり着きました。
ていねいな解説ありがとうございました。わかりやすかったです。
私は越川さんのファンです。だからというわけではありませんが。
ピンチサーバーだけの起用でも、腐ったりせずチームを盛り上げてくれるあんな優れた選手の、どこが気に入らないんでしょうね。
それと、阿部選手のトスに関しては、ほんと、監督は、ちゃんと気持ちを掬ってあげてほしいです。
解説やコメントを読ませていただいて、そうそう、阿部選手が可哀そうすぎる・・って思いました。
苦しくなる前にタイムアウトを取るってだけでも、阿部選手はもっと楽に攻撃を組めたでしょうし、トスに表れる乱れもずっとずっと少なくて済んだんですよね。たぶん。
トスが乱れる・・・低くなったりするのは、おっしゃる通り、司令塔のはずの頭の中が「まっしろ」に近かったというのが、大きな要因なのだろうなって、納得しました。
今村選手も左右にいいトスを上げていたように思ったんですが。
戦略を伝え、攻撃を組みなおす時間を与えるための、今村選手との交代というのも、(たとえば後のエジプト戦でも)あった方が、負担がずっと少なかったんでしょうね。
解説の川合俊一さんのコメントを聞きながら、川合さんが監督してくれた方が、ずっと論理的で、チーム全体に対して愛情のある采配をしてくれるんじゃないかって・・・思っちゃいました。
植田監督・・・こき下ろしたくはないけど。
しゃべってるのをきいていても、何言ってるかわかんない人で、論理的思考ができない人なんだなぁって思うんです。
でも、それ以上にセンス(優れた直観力)さえあれば、論理的な戦略以上に効果は出ると思うんですが。
残念ですが、どうも・・・そのセンスも疑わしいです。
アナリストのデータを理解できているのかなぁって心配になります。
by sugar (2010-09-29 11:53)
>sugarさん、今季の全日本男子は国際試合が少ないですから、福澤と越川と、どっちがいいかは起用してみないとわからないと思うんですね。
なのに、最初から福澤を“固定”している理由がわかりません。イタリアに慣れているはずの越川を、イタリア戦で使わないんですから、そうとうふかーいふかーいわけがあるのか、何にも考えていないか、どっちかですよね。
宇佐美にしても阿部にしても、引退した朝長にしても、ゲーム中に頭が真っ白になるのは、ベンチから的確な指示・アドバイスが出てないからだと思います。で、的確な指示・アドバイスが出てこないのは、ベンチにその能力がないからでしょう。残念です。
マッカーチョン監督やレゼンデ監督のように、一流の指導者の試合は、セットごとにストーリーがあって、試合が終わった時点ですべてのストーリーが一つにつながる感動があります。それが「ゲームメイク」ってものだと思うのですが、植田監督の手がける試合からはまったく感じられません。。。。
by rio (2010-09-29 23:30)
こんにちは。
私ははじめてとうこうします。
失礼があったら申し訳ございません。
記事よまさしてもらいました。
私も前々から植田監督は早々に選手をかえすぎかなと、、、
とゆうか若手の選手を入れすぎて
ベテランの上手い選手がもっといるのになと思ってしまいます。
今村選手にしても、、、
もっと活躍されているセッターの方はいるように感じるのは
私だけでしょうか?
また個人的に福澤選手はすきなのですがwww
ファンからしても越川選手のほうが上手いと思ってしまいます。
正直、越川選手が入ったほうが安定するし
植田監督は何がしたかいのかいとがみえません。。。
by ゆっ汰 (2010-12-13 17:18)
>ゆっ汰さん、コメントありがとうございます。年を越してしまいましてすみませんm(_ _)m
植田監督はデータの読み方、扱い方がヘタなんでしょうね。なので、決定率や効果率が下がるとすぐに代えてしまうんだと思います。データはあくまで“道具”であって、それをどうつかいこなすか、というところに監督の醍醐味があると思うのですが。
セッターは難しいところでしょうね。宇佐美が故障したために、今村を使わざるを得なかったというところがあるでしょうから。また、安定感のあるベテランセッターでも、監督のタイプと相容れない場合は起用しづらいということもあると思います。これはバレーに限らずどの球技でも悩ましいところですよね。
私も、現時点で比べると越川のほうがうまいと思います。福澤が出てきたとき、越川はまだ才能に頼った不安定なバレーをしていましたが、福澤の急成長に尻に火がついた感じでぐぐぐっと伸びたように感じます。
植田監督としては、福澤(と清水)を学生時代からの愛弟子として目をかけているんでしょうが、思い入れが偏りすぎると組織がゆがんでしまいます。監督である以上、もっとシビアな面があってもよいのかなと思ってます。
by rio (2011-02-06 18:13)
今回のW杯を見て少しづつですがサーブレシーブがきっちり返せる様になっていたので安心しましたがサーブミスが多かったしこの1本と言う時にサーブレシーブが見られて清水選手とか石島選手が決めきれてない。でもW杯での良い所を挙げるとしたら福澤選手のパイプ攻撃とか米山選手のバックアタックかなと思う。イタリア戦では面白い位に福澤選手のパイプ攻撃がハマってたし以前に比べたら全然サーブレシーブも良くなってると思う。ただ日本は相手のジャンプサーブでゴッツが狙われた時が弱すぎる…。
by 美憂 (2011-12-07 04:10)