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世界バレー 日本が5位に王手…って、負けちゃったよ [バレーボール]

 日刊スポーツの見出しだけど、なんだかなー。「~に王手」ってのは、たとえば野球の日本シリーズで先に3勝したチームが「日本一に王手」っていう言い方をするわけで。日本と中国が5、6位決定戦をするんだから、「日本が5位に王手」ってのは不正確なのだ。

 それはさておき。オランダ戦の記事はどれも”終わった感”がありありで、活躍した高橋にスポットをあてておけばいいだろうという態度が透けて見える。やっぱりマスコミにとってはバレーは関心事ではなく、”商品”なんだなあとがっかりしてしまう。しつこいほど比べているが、野球やサッカーの報道とは大違いだ。この二つは国民的関心事なので、勝ち負けにかかわらず詳細な分析が加えられ、親善試合でも消化試合でも、おろそかに扱われることはない。

 良心的バレーファンなら、オランダ戦で高橋ばっかりスポットがあたってていいのか、と歯がゆく思うんじゃないかな。高橋が「できる」のは世界が認めている。特に低身長を技術で補ってきたタイプなので、オランダの高い(けれど、それ以外には特徴の無い)ブロックを利用して打つのは彼女の十八番だ。

 今大会が5位を目指した大会なら(←わたしは目指しているが)これでいい。しかし、柳本監督が口にしたのは「メダル」だった。その可能性が消えたいま、より重要な次の目標は「世界バレーで5位を確保」なのか「北京でメダル」なのか。もちろん後者だろう。高橋の代わりに落合、菅山の代わりに井野、竹下の代わりに高橋翠を出し、経験を積ませる(もちろん負けてもいいということではない)采配の可能性はなかったのか。ここでベストメンバーで戦うことは、他国にデータを提供しているに過ぎないのではないか。

 日本としては世界ランキング(7位)を気にしなければいけないのもわかる(日本のランキングが低すぎると”開催国特権”の連続に説得力が無くなるから)。しかし、今回は韓国(8位)もポーランド(9位)も2次で敗退した。日本と順位が入れ替わることはない。

 などなど、不満に思いながら記事を読み、書いているうちに、中国にストレートで負けてしまったようだ。6位か~。結局、日本は今大会、世界ランキングで日本より上位にある国には一度も勝てなかったことになる。柳本監督が「これまでで最強」といったチームのいまの実力は6位なのだと真摯に受け止め、北京では銅メダルを目指してがんばってほしい。鍵はセッターですぞ。


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