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北京準々決勝・女子・ブラジル戦 よくがんばった!すがすがしい負けっぷり [バレーボール]

女子の夏も終わりました。格下にはめっぽう強く、格上にはまったく歯が立たなかった全日本女子。きょうも数字だけ見ればそれは変わらないのですが、内容は、持てるものを全部出し切ったことがうかがえるものでした。完敗だけに「すばらしかった」という表現は使いづらいですが、全力で戦って及ばなかったのだから仕方がない。何が足りなくて負けたのかはっきりした分、むしろ、すがすがしい負けっぷりだったと思います。

ローテはこんな感じ。

竹下          栗原      荒木

杉山          木村      高橋
--------------------------------------------
ファビアナ(MB)   マリ   フォフォン(S)

シェイラ       パウラ  バレウスカ(MB)

<全体>
両チームとも、スタメンはWGP決勝とほぼ変化なし。相手をよく研究し、弱点を徹底的に攻める姿勢も、両者とも一貫していました。その状況で、0-3(12-25、20-25、16-25)だったのは、点差の分だけ日本の弱点が多かった、ということです。

日本の弱点の多くは努力ではどうしようもない部分、つまり、竹下と高橋が対角を組んでいる低さから生まれるものでした。日本女子2008の総まとめとして、ギマラエス監督がそのことをきっちり指摘してくれたように感じています。

<第1セット>
杉山・木村の2枚でマリのレフト攻撃をシャットアウトしてスタートしたブラジル戦。NHKは最初の5分がニュースで、放送が始まった時にはすでに3-8のタイムアウト明けでした。そこまではライブスコアで確認をしていましたが、マリのサービスエースが続いていておかしいなあ…と。放送が始まって納得しました。

マリのサーブ時は、栗原が前衛レフト、高橋が前衛ライト、木村が後衛のローテーション。栗原・高橋に両サイドでサーブレシーブをさせ、佐野が真ん中、木村はバックアタックに備える、というフォーメーションを、WGPあたりからやっていました。放送が途中から始まったので、はっきりしませんが、今回も同じ作戦だったと思います。

この場合、コート中央~アタックラインの真ん中にかけてが、「日本攻撃陣の動線の交差点」になります。木村のセンターバックアタックもそこを通ります。前衛荒木がクイックに開くのもその付近です。さらに、高橋がライト→センターの時間差に入ろうと思えば、やはりその付近を通過します。

マリは身長を活かしたジャンピングフローターで、この「交差点」に落ちるサーブを打ってきました。日本には、この手のサーブをセンターがオーバーで取る約束事がありません。必然的に佐野の受け持ちになりますが、佐野は強いサーブ・長いサーブに備えて深めに構えていたことと、栗原のほうのカバーも意識をしないといけないので、前に落とされるサーブにまったく対応できませんでした。

3-5、3-7とマリのサービスエース。3-8で放送が始まった直後、マリの前を狙ったサーブがネットインで荒木のそばに落ちます。さらに、次のサーブは「交差点」に完璧に落ちて連続サービスエースで3-10。日本はタイムアウトを取り、木村をサーブレシーブに入れて4枚レシーブ体制にしますが、その木村の前に落とされてまたサービスエース。このローテをやっと切り、栗原・佐野・木村・高橋が横一線に並ぶ”完全4枚レシーブ体制”にしますが、次のサーバー・ファビアナには伸びるサーブを打たれ、木村がジャッジしてよけた直後から落ちてくるおまけつきエースで4-13。

結局、マリに5本、ファビアナに1本のサービスエースを取られてしまいました。サーブ自体は無回転でもなんでもない、平凡なフローターです。しかし、日本の急所を見抜く目があるギマラエス監督の手にかかると、それだけで6点もとれてしまうわけですね。

日本はこのあと、栗原が後衛に下がったあとも完全4枚レシーブ制を続け、その影響で、栗原がバックアタックをややレフトよりから打つフォーメーションに変えました。

そうなると、ブラジルは当然、木村・栗原の前衛にいるほうを、強いサーブで狙います。「交差点狙い」はあっさりと中止。中止、というより、目的を達成して終了、ですね。相手の戦術の変化に対応する戦況把握の早さ、そして、それを確実に成功させる技術。これがブラジルを世界一に押し上げている最大の要因だと思います。

栗原はよくふんばってましたが、やっぱりサーブレシーブの経験の少なさが出てしまいます。さらに、バックアタックを打つ位置が変わって打ち切れず、前衛に上がってきても攻撃に集中できない状態。

竹下は、苦しい状況をセンターと高橋をまぜて乗り切ろうと抵抗していました。「やればできる子」バージョンの竹下でしたが、ここでもブラジルが一枚上手。高橋に対しては、レフト攻撃・ライト攻撃ともストレート側を完全に閉め、「ブロックアウトされてなるものか!」の気迫。高橋の低さでは、超インナーに打ち込めない(フェイントしかない)ことを見越して、徹底してきていました。

そうやって日本を崩し、攻撃を拾い、カウンターアタックは徹底して竹下/高橋の上から。日本守備陣がサイドを警戒すると、すかさずセンターからクイック。ラリー中の「クイックおとりでシェイラがライト→センターの時間差」も使われ、なす術なし。ダブルスコアで落としてしまいました。

ギマラエス監督のシナリオ通りに進んだ第1セット。日本が対応を完了したときにはすでに、どうしようもない点差。「作戦負け」の典型でした。

<第2セット>
日本は最初から4枚レシーブ体制。ブラジルは木村狙いのサーブでスタート。高橋のサイド攻撃は通らず、日本のバックアタックのコースも研究されて拾われまくりの展開。バックアタックのコースは、WGPの時点ですでに対応されていましたね。

さらに、切り返しのサイド攻撃では、竹下・高橋の上からは強打、それ以外の、ブロックが高いときには、真裏に落とすフェイントを多用してきました。これも、日本が、ブロックが高いときはワンタッチを取るために、レシーバーを深い位置取りにしているからですね。

シャットアウトがなかなかできず、ワンタッチ~レシーブ力に頼る日本としては、必然的なフォーメーションです。その弱点を徹底的に突かれたわけです。アトランタ~シドニーのころの韓国戦を思い出しました。あの時も、サーブで前後に揺さぶられ、攻撃でもワンタッチとフェイントを織り交ぜられて崩されたのでした。

このセットは、高橋の完全にブロックアウトと取ったスパイクが「アウト」と判定されるなど、ミスジャッジ&運の悪い失点が続いたものの、4枚レシーブが機能して互角。サーブで攻め、ラリーで粘った日本は、15-16まで詰め寄ります。途中、「クイックおとりの高橋ライト→センター」攻撃も、クイックがA~C寄り、高橋をセンター寄りから斜めに短く入らせるなどの改良が見られてきれいにきまり、流れをつかみかけますが…ダメ。

ブラジルは「栗原をサーブで狙い、切り返しを竹下・高橋の上から打つ」という勝ちパターンを徹底し、日本は一気に突き放されてしまいました。

日本もチャンスボールを何度か手にしましたが、アタッカーが焦った(速く打つことを意識しすぎた)のか、手打ちになってしまって決め切れません。クイックのおとりに跳んだ荒木が、足をすべらせてネット下で仰向けになってしまう危険なこけ方もあったりなんかして、最後はライト高橋がパウラに1枚で止められて終了。←これも、リプレイを見ると、高橋はクロスに打つふりをして直前にストレートにコースを変えているのですが、パウラはクロスを止めるふりをしてストレートにきっちり手を出しているんですね。一枚も二枚も上手でした。

<第3セット>
最後の最後となった日本。開き直ってサーブで攻め、ラリーでは果敢にコンビを使います。さらに、相手サイド攻撃へのタイミングがあってきて、シェイラを止めるなどプレッシャーをかけ、8-6でタイムアウトに入る健闘。

この2点差を守ってサイドアウトを続けます…が、11-10からのラリー、2ndボールをアンダーでレフトに上げた高橋、珍しくミスってダイレクトでネットを越えてしまい、カウンターをくらって11-11。続くプレーでは、荒木Bクイックが読まれてどシャット、11-12。さらに、相手スパイクを拾ってラリーになったものの、竹下が一瞬トスを迷い、結局、手を上げて呼んでいた木村のバックアタックを選択するものの、トスがあわずにネットで11-13。2点リードが、一気に2点ビハインドになってしまいました。

ここでタイムアウトを取った日本。しかし、明けに、栗原のレフト攻撃がアウトになるおまけつきで11-14。そわそわしかけていたブラジルを、完全に立ち直らせてしまいます。佐野が、ほぼチャンスボールのスパイクレシーブをミスってダイレクトで返ってしまうミスもあり、12-16。ここで決着がつきました。

柳本監督はタイムアウト明け、最後の一手で、電池が切れかかっていた高橋に代えて狩野を投入。そのまま前衛でも最後まで使いました。「テンシンと心中」と公言していた柳本監督が、テンシン体制の最終盤でこの采配。高橋は「都合のいい女」みたいな感じになってしまいましたが、最後は「情」ではなく「勝利」にこだわったと見るべきでしょう。

タイムアウト明けからのブラジルは、さらにパワーアップして笑うしかない状態。栗原をサーブで徹底的に崩し、ラリーになってもすごい集中力でボールを上げて、クイックをばんばか使ってくる始末。なす術なし。15-24という大差でも、フォフォンにワンポイントブロックを入れ(タイーザ)、バレウスカに代えてサッサをピンチサーバーに起用する徹底ぶり。ライオンはネズミを捕らえるのにも全力を尽くすのです。完敗でした。

<そんなわけで>
全日本女子は、ベンチも含めてやれることをすべてやった
と思います。これはつまり、柳本監督のもとで今のチームをどれだけ鍛えても、ギマラエス監督率いるいまのブラジルには絶対に勝てない、ということですね。

月バレで「ブラジルには勝てる」と豪語した柳本監督ですが、予選を終えた時点では弱気発言が飛び出していました。この完敗で、潔く代表監督を降りる気持ちになれたのではないでしょうか。

竹下・高橋も自分たちの限界を改めて痛感したはず。ボールの下に入るスピードが世界一でも、ワンタッチを取る技術が世界一でも、「ブロックの上から打たれる」「バックアタックが打てない」という弱点は消せません。そんなことはアテネのときから分かってましたが、柳本監督が「心中」なんて言ったせいで、歯がゆい思いをこらえて応援してきたのです。もういいでしょう。満足したでしょう。お疲れ様と言わせてください。

全日本2009からは、本当の意味での世界標準+日本の良さを組み合わせたチーム作りに突き進んでほしいと思います。JVAがテレビ局との癒着を断ち切り、本気になれば、いまの選手たちですごいチームを作れる監督がきっといるはず。次期監督選びを見守りましょう。


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ミウミウ

rioさん お疲れ様でした。

今日の放送中は職場だったので、仕事をしてる振りをして携帯のワンセグをモニターの横にさりげなく置いて、チラ見していました。残念ながら画面が小さくて、選手の動きは見えるのですがボールまで見えませんでした。(泣)家で録画セットしてきてるんですが、もう見なくてもいいかしら、なんて、rioさんの感想文で十分満腹感を得てしまいました(笑)

毎日観戦を楽しみにしていたのですが、あっという間のオリンピックでした。やはり、心中発言を聞いて以降、弱点は分かっていただけに、やっぱりなぁ、というのが本音ですね。

rioさんが言われるように、卒業後のチームに期待しようと思っています。世界標準をテーマにチーム作りをしてくれる監督、スタッフを、マスコミに踊らされることなく選んでくれることを切に祈ります。

※rioさん、いつもご返事ありがとうございます。今後も拝読させていただきますので、よろしくお願いいたします。



by ミウミウ (2008-08-19 18:04) 

chan

北京、終わってしまいましたね。
実力から考えても、妥当だと思いますが、
大きな舞台でポーランド戦のような戦いがみれて、
良かったです。

きっとこれから監督・世代交代がなされて
いくと思いますが、ロンドンに向けて、真のエースが育つことを
願います!!!


by chan (2008-08-19 18:11) 

まるこむ

最後の最後に
「やっぱテンシン(=柳本)じゃだめだよね」
と思わせてくれた試合でしたね。
おそらくこの試合を見た人はみな同じ感想を持っているでしょう。
ロンドンでは最低限の高さとパワーのあるチームを作ったうえで、しっかり日本のバレーを見せてほしいと思いました。
個人的には荒木の成長と大山の復帰に期待です!

しかし解説の素子さんには、最後なんだからもっとズバズバ言ってほしかったです。柔道の篠原のようにアナウンサーを困らせるほどの実況を期待してたんですが。(篠原は4年後には井上康生に席を奪われてそうですが...)

バレーがあっさり終わってしまい、私の後の楽しみは今日の体操の冨田だけになってしまいました。
メダルは厳しいかと思いますがミスなく演技をしてほしいと願うばかりです。
by まるこむ (2008-08-19 18:29) 

rio

>ミウミウさん、ワンセグでテレビ見てるひと、よく見かけるようになりました。いまの普通の携帯もろくすっぽつかいこなせない私からすれば、手の届かない世界の方々です…orz

今日の試合は負けてしまいましたが、良くも悪くも日本らしさが出た内容でした。男子とちがって、「これが私たちのバレーです」と胸を張っていいと思います。

チームは大幅な改革になると思いますが、主力の栗原・木村・荒木が不動なのは心強いですね。期待しましょう!
by rio (2008-08-19 18:29) 

rio

>chanさん、私もポーランド戦がベストだと思います。そのあとは負けが続いた日本ですが、持てるものは出し切りましたね。今のチームでできることはすべてやったので、階段は一つのぼったと思います。
by rio (2008-08-19 18:36) 

rio

>まるこむさん、モトコさんは空気の読めなさ全開でしたね。試合の中盤以降は、ひたすら「選手交代しろ」しか言ってませんでした。

今日の試合で選手交代をくるくるやったとしたら、すべての選手&監督・スタッフが不完全燃焼だったと思います。高橋の最後の交代は足が動かなかったので仕方がないですが、それ以外は、「固定メンバー」で戦ってよかったと思います。それが柳本カラーなので。

大山、戻ってきてほしいですね。あれだけの世界レベルのアタッカーは、日本にはなかなか出てこないと思います。さらに、プレーに華がありますよね。ロンドンのコートに立っていてくれることを祈ってます。
by rio (2008-08-19 18:41) 

ミウミウ

携帯、さも使いこなしてるような見栄を張ったことを書いてしまい、赤面してます。(汗)ワンセグ、初めて使いました〜!(笑)告白しますが、実は携帯は電話以外に使ったことがありません。もちろんメルアドも持っていません!写真も撮ったことありません!それどころか、持ち歩くのもしょっちゅう忘れて、家族からは不携帯電話と呼ばれております。(返事不要)
by ミウミウ (2008-08-19 18:44) 

北斗

テンシン丼にここまでこだわって来たんだから、最後の瞬間ぐらい高橋をコート
に入れてあげて・・・と思っちゃいました(笑)

これから柳本監督・テンシンが抜けて、どういう全日本ができあがっていく
のか今から楽しみにしたいと思います!
by 北斗 (2008-08-19 19:00) 

ゆるぼん

私も仕事場でちら~っと見て、すぐ用ができてしまったので未だに見れないままですが、そのちら~っと見た数分のプレーが目も当てられなかったので、帰っても見ることはないと思います。m(_ _)m

さっきちょこっとみた記事によると、監督は去就について明言を避けているようです。
ちゃんと交代してくれるんでしょうか。(ぬぐえない協会への不信)
交代したとしてもタイムアウトのとき「ここが踏ん張りどころや!」しか言わない人は困りますが・・・。

大山の復帰は日本を世界レベルに引き上げるためには必須条件だと思います。
栗原、大山、木村、荒木、杉山(好きなので勝手にロンドンまでやってもらうことにした)、とにかく小さくないセッター(苦笑)、とリベロの佐野がガチメン(←すっかりお気に入り)でしょう。
ただ、このメンバーだとレシーブに不安がありますね。
そこは何とか4年で形にしてほしいです。

ロンドンへ向けては、男子より女子の方が期待が大きいです。
by ゆるぼん (2008-08-19 19:38) 

子豚のこむぎ

rioさん、こんばんは。
不覚にも卒業式となる晴れ舞台、桜じゃなく蝉の声が降り落ちる昼日中。
寝過ごすと言う大失態をしでかしました…orz 気がつくと2セット目が始まっており、己の未熟さを寝汗と共に嘆いております。(T_T)

試合後、放送時間に余裕があったのか各セットのハイライト放送があり、rioさんの記事と共に何が起こっていたのか理解させて頂きました。(感謝です)

最後の最後に、タイムアウトで監督が厳しい表情で高橋に指示を出している姿を初めて見た事に妙に驚き(その後狩野に交代)、私には卒業アルバムに載せたいワンシーンとなりました。

by 子豚のこむぎ (2008-08-19 20:09) 

ミウミウ

サーブレシーブにドリブルが無くなったのですから、サーブはどんどんオーバハンドでとっちゃえばいいと思うんですが・・・別にA キャッチにこだわることはないじゃないですか?!って、やっぱり録画見てしまいました。でも二段打つエース弱いですよね・・・

イーメイ、上手じゃないけどああいうの一人いるといいですね〜パワー元気系。
あとセンター、私は杉山はテレビ局のせいで選ばれたと思ってるんです。庄治が選ばれなかったこと、今さらながら悔やまれます。


今夜から夜更かし(12時以降は私にとって夜更かしです)しなくてもいいと思うと、すでに飲んでいます(笑)次の日会社に行くことを思うと、あまり飲めませんでしたので・・・

いつもベリーロールオールスターズの深夜の書き込みを、翌日冷静に楽しくシラフで読んでいたのですが、今はすでに(酔っぱらい)深夜モードです。選手でもないのに、緊張が解けてしまいました。ご免なさい。

by ミウミウ (2008-08-19 20:36) 

試合がみたい

正直、これが柳本監督集大成とは思いたくないですウルトラCもなく5年前に感じたこの監督なら金とはいわず上手くいけば銅メダル圏内の日本になれるかも…という期待があったのですが、アテネ以降どうも力は平行線のままで上向く事もなく世界のトップグループには確実に水を開けられているのを実感していた4年間でした。柳本監督の1番の誤算は大友の妊娠だったんだろうと思いますが、それにしても策がないと感じました。来年の監督には厳しい練習を公言しているカプラーラあたりどうでしょうロシアの選手があまり全体練習嫌いなのを嘆いていましたから
by 試合がみたい (2008-08-19 21:45) 

rio

>北斗さん、荻野と心中と言いながら続投したいと言ってる植田監督もどうかと思いますが、同じく、テンシンと心中といいながら、柳本監督は、最後は高橋をはずしたんですよね。男は身勝手ですね。。。
by rio (2008-08-19 22:01) 

ゆう

こんばんは!これで全日本女子も終わりましたね。完敗はしましたが、今の全日本女子の力を出し切ってたし、あれが今の限界ですよね。ギマラエスが言っていた「サーブで崩してしまえば日本の攻撃は恐くない」は日本の攻撃に対する一番のダメだしです。もうこれも前から言われていますが、日本はサーブレシーブが崩れたときの攻撃パターンが少ないし、2段トスの決定力が低すぎます。“サーブレシーブが返れば強い”なんてバレーを続けてたら、いつになっても強豪に勝てるわけありません!!キャッチは6割返ればいいといわれてる時代、ある程度崩されるのは当たり前。また日本のお家芸といわれるコンビバレーでも、ブラジルに質の違いを見せ付けられましたね。もう全てブラジルのが上!完敗です!! 竹下・高橋はようやくこれで、全日本は引退になりますね。言いたいことは山ほどありますが、私も「お疲れ様でした」の一言で終わりにます。  それと先日コメントしたエース栗原について&オポジット大山、レフト木村・栗原についてのお返事ありがとうございます。やはり栗原はキャッチ参加のレフトにするべきですよね。今日の試合を見ても、打っても打っても悉く拾われてしまい、全然決まらない(決定率18%)…栗原にももっと早いトスを打たせてコンビに絡ませないと。ただサイドは全員もう少しオープンでの決定力を上げないと厳しいですよね。あまりにも日本の女子は決定力が低すぎるので。 プロの間では大山がレフト、栗原ライトという説があるということにびっくりです。素人にはどう考えても、大山より栗原のが鍛えればキャッチに入れると思うし、スピードがあるのでレフト向きだと思ってしまいます。それにオポジットには、やはり一番オープンでの決定力が高い人を入れるべきだと思うので。バックライトから2段が打てると、前が2枚のときの前衛レフトがだいぶ楽になりますよね。そうなるとやはり大山かなと。ただ私の中では大山はドシャットとメンタルが弱い印象があるので、精神面や技術・スピードの強化を期待したいですね。まだロンドンへ向けての新体制はどうなるかわかりませんが、4年後は「サーブで崩せば日本の攻撃は恐くない」と言われないバレーをしていてほしいです。
by ゆう (2008-08-19 22:08) 

rio

>ゆるぼんさん、柳本監督も、もうこれ以上居座るのはずうずうしいでしょう。

JVAからテンシンを押し付けられて使い続けた結果がこれなら「もう一期は自由にどうぞ」って感じですが、周りの反対を押し切って「心中」宣言をしたわけですからねえ。

柳本監督はこれでやめても、木村・荒木・栗原を育てた功績は残ります。大山をつぶした罪も残りますが。。。

2009年からは14人まで登録になりますし、次期監督にはその枠をフルに使える人になってほしいですね。間違ってもセンター6人登録とか、守備型サイドの選手にピンチレシーバーとか、そういうことはしない監督になってほしいと思います。
by rio (2008-08-19 22:08) 

rio

>子豚のこむぎさん、柳本監督の叱責シーンは見逃しました。。。めったにないチャンスだったのに残念です。

今日の高橋は珍しくサーブを狙って、しかも全力で打ってましたね。ああいうのを見ると、これまで「狙ってるから全力で打っていないんだ」というのも、ただの言い訳だったんだなあとちょっとむなしさを覚えてしまいました。まあ、終わったからもうこれ以上言うこともないんですが、代表向きのメンタルではなかった、ということに尽きるでしょうね。


by rio (2008-08-19 22:13) 

rio

>ミウミウさん、そうですよねえ。。。佐野がオーバーハンドでサーブを取れるリベロなら、第1セット、マリに5本もサービスエースを取られることはなかったと思います。

もうほんと、全日本女子2009では、佐野は正リベロに入らないでほしいと思っています。たしかにスパイクレシーブではファインプレーを見せることもありますが、それだけで満足してしまっているレベル。

リベロに必要なことを「やってるのにできない」のだったらまだわかりますが、なぜか「やらない」選手ですからねえ。日本は幸い、鍛えればものになるリベロがいくらでもいるはずなので、その辺はシビアに判断してほしいと思います。

庄司が選ばれなかったのは、私は単純に竹下とコンビが合わなかったからと、多治見に負けたからだと思います。コンビが合わないというか、庄司は技の引き出しの多さで勝負するタイプ。でも、竹下は技を引き出すトスワークができないセッターですから、もともと分が悪いですよね。

さらに、同じタイプのセンターとして、五輪経験がある多治見と競争になったわけですから、さらに分が悪かったと思います。

WGP予選でラストチャンスがありましたが、竹下が嫌がったのか、信頼関係がなかったのか、ぜんぜんトスが上がらず、途中で多治見に代えられて落選。

チーム作りには、数字だけでなくて「相性」も必要ですから、こればっかりはどうしようもないですね。。。
by rio (2008-08-19 22:26) 

バトフチナ

こんばんは、はじめまして。

いつも楽しく拝読させていただいてます。
細かい分析と解説、それに程よいユーモア(^-^)
とても太刀打ちできないとコメントは差し控えておりました。
ただ、柳本ジャパン最後となりましたのでコメントさせていただきます。
とりあえず選手の皆様お疲れさまでした。
あれ以上はできませんよね。すべて出し切ったと思います。

今日のブラジル戦、テレビで見ていても、rioさんの解説読んでもブラジルはやはり強いなぁと実感いたしました。
慰めにしかなりませんが、イタリアもロシアもセルビアも今日の日本と同じようなスコアでブラジルに負けています。恐るべしブラジル!
これで決勝はブラジルvsキューバになるのではないでしょうか?
悲願の初制覇に向けて磐石のブラジル。前回アテネのように最後の最後でフリーズしなければ間違いないと・・・
わたくしはブラジルの優勝を期待しております。

by バトフチナ (2008-08-19 22:30) 

rio

>試合がみたいさん、カプラーラはロシアでこりてますから、バレー伝統国では二度とやりたくないと思ってるでしょうね。

ちなみに、ゾルジ情報によると、ボニッタもポーランドを辞める意向だそうです。「二度と女子チームはやらない」とのこと。男子で拾ってくれるところがあればいいんですが。

柳本体制(アテネ後)は、初めから、ウルトラCもメダルを取る力もないことが最初からわかっていました。

誤算は、栗原・大山・木村が相次いでケガやトラブルで抜けたことでしょうね。大友の妊娠も誤算だったと思いますが、大友がいれば、荒木はここまで育ってなかったと思いますから、差し引きゼロではないかと。

日本はVリーグの各チームが独特の練習方法を持っているので、代表に外国人監督がきても戸惑うだけだと思います。その点を、JVAもVチームも選手たちも、全員が割り切れるなら別ですが。

100年の伝統があるバレー先進国で、監督適任者がいないはずはありません。JVAの目が曇ってる証拠だと思います。
by rio (2008-08-19 22:33) 

rio

>ゆうさん、セッターの対角には、攻撃専門の選手を入れるパターンと、万能選手を入れるパターンがありますよね。

男子で主流なのは攻撃専門を入れるパターンで「オポジット」という呼び名が広まってますが、女子では、日本のように「ライト」として万能選手を入れるチーム作りもまだ多いようです。

どちらが良い・悪いではなくて、日本にはどっちが合う・合わないかだと思うんですね。コンビのバリエーションで勝負したい日本にしてみれば、栗原がライト、大山がレフトに入った方がいい、という判断なのかもしれません。この場合、栗原も当然、サーブレシーブに参加します。

栗原はブロックもいいものを持ってますし、相手のレフト側に跳ばせるほうがいい働きをするかもしれませんね。
by rio (2008-08-19 22:41) 

ミウミウ

佐野がオーバーハンド使わないのはレシーブに限ったことではありませんよね。二段トスもえっ?というくらい、余裕でバックトス(オーバーハンドで)できるくらいのタイミングでも、アンダーであげます。あんなこと、高校生だって監督にぶん殴られるプレイです。佐野のきっちりコースに入った凄いdigに興奮する時もたくさんありますが、あれは白けるプレイです!

by ミウミウ (2008-08-19 22:46) 

rio

>バトフチナさん、コメントありがとうございます。

私は、決勝がキューバVSブラジルになったら、キューバが勝ちそうな気がします。

というのも、キューバ相手には、名将・ギマラエス監督の戦術分析が機能しないからです。キューバの戦術は、「強いサーブで崩してブロック」、「拾って、高いオープンをぶちこむ」の2つしかありません。

あとは、キューバがミスるか、ブラジルがミスるかで勝負が決まってしまいます。この「ミス」に関しても、タッチネットとかオーバーネットとかサーブミスとか、キューバのミスってその程度ですよね。サーブレシーブが少々乱れてもどうってことない。ボールが上にあがりさえすればいい、という。

なので、気持ちがきれなければ、キューバが有利かと。予選の中国戦でも、あの完全アウェイの雰囲気で0-2にされながら、結局、逆転して取ってます。なぜか五輪では、ものすごいメンタルの強さを発揮するんですね。

中国やブラジルのように戦術を駆使するチームは、それを見切られると、そういくつも引き出しがあるわけではありません。しかしキューバは、最初から戦術が2コしかない(笑)。このシンプルさがキューバの強さですね。

最後に、これは半分冗談なんですが、キューバはスペイン語、ブラジルはポルトガル語で、この2つの言葉は通訳なしでほぼ通じます。ネット越しに相手を挑発することもできるんですね。それで過去に乱闘になったりしている因縁の組み合わせ。たぶん、お互いに相手が大嫌いでしょう(笑)

「大嫌いっ!」と思いながらブロードに走るのは難しそうですが、「大嫌いっ!」と思いながらオープントスを強打すると力が3割増になりそうです。ブラジルはフォフォンのブロックが低いですし、その上から「大嫌いアタック!」をぶちかまされるのではないかという気がします。
by rio (2008-08-19 22:54) 

まーさ

初めまして。長いことROMっていた割に、rioさんが男性だと最近知り慌ててプロフィールを読みました…。
バレーボールは小学生の頃から20年くらい見てますが、ど素人です。
近年のバレーはサーブとブロックと監督がポイントなんだなぁとボンヤリ思ってる次第です。

で、疑問なのですが、センターが囮でクイックに飛んだ時、相手のブロックが付いてなかったら、事前のサインは無視してそのまま打ってしまうということはないんでしょうか…。ノーマークで打てる状態ってのはとても有利だと思うんですが。
それともサインを出してる人との間に軋轢が生じてしまうんでしょうか。
スミマセンくだらない疑問で…。
by まーさ (2008-08-19 23:39) 

Bronson

こんばんは。いつもレスありがとうございます。

いやー、終わりましたね。

rioさん始め、ここにお集まりの皆さんは想定内の結果だったけど
"なんだかな~"という気持ちではないかなと思います。

敗者には何も語りかけるなということもあるのですが、素人目線であえていわせてもらうと今回の女子バレーチームには勝ちへの貪欲さが欠けていたというか、気概、ハングリーさをあまり感じることが出来なかったです。
唯一感じれたのは対ポーランド戦かな。
数名の選手にそれがあってもやはりチームスポーツですからね、チーム全体からそれを感じることが出来なければ。
対中国戦が全てだったような気がします。
代表を去る(であろう)竹下主将、高橋という本来ならチームを牽引しなければならないはずの二人からは最後までそれを感じることが無かったのは残念です。
彼女達はシドニーの時の悔しさとアテネの忘れ物は頭に無かったんでしょうか。
プレーで引っ張るあるいはマイペースタイプの選手だからそう見えると言われればそれまでなんですが。

とはいえ女子バレーチーム全員にお疲れ様でした、と言わせてもらいます。

次へのステージへ進む為には、現実を直視して何が足らなかったのか何をもっと強化すべきなのかをしっかり見据えることが必要ではないですかね。(具体的にはrioさんやお集まりの皆さんのほうが詳しいので略)
今回の結果をJVAなる組織がどう捉えるか。
今後、今まで好き放題やってきた一部のバレーマスコミの方向性と共にウオッチしていきたいと思います。

失礼します。
by Bronson (2008-08-19 23:52) 

KGB

4年周期のバレー界のサイクルが終わりましたね。
テンシン丼は、ノルマである予選突破を果たしたのですから、「可」くらいはあげていいのではないでしょうか。

次の中心が栗原・木村・荒木・大山となればB・Cキャッチでも十分に戦える攻撃力を持てそうです。
あとはセッターと、もう1枚のセンターとリベロです。
大友が以前のパフォーマンスを取り戻せるなら、期待したいですけどねぇ。
こうなるとどこからでも攻撃できるので、セッターは楽しいでしょうね。
(その分、トスワークの戦略は高いものを求められるでしょうが)

そうなると首脳陣の強化は必須ですよね。
試合を支配する戦術家、攻撃、守備の完成度を進めるコーチ、心身を鍛えるコーチ、それらをまとめる監督。1人じゃなくて、ベンチワークのプロ集団であって欲しいです。もう1つ上に行くには、イタリアやアメリカ、中国に勝たなければいけないという所からの逆算をして考えていかないと。いつまでも「神がかりレシーブのお家芸」だけではどうにもならない事に、マスコミも気づいてくれればいいんですが。。。
by KGB (2008-08-19 23:55) 

to

rioさん、こんばんは。

今大会で初めてと言って良いほど、本来日本がやるべきことが出た試合だったと思います。まずサーブで崩して、相手の攻撃を絞り、ブロックするかブロックに引っ掛けて切り返す。今大会、最も出来なかったのがこれ。2戦目のベネズエラでさえ、68%のサーブレシーブ成功率だったのです。荒木、栗原とかなりサーブを攻めてました。このブラジル戦では、2セット中盤から3セット目の中盤までは互角の戦いを演じていたと思います。

しか~し、rioさんも書いているように3セット目の高橋のアンダーでのレフトへのトス、あれはいただけませんでした。日本に流れが来てリードしている場面でしたが、あれで流れはブラジルに。国際試合、それも頂点の試合では1本のミスが命取りです。

それでもプールBの結果を見ると、ブラジルは全てストレートで、ロシア戦(14点、14点、16点)、セルビア戦(15点、13点、23点)、イタリア戦(16点、22点、17点)という凄まじい結果ですから、日本が12点、20点、16点ならば今日の試合の出来は予選よりも良かったと思って間違いないです。

栗原も久しぶりに思い切りの良いスパイクでしたし、荒木もブロックにぶつけるだけでなくフェイントしたり柔軟な対応を見せていました。あと、2セット目のに木村がサーブレシーブを狙われ、ブ11-6日の後のタイムアウトでベンチへ戻った際、柳本監督から「サオリ、楽にオーバーで(取ってけ)」という指示があり、その後のサーブレシーブはオーバーで上手く成功してました。そこから木村のサーブレシーブが安定したんですね、これが。しかし、本気で金を取りに来ているブラジル、最終的にはセットすら取らせてもらえませんでした。

あの~話は変わりますが、「日本攻撃陣の動線の交差点」の話、非常に面白いと思いますが、セッターだけはそこは通りません。竹下はレフトのすぐ横から、レフト側を回ってネットに付きます。いくら小さい竹下でも、サーブカットする人の前を通り過ぎれば目に入って邪魔ですから。

最終戦は、強いサーブ、ブロックを絞る、という方向性は間違いではなかったことが証明され、短い時間でしたが互角に戦えたことで私もrioさんと同じ様にすっきりしています。予選でのうっぷんは少し取れて、取りあえず次のロンドン五輪に繋がったと思います。
by to (2008-08-20 00:28) 

moody

こんにちは

 テンシン丼とその寡黙な仲間達の冒険が終わりましたね。彼女達には文句を言いながらも目が離せず、なんだかんだ言ってやっぱり楽しませてもらったり、元気や勇気をもらったりもしました。本当にお疲れ様でした。

 area71さんのアメリカ男子チームに対する記事に「本当にそーだよなー」と感銘を受け、その状態で見たので、高橋のサボリ&気を抜いた雑なプレーが腹立たしかったです。まあ、サボリは高橋だけじゃないですが。

 最後に高橋を下げた件、私も同感です。最後までやり抜けよ&交代できるならもっと早い段階(時期)で交代して全員バレーしろよと。

 ブラジルが強すぎましたが、今できることはほとんど出せたのではないかと思います。彼女達の可能性と限界が見えたような気がします。
 そんな中、荒木栗原木村は伸びたなあとしみじみ思います。ただ、今までの4年間は一定方向にしか伸ばす機会を与えられなかったと思います。大山を含め、この選手達は日本の中で(←また世界中にゴロゴロいるとか書かれるとイヤなのでつけときますね・汗)ほんとに逸材だと思いますのでもったいない。
 今後は栗原に積極的にレセプションに参加させたりクイックなど多彩な攻撃を身につけさせたり、木村のラリー中のトスの精度をあげたり(つーかセッター転向が一番いい)、荒木はイタリアで新しいことを求められるでしょうし、ロンドンまでの4年はもっと幅のあるプレーをじっくりやってほしいです。
 もう一つ重要なポイントがありました。ちゃんと避妊しなさいみんな(笑)

 次はどんなメンバーになるか。どんなチームになるか。
 私も外野からワーワー言わせてもらいますので、今後ともよろしくお願いします。相変わらず長文失礼しました。


追伸:みなさんを真似てmoodyの名前でモトコレに書き込みしてみました。「終わり・・」のとこです。結構きわどいこと書いたけど、削除されなかったようです。それにしてもモトコレのコメントは「お疲れ、よくやった、がんばったね、ありがとう、大丈夫?」ばっかりですね。ねぎらうのはいいけど、それに偏ってるのは問題だと改めて思いました。
 モトコさんは素晴しい選手でした。ぜひゼッターランドさんと組んで、老害と戦って欲しい。


by moody (2008-08-20 01:01) 

o-kun

こんばんは。女子バレーの最終戦(および中国戦)は仕事の都合で
まだ見ていません。(いちおう後で見るつもりはあります。折角ですし…)

結局答えはアテネ時と同じものでした。
ただ、贔屓の引き倒しかもしれませんが、

 ・ただ出ただけで何にもできず自滅していったアテネ
 ・結果としてどうしようもなかったけど、何とか何かをしようともがいた
  北京 … そしてここを含めたバレーファンがいつも感じていた
  問題点も浮き彫りにできた。

と比較すれば、北京の方がきちんと”戦った”のではないか、という
印象は残りました。選手レベルにおいて階段は1段上ったのだろう
と思いたいです。ただ、たった1段ですけどね。どなたかがおっしゃった
ウルトラCレベルの飛躍は、今の日本バレー界全体、上層部・スタッフ
関係のレベル、JVAを考えれば無理なことだったと思います。
おそらく最大の”問題点”は明らかで、それを解決するための最大の
”課題”は日本のバレーボール界の「意識改革」なんだろうと思います。

(なんて話が飛躍してすみません。でも例の登録問題や男子バレーの
本番直前のわけのわからない遠征決定等JVAの問題は、今後もここ
のブログできっと取り上げられることと思っております)

単純にバレーボールファンとしては、4年後も、と言わず来年度からも
引き続き頑張ってもらいたく思います。おそらく今後も全日本に残って
くれるであろう、女子:栗原、荒木、木村の面々、男子:越川、ゴッツ、
清水、福沢の面々には、予選から本番で得られた結果をもとにそれ
ぞれが問題点を明らかとし、課題を設定してさらなる飛躍を遂げてくれる
ことを期待します。いろいろ言いましたが、おそらく一線を退くであろう、
竹下、高橋、(大村、多治見もかな?)、男子の荻野、斎藤、山本?、
にはお疲れ様でしたです。誰が何を言おうと、全日本が一度途切れた
五輪の場へもう一度行くことができたのは、彼らの力に負うところが
大きかったと思います。彼らが繋いでくれた伝統(という表現は??
ですが…)を今後とも切らさず、前記若手の皆さんには次の4年で新しい
形に化けさせていただきたく思います。

ということで五輪感想でした。
ともかく私にとっては今年5月、あの男子が16年ぶりに五輪出場を
決めた荻野のスパイクが見れただけでも、あの荻野のスパイクを見て
TVの前で興奮できただけでも儲けものであったと思います。4年後に
今度は本番でそういう思いが味わえたら…、その気持ちだけは失わず
に今後もバレーを観戦(応援)していきたいと思います。

※ところで話違うのですが、いつも日本バレーが負けると誰彼となく
 「課題が見つかった」ばかり言ったり、書かれたりするけど、あれ、
 いやな表現ですねー。(と言いながら自分も書いてますが…)
 課題課題ってその具体的な内容は何にも明言されてないですし。
 課題はここやそこかしこのブログに結構書いてあったりするので、
 こっち読めー、と言いたくなります。今回もすぽナビにその表現が
 あって少し気分が悪かったです。。。 (田中某さんのコラム)
by o-kun (2008-08-20 01:24) 

ケイ

2SET目は惜しかったけど、これが現状のレベルってのがはっきりでた試合でしたね。

個人的にはファビアナVS荒木が面白かったです。
お互いが「止めてやる~」って気合があふれてたし、前衛が荒木栗原竹下のときはクロス攻撃がないからなのか、コミット?ってぐらい荒木の動きをマークしていた気がします。

決定率、効果率、ブロックなどを比べるとファビアナ>荒木な感じですが、ロンドンではファビアナ<荒木になってるようにレベルアップしていってほしいな~。



by ケイ (2008-08-20 01:55) 

1992☆LОⅤE(レス不要)

アメリカ対イタリア。アメリカ勝ちましたね…
結局A組が3チーム残った訳ですね。

アテネで日本が敗れた中国が金を取っているので、今回はブラジルに金を取って欲しい気持ちになりました。

moodyさんの潜入工作員活動、見届けて参りました。
(私達に比べたら)ぜんぜんОKな内容で、削除なんかされませんよ~
  ↑
最重要ポイントを記載したら(確実に)削除されたでしょうけどね。。。

それから私がmoodyさんだとわかった理由は、挨拶後の行間の取り方と、いつも最初の一行に言いたい事をコンパクトにまとめている構成からです。

街で会ってわかったら凄いですが、献血センターで中性脂肪の数値を気にしているガッチリしたお兄さん(ですよね?)を見かけたら声をかけて見ます。(笑)

rioさんも献血デビューしてね☆


by 1992☆LОⅤE(レス不要) (2008-08-20 02:06) 

madoka

『夏の終わり(森山直太朗)』が心に沁みる今日この頃です。

しかし、荒木の孤軍奮闘ぶりは勇ましかったですね!
鈍くさいとか牛みたいとか言われながらも(ウソウソ、誰も言ってないよね!)、ものすごく努力して努力して、ついに「日本のエース」にまで成長した姿は、見ていて本当に頼もしかったです。

木村も、大人になったなあ!という印象(←覚えました)です。
超天然のアホの子みたいなところもキライじゃなかったので、あの八の字眉毛の笑顔と「ゴメーン」のポーズで内股でピョンピョンする女の子(=昔の木村)は、もうこれからは見られなくなっていくんだなあ…と思うとちょっとさびしい気もしますが、いつか木村がベテランと呼ばれる年齢とキャリアになり、若い選手にばんばん指示を出すような選手になったら…と想像すると、とても楽しみ。
以前は木村にはそういう期待は全然していませんでしたが、今回の五輪で、すごく集中して気合を発している木村を見ていたら、「木村軍曹」も夢ではないぞ、と思いました(笑)。いっそ鬼平に弟子入りでもさせますか!

次の監督が「エリサオ(サオエリ?)と心中」とか言い出すような人じゃないことを祈ります。
(しかし最後の最後に高橋アウトとは、晶ちゃんもやりますなあ!)

あとはリベロですよねえ!
さまざまなブログで指摘されている佐野の最大の欠点(=レシーブは上手だが、「リベロ」ではない)は、モトコ解説では触れられたのでしょうか?
川合の寝言(建国以来の名リベロ)が世間に浸透していなければいいのですが・・・。あれに「無言」という手段で抵抗していた中田姐さんも、もう解説席にはいないわけだし。
そうそう、解説者は、陸上の増田明美さんや伊東浩司さん(←シロートの私にはとてもわかりやすかった)、柔道の山口香さんや篠原さん(←OMORO~♪)みたいな、楽しくて的確でわかりやすい解説を目指して精進してほしいです・・・。実況アナも・・・。

さあここからは、世界一を決める、壮絶な戦いの始まりです。
準決勝はキューバ vs. アメリカ、中国 vs. ブラジル。
こりゃすげえ!(鼻息が…)

いつか日本が本気でメダルを取るチームを作って、そうそうたる強豪国に混じって準決勝、決勝を戦う日をみたいですね!
by madoka (2008-08-20 02:07) 

おじさん

試合、第一セットが、戦術面での世界との差ですね。

西田さんがもし、まだいらっしゃったらと。
柳本監督、協会の体質に不満をもちつつ続投を決めた後に西田さんがなくなられたのが、今になってはすべてかと。
ただ、その後もアナリスト体制を強化し、使えなかった渡辺アナリストをここまで育てたようにみえるのは評価しないといけないのかなと。

誰が監督になっても、いまの状況ではどこかの隣国と同様に、ロンドンは厳しいのが現実でしょうね。4年後も同じ予選システムがあるかも疑問です。

貝塚のエリート養成システムも本来ならそろそろ結果がでてくるころですが、点にとどまっていますし、本腰で未来を見据えている気持ちが伝わってきませんね。一部を除いてどこの競技も背の高い素材を求めているので、このままだと4年後は厳しいかもしれません。

次期監督、外人待望論もありますが、おそらく最優先は背の高いセッターを育成できる人が最優先の条件かもしれませんね。そうなるとVリーグでそういった起用ができる環境の人がなる可能性が高いかもしれません。ただ、その場合、監督が世界を知らないといった課題がでてきそうですが。
by おじさん (2008-08-20 03:28) 

rio

>まーささん、コメントありがとうございます。♂です。

クイックをおとりで跳んでいるときは、そこにはトスが来ませんから、打とうと思っても打てないでしょうね。クイックは、アタッカーの手の位置(打つ位置)にセッターがボールを置いてあげるイメージなので、サイドに飛ばすトスとはまた違ったものだと思います。

ただ、東レ・小林コーチがおっしゃってましたが、私たち素人のこうした疑問に、新しい戦術開発に結びつく可能性が眠っていることもあるそうです。「トスが違うから打てない」というつまらない答えではなく、「ノーブロックのときにはおとりがいきなりクイックを打つ」技を開発できないかどうか、考えたほうが楽しいですよね。私も考えてみます。
by rio (2008-08-20 07:05) 

rio

>「全日本女子2008・卒業記念パーティー」にご出席の保護者のみなさま、祝杯とはまいりませんでしたが、次の段階に進むためのあれこれはしっかりと手にできた大会だったと思います。あとはそれを活かせる監督があらわれるかどうか、ですね。

toさん、間違いのご指摘、ありがとうございます。本文を訂正しました。書いたり消したりしているうちに、へんなのが残ってしまいました。

私は空間把握能力がゼロの人間なので、偉そうにいろいろ書いている割には、ローテとか選手の位置とか、いつも大混乱です。紙に書いたローテを「この選手がサーブのときにこうなってああなって」とやっているうちに混乱し、紙を回さずに首をまわしたりして、それでもよくわからずに今度は紙をまわしてしまってわけがわからなくなる、なんてことはしょっちゅうです。

なので、ローテをきちんと表示しないTBSにはサツイすら覚えます(怒)。八つ当たりなんですが。

大友が出産・育児を経て、メンタルでも成長して戻ってくれば面白いですね。4年前はよくもわるくもとんがっていた選手ですが、俺様宇佐美でもあそこまで変われるわけですから、大友もぐっと成長しているのではないかと期待しています。

全員一致で同じ意見だと思うのですが、女子は高さのあるセッターの育成が急務ですね。

セッターを育てるのは時間がかかります。中田以降、日本はずっと、そこをさぼってきました。器用なちびっ子をとっかえひっかえしてお茶を濁すばかり。本職ではない大貫をのぞけば、永富が唯一、まあまあの高さがあった程度でしょうか。

学校の部活レベルの事情で、180センチクラスの選手をセッターにできない状況があるのは理解できます。

ただ、Vリーグのチームの選手紹介をあちこち眺めていて、175センチもないサイドや、180センチを切っているセンターを見つけるたびに、彼女たちが学生時代からセッターを目指していれば、この中の何人かは花開いたんじゃないかと妄想してしまいます。

少子化と教員削減で、部活主導そのものがもう限界ですね。吉原や庄司を出した妹背牛高校も廃校がきまってしまいました。そんななかで、体格が大きくて運動神経がいい子どもは、私立を中心に奪い合いになっています。

こうした大問題はバレーだけでは解決できませんし、どう解決していけばいいのかもすぐには思い浮かびません。

ただ、バレー(特に女子)は、野球やサッカーにひけをとらないぐらい、数字が取れるスポーツです。WGP予選なんていうレベルの大会でも、裏のプロ野球より数字をとってました。アテネ前後の日本女子は、サッカー男子の国際試合に負けない数字を残しています。

そういう点から考えて、女子をまずプロ化することが、世界トップへのあしがかりになるような気がします。

体質が古いバレー界の中でも女子はさらに古く、いまだに高卒→実業団が当たり前とされていますよね。しかも、身分は契約社員だったりします。引退と同時にお払い箱です。少子化の時代に、そんな不安定な世界を目指させようとする親がいるかどうか、ちょっと考えたら分かりそうなことだと思います。

Jリーグのやり方を見習ってプロ化し、Vリーグに入ってきたときに、まず引退後のキャリア指導から始める。指導者・解説者を目指す人は大学で理論を学ぶ必要がありますし、ぜんぜん違う夢を持っている人には、資金計画から資格の取り方までをアドバイスする。

そうやって、将来への不安をできるだけ取り除いた形で、プロ選手としてがんばってもらう。日本における女子バレー人気を考えると、そして、ほかに対抗する女子団体球技がないことを考えると、この路線が”みんなハッピー”になる唯一の方法だと思います。

実業団は年俸高騰がどうこうと言って反発するでしょうが、もともと、契約社員や嘱託社員のような形で、選手を広告塔にして使い捨てにしている現状が異常なのです。なにも野球のように2億、3億出せというわけではないですし。

なんか久々に爆睡して5時に目覚め、みなさまのコメントを拝読していたら、そんなことが頭をよぎりました。

by rio (2008-08-20 08:19) 

ゆるぼん

rioさん、私もほぼ同じことを考えていました。

セッターは本当に何とかしないとと思います。
竹下は間違いなく日本でトップのセッター。問題なのは彼女でなく、彼女がトップになってしまっている日本の女子バレー全体です。

日本人の平均身長を考えると、部活主導では、セッターに高身長の逸材が現れることはまずないでしょう。
プロ化で選手の待遇をよくすることも含め、動かないといけないのはやっぱり協会じゃないでしょうか。
中学生の中田姉さんを見出して育て上げたように、協会が先導して全国から可能性のある逸材を集め、長期間掛けて育成していくしかないと思います。
願わくば、何人かを競わせる形で育成すると、よりいいと思います。
選手の方にしたって、170センチ台では、ナショナルチームに入れる可能性が低いわけですから、チームではエースでも先は見えてしまうわけです。そのあたり、上昇志向のある人材を見出し、バレーのプロに育て上げていってほしいです。

これは男子にも言えることだと思います。
今はアジアでも2メートルクラスのエースが結構います。(どなたか書かれていたけどイランは私も本当に嫌な存在だと思っています)
部活主導の日本では、2メートルあったら体つきもひょろひょろしたままで、ほぼセンターになってしまう。
高身長の選手の筋力強化の部分も含めて、協会が長い目でサポートしながら数人を強化していく必要があると思います。

ラグビーで言うところの平尾プロジェクト(今は跡形もないですが:苦笑)、フィギュアスケートで言うところの野辺山合宿みたいな取り組みをバレーでも本格的にやらないと、女子はセッター、男子はスーパーエースで苦しむことになると思います。
協会もどんだけ頼りになるのか~という気はしますが、高校、大学、実業団に頼っていては、ナショナルチームは同じ問題を抱えたままになってしまいます。

特に男子はロンドンに向けて致命的だと思うので、急務なんじゃないかと思います。(監督の発言とか聞いていると焦ってるのが私だけみたいな感じがして、何だかなあと言う感じですが・・・)
by ゆるぼん (2008-08-20 11:36) 

hat

rio様みなさま北京五輪排球応援お疲れさまでした。
 rio様の「動線の交差点」の説明は非常に分かりやすかったです。私は実技を知らないので、序盤で相手サーブを何で取れないのかと思ったのですが、フォーメーションの急所だったのですね。ブラジルは1セット目選手が笑う余裕があったので、見てて「あーあ」と思いました。

 日本ブラジル戦、hatが同感に思った記事がありましたので拾います。読売です。ネットには出てません。

読売記事
「主力のアテネ組覇気なし」
 「淡々とした「終幕」」「敗退が決まっても、悔しさをあらわにする選手はほとんどいなかった」
 「ブラジルの高さ力強さになすすべがなかった」
 「佐野のレシーブ、荒木のブロックなど、五輪初出場組が体を張ったプレーを見せ」「アテネを経験した主力に元気がない」
 「4年間の集大成の試合で、強豪にひと泡ふかせてやろうという気概すら感じられなかったのが、残念だ」「日本のスタイルを確立できなかった結果」

 私hatが思うに、読売記者が感じた「アテネ組」「初出場組」の距離感が、中国戦後に大林氏が「一体感」を持てと批判した点と同じなのでしょう。私が妙に気になったのは、高橋が交代後ベンチに腰を下ろし、控え組がいるウェイティングサークルに行かなかったシーンです。

 なお読売はブラジル戦前日の夕刊に竹下バレー人生記事を載せていました。試合翌日の「アテネ組覇気なし」のバッサリには、さすがにあぜんです。
by hat (2008-08-20 11:40) 

ka!

こんにちは。
男子アメリカ戦ではまたも睡魔との激闘でしたが、今回は何とか勝つことが出来ました。
試合には負けてしまいましたが・・・。

昨日の試合は仕事で見られず、ハイライトだけ見ることができました。
ハイライトだからワケわかんなかったのですが、rioさんの感想文見てなんとなく流れがわかりました。
録画しているので後でじっくりと観戦しようと思います。
いやいや終わってしまいました。
選手も監督も、上位国との力の差を痛感したことでしょう。
「身長が低くてもバレーが出来る」とちびっこに夢を与える言葉は、世界には通用しないのですねぇ。
身長が低いと上からぼかすか打たれるんだもの。
選手はそれぞれ頑張ってはいたのでしょうけど、どうにもならないところに世界との差があって応援しようという気持ちがどんどんと小さくなってしまったのでありました。

杉山ファンの私ですが、今回もやっぱりあまり目立たずで残念な思いです。

全日本の皆様、お疲れ様でした。
今回も閉会式まで残るのでしょうか~?
by ka! (2008-08-20 13:36) 

moody

こんにちは

 この場を借りて恐縮です。
 1992☆LОⅤEさん、私バレバレですね(笑)

 私は昔ジムにはまりまして、一時期体重が60キロ台なのに、胸囲が1m近くあり、体脂肪も10%前半くらいな輝いてた時期がありました。
 そんな栄光の日々から幾年月、昔運動してましたって人ほど太りやすいらしいですね。あれよあれよというまに脂肪がたまり、いまではたんなるおでぶちゃんです。
 ですから、献血ルームでがっちりした人を探してもおそらく私は見つかりません。もし探していただけるなら、おでぶちゃんを探してください(笑)

 madokaさん、著作権料30円はスイス銀行に振り込んどきました。今はそれすらイタイ生活なので、今後使用は控えときます(笑)

 あ、みなさん返信不要です。失礼しました~。
by moody (2008-08-20 22:08) 

Sacchan

初めまして、一介のサカヲタですが少し気になったことがありまして。

>しかも、身分は契約社員だったりします。引退と同時にお払い箱です。少子化の時代に、そんな不安定な世界を目指させようとする親がいるかどうか、ちょっと考えたら分かりそうなことだと思います。

えっと、娘がサッカーをやっている親から見たら垂涎の環境なのですが。おそらくホッケーをやっている親から見てもうらやましいでしょうね。

彼女たち、いくら合宿しても海外に遠征しても職は保障されてるでしょ?おそらく休職中の報酬も保障されてますよね。ひょっとしたらバレーをすること自体が職業になっているのかもしれませんが、それは知らない(ご教授願えたら幸いです)。Vリーグの試合で怪我しても治療費は会社が持ってくれるだろうし、選手によっては成功報酬も約束されているかもしれない(それはないか)。将来が不安?終身雇用なんてとっくの昔に崩壊してるんで、みんな不安です。女子サッカーやホッケーはこういった保証が何もない状況で競技を続けていたわけで、現在の不安なくバレーを続けられる分だけ相当に恵まれた環境におかれています。

「代表合宿から帰ってきたら会社から机がなくなっていました」なんてのはバレー屋さんには想像もつかないでしょうが、私に娘がいて幸いにしてアスリートとして恵まれたものを持っていたら間違いなくバレーをやらせます。親としてサッカーをやらせるような無責任なことはやりたくない。安心してください。現状を維持しさえすれば女子のアスリートは間違いなくバレーを目指します。

趣旨は分からんでもないのですが、「彼女たちの今後を保障するため」なんて言われたら、「おいおい、世の中を舐めるんじゃないよ」と申し上げる他ないです。ってーかJリーグがプロ化したのは身分を保証しないためだわな。

以下参考までに:
サッカー女子日本代表18人のうち、いわゆる「実業団」所属の選手はアテネのときが5人、今回が3人です。プロ契約選手はアテネで1人、今回が7人。アテネでは2人の学生選手がいましたが(今回はなし)、それ以外は純粋な意味でのアマチュアです。なお、実業団所属の選手でもアテネのときは代表合宿が公休と認められず、有給休暇だけじゃ足りなくなって困窮したらしい。まぁ、合宿だ遠征だでしょっちゅう仕事を休む人に世間がどういう目を向けるかは想像に難くないですよね。
by Sacchan (2008-08-20 22:39) 

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