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自民必敗。 [今日のニュース]

出来レースで麻生が総裁→首相になり、安倍や福田よりも低支持率でのスタート。秋葉原=日本、ではありません。これでほんとに総選挙に勝てると思っているなら、むしろ好都合なので、そっとしておいてあげたい気持ちでいっぱいです。

世襲議員ばかりで固めた新内閣で、いきなりの官房長官(←名前覚える気ない)の献金疑惑、中山恭子の尻の下の成彬がまたもや暴言→撤回のどたばた、さらには、塩なんとかとかいう地元選挙区以外にはまったく知られてないようなおっさんが文科相になり、やたらと偉そうな態度全開で取材に応じているのを見るにつけ、ご愁傷様と思ってしまうのでした。

ほんとにご愁傷様なのは、客寄せパンダとして少子化担当相にされた小渕優子でしょう。就任会見で、報道陣が浴びせたこの一言。「今後の子作りのご予定は」。少子化担当相って、体を張って子供を増やす人身御供的なポストなんでしょうか?

戸惑った末に、「それどころじゃなくなりました」と答えた小渕の声が震えていたのは、緊張ではなく、激怒でしょう。政権がなめたマネをすると、報道陣もその足元を見て、セクハラでもなんでもやってしまうんですね。最悪のスパイラルだと思います。

そんな自民・公明を小沢の「国替え」が揺さぶっていて、太田を狙い撃ちされそうな公明はほとんどパニック状態。さすが政局の人ですなあと見ていたら、もう一人の政局の人、小泉が「引退」。笑ってしまいました。郵政解散で追い出した人間がほぼ復帰し、特に郵政族のホープ・野田聖子は入閣まで。小泉改革は、元・同派閥の福田の手で否定路線がしかれ、麻生で本格化。総裁選でかついだ小池も惨敗で、”小泉チルドレン”のほとんどは、相変わらず口を開けて待ってる状態。

このまま総選挙に突入すれば、自民必敗、とりわけチルドレンたちがぼろぼろと落選し、小泉ブランドに傷がつくとでも思ったのでしょう。だからといって、小泉が辞めても自民必敗は変わらないのですが、自分を否定した政党なんてどうなってもいいもんね、ってことなんでしょうね。

辞めても自民を応援するとは言ってますが、権力を手放した人間が「国民の人気」というふわふわしたもので票を動かせるわけではないことぐらい、政局の人・小泉がいちばんよく知っているはず。次の総選挙では、義理を果たす程度に全国をまわり、あとは自民の落ちてゆく様子を高みの見物なんでしょうね。

小沢の「国替え」の揺さぶりの中で、どこかの雑誌は、「小泉の選挙区に立ち、頂上決戦をしろ」と書いていました。小選挙区で小沢は負けるだろうが、民主の本気度を主権者に示すまたとないチャンス!という論調。それも面白いよなあと思ってたんですが、先に相手が役者が降板してしまいました。小沢がどこに行くのか、楽しみですなあ。やっぱり太田狙いの東京12区でしょうか。結局、岩手から出ます、ということだけにはならないでほしいなと思います。
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古都の侍


こんにちは。

秋深まる今日この頃、K県K市は観光客の有象無象(←そんなことを言ってはいけません)で溢れかえっております。「老老老老老若男女」って感じですけどね。
観光するのは大いにいいことでございますけど、ただでさえ狭いK市の道路事情。横になって歩くとか、のろのろと歩くとか、人力車が裏道を走るとか・・・空気をお読みいただきたいですねぇ。挙句、自転車のベルを鳴らした私を睨みつけたり逆ギレしたりするのはお控え願いたいです。
そんなK市ですが、観光客のみならずサーファーたちも元気に海で波に乗っておりました。因みにサーフィンの似合わない男ランキングで○○年連続第1位の私です。
K市を南下すること少し。目下時の人と再びなりつつある純ちゃんのご地元ですが、純ちゃんはどうするのでしょうか。「孝太郎が行く」にでも出たら面白いのではないでしょうか(訪れる場所はもちろん、永田町で)。

それはそうと、高橋みゆきがNECでもレギュラー落ちする可能性が出てきました。フェレイラ(一昨年の久光の助っ人)が今年はNECに入団。内田や澁澤ら若手が伸び、有田沙織は不動。泉や高崎もいるので、そうやって考えると高橋は微妙な立場ですよね。「電池切れ症候群」もあるわけですし、身体の状態だっていいとは言えないでしょうからねぇ・・・
テンシン丼の竹下は今年も恐らくはスタメンでしょうが、アジアカップで河村がいい結果を残したいとか、チームの成績が向上しないとか、そういうことになったときには、安穏としていられないと思います。
まぁ、選手起用に全日本などの「しがらみ」がなければの話で、どこかから「竹下や高橋は使え!」なんていうプレッシャーがかかった日には終わりですが(そんなことはないっ!と信じたい)


by 古都の侍 (2008-09-27 17:16) 

試合がみたい

自民惨敗だと困る者です。前回は自民党に有利に働いたから今度は民主党ですか、マスコミはもう小沢さんの『辞任を辞任』を忘れ印象操作に入ってるみたいですね。あれっ古都の侍さん私の住んでる所をよく知ってますねー話題の姫の実家もあります。
by 試合がみたい (2008-09-27 21:00) 

KGB

ご無沙汰です。ちょっと仕事が忙しすぎて欠場しておりました。

フタをあけた麻生内閣から出てきたのは、言いたい放題の方々ばかりで。
来るべきボスの失言を見えにくくするための煙幕でしょうか(謎)

小泉が約束した「自民をぶっ壊す」宣言は、確実に遂行されているかと思うと、本当に政局に長けた人物なんだなあ、とつくづく思います。それはそれで、超長期自民政権という、民主主義国家としては異常な状況からの「構造改革」だったのか?とか思うと、時代が必要としていた人物なのかもしれません。

何だかワクワクしてしまっているこの頃です^^
by KGB (2008-09-27 23:15) 

BON

自民がダメだからといっても、かといって民主もなぁ・・・
というのが正直な気持ちです。
安倍・福田と続けて政権投げ出しましたが、仮に次の総選挙で民主が勝っても、小沢一郎はもっと早く投げ出しそうな気が個人的にはしちゃうんですよね・・・
だって突然プッツンする人ですよ。
by BON (2008-09-28 01:53) 

rio

>古都の侍さん、観光地に住んでる方のイライラはよくわかります。どこで聞いてもその手の声が怨々と。でもまあ、その分、お金ががっぽり落ちているわけですし、日本もこれからは観光立国で生きていこうとしているところもありますから…まあ、ある程度は仕方ないような気もします。

高橋はたぶん、「バレー界の清原」みたいな存在になっていくんでしょうね。さぼり癖があったり、派閥を作りたがったりするところがそっくり。でもまあ、一定のファンをつかんでますから、客寄せパンダには使えるという。それもまた、一つの人生ですね。
by rio (2008-09-28 21:01) 

rio

>試合がみたいさん、記事は、自民も含め、政党や政権に直接利害のある人たちの立場は想定していないので、その点をご了承いただければ幸いです。

私は小沢の政策面はでんでん評価していません。あの人は小泉と同じ箱に入っている政局の人。自民と交代可能な政党をつくることだけが、小沢の存在意義だと思います。
by rio (2008-09-28 21:06) 

rio

>KGBさん、国交相の成彬、ヨメに相談した上で、涙目の辞任。さぶいですねえ。

自民をぶっ壊す総仕上げが麻生ってのもウケますねえ。あの組閣、自民党をまともな方向にむけようとしているとは、到底思えません。

ゴルビーがソ連末期に日本を訪れ、「世界でもっとも成功した社会主義国は日本」と発言したことがありました。これは社会党や共産党や公明党が強かったからではなく、ひとえに自民党独裁による富の分配が社会主義的だったことにほかならないわけで。

日本が、「自民党型社会主義」から「連立型社民主義」に移行しようとしていた段階に登場したのが、「アメリカ型格差社会」を指向する小泉だったと思っています。

数合わせに使う相手が公明党しかなかったことが、小泉最大の弱みでしたね。結局、そのためにいまや、小泉路線が否定されかかっているわけですし。

民主党にはこんどこそちゃんと勝ちきって、自民と民主という2つの核をはっきりさせる方向へ進んでほしいと思います。
by rio (2008-09-28 21:19) 

rio

>BONさん、私は、「自民がいいか民主がいいか」という状況以前の問題で、まずは自民にかわれる政党を育てなければいけないと思っています。

2大勢力が時代にあわせて政権交代をしていくのは、民主主義が成熟した社会ではあたりまえのことです。そのチャンスは21世紀と同時に日本にも訪れたはずなんですが、多くの主権者が小泉にだまされ、いまの惨状につながっています。当の小泉はさっさとトンズラ。

民主が政権をとっても、世の中が激変するわけではありません。というより、日本は激変するほど”若い”国ではないと思います。極端な話、共産党が政権に加わっても、公明党が加わっている現状と大差ないでしょう。

そこまでの成熟レベルに達している以上、あとは選択肢を作ることが、主権者の役目…というより、自分たちのためだと思います。
by rio (2008-09-28 21:26) 

古都の侍


こんばんは。

K県K市は「世界遺産」を目指すとか何とか掲げてますけど・・・「無理無理無理無理っっっ!!!」と、私は常々言っております。寺社仏閣はまだしも、(旧)市内全体を世界遺産になんていうのは無理でしょう。随分とヘンテコな店や景観を損なうもの、それでいて観光都市としては整備は行き届いてない・・・観光都市としての整備が整っているか、ものすごく情緒ある昔ながらの「K市らしさ」が存分に残っているか、どちらかは絶対必要な要素だと思うんですけどねぇ。第一、本当に街ごと世界遺産にしたいなら大手マンション建設会社の高層マンション計画をホイホイと認めやしないでしょう。ここも矛盾です(他多数)。
もっぱら私のような低市民は「世界遺産は無理だし、反対」という意見が圧倒的に多いですね。

そういえば、本州の北の方では美人の市会議員のネーチャンが水着で観光をアピールしているそうな。週プレにも堂々グラビアデビューだとか何とかで、こちらもすごいことになってますね。うっかりつられて八戸へ行ってしまいそうな気さえします・・・(←これは、男子諸君の総意か??)。ダメですねぇ、真面目第一の私がうっかり変な方向へ走ってしまいました(お詫び)

高橋みゆきと清原のそっくり具合は、なるほど納得。「シンの皇帝」と言ったところでしょうか(違うか)。
そういえば昨日のオールスター感謝祭、テンシンコンビが仲良く出てましたねぇ(落合真理、鈴木洋美らも)。まぁ、やっぱり我らが(!?)モトコレの大林さまが一番目立っていたでしょうか。

本日は広島市民球場公式戦ラストゲーム&ボキャ天に酔いしれて、テンション高めでお送りしておりました。乱文失礼致しました。

by 古都の侍 (2008-09-28 22:53) 

あかね

rioさん、こんばんは。

古都の侍さん同様、ボキャ天復活祭興奮しながら観戦していました。
ボキャブラみたいな「言葉遊び」の分野って、リズムや勢い、雰囲気でもっていく今のお笑いと比べてなかなか粋だよなーなんて思いながら(ボキャブらでもそういった要素ありますけどね)。
爆問やネプチューンなどのいまや売れっ子タレントに昇格した芸人や懐かしい~芸人達のネタが見れてシアワセな1時間でした(9時から見たので笑)

コンビでいうとアンジャッシュなんかが「言葉遊び」の芸風ですね。
最近で言えばサンドウィッチマンなんかも(もはや最近でもない!?)。
この辺の芸人に一種の懐かしさを感じてしまうのは、ボキャブラ好きだった影響があるのかなーと思いつつ、鳥居みゆきや髭男爵などの「イロモノ芸人」も好きな自分は結局ただのお笑い好きなのでした^^

政治の見方、考え方についてrioさんの意見は参考になります。
政治って関わっちゃうといろいろと大変なんだなぁ☆
とおもう今日この頃です!(こっしーブログ風味で)

「民主主義」って結局は選挙制度が設けられているか、その一点ですよね。たとえ一党独裁であれ、候補者が一人であれ、投票しなければ命の危険が及ぶような脅しがあれ、まずは選挙さえやってれば「民主主義」。
その上でより成熟した「民主主義」とは国民にある程度の選択肢が用意されている状態・・・ですよね。
rioさんが考えられる、これから日本が目指すべき「成熟した民主主義」社会の具体的な条件って何でしょうか?
お時間ある時にでも伺えたらとっても嬉しいです^^☆

by あかね (2008-09-29 02:31) 

hat

 私hatは有権者はとにかく投票に行くべきと思います。
 難しく考えないで、例えば、小泉改革で自分の生活が良くなったと思えば与党に、小泉改革で自分の生活が苦しくなったと思えば野党に、投票してみてはどうでしょうか。今回の投票は小泉・安倍あたりまでの実績で投票すべきです。麻生の予定?で投票すべきではないでしょう。
 具体的に考えて、例えば、労働派遣自由化で生活が良くなったか悪くなったか、郵政民営化で良くなったか悪くなったか、後期高齢者制度で良くなったか悪くなったか、など身近な事例で考えてみてはどうでしょうか。

 議会制民主主義で大切な事は、政権交代することだと思います。それがほとんどない日本の現代政治史は不幸だと思います。今の勢力図で言えば、自民党と民主党の政権が4-5年周期で交代を繰り返せば、官僚・役所の腐敗が減り、中央政治が良くなると思います。

 僕は野党に政権担当能力がないと言って批判する大新聞は信用していません。大新聞の政治記者は、自分が担当する政治家が出世すると、記者も会社で出世するという奇妙な関係にあるらしいです。自民党を表面的には批判しても、徹底的に批判するわけがありません。
 今の自民党にこそ政権担当能力が無いでしょう。日本国首相の責務から安倍福田と2人続けて自己都合で逃げ出しました。米百俵を誤用して、日本国民に「痛みを耐えろ」と絶叫した小泉は、今度の選挙で4代目の息子に衆議院議員を世襲させます。
by hat (2008-09-29 14:57) 

ゆるぼん

確かに、戦後60年以上も、1つの政党が政権を握っている日本は、厳密に言えば民主主義国家ではないですね。

民主党の政権担当能力には、多くの国民が疑問を持っています。
ただ、民主党にも政策に詳しい議員が少しずつ増えてきてはいます。
仮に政権を取れたとしても、「ドタバタした挙げ句、すぐに下野・・・」というシナリオもかなり高い確率であると思いますが、とにかく、国民がどっちにやらせるかを決める、決められるということが重要だと思いますし、rioさんの書かれているとおり、自民に変わる政党を育てることが、今は先決ですよね。

私は、小泉純一郎が一体どんな政治家なのか、よくわかりませんが、少なくとも小泉ブランド云々で引退を決めたわけではないと思います。
総理を辞めたときから、政界引退が噂されていたし、小池支持表明も麻生の勝利が堅くなってからのことで、小池を本気で勝たせようと思っていたようには思えません。
チルドレンも小泉にとっては、最初から郵政民営化の駒の一つでしかないでしょうから、それが自身の引退に影響を与えるようには思えません。
本人が言うとおり、最初から決めていたことなんだろうと思います。

国民のためなのか、自分の美学なのか、経世会憎しなのか総理在任中の数々の政策の目的が未だによくわからないのですが、道路、郵政をはじめとした自民の既得権益を本気で崩しにかかっていたことは間違いなく、結果的に、自民の落日は目前と言うところまで来ています。
政策を一つ一つ取り上げていけば、一長一短はあるし、自らの政党をなんでぶっ壊しちゃうのか、謎はありつつも、ぶっ壊したことで日本を二大政党制に前進させた政治家であることは間違いないと私は考えていて、その点では小泉を評価しています。(当初、小泉は小選挙区制に絶対反対の立場をとっていたようですが)
同じ意味で、小沢一郎も評価しています。

息子に継がすのは、確かにつまんない話ではありますが、二世議員云々の話が出るといつも思うのは、「でも結局選んでるのは誰?」ってことです。
選挙に当選することの大変さから考えるに、二世は立候補できないという法律でも作らない限り、数を減らすことはできないと思います。
でも唯一二世続出を阻止できるとすれば、やっぱり、国民一人一人が「政治家としての能力のない二世には入れない」ことを貫くしかないと思います。(これが難しいけど)

個人的には近々、小泉の講演を聴く機会があるので、いろんな意味で楽しみにしているところです。

しかし、高橋=清原には、思わず膝を打ちました。
共通点多すぎますね~。(笑)
三振でもいつまでも使われちゃう清原的な感じで、高橋もドシャットされまくりにもかかわらず、いつまでも全日本に呼ばれ、使われるようになっちゃうんでしょうかね~。(さすがにそれはないか)

「指導者たちの北京五輪」は、メンバーを見ただけで鳥肌が立つので、申し込みもしませんが(苦笑)、たぶんU監督は、16年ぶりに出場したこと一点押しで、乗り切るんじゃないんでしょうか。(笑)
個人的には、せっかく成果があった指導者(栄コーチ、佐々木監督)とそうでない指導者(U監督)を並べるのですから、講演会を有意義にするためにも、成功例と失敗例を事例的に検証できるようなディスカッションにしたらいいのに~。と思います。(酷な話ですけど:笑)
新聞協会が何を意図して、イベントを企画して、U監督をキャスティングしたのかは分かりませんが、せっかく呼んだんだったら、単なる成果の自慢大会でなく、U監督にとっても、会場に来た人にとっても何らかの「学び」のあるものにしてほしいです。
by ゆるぼん (2008-09-29 18:40) 

rio

>古都の侍さん、なんか石見銀山が世界遺産に逆転登録をはたしてから、あちこちで勘違い組が増えているような気がします。

先日も、埼玉古墳群が登録失敗で、最低ランクの評価を受けてしまいました。そもそも、日本人で埼玉古墳群を知っている人がどれだけいるのかという疑問もあります。

さらに、「世界遺産」である以上、なんらかの形で世界にインパクトを与えていなければならないはず。石見銀山は中世~近代の世界経済に与えたインパクトが正しく認識されたことで「逆転」となったわけですが、埼玉古墳群や、K県K市にそういった要素があるのか?となると疑問ですよねえ。

姫路城や日光東照宮のような建築技術や意匠をアピールできる何かがあれば単体での登録を狙う、というのが妥当な線のような気がします。

八戸はねえちゃんの後援会が激怒して大変なことになってますね。ニュースで紹介された映像を見ましたが、安っぽいグラビアアイドルのデビュー作、またはカラオケのバックに流れる映像みたいなチープな作りで、ねえちゃん、なにかだまされたんじゃないかと思ってしまいました。
by rio (2008-09-30 06:35) 

rio

>あかねさん、私もボキャブラ見ました。

最後にネプチューンと爆笑問題の対決、みたいなことになっていて、しかも、格は明らかに、ネプチューン<爆笑問題。ボキャブラブームのときに大ブレイクしたつぶやきシローは、影も形もなく、そのほかにも久々に見る顔があれこれ出てきて、10年の流れってのは大きいなあと、なんだかしみじみしてしまいました。

「民主主義」って、北朝鮮でもそう名乗ってますもんね(笑)。民主主義とは?を語るような見識は残念ながら持ち合わせていませんが、個人的には、民主主義の成熟には制度面と主権者の意識の2つの側面が大切だと思っています。

日本は、日本独特と言われた中選挙区制から、欧米を真似た小選挙区制に移行しました。政権交代で官僚主導を政治主導に変えること、政治資金を抑えることの2点が目玉として強調されましたが、フタを開けてみると、世襲議員の固定化が進んだだけでした。

そうなってしまった理由はいろいろ言われていますが、大きいのは、議員間の利害調整がうまくいかず、比例代表の定数が少なく、小選挙区の割合が多くなってしまったことでしょうね。これが制度面での未成熟な点だと思います。

意識の面では、まず、「投票に行っても何も変わらない」という主権者がいまだにいること。さらに、政治家のキャラに煽られてしまう傾向にあることがあげられると思います。

劇場型政治は小泉の登場で始まったかのように言われていますが、その前の日本新党ブームや、さらに前の土井たか子ブームなど、政策ではなく、ワンフレーズ・キャッチコピーに踊ってしまう傾向は昔からありますよね。

主権者が、そういう自業自得な部分を棚上げして、政治腐敗を言い募るあたりも、成熟しているとは言い難いと感じています。
by rio (2008-09-30 06:53) 

rio

>hatさん、同感です。

麻生内閣は「選挙管理内閣」と位置づけるべきですよね。今度の総選挙は、2001年からついこの前まで続いた「小泉時代」に対する審判を下す選挙だと思います。

麻生が口にしているのは、時代の針を小泉以前に戻すこと。小泉は引退し、上げ潮派は干されてますから、大きな選択肢としては、

小泉以前に戻したい人→麻生
小泉以前も小泉時代も嫌だと思う人→民主ほか野党
小泉時代がいいと思う人→浮動票

となるんでしょうね。
by rio (2008-09-30 07:00) 

rio

>ゆるぼんさん、小泉が「首相退任直後から引退を決めていた」というコメントは、私が記事を書いた後に出てきたものでした。

それを聞いたいまでも、やっぱり小泉はブランドに傷がつくのを恐れたんだろうなと感じています。もはや”歴史的if”の範疇ですが、安倍が政権を投げ出さなければ、小泉時代はそのまま続き、福田の登場機会もなかったはず。その場合、小泉は政権交代を食い止めるために、踏みとどまっていた可能性が大きいと思っています。

安倍が自爆し、1年契約で後始末をさせられた福田は小泉路線の修正に着手。その福田が麻生に禅譲し、麻生が小泉全否定に走ったことで、このまま麻生自民に政権をまかせるよりも、自民を下野させて小沢民主に政権を渡したほうがマシ、ということなのかもしれません。

小泉が壊そうとしたのは、「自民党」ではなく、農村部に依拠した旧田中派の権力構造ですよね。この点については、終始一貫しています。それが壊れるなら、自民党の名前なんかどうでもいい。民主の前原グループと組んでの政界再編もあってしかるべき、というのが小泉のスタンスだったと思います。

小池を推したのも、小池が勝てると思っていたはずはなく、一定の票を取れるかどうかを見ていたのだと思います。しかし、フタを開けてみれば、地方票ゼロ。小泉が、自分の「国民的人気」の終焉を悟った瞬間だったように感じます。

また、小泉は、「当初」ではなく、最後まで一貫して小選挙区制には反対しています。郵政解散では、自身が批判していた小選挙区制の欠点を逆手にとって圧勝していますが、その際も、「小選挙区制には反対だが、そういう制度になった以上、その枠内でどうやって勝つかを考えるのは当然」と明言していました。

小泉は首相時代、公明の要請もあって中選挙区制に戻すことを模索したフシもあります。中選挙区制のもとでの小泉改革ということであれば、過激さが中和されて、いまよりはマシだったかもしれません。

最後に、
>民主党の政権担当能力には、多くの国民が疑問を持っています。
>ただ、民主党にも政策に詳しい議員が少しずつ増えてきてはいます。

この点については、私は違うと思います。民主の政権担当能力に疑問を持ているのは、経済界の一部と、マスコミの一部です。彼らの思惑のもとで記事が書かれるので、それがあたかも「国民の声」であるかのように喧伝されているだけだと考えています。

民主はもともと、政策に強く、政局に極端に疎い議員が多いのが特徴です。世襲議員に次ぐ巨大勢力の「松下政経塾グループ」がその典型ですね。

強いて言うなら、「最近は、民主党にも政局に詳しい議員が少しずつ増えてきた」ということだと思います。
by rio (2008-09-30 07:19) 

hat

rio様の御指摘に同感です。小泉引退のファイナルアンサーは、ヤラセとはいえ自民総裁選で、小池(=小泉)地方票ゼロで決心したんだろうと思います。一族がそれで食っている政治屋の小泉組が潰れる前に、四代目の襲名披露をしたんでしょう。

 それにしても、妻と三男を切り捨て、刺客で自民党仲間を切り捨て、小泉改革で地方や国民を切り捨て、チルドレンを切り捨て....うすら寒くなります。

 私hatは郵政民営化には反対で、今からでも公社(国営)に戻した方が良いという考えです。民営化は過疎地の郵便網を危うくし、高齢者の貯金に投機勧誘をかけて危険にさらしています。
 現時点でも、投機や年賀状の勧誘がうるさい、ポストの集荷が減った、振込み手数料が上がった、配達記録の廃止(実質値上げ)など不便や値上げばかりです。

 小泉は祖父が逓信大臣だったのに、自分の初選挙で、地元特定郵便局長が小泉支持しないで落選した、なんて個人的恨みから、世界に成功例のない郵政民営化に突っ込んだことは批判されるべきでしょう。

 まじめな話でも、郵政民営化の本当の理由は、米国の外圧「年次改革要望書」でしかありません。しゃれにならない話です。米国自身は郵政は公社です。
by hat (2008-09-30 11:19) 

NO NAME

ん~…?
「民主に政権担当能力がない」ってのは一度やってみなきゃ?ですが、
むしろ「んじゃ(今の)自民に政権担当能力があんの?」と訊きたい気が。
結局官僚主導で行政改革がてんでできねぇあんたらがナニ他人さまに
デカぃツラしてモノ申してんの?って思えて仕方ないですね。

テメェ都合でズラかる総理を2代連発で輩出した挙句に、実質就任前に
これまた自分の「ポリシー」で閣僚ポストを賭け金にして自爆テロ起こす
超ばかちんジジィに振り回されてる始末でナニ述べてんの?と。
身内から「コレ選挙前の腰掛け内閣ですしwww」とかいわしめといて
それで選挙に勝てるとか寝惚けてるヤツらにしか見えませんので、
政権担当能力・政局勘ともに甚だ疑わしいと思えますが。

まぁ問題はお互いが相手のダメ出しばっかに躍起で、政治的熟成もなく
ただルーティンワーク的に政権交代ばっかする様じゃ最悪ですわね。

とにかく「他人の振りみて我が振り直せ」ってコトバを贈りたいデス。

by NO NAME (2008-09-30 13:05) 

まりふぁな

あ゛…久々にやってしまいますた↓
↑のNO NAMEはまりふぁなデス orz

忘れたついでに一言追加しとくと。

「それどころじゃなくなりました#」な小渕サン。
俺的には「先頭切ってがんがりマスっ」ぐらいいわなあかんべさ?と。
まぁ「子作り・子育てよかキャリア取る(取らざるをえない)って立場から
日本の少子化を考えます」とかいうならもっと気が利いてるけど。

少なくとも自分の担当を「それどころ」呼ばわりするようじゃ期待感も共感も
なんら得ることはできないんじゃないですか?と俺は感じますた。

別に「コトバ狩り」なんてしてる気はないけど、(ある意味)職業上
最も大事にしなきゃならんはずの「コトバ」に不自由なセイジカさんたちが
あまりに多すぎて、どぉにもやるせない気持ちになりますです、はぃ。

by まりふぁな (2008-09-30 13:16) 

ゆるぼん

ん~。
あんまり議論する気はないけど、私はやっぱり「小泉、地方票がゼロで引退」とは考えにくいな~。
否定された自分の路線を引き戻して、なおかつ自民党の中での自分の人気を推し量る必要があれば、再登板すればいいだけのこと。
党内には本人が全くやる気がないのにもかかわらず、再登板を模索する勢力があったようですし、本人がやると言えば、党内でもすぐに相当の人数がまとまったでしょう。
そして、国民的な人気は衰えていませんでした。
そういう嗅覚には人一倍長けた人です。
再登板すれば、麻生も小池もきっとぶっ飛んだんじゃないでしょうか。
小池を使った遠隔操作で人気云々、路線回帰なんて、持ってまわったこと考えないと思います、小泉は。
rioさんと同じことを言ってる評論家とかの意見も見ましたけど、私は小泉はそんなに論理的にきちんと物事を考えて、身の振り方を決める人のようには思いません。
総理を辞めた後の言動は基本的には惰性で、今回の総裁選も、とどのつまりは誰が勝ってもいいと思ってたと思うし、骨抜きとか言われつつも、道路と郵政を民営化しちゃったら、あとの内閣が自分の路線をどうしようと、どうでもよかったと思います。

その可能性も十分あったんだから、本気でどうにかしたかったら、自分でやるでしょう。
人をつかってどうこうなんてしないし、ましてや、人を使ってだめだったから議員を辞めるなんて、小泉はそんなちゃんとした政治家ではないような気がします。

マスコミや財界ばっかりでなく、民主党に任せられるかってところに疑問を持っている人は、一般人でも普通に多いですよ。
それが、マスコミの情報操作と言うならそれまでですけど。
マスコミに乗せられなくても、やったことがないんだから、多くの人が疑問を持つのは当然だと思いますし。

それに、政権担当能力って政策に長けていればいいだけの話ではないですよね。
官僚や財界、時にはマスコミをも御するのも能力のうちじゃないかと思います。
今の民主にそういう力があるとは思えません。
でも、私もまりふぁなさんと同じく、そういうとことなあなあでやってた自民が本当の意味で政権担当能力があったとは思えないので、むしろそういう力がない民主が政権交代して、官僚やら財界やらマスコミやらとガンガンやりあってほしいと思っています。
(特に、官僚の抵抗はかなりのものが予想されますので)

でも、そういうことよりも、私が民主政権になって最も危惧するのは、閣僚(ネクストキャビネットの人たち)が失言であげ足とられたり、例の如く、カネの問題やら不祥事やらが後からボロボロ出てきたりする事態です。
民主の議員さんたち、大丈夫かな~。と思ってしまうんですよね。

基本的には私も民主には、二大政党を担う存在になってほしいと願っているので、杞憂だといいなあと思っているんですけど。

しかし、本当に解散総選挙やるんでしょうか。
今日あたり、「やっぱりもうちょっと先に」なんてニュースが出てますよね。
結局、なんだかんだいって、任期満了まで選挙やらないと思うんですけど。
自民なんて、誰をどう立てて、いつまで引き延ばしたって、「下野」のシナリオは変わらないでしょうから、わざわざ解散しても損するだけでしょうし。
by ゆるぼん (2008-09-30 16:49) 

大鷲の健

お久しぶりです、今晩は。

とうとうこの男が首相かと思うと、世も末です。
アメリカのような、目を覆わんばかりの世襲の首相がまた一人。
しかもタカ派。(ちなみにわたしは「鷲」です。←関係ない)
わたくしのような、愛国的「ぽっぽ」派としては、「愛国心」だのを一番語ってほしくなかった政治家です。
政治が変わるたびに、首相や省庁の長が変わるたびに振り回されているのは、経済だけではありません。教育もです。何年も何ヶ月も経たないうちに変わる文部科学省の大臣から表彰されても有り難みはないですねー。
財政の悪化のツケが、教員数の増員を阻む。内閣は教育方針を大きく右よりにしています。ぽっぽちゃん大激怒。学習指導要領の改悪で、正直、今でも1年かかって教科書を終えるのにあっぷあっぷの授業時数なのに、教える内容は増えます。大鷲へとへと。保護者の学校へのブーイングも質がまったく変わってきています。家計の苦しさや家庭環境の悪化を、子どもに絡めていちゃもんつける親の多いこと。そして部活の実績があって、パソコンが得意なら、ひまさえあればパチンコの話しかしないバカ教師でもやっていける現場。(まだ、こんな現場があるのかよ!と驚愕。)仕事も他にないので辞めるに辞められません。
こんな状況だから、藤原プログラムとやらが、少しずつ、まるで「新しいなんとかかんとかを作る会」のように浸透しつつあるのか?
ああ、愚痴ってしまった・・・。

それを、どうしてくれるんだい?坊ちゃん。
もともと自民党には期待していないし、民主の松下族にも嫌悪感いっぱいだし、社民がんばれ・・・と言っても、「情に訴えることしかできない」党首じゃしょうがないね・・・と翼をむなしくひらひらさせている次第。

秋風に白い姿は寒々しいですか?せめて冬だけでも「コンドル」に・・・。
いや、こんなときだからこそ「わたしは飛びぬく!!」
すみませんでした。


by 大鷲の健 (2008-09-30 22:24) 

rio

>hatさん、「郵政民営化」という言葉が一人歩きして、いまだに議論がかみあっていない感がありますよね。

本当に必要だったのは、「特定郵便局制度の廃止」だったはず。旧田中派の権力構造の一部であり、世襲問題、「みなし公務員」問題、つかみ金問題と、あらゆる問題がぎゅーづめになっていたのが特定郵便局でした。

なので、現実的な改革としては、郵便局の公社化、特定郵便局をすべて一般郵便局にする、の2点でよかったはずなんですよね。

しかし、アメリカの要求は違いました。莫大な「貯金」を狙い、郵貯・簡保も民営化することで、日本の金融界にインパクトを与えようとしたんだと思います。

そのアメリカが金融危機を引き起こし、小泉路線はまったく無意味なものになり果てました。小泉路線をひきついだ安倍のままこの事態に突入していたらと思うと、ぞっとしますね。
by rio (2008-10-01 21:01) 

rio

>まりふぁなさん、小渕が「仕事」をすることなんて誰も期待していないでしょうから、そういう意味では気の毒ですね。

「客寄せパンダとして入閣しなさい」と命令されて、断れないのがいまの自民党。閣僚になってしまった以上、各マスコミから番記者がつくでしょうが、だいたいそういうのって、ペーペーとか使えない記者が回されるんですよね。就任時のマスコミの口調が、いかにも軽んじている(はっきりいえばバカにしている)ようだったのも、そういう事情があるのかなあと。

そんな状況で、芸能人でもないのに、いきなり「子作りの予定は?」なんて聞かれれば、34歳女性としては戸惑ってしまっても仕方ないよなあと思ってしまいました。
by rio (2008-10-01 21:07) 

rio

>ゆるぼんさん、んー、ちょっと話が感覚的なので、どうお返事すればいいのかわかりません。

「小泉人気が衰えていない」というのは、小泉好きな人の間では、間違ってない認識だと思います。一方、総裁選で、小泉が推した小池の地方票はゼロ。これが、最新のデータです。この場合の「ゼロ」は、まったく支持がなかったということではなく、「一定の支持はあったが、各3票のうち1票でもとれるほどの支持ではなかった」ということですね。

↑このことをもって、小泉の国民的人気があるかないか、などということを議論しても不毛です。小泉路線の継承者は権力闘争に敗れ、小泉は引退した。それがすべてです。

次に、小泉がなぜ再登板しなかったか。これは、小泉退陣後にやまほど分析されつくしてますよね。小泉自身も、自分の改革の功罪をよくわきまえていた。「功」の部分だけは自分でてがけ、「罪」の部分はすべて先送りした。そして、そのまま辞めたのでした。

再登板すれば、「罪」の部分をなんとかするところから始めなければならない。それだけは絶対にしたくない。だから、「再登板」なんて選択肢は、最初からなかったのです。つまり、「小泉が再登板していたら」という仮定そのものが、不毛ですね。

仮定の世界を考えるならば、「安倍や福田が、小泉改革の『罪』の部分をうまく処理していれば」という線で検討するのが、後世に資するものだと思います。

なお、「いい加減」な政治家が、何十年もかけて首相になり、戦後で2番目の長期政権を築けるとは思えません。良し悪しは別として、有能な権力者は、大胆さと緻密さをあわせもっています。多くの国民は、小泉の大胆さに目を奪われてだまされてしまいました。が、そこにたどりつくまでの小泉の緻密さをもっと分析しなければ、同じことを繰り返してしまうと思います。

最後に、

>官僚や財界、時にはマスコミをも御するのも能力のうち

こういうことを既成概念のように語られるのは、非常に疑問です。危険だなあとすら感じます。日本のマスコミの現状が、このような惨状にあることは否定しませんが、それがあたかも当たり前の状況であるかのように言ってしまうのは、自殺行為ではないでしょうか。
by rio (2008-10-01 21:24) 

rio

>大鷲の健さん、社民党の執行部も、あちこちの政党に勝るとも劣らないほどのぐだぐだぶりだそうですね。小さいから目立たないだけで。

社民党の場合は、労組ガチガチのおっさんと、福島のようなキャラだけで売ってるのと、2種類しかいないそうで。政策面、政局面の両面において、実務対応ができる(=話が通じる)議員が一人もいないとの評価になっています。

さらに、あんなに小さな集団の中で、いまだに路線争いをやっているそうで。まあ、もともとキャラだけで支持を集めていた土井たかこが、社会党・党首時代から、「私、政治のことは全然分からないから」と周りに語っていたそうで。いまの惨状もむべなるかなというところです。

それはさておき、教育界の改革はなかなかの難題ですよね。予算が足りないことは言うまでもなく、早急になんとかすべきだと思います。

ただ、予算がついて人員も増えたとしても、一部のどーしようもない教師の問題や、不正な採用・異動の問題が解決するわけではなく…。

成彬は大分のケースからこじつけて日教組批判をしていましたが、私は個人的に、日教組に関係なく、ああいう不正は全国で常態化していると思っています。

かつて私が勤務した土地でも、窓際職場のなんちゃらセンターというところから、モデル校の教師に復帰するために、教育委員会幹部にワイロと物品を贈ったことがばれ、逮捕された女性教師がいました。

脱サラした地方出身の知り合いは、超大物の国会議員の秘書にコネがあり(←本人談)、そこを使って(←私の妄想)、脱サラ後の翌年には、教師への転進を果たしました。

さらに、10年前と比べると、教員が性犯罪で逮捕される件数が急増しています。ある教育関係者は事件の際に、「試験や面接では、そこまでは見抜けない」と言っていました。それはそうなんだろうと思いますが、一方で、大分みたいなことが明るみに出ると、そもそも試験・面接をちゃんとやってないんでしょ?って話に。

↑この辺の改革・自浄も早急に求められていることで、そのためには、日教組がどうこう、文科省がどうこう、などと言っている場合じゃないはずなんですよね。

愛国心を言挙げしてみたり、奉仕活動がどうこうとか、武道が必要とか、そういうずれたことばかりやっている自公政権に、教育改革はできないと思っています。まして、暴力容認のそのまんま東や、幼稚な言葉で教育委員会を罵っている橋下なんかが知事だったら、しわ寄せはすべて子どもたちに。

複雑にもつれた糸をどうやってほどけばいいのか。ぐるぐると考えてみても妙案が浮かぶはずもなく。それでもやっぱり、現状がだめなんだから、現状を変える→政権交代しかないのかなあと思う次第です。
by rio (2008-10-01 21:54) 

ゆるぼん

私はむしろrioさんの話が理詰めすぎて、据わりの悪い感じです。

私は小泉がいい加減な政治家とは思いません。
いくらなんでも首相を5年以上も務めた人を捕まえて、ちゃらんぽらんな人だみたいなことを思っているわけではないのです。

ただ、小泉は、所々に理屈では説明できない非常に感覚的なことを挟む人です。
それが変人などと言われ、いろんな人が分析したくなるゆえんなのだと私は感じています。
rioさんが小泉について書かれていることは、小泉に否定的な人たちの中ではよくある意見です。
で、そう言う人たちの意見を目にしていつも思うのは、この小泉の行動の所々に現れる「感覚的」な部分を、何とか理屈づけようとして、据わりの悪いことになっているな~と言うことです。
論理的で常識的な考え方をする人は、小泉の「感覚的な部分」をたぶん理解できない上に、そこを論理や常識にはめ込んで、とっちらかっちゃうように感じるのです。

再登板云々とか私が出してしまったので、話がさらにかみ合わなくなっていますが、私が最初に感じた「?」は「小池を推した総裁選で地方票がゼロだから小泉ブランドが傷つくと思った」というところです。
小泉が議員生命を賭すほどにブランドを傷つけたくない「普通の人」なら、麻生でガッチガチになっちゃった後で、小池を推すかな~?と思います。
出来レースで推した候補が負けたことが、議員生命をかけるに値するのか・・・理由としてちょっと弱くないですか?と思うんです。
本人が出て地方票ゼロなら、ブランドも傷つくでしょうし、引退の理由にも十分なり得ると思いますけど。

ブランドが傷ついたから議員をやめるようなありがちな人である小泉と、これまで無言を貫いて来たにもかかわらず、突然出来レースで負け候補を推す小泉というのが、私の中ではてんで繋がらないのです。

私はそもそも小泉はブランド云々を何とも思ってないと感じます。

小泉がそうしたのは、本人が言うように、もうやめることを前から決めていて、なおかつ、5人の中では、小池が自分の考えに最も近かったからだと思います。
唯一、今回の総裁選に問題意識を持っていたとすれば、早々に改革には否定的な麻生で固まってしまったことで、政策論議が停滞し、総裁選そのものが地盤沈下してしまうことに対する危機感くらいなもんじゃないかと。
・・・とこう考える方が私には、しっくりくるわけです。

誤解されると嫌なのですが、私は別に小泉のこと好きではないです。

どうにもならない見解の違いなのに、くどくどと書いてすみません。

それと、私はマスコミが政治家に操られていることが既成概念だと書いたつもりはないし、rioさんが否定しない「マスコミの現状」がそういうことなら、私はむしろ否定したいくらいです。
私は御されるマスコミについて書いたのではなく、あくまで政権与党が政治を担っていく上で、マスコミとはうまくやってかないとね、ってことが言いたかっただけです。
私の頭の中には小沢一郎がいて書いたことですが、彼は言葉が少なすぎて、よくマスコミとの軋轢があったりするタイプです。
でもそれだと、政権獲ったら大変じゃないかなと思ったので、あんな風に書きました。
自民党のこれまでの総裁はなんだかんだ言っても、やっぱりうまくやってると思うんで。

まあ、それにしても私も言葉の選び方が悪かったと思いますが、危険とか自殺行為とか言われるとちょっとびっくりします。
なるべく誤解による見解の相違がないように書いてはいるつもりですが、こういうやりとりだと、考えていることがうまく表現できなかったりすることが起こりえると思いますので、お手柔らかにしていただけると助かります。
by ゆるぼん (2008-10-02 20:12) 

KGB

組閣だけかと思ったら、その後の国会までドエライ事に^^。

もうココまで来ると、実は全部自作自演で、日本を自民・民主の2大政党化しようとしている勢力が政権内に居て、自民の内部崩壊を仕掛けているんじゃないかと思ってしまいます。

こうなればアジア寄りな民主に政権が移った時、対米従属から合法的に抜け出す事が出来ます。アメリカも民主オバマが勝利しそうですし、全く違う日米関係が出来上がるかもしれません。

無論、国内に居る対米従属派と利権関係者は、全力で阻止しようとするでしょうから、あらゆる場面で暗闘が繰り広げられるかもしれません。小泉が対米従属をわざとやり過ぎて、その反動(幾多の弊害)を利用してアメリカとの関係を変換する「やりすぎジュンちゃん大作戦」。

そうなれば、安倍(小泉弊害の表層化)→福田(親アジアへの足がかり)→麻生(起爆装置(笑))という流れが1つのシナリオとして見えます。

秋の夜長、「実はジュンちゃんすごいんです」、みたいな妄想をしてみました^^たぶん、かなり疲れてるんだと思いますorz
by KGB (2008-10-02 22:37) 

rio

>ゆるぼんさん、意識的かどうかわかりませんが、論旨が大きくぶれてしまっているので、かみあわないのだと思います。

「民主にも少しずつ政策に強い人が増えてきた」と書かれたので、「民主はもともと政策に強い。ただ、政局に疎い人が多かった」とお返事しました。

すると、「政権担当能力って政策に長けていればいいだけの話ではないですよね」と返ってくる。

その流れで「マスコミをも御するのも能力のうち」とおっしゃるので、そういう与党の政治家が口にするような暴言をうかうかとおっしゃるのは、危険だと感じますし、自殺行為ではないかと申し上げたのです。

これまでの首相にも、マスコミとうまくいかなかった例はいくらでもあります。典型は森善朗でしょう。首相番記者ともめてから、残りの任期中のぶら下がり取材を、すべて無言で通しました。その結果、マスコミの総スカンを食らい、何をやっても大バッシング。最後は支持率1桁まで落ち込みました。

小泉が「劇場型政治」を成功させることができたのは、森とマスコミの冷え切った関係のあとに登場したからです。森にうんざりしていたマスコミを「御する」ことに心を砕いた結果です。

ゆるぼんさんの解釈は、「私は小泉はそんなに論理的にきちんと物事を考えて、身の振り方を決める人のようには思いません」というところからスタートしていると思うのですが、上記のケースだけを挙げても、充分に反証になると思います。

「小泉は、所々に理屈では説明できない非常に感覚的なことを挟む人」という解釈にも、同意しかねます。なにか具体的な事例があったのでしょうか。

一般的な話として、権力者の言動・行動には、すべて理由があります。ヒトラーによるユダヤ人虐殺のような大惨事ですらも、感覚的に行われたものではありません。権力者の言動・行動が理解できないのは、それが感覚的だからではなく、解釈しうる言葉を国民(の目と耳であるべきマスコミ)が持っていないからでしょう。

小泉の行動は、時流の把握、力学の分析、決断のタイミング等、どれをとっても非常に理にかなっていたと思います。だからこそ、きちんと分析して、その功罪をはっきりさせ、後世に申し送ることが重要なのだと思います。

ゆるぼんさんの目に「批判的」と映っている評論家の多くも、↑こういったことを心がけ、それぞれの仕事を果たしているのだと考えています。
by rio (2008-10-03 13:34) 

rio

>KGBさん、yahoo!の「みんなの政治」にアップされている雑誌記事の中で、「麻生が自民を下野させるためにあの組閣をしたのでは?」というものがありました。

筆者もあてつけで書いてた感じですが、世襲議員・不祥事だらけの無能内閣を組閣したのが自民下野のためだったら、麻生は超有能な権力者。単にお友達を集めただけなんだったら、超無能な権力者。という面白い解釈でした。

確かに、このままの状態では、民主が政権をとっても逆風だらけで難しいことは目に見えています。麻生にそこまで読む能力があれば、ということでしたが、組閣して間もないのに、「超無能」のほうが色濃くなってきましたね。

麻生はほんと、言葉がどうしようもない政治家だと思います。総裁選に勝って「責任みたいなもの」を感じたそうですが、「みたいなもの」ってなんでしょう。「おーい!責任をこれへ!」とかばあやに言えば出てくるもんなんでしょうか。

先日も、「国民は解散より景気対策を望んでいる」とわけのわからないことを言ってました。解散は首相が対議会に行使する権限、景気対策は政府が対国民に行う政策で、まったく異質のものですよね。それを「より」なんて言葉で同列に扱ってしまうあたり、頭がおかしいんじゃないかと思います。

景気対策は喫緊の課題。それを、麻生型=旧自民型ばら撒きスタイルでやるのか、民主型=行政改革スタイルでやるのか、小泉路線が頓挫したいま、選択肢はこの2つです。

麻生が「国民は、民主よりも自民の景気対策を望んでいる」というのであれば、日本語としては正しいですよね。じゃあ、それをはっきりさせるために、総選挙しましょう、という流れになるわけで。

その辺のことを、私が見た範囲では、どのマスコミも指摘していなくて、なんだかなあと思っています。
by rio (2008-10-03 13:51) 

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