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男子ワールドリーグ、フランス相手に快勝 [バレーボール]

フランスに快勝。ワールドリーグは(賞金かかってるけど)練習試合のようなものなので、勝敗よりも内容が大事だと思うんだけど、やっぱり勝つと素直にうれしい。

で、内容を振り返ろうと思うのだけれど、中継は日本のハイライトを中心にした編集になっているので全日本がスーパープレイヤーの集まりのような印象を受けてしまうのである。「よかった」と思っても、実はカットされた部分の中にけっこうへぼいミスがあったりするのだ。日曜の夕方っていう手薄な時間帯を取ってるんだから、全部流していいんじゃないのかなあ。

それはさておき。よかった点を印象の強かった順に。

1、松本のプレースタイルが大きく変わっていた。解説の川合や中垣内が何度もコメントしてたけど、クイックの入りが早くなって、ジャンプして待っている状態になっていた。滞空力あることががよく分かった。その結果、威力も増大。レシーバーをはじくシーンも。前回見たときはブロックをかわすように打っていたので、拾われたり、かわしきれずに止められたりしていた。大違いだ。この調子が持続できれば攻撃のバリエーションもずいぶん広がると思う。

2、サーブ。越川、富松に加え、きょうは石島のサーブもよかった。ただ強いだけのドライブサーブって感じじゃなく、きちんと狙って打ててたところがよかった。富松がラインを踏むとかしょうもないミスはあったけど、これだけ崩せると互角に戦えることがよく分かった。

3、石島のディグ。放送の中では石島のディグが光っていた。飛びついてあげて、アタックを決めるシーンが何度もあった。レフト側(味方コート)にいた津曲が自分の守備範囲のボールに反応できずに突っ立っていて、反応して拾いにいった石島のじゃまをしてしまう場面も…。

4、越川が変化をつけたうまい打ち方を随所で見せていた。ブロックを利用した打ち方、やればできるんじゃないかって感じ。ボールが集中しなかったのもよかった。

悪いかどうかは(編集のために)わからないけど、気になった点。

1、やっぱり津曲。放送の中ではレセプションは悪くなかったけど、なんか一人だけ雰囲気が違う。千葉もそうなんだけど、自分の守備範囲を守ってればOKって感じなのだ。リベロなんだから守備の司令塔として、レシーバー・ブロッカーにもっと指示を出していいと思うし、それをすべき年齢でもあると思う。しているのにテレビに映らないだけかもしれないけど、石島のじゃまをしたプレーはリベロとしてあり得なかった。

2、オポジットにスタメンで出たルーキー清水。レフティ。取り立てて速いわけでも高いわけでもない。いまのところ通用しているのはデータがないからだろう。器用な選手だということはわかったが、一方で雑なスパイクもあった。まあワールドリーグだし、やりたいようにやってみるのがいいかも。まだ若いし、越川のように伸びていけば楽しみ。

3、2と関連するんだけど、清水は192センチ。200センチの山本や198センチの直弘と比べ見劣りは否めない。
でかい選手がいつまでたっても使い物にならず、実績を出さなければならない監督は、小さくて器用な選手を選んでしまう。その結果、当初は善戦するものの、本気の大会では世界に歯が立たない。結局、監督がクビになる。新しい監督はまず大型化をめざし…(以下、くり返し)。男子も女子も、このデフレスパイラルがずっと続いてきた。植田監督もその落とし穴にはまりかけてるんじゃないだろうか。
きょう、スタメンでは川浦をいれたものの、結局、松本をメインで使った。となると、197センチの石島が最高で、あとはみんな190センチ台前後なのだ。経験を積ませる意味で使ってるんだったらいいんだけど、まさかこの路線でずっといくつもりなのでは…と危うさを感じてしまうのでした。


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