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サダム・フセインに死刑判決 [今日のニュース]

 サダム・フセイン元イラク大統領への死刑判決で、またまた世界情勢が混迷の度合いを強めている。グーグルで読み比べた限りでは、日経新聞は完全にアメリカ側のみのニュース、読売新聞はフセイン元大統領の故郷での抗議デモを取り上げ、宗教対立激化を懸念する記事を載せている。

 また、CNNが「国際社会の反応も分かれる」として、詳しい解説記事を載せている。それによると、アメリカの同盟国(日、英、豪など)は判決を歓迎、欧州諸国は反対(死刑制度そのものへの反対からと思われる)、アラブ諸国は歓迎と反対が半々、といったところらしい。また、死刑が実行されるかどうかは疑問で一応のけじめをつけただけとする意見や、アメリカの大統領選に絡み、共和党の集票行為の一環だとする批判も紹介している。

 余談だが、グーグルのこうしたバランスのよい編集方針には好感が持てる。

 さて、オーストラリアでは、AAP(Australian Associated Press)が、「シドニーのイラク人コミュニティ(約400人)からは死刑判決に対して歓迎の声が上がっている」という趣旨の記事を配信した(CNNと同様の各国の反応も紹介している)。ただし、彼らの宗派など詳しい背景には触れていない。シドニーまたはオーストラリア全体のイラク人の数やその宗派などのデータもないため、この記事からは「喜んでいるイラク人がいる」という情報以外に得るものはない(「イラク人が喜んでいる」のではない。念のため)。


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