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春の遠足は高尾山へ [これはいいね]

ずっと行きたかった高尾山へ、ついに登ってきました。
の散り初めで、風が吹くたびに舞う花吹雪

↓山頂の桜
090411_134526.jpg

文学部出身としては、
久方の 光のどけき  春の日に しづ心なく 花の散るらむ(紀友則)
とか、
世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし(在原業平)
とかを
思い浮かべては感慨にふける…のが正しいあり方だったのかもしれませんが、高尾山中ではこれっぽっちもそんなことにならず、ただひたすら「遠山の金さんだぃ!わーいわーい!」とはしゃいでおりました(アホ

そんなガキんちょな私ですが、ホンモノのお子たちには負けました。

お子A(小学生低学年)
マミーに「よそ見しないでちゃんと歩いて!」と言われ、「はあい」とよそ見しながら答えた直後に木に激突。泣くに泣けず涙目でがまん。自業自得。

お子B(4~5歳)
疲れすぎて大泣き。あと20メートルほどで頂上というところで座り込み。なだめすかしながらなんとか引きずっていこうとするダディの手に、まさかのかみつき攻撃。そのパワーがあれば歩け。

お子C(小学生中学年)
下山中、アンニュイな雰囲気で座り込む。か細い声でマミーに「またかかとが痛くなっちゃった…」と訴え。うんざりモードのマミーが「じゃ、ちょっと休んでいく?」と声をかけたところ、「…もう、ここから下に落ちたい」。迷惑なのでやめて。

お気づきの方もいるかと思いますが、↑これらのお子はすべて”男子”です。なんたるへなちょこぶり。日本はますます平和になることでしょう。

比較の意味もこめて、”私が出会った女子の鑑”もご紹介しましょう。

女子の鑑A(小学生低学年)
マミーと仲良く登山中の頂上付近。マミーのほめるつもりのうかつなひと言「がんばれるようになったね。幼稚園のときだと、たぶん登れなかったよねー」に即座に反応。狭い山道で立ち止まり、切り口上で「私、幼稚園のときでも登れたと思うの!絶対登れたと思う!」と猛抗議。はい。そんな勝気なあなたには、どこぞの山岳ゲリラからオファーが来ると思います。

女子の鑑B(4~5歳)
へなちょこそうな男子といっしょに、山道でかれんに咲いている花を棒で猛攻撃。本体をつついて揺らしている程度の男子に比べ、女子の鑑は根元をディープな角度でえぐるえぐる。引率らしき大人に見つかり、「なにやってんの!」と叱られた瞬間、女子の鑑は棒を捨てて大人のもとへ駆け寄り、上目づかいで「やめなさいって注意したのにね、○○君が聞いてくれないの」と切なげな表情…。はい。そんな賢いあなたには、どこぞの政党から出馬要請が来ると思います。

なんでしょう、この女子のたくましさ。今後、「女の子なんだからおとなしくしなさいっ」という世代が絶滅してしまったら…考えるだけでもちびってしまいそうです。

そんな世の中に危機感を感じているからでしょうか、一人の青年が琵琶滝に打たれて修行をしておりました。

↓滝から上がってきたところ
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修行中の声が響き渡っていたので、高尾山中で何か事件が起きたのかと思ってしまいました。2時間ドラマの見過ぎかもしれません。青年はたくさんのギャラリーに見守られながら、更衣室のような建物へと消えていきました。

を見に来たはずなのに、今回もまた、人間ばかりを見てしまった春の遠足でした。


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古都の侍(ヘタレ男子)

こんばんは。

ヘタレ男子は水曜日、靴ずれを起こしてしまいそのせいかどうか、あれ以後右ひざの状態がびみょーなんですよね。

さてさて、高尾山へお出かけですか。高尾山は未開の地ですね。私は電車族なので、高尾山へはぐるっと回らないとそちらへは行けないので、なかなか足の向かないところなのですが、行ってみたいですね。

えーっと、最近気になる女子は藤原紀香ですね。
なんだか、どうも陣内くんはハメられた感じがしてしまうわけです(もちろん、陣内くんは不始末をしてしまったのでしょうけれども)。あの離婚騒動は女は強いと言うか、藤原サイドは強いなぁ~と関心してしまいました。だって、離婚の発表は吉本主催の「沖縄国際映画祭」の初日だったわけですし、当の本人はケニアだか何だかにいたわけですよね。したたかだなぁと、思うわけです。

「かみつき攻撃」
「下に落ちたい」には、笑ってしまいました。きっと、また思い出し笑いをしてしまいそうです。

by 古都の侍(ヘタレ男子) (2009-04-12 00:07) 

rio

>古都の侍さん、靴ずれっていやですよねえ。。。

私も少し前に、靴の金具がくるぶしにあたって軽くケガして、そのまま無視して一日歩き回ったら靴ずれ状態になってしまい、しばらく変な歩き方になって足腰を痛めてしまったことがありました。

それはさておき、古都→高尾だとぐるっとまわるようになるんですか。港町あたりから立川あたりへ抜ける電車があるのかと思ってました。高尾は都心から近くていい環境だと思います。人が多いのが難点ですが、その分、面白い人にもたくさん出会えますからいい感じです。

藤原紀香ねえ。。。私も、結婚した当初から陣内がハメられたっぽい感じを持ってました。藤原はそのころドラマもぱっとせず、バラエティに出るでもなく、なんか話題づくりがほしい頃合でしたよね。

しかもその頃、同じような”だぶつき感”のある女優と勢いのある芸人との熱愛とか結婚があいついで出てきて、雑誌で特集を組まれるぐらいでしたよね。さらに、離婚することがその女優の傷にならず、むしろ好感度アップにつながっていく時代でもあるわけで。

↑この辺の”商法”を世に広めたのは、案外、杉田かおるなんじゃないかという気がしています。
by rio (2009-04-12 00:47) 

area71

人間観察お疲れ様でした。(違)
高尾山を遠くから眺める機会が何度となくありましたが、行く機会は全くありませんでした。

実際に行った人が撮影した写真を観るのも初めてで
何だか積年の思いがここに通じた気分です。(それも違)

寺があって霊場であるというのと、
登山口が低いので、標高の割に本格的であるということは知っておりました。親戚の墓があるらしいので、今度一度登山体験をしてきたいと思います。


by area71 (2009-04-12 03:10) 

rio

>area71さん、高尾山は7つか8つかぐらい登山ルートがあるのですが、今回は初めてということで、登りはいちばんメジャーな1号路から登りました。

1号路はすべて舗装されていて道幅も広く、最初がちょっと急勾配なことをのぞけば、ぜんぜんへっちゃらな道でした。幼児が普通に登ってたり、カップルがいちゃつきながら登ってたり(ケーブルカーで途中まで来たのかもしれませんが)。

下山のときは4号路→2号路→6号路という具合に行ってみたのですが、2号路はなかなかの山道で、これを登りだときついだろうなと思いました。

町内会かなにかの中高年ハイカーの集団がいて、その方々がふもとのケーブルカー乗り場で、「なんだか街場に来たみたいですね」「そうですね。原宿みたい」と申しておりました。原宿とはちょっと違う…ような気がするのですが、私のしらないめくるめく原宿があるのかもしれません(違)

写真はすべて携帯なので、この程度にしか撮れませんでした。愛用の一眼レフがボイコットなのかサボタージュなのか動いてくれず、大変ショックで寝込みそうです。。。とにかく修理に出してみようと思います。
by rio (2009-04-12 11:34) 

古都の侍

こんばんは。

茅ヶ崎→八王子の相模線でしょうか。あれは鈍足列車なので、23区を回った方がよっぽど早いんですよねぇ・・・

杉田かおる、恐ろしやですね。
キム兄とか、何だったんだろうなぁ~と思います。そう言えば、ともさかりえのところも凄かったですね。
宮崎あおいの夫と不倫した何とかっていうグラドルは“引退”に追い込まれてしまいましたし・・・
芸能界って怖いですねぇ。

旅行と言うと、ちょうど広島旅行から1年経ったんだと言うことをさっき気付きました。あのときは桜の時期の尾道へ行ったのですが、素晴らしく風情のある街並みと桜のコントラストが最高によかったですね。尾道ラーメンや、有名なワッフルも美味しかったですし。
最近は、余部鉄橋に早く行かなきゃ・・・!!と焦っています。それと同時に、新しくなった広島市民球場も。

by 古都の侍 (2009-04-13 02:03) 

ミウミウ

rioさん、お久しぶりです。

高尾山、2年前に半分ほどでリタイアした、ヘナチョコです。
藤原さんが陣内をハメタっていうの、まったく同感です。だから離婚も始めから組み込まれていたって感じですよね~!

旅行と言えば大阪へ、おのぼり旅をしてから早一年!ゴールデンウィークが終わったら、再度、大阪へ行く予定です!


by ミウミウ (2009-04-14 12:30) 

rio

>古都の侍さん、そうだったんですか。はるか昔に相模線?に乗ったような気がします。もしかして時間が余計にかかってたのかも。

尾道はいちど行ってみたいですねー。古きよき日本の風景が残っているという印象。そこから山を越えて出雲へ、というのも楽しそうです。


by rio (2009-04-14 22:26) 

rio

>ミウミウさん、高尾山は半分から上がラクでしたよ(笑)

どのルートも、しょっぱなののぼりがいちばんきついようです。ケーブルカーの駅あたりからは散歩感覚で歩けます。途中の展望台や、頂上からの眺めはなかなかなので、ぜひ再挑戦を!

大阪の安くてうまいお好み焼きが恋しい今日この頃です。


by rio (2009-04-14 22:33) 

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