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WGP決勝・ブラジル戦 すごい!ブラジルを負けパターンにはめた日本! [バレーボール]

WGP決勝、初戦のブラジルに3-2のフルセット勝ち!!!しびれた!!!最後はもう、テレビの前で叫びまくってました[あせあせ(飛び散る汗)]

ギマラエス監督が「ブラジルは自分たちのバレーをしていなかった」とコメントしています。※FIVB公式ページ

そうです。この試合で“ブラジリアンバレー”が炸裂したのは第1セットだけ。しかし、それすらも日本の布石だったとしたら…?

日本は今回、自分たちの勝ちパターンに持っていくバレーではなく、ブラジルを負けパターンにはめていく駆け引きを仕掛けました。なので、第1セットにどれだけ点差が離されてもパターンを変えませんでしたし、第2セット以降もそのまま維持。WGP予選で作ってきた勝ちパターンをあえて封印し、相手を少しずつ崩していくことに集中した成果だと思います。

日本がそんな戦い方をしたのは、私が見ている限りでは21世紀になって初めてです。どんなに強いチームでも、初めての相手には戸惑いますし、不安を感じるもの。セットを追うごとに、ブラジルの選手たちの表情はどよ~んと垂れていったのが印象的でした。

それを象徴するギマラエス監督のコメント。「第1セットの結果はびっくりするようなもんじゃない。いっつもあんな感じなので。でも今日は、日本は全然あきらめなかった」。あきらめずに、ブラジルが嫌がることをずっっっっと続ける。交代で出てきた選手にも嫌がらせする。ジャケリネがぶちきれても嫌がらせする。ナタリアが泣きそうになってても嫌がらせする。これが強い相手に勝つ鉄則ですね!

それにしても、なんで日本は、ブラジルを負けパターンに追い込めたのか?自分で自分のブログを引用するのもどんくさい話ですが、WGP予選のときに「イタリアはなぜブラジルに快勝したのか??? 」という感想文を書きました。実は、今日の日本の戦い方は、↑このときのイタリアとまったくと言っていいほど同じだったのです。フジNEXTに入っててよかった[揺れるハート]

WGP予選でブラジルに勝ったのはイタリアだけ。なので、日本がブラジルに勝つためには、その試合を徹底研究するしかありません。研究した結果、どうやら日本もこのパターンで戦えそうだという結論になり、見事、結果を出したということなんでしょう。

一方、ブラジルはイタリアに負けた分析をきちんとやってなかったのかも。日本に同じことをされているのに、イタリア戦とまったく同じパターンの選手交代を繰り返し、それこそ日本の思うツボ。日本がどれだけ劣勢にたたされても最後まで心が折れなかったのは、自分たちのやっていることが“正解”だということを、ブラジルの対応で知ることができたからだと思います。

ギマラエス監督はいま、困ってるでしょうねー。予選のイタリアだけならまだしも、決勝の初戦で日本に、同じパターンで負けたわけですから。ほかのチームは、日本の勝因を徹底研究してブラジル包囲網を敷くでしょう。WGP創設以来、この大会にはやたらと強いブラジルですが、今回ばかりは大崩れもありえるかもしれません。

そんなブラジル戦の第1セットローテはこんな感じ↓

 竹下         山本            江畑

 木村         井上             山口   L佐野
---------------------------------------
シェイラ  ファビアナ(MB)     マリ

ジャケリネ タイーザ(MB)  ファビオラ(S)  Lファビ

女王ブラジルは、スタメンセッターをダニエルからファビオラに変えた以外は、メンバーもローテも不動。日本も不動でガチンコ勝負です。

<第1セット>
ブラジルはいつもどおり、序盤はセンター線のゆっくりとしたクイック→中盤はブロード攻撃→終盤はセンター線の速いクイック、の組み立てでした。ただし、今回は徹底してBクイックで、Aクイックは全セットを通じて2~3本ぐらいしか使っていません(rio調べ)。

日本はそのセンター線に徹底してコミットし、サイドは1枚上等!でストレートをふさぎ、クロスに打たせて拾う作戦に出ました。ブロックのタイミングやアタックのコースに慣れるには、当然、時間がかかります。それまではバカスカ打たれます。それでも、顔色一つ変えずに同じことをやり続けた精神力と集中力ががすばらしい!

実は、イタリアは↑この作戦で、クイックのワンタッチを何度もとり、切り返しを一発で決めていたんですね。日本もそれができれば、もっとラクに勝てたのかもしれませんが、それは今後の課題でしょう。

日本のセンター陣が、ブラジルのクイックにブロックのタイミングが合いだしたのは、ダブルスコアをつけられたセット終盤になってから。9-18で井上がファビアナのBクイックからワンタッチ。これはエンドラインまで飛んでしまいますが、裏を返せば、ワンタッチボールがコート内にあがるまでもう一息ということですよね。

直後のローテで前衛に上がってきた山本は、タイーザのBクイックをどんぴしゃで止めています。止めたボールがタイーザの頭に当たってアウトコートへ飛んでいく完璧なシャットアウト。ここで1本止めたことで、日本が試合の主導権を握ったのでした。←ブラジルは気づいてなかったと思うけど。

このセット、竹下のトスワークも面白いなと思いました。山口の切り込みは封印し、予選ではめったに使わなかった井上のA・Bクイックや江畑のライトバックアタックを多用しています。同じことをしていては勝てない、ということなんでしょうね。

井上のA・Bクイックを使うタイミングはとても良かったと思います。ただ、井上がどうしてもフェイントで交わしてしまうところが気になります。実況の森アナは何度も「トスが合っていないようです」「ジャストミートしませんでした」と言ってましたが、そうじゃないんだって。井上は狙ってやってるはずです。奇襲攻撃としてはいいんですが、一度見切られたら、オランダ戦のようにことごとく拾われる非常にリスクの高い攻撃です。あくまでも、強打あってこそのフェイント、だと思うのですがどうでしょう。

一方、江畑のライトバックを使うタイミングは、ワンプレー遅いような場面が何度かありました。竹下としては、決定率の高いセンター陣のブロード攻撃を使って、だめなら江畑、という組み立てだったんでしょうが、ブロード攻撃は例のごとくマークされています。竹下がブロードを立て続けに使うのも織り込み済み。

なので、ブロード攻撃をブロックされたあとの切り返しでライトバックを使うと、最初からブロックがライト側に意識を向けてしまっているので、非常に苦しいと思うんですね。それでも、どーしてもライドバックアタックを使うなら、ブロード攻撃ともっとシンクロさせて、相手ブロックが早めに跳んでしまう状況を作ってあげるべきじゃないかと。この辺はすぐにどうこうできることではないと思うので、これまた今後の課題ですね。

<第2セット>
日本はローテを一つまわし、江畑が前衛レフトから始まる布陣。竹下のブロックリスクよりも、第1セットで動きのよかった江畑の攻撃力を優先したんでしょうね。

さらに、1発目の攻撃が山口・井上のダブルクイックで山口のCクイック。ダブルクイックで山口がセッターの後ろから打つパターンは、予選ではほとんど使っていません。第1セットで、井上にセッターの前で何本か打たせておいたので、完璧に決まりました。竹下の組み立ての勝利です。

第1セットでこっそり主導権をつかんでいた日本は、↑この一発でブレイク。続く2-1では、レフト江畑がファビアナ・シェイラの2枚ブロックからきっちりワンタッチをとって3-1。ローテをまわした成果がすぐに表れます。不満げなファビアナ・シェイラ。明らかにイラッとしているほかの選手たち。

日本は次の長いラリーにも勝って4-1の場面、ファビオラはファビアナのBクイックに上げますが、山本のコミットブロックを嫌って逃げのフェイント。これを拾ってレフト江畑が軟打。リベロ・ファビがなんとか拾いますが、焦ったファビオラはレフト・ジャケリネに低くて短いトスを上げてしまい、打てずにネット。5-1と差を広げ、ギマラエス監督がたまらずタイムアウトをとったのでした。

↑このときのタイムアウト、ちょー笑えます。ブラジルの選手たちはほとんど目を合わせようとせず、おざなりに円陣を組んだあと、ジャケリネは一人でさっさとコートに出て行ってしまったのです。続いて入った選手たちもまったく会話をせず、リベロ・ファビに声をかけられたジャケリネがタッチを交わしただけ。画面奥の日本コートで全員がタッチを交わしている姿とはまったく対照的でした。

ブラジルは第1セットを完勝し、第2セットは5-1で負けているとは言え、まだ序盤。なのに、これだけチームがぎすぎすしてしまったのは、ゲームを支配され、ストレスのたまる戦い方を強いられているという自覚があったからでしょう。

そこからの展開も、ブラジルはボールがセッターに返っているのにセンター線が使えず、レフト・ジャケリネがフェイントで逃げる。日本はボールがセッターにきちんと返って山本のCワイド。江畑がサーブミスしたら、直後のシェイラもサーブミス。日本の攻撃をせっかく拾っても、チャンスボールの返球をマリがミスしてネットで8-4。テクニカルタイムアウトで、ふてくされているジャケリネ(笑)。

タイムアウト明けの竹下サーブでリベロ・ファビを崩し、チャンスボールを井上のAクイックで9-4。予選の日本は、チャンスボールでセンター線を使う場合もほとんどセッターの後ろで打たせていたのですが、ここで井上のAクイックは非常に良かったと思います。相手が必死でつないだボールを、一番速い攻撃であっさり決めて心を折る。こういうのを待ってたんですよ!

竹下は11-6の場面でもWクイックで井上にBクイックを打たせています。予選で山口を印象づけているため、Wクイックに入ると、バンチに構えていたとしても相手ブロックは割れてしまいます。この試合で井上がセッターの前のクイックを何本も決めたことで、各国は日本のWクイック対策にさらに頭を悩ませることになるでしょうね。

こんな感じで序盤を走った日本ですが、中盤以降はミスもあって一進一退。江畑が攻撃だけでなく、ディグやつなぎでも再三、ファインプレーをみせます。が、ブラジルは、ファビアナのピンチサーブでサッサ→そのままサッサを残してマリとリベロ・ファビを交代、という独特のパターンで対抗します。さらに2枚替えをして、マリのバックアタックが無くなった分の穴埋めをするという、選手層の厚いチームならではの采配です。

日本はこの2枚替えに苦しめられ、ぎゅいぎゅいと追い詰められて23-23の同点。しかし、主導権を手放していない日本が一枚上手でした。温存していた木村のライト攻撃をここで使って24-23。最後は、ナタリアのライト攻撃を江畑が1枚でシャットアウト。直前に「ライト!」と大声で指示したのは竹下でしょうか。

センター線が使えないブラジルは機動力が一気に落ちる。そのブラジル相手なら、1枚でも止められるし、強打してきても拾えるんですね。この試合を象徴するセットだったと思います。

<第3セット>
お互いに手の内を出し合ったところで、がっぷり四つ…とはならず、ブラジルもローテを一つまわしてきます。タイーザに1stサーブを打たせるためか、それとも圧勝した第1セットのマッチアップに合わせるためか。理由はそんなところでしょう。

ブラジルのセンター線を封じ込めつつあった日本は、続いてレフト攻撃に圧力をかけていきます。ブラジルはBクイックおとりのレフト攻撃を多用して日本のサイドブロックを1枚にする作戦を徹底しますが、井上・山本がレフトへのヘルプに間に合うようになってきていました。

そうなると、オポジットのシェイラに負担がかかってくるのですが、そうです。シェイラは非力。タイミングさえあえば簡単にワンタッチとれるし、コースに入っていれば簡単に上がるのです。イタリアがそうやってシェイラをつぶしたように、日本もシェイラをつぶし、12-12の同点の場面でナタリアと交代させることに成功。2枚替えではなく、単独でシェイラとナタリアが交代する。これが現時点でのブラジルの負けパターンその1です。

ナタリアはパワーがあるものの速さはなく、ブロックを交わそうとする意識が低いので、ブロックに自信があるチーム(←日本にこんな表現を使える日が来るなんて!)にとっては、“止めごろ”のアタッカー。交代して2本目には、どんぴしゃで止めています。

ここですぐに、ギマラエス監督はマリとパウラを交代。これが負けパターンその2ですね。北京五輪でMVPだったパウラですが、今大会ではその輝きは感じられません。イタリアはこのパウラをサーブで崩しまくり、攻撃をブロックしまくって、ブラジルを戦意喪失にまで追い込んだのでした。チャーンス!!!とテレビに向かって叫ぶわたくし。

だがしかし。ローテがたまたま、日本が苦手とするファビアナのサーブだったために、ぼろんぼろん崩されてあっという間に13-19…。佐野も井野も崩されたら、あとだれがサーブレシーブすんのよ?ってことですよ。

結局、ブラジルを負けパターンにはめたにもかかわらず、中盤の点差を埋められず、18-25で落としてしまったのです。もったいない。

<第4セット>
そしてついにやってきました。ガチンコのセット。ブラジルはタイーザのサーブから始まるローテで、マリではなくパウラ、シェイラではなくナタリアです。最初から負けパターン(笑)。一方、日本は竹下が後衛ライトから始まるローテに戻していたので、最初のサーブは木村です。

つまり、3セットを終えた段階で、ブラジルは本来のスタイルではない布陣に到達してしまい、日本は本来のスタイルに戻ってきたという。こういうことってあるんですねー。

木村はもちろん、サーブで徹底してパウラを狙います。面白いように崩れるパウラ。最初のテクニカルタイムアウトまでにつぶれ、あっという間にマリと交代です。

この間も、日本はずっとブラジルのセンター線にコミットして圧力をかけ続けていて、テンションだだ下がりのファビアナとタイーザ。それに業を煮やしたのか、ギマラエス監督は13-7と6点差ついた時点で、なんとタイーザを下げてアデニジアを投入したのです。

これはおそらく、アデニジアにブロード攻撃をさせようとしたんじゃないかと思います。タイーザは両足で踏み切るクイックは強烈ですが、ブロード攻撃はもっさりしていて鈍くさく、身長だけでしのいでいるという感じ。本人も苦手意識があるのか、積極的にブロード攻撃に入ろうとはしません。

「コミットブロックは移動攻撃でかわす」というのは、バレーのセオリーですよね。っていうか、そのために移動攻撃がうまれたわけですし。そんな“常識”が通用しないタイーザにイラッ[むかっ(怒り)]ときたんでしょうか。とはいえ、予選のブロックランキング1位の選手を下げるとは、かなり思い切った…というより、なりふり構わない采配ですね。

日本にとってみれば、タイーザつぶしは大収穫。心理的な負担が全然違ってきます。ペーペーのアデニジアなんて問題外です。

そんな気持ちの表れなのか、16-11の場面で竹下が選択した攻撃は、木村をライトからセンターに切り込ませておいての井上のブロード攻撃。予選では一度も見せなかった木村がらみのXプレーです。井上の攻撃がブロックにかかったので不発でしたが、「まだまだ引き出しあるよ!」ってことを見せつけた瞬間でした。

しかし、ブラジルも簡単には引き下がりません。最大20-13まで点差が開きながら、サーブで崩して切り返す基本に立ち返り、23-21まで迫ります。やばい!開き直った女子は怖いのです。折れかかった心が立ち直ると、さらなるパワーを発揮するのです。なんとか逃げ切れ!!!という絶叫が聞こえたのか、ラリーの中でレフト・マリがインナーを打ち切れずにアウトで24-21。最後はレフト江畑がブロックアウトをきっちりとってフルセットに持ち込んだのでした。

<第5セット>
こうなるともう、精神力の勝負です。追うものと追われるものの戦い。「絶対勝つ!!!」という気迫がほとばしっている日本と、「絶対負けるわけにはいかない!!!」という緊張感が漂っているブラジル。13-13までシーソーゲームで、文字通り手に汗握る展開でした。

その大一番を決めたのは、ルーキー江畑、そして荒木・木村。必死のラリーをレフト江畑で制して14-13。ここで竹下に代わって荒木がワンポイントブロックに入り、ブラジルのレフト・ライトの攻撃を2回ブロックにかけて、ついにチャンスボールが日本に!レフト木村の前には3枚ブロックが待ち構えていましたが、ブロックの腕と腕の間のわずかな隙間に強打し、めり込んだボールがブラジルコートへ。おおお!!!と大喜びする木村と一緒になって飛び跳ねてしまいました。よくやった!!!

そんなわけで、WGP決勝の行方は面白いことになってきましたねー。皮算用をしてしまうと、日本の上にいるのは、ブラジル・ポーランド・アメリカです。明らかに頭一つ出ているブラジルに、ブラジルに勝てる可能性が一番低いだろうと思われていたはずの日本が勝ったことで、6チームは完全に横一線に並んだと思います。これはちょっと目が離せませんねー。

残念なことに8月28日には友人の結婚式があってその日は終日観戦できなさそうなんですが、バレーと結婚式とどっちが大事やねん[むかっ(怒り)]という気がしないでもないような気がします(←ダメ)。とにかく、次はホームの中国との対戦。楽しみです。

(おまけ)
実況の森アナが珍しく間違いを連発。実況が選手名を間違えて伝えてしまったら、解説はすかさず訂正してあげてほしいです。

記事に書いた井上のクイックフェイントのほか、ラリーで竹下が1stボールを取ったときに佐野にパスする約束事を「竹下のミス」と実況するのはやめてあげてほしいです。あの作戦が有効がどうかは別にして、意図的にやっていることなので。

山本の“江上スペシャル”が出ましたが、不発でした。残念。


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hellosunday

はじめまして

ブラジル戦の感動的な勝利をフジテレビで観てから
詳しい感想とかないかなと探してたどりつきました

フジNEXTで観られてるということでうらやましいです!
地上波はカットだらけの放送なので
ここまで日本が強くなってるとは予想外なのでしょうか
ゴールデンで放送してればバレー人気が相当上がっただろうに と
ちょっと残念ですが・・・

プレミアから迫田選手を応援してるのですが
江畑選手は本当にすごいな と ファインプレー連発で
これでは今後登場する機会はないかもな と

でますます木村・竹下選手の存在感が増すばかりで
2人もどちらかでもいなかったら日本チームって成り立たないのでは と
特に木村選手は総合的な世界No.1プレーヤーに近づいてる感じで
カッコいいな と

優勝とまで言わないので3位以内に絶対入ってほしい
で 世界バレーでも同じようなパフォーマンスをみせてほしい

あーとにかくフジテレビは今回ゴールデンで放送しないなんて
本当に残念な感じ・・・・
by hellosunday (2010-08-26 04:03) 

haruka

感動があふれてきて、眠れません!!
rioさんの分かりやすい分析を何度も拝見させてもらいながら、更に感動が深まっています。いつも、本当にありがとうございます。

日の丸を背負うチームが勝利する・・・
(相手がブラジルだけに、なおのことですが)“勝つ”って、こんなにパワーとエネルギーを分けてもらえるものなのですね(^^) バレーを好きになって、本当によかったと思う、幸せな瞬間でもあります♪

選手・スタッフの皆さんの疲れが心配ではありますが、是非頑張ってほしいです。連勝をお祈りして・・・☆
by haruka (2010-08-26 04:40) 

jun

ネットの速報をじりじりしながら見て、勝利を知って驚き帰宅してすかさず録画予約をしたのにかかわらず(遅くても良いからせめて当日放映してくれフジ)、夜中目が覚めてしまい、第四セットの終わりから見てしまったバレーボール初心者です。

実際の試合を見るより意図が分かり楽しめました(感謝)
これまで試合をおおざっぱにしか見られなかったのですが、木村や山本が案外ちゃんと考えながらやってるんだ…と、才能だけでバレーしているのかと思ってましたが、そりゃそうですよね、全日本に入るくらいなんだから。
今夜、録画をちゃんとrioさんの言葉を思い出しながら、見直してみます。
(録画消さなくて良かった)

中国戦ももう少し、チームの意図みたいな事を考えながら見てみます。
by jun (2010-08-26 12:00) 

T.w

こんにちは。
試合が見られていないので、試合展開をざっと頭に入れるべく、頼りにさせてもらいました。

やっと、日本の女子バレーが、「奇跡」でも「大金星」でもなく、「当たり前の」勝ち方を実践したんですよね! これは、凄いことですよ!
こうやって相手の戦略を先読みして、こういう戦術を採って、そして相手を追い込める・・・そんな、素人でもわかる当たり前のことが、これまで全くなされずに、「自分達のバレー」とかいう、自己満足の世界で終始していたんですから。これはビデオが楽しみです。ちゃんと当たり前のことをすれば、日本もまだまだ、世界で勝てる素質は持ってるんだということが証明されたんです。

全日本が変わり始めた今こそ、マスコミとファンの資質が問われますね。なぜ日本がブラジルに勝てたのか? 次の対戦で、ブラジルが対策を練ってきても、それに先んじて対抗するための更なる課題は何なのか? それをマスコミはきちんと分析してファンに伝える必要があるでしょう。そうならずに、真鍋監督凄い、選手は良く頑張った、に終始したら、、、柳本Japanや植田Japanの二の舞になりかねませんから。ここからが大事です。
by T.w (2010-08-26 13:07) 

ふみふみ

はじめまして。
これから帰って録画を見るんですけど、いつもよりも数倍楽しんで見れそうです。すごく分かりやすい解説ですね!!感心しながら読みました。

by ふみふみ (2010-08-26 14:58) 

ところてん


初めまして!!ところてんと申します。

rioさん記事を見てすごい頷きました。
日本のコミットへの変更がかなり功を奏しましたね。
井上・山本もよく引っかけてたと思います。
それにしてもブラジルって1人潰れると(今回はシェイラ)一気にリズムが狂いますね。空中分解してしまうんでしょうか?
最終的にジャケリネくらいしか決まってない印象ですし。
ブラジルはフォフォンあってのチームだったのかなぁと思ってみたり(^^;
by ところてん (2010-08-26 17:16) 

eigo

すばらしいですね。
江畑、木村、山口がしっかり役割を果たしていますね。
特に江畑には驚かされるばかりです。
身体能力高いでしょうねーー。うらやましいくらいの吸収力。
大きな戦力になりました。

佐野選手もがんばっていましたし、ナイスレシーブがほんとに多くて改めて感心しました。海外でもっとステップアップしてほしいですね。

これでブラジルにも勝てるんだという希望がわきました。
女子選手はメンタルが重要ですから自信を持って強豪にも戦ってほしいです。

竹下選手もAやBクイックを使っていて良かったですね。
決まらなくても使ってほしいです!
by eigo (2010-08-26 18:46) 

rio

>hellosundayさん、コメントありがとうございます。

ケーブルテレビとは別にフジNEXTに1000円/月を払ったのですが、WGP決勝は追加料金のいらないフジtwoで放送されてます(悲)。ほんと、地上波のゴールデンでやっていれば、視聴率30%ぐらいいったんじゃないかと思います。

迫田はちょっと空回りしてますね。江畑に先行された焦りなのか、自信をなくしかけているのか。

私も迫田には注目していますが、率直に言えば、東レでの前季の活躍は、主力の故障で転がり込んできたチャンスをものにした形ですよね。それはそれですごいことなんですが、厳しい競争を勝ち抜いて奪い取った感が薄いだけに、江畑とのガチンコ勝負で気圧されているのかなあという気もします。

木村はまだ24歳ですから、もっと伸びますよね。木村が全日本を引っ張るんだと当然のように言われますが、木村をもっと引っ張り上げられるようなレベルの高いチームでプレーをさせてあげてほしいと思っています。
by rio (2010-08-27 01:41) 

rio

>harukaさん、間違いなく決勝・ブラジル戦は今季ここまでのベストゲームですね。

実況・解説は選手の疲労ということを言いますが、全日本の主力は5~6月の欧州遠征に行ってないか、行った選手もフル出場はしていません。一方、決勝に残っているチームや、惜しくも敗退したオランダなんかは、ほとんどいまのメンバーのまま戦っています。

というわけで、スタッフのことは知りませんが(冷)、選手は疲労を言い訳にはできませんね。幸い、動きは戻ってきてますし、因縁の対決となりつつあるイタリア戦に期待しましょう。
by rio (2010-08-27 01:44) 

rio

>junさん、私は正直、フルセットの最終盤で山本がオーバーネットを取られたときには、終わったかな…?とちょっと思いました。失礼しましたって感じの勝ちっぷりでしたね。

バレーボールはとても戦略的・戦術的なスポーツだと思います。メンタルが重要だといわれるのもその辺が原因なんでしょうね。私は、バレーボールの試合展開は囲碁や将棋によく似ていると思っています。
by rio (2010-08-27 01:48) 

rio

>T.wさん、「自分たちのバレー」に引きこもっていた日本が、バルボリーニのマネをしてみた…画期的ですよね。東洋の魔女もびっくりです。

就任時にあれだけゴタゴタがあっても、さらには前言を撤回もせずに竹下をつかいまくって、しれ~っと監督を続けている眞鍋監督ですから、良くも悪くもずうずうしくて合理的な人なのかもしれませんね。

こうなってくると、ブラジルVSイタリアの対戦も見逃せませんね。ブラジルがリベンジするのか。それともイタリアが同じ方法で勝つのか。あるいは、まったく違う何かを繰り出してくるのか。

日本はそれをまたコピペさせていただいて(笑)。“学ぶ”の語源は”まねぶ”だそうですから、どんどんマネしてもらって、吸収していってほしいと思っています。
by rio (2010-08-27 01:54) 

rio

>ふみふみさん、コメントありがとうございます。画像もなく、記事もコメント欄もやたらと長いブログですが、末永くおつきあいください。
by rio (2010-08-27 01:55) 

rio

>ところてんさん、コメントありがとうございます。

日本は予選でブラジルにストレート負けしていますが、私はそこまでの実力差があるとは思えなくて、そう記事に書いていました。なので、漠然と感じていたことが証明されたような気分でうれしいです。

どんなチームでも、最高の状態を維持し続けるのは難しいと思います。そもそもブラジル女子はずっと“無冠の女王”で、夏のWGPにはやたらと強いのに、そこがピークで3大大会では勝てない、というのがパターン化してましたよね。

そのチームがついに北京五輪でメダルを取り、そこから、セッター以外は監督もスタッフも含めてほとんど代わらないまま今に至るという状況です。なので、強いのは強いんですが、徹底研究する時間もたっぷりあったと思うんですね。データに強いイタリアが予選でブラジルにあっさりと勝ったのは、その象徴のような気がします。

ブラジルが、かつてのキューバ女子のような黄金時代を築けるかどうか。彼女たちもまた、正念場という感じですね。
by rio (2010-08-27 02:04) 

rio

>eigoさん、江畑は同じミスを続けてしなくなりましたよね。

WGP予選の早い段階では、ブロックにぶつけたりレシーブに足が動かなかったりが目立ちました。が、いまは打ち方も変化をつけていますし、ディグもただ手に当てるだけでなく、セッターの位置まで返すことを意識して動いてますよね。若い選手が必死にプレーすると一気に成長するもんなんだなあとびっくりして見ています。

ブラジル戦の勝利は、文字通り選手・スタッフが一体となってもぎとったものだと思います。日本はこれまで、ベンチワークで負けている試合も多いだけに、WGPを通じて、ベンチが江畑並みに成長することも期待しています。
by rio (2010-08-27 02:08) 

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