えげつない柳本監督にどん引き…

スポニチの記事（4日付）より引用。

バレーボールの北京五輪世界最終予選兼アジア予選（５月１７日開幕、東京体育館）の組み合わせが決まり、世界ランク８位の日本女子の初戦は同９位のポーランドに決定。柳本監督は「ポーランドの直前合宿を受け入れないで、時差ボケのところを叩きたい」となりふり構わぬ“秘策”を披露した。

こちらはサンスポの記事（4日付）より引用。

やれることは何でもやる。昨年１１月のＷ杯で１９９１年大会に並ぶ史上最低の７位に終わった柳本監督が、冗談半分で裏技を思いついた。初戦（５月１７日）で激突するポーランドの来日を遅らせ、“体調不良”のまま試合に臨ませるという前代未聞の作戦だ。「ポーランドの事前合宿を受け入れてほしくない。相手が時差ボケのまま戦いたい」

ついに本音を言ってしまいましたねえ。。。「冗談半分」なんてフォローされてますが、冗談に見せかけた本音でしょう。えげつない人ですねえ。。。いままでもこういうことはずううううっとあったはずですが、あからさまに口にしたのは柳本監督が初めてなのでは。

ブラジル女子が台頭しきっていない2000年ぐらいまで、日本開催の国際大会で日本の初戦の相手はほとんどブラジルだった記憶があります。これをある解説者（たぶん川合）が、「ブラジルは地球の裏側から大会直前に来日して、時差ぼけがまだ治ってませんから初戦にはうってつけです」ってなことを言っていた記憶があります。しかし、これはあくまでも”外野”の声。柳本監督は競技者ですからねえ。恥も外聞もあったもんじゃないですね。スポニチの”秘策”の文字、サンスポの”裏技”の文字が、日本女子のおかれている情け無い状況をよく表していて涙をそそります。

日本女子は昨年のW杯でも、ポーランドには最初から強豪をがんがんぶつけ、自分たちは緩い組み合わせ（←なのに苦戦）で体力を温存し、さらに日本がポーランドに奇跡の逆転勝ちをした印象が強く残っている札幌会場で再び対戦する、という”秘策”でポーランドを破りました。

そして今回。これはもはや、ホームアドバンテージなんぞというレベルではありません。ポーランドを応援したくなってしまいます。日本がポーランドに負けたりなんぞすれば目もあてられないし、勝ったにしても「陰険な手段で勝ちを拾った」という印象が残ってしまい、この上ない後味の悪さを感じることでしょう。

そんな監督が率いるチームをどうやって応援しろというのでしょうか。

コメント 24

rioさん、おはようございます。また来ちゃいました。

私もびっくりしました。「それを言っちゃあおしまいよ」発言ですよね。優遇されているんだから、はったりかますぐらいの度量を見せてほしいです。

バレーボール番組を見てると、柳本さんは「シドニーの前の状態に戻って」「危機感を持たなくちゃいけない」とか言ってますけど、この時期にそんな基本的なこと言っててよいのだろうか。4年間チーム作ってきたんじゃなかったのか。

ポーランドの合宿はフェアに受け入れてあげてほしいです。

by うりぼん (2008-03-06 09:25) 

自費でポーランドを受け入れましょう
ワタシにはムリです
カンパはしてもいいです

ヤナ監督は大向こうのウケを狙いすぎです
メディアにへんに教育されてますね
by 456 (2008-03-06 18:05) 

リップサービスで片付けられる問題じゃないような気がします～
昨年の世界バレーで中国不参加の中、ロシアを出場させないで、オランダもいない大会での７位。対戦順、ブロックにも恵まれすぎて？ホームの声援の中でもオリンピックの切符は取れませんでした。あからさまなホームびいきなので当事者は恥ずかしくてそんなユーモアなど言えないと思うのですが・・・毎回の事なので当たり前と思っているのでしょうかね？それにしてもRIO殿よくブッタ斬ってくれました～御意であります～

他のバレーブログを見ても、今回の柳本氏の発言には手厳しい意見が圧倒的に多いです～というより全部かな・・・

なんか今回の発言でいろいろ後ろ向きな事を考えてしまいました。久光なんかスター軍団なのにどうしてパブロア一辺倒の攻撃なのか？もしかしたら協会からの圧力（データ取り？疲労で怪我させる？）かもなんて・・・
体育館に入る時の一礼、あいさつなどを見ても日本のバレーボールには柔道、剣道に見られる「道」が存在していると思っています～

バレー協会は本来の「姿勢」を思い出してほしいです～
by 小太郎 (2008-03-06 21:21) 

rioさん、こんばんは。

２日のＶリーグをＴＶ観戦していて、解説の植田監督が「尊敬する松平会長」と発言（後から名誉会長と言い直してましたけど。）していてげんなりしていたところに、この柳本監督のニュース。もうなんだか応援する気が失せます。とは言え、結局応援しちゃうんですけど。

こういう監督についていかなければいけない選手達、大変そうだなあ。
by しっぽなし (2008-03-06 21:53) 

>うりぼんさん、ほんと、この期に及んで「シドニー前」に戻ってどうするんでしょうか（笑）。シドニー前にもどったら五輪は予選落ちですよね（笑）。

柳本体制は6年目ですからねえ。どんなスポーツでもそれだけやって結果が出せなければ更迭ですよね。そんな時に、いまさら「危機感」って言い出しすと、何やってたんだ！って言われても仕方ないですよね。
by rio (2008-03-06 22:09) 

>456さん、柳本監督は昔からメディア好きですが、かなりずれてしまってますね。どんな国でも、どんなスポーツでも、こんなバカなことをいう代表監督はいないと思います。
by rio (2008-03-06 22:10) 

>小太郎さん、百歩譲ってこれがただの冗談だとしても、そういうことをメディアの前で口にしてしまうほど世間とずれてるってことですよね。

大林素子ら一部のブログでは「言葉がメディアに載ると意図通りに伝わらないことがある」なんて、フォローにもならないことが書かれていました。

芸能情報などでメディアが発言を歪曲して伝えることはよくありますが、今回のケースはむしろ、あまりの最低発言にメディアの側が気をつかってフォロー気味に報道してます。

なんでもかんでも、ひいきの引き倒しみたいに”弁護”するのは、ためになりませんね。
by rio (2008-03-06 22:21) 

>しっぽなしさん、「松平会長」ってのも笑いますね。やっぱり意識的にはあの方がまだ「会長」なんでしょうか。NHKの海老沢みたいですねえ。

柳本監督は数十人しかいない「日本代表監督」で、バレーボールの「日本の顔」なんですから、ファンに情けない思いをさせるようなことは慎んでほしいですよね。
by rio (2008-03-06 22:29) 

そうですね。意識の上ではいまだに「会長」なんでしょうね。

まあ、植田監督が誰を尊敬しようとかまわないんですが、それを解説で言ってしまうあたり、いったい誰に向かって解説してるのかと思いました。

本当に、ただでさえ少ないファンをがっかりさせるようなことはしないで欲しいですね。
by しっぽなし (2008-03-06 23:10) 

今までの大会で使ってきた、「強い国を当て続けて弱ったところを全力で叩く！」作戦が使えないから焦ってるみたいですね～。

ポーランド発言で目立ってないですけど、最終予選で1番勝てなそうなセルビアが最終日になってますね。
偶然ですかね（笑）
対戦日が選べるのは2カ国だけってのはこれを見るだけでも怪しいですよね（笑）

どうせならポーランド、セルビアを最終2連戦にして、「全勝対決！」とかっていう風に煽れば批判もなくいけたのになぁ。

ほんとに受け入れなくてかつ初戦で負けたら目も当てられないですね。
by ケイ (2008-03-06 23:14) 

>しっぽなしさん、植田監督はそもそもテレビ向きじゃないですよね。サービス精神乏しいし、愚痴が多いし（笑）。フジが「武士」とかいってヨイショしてますが、追い込まれぎみの中間管理職にしか見えません。。。
by rio (2008-03-06 23:47) 

>ケイさん、ポーランドと韓国の日程は柳本枠、残りはテレビ局が決めたんでしょうね。

フジ…ポーランド、韓国、カザフスタン、セルビア
TBS…タイ、プエルトリコ、ドミニカ

おいしいところをフジが全部持っていってます。もしかしたら、最初から全部、フジが決めているのかもしれませんね。
by rio (2008-03-06 23:53) 

いやあ、スポーツマンシップも何もあったもんじゃないですね。
どうしてこうもバレーボールファンをげんなりさせる事をヘラヘラと言うのでしょう。
冗談ではすまされない発言です。

これを聞いた日本代表の感想を聞きたい。
なんか応援するの、考えちゃうなあ。

植田監督はそんなことは言わないと思います。
そこまでは肝は据わっていないと思います。
この前、“すぽると”に両監督が出ていましたが、植田監督、メールしても返事が返ってこない選手もいるって。
誰だろ。　ゴッツかな。　千葉かな。
by YM (2008-03-07 00:27) 

>YMさん、植田監督って「闘将」とか「武士」とか言われてますけど、けっこう肝っ玉が小さいですよね（笑）。

テレビのインタビューでも、ちょっと突っ込んだ質問されるとどんどん早口になってぐちぐちと…。その点、柳本監督は蛙の面に水みたいな感じで。ただ、今回の発言はいくらなんでもひどいと思いますが。

私もその番組見ましたよ。上司からのメールに返事を送らないのは失礼きわまりないと思います。

が、それよりも、部下への”ご機嫌うかがい”みたいな感じでメールを送ってくる上司が嫌です（笑）。私なら、仕事の話なら仕事の時間に直接言ってくれよ、と思ってしまいます。

仕事帰りの一杯とか、メールとか、全否定はしませんが、まずは何かに頼らず、１対１で向き合える強さや技術を持って欲しいですね。上司も部下も。
by rio (2008-03-07 00:38) 

まぁ、情けないというか、普通は心の中で思っていても、
発言はしないことだと思いますね。今回の組み合わせは
（も）発言がなくても、あからさまに分かりますけど。監督
さんも、自分の首がかかっているので、なりふり構わずな
んでしょう。やっぱり金のちからなんかなぁ？＜日本開催

今回もテレビは見ますが、音量小さく、女子はポーランド
を応援します。男子は、一応日本を応援します。
by にこたま (2008-03-07 10:21) 

>にこたまさん、日本開催はカネの力です。これはアコスタ・FIVB会長自身が、2006年の世界バレーの際に示唆しています。

今回の世界最終・アジア予選も、女子はメインをフジ、男子はメインをTBSという形で巨額の放映権料をFIVBに支払っているはず。今年は五輪なのに、その直前のWGPも日本開催ですからねえ。

いまの全日本って、男女とも、だれも楽しそうな顔もしてなければ、充実した顔もしてないですよね。卓球日本代表チームがまぶしく見えます。
by rio (2008-03-07 12:37) 

rioさん、こんにちわ。
ここまで来るともう、世も末ですね・・・
もはやハンドボールの「中東の笛」状態に近いです。
そのうち、審判だって巻き込んで、贔屓や疑惑の判定なんてなって来そうな感じですね。
そうまでして勝ったところで、ファンや全国で何がしかの形でバレーをやっている人達（自分も含む）が、果たして喜んでくれるかちったぁ考えて欲しい。
余りに情けない。
これじゃ～、上田桃子の発言だって、何にも言い返せないですね。
バレーボールをやってる（若しくは好きである）ことが、それこそ「恥ずかしいこと」にならないよう願うばかりです。
by Yuichi (2008-03-08 15:34) 

ある意味国辱モンの発言のワリに世間一般では笑ってしまうほど全くスルーされてますな？最近の異常なまでの失言叩きの風潮からして「許される発言」やった・というよかそんだけ世間一般ではバレーネタへの関心は薄いってコトでしょうねぇ？

まぁアレですわ、そこまでしねぇと逝けへん五輪に「反則背伸び」してまで逝っても恥かいて帰るハメになるだけなんやし…もぉヤメとけば？と。
つ～か、んなコトをネタにせよ述べちゃう時点で自分らの力のなさを晒す自虐プレイやと思うんやけどなぁ？

…てかンなセコぃコトをおおっぴらに述べちゃう前に、この４年間にもっとやっとくコト、やれてたハズのコトが山盛りあったんじゃねぇの晶ちゃん？
by まりふぁな (2008-03-09 10:00) 

あ…４年やなくて６年か？＜晶ちゃん体制
…小学校に入った子がもぉ卒業しちゃうって年月やん？
by まりふぁな＠連投スンマセン↓ (2008-03-09 10:03) 

>Yuichiさん、私も中東の笛を想像してしまいました。。。

上田桃子の発言はTBSが上田の意図と違う形で編集した結果、騒ぎになったと聞いております。上田は貧しかった生い立ちを背景に、「バレーやバスケではプロとして一生食べていけない」という意味で「先が無い」と言ったところ、「バレーやバスケは先が無い」とだけ放送されたのだとか。TBSのやりそうなことです。

それから比べれば柳本発言は確信犯。たぶん発言をそのまま活字に起こしても、あるいは映像で見ても、不快感は変わらないでしょうね。
by rio (2008-03-09 13:46) 

>まりふぁなさん、あるニュース投稿サイトに柳本発言が投稿されていたのですが、そこについていたコメントに「スルーすればいいようなどうでも言い発言をわざわざ取り上げるメディアがおかしい」という意見がありました。

察するに、世間は「柳本監督が何を言おうとどうでもいい」ということなんですね。テレビ局とJVAが推進してきたバレー演出の結果が大多数の”無関心”を招いているわけで、これは”アンチ”よりもきつい。

メディア利用を意識している柳本監督だからこその刺激的な発言だったのでしょうが、それが却って”バレー離れ”を印象付ける結果となってしまいました。。。
by rio (2008-03-09 14:06) 

コメントのテストメール
by ピピ (2008-03-10 11:19) 

こんにちは。↑失礼しました。
rioさんのブログのリニューアル後もコメントを投稿できるようでひと安心しました。
そうそう、柳本監督の発言は、
何だかOQT、五輪での戦いぶりに不安を抱かせるような発言で、すでに期待薄です。
前回のOQTも日本開催でしたから、二大会連続開催はいくらなんでも不公平では、と感じます。
それに輪をかけて今回の代表監督のこの発言ですから、相当、ひいきされているという自覚が全くないということですよね。
いや、これでもまだ足りないとなると一体、どこまで暴走してしまうのか、どこまでお膳立てしてあげないと勝てないのか、と想像するだけで気分はすっかり冷めてしまいます。

選手に罪はないので、ベストを尽くして頑張ってほしいという気持ちに変わりはありませんが....何度も繰り返されているように監督、スタッフサイドに問題があるのが日本バレーの現状であって...
（あぁ、五輪を目前にしてこんなことを書きたくない）
by ピピ (2008-03-10 11:41) 

>ピピさん、so-netがご迷惑をおかけしてすみませんでしたm(_ _)m

世界最終・アジア予選の開催は、前回も前々回も日本ですよね。そのまえはたしか、世界最終だけが独立していて、日本開催だったような記憶があります（間違ってたらすみません）。日本女子バレーが世界のバレー界で”稼ぎ頭”だという構造がそうさせるんでしょうね。

私もほんと、気分が冷めてきてます。スポーツ界の女子選手は次々に「キャラが立った」人材が登場してますよね。マラソン、スケート、ゴルフ、卓球、バスケなどなど。その中で、女子バレーは没個性、無個性な感じが目立ちます。監督がこんな形で話題になっているようでは、彼女たちの個性はますます埋没していくでしょうね。
by rio (2008-03-11 07:13)