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WGP決勝・イタリア戦 日本がイタリアの天敵に!? [バレーボール]

WGP決勝・イタリア戦、またしても3-2のフルセット勝ち!全日本、じわじわと強さがにじみ出てきましたね。ここまで3戦、連日手に汗握る試合展開です。FIVBの公式ページの順位表がおかしなことになっていますが、アメリカ3勝に続き、日本と中国が2勝1敗。日本は得点率で3位ですが、前半戦は上々の結果でしょう。

日本にフルセットで負けたブラジルは、アメリカにもフルセットで負け、予選で負けたイタリアと明日対戦するめぐり合わせ。大崩れの気配がさらに濃厚になってきました。中国は後半戦でブラジル・アメリカという厳しい戦いを残していますから、日本が明日、リベンジに燃えるポーランドを返り討ちでしとめれば、3位以内は完全に射程圏内ですね。面白くなってきました[exclamation×2]

日本がイタリアにリベンジを果たしたローテはこちら↓

 竹下          山本    江畑/迫田

 木村          井上       山口
----------------------------------------------------
 ピッチニーニ   オルトラーニ バラッツァ(MB)

 ジョーリ(MB)    ロビアンコ   デルコーレ

ついに出ました!イタリアの“ベストメンバー”。ですが、予選の日本戦では隠しておきたかったはずのオルトラーニやデルコーレを引っ張り出しておいたことが功を奏した感ありありです。やっぱり、結果的に負けたとしても、爪あとを残しておくことは大事ですねー。

決勝の初戦でイタリアは中国にストレート勝ちしているのですが、中国よりも高さで劣る日本を、完全に“苦手”だと感じているようですね。

しょっぱなから覇気のない表情だったピッチニーニはサーブ集中で第2セット序盤までしかもたず。代わってはいったボゼッティは、井上にガン飛ばされてびびってミスりまくり。仕方なく第3セットにはバルチェリーニをスタメン起用しますが、バルチェリーニがクロスしか打てないことは完全に織り込み済みでカモに。

どうしてもピッチニーニを戻したくないバルボリーニ監督は、バルチェリーニをさげてびびっているボゼッティを投入します。モトコさんのリポートいわく「監督はピッチニーニに声もかけなかった」。だがしかし。結果的にこの采配が命取りでしたねー。

175センチで若手のボゼッティが、いまやブラジルのタイーザとタイマン張ってるブロック女王・井上に対抗するのは荷が重過ぎるってもんです。しかも、日本は今季、何度もボゼッティとは試合をしていてデータがきちんと入っています。

なので、ボゼッティは要所でことごとくミスや弱気なアタックを連発。第3セットこそ、逆転でジュースに持ち込んで取ったものの、第4セットは日本が23点目から連続でボゼッティをシャットアウトしてフルセットに。第5セットもジュースにもつれこむ激戦でしたが、最後は、レフト・ボゼッティがブロックから逃げて打ち切れずにネットでゲームセット。先にマッチポイントを握ったのはイタリアだっただけに、この敗戦のダメージはでかいでしょう。

それだけではありません。予選の東京ラウンドで、なかなかつかまえ切れなかったジョーリを、この試合ではことごとくレシーブしました。ブロックでストレートをきっちりと閉め、コート中央に打ってくるクロスを拾う作戦を徹底したんですね。第1セットはそれでもけっこうやられましたが、セットを追うごとにタイミングとコースが合っていき、結果、35本打って決まったのは11本、ミス3本。これはもう、ジョーリをつぶしたと言っていい成果でしょう。

たぶん、初戦のブラジル戦で、センター線に徹底コミットして機能停止させた経験が活きたんだと思います。決められてもそこで投げ出さずに、修正しながらじわじわとプレッシャーをかけていく。この独特のしぶとさがチームカラーになりつつありますね。

一方のセンター・バラッツァは、井上・山本の両センターが完全に自信を持ってましたねー。1対1の対決に勝ちまくり、シャットアウトする場面も何度か。木村が前衛のときは2枚ブロックになることもたびたびで、軟打か逃げのフェイントに追い込み拾ってしまい、結果は17本打って6本決定・3本ミス。バラッツァには最後まで仕事をさせませんでした。

ピッチニーニのポジションでサイドアタッカーを3人ともつぶされ、両センターを押さえ込まれ、頼みの綱のオルトラーニのライト攻撃・ライトバックアタックもつかまりだしてフルスイングができなくなり、ついにぶち切れたのは、なんとロビアンコでした。

第4セット、日本5-イタリア8のテクニカルタイムアウト明け。サーブで崩された日本は、レフト江畑が軟打で返球。デルコーレのレフト攻撃を木村が上げ、竹下がライトセミに上げ、山本が片足ジャンプで2枚ブロックの間を抜いて6-8。竹下・山本のブロックなのに、デルコーレが決め切れなかったんですね。

続くプレーで、江畑がサーブでボゼッティを崩し、ロビアンコのアンダートスからデルコーレのレフト攻撃を、日本はワンタッチ。つないだボールはレフト木村が打ち切れずに軟打でボゼッティに返球。イタリアのチャンスボールになります。

このボールがレフト寄りに上がったためなのか、なぜかロビアンコは一歩出遅れたんですね。その結果、ボールの下に入りきれず、ぎりぎりでレフト・デルコーレにオープントスを上げ、そのままひざから崩れてしまう始末。もっさりと立ち上がったのは、デルコーレが打って着地したあとです。信じがたいですが、本当の話です。

当然、そんなトスをデルコーレが打ち切れるはずもなく、竹下側を狙ったハーフスイングでのストレート打ち。この辺の対応力はさすがデルコーレですが、威力の無い打球を江畑がきっちり竹下に返し、走りこんできた竹下はそのままジャンプトスで、山本のブロード攻撃おとりのレフト木村。

竹下のジャンプトスの時点で、デルコーレは山本につき、ジョーリは江畑のセンターバックアタックを見てしまっています。そのジョーリの真後ろでロビアンコが木村側に手を伸ばして何か言っているので、「木村来るよ!」的な指示だったのかもしれませんが、それはあなたの持ち場でしょう…。

イタリアの6人が木村に目を向けたときには、木村はもう最高到達点でした。そのままノーマークのアタックがイタリアコートに。ボールの行方にちらっと目をやっただけで、ふてくされているロビアンコ。動揺を隠し切れない表情で怒鳴るバルボリーニ監督。

このあともバラッツァのCクイックがアウト、ボゼッティのレフト攻撃がシャットアウトなどイタリアはもたもたし、バルボリーニ監督はついに、ロビアンコとロンドンを交代させてしまったのです。

この↑交代、表向きはもちろん、ロビアンコが前衛にきたので、3ローテ分だけをロンドンに上げさせて、ブロックを強化する作戦です。第3セットでも使っていました。しかしこのときは、ロンドンが後衛に下がっても、そのままトスを上げさせました。つまり、ぶち切れてしまったロビアンコに頭を冷やさせる…いや、もっと言えば、懲罰的な交代だったのです。

名セッターでキャプテンのロビアンコが、思うようなトスワークができないことでぶち切れてブロックをさぼり、懲罰的に下げられる。こんなことってあるんですねえ。監督にとっては、まさに苦渋の決断でしょう。

ここで、ロンドンで乗り切れていたら、バルボリーニ監督はずっとロビアンコを出さなかったかもしれません。だがしかし。それほど甘くないんですよ、やっぱり。ロンドンが後衛だと、もともとトスの精度が低い上に、守備面でも弱体化してしまいます。サイドアウトの応酬の間はガマンしていたバルボリーニ監督ですが、20-18と2点差がついた時点でタイムアウトを取り、同時にロビアンコを戻しました。ベンチワークとしては最悪のパターンです。

↑このドタバタから、イタリアチームでは、ロビアンコがバルボリーニ監督よりも精神的に優位に立ってしまっていることがうかがえます。勘違いしている“名選手”が起こしやすい間違い。最低のチーム状態だと思います。

思い起こせば、前任の“ボニッタ解任事件”のときに、ロビアンコはすでに代表歴10年で不動の“名セッター”でした。主力選手たちが「ボニッタをクビにしなければ代表をボイコットする」とイタリアのバレー協会に訴えたあの事件。なにがどうなったのかは過去記事で書いたゾルジのコラム程度のことぐらいしかわかりませんし、ロビアンコがどこまで解任劇にかかわっていたのかも知りませんが、最終的には選手の要求(というか脅し)が通り、ボニッタは解任されてしまったのです。

あれから4年。今日の試合を観る限り、バルボリーニ監督はとうとう、ロビアンコを制御できないままきてしまったんだなあと感じました。バルボリーニ監督がセッターにも高さを求めてロンドンを起用している今季、ロビアンコのなかに不満が鬱積しているのかもしれませんね。ま、そんなお家騒動はどんどんやっていただいて、全日本の肥やしになっていただければいいわけなんですが。

ということで、日本はこの試合、イタリアチームのすべてのアタッカーをつぶし、ロビアンコまでつぶしたのです。こうなるともう、イタリアは局面ごとに個人技でしのぐしかありません。日本が予選と同じ調子でノリよく攻めていれば、イタリアはもっと早く崩れていたと思います。緊張なのか何なのかやたらと身構えてしまっていたせいで、かえって試合がもつれましたが、最後の最後で報われてなによりです。

日本がもう一度対戦する機会があるとすれば、世界バレーの決勝ラウンドです。イタリアは当然、策を練ってくるでしょうが、選手が入れ替わることはありません。日本はそのときまでに、弱いローテをきっちり克服し、チャンスボールで失点するようなことは絶対にないチームになっていてほしいと思います。
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area71

rioさん、ついに戦術的側面以外にも、
チームの奥底に潜む人間関係すら、炙り出していますね。

ロ・ビアンコは、自分から盛り上げ役を買ってとかいうタイプでは
ないですよね。チームが劣勢の時に、誰かのせいではなく、
自分が背負っていく、という部分がなければ、フォフォンや、
馮坤の実績を超えるのは難しいように思います。

アゲロのいない今、イタリアに求められるのは
真のチームワークではないかと思います。
by area71 (2010-08-28 03:31) 

ダゴ

rioさん

いつも楽しい試合分析を読ませていただいています。
昨日のこの試合はネットで深夜ベッドで見てました。

日本のブロック凄いことになってましたね、ってそれを知らない自分もどうかと思いますが、日本戦を観る機会が非常に少ないので。
でも井上選手はブロックでは凄いですね。止まり方もフォローしきれ無いぐらいのシャットも多かったですよね。あと、山口選手(かな?)の相手レフトを1枚ブロックで何回か止めていたような。センター線は世界バレーではどう組んでくるんでしょうか?でもある意味井上選手はあれだけブロックがでる(ワンチも含んで)なら、サブに出来ないでしょうね。

1本目を竹下選手がとったときの流れも、特に2本目を木村選手がジャンプ(?)トスでレフトの平行とかステップアウトもあげていて、ネット中継のユーロスポーツかなんかのアナウンサー兼解説者もブリティッシュアクセントでびっくりしてました。バレーはどうもブリティッシュアクセントはに合わないというか、知っているのかよと偏見をもってしまいますが。

イタリアチームはなんか苦しそうでしたね、選手層というか、世代交代というか。オルトラーニーぐらいですかね、若くて活躍しているのは。

今日のポーランド戦は勝てるでしょうかね?勝てるといいけど。フルセットで勝っているだけなので、なかなか勝ち点稼いでいませんが、なんで負けても勝ち点もらえるんでしょうね。せめて、負けた方は勝ち点ゼロで、フルセットの勝者に2とかにすれば、いいのになんて思いますが。

アメリカチーム(しか見る機会がないのでスイマセン)は強くなりましたというか、勢いがついてます。去年はベテラン勢が休んでずっと若手のみで戦って、WGPも第1週はトムがいなくて、試合に出たのはバウンズとスコラとDIVAデイビスぐらいでしたけど、2週目からトムの参加でチームが引き締まった感じです。ま、スコラの大人びたチーム一丸になる役目と、笑わないトムで、他の若い大学時代のスター選手たちも、まとまった感じですか。やっぱり、ベテランがコートに3人ぐらいいないと辛いとは内心思ってましたが、あんなにアメリカチームが確変するとは。運動能力はおそらく女子バレー界でが世界一でしょうね。フッカーは全米高跳びのチャンプ(だから、バレー経験は浅くてまだまだぎこちない所も多い)ですし、アケンラド選手と二人のコンビでのブロックは恐ろしいです。アケンラド選手は井上選手とか手にかけること(ワンチ)ができるのだろうかと興味津々です。なんせ、世界のMBのブロックの上から打てますからね。トム選手と一緒にプレーしながら、OHのローソン選手やセッターのグラス選手は成長するでしょうね。

ま、アメリカに勝つためにはトム選手を潰すしかないと思いますが。向こうのサーブ(特にトム、ローソン、フッカー)に崩されちゃいそうですけど。トム選手を潰せれば、控えに残るのはボルボッサ選手かホッジ選手(1週目エラーの山積み)ぐらいですからね、OHでレセプションもできるのは。ナマニ選手はOPPですし。ま、ある意味トム選手はアメリカの木村選手みたいな役ですが、1週目に休みを取れるところが日本のチーム事情と違うところですが。でもおそらくアメリカチームのブロックの山に埋もれずに戦うことができると勝機もあると思います。




by ダゴ (2010-08-28 04:20) 

♭

イタリアファンの自分としては、なんとも言えない試合でした…。


ブログに書かれていることには異議ありですが、まぁ実際のチーム事情は誰にもわかんないですしねー。

個人的にロビアンコがそーゆう選手だとは、とても思えませが…。


確かに、チームとし上手く噛み合ってない感ありありで「イタリアらしさ」が影をひそめてるかなぁとは思います。


今回の苦戦は、世界選手権に向けて良いお灸?になったんじゃないでしょうか。イタリアはまだ本調子じゃないだろうし、このまま黙ってはいないだろし。

きちんと立て直すんだろうなと。



日本も確かに強なったけど、木村への依存はかなり高いし、相変わらずセッター竹下固定ですからねぇ。


イタリアは、ロンドン使ってブラジルにスト勝ちしたり、苦戦しつつもボセッティやバルチェリーニをオールラウンダーとして育成してるあたりは先を見据えていいじゃないかと。





戦略とかよくわかんない自分としては、ブラジル戦にしてもイタリア戦にしても運が良かったなーくらいにしか思えないんですよねー。
両チームがきちんとしてれば、きっちり対応して返り討ちにしたんじゃないかなぁ。


自分は熱烈なイタリアファン(日本は大分前に見限りました。)なので、アンチ日本的な意見になりがちですね(苦笑)



失礼しました[あせあせ(飛び散る汗)]
by ♭ (2010-08-28 04:36) 

hellosunday

rioさんへ

ブラジル戦に続き劇的な勝利で
地上波で観てるので飛び飛びですが
最後はもう祈るだけみたいな展開で大興奮でした

もう去年までだと接戦はほぼ負けるイメージだったので
全日本は確実に強くなったんだなと実感しました

この分析を観てから試合を観るとまた楽しめそうな感じで
ピッチニーニへの作戦に関しては観ててわかりましたが
あんなにうまくいくもんなんですね

で僕の応援してる迫田選手が今日は登場機会があって
大活躍してたのでまた嬉しい感じで

でもカットされてる部分が多いので疑問に思っただけかもですが
4セット目後半バックアタックを何度かミスした
江畑選手との交代がなく残念でした
なにかレシーブミスとかシャットアウト連発とかあったのでしょうか と

まぁとにかく気持ちいいほど決まる井上選手のブロックと
なんとかしてくれる木村選手のバレーセンスに見とれる感じで

とにかく3位以内に入ってほしいな と
明日のポーランドもこの勢いで何とかしてほしい
by hellosunday (2010-08-28 04:59) 

haruka

rioさん!
いつも、本当に読み応えのある記事をありがとうございます。
試合を振り返り、2度・3度と楽しませてもらえます(^^)
勿論、バレーのことを分かりやすく学ばせてもらいながら。

rioさんの記事を読ませてもらうようになってから・・・頼まれて始めたバレー部のマネージャー業もどんどん楽しくなってきて、バレーもどんどん好きになっていきます。チームスポ―ツの奥深さ。これからも、色んなことを教えてくださいね。

イタリア戦の勝利には、これまた大興奮でした。大好きな日伊セッター対決。あれれ・・・ロビアンコ選手が崩れていく・・・(^^;)
日本は今までのように、追いつめられた時の弱さが感じられず、勝ちたい気持ちで最後まであきらめず粘っていく選手たちの変化。スゴイですね!
でも、WGPは勝ち点方式?とかと言う順位の出し方なのですよね。
なんで、頑張って勝利試合回数をおさめたチームが、負け試合数の多いチームにセット数の関係で負けるの?! これじゃあ、学校の運動会の徒競争で同じようなタイムの生徒が横並びで走らせられるのと同じ気持ちです・・・(あれっ、違うかな。苦笑)  
勝負の世界は厳しいけれど、勝ちは勝ち・負けは負け。だからこそ面白いし、感動もして、応援する方も一生懸命になれるのになぁ~と。

余談ですが、イタリア戦後の監督コメントに“竹下選手が速いトスをまわしてくれ・・・”とあり、言葉尻だけでは勝手に判断してはいけないと思いつつ、あれ?セッターにトスの指示を細かくしていないの?やっぱり、ほとんど選手任せなの?セッター出の監督さん?!と思ってしまいました(^^;)
by haruka (2010-08-28 11:22) 

吉原さんのファンサイト管理人

こんにちは。
いつもは読むだけで頭の中が大変なことになるのですが、
今回はウケたので数年ぶりにコメントしてみました。

まず最も笑えたのは…。

>いまやブラジルのタイーザとタイマン張ってるブロック女王・井上

これです。もう笑うだけで、後は何もありません。
確かに今大会の井上選手のブロックは好調のようですし、
今後とも全日本で見せて頂きたいプレーです、ワタクシ的に。

あと、イタリアに勝ったというよりは、
なぜだか「日本に負けたイタリア」という見方をしてしまいます。
内部の人間模様まで分析していらっしゃるとは、素晴らしい!
たまに嫌味を込めたギャグもあり、なんて読む方からすれば
面白いことこの上なし、っていう感じで読めました。

ボニッタ監督解任騒動は記憶に新しいですが、
その後にポーランドの監督を務めて北京に導いたのも、
イタリア協会への宣戦布告だったりして…(笑)。
消息が掴めませんものね、ボニッタ氏の。
そういえば、アテネ前~2007年ワールドカップ位までは、
センターにチェントーニという選手がいましたよね?

ロビアンコ、ジョーリ、デルコーレなどのベテラン勢なので、
恐らく世界選手権までには立て直してくるでしょうけど、
rioさんのブログで勉強しておき、観戦時には人間模様も分析したいです。
では、また。

by 吉原さんのファンサイト管理人 (2010-08-28 13:39) 

nissen

rioさんに補足としてお伝えしておきます。「順位表がおかしなことになっている。」のは毎回試合に勝つともらえる「勝ち点」の関係で、連日フルセットで勝利している日本は通常「3」もらえるのものを、「2」しか取れていないため、ブラジルが日本よりも上回っているのであって、FIVBがおかしいわけではないですよ。
by nissen (2010-08-28 14:00) 

通りすがり

はじめまして。中田久美さんのブログから飛んでまいりました。
Rioさんは、中田久美さんのブログに盗作行為ではと書き込んで
おりましたよね?

その後、中田久美さんのブログでは投稿者のnameを460に変えておりますけれど、その下にまたRioさんの肯定的な書き込みがございますね。
それも理解できなかったので。。。

たしかに、中田さんとarea71さんの文章は似ているかもしれないですが、
あそこまでしなくてもいいんじゃないんでしょうか?

中田さんも取材や解説で思ったことを書いていらっしゃるし、
中田さんのブログは私たちに対して、たくさんの情報を記載して下さっているので、今後、中田さんが更新していただけなくかと思うと
いち女子バレーファンとしては残念になります。

すみません、気分を害されたなら、書き込みを消していただいて
構いません。


by 通りすがり (2010-08-29 00:56) 

てつ

残り1試合となりましたが....

今まで「執拗に食らいつく作戦」で自滅する相手には勝てましたが、
個人技(高さ、パワー、技量)が上回る相手には厳しいようです。
アメリカは付け入る隙はあるけど、自滅しにくいチームなので
かなり厳しい結果になることが想定されます。

ただ負けるのではなく、この試合を次に繋げられる戦術で対応することが
必要と考えます。 そういった見方で楽しみたいと思います。



さて...中田久美様のブログの件は...
両者(area71様)のブログを拝読する私も違和感を覚えました。
専門用語と言葉の順序....(言いたいことがあるが省略)

中田久美様を崇拝する私として衝撃でした。
この問題を早期にクリアして、
戦術を喋れない解説は早く辞めて、
(大林さんが一番マトモに聞こえます!)
精神面を鍛えるコーチとして全日本の現場で頑張ってもらいたいです。

by てつ (2010-08-29 02:43) 

たあ~

自分も「通りすがり」さんとまったく同感です。
あの書き方に不快感を覚えました。
「文章を書く仕事」をしている方にしては配慮が足りないと感じました。
by たあ~ (2010-08-29 08:49) 

別の通りすがり

配慮が足りないと言ってる人は、
盗っ人に逃げ道を作ってあげなさいと言うことなんですかね。

著作物に関して軽視しすぎでは?
CDやDVDのレンタルをコピーする感覚なんでしょう。
たかがブログ(すみません)だけど、どれだけの準備と製作時間がかかってるか。
苦労がわからない人に何を言ってもわからないか。

バレー素人のウチの子供でも、「これ全く同じ文章だよね」と言ってます。


すみません、バレーの話ではなかったです。
by 別の通りすがり (2010-08-29 14:13) 

rio

>area71さん、カットの多い地上波ではイタリアチームの状態が伝わりづらいかと思い、記事でこだわってみました。

予選ではセッター・ロンドンでブラジルを一蹴したのに、決勝ではロビアンコがスタメンで、ブラジルに各セット20点未満でストレート負けしてますよね。第3セットは、ロビアンコは出場機会がなく、ロンドンがスターターになっています。

想像するに、データバレーに頼りがちなイタリアでは、「データどおりにやったのに負けた」ということが相当なストレスになるのではないかと。特に、“名セッター”のロビアンコにとっては、「データどおりに上げているのに勝てないのは監督のせいだ」という発想にまでいってしまうんじゃないかという気がします。

イタリアが内輪もめでごたごたしてくれれば日本にとってもありがたいわけで、このままの乱れっぷりで世界バレーに突入してほしいなーと悪魔の微笑みを浮かべています。
by rio (2010-08-29 14:57) 

rio

>ダゴさん、お久しぶりです。日本のブロック女王・井上は、イタリア戦で19本触って、10本シャットアウト、8本がリバウンドです。

井上のブロックは形がいいことと、サイド(特にレフト攻撃)へのヘルプが速いですよね。ただ、もうひとつ、あまりの細さに相手が油断してぶつけてきてしまうということもあるんだろうなと思っています。

今大会で井上のブロックは各チームにインプットされたでしょうから、井上を機能させない攻め方を考えてくると思います。すでに、28日のポーランド戦でその傾向がみられました。

井上はここからが正念場ですね。

ラリー中に2ndを木村が上げる場合、意図的にジャンプトスを多用しています。ネット上を散策していると、これを「意味がない」とする方もいらっしゃるようですが、私はとても有効だと思っています。世界トップチームでも、あそこまできれいにトスがあげられるアタッカーはいないですね。

テレビ情報では、バルボリーニ監督はピッチニーニに見切りをつけて、ロンドン五輪はオルトラーニで行くという構想もあるようですね。アゲロが戻ってくるとどうなるのかわかりませんが、オルトラーニのレフトポジションということになるんでしょうか。

日米戦、ちょうどいまの時間やってます。日本はモントルーからここまで、アメリカとの対戦がほとんどないので、お互いに探りつつの試合展開になるでしょうね。ダゴさんからいただいた情報を頭にたたきこんで試合を追いかけてみます!
by rio (2010-08-29 15:08) 

rio

>♭さん、根っから口が悪いもので申し訳ありません。

チームの内実がどうかはともかく、イタリアはロビアンコがスタメンで、ブラジルにストレート負けの惨敗でした。ロビアンコは、第3セットに出場機会すらありませんでした。

予選で勝ったチームに対策をたてられて負けることはよくありますが、ベストメンバーを組んだにもかかわらず各セットとも20点に届かないのは、実力差ではなくイタリアのチーム事情のような気がしてなりません。あとで録画をよくみてみたいと思っています。

ロンドン、ボゼッティ、バルチェリーニ、オルトラーニといった選手たちはバルボリーニ監督が育ててきてますよね。ロビアンコ、ジョーリ、デルコーレといったベテラン勢とカラーが違うところがあるのかも。

ともかく、イタリアが世界バレーまでにどう立て直してくるかも注目ですね。
by rio (2010-08-29 15:14) 

rio

>hellosundayさん、ピッチニーニは日本戦の前の試合でもサーブで狙われて崩されていたようで、本人の心が最初から折れていたんでしょうね。

江畑がつかまりだして迫田が登場し、チームの雰囲気をがらっとかえたところまではよかったんですが、迫田がレフトで前衛が2枚のときに、攻撃がなかなかまわらなかったんですね。

で、3セット目では、迫田が前衛レフトから攻撃するローテのみ江畑と交代するということも試していました。

第4セットもスターターは迫田だったんですが、前衛レフトのときにスパイクをアンテナにあてたり、決めきれずにラリーになったりしたために、日本4-イタリア5となった段階で江畑と交代になりました。

序盤で江畑を出したため、再交代するとあとは迫田でいくしかなくなりますよね。でも、前衛レフトからの決定力を考えると江畑を残しておいたほうがいい。ということで、江畑の前衛>迫田のバックアタック、という判断になったんだと思います。
by rio (2010-08-29 15:20) 

rio

>harukaさん、ロビアンコ、怖い顔をしてましたねー。

盟友・ジョーリのブロード攻撃まで徹底的に拾われて、苦し紛れのツーアタックを決めたら、直後のプレーで竹下にツーアタックをやり返されるという。みていて笑ってしまいました。

WGPの勝ち点方式はほんと理解できません。導入のときに、「フルセットでの試合は実力差という意味ではどうのこうの」と説明があったように記憶していますが、なんのこっちゃ?って話ですよね。

ただ、この勝ち点方式は、日本を中心にしたアジアチームのために導入したという裏事情もありそうです。アジアを中心に行われている大会にもかかわらず、勝つのは欧米チームばかり。なので、粘ってフルセットに持ち込むことが多いアジアチームにも点数をあげてみようという。

それが本当かどうかはともかく、WGPは実戦形式の練習で、本番は世界バレーですから、勝ちは勝ち、ということでいいと思います。

セッターについて、たいていの監督は、ベテランセッターにほとんど指示を出さないですね。細かく指示を出す必要がないぐらいに信頼関係がある選手を正セッターにすえることがおおいですから。

そのなかで、アメリカのマッカーチョン監督は、タイムアウトごとにほぼ毎回、セッターに細かい指示を出しています。そのアメリカがWGP決勝でここまで全勝していることを考えると、そういうところは見習っていくべきではないかと思います。
by rio (2010-08-29 15:28) 

rio

>吉原さんのファンサイト管理人さん、イタリアにあと少しの“辛抱”があれば、展開は違っていたでしょうね。

ボニッタはイタリアへのあてつけでポーランドの招聘を受けたあと、北京五輪後に「2度と女子の監督はしない」と捨て台詞を残して消えましたね。そのうち、男子の監督としてよみがえるんでしょうか。

チェントーニは北京にも出ていたような気がします。間違っていたらすみません。バラッツァになって、センター線は明らかに弱体化してますね。バラッツァのクイックは止まるし、拾えるし、すぐ弱気になるのでぜんぜん怖くありませんから。

世界バレーまでにイタリアがどうしてくるのか、楽しみですね。
by rio (2010-08-29 15:35) 

rio

>nissenさん、誤解をまねく表現で申し訳ありません。WGPに勝ち点方式が導入されたときに、それはおかしいという記事を書いたことがあったのですが、そのアタマでつなげて「おかしいことになっている」と書いたんです。

でもこれだと、ご指摘の通り、FIVBの表示間違いのように受け取られますね。以後、気をつけます。
by rio (2010-08-29 15:39) 

rio

>通りすがりさん、「その下にまたRioさんの肯定的な書き込み」というのがよくわからないのですが、わたしが中田さんのブログに書き込んだコメントには、URLのリンクを張っていますし、非表示ですがメールアドレスも登録しています。

バレーに関して言えば、ネット上で盗作まがいの記事があちこちで見られます。盗作とまではいかなくても、アイデアを借用して自分で考えたかのように書く行為は、残念なことに日常茶飯事に起きています。

ただ、私は、それが個人の趣味ブログであるかぎり、目くじらをたてることではないという立場です。

しかし、中田さんは違います。世界的に有名なバレーボール選手であり、その知名度を活かしてメディアを通じた活動をして対価を得ているプロです。ブログも実名・顔写真で展開されていますし、代表監督を目指していることも公言されています。

そういう方が、同業であるプロのバレボールコーチのブログに掲載されていた内容を、あたかも自分の考えてあるかのように書くというのは、許されざる行為です。

こうしたことを、たとえば、新聞やテレビなど一般マスコミの記者がやった場合、懲戒解雇処分になることもあります。

中田さんは、私の指摘をまったく無視してブログの更新をされており、ますます不信感が募っています。
by rio (2010-08-29 15:49) 

rio

>てつさん、アメリカ戦は時間的にもう終わっているはずですが、まだ観ていません。なんだかこわいですねー(^^;

中田さんのブログの件は、私も衝撃でした。ああいうことを一番しなさそうなキャラクターだと思っていたので。その後も、文章を訂正するようなこともなくブログを更新していて、ますます不快感が募っています。

私も以前からこのブログで推しているのですが、モトコさんの取材&リポートが一番まともだと思います。モトコさんにはもっと専門的な訓練を受けていただいて、独自視点からの情報発信をしてほしいですね。
by rio (2010-08-29 15:57) 

rio

>たあ~さん、私の「書き方」に注目していただくのは結構なんですが、なぜあそこまで厳しい書き方をしたのかについてもお考えいただきたく思います。

「不快感を覚えた」「配慮が足りない」というのは、私が中田さんのブログに対して感じたこととまったく同じです。プロとして、越えてはならない一線があると思います。
by rio (2010-08-29 15:59) 

rio

>別の通りすがりさん、子供の間でも知名度の高い中田さんですから、その影響力をもっと自覚した行動をしてほしいですよね。

area71さんがあの記事を書かれるまでには、北京への留学から数えて十数年の蓄積があるはずです。その成果を横取りして、自分のオリジナルであるかのようにブログに掲載するなんて、どういう神経をしているのかと疑ってしまいます。

これまでのように中田さんの解説を楽しく聞ける気分ではなくなってしまい、残念です。
by rio (2010-08-29 16:03) 

てつ

何だか、間違いとパクリ(故意)を混同されてる方がいらっしゃいますね。
吠えるパワーを他に向ければいいのに。残念でたまりません。


さて、本件のブログに回答を求めても、99.99%回答無しでしょう。
弁護士等関わると、回答の義務が無いモノは「無視」です。
理由は、情報の発信だけの位置づけのブログであること、
それと、もし回答した文面に問題があった場合にそれが新たな証拠となる可能性がある為、リスクを未然に防ぐこと。


本件は、同様の問題を取り扱う著名なサイトがあるので、お願いした方がいいのかと...。と思ってたら、知り合いのバレーヲタがメール入れてました(笑)もう動いてるかも?

一般の方は叩かれるだけなので、これ以上は関わらない方がいいと思います。 個人情報から何をされるかわかりませんから。
area71様も反論の記事を書かれましたが、もう見れません。
何か起こったのかもしれないですね。
(記事はGoogleのキャッシュが残っており参照できます)


困ったものです....
まさに「ちょっと先は、驚き。」ですねw
by てつ (2010-08-29 18:08) 

rio

>てつさん、アドバイスをありがとうございます。

回答がくることは期待していなかったのですが、コメントを削除されて、なかったことにされるのはいやだったので、文章を保存しました。これで反省していただければいいんですが。

こんなことが起きてしまうようでは、上海万博のテーマ曲騒動にえらそうなことが言えませんよね。とりあえず、当面はこれで様子を見ようと思います。
by rio (2010-08-29 23:36) 

ダゴ

rioさん

そうそう、こっちのアメリカバレーファンでも“Italy looked like they were going to kill each other”というようなコメントが。それを読んで、世界どこでもそう思うところがあるイタリアチームだったんだな~と。ま、勝てると思っていた試合に勝てなかった(日本戦、アメリカ戦??)からでしょうけど。一応、rioさんだけではなかったと言う事と伝えたく。

僕はあまりピッチーニ選手のこと知りませんが、なんだかおとなしい感じというか、内に秘めた闘志って感じなんですね。栗原選手のように自分に厳しくて周りを盛り上げ役にはなれないのかなと思いました。ま、大ベテランですよね。
by ダゴ (2010-09-02 07:05) 

rio

>ダゴさん、イタリアは日本戦の次のブラジル戦で惨敗ですからねー。私もアメリカのバレーファンの方の感想に同感です。

ロビアンコとジョーリは日本に勝てると思ってたでしょうが、バルチェリーニやボゼッティはどうだったのか聞いてみたいところですね。ピッチニーニがあっさり崩れるところを見て、予選第1戦のいやな思いがよみがえっていたかもしれません。
by rio (2010-09-02 22:50) 

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