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世界バレー女子準決勝・ブラジル戦 作戦はばっちり。あとは体力? [バレーボール]

世界バレー女子準決勝・ブラジル戦は大熱戦の末の2-3(25-22、35-33、22-25、22-25、11-15)で惜敗!全セットとも終盤まで競っただけに、これは悔しい!!非常に見ごたえのある試合だっただけにがっくり感もひとしお。崩れ落ちたまましばし悶絶していた私でした。

戦略・戦術面、選手の動きとも、今大会でベストだったと思います。がっぷり四つの展開でいかにミスをせず、決定的なポイントを奪うか。これぞ世界トップの試合!という緊張感が続くなか、ぎりぎりの場面での決定力の差が出てしまいました。無念。試合後の木村・江畑のコメントでも、その点は大いに反省しているようで、今後の課題ですね。

日本は、アタッカーの技術や技の引き出しの数ではブラジルを上回っていたと思います。ただ、体力が続かなかった。これが痛かったですね。

第1~第2セットの接戦を制したのは、再三にわたる好レシーブもさることながら、アタッカーが相手のブロックを利用してきっちり点数を取ったことが大きかったと思います。しかし、放送時間の都合で(←TBSもさぞかし失敗したと思っていることでしょう)第4セットの中盤までがカットされ、日本16-ブラジル15から始まった時点では、明らかにアタックの威力が弱くなっていました。

その結果、第4セット終盤は、ブロックアウトやリバウンドが思うように取れず、競り合っているうちにミスが出たパターン。第5セット中盤で江畑にトスが集まってしまった場面も、クロスを打って止められ、ストレートを打っても止められて、ああこれが第1セットだったら点数になってたんだよなあ…と。

一方、ブラジルは、これまでは体力が続かずに試合終盤にミスを連発していたナタリアが、最後まで落ちませんでしたね。今大会で何セット出ているのかわかりませんが、身体も引き締めていましたし、いつもなら要所でやらかしてくれるレフトからのホームランも今回は封印で、基礎的な部分をきっちり作りこんできたんだろうなということが伝わってくる動きでした。

日本はここまで、中国・ロシア・ブラジルに負けての3敗。ただ、このうち中国とブラジルには、体力面での差で負けています。これはもったいない。世界6強時代(ブラジル、アメリカ、中国、ロシア、イタリア、キューバ)に少しずつ風穴をあけつつあるだけに、絶対的な高さ以外の部分での差をなくすことに徹底して取り組めば、世界トップ入りを果たせるのではないかと思っています。

ただ、体力面での差をなくすにしても限界はあるわけで、もう一つ、体力をいかに消耗せずに戦うかという点の戦略が必要ではないかと。例えば、サイド陣の3人のアタック打数を比較すると、

日本…木村73本、江畑71本、山口19本
ブラジル…ナタリア48本、ジャケリネ/サッサで合計42本、シェイラ40本

となっています。35点までのジュースを含むフルセットで、この打数の差はでかいですよね。世界トップほどトスを計算して散らしていて、ブラジルは今回もベストスコアラー10位以内に誰も入っていません。

また、全チームのアタッカーのなかで、今大会で400本以上を打っているのは木村とトルコのネスリハンだけ。迫田と何度も交代している江畑でも、ロシアのガモワより打数が多いわけで、これでは大事な準決勝で消耗してしまったのも、ある意味、仕方がないことです。

このチーム構造をなんとかすることが、来季の大きなテーマになるのではないかと。そのためには、オポジットのバックアタックと、木村の対角のサーブレシーブが不可欠。我こそは!と名乗りをあげる選手が、今季Vリーグで登場してきてほしいですね。

そんな惜しい試合のローテはこちら↓

 木村           竹下       山本

 井上           山口       江畑    L本日は大活躍の佐野
---------------------------------------------------------
 ナタリア        シェイラ    タイーザ(MB)

 ファビアナ(MB)  ファビオラ(S)   ジャケリネ  L本日も足芸がさえていたファビ

両チームとも同じ布陣。木村のサーブで崩すという狙いのほかに、セッターが素早く定位置に入れるローテを多く出現させることを狙ったのかもしれません。

ブラジルは、タイーザ・ファビアナのセッターの前でのクイックでリズムを作り、そこからサイド陣がクイックのテンポにシンクロして攻撃してくるパターンですね。裏を返せば、センター線が機能しなければ単発のサイド攻撃になるわけで、WGP決勝では徹底的にセンター線にコミットしてつぶして追い込んだのでした。

<第1セット>

それでも、第1セットの1本目にタイーザのBクイックを使ってくるブラジル。日本としては、待ってました!な立ち上がりなわけで、深いところを狙ったサーブで乱してセンター線を封じ、サイドを拾って切り返す展開に持ち込めたのはなによりです。WGPで勝ったことで、出足からがっちり主導権を握ることができました。

それだけでなく、日本は序盤から積極的に、これまでとは違う攻撃パターンを仕掛けてましたね。ブラジルの強さは、身体能力に頼らないデータバレーの精度の高さ。この裏をかくためには隠し玉ををぼんぼん破裂[どんっ(衝撃)][どんっ(衝撃)][どんっ(衝撃)]させてやれ!という作戦があたりました。

3-3の場面でいきなり木村のバックアタック。5-5では山本がBクイックを強打。7-7では江畑がライトからのバックアタック。最初の8点までの間にこれだけ違うパターンを見せておいて、タイムアウト明けの8-8の場面では、井上のロングB。

タイーザのサーブを木村がジャッジミスして9-10と雰囲気が悪くなった場面もありましたが、そこからはラリー中のWクイックで山口がライトアンテナ側まで移動しての連続得点で11-10と、つねに先手を取り続けました。

その間、サーブで崩したら両サイド、セッターに返ったらセンター線マークを徹底し、18-18の場面でついに、山本がファビアナのBクイックをどシャット!WGPの再現です。あのときも、山本がファビアナをどシャットしたことが、ブラジルを崩すきっかけとなったのでした。

これは勝てる!と思ったはずの日本。気合入った表情でラリーを粘りまくり。対照的に、ブラジルは明らかに焦ってどたばたした結果、ファビオラのトスミス、シェイラのスパイクミスが続いて25-22で取りました。

16-15の場面で、ジャケリネのレフト攻撃のアウトを、日本のオーバータイムスと判定する信じがたい誤審があったにもかかわらず、そこで動揺しなかったことも幸いでした。毎回言ってますが、こんなありえない誤審をする審判は処分するべき。JVAからFIVBに抗議なり意見書なりを出すべきじゃないでしょうか。

この主審のおっさんはブラジルがアンテナ外から返球したときもぼさーっと突っ立ってましたよね。日本側がプレーを続けながら「アウト!アウト!」とアピールしたことでやっと笛を吹く遅さ。クビです。クビ。

<第2セット>

作戦が的中し、さらにセットを競り勝って取ったことで、完全に試合を掌握した日本。こうなると、ブラジルは何か違ったことをしなければいけなくなるわけですが、次の一手もWGPのときと同じ、センター線のブロード攻撃でした。

5-3の場面で、ファビアナが初めてライト側アンテナまでのブロード攻撃、セッターの前に入れる位置からアンテナまで走るいわゆる“L”を仕掛けます。そして、このセット、私のカウントが正しければ、ファビアナのクイックは5本ともすべて”L”でした。

しかし、ブラジルのブロード攻撃はどんくさいんですね。それは日本も織り込み済み。眞鍋監督はタイムアウト中に「ファビアナのブロードは遅いよ!」と指摘してました。

相手が変化してきたときに、それをいかに早く見抜いて対応するか。これがつねに勝負のカギとなるわけですが、日本はその対応力がまだ弱いですねー。迷ってしまうのか、どうも中途半端になりがちです。ブラジルは、セッターの前のクイックがだめなときは”L”というパターンしかいまのところはないわけで、フォフォンが使っていたような華麗なXプレーやパイプ攻撃は影を潜めています。なので、もっと大胆にファビアナを追いかけてもよかったんじゃないかと。

ジュースにもつれてからの25-25の場面で、やっとファビアナの”L”をワンタッチかけて切り返していましたが(←結果的に木村のスパイクミスで失点)、終盤までにこれができれば、もっとラクな展開になっていたと思います。

一方、もう一人のセンター・タイーザは、ブロード攻撃に切り替えず、最後まで得意のBクイックに入っていました。これは、Bクイックにこだわったという積極的な理由ではなく、ブロード攻撃がファビアナよりさらに苦手でどんくさいからでしょう。

ギマラエス監督は、WGPではタイーザもブロード攻撃に切り替えさせていました。しかし、遅い上にBクイックと比べて打点が低く打球が弱いので、日本に拾われて切り返される羽目になり、ついにタイーザを下げてしまったんですね。この反省を活かした結果、タイーザにはブロード攻撃を打たせないという消極的な結論になってしまったのでしょう(たぶん)。なので、日本としてはタイーザのBクイックもなんとか早めに1本、シャットアウトしておきたいところでした。

そしてこのセット、今大会で何本目か分からないぐらいに多い“お見合い”がまたしても[パンチ][パンチ][パンチ]

この前段階として、井上と山口のXプレーがおとりで江畑のレフト、という攻撃を華麗に決めて23-22としたわけですよ。ブラジルは、ブロックが井上・山口に1枚ずつついてしまって、江畑へ1枚で跳んだシェイラもタイミングがずれまくり。日本の攻撃にまったくついていけていませんでした。

その流れからピンチーサーバーの石田がサーブで崩して、シェイラのライト攻撃を竹下が簡単に上げた場面での“お見合い”[むかっ(怒り)][むかっ(怒り)][むかっ(怒り)]。石田と山本の両方が行きかけてどちらもやめるという最悪な状況。佐野がコート内におらず、石田は今大会初出場なわけで、ここは最初から山本がいくべきですよね。本人もしまった!という表情でしたが。

24-22となるはずが23-23となり、結果的に、ここから35-33までもつれて体力を消耗した…ということを考えると、この1点が明暗をわけたポイントかも。ここまで何度もあった“お見合い”ミスをどう解消するか、チームとして詰め切れていなかったところが悲しい。あと一歩で心が折れていたはずのブラジルに、「まだ粘れる」と思わせてしまったことが無念です[もうやだ~(悲しい顔)]

<第3セット>

勝っているチームにとって鬼門の第3セット。日本はここから、山本のブロード攻撃がことごとく拾われてしまいます。第1~第2セットは、山本がいきなりBクイックを決めた印象が強かったのかもしれませんが、それ以降、C・Cワイド・Lの組み合わせしか使わなかったために、セッターの前でのクイックを警戒されなくなってしまったんでしょう。残念なことです。

山本のブロード攻撃が通用しなくなると、とたんに木村・江畑の打数が増えるのも、日本の大きな課題。セッターの前でのクイックをどのセットでも序盤にビシッ!と決めておくと、こんなことにはならないと思うのですが。

ただ、日本の攻撃が単調になりつつあったにもかかわらず終盤まで競り合ったわけで、それだけ、第1~第2セットの布石が効いていたということですね。ここからするするっと抜け出す強さは、何度もこういう大一番を経験して、勝っていくことで初めて身につくものなのかもしれません。

そこはブラジル、さすがの女王っぷりでした。20-23と日本を追い込んでから、日本のWクイックを拾っての切り替えしで、ずっと封印していたファビアナのBクイック続くプレーでも、無理やりファビアナの縦Bを使って20-24。そして最後は、ファビアナの”L”で20-25と日本を振り切ったんですね。これはうまい。

つぶされかけたセンター線を復活させたうえでセットを取っただけでなく、BクイックもLもあるよ!というところを見せて終わったわけで、日本がつかみかけていた勝利がするするっと逃げていった瞬間でした。パターンは少なくても、組み立て次第で相手を翻弄できる。そんな見本のような仕掛け方。いまや大ベテランの竹下がやるべきことを、まだまだ若手のファビオラにやられてしまったわけで。竹下は山本の使い方をもう一回、きちんと整理したほうがいいんじゃないでしょうか。

<第4~第5セット>

復活したブラジルが第4セットをどう戦ったのか、非常に興味があるところですが、放送カットのためによくわからず。ただ、最初に書いた通り、日本は疲労の色が濃く、20点以降にミスを連発してしまいました。

第5セットでは、木村を前衛に長く置くローテ=江畑サーブで始めますが、山本・木村のサーブミスと、前衛に上がってきた江畑が3連続ブロックをくらったことで力尽きました。ここに来ていきなりマッチアップを変えたこと、3連続ブロックを食らうまでタイムアウトをとらなかったこと、この辺の采配はしっかり検証すべきでしょうね。


そんなわけで、決勝はロシアVSブラジル、3位決定戦は日本VSアメリカとなりました。

優勝は…ロシアかなー。ブラジルはフルセットを戦って疲労困憊でしょうし、ロシアとは今大会で初顔合わせ。ブラジルが万全なら、持ち前のテンポの良さでブロックをかいくぐってでかいロシアを転がすんでしょうが、センター線は日本戦以上に通用しないでしょうし、逃げのアタックが多いシェイラや、切れやすいジャケリネ、真正面からぶつかっていくナタリアでは、ちょっと苦しいんじゃないかという気がします。

日本は嫌な負け方をしたロシアよりも、アメリカとやるほうが気持ちを新たにできるかも。WGP決勝では、まだ完成度が低かったアメリカ相手に、日本がなぜかびびって自滅したのでした。2回目ともなれば、アキンラデオやフッカーのでかさも見慣れていることでしょう。

グラスはマッカーチョン監督の指示通りの忠実なトスワークで配球を分散させているようなので、そこをどう乱すかがポイントになるでしょうね。

コメント欄にいただいた情報では、フッカーがトムを批判する内容をツイッターでつぶやいたり、トムとマッカーチョン監督やセッター・グラスがうまくいってないというウワサが流れたりと、けっこうチーム内がごたついているようです。これはおいしい。

WGPのときはラーソンを崩したものの、レフトからのストレート打ちを止めきれず、結果的に調子が悪かったトムにもそこそこ仕事をさせてしまいました。どうもチームの火種となっているらしいトムをつぶすことができれば、銅メダルがぐっと近づいてくる気がします。


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tolutteli

16-15の場面で、ジャケリネのレフト攻撃のアウトを、日本のオーバータイムスと判定する信じがたい誤審があったにもかかわらず、そこで動揺しなかったことも幸いでした。毎回言ってますが、こんなありえない誤審をする審判は処分するべき。JVAからFIVBに抗議なり意見書なりを出すべきじゃないでしょうか。
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いつも楽しみにしています!

おそらくですね,上記の部分,私が思うに,その判定は
#4 井上のワンタッチ をとったものであり,井上を指す「4」のサインを出したときにテレビに映され,解説もオーバータイムス?!となっていたのだと思われます。

あの場面で日本のオーバータイムスはありえません。
もし,ほんとうにそれで吹笛していたのであれば国際審判資格剥奪ものでしょう(´・ω・`)
by tolutteli (2010-11-14 07:28) 

ハニマル

ブラジル戦を見ての感想ですが、木村沙織の疲労が3セット目からかなり体に来ているのではと思いました。サーブレシーブをして、さらにスパイクを打って 最後はスパイク決定率がかなり落ちているように見えました。
さらに、ブラジルは木村沙織をかなり研究しているようにも見えますね!
 試合の流れを変えるために、セッターを中道に変えるとか  木村の負担を減らすために江畑から栗原に変えるとかそうした工夫が一切見られないのが残念な試合でした。最後はやられっぱなしのように見えました。
 今大会を見て、不思議なのが、VリーグのJT戦の決勝戦で見せた、
ネットぎりぎりのスパイクが無いと言うことです。真鍋監督のスピードを求めたトスワークでは、打てないのでしょうか?
 
by ハニマル (2010-11-14 08:28) 

★いさおみ

普段はテレビ見ない僕が…ほんの一瞬だけスイッチを入れた瞬間、世界バレーの日本vsブラジル戦は第2セット終盤で30点までモツレていた時でした。流石に『シレーッとしたようにしか見えない』全日本女子チームもコノ接戦状態では『必死に頑張っていた』と思います。しかし30点過ぎまでモツレ込んだ末に第2セットを奪っても、逆に『必要以上にエネルギー(体力・気力)を消耗させてしまった末』はフルセット負けだったと僕は考えます。そこで僕的に疑問を感じたのは眞鍋政義監督が第3セット以降は『スタミナ勝負』になるコトを『考慮していたのか!?』というコトです。終盤第5セットでは結局レフト攻撃の威力や精度が落ちてしまった上に、またも竹下佳江選手が『レフト一辺倒』のトス回し(まあコレは仕方ないコトだとしても)。ライトの山口舞選手も本文でrio様が示した打数もレフトと比べて差が有りすぎ。一体何の為の『交代(バックアップ)要員』かワカラナイ!!という気持ちでイッパイです。果たして中道瞳選手は何の為に呼ばれたのでしょうね(単なる『ミセシメ』でしょうか)!?オマケに迫田さおり選手を出場メンバーから外して石田瑞穂選手をサーブ要員として登録したまでは良いとしても肝心の栗原恵選手も目立っていない(出てたかドウかまでは確認してません・謝)。ドコをドウ考えても第2セットで大接戦を繰り広げて『しまった』のだからドコか1ローテだけでも中道・栗原選手の2枚替え途中出場をしても良かったと思います(今更ガイヤの僕が感情で語っても仕方ないコトですが)。そして将来的に『気になるコト』として昨日のブラジル戦の闘いぶりが眞鍋全日本としての『最大ピーク』になってしまわないかという不安です。2010年単年度だけのピークなら良いけど2009年のタイ女子チームみたいに09アジア選手権で優勝してからの『落ち込みぶり』を間接的に知っているだけにチョットどころか大いに不安です。
by ★いさおみ (2010-11-14 08:29) 

ダゴ

いやー凄かったですね。特に、ブラジル相手に点数を離されずに、そしてリードを保ってゲームが後半まで運ぶ事ができた日本の試合を世界選手権の準決勝で見られるなんて、なんて幸せなことなんだろうと思いながら、夜中朝の4時近く(目覚めまくり)までネットで観戦してました。

最後のエバちゃんの連続被ブロックは見ていてかわいそうだった、というか、今シーズンから国際舞台に登場した彼女がここまで出来ていること自体が凄いことなんだよな、日本チームが世界選手権準決進出していることが凄いことだよな、と思うと、本心は「よくやったー、ここまで」って気持ちのほうが、負けてしまって悔しいという結果より僕の心のなかでは大きいと思います。

このホームとはいえプレッシャーがかかる大舞台で、あれだけの力を出すことができたということが次につながっていくじゃないかと。エバちゃんなんて悔しいでしょうーねー。木村も、スッゴク悔しいと思っているだろうし、この選手の中の悔しさは今季のVプレミアでの成長を期待させてくれます。エバちゃんはあの肩の強さにこの試合しかマトモに見れてませんが、木村のようなちょっと器用なことできるんですね。エバちゃんのこの成長に木村選手がかなり影響しているんじゃないかと思いました。

ま、素人目からみて、日本チームがセット後半での2枚替えしてその後の3ローテーションでプレーができないというのは、やっぱり実力、最近の経験実績で劣る日本としてはあそこでそれができると、いいよなーと思ってしまいます。(ブラジルも同じく1ローテーションしかしなかったですけどね)

ちなみに主審はイタリア人、副審はチェコ人だったと思います。

アメリカのバレーファンも夜中なので実際にネットで観ている人自体は少ないとは思いますが、日本チームを準決前まではかなりナメまくって(ブラジルが簡単に3-0で決勝進出とか)いたのですが、この試合でかなりビビってます!!!ってファンだけどね。選手は知りませんが。EグループとFグループのレ別が違いすぎるとかなんとか言ってましたが、結局世界第1位のブラジルを大会後半の真剣勝負で2-3のチームはこの日本しかいません。アメリカは1-3で負け、1次リーグでチェコが2セットはとってはいますけど。

アメリカはセッターバーグで来るかもしれません。最初はグラスで途中でバーグというパターンかもしれませんが。バーグはちょっとポッチャリで運動神経もいいという選手じゃないので、もし出させることができたら(つまりはセッター交代しざるおえない状況の落とす)、そこを狙ってもいいかもしれませんね。アメリカは今大会MBと上手く合っていないようです。だから、フッカー・フッカーでやってくるかもしれません、が、が、昨日のロシア戦ではラーソンが結構早いトスとか豪快に打ち切っていました。トムはダメダメだったようです。一部のファンの間では右肩あたり怪我しているんじゃないかとか噂もでていますが。

勝手な想像でトムとフッカーは仲直りとかして喋ったりするのかなーって注意してみていたんですけど、しゃべりませんでした。いやーこーいう他人事でのドラマ(ややこしい事件)って面白いですね。
by ダゴ (2010-11-14 08:37) 

to

rioさん、こんばんは。

惜しかったですねぇ~、けれども反省すべきところは反省が必要です。

昨日の試合とWGPで勝利した試合を比較してみると日本のスパイク本数は次の通りです。

 WGP : 江畑51本、木村49本、山口32本
 世界バレー : 江畑71本、木村73本、山口19本

ブラジルがサーブで攻めているということもさることながら、チャンスボールの処理が甘く、山口を絡めた攻撃が少なくなってしまった。特に、佐野はスパイクレシーブでは貢献していたんですが、昨日の試合ではミスとは言えないもののチャンスボールの正確さで問題があったと思います。それについては他の選手もしかりなんですが...。結局、予選ラウンドで懸念していた様に、大会が進むにつれて江畑、木村への依存度が上がってきたこと、これは本来の日本のパターンでは無いはずですよね。

選手交代では、ブラジルはジャケリネを休ませたのに対し、日本は石田のサーブ、井野のレシーブ、荒木のブロックと全てワンポイントのみの交代で、試合の流れを変化させる方策が無かったと思います。中道は2枚替えのために入れたはずなのに、今ではピンチサーバー、栗原はベンチウォーマーです。この試合こそ、全ての持ち駒を使うべきだったのではないかと残念に思います。

それでも、ブラジルの攻撃に対してブロックとレシーブで対応出来る様になったことは進歩ですね。2回連続で出来た訳ですから本物です。rioさんが記事で書かれている様に、新しい構造を担う選手が出て日本の攻撃面が改善されることを期待します。そうなれば来期のブラジルはお得意様です。

さて、メダルの掛かる対戦ですが、米国は中国と同じくアタッカーの横への動きがありかつ速いので日本の苦手とするチーム。ただし、予選でイタリアに抑えられていることもあり、分析の通りにブロックが読んで早めに対応すれば崩すことは出来るはず。今季の最終戦ですから、ベンチも含めて、とにかく来季に繋がる試合をして欲しいですね。

by to (2010-11-14 10:06) 

赤原

良い試合でした!
どのセットも競っていただけに勝たしてやりたかったです…。
ブラジルに対してこんな試合できるようになったのは
以前と比べてかなりの進歩かも^^;;

誤審はありえないですよねー。
ってかワンタッチあるかないかの判定なのに
4本指立ててましたよね。。。
中田さんも呟いていましたが「意味不明」です。

その後のナタリアのアンテナに当てたゆるいボールも
日本選手が抗議して初めて笛吹く遅さ。
後ろで控えてる審判に交代すべき!なんて
思ったんですが、そういうのは無理なのでしょうか。
by 赤原 (2010-11-14 10:31) 

日本の傾向

以前から、日本のバレーは、1人か2人のアタッカーを酷使するバレーであるのは、バレーファンなら皆わかっているものとおもわれます。
今、出場機会がめっきり減った、栗原も、柳本監督のころはエースとして、1大会の数試合の間に、何百というスパイクを打ちこんでいました。まぁ~そのおかげという言い方はおかしいですが、数々の賞を、彼女は頂いていますよね!また、逆にケガとも、戦っていますが。
今は、木村がそうですが、やはり、その時その時の日本人選手の層といいますか、世界のトップレベルと対戦するにあたって、トップレベルのチームに通用する状態の選手が、1人か2人くらいしか、勝つために、可能性として存在しないという現状があるということです。
ブラジルやロシアのように6人はおろか、控え選手もパワフルな状態であれば、このようなことはないのですが、体格上、日本人の場合はそういう訳にはいきません。
また、スポーツ選手ならつきものの、ケガの問題もありますしね!

by 日本の傾向 (2010-11-14 12:57) 

rio

>tolutteliさん、なるほど!そういうことなんですね。それは気づきませんでした。

でも、それにしてもダメじゃないですか???ワンタッチの判定で、誰がワンタッチをしたかを示す場合は、その選手へ手を差し伸べるのが普通ですよね。

指を4本立てるのはオーバータイムスのサインと決まっているわけですから、井上の背番号4を指で示していたとしたら、国際大会の主審をまかせるレベルではないと思います。

しかも、会場にリプレイが映し出されてブーイングが起きたように、ボールは井上のブロックのはるか上を通過していて…やっぱりクビですよ。あいつはクビ!
by rio (2010-11-14 13:36) 

rio

>ハニマルさん、ブラジルとは毎年、何度も対戦しているので、お互いに相手のことはよく研究してますよね。特に木村は徹底的に研究されていると思います。

ブラジル戦は全セットとも最終盤まで競り合った内容で、しかも日本が試合を支配していたので、中道を入れる必要はなかったと思います。

たしかに、竹下が前衛のローテで2枚替えをするという判断はあったと思います。ただ、竹下がこの試合では、ブロック1本、ワンタッチ8本を取るという活躍ぶりだったので、あえて前衛でも残したんだと思っています。

木村がJT戦でレフトからネットぎりぎりのところに打ったスパイクは、そこしか打てなかったからですね。ミスするリスクが高いはずで、あえて狙うコースではないと思います。また、ブラジルのブロックは手を前に目一杯突き出してくるのが特徴なので、超インナーに打つことは至難の業でしょうね。
by rio (2010-11-14 13:45) 

猫田家

A・DグループとB・Cグループの激突。 このような視点で昨夜は見ていた。勝ったのはA・Dではロシア、ポーランド、中国、トルコ、B・Cではブラジルとイタリア。 今大会、日本が入ったA・Dグループのチームのほうが調子が有利と言われているが、そうとは思わない。 オランダはタイ、ポーランドにコロリと負けているし、南米で強いのはブラジルだけで、南米2位のペルーが今ひとつだった。 アフリカは相変わらずダメ。ここは女子バレーが発展しそうにない。 北中米はドミニカ、プエルトリコ、カナダが一次予選敗退で振るわなかった。

これらを考えると、女子の場合、欧州勢とアジア製勢の活躍が目立つ。一方で北中米の低迷が目立つ。米国だけが突出して強いが・・・。 全日本女子は世界ランク5位で過去、五輪で金2、銀2、銅1。世界選手権では金3、銀2。 W杯では金1銀2。  これだけの実績があり、ランクも5位であるのなら、今回の日本チームのA組シードは妥当と言っていい。 この成績なら、これぐらい有利に組み合わせしても、かまわない。 実力もなくランクも低い全日本男子が同じことをやると世界からブーイングが起こる。女子は違う。
by 猫田家 (2010-11-14 13:48) 

rio

>★いさおみさん、第2セットの35-33は余計でしたよねえ。日本が25-23で取れていたはずのセットだけに。。。

迫田と代えて石田をピンチサーバー要員として入れた采配も、成功したとは言いがたいですよね。井上との交代の場面が多かったですが、井上のサーブのほうが効果的だったと思います。

栗原はこの日出場がなく、中道もピンチサーバーとしての出場のみでした。ただ、竹下のブロックが、シャットアウト1本、リバウンド8本と機能していたことと、どのセットも終盤まで競り合っていたことで、流れを壊さないことを優先したんだと思います。

2枚替えをした場合、栗原がサーブレシーブに入るわけですが、ブラジルは当然、そこを狙ってくるはずです。栗原のサーブレシーブは成功率が高いとは言いがたく、乱れる→2段→シャットアウト、となると流れが一気にブラジルに傾く可能性もありました。

この辺の見極めはほんとに難しいと思います。「2セット取ったあとに3セット取られたから、采配は失敗だった」と解釈するのか、「全セットとも終盤まで競り合ったのだから、采配は成功していた」と解釈するのか。私は後者の立場です。

チームとしてのピークがいつか、というのは気になりますよね。柳本時代の全日本女子は、1度目のピークがアテネ出場をかけた世界最終兼アジア選手権、2度目が世界バレー2006でした。

女王・ブラジルもチームのピーキングに苦しんでますよね。たいてい、主要大会の決勝の前にピークを迎えてしまい、主要大会では北京で優勝するまで無冠の女王でした。今回の世界バレーでも、日本戦がピークで、ロシアには一蹴されるんじゃないかという気がします。

中国女子は、北京五輪での優勝を目指してチームを強化したら、早く完成しすぎてアテネで優勝してしまいました(笑)。その後、選手たちの故障や、いきなりのルール改定でW杯に出られなかったことが響いて、北京では3位に終わっています。

ということで、眞鍋監督の真価が問われるのはここからでしょうね。
by rio (2010-11-14 14:07) 

rio

>ダゴさん、決勝進出をかけたフルセットの攻防で、あれだけ江畑にトスが上がるということが、いろいろな意味ですごいことですよね。

でも、ここで「よくやった」とは言いたくないんですよ(笑)。

決勝に進出できるチャンスを8割がた手にしながら、第3セットの終盤で勝ちきれず、そこからひっくり返された不甲斐なさ。これを「悔しい!」と思って、課題の克服に必死になってこそ、本当に強いチームになっていくんだと思います。

世界バレーは1次・2次の予選の合算方式ですから、日本が非常に有利な位置にいたことは事実ですよね。

なので、日本の準決勝進出を客観的に評価するならば、「格下~同等の相手との試合を取りこぼさなかった」ということになります。ただ、中国・ロシア・ブラジルからそれぞれセットを奪ってますから、以前の「格上にはまったく歯が立たない」という状況からは抜け出した、というところでしょうか。

アメリカ戦は、グラスが出てこられるほうが嫌ですね。アキンラデオやフッカーは速さはありませんが、グラスの高さでボールをさばかれて長いコースに打たれては、日本としてはつらいものがあります。

今季の日本は、データよりも個人技や身体能力を前面に出してくるチームに弱く、データ重視のチームに強い傾向がありますよね。アメリカはそのどちらも兼ね備えているチームなのでやっかいですが、まだまだ未完成。ここで叩いておきたいところです。

日本がどれだけトスを分散させて、先手先手で相手のブロックを分断していくことができるか。そこにかかってると思います。
by rio (2010-11-14 14:23) 

rio

>toさん、ブラジルは日本のWクイックに対応できてなかったですよね。

バリエーションの豊富なWクイックをあれだけ多用するチームは、いまのところ日本だけです。

なので、各チームとも、日本のWクイックに対応するためだけの守備隊形を構築するのか、それとも今までの守備隊形で対応するのかの二者択一を迫られますよね。これは、監督・選手ともに相当なストレスだと思います。

ブラジルはWGPであれだけやられたにもかかわらず、従来の守備隊形で対応する方向を選んだようですが、やっぱり対応できていませんでした。

なのに、第3セット以降はサイド一辺倒になってしまったというところに、日本の試合運びの弱さ・甘さ・まずさがあったと思います。

2枚替えをすべきだったかどうかは結果論になってしまうので、難しいところだなあと思います。これまでの試合で、2枚替えをして試合が壊れてしまったケースはないので、挑戦してみてもよかったのかもしれません。

ただ、流れが日本側にきたまま試合がつながっていて、最後の詰めの部分でするするっといかれてしまった展開だっただけに、2枚替えでどうにかなる状況でもなかったような気がします。

この辺りはほんと難しいですよね。月刊バレーボールあたりが、大会後にこの辺のことをインタビューしてくれるのではないかと思っています。

今季の日本は、ブラジル、イタリア、ポーランドなどデータバレーを駆使するチームには強いですよね。手負いの中国には歯が立たないのに(笑)。アメリカもデータバレー重視なので、ベンチワーク次第では面白いことになると期待しています。
by rio (2010-11-14 14:34) 

受験生


rioさん、こんにちは! いつもいつも僕の勘違い率80%のコメントに返信、本当にありがとうございます。 試合見る→ブログに所感書く→皆さんのブログの記事と比較する→コメントする→返信をいただく
という一連の流れが世界バレーを3倍楽しませてくれました。 それももう今日で終わってしまうんですねー。 寂しい限りです(泣)
さてさてブラジル戦! まさか、こんな胸ぐら掴んで殴り合うような試合になろうとは想像もしていませんでした。 1、2セット目の内容はほぼパーフェクトと言っても良かったのではないでしょうか。 それだけに3セット目の落とし方が痛かったように思います。 20点以降、竹下がサーブミスをして、トスを散らそうとセンターを使いましたが決まらず、逆にファビアナに3本連続で決められてしまいました。 rioさんの言うとおり、ここが勝負の分かれ目だったように思います。
結果的には負けはしましたが、「モヤモヤ」ではなく純粋に「悔しさ」が残る試合でした。 あー、勝ってほしかった、特に木村江畑の両翼には花丸を100個あげたいです!(笑)
次に、決勝のブラジルーロシアですが、やはり僕もロシア優勢かと。 今大会のロシア、全く穴がないような気がします。 ただブラジルの執念も半端ではないと思いますし、結局フルセットまでもつれるのかなぁ、とか妄想してます。
最後にアメリカ戦ですが…。 あれだけの試合をした後で、精神的にも肉体的にも厳しいのではないかぁー、とも思いますが、案外アメリカもゴタゴタなんですね。 rioさんの記事を見る限りトムが問題児のようで。 シコラあたりがおさえるのは無理なんですかね? 何はともあれ、最終日、楽しく終わりたいですね。 是非ともMVPはシャチコワに!

by 受験生 (2010-11-14 14:41) 

rio

>赤原さん、井上の背番号4番の意味…だとしても、ありえないですよね。会場がもっとブーイングしてもよかったんじゃないかと思います。

主審が体調不良を申告して交代した試合は過去にもあったようですが、誤審で降ろされるケースは聞いたことがないので、無理なんでしょうね。あとで審判名を確認して、きっちり呪っておきたいと思います。

ブラジルは表情が明らかにどよどよ~としてましたよね。タイーザなんかもろにびびってるし、ジャケリネはしれ~っとミスを連発しながらチームメイトを無視。シェイラは「わたしゃ上がったボール以外のことは知りまへん」ってな他人事の表情で。

ファビオラ、ファビアナ、ファビのトリプルファビが必死に試合を作っていましたが、ファビは相変わらず血管きれそうになっているという。

日本に対しての苦手意識がかなり芽生えてきているのではないでしょうか。
by rio (2010-11-14 14:43) 

rio

>日本の傾向さん、コメントありがとうございます。

率直な感想としては、おっしゃっていることはわかるのですが、ん?だから?と思ってしまいました。

ファンの間のやりとりは何年も前から、「バレーファンなら皆わかっている」ことを出発点として、だったらどうすればいいんだ?というところに移っています。だから、ブログやツイッターであーだこーだと議論白熱なわけですよ。

逆にいえば、議論白熱のみなさんが、数年前からネットを通じて日本の課題を指摘し続けてきたことで、課題が「バレーファンなら皆わかっている」状態になったわけです。

ということで、今後はぜひ、課題の指摘の先に進んだお話をしていただければと。

なお、「体格上、日本人の場合はそういう訳にはいきませ」という点についても数年前から議論が交わされ、「それは思い込みに過ぎない」という共通認識がうまれていると思います。

全日本選手のパワーが弱いのは筋トレをしていないから。大型選手に故障が多いのは、大型選手の育成のノウハウを確立していないから。体格面に問題があるのではなく、指導法に問題があるわけです。

部活レベルの有力チームには、筋トレをあえてさせないところもあるぐらいです。そんなことをしているから、パワフルな選手が育たず、故障も絶えないんだと思っています。
by rio (2010-11-14 14:58) 

rio

>猫田家さん、今大会はアジア勢の活躍が目立ちますね。中国が唯一、低迷してしまっていますが、それでもキューバに勝って踏ん張ったのはさすがです。

バレーは歴史的に、ロシア・日本・アメリカを核として普及・発展してきたので、欧州勢・アジア勢とアメリカが目立つ、という傾向が半世紀続いています。大型化の波にもまれてアジア勢は一時期低迷しましたが、ここ数年で対応がしっかりできてきたために、再び、固い守備を中心とするアジアバレーが興隆しそうな気配です。

一方、大会の組み合わせは、そうした事情とはちょっと違うところの話かなと思います。

日本の世界ランキングには、日本開催の結果、自動的に加算されるポイントが多く含まれています。また、財政難といわれながらも、日本は他国と比べて強化資金が潤沢にあるために、5月のモントルーから始まって国際大会はほぼ皆勤賞。そのため、ポイントもどんどんたまります。

↑このシステムが、女子バレーのランキングを狂わせているのは明らかです。

また、実績といってもすべて80年代以前のもので、それと今の時代のシード権を結びつけるのはちょっとナンセンスではないかと思います。

世界バレー女子は、98年、06年、10年と日本開催で、日本は予選を免除されています。W杯とグラチャンは毎回、日本開催で固定されています。WGPも、アジアの出場国には開催地を引き受ける義務があるために、08年、09年と連続で日本開催で、予選を免除されました。五輪の世界最終予選も、アジア選手権と組み合わせて、日本開催で固定です。

これは「有利」という範囲を超えていると思っています。こうした過保護な体制に甘え、あるいはプレッシャーにつぶされてきたのがこれまでの全日本女子ですが、今季は実力で結果を出しているので、そこを評価したいと思います。
by rio (2010-11-14 15:23) 

rio

>受験生さん、MVP問題(笑)。2006年の世界バレーでは、記者投票ではシャチコワが1位だったそうですが、FIVBのアコスタ前会長の一声で竹下に決まったのだとか。ウソかまことか、そのようなウワサがありました。記者会見では非難ごうごうだったそうです。

ブラジルは、センター線を封じられたときのオプションがまだできてないですよね。なんで各国がそこを突いていかないのか、あるいは、突いているのに崩せないのか、疑問です。

ブラジル=シェイラ、みたいになってますが、センター線を封じれば、もれなくシェイラも封じることができるわけで、第1~第2セットはそういう意味で日本の作戦があたりましたよね。

アメリカ情報は、ダゴさんがコメント欄に書き込んでくださったものです。ロシア戦など探してみてください。トムが問題児でチームを乱したら…考えるだけでわくわくしますね。背徳の悦び(違)。
by rio (2010-11-14 15:31) 

みゆ

「夢を見させてくれて有難う!」と、「夢を見させやがって~[むかっ(怒り)]」とで揺れ動いているワタクシです(笑)。あぁ、でも勝ってほしかった~~…。残念!

木村・江畑には打数で遠く及びませんが、今回も山口の成長が見られて嬉しかったです。サーブレシーブや繋ぎのパスなど、かなりの確率できっちり竹下に返せていたように思います。

石田の起用法についてはちょっと疑問が残りました。対ブラジルのサーブが良いというデータが根拠になっているのはよいとしても、この大会で一度もベンチ入りさせていない選手を、各セットの、しかも勝負どころで起用するのはある意味賭けかと。
1セット目ではきっちり役目を果たせたと思いましたが、2セット目ではお見合い、3セット目ではピンチサーバーでありながらサーブミスをしてしまいました(この二つのミスは結構ダメージが大きかった)。でも決して石田を責められないし、むしろ気の毒だなあと感じました。同時に、江畑が終盤バテてしまったときに迫田がいたら…とも思いました。まぁ、たらればになってしまいますけど。

とにもかくにも選手たちは死力を尽くしましたよね。最終戦はどんな形でもよいのでメダルをもぎ取ってほしいです!頑張れ、ニッポン!
by みゆ (2010-11-14 18:50) 

カリメロ&パタリロ

 いやーいい試合でほしい試合でした、昨日は眠れませんでしたが3セット目の3点を詰められないのが日本の実力なのかな、と思いましたがそれ以上に逆転したブラジルはスゴイ。
 明日の最終戦も楽しみですが、所でいきなり関係ないですが、井上と山口の髪型が一緒なので二人の見分けがつかない…あとみんなまつ毛が直角に上がってるのは何故。
by カリメロ&パタリロ (2010-11-14 20:11) 

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