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心臓マッサージには『Stayin'Alive』 [これはいいね]

心臓マッサージをリズムよくこなすためには、The Bee Gees『Stayin'Alive』を口ずさむといい、というお役立ち情報です。CNNの配信(17日付)

そんな曲しらねーよ!っていうか、曲かどうかも知らなかったよ!という若者も多いと思われますが、CMやバラエティ番組でよく使われるので、少なくともサビは耳にしたことがあるはず。ジョン・トラボルタの出世作『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックの1曲でした。

曲はこちらから。


CNNによると、

英人気グループ、ビージーズのヒット曲「ステイン・アライブ」が、心臓蘇生法(CPR)における心臓マッサージを行う際に最適なリズムだとする研究結果を、米イリノイ大学医学部の研究者が16日に発表した。米心臓協会(AHA)は約2年前から、CPRの訓練にこの曲を使っているという。

すごいですねー。アメリカ心臓協会というなんだか権威的な響きのする組織が2年前から使っている曲に、「効果があった」というお墨付きを与えるためだけの研究。素敵です。なんでもいいから発表し続けないと、寄付金が集まらず、予算を削られてしまうのがアメリカの宿命ですから、こういうやっつけ仕事も仕方ないところなんでしょう。

ただ、この研究、ただのやっつけ仕事ではないところが、さらに素敵なんですね。

音楽(←『Stayin'Alive』のこと)を聴きながらの場合は1分間に平均109拍で、5週間後の音楽を思い出しながらの実施では平均113拍でマッサージできたという。 マットロック博士は、心臓蘇生のためには、1分間で100拍を下回るよりも、より多い回数の方が効果が高い指摘。「ステイン・アライブ」が有効だと主張している。

などと、学術的な説明もきちんとなされています(当然ですが)。マットロック博士の「指摘」と「主張」が飛躍しすぎじゃないか、なんてことに気づいてはいけません。ものすごい実践例まで寄せられているのですから↓

イリノイ大学での実験に参加した医師マシュー・ギルバートさん(28)も、実際のCPRで「ステイン・アライブ」が役立ったと話す。「リズム感がないと言われて心配していた」うえに、ディスコ音楽をあまり知らなかったが、この曲のリズムで止まった心臓を蘇生させたという。

すばらしい!まるで曲が心臓を動かしたようなこの書きっぷり!医師にリズム感が必要なのか?とか、この医師が生まれる前(=1977年)に発表された曲なんだから知らなくて当然では?とか、医師なんだからちゃんと蘇生できて当たり前でしょ?とか、そんな相手をドキッとさせる口ごたえをしてはいけません。ショックで心臓が止まってしまったら大変です。

いやー、それはそうだとしても、別にほかの曲でもいいんじゃないの?という声はあったようで。この若い医師=マシュー君は、こんなコメントを残しています。

「(英ロックバンド)クイーンの『Another One Bites the Dust』も、心臓マッサージに有効なリズムだという噂(うわさ)を聞いたが、(歌詞的に)あまり適切じゃないかな」

アメリカ人(含むデーブ・スペクター)はここまで読んで、うへへっ!と手を叩いて笑うんでしょうね。リズム感がないらしいマシュー君、ユーモアのセンスはあるようです。もしくは、CNNの記者がどんくさいマシュー君に無理やり言わせてオチに仕立てたんでしょう。なので、マシュー君って1977年の曲は知らないのに1980年の曲は知ってるんだ?なんて、浮気を鋭く発見する女子のようなツッコミは厳禁です。

曲はこちらから。

さて。マシュー君のオチの何が面白いんだ?と思われた方。そうですよね。日本人にはいまいちピンときません。なので、どの辺りが面白いのかということを説明する、という野暮なことをあえてしてみたいと思います。

まず、「心臓マッサージにはStayin'Alive」というのが伏線なんですね。この曲のサビの、
Ah, ha, ha, ha, stayin' alive, stayin' alive
の部分がぴったりなんです。

覚えやすいというだけでなく、「Ah, ha, ha, ha」とマッサージしたあと、「stayin' alive=あるがままに生きている!」と叫ぶこの歌詞が、蘇生している人にも、されている人にも大きな活力を与えます(たぶん)。

これが『Another One Bites the Dust』だったら…?訳詞はこちらから。重いベースのリズムに乗って心臓マッサージをしながら、「Another One Bites the Dust=またひとり倒れていく」なんて口ずさんでしまった日には、たとえ蘇生に成功したとしても、喜ばれるどころか石を投げられてしまうかもしれません。そういうオチなのでした。

私はこの記事を読んでいる途中、「だったら美空ひばりの『お祭りマンボ』でもいいんじゃないか」と思ってたのですが、最後まで読んで、考えを改めました。あの曲、歌詞の最後は「あとの祭りよ」ですから。


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area71

さすが!お祭りマンボでオチをつけている!
日本でこんな感じの発表があると、その対象の商品が突発的に売れ始めたりしますが、アメリカではどうなんでしょうね?

速い方がいいというのなら、まだまだ速いのはいくらでもありますが、
その辺はどうなんでしょうか。スピードメタルのDragon Forceなんかは、
死ぬほど速いですが!(マニアック)

どうしようもないコメントですみません。
by area71 (2008-10-18 16:29) 

rio

>area 71さん、DragonForceをYou Tubeで聴いてみました。

個人的には好きな音楽ですが、これを心臓マッサージに…息も絶え絶えの人をきっちりあの世にお見送りすることになってしまいそうですm(_ _)m

もしくは、蘇生活動にあたっている方の心臓が、先にはかなくなってしまいそうです(哀)

いずれにしても、はっぴーえんど は迎えられなさそうですね。。。

by rio (2008-10-18 18:39) 

大鷲の健

再び今晩は。

「ステイン・アライブ」ですか?蘇生したら、「フィーバー!!(死語)」ですね。
白づくめのトラボルタとミラーボール。そのリズムで蘇生活動。
素晴らしい!!
マイケルジャクソン世代ですので「ビリー・ジーン」と「ビート・イット」だめかなーと思いましたが、「ステイン・アライブ」よりは早めでした。邦楽ではRIP SLIMEの「ONE」は近いかなーと。「それぞれ一つのLIFE 」の歌詞もぴったり。
それはさておき、自分も職場でせっかく蘇生法を習ったので、もし遭遇したら「ステイン・アライブ」でいきます。その機会がないことを祈るのみですが。
(よく考えたら、「ビート・イット」はいけませんね。打ちのめせとか叩きのめせとか。)


by 大鷲の健 (2008-10-18 21:34) 

to

rioさん、お久しぶりです。

曲が「Stayin'Alive」ってところで、すでに笑ってました。アメリカらしい...(おっと、今オデッセイのCMから偶然この曲が...)。

マシュー君には、クイーンなら「炎のロックンロール」をお勧めしたいです。
by to (2008-10-19 11:25) 

madoka

おっひさしぶりです~!
この「アホな研究シリーズ」(と勝手に呼んでます)、好きですわー!

『お祭りマンボ』なら、「わっしょいわっしょい!×4 そ~れそれそれお祭りだ~♪」のあたりで、倒れてる人も思わず起き上がって、ノリノリで踊りだしそうで良さそうですけどねえ。最後の最後で・・・・・・惜しい!

私のおすすめは、The Bee Gees と同じ英国のバンド、Madness です。
スカのリズムで心臓マッサージ、良さげでしょ?
しかも素晴らしいことに、そのものずばり、『Cardiac Arrest』という曲があります(笑)!
先ほどカウントしたら、1分間に120回弱のマッサージができるようです。
ただ、サビ①の歌詞は心臓マッサージに適していると思うのですが、サビ②がねえ・・・・・・。

http://tube365.net/lang-ja/init_char-13/artist_id-4498/track_id-200020/video_id-6fTkxwIlFpg/video_title-Madness%20-%20Cardiac%20Arrest
by madoka (2008-10-19 18:47) 

51

救急や普及の現場に関わっている者です。
たくさんの人が見ているこのブログで、心配蘇生法をちゃかすような記事は不適切に感じました。

まず、AHAは権威的な響きのする組織どころか世界一の権威です。
世界中の国がAHAの発表するガイドラインを参考にしています。もう少しこの組織のことをお調べになったほうがよろしいかと思います。
次に、心マッサージの回数はとても重要です。救命率に大きく関係があります。
この回数を覚えるのに音楽を使うと効果があるという論文はいくらでもあります。

救急現場で、適切に心マッサージができる一般の人がどれだけいると思いますか?
「ほとんどいない」が答えです。
by 51 (2008-10-19 22:06) 

taknuno55

不適切かどうかは分かりませんが、結果として望ましい行動につながるのであればいいのではないかと思います。反対に、ちょっと頭に残っていたことがマイナスに働くとしたら、それが人の命を左右するかもしれないので、許されないでしょう。

このスレッドを見て、「心臓マッサージは速ければ速いほどいいんだ」と思ってしまう人もいると思うし、「適切に心臓マッサージをできる一般の人はほとんどいない」というの読んで「やっぱり専門家じゃないとやらない方がいいんだ」と思う人も多いのではないでしょうか?


それはさておき、日本では「世界で一つだけの花」がいいという話を聞いたことがあります。

もちろん、心臓マッサージの回数は遅くても、逆に速すぎても(心臓が十分に膨らむことができなくなるため)マイナスです。

救急現場で「適切に」心臓マッサージをできる人がほとんどいなくても、まずは現場に居合わせた人が心臓マッサージを実施するようになることが求められています。救急車の到着を待っていては、「心肺停止から4分間を過ぎると多くの人が助からなくなる」というのに間に合わないからです。たとえ「適切」でなくても、やらないよりましという認識をみんなが持つことは重要だと思います。

5年ごとに方法の改訂が行われていますが、2000年、2005年の改訂では2回とも大幅な簡略化がありました。現場に居合わせた人による実施率を上げて救命率を高めるためだと理解しています。
by taknuno55 (2008-10-20 02:22) 

KGB

医療系の記事は鬼門になんですかね(汗)

そんなにリズムが大事なら、「心マッサージに最適な楽曲作りの研究」にお金や時間を突っ込んだ方が良いのでは…。なんていう突っ込みも禁止ですかねぇ^^;

んでもって、普及のために発売レーベルは医療系団体とavexのコラボで大々的に宣伝して、オリコン1位を狙って、、、ってまで行くとキナ臭くて嫌になりそうです。。。

まぁ、ファンダメンタルな研究って、なかなか理解が得られなくて予算の獲得が大変なのは痛いほど知ってるわけですが、こういうのを「研究」としてやる価値が見出せないです、ハイ。
by KGB (2008-10-20 12:29) 

rio

>大鷲の健さん、覚えたことは使ってみたくなるのが人情ですよね。だからといって、心臓蘇生の場合は、使うチャンスを心待ちにするわけにもいかず。

ということで、練習でやってみたいところです。運転免許の学科でとりいれると、日本でかなり普及しそうです。心臓蘇生に適した楽曲を集めたアルバムも、いい線いくような気がします。

それはさておき、「フィーバー」って言葉、すでに死語なんですねえ。確かに、日常で使ったことがないような気がします。「フィーバーする」なんていう和製英語も生み出したぐらいなのに、はかない寿命でした。パチンコ関連の方は、まだ使うのかな?機会があればまりふぁなさんに聞いてみたいと思います。
by rio (2008-10-20 13:44) 

rio

>toさん、私の脳には、心臓蘇生=Stayin'Aliveがガッチリ刻み込まれてしまいました(笑)

万が一、蘇生をする事態にでくわしたら、「A Ha Ha Ha Stayin'Alive」と口ずさんでしまいそうです。

私は音楽関連に疎くて、クイーンの『炎のロックンロール』のリズムがあっているのかどうか判断できないのですが、歌詞はぴったりですね。なんかヘンな日本語タイトルをつけられていますが、原題は「Keep Yourself Alive」。サビの部分には、「Honey, you'll survive」というフレーズもありますから。
by rio (2008-10-20 13:52) 

rio

>madokaさん、リンクありがとうございます。

面白い曲ですね!日本でも、昔はこういうテイスト(の歌詞)の曲が作られていたように思いますが、いまではすっかり絶滅しています。なので、すごく新鮮です。

この曲だと、とっさの時にも冷静さを取り戻せそう…なんですが、最後の最後が惜しい!「There's nothing we can do.」ですからねえ…「あとの祭りよ」と意訳してもいいぐらいの不適切さ(笑)

リンクしてくださったサイト、すごく便利ですね。私はいままで、You Tubeで動画、グーグルで歌詞、という2段階検索をしていました(=脳を鍛えていました)。同じことをしていて「めんどくさい!」と感じた人が作ってくれたんですね。すばらしい。ありがとうございます。
by rio (2008-10-20 14:04) 

rio

>51さん、私は心臓蘇生法を茶化したりしていません。

引用したCNNの記事は「お役立ち情報」だと明記しています。学術的に重要な部分はそのまま引用し、手を加えていません。

私が茶化したのは、イリノイ大学の研究姿勢です。米心臓協会のくだりも、この組織が世界的権威であることが周知であることを前提に、「なんだか権威的な響きのする組織」と書いています。

つまり、イリノイ大学医学部は、「なんだか権威的な響きのするところで使われてる音楽らしいから、研究してみれば?」ってなノリでやってるんじゃないの?という皮肉です。

米心臓協会で、2年前から心臓蘇生の練習で『Stayin'Alive』が使われているということは、この曲が技術習得に効果を発揮していることのなによりの証明です。

イリノイ大学医学部はそれを「追認」しただけです。なのに、それを自分たちの業績であるかのように、世界中にアピールしているバカバカしさを笑っているのです。

なんだか、説明しているうちに、心が折れそうになってきました。
by rio (2008-10-20 14:15) 

rio

>taknuno55さん、解説ありがとうございます。

適切にできるかどうかはさておいても、遭遇したらやらなければならない。この認識は大切ですよね。もちろん、遭遇した際に適切にできればそれが理想です。その意味で、「Stayin'Alive」は、非英語圏の人間でも覚えやすくてぴったりだと思います。

「1分間に何回」という数字が大切なことはもちろんですが、緊急事態に出くわした素人が、それを思いだせるとは考えにくいものがあります。間違って覚えてしまっていたら大変ですし、正確に覚えていたとしても、いまは腕時計をしていない人が増えてますよね(携帯が腕時計がわり)。していたとしても秒針がついてなかったり。

そんなときに、曲がぱっと頭に浮かべば、それだけ作業開始が早くなりますね。

作業の正確性・適切さに注意を払いすぎて、素人が近寄り難いものになってしまうと逆効果ですよね。AEDがあちこちに備え付けられるようになり、環境面は前進していると思います。が、私も含めて、意識面では、まだまだ「びびってしまう」というのが現実だと思います。

救急・救命講習が、もっと”ありふれた日常”になってくれればいいなと思います。
by rio (2008-10-20 14:37) 

rio

>KGBさん、研究でやるかどうかはともかくとして、心臓マッサージに役立つ楽曲集=アルバム化、は「あり」ですよね。

全国の公共施設、鉄道・航空・デパート・遊園地など、各種学校、農協や漁協、などなど、組織がこぞって購入しそうです。話題性で買う個人もいるでしょうから、大ヒット間違いなしでしょう。

なんか、久々にものすごい提案をしてしまった気がします。この企画をどこかの会社にぱくられる前に、”プロデューサー”を名乗って自分から持ち込んだほうがよさそうですね。KGBさん、急いでください!成功のあかつきには、私にもおすそわけを(笑)
by rio (2008-10-20 14:45) 

Sacchan

>イリノイ大学医学部はそれを「追認」しただけです。なのに、それを自分たちの業績であるかのように、世界中にアピールしているバカバカしさを笑っているのです。

別にバカバカしくないですよ。現場の医者が経験的に得た知識と、それを科学的な視点で立証するのは全く別次元の話ですから。

心臓医学に限らず、医者の世界ってのは「よく分からんけど、患者に効くからいーや」という非科学的なノリがあるわけで(患者は科学の進歩を待っていられない以上、それは必要なことでもあります)、西洋医学が科学であるためには経験的な知識をそのままにはしておけないのです。今回はその一例。まぁ、「経験が立証されて良かった」程度の事で医学界を揺るがすような研究ではないですが、CNNは一般受けしそうな科学記事を書いているだけでアカデミックに重要なことを紹介する義理はないですからね。rioさんがCNNの権威に踊らされているだけじゃないですか?
by Sacchan (2008-10-20 17:04) 

北のまもり

はじめまして。
いつも、半分以上何ソレ?何の事?って自分の頭の悪さを思い知らされるのに、何故かマタタビに引き寄せられる猫のように、ふらふらと来てしまう不思議ワールド。そこに、恐れ多くもコメしようとしている・・恐ろしさの余り
打ち間違えばかり・・。前置きが長くなりました。今、まさにこれをuhb(北海道文化放送)のニュースでやってました。ノリノリの記者が音楽に合わせて心臓マッサージをした結果、1分で103か104というスバラシイ結果。その前は80台だったので、札医大の先生も驚きでした。心臓マッサージと合わせて人工呼吸も大事との事でしたけど、頭の片隅にこのStayin'Aliveが残っていたらいいですね・・というようなお話でした。まずは、取り急ぎご報告まで。おお、任務完了。
by 北のまもり (2008-10-20 19:09) 

rio

>Sacchanさん、頭痛を感じるようなコメント、ありがとうございます。

記事中で、

>マットロック博士の「指摘」と「主張」が飛躍しすぎじゃないか、なんてことに気づいてはいけません。

と書きましたが、これは、「誰でも気づくよね」ということを示唆したレトリックです。

この研究のバカバカしさは、「Stayin'Aliveが有効だ」ということだけを検証している点です。

これが、本当におっしゃるような「科学的な研究」であれば、「Stayin'Alive」を含め、一定のリズムを持つ楽曲全般について検証しなければならないはずです。歌詞、曲調、使われている楽器の音なども、心臓マッサージの際のリズムや力の入れ具合にかかわってくるかもしれないので、そういう方面の研究も必要でしょう。

しかし、立証されたのは、CNN報道で知る限り、米心臓協会で使われている1曲のリズムについてだけ。極端な話、米心臓協会が同じリズムの別の曲を使い始めたら、イリノイ大学医学部は、研究論文の楽曲名だけを書き換えて、また提出できるわけです。これが「科学」なんでしょうか?

私の勝手な推測ですが、CNNの記者もそう考えたのではないかと。というより、この研究に接した人は誰でも、「ほかの曲はどうなんだ?」と考えると思います。

CNNはそこを見越して、マシュー君のオチを仕立て、面白い読み物にしたんだろうな、と。なので、そういう遊び心に乗っかってなにか書いてみよう、というのが、今回のブログのコンセプトです。『お祭りマンボ』を最後に出したのも、そういう理由からです。

もちろん、Sacchanさんの「バカバカしくない」という主張をを否定する気はありません。そこは感性の違いだと思っています。

余談ですが、CNNに権威があるかどうかはさておき(朝日や読売やNHKぐらいの権威はあるのかもしれませんが)、

>アカデミックに重要なことを紹介する義理はない

あると思います(≠天津木村)。一般受けする記事を流すことも、学術的に重要なことを紹介するのも、どちらもメディアの役目ですから。
by rio (2008-10-20 20:20) 

rio

>北のまもりさん、わが心のふるさと北海道からの情報、ありがとうございます。

北大の立会いでやってみる、という姿勢がすばらしいですね。CNN記事の正しい使い方だと思います。

まさに、「頭の片隅にこのStayin'Aliveが残っていたらいい」わけですよね。難しい言葉と数字で延々説明されても、実践できなければ意味がありません。心臓マッサージの場合、その溝を「Stayin'Alive」が埋めてくれたわけで。

記事を流したCNNも、太平洋を渡った日本でこれだけ話題になっていることを知れば、本望だと思ってくれることでしょう。

私の頭痛もかなりやわらぎました。心折れることなく、ア、ハッ、ハッ、ハッ、ステイナラーイブッ!と歌いながら、明日も元気に生きていこうと思います。
by rio (2008-10-20 20:31) 

ミウミウ

rioさん、こんばんわ。いつもご返事ありがとうございます。

〉説明しているうちに心が〜

ちょっと頑張ってるrioさんの文章で、rioさんの心が折れそうになる前に、既に声を出して笑っておりました!他人事でごめんなさい。そしてお疲れ様でした。(笑)

元気回復なさったとの事、何よりです。

本記事も面白いですけど、コメント欄の面白さが、このブログの魅力です。


by ミウミウ (2008-10-20 22:40) 

taknuno55

rioさん、こんばんは、Resありがとうございます。

>救急・救命講習が、もっと”ありふれた日常”になってくれればいいなと思います。

本当にそう思います。
そのためになるのなら、お笑いにしてしまうのもありだと思います。
コメント欄が面白くてあれこれやりとりしてるうちに”ありふれた日常”になってくれるといいですね。
by taknuno55 (2008-10-20 23:57) 

rio

(訂正)
>北のまもりさん、北大じゃなくて札医大でした。すみません。
by rio (2008-10-21 02:25) 

rio

>ミウミウさん、たくさんの方に読んでもらえることは、ありがたいことです。すべての人のお口にあう文章は書けませんが、自分の中の基準は踏み越えないように気をつけていこうと思っています。

どこぞの知事が「大阪では当たり前」とかなんとか言って、朝日新聞とガキのケンカをしています。そんな危うい時代だからこそ、権威的なものには…などと書き出すと、また何か言われそうです。あの知事の話を書くのも、けっこうな鬼門ですから(笑)
by rio (2008-10-21 02:30) 

まりふぁな

え~っと、「Stayin'Alive」=「あるがままに生きてる」って意味なのを
まるっと理解してなかったモノが参上しましたが何か?
※勝手に「生きてるって実感するぜ~♪」的な意味やと思ってますた↓
 なお、当然ながら前後の歌詞は全っ然わかりません…てか知りませんw

パチの世界でも「フィーバー」ってのはほとんど絶滅種な単語っすね。
以前は結構パチの種類間での勢力分布がそれなりに均衡?してたんで
わかりやすいよぉに「フィーバー○○」とかって名前がついてたりしたけど、
最近じゃフィーバー機が圧倒的多数を占めてるから…かどぉかはさておき
わざわざ名乗ったりしてない機種がほとんどですねぇ。
ただしSANYOってメーカーだけは未だに↑のよぉな「フィーバー○○」ってな
名前の台をしつこく発表し続けてますデス。
まぁ多分俺らにはわからん「こだわり」があるんでしょね、きっとw
余談の更に余談ですが、機種名にひらがなで「ぱちんこ」って付くのは
基本的には京楽ってメーカーの機種です。だから何?とかは訊かないコト。


と、ハナシを本題に戻しまして。
個人的には「人命救助にはStayin'Alive」ってのがなんかピンとこないんで
代替策を(歌詞的な部分も含めて結構マジメに)考えてみますた。
その結果、坂井和泉(ZARD)さんの「負けないで」がベストかなぁ?と。

…正直、坂井さん自身にも『負けないで』ほしかったんやけど(泣

by まりふぁな (2008-10-22 00:29) 

rio

>まりふぁなさん、「Stayin'Alive」=「生きてるって実感するぜ~♪」も、完全に正しいと思います。

「異なる言語の意味が、完全に一致することはありえない」という考え方があって、私はそれに賛成しています。よく使われる例としては、日本人に「りんご」の絵を描かせると、みんな赤を使いますが、アメリカ人に描かせると、赤もいれば青もいる、といった具合です。りんご≠appleというわけです。

具体的なモノでも差があるのですから、「Stayin'Alive」のような抽象表現を日本語に完全に置き換えるなんて無理ですよね。「AliveをStayしちゃってる」という語感が伝われば、どんな訳しかたもOKだと思います。

それはさておき、フィーバー解説、ありがとうございます。パチンコ業界でも廃れてきているとなると、もはや絶滅寸前かもしれませんねえ。かつて「フィーバー」と表現されていた状態は、いまはどうなってるんでしょう。「ノリノリ」とか「イケイケ」も死臭が漂ってますし、「はじける」も老化してきた気が。「熱い」は…生き残りそうな気がします。

ZARDの『負けないで』はいいですね。リズムも歌詞も覚えやすさもいい感じです。日テレの24時間テレビで必ずかかるので、その際に心臓マッサージ講習もあわせてやってほしいですね。

坂井さんがなくなって1年半ですか。松岡元農水省の自殺と重なって、しかも病院が一緒だったために、自殺説がくすぶり続けましたね。警察発表から考えるに、事故なのは間違いないのでしょうが、病気は快方に向かっているという報道も出ていた時期だけに、残念でした。
by rio (2008-10-22 03:43) 

まりふぁな

うっひょ~↓坂井さんのお名前、思い切り間違えてました orz
和泉…× 泉水…○ デス、ごめんなさいm(_ _)m
寝ぼけてんのにろくすっぽ推敲せずにアゲちゃイカンですね↓
※LOVEさんにツッコミもらいますた、ありがとうございます… orz

思うに「フィーバー」ってのはやっぱ「熱い」って意味ですやん?
ほんで、かの米の国じゃいつの頃からかそぉいうのを「Hot!」やなくて
「Cooool!!!!」って真逆の表現するよぉになったですよね?
まぁ「Cool!」っつ~と「イカす!」って和訳が妥当なんやろけど。
その関係でこちらの国でも廃れる一方なのではないか?と。

ただローカルな話題で未だに「~会場は○○フィーバーに包まれた」とか
聞くと、なんとなく「熱い」はずが「ほのぼの」した気分になりますねぇw

by まりふぁな (2008-10-22 10:23) 

クインビー☆メルシ

<ノリノリ>現役で日常会話上、蔓延っていますが・・・(笑)

rio様。こんにちは^^

研究者の曲で110回/分・マシュー君の曲で109回/分、心臓マッサージイメトレを行いました。(押し加減・位置も重要ですね)
数を数えながらは、まさに八ッ八ッ八ッ。人命救助ですから最大集中です。

そして心肺蘇生を行いながら蘇生を願う気持ちも大事だと思います。

先月(救急の日)、近所の小学校で救命講習がありました。(今は普通の?主婦ですから~とクインビーも混じって来ましたよ)

↑の音楽を流してくれれば、そういう場に遭遇した時でも耳にリズムが残ったのでは?と思いました。

恒例のお人形も登場し緊迫した雰囲気の中、実践です。適切な心肺蘇生が施されると目を開けて意識が戻ります、そして横腹からデーター(人工呼吸・マッサージの回数や押し具合など)が出てきます。

万が一という場はあって欲しくないけど、もし遭遇したら、プロが到着するまでに出来るだけの事は~と思います。はぃ。


ZARDは今もこれからもカラオケで熱唱したいです♪大好きでしたから♪
by クインビー☆メルシ (2008-10-22 14:28) 

rio

>まりふぁなさん、HNを間違えないようにコピペする習慣のある私は、つい坂井さんの名前まで…コピペしてなかった!苗字だけしか書いてなかった!セーフ!(違) まったく間違いに気づいていませんでした。。。

英語圏な人々、「hot!」も使ってます。私の感覚では、「cool」はいわゆる「かっこいい」「いけてる」「それ、いいね」ぐらいの意味です(「イカす」は、まだ生き残ってる言葉なんでしょうか?)。あいづちを打つときに「cool」と言ったりもします。「good」「nice」とかだと、場合によっては硬い(=退屈)だったり、興味ないように思われたり、上から目線だったりの気がするので。

一方、「hot」は「cool」よりもセクシャルな意味が強いような気がします。その人のファッションがかっこいいときは「cool」と言い、水着姿がセクシーな場合は「hot」と言う、みたいな感じ。

あくまで個人的な語感なので、実際は違うかもしれません。機会があればarea 71さんに聞いておきます。
by rio (2008-10-22 16:04) 

rio

>クインビー☆メルシさん、 「今は普通の主婦」とおっしゃられると、昔はどうだったんだろう???とドキドキしてしまいます(違) 

救急の日は、うちの近所の小学校でも講習をしていました。学校前の掲示ポスターでは、「地域のかたもどうぞ」と書かれていました。が、実際には、参加した独身組や子どもなし世帯はいないんだろうなあと想像しています。

ここが日本の地域社会の課題ですね。都会では、親子がそろった「自民党的正しい家庭」でなければ、地域のあれこれ(防犯、防災、美化、祭りなど)に関わるのは難しいのが現状です。地域側も、はぶかれている側も、双方が交流を諦めてしまっています。

ご近所の底力、なんとかならないもんですかねえ。
by rio (2008-10-22 16:19) 

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