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全日本は全日本。愛称は「全日本」。 [バレーボール]

じじばばの考えることってやっぱりこんな程度なんですね。JVAが全日本の愛称を募集することにしたそうです。元記事はこちら(スポーツ報知・28日付)。

JリーグができるとVリーグと改名し、サッカーのプレミアリーグが浸透するとVプレミアリーグとさらに改名してみたり。で、こんどは”なんとかJAPAN”ってなものがほしいんでしょうね(←きめつけ)。こういう発想を恥ずかしい/情けないと思わない鈍感さがすごくイヤです。

バレーの代表チームは、「全日本」が愛称のようなものです。ALL JAPANを直訳した言葉ですから、昔はほかのスポーツでも使われていたと思いますが、最近はどのスポーツも「日本代表」を使います。一貫して「全日本」と呼ばれ続けているのはバレーだけでしょう。ですから、いまとなっては「全日本=バレー代表のこと」と言ってもいいぐらいに固有名詞化しています。

それを、なぜいまさら、なんのために、別の名前をつける必要があるのか???

記事では、

これまでバレーボールの代表は、「植田ジャパン」や「柳本ジャパン」といった「監督名+ジャパン」が愛称になっていたが、「個人の持ち物のよう」という考え方もあり、一般から公募することになった。

と説明されています。↑これがほんとだとしたら、浅はかですねえ。。。

○○ジャパンという言い方はサッカーから広まった用語ですよね。それをフジやTBSがうれしがってバレーに輸入したから浸透してしまったわけで、嫌なんだったら、テレビ局に申し入れて使わせなければいいだけのことです。

「全日本女子」「全日本男子」というだけでバレーだとわかるんだからそれがベストじゃないですか。

そもそも、伝統のある呼び名を変えるケースは、その組織が消滅したか、名前を変えたくなるぐらいの失態をしでかしたか、時代に合わなくなったか、ほとんどがこの3つのどれかです。「全日本」はこのうちのどれかにあてはまるでしょうか???

全日本男女に愛称をつけても、それが定着するとは限りません。注目度が高まるとか、人気が上がるなんてことはもっと保証できません。全国のバレーファンたちが、周りにいる”気が向いたら見る”程度の人々に「なんで最近、『全日本』って言わなくなったの?」とうんざりするほど聞かれる程度が関の山でしょう。

いや、それならまだマシかもしれません。もっと興味がない人々なら、「○○ジャパン」がバレーのことだと気づかずにスルーしてしまい、そのまま永久にバレーのことを忘れ去ってしまう可能性大です。耳になじんでいる「全日本」だったら、少しでもひっかかってくれるかもしれないのに。

あー、目に浮かぶ。

30年以上も前のメダル獲得の歴史にはこだわるのに、バレー文化の象徴とも言える呼び方を変えようとする。このおおいなる矛盾に気づいてほしいなあ。でもって、他競技のサルマネに走るんじゃなくて、「自分たちが文化を発信するんだ!」という気概をもってほしいなあ。「ニッポンチャチャチャ」のように、バレーを通じて定着して、ほかの競技でも使われるようになったものもあるわけなんだし。

などとついついぼやいてしまいました。

どうしても「○○ジャパン」という愛称がほしいというならば。私とゆかいなコメンテイターたち(←語呂わるっ)はすでに考えて記事にしておりますので、ご参照ください。ただし、いやーな気持ちになっても責任は持ちません。


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古都の侍

こんばんは。

考えてみました。

・アキノキリンソウJAPAN・・・警戒、用心、要注意
・あじさいJAPAN・・・美しい女性、あなたは美しいが冷淡だ、変節、浮気、傲慢
・アスパラガスJAPAN・・・何も変わらない、私が勝つ、敵を除く
・イワウチワJAPAN・・・適応力

いかんいかん・・・不真面目ですねぇ。ちょっと真面目に考えて、

・ストレプトカーパスJAPAN・・・信頼にこたえる、主張(ピンクの花なので女子かな?)
・コバンソウJAPAN・・・熱狂、興奮、白熱した論議(小判草というのがやや問題でしょうか)
・コマツナギJAPAN・・・希望をかなえる(意味はいいのに、コマツナギっていうゴロがやっぱりねぇ)
・パセリJAPAN・・・祝宴、勝利

花言葉で考えてみましたが、ビミョーですねぇ。

やっぱり「全日本」がしっくり来ますね。

by 古都の侍 (2009-03-01 00:39) 

まりふぁな

>名前を変えたくなるぐらいの失態をしでかしたか

…親組織は「笑えへん↓」を通り越して「やっぱり笑ってまうw」ぐらい
失態だらけなんすけどねぇ?協会の名前変えるんが先じゃね?と。

俺も(ネタとしてカントク名出す時以外は)「全日本」って呼んでるし、
もしか今後愛称決まっても多分「全日本」て呼び続けますな。
てかむしろ周りが「○○ジャパン♪」とか呼べば呼ぶほどムキになって
ひたすら「全日本」って呼び続ける気がw
そもそも「全日本」の方が文字数少なくて済むしwww


ちょっと本論から外れますが、個人的には(あえてそう呼ぶ場合は)
「カントク名JAPAN」ってのが非常に都合がいいと思ってます。
「で、誰が責任者やねん?」って時にカントクの名がすぐわかるし。

いつだったかこちらでもこの話題で「プレイするのは選手なのに」とか
今回JVAの言い分みたく「カントクの持ち物かよ?」といった意見が
あったように記憶してるんですが、俺は「責任者の名前を出す」ってのは
むしろ好ましいと思ってたんで「ん~~……」って思ってました。
なんかこぉ「責任の所在をボカして玉虫色の決着を~」的な使われ方に
成り下がるだけのような気がして、どぉにもムズ痒い気がしますデス。

「普遍的な愛称」で責任者ボカすぐらいなら普通に全日本でいいでしょ。
代表のカントクともなりゃ栄誉も責任もケタが違うんやで・って意味で
どぉせ「○○ジャパン」っつ~ならカントク名出す方がいいと思います。

てかそもそも「愛称JAPAN」のパターンでそこそこ普及してんのって
女子サカの「なでしこ」とWBCの「サムライ」ぐらいじゃないですかね?
※もしか他にも決まってるとしても、俺は今ぱっとは思いつきません。

ただでさえ今更感のカタマリみたいなネタやのに、その上定着しないわ
それでも決めた以上呼び続けなアカンわって負の連鎖モドに堕ちたら
世間サマから笑われるだけなんじゃね?って思いますが。
まぁ世間サマの反応はさておき、少なくとも俺は笑うでせうwww

とりあえず「普通に全日本でええやん?」って一票を入れてきますかね。

…って今JVAのページ見ても、んなコトのカケラも載ってねぇし↓
どぉやって応募すんだよコレ#
by まりふぁな (2009-03-01 12:56) 

rio

>古都の侍さん、コバンソウとコマツナギに笑ってしまいました。帯に短したすきに長しですねえ。

個人的には「パセリJAPAN」がシュールな感じで好きです。添えもの?食べずに捨てられる?いえいえ。私は毎回、パセリを食べますよ。もともとハーブ好きなので。

あじさいは私がいちばん好きな花です。別名・七変化ですから、どこかで聞いたようなキャッチフレーズにもあっていて、なんかマジメに採用されそうで危険です(笑)
by rio (2009-03-02 09:49) 

rio

>まりふぁなさん、JVA、また立木会長を再任させたんですよね。たしか4期目?

2002年~2008年の間にさまざまな失態をしでかして、特にOQT2008では予選通過条件を間違って広報するようなことまであったのに、だれも責任を取ることなくあっさりこっそりと再選。

自民党と同じぐらいタチが悪いと思います。

私はこのブログでよく、「監督名+体制」を使っています。理由は簡単。一発変換できるから(笑)。JAPANやジャパンだと2回にわけて変換になりますからねえ。って、どうでもいいですね。すみません。

いちばん避けたいのは「負の連鎖モード」ですね。そもそもなんですが、なでしこJAPANや侍JAPANも、メディア(ブログ含む)以外で使われてるんでしょうか?

居酒屋談義とかそういう場なんかで、「侍JAPANがさー」なんて言い方を聞いたことがない気がします。”老舗”のなでしこJAPANでも、会話で使われることはほぼないんじゃないかと。

そんなものが愛称といえるかどうか微妙ですよね。愛称というからには、自然発生的に生まれて定着し、みんながそれを口にするものでなければ意味がないはず。

というわけで、やっぱりバレー代表の愛称は「全日本」でしょう。

「『全日本』と言えばプロレス!」という主張する人もいるかもしれませんが、まあそれは数の力で寄り切らせてもらうことにして。
by rio (2009-03-02 10:00) 

古都の侍

こんばんは。

立木再選(←もはや呼び捨てですよ・・・)は、JVAはしれーっと流しましたが、またもやってくれましたね。更なる迷走は深まりそうです。

ガマ・・・『 無分別、慌て者 』(他に、従順、素直、救護、慈愛)という意味があったとは。

あじさいと言えば北鎌倉です。さだまさしの『縁切寺』なんかでも有名な北鎌倉はあじさいの名所。5月終わりから6月の中旬くらいが、今年は見ごろになるでしょうか。「梅雨の遠足」の時は、いらっしゃいませ!

それはそうと、姐さん事件です。ではなくて、姐さんが事件です(違)?
中田久美姐さんがブログを解説したんですよ・・・スポナビに。ちょこちょこ「中田姐さんが聞いたら鉛筆を折っていた」とかネタにしていたのに、まさかそんなことになるなんて・・・世の中狭い。

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/kumibiz/

by 古都の侍 (2009-03-02 22:45) 

to

rioさん、お久しぶりです。

女子チームだと印象からでしょうか、他のスポーツでは花の名前が付いていますけど、「なでしこ」、「さくら」と日本を印象付ける花々は既に使用済みで、今さら感のあるところが我らがJVAのやりそうなところですね。

花の名前を使わないで考えてみたところでは、「東洋の魔女」の再来を願い、更に日本を印象付けるために、日本の魔女と言えばこの人しかいない!、「卑弥呼JAPAN」で。あっ、人の名前はだめなんでしたっけ。う~ん、個人じゃなく、故人だからいいですかね。

これを書いていて、Yahoo!辞書で「魔女」を調べたのですが、「普通の人にはない、特別にすぐれた能力をもつ女性。(東洋の―)」なんて記述があり、「東洋の魔女」は辞書にも出とるのか、恐るべし、と感心仕切りであります。

今まであまり意識しなかったですけど、「全日本」って、ブラジルで言うサッカー代表の「セレソン」みたいなもので、伝統あるチームの呼び名として定着しているんでしょうね。無理にダサい名前になるなら、私も「全日本」に一票です。
by to (2009-03-02 23:00) 

BON

私は普通に「ニッポン」ですね。
サッカーも野球もバレーも一緒です。
むしろ、なぜ「全日本」なんだろう?と不思議に思ってました。
そんなところに、また別の愛称をと言われても・・・
野球の原監督は「JAPANは誇りであり憧れ」と評しましたが、バレーの場合、その誇りや憧れは前監督時代にずいぶん失墜させてしまった感が否めません。
今回はそのイメージを払拭させようと、このような愛称募集に至ったのではないかと思いますが。

by BON (2009-03-02 23:11) 

rio

>古都の侍さん、姐さんブログのご紹介ありがとうございます。

さっそくのぞいてきました。なんかすんごく重かったです。きっとアクセスが集中しているんでしょうね。とりあえずごあいさつコメントを残してきました。

勝手な想像ですが、スポナビのセレクトブログになっていた小林コーチが休止してしまい、中田姐さんになんらかの打診があったのでは?

姐さん自身は相当に根性論の方だと思いますが、基本部分は故山田監督の指導を受けているので、イタリアで理論と実践を学ぶには向いているのではないかと期待しています。なんか上から目線で何様って感じですが(笑)

男子は北京五輪で一つの時代が終わった(時代の歯車がまわった)感じがありますが、男子バレー化を進めている女子では、ロンドンかその次ぐらいまでは今の力関係が続きそうですよね。

なので、ロンドンの次を見据えた修行をしてほしいと思います。


by rio (2009-03-02 23:21) 

rio

>toさん、卑弥呼JAPANに爆笑です。怪しすぎです。チーム邪馬台国。当時の中国にも恐れられたとされるシャーマンですから、意外といいかもしれません。

日本の辞書はやっぱりいいように書いてくれてるんですね。「東洋の魔女」はもともと嫌味(というか差別)でつけられたあだ名だったんですよね。確か、大松監督がそれを気に入って(?)「魔女で上等」みたいな形で広まったのではなかったかと。

サッカー代表は愛称を持ってるところが多いですよね。カナリアとか赤い悪魔とかサッカルーとか。

どうやって決まったのかは知りませんが、定着しているからにはそれなりの理由があるわけで。JVAがいきなり公募を決め、それをバレーマスコミに無理やりつかわせて定着するぐらいだったら、エンタメ業界は苦労しないですよね。
by rio (2009-03-02 23:43) 

rio

>BONさん、ほんと、いまさら「愛称」って…。私はバレーを愛していますが、JVAに言われて愛称を考えるほどあなたがたのことは愛しておりません!と言ってやりたい気分です。

全日本は、戦後の日本が国際舞台に復帰した当時、世界の代表チームがALL+国名で呼ばれていたことにならったのだと思います。

ですから、1950年前後に発足した柔道や剣道も、協会名に「全日本」を使ってますよね。ただ、こうした個人競技は個人名が前に出るのに対し、球技はチームが前面に出ますから、「全日本」という呼び方が球技のほうで根付いたんだと思います。

たしか、Jリーグ誕生→ワールドカップに挑戦というブームが起きる前までは、たいていの球技は「全日本~」と呼ばれていたのでは。サッカーが「日本代表」を使うようになったのは、なにか新しさを出したかったからなのかもと思ったりもします。

原監督は苦手なのでさておくとして(笑)、バレーのイメージが失墜したとすれば、1回目はソウル五輪のメダルなし、2回目はシドニー五輪落選でしょう。

そういう時期に手をこまねいていて、いまこの時期に愛称公募なぞを打ち出すのは、女子代表監督問題で内紛が起きていることからの目くらましなんじゃないかとさえ思ってしまいます。

いまだにJVAのHPでは公募することすら広報されていませんし。タチの悪い冗談だったんでしょうか。
by rio (2009-03-02 23:57) 

古都の侍

toさま
「東洋の魔女→魔女」の流れで行くと「魔女っ子メグ」を思い出してしまいました。
東洋の魔女は、今では社会の授業で使う資料集にも載っているそうですよ。何でも、東京五輪でのこととして。

五輪で2位だったアメリカ。この後苦労しそうだなぁ・・・ってちょっと思っていたらマッカーチョンが男子から横滑り。
ロシアはセッター次第ですが、ポテンシャルは高いし背も高い。
ブラジルは日系の方が次期セッター候補なのだとか。
今のポジションから落ちそうなのは、五輪燃え尽きの中国くらいかなと思いますが、13億人の国ですからザクザク人材が出てくるでしょう。
上位組の急降下は日本以外はそんなに可能性を感じないですが、突き上げてくるトルコやドミニカ、タイなどの足音は大きくなる一方だと思います。

小林コーチは言っていることはものすご~くよく解るのですが、タイミングと立場がちょっと問題だったのかなと思います。しかしながら、やっぱり言っている事はわかるところは多かったんですけどね。理論派ブログの復帰を待っているのですが・・・

それはそうと、「侍JAPAN」なんて言われると、ゾクッとしてしまいます。何だか妙に親近感があるというか。なので(!?)、9日の決勝戦を生観戦することにしたのですが。

TBしますので、よろしくお願いします。(スポナビからなので、今回は大丈夫なはずですよね・・・)


by 古都の侍 (2009-03-02 23:59) 

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