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Vリーグ男子:ファイナル3決定!明暗をわけたのは……? [バレーボール]

Vリーグ男子、ついにファイナル6の順位が確定し、ファイナル3の最後の1枠にパナソニックが滑り込みました。

順位確定が最終日までもつれた大混戦のなか、開き直ったパナソニックが打数92本のうち67本を清水とダンチに打たせるというジブンタチノバレーに逆戻りし、切符をもぎとりました。実に2人で7割以上打ってます。これが南部‐パナソニック‐Japanの下地になる可能性があるかと思うとげんなりですが、前シーズン全敗だったパナとしてはなりふり構っていられなかったのでしょう。もはや川村監督の出る幕はなく、リベイロ・コーチが監督然としてチームを仕切っていたのが印象的でした。

それはさておき。大混戦のレギュラーラウンドを経て、ファイナル6では豊田合成東レがするするっと抜け出しました。直接対決(27日)では東レがフルセットで辛勝。ただ、フルセットまで粘った合成がポイント差で1位という今季の混戦を象徴するような試合でした。

この2チームにはいくつかの共通点があります。1つ目は、意外と言うか当然と言うか(どっちやねんって感じですが)、故障による長期欠場・離脱の選手を出していないことですね。東レは富松がリーグ前半で故障欠場がありましたが大事には至りませんでした。無事これ名馬。

続いて、ラリーになったときに決定力の高い選手(主にオポジット)までもっていくシステムの精度の高さ。この〝システム”にはブロックフォロー、2段トス、リバウンドの処理、おとりの助走などが一連の動作として組み込まれています。それぞれの役割に基づいて無駄な動きをせず進めていけるだけの訓練を重ねていて、スタンドプレーもさぼりもない。ここまで練り上げ、見にしみこませるには相当な練習を重ねたんだろうと想像します。やはり、練習は裏切らないのですね。

しかも、合成は味方のミスを周りがカバーしてダメージを薄めることができる〝大人”のチーム。クリスティアンソン監督(って書くと慣れないですが、アンディですね)は戦術面は古賀に伝え、個々の技術面は直接ガミガミ言う。古賀は常に各選手とのコミュニケーションを欠かさず、指示を出し続ける。役割が明確で指揮系統がはっきりしていること、反発したりすねたりする未熟な選手がいないこと、これは団体戦で勝つためには必須(=必要最低限の)の要素ですね。

一方、東レはリーグ前半、味方の守備の乱れに対してニコがキレてしまい、そこからムードが悪くなる試合がありました。それもリーグ後半になると解消されていて、なにか思うところがあって彼なりに学び、成長したんだろうなと。その分?得点時のハグが熱く強力になって痛そうですが(笑)。得点時に富松がコートをうろうろ1周するのはニコから逃げてるんじゃないかという説も(謎)

そしてもう1つの共通点。この2チームはセンター線の使い方が上手で、ラリー中でも果敢に使っていましたね。合成は年明け、それをサーブで封じられ、特に近が苦戦して失速しました。けれど、ファイナル6ではチーム全体で守備位置や助走の入り方を調整して対応。修正力の高さを見せてくれました。

東レはリーグ前半、伏見をスタメンさせましたが不発。東レが求める細かくて速いバレーにあってなかったんですね(伏見がそういうタイプでないことはわかっていたはずなのに、ホームの地元出身ということで獲得したからには、なんとか上手に花を咲かせてあげてほしいです)。ということで伏見に代えて李をスタメンにしたところ、これが大当たり。レギュラーラウンドではアタック決定率1位(しかも10位以内にセンターは彼だけ)という大活躍で、くすぶっていたチームの突破口を開きました。これもまた、修正力の高さと言えると思います。

故障しない身体作り、チーププレーの徹底、鍵となる攻撃(センター線)の活用、そして修正力。こうやって並べてみると、どんなスポーツにも共通する当たり前のこと、基本中の基本ができているチームがリーグ戦の長丁場では勝ち残るわけですね。

そんなのみんなわかっていて、例えばVリーガーが子どもたち相手のバレー教室なんかをやるときには、「基本が大切だよ」って言ってるはず。なのに、自分たちがプレーするときには、そこがすっとんでしまうことが多々あるのかなと。それを「レベルが違うから」とか「日本と欧米は違うから」とかと言い訳することほどみっともないことはないわけで。このブログでは過去にこんな記事を掲載していました。

最後の1枠に滑り込んだパナソニックは、これまで書いてきた通り、清水・ダンチで7割打つバレーが行き詰って失速。センター線の活用で連敗を脱したのに、のどもと過ぎればまた清水・ダンチ頼み=ジブンタチノバレー、というわけですね。川村監督、自分よりも7つも年上のリベイロ・コーチに遠慮しているフシが感じられ、キャプテン白澤が仕事をしないことはザラで、このチームの指揮系統は大丈夫なのかなと心配です。勝負は時の運、ということでファイナルで勝ち進んだとしても、日本バレー界への貢献という点では得られるものは少なく、学生たちにはまねしてほしくないなと思ってしまいました。

4位のジェイテクトについても、私はちょっと辛口です。このチームにはシステムや戦術がないと思うのですね。ベテランセッター・高橋とセッター経験もあるカジースキの経験則をベースとして試合を進めているという。なので、サーブの狙いがばらばらだったり、ブロックが的を絞れなかったり、無駄に大変な試合を続けてきていた印象です。その象徴が浅野スタメンなのかなと。今季は大混戦の星のつぶし合いのなかで周りが勝手に自滅してくれた、という側面もあったかと。ただ、Vプレミア3シーズン目で、8位→5位→僅差の4位とのぼってきていることも事実。高橋・カジースキ体制からどう移行していくのか注目してます。

5位のJTは正直、チームとしては、何がしたかったのかよくわかりませんでした。越川の離脱が2回ほどあって、それで構想がうまくいかなかったのかもしれませんね。ただ、ビソットに守備の意識が見られなかったり、町野や筧本がピンチサーバーで出てきたり、ひたすらサイドの打ち合いになってたりと、ブコビッチ采配には???な感じ。八子がどんなに不調でもスタメンで、好調な安井が越川復帰でサブに戻る、というのも不可解でした。

5位‐6位決定戦となった2月28日の試合では、堺の裏をかいてセンター線(特に安永!)を多用。そういうバレーができるところも見せてくれましたが、なんでいまさら?という気持ちは 正直、ぬぐえません。そんななかでの収穫は中島でしょう。今季、最も成長した若手の1人だと思います。攻守のバランスがよく、体幹が強いセンター。Vリーグでは貴重です。公称195センチですが、猫背を直せば2~3センチは伸びるのでは。ぜひ代表を目指して頑張ってほしいですね。

6位、われらが堺ブレイザースはファイナル全敗(悲)。石島腰痛、千々木アキレス腱痛、伊藤は膝の故障(と肥満)、出来田謎のせき込み、松本謎の欠場(体調不良?)、横田謎の欠場(故障?)、坂梨手の大けが、そして佐川が試合中に負傷と、少数精鋭に襲いかかる故障と負傷。少数だから各人の負担が大きいということなのか、普段の生活や体調管理に問題があるのか。ただ、他チームでも人数がそんなに多くないところもあるわけで、試合中のけがは仕方ないにしても、選手1人1人が体調管理にもっと自覚を持つべきでしょうね。

前季・今季と堺が持ち込んだバレー=戦略的に数的優位をつくりだし、戦術を駆使ししてその弱点を攻め続けるバレーは、各チームに刺激を与えたと思います。少なくとも堺との試合ではジブンタチノバレーでは勝てない。堺の裏をかき、堺の弱点を突く作戦を考えなければならない。少なくとも合成や東レはそうやって対応してきていましたし、最終戦のJTも土壇場で変化しました。残念ながら、今季の堺は弱点を突かれて受けにまわったときがもろく、ファイナルでは2~3点さを埋められずに落とす試合の連続。最高レベルの戦術と1人で何役もこなせる能力の高い選手を複数抱えながら、〝トリックスター”の役回りで終了してしまいました。

ただ、そんな中でも高野のように若くて安定した力が出てきたことには期待が持てます。来季に向けてどう世代交代をするか、そこがカギになりそうですね。日本バレー界の底上げという観点からも、堺がuniqueな存在であり続けることが必要でしょう。期待しています。

7位のサントリーも、世代交代を大きな課題として抱えているチーム。出場が10シーズン以上かつ230試合以上、という〝Vリーグ栄誉賞”の選手が、山村(出場数歴代4位、現役最多)、阿部、酒井、鈴木、金子(今季達成)と、なんですかこの重量感。しかも開幕当初、全員がスタメンじゃないですか。※ちなみに、堺は松本と石島(今季達成)が栄誉賞組です。

今季、世代交代の道筋を見出したときにはすでに崖っぷち、というところが残念でした。ただ、迷走したまま終わらなかったことは不幸中の幸いですね。入れ替え戦をしのぎ、来季、山本、柳田、星谷、鶴田というあたりが主力になって戻ってくれば再浮上は難しくないでしょう。一部のファンの間では、通訳がジルソン監督の言葉を伝えきれていないのでは?という疑惑もささやかれていますが、そのあたりはどうなんでしょうね。。。

8位のFC東京、入れ替え戦をめぐって争ったサントリー戦がNHK-BSで全国放送、しかもその解説席に座った佐々木太一(元サントリー)に「FCは入れ替え戦に慣れている」と何度も何度もしつこく言われる屈辱。このまま終わって言い訳ありませんよね。手塚の故障欠場が直接的なマイナスでしたが、チームの構造上はやはり、正セッターが定まらないことに尽きると思います。

移動攻撃を武器にする奥村、オールラウンダーのセルジオ、運動能力が高い山本(将)など、面白い選手を抱えながらすべてが単発。サーブもブロックも選手まかせで統一性・一貫性がないところも弱点ですね。ジェイテクトから高橋とカジースキを引いたらFCになる、みたいな感じ。The ブラジル人なセルジオに「カジースキみたいになって」と言っても仕方ない気がするので、まずはチームをしっかりコントロールできるセッターを育てたいところです。

さて、来週はファイナル3の準決勝、再来週が決勝、そして全日本代表の発表でしょうか。南部監督はへたすると、リオ五輪の出場権よりもパナJapanの結成優先、興行面で数字をもっている選手の多用、ということに走りそうで心配ですが、ジカ熱が大流行しているブラジルにわざわざいかなくても……という気がしないでもありません(違)

南部監督(というより、口出しをしているJVA)がどのような代表選考をするのか、それによって、彼らがどれだけ真面目にVリーグを見ていたかがわかりそうですね。楽しみです。


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コースケ

コメント1番乗り恐れいりマス・・・・・。
大阪中央体育館で我らが堺ブレイザーズを応援してきました!!
今も仕事に力が入りません・・・・。サボってこちらのブログを読んでいました。大阪近郊の試合はほとんど応援に行ってます。リーグの結果を見てこちらのブログを始めて読む人に誤解されそうだから擁護させてください。自他共に堺ファンの僕が知っている事として、伊藤選手の肥満は今に始まったことじゃないですよ。前監督時代にもっと太くてリーグ中にケガ。去年は伊藤選手を使えない状態で引き継いでいます。今年はあれでもほっそりしたんですよ。千々木選手も同じシーズンの開幕前にケガでアウトで伊藤選手スタメン。横田選手もそのシーズンは1レグあたりでケガでアウト。リベロ坂梨選手はアキレス腱断裂だかなんだかでリハビリ?確かペパ選手もその年のセミファイナルケガで欠場して我らが松岡選手が出ていたのであります。有望な新人も少ない、中堅が不甲斐ないのに、ベテラン松本、石島選手は去年から若返ったようなプレーですよ。こんな谷底から引き継いで、rio氏言わく「戦略的に数的優位をつくりだし、戦術を駆使ししてその弱点を攻め続けるバレーで日本バレー界の底上げ」ですよ!
こちらのブログのおかげてVリーグの監督コメントがあるのを知ったので毎試合読んでます。印東監督は毎度我々ファンへの感謝を書いておられるんです!あと「ジブンタチノバレー」は絶対言わないですね。言い訳も全然ない。ふがいない選手を攻める言葉もない。こういう場合は周りが悪いと思わずに自分が悪いと思ってそうなのが心配。ファンはわかっているんです!そもそも外人が決めてくれれば強いはずですよ。昨日だっていいところでミス。いいところで決められないならお役御免でいいです。中堅が不甲斐ないなら石島ごっつ選手が外人並みにやればいいけどいつも中堅に不満な顔をしてチームワークを乱しているように見えるんですよ。心配しているのは監督がたった2年でやめられてしまったらまたペピチ・ブレイザーズに戻りますよ。引き継いでから変えるのなんて大変ですって。僕の職場も古株たちが新株に昔のやり方をさせようとして仕事止まってますから・・・・。平の僕はそれを見ながらさぼっている(笑)

by コースケ (2016-02-29 15:46) 

ぼーの

投稿お疲れ様です。

突然ですが、Rioさんは、パナ以外ではどの選手が良いと考えてらっしゃいますか?
具体的には、恐らくWS石川・OP清水・S深津は確定だと思うんですが、WSの残り3人(4人?)、Sの控え、L、MB3人は誰が適任だと思われますか?

国内(Vリーグなど)の結果だけではなく、世界に通用するかどうかを考慮したうえでお答えいただけると幸いです。
by ぼーの (2016-02-29 20:55) 

ぼーの

連投失礼しますm(__)m

もう一つお聞きしたいことがあるのをすっかり忘れていました(笑)
ファイナル3進出が決まったパナソニックは今週、あの東レと戦いますよね。

実は私、26日に試合を観戦しに大阪に行ってきたんですが、パナvsJTの試合と合成vs東レの試合のレベルが違いすぎて、高校生同士の試合と大人同士の試合のように思えてしまいました^^;

そんなパナソニックがあんな東レから何とか勝利をもぎ取るためには、センターを使うのはもちろんとして、他にどのような作戦を立てればいいのでしょうか?

バレー初心者の私に教えていただけると嬉しいです。
by ぼーの (2016-02-29 21:33) 

rio

>コースケさん、仕事をさぼってこのブログをながめる……なんと正しい活用法でしょう(^^ このブログはそういう方のためにあります!

伊藤は今季のはじめと比べても若干、やせたような気がしますね。厳しいことを言えば、肥満で膝壊して試合にフルで出られないのになんでいつまでもチームに残れるんだ?という話なのですが。

そんなこんなももろもろ考えあわせると、他チームがこけたおかげでうっかり優勝してしまったあのときすでに、空洞化・凋落が始まってたんですよね。禍福はあざなえる縄、とはよく言ったものです。

印東監督はリーグ前半の福井会場だったかな、試合後のコメントでニコニコ動画の視聴者にも御礼を言ってくださって、なんとファンを大切にされる方だろうと感動しました。

そうなんです。前監督時代に野放しで甘やかされ、ペピチ・ブレイザーズでノリでプレーして、気が向かなかったらキレたりスネたりして、気づいたらけがだらけ、というチーム事情が、〝優勝”の余韻ですべて覆い隠されてたんですよね。

で、契約満了なのかケツまくったのかわかりませんがごまかしがきかなくなってきて前任者が退き、印東監督が1年目に基礎体力の向上、2年目に戦術意識の向上をやってきたのでした。

そして3年目からようやく軌道に乗り始める、となるところですが、ここで世代交代の波がきているところが難しいですね。松本、石島、井上、ペピチの4人が来季もスタメンフル出場でまわるとは思えず、高野と今富を半年で仕上げなければなりません。そのうえで、センターをどうするんだ、と。

ファンの無責任な発想で、ゴッツをセンターに再転向させればセンター陣に激震がはしってみんな必死になるんじゃないの?という気もします。ゴッツだって腰が痛いんだったらサーブレシーブ免除で3ローテのセンターのほうがいいでしょう。

ペピチはね……やっぱり負けてるときにサーブが入らない、アタックを強打できない、もしくはアウトにしてしまう。これだと上背とパワーがある外国人を雇ってる意味がないですね。

ペピチ・ブレイザーズにはもう絶対に戻らないんだから、彼がもしまだその夢を見ているとしたら、それは不毛な時間でしょう。会社が優勝の功労者に切り出しにくい事情もわからなくはないですが、そのために〝部長”というポジションがあるわけで。よく話し合ってほしいですね。


by rio (2016-02-29 22:18) 

rio

>ぼーのさん、難しい質問ですね(^^;

確定という点では、実は清水、石川、出来田なんじゃないかと思います。清水は全盛期の勢いこそないものの、左利きで、五輪経験者で、ベテラン枠で、ということで。出来田は即戦力の200センチ級が彼しかいないので。石川は言わずもがなですね。

セッターは、深津も含めて世界に通用する選手はいない思います。なので、ここが一番の難題ですね。その中で深津が少し出てるのは、南部監督とつながりがある(=監督が指示しやすい)こと、阿部のけがでスタメンとなったW杯で結果をだしたこと、の2点ですよね。

そのうち前者は深津の実力ではありません。となると後者をどこまで高く評価するか、ということですが、W杯が日本に非常に有利に運営されていることを考えると、これをもって深津を世界レベルと判定することはできないでしょう。

そう考えると、ほんと頭の痛い問題です。例えば、世界のセッターは、佐川/出来田ラインのような高くて速いクイックを当たり前に使っています。また、深津よりも高い位置で両サイドのアンテナまで伸ばす高速トスも普通にやってます。さらに、ブロックをふるためのさまざまなフェイクを駆使しています。そういうことができるセッター、いないですよね。

世界レベルに近いという点では、阿部が一番近かったと思います。しかし、たび重なるけがで世界最終に間に合うかどうか。左利きのサントリー・橋本は引退でしょう。となると、残るはもう……カジースキしかいないですね。もともとブルガリア代表にセッターで呼ばれた彼ならきっとやってくれることでしょう(違)

主力アタッカーのチームのセッターをあてる方法もありますが、主力が清水と石川ですから解決にならないですね。。。

合成の内山とか東レの藤井はどうなんだと言われそうですが、私のなかでは内山はないです。Vリーグで世界とかけ離れたバレーをしている彼が世界最終のような重圧のかかる試合を背負えるとは思えません。藤井もないです。あの無茶ぶりトスを世界最終でやったらチームワークが崩壊することは目に見えています。

堺ファンとしては佐川を推したい気持ちはもちろんあるのですが、佐川の両サイドへのトスにちょっと不満があって、佐川でしょ!とは言いにくいという(^^;

結論が出ないので簡単なほうから。リベロは古賀と永野、ランキングの1位と2位でいいのでは。いやいや、東京五輪をにらんで若手を入れねばと言うことなら、古賀と鶴田がよいのではないかと。

ミドルは、出来田を軸に、李、傳田あたりの若手でいったほうがよさそうです。ちょっと上背がたりませんが。。。富松のブロック1位はさすがですが、彼は国際試合で通用しなかったことが証明済みで、Vリーグ向きの選手という印象です。試合に出ていない山内、伏見、星谷あたりはさすがに選びにくいでしょうね。

オポジットの控えは、左利きという点では堺の松岡でしょう。もしくは、清水が故障したときか2枚替えのときぐらいしか出場機会がないと考えると、有望な大学生を入れればよいのではないかと。

困るのはサイドです。世界レベルの高さ、速さ、守備力、攻撃力を兼ね備えた選手がいま……すが、いるんですが、越川と石島でしょ。絶対にチームが壊れます。北京の時のように。

なので、その2人を除いて考えたとき、候補に挙がるはずのパナ・渡辺、堺・千々木、JT・八子がぱっとしない。守備固めで白岩はいけると思います。前衛では機能しませんが。また、柳田と福澤のキャラがかぶっていて、それをどうするかという点もありますね。となると、石川、白岩、柳田、福澤、渡辺、千々木あたりから最大5人ですか。

ただ、そもそも南部監督が世界に通用するのかという根本的なところがあり、選手選考もあのイラン人のコーチに丸投げしてるんじゃないかと(むしろそのほうがいいんじゃないかと)思ってしまいます。。。
by rio (2016-02-29 23:27) 

rio

>ぼーのさん、ファイナル3は一発勝負ですので、パナが清水・ダンチゴリ押しでも2人が絶好調だったら勝てると思います。

パナが勝つ絶対条件は、第1にダンチのやる気を出させることですね。ダンチはJT戦で、とても上手にさぼってましたよね。ベテランだから露骨なサボり方はしないけれど、その分、文句を言われないサボり方を知っている。

それが、3位がかかったジェイテクト戦では目の色変えてがんばってました。ボーナスでもぶらさげられたか?と思うぐらい。サボる選手がいるチームが勝てないのはわかりきったことなので、まずはダンチに全力でプレーさせることでしょう。

その上で、パナソニックは清水を温存して点数をどこまで伸ばせるかだと思います。清水を抑えれば勝てることはどのチームも知っているので、それを意識したサーブを打ち、ブロック体制を敷いてきますよね。なので、パナがセンター線を使うと8割~9割決まるんですね。特に、ラリー中のクイックはほぼ決まってるんじゃないでしょうか。

パナは強力なジャンプサーブがありますし、深津もサーブが上手なので、東レの星野を崩せると思います。彼がチームの要なので、彼を崩せば東レ流の速い展開が止まります。あとはニコのクロスを止めるか拾うかすれば、無茶ぶりトスからのクイックが増え、それが決まらずに……というパターンに持ち込めるのではないかと。
by rio (2016-02-29 23:39) 

しょう

東レ対合成の最終セットは、合成の無気力試合だったのですか。
サントリー戦の時のようなお試しメンバーだったんですかねー。
私、最終セットは観れてないものですから。でも皆がブーブー言ってて。

東レだって、第4セットが終了した時点で1位通過がなくなったのだから、いくらでも手を抜こうと思えば抜くことができたはずなのに、全力でやって勝利したんですよね。
確か東レは、ちょっと前の消化試合っぽい時にも、全力でやってた。

外国人監督と日本人監督の違いなんですかねー。
外国人監督は合理的で、日本人監督は「最後まで正々堂々と戦う」という武士道精神(?)で。
やはりそういうの見せられると、俄然、東レを応援したくなります。

全日本のWS選びは難しいですね。
候補者は多いものの、石川以外は全員、ちょっとずつ何かに欠けてるというか。

そうそう、越川が意味深ツイートしてるじゃないですか。
彼と深津(兄)と八子は、チームメンバーとは別行動してるらしく。
全日本入りを示唆してるようでもありますが、はたして・・・。

まぁ、全日本の登録自体は、結構な人数できますからね、前回「ベテランは充電期間」と言った手前、南部監督は今回、越川と福澤は選ばざるを得ないのかもしれません。
ただ、OQTで使うかどうかはわからないですねー。

ゴッツと越川のせいで、北京の時のチームが崩壊したんですか。
その「崩壊」って、負けまくったという意味なのか、選手同士の関係が破たんしたという意味なのか、どちらなのでしょう。

ゴッツはもう見るからに気性が荒らそうで、インタビューなんかでも気難しさがバンバン出てるんですが、越川は知的だし、チームメンバーに悪影響を及ぼす要素があまり見当たらなくて・・・そのあたり、詳しく教えてもらえませんか?(笑)
by しょう (2016-03-01 00:54) 

通りすがりのド素人

こんばんは、前回も返信ありがとうございました。
前回同様こちらからの返信はやはり気後れしてしまい。
こういう所我ながら情けないんですがチキンなんです。

本題ですが、素人のいう事なんで適当な奴の言葉程度で読んでもらっていいのですがファイナル6、正直どのチームもレギュラーラウンドの方がいい試合多くなかったか?という印象で終わりました。
27日の試合でのイゴールの打数77本にはページを一度再読み込みさせるくらいには驚きましたが。

もうそろそろ招集みたいですが
正直に思うのですが、キツイ言い方になってしまうのですが、
あちこちである選手達の名前を見かける度にどうしてやっと勝てるようになってきたのに中々勝てていなかった頃の選手をまた出せと思うんだろうなと。
それから〇川がTwitterでチームのスケジュールは早めに出るけど個人のスケジュールがまだ連絡ない、深津八子と一緒にチームとは別行動すると相変わらずアンタお喋りだなな事を呟いてました。
ま、候補には一応入っているのかとは思うのですが公式記録見てたのですが彼、原因不明の離脱以降正直調子良くないですよね?何故か28日VOM選ばれてましたけど。(27日の浅野も?でしたが)
サーブ武器じゃなかったですっけ彼。

と、ド素人の意見でした。
by 通りすがりのド素人 (2016-03-01 01:21) 

rio

>しょうさん、私は東レvs合成の第5セットを無気力とは思いませんでしたが、まあ、緊張がほどけて力が抜けても仕方ないかなと。

私としては、順位が確定し、記録がかかっているわけでもない試合を戦う場合、目先の勝ち負けよりも、次を視野に入れてけがをしないことを優先するほうがいいと考えるのですね。相手に対して失礼な試合をしてはだめですが、無理をしないプレーをして負けてしまっても、それは仕方ないのかなと。

それにしても越川、代表に選ばれる気満々、なんならキャプテンでも、って感じなんでしょうか。この不倫大流行のタイミングでなかなかの勇気ですね。いまだにニコニコで「新幹線サーブ」とか言われてますが。

北京は、石島と越川がもめたということではなく、宇佐美がセッターで石島と越川で対角、オポが山本、なんてことがはなっから無理だったんでしょうね。性格的に。

なので、植田さんも荻野・津曲と万全な抑えを用意したはずがそれでも足りず、阿部をはずして朝長にする苦肉の策。にもかかわらず、世界最終で切符をとって、北京に行くまでの数か月の間でチームがぶっ壊れてたみたいですから、なにがあったんでしょうね。

ゴッツは気性が荒いわけではなく、小心者なんだと思います。怖いから強がるタイプ。プレーにもそれがよく出てますね。越川が知的に見せているのは、知的じゃないことにコンプレックスがあるからなのかなと感じています。

越川は雑誌などのインタビューでよく、ほかの選手を上から目線で批評しますよね。最近だと、「柳田は俺に近い考えを持ってる」とか「伏見は代表に意欲が出てきたようだ」とか。監督気取り?とか思ってしまいます。きっと敵も多いんだろうなと。
by rio (2016-03-01 02:11) 

rio

>通りすがりのド素人さん、イゴールは頑丈ですねえ。半年間、毎週、50~80本ほど打たされ続ける35歳。酷使。かわいい娘ときれいな奥さんのために。つらいですねえ。。。

誰しも、自分が応援している選手をどうしてもひいきしてしまいますよね。北京~ロンドン組を入れても同じ過ちを繰り返すだけ、と心のどこかでわかってても、名前を出してしまう。

それぐらいほかが不甲斐ない、といことかもしれませんし、それぐらいVリーグが見られてない、ということでもあるかと思います。

正直、ファイナル6のVOMは意味不明ですね。越川が選ばれたときは、本来なら中島でしょう。ただ、彼がJTとの契約満期で最後の試合、ということだったのかもしれませんね。浅野は故障からの復帰というトピックでしょうね。本来なら当然、カジースキですが。

いずれにしても、世界最終の選手選考は東京五輪を見据えて行うべきだと思います。ベテラン枠は人望があって統率力がある1人か2人でよく、あとは若手の有望株でそろえたほうがいいでしょうね。



by rio (2016-03-01 02:32) 

ぼーの

返信ありがとうございました。とても参考になりました!(^_^)/~
by ぼーの (2016-03-01 14:01) 

よしこん

rioさん、こんばんは。
「我らが堺ブレイザーズ」、残念でした。

それはそうと、出来田は大丈夫なのか気になります。
ものすごく繊細な感じで、「入れとけないサーブ」でミスをしたら辛そうで、それを考えるとまたミスをするような感じで、表情を見ていたら心配になってきました。
ポテンシャルは高いし、聡明な人だと思うし、
自己管理でもっと自分に自信をつけさせる「まじない」かなんかせんことには…と思ったり。

体調管理も大切ですが、メンタル管理もね…。サーブの練習もね。頑張ってほしいです。最終予選で見たいなあ。

堺は、出だし好調で、「快勝か?」と期待させつつ、逆転負けというパターンが多いですね。
勝てる可能性もおおありだと思うので、また黒鷲に期待します。

ファイナル3の記事も楽しみにしていますー。





by よしこん (2016-03-02 02:10) 

rio

>よしこんさん、出来田を見ていると、2005年前後の全日本女子の大友を思い出します。

彼女はグラチャンだったかな、ブラジルとの接戦でサーブをミスって負けて、そこから1度目の引退をするまで、サーブが入らなくて苦しんでいたイメージがあります。

サーブがあるスポーツではどれも、サーブはメンタルだと言われますよね。入れとけサーブを打つな、というのはサーブが入る選手の場合の指示であって、そもそも入らない選手は狙うより入れろ、ではないかと。

それこそ、サーブ順が10回まわってきてフローターで10回ミスるんだったら、アンダーでもサイドでもいいから入れておいたほうが得点できる可能性は高いわけですから。。。

例えば、出来田はバレーでサーブを練習しても気が滅入るだけのような気がするので、ボーリングでメンタルを鍛えてみるとか。なにか違うことをやったほうが気が紛れていいのかなと、安直な素人考えをしています(^^;

堺はファイナル全敗してしまいましたが、レギュラーラウンドの負け方とちょっと違ってましたね。レギュラーラウンドでは、惜敗もありましたけど、はなっから勝てそうにない負けっぷりのときもあり。

それがファイナルでは、自分たちの戦術がはまっているときには「快勝」ムードなんですが、そこに相手が対応してきたときに、その対応のさらに上を行くことができなかったという印象です。

これって一種の進歩だと思うのですね。女子とばっかり比較して恐縮ですが、真鍋監督が就任当初の全日本女子がこんな感じでした。対応されているのはわかっているし、対策もあるんだけど、その通りに個々の選手やチームが動けない段階。もどかしいですが、〝わかっている”というところが救いです。

動けるようになるには、それこそメンタルやコミュニケーションも含めた心技体のレベルアップが不可欠です。それは選手も身に染みたでしょうから、きっとやってくれるはず。そう信じて5月を楽しみに待ちましょう!
by rio (2016-03-04 01:18) 

かりん

こんにちは。
いつも楽しく読ませていただいています。
堺がファイナル6全敗というのはかなり意外でした。東レ戦で勝ちきれなかったのが全てかもしれませんね。
ところで、rioさんがよく「ダンチと清水で70%を打つ異常なチーム」とパナソニックのことを揶揄されていますが、それを言うなら「総得点の半分がイゴール」というチームの方がよほど不健全だと思ってしまうのは素人考えでしょうか…。
いくらブロックとレシーブの関係がよくなってきたといっても、こんなチームが優勝するのは個人的にはあまり好ましくないと思ってしまいます。
by かりん (2016-03-04 15:14) 

デイちゃん

最終予選までにできることって、サーブ力向上くらいな気がしますね。
センターはせめてスパイクサーブ練習するとかサーブ力を向上してほしいな。サーブは一人で練習できるのだし。ミドルって後衛でリベロと代わるし、サイドよりは負担は少ないですよね。その分サーブで貢献すればいいのに。
出来田ならスパイクサーブできそうですけどね。膝の故障があるのかな。でも故障あったら全日本無理ですね。
深津もへなちょこジャンプフローター、しかもミスが目立ちますね。まさか「オレは全日本セッター」なんて思っとるんかな。
そういう意味では、センター石島とかいいと思うんですが。でもチキンだからまた入れとけサーブするかもしれんが。
越川は・・・ないな。ポジションが。まさかのリベロ?(笑)

なでしこ、弱くなりましたね・・・。
まあずっと勝ち続けるのって難しいですよね。
なんとなく女子バレーと重なりますね。
一回高い山に登ると、もう一回よりしんどい思いしてさらに高い山に登るのは大変なんですよね・・・。
by デイちゃん (2016-03-04 20:31) 

rio

>かりんさん、いろいろとちょっと食い違いがありそうです(^^;

まず、パナソニックについては揶揄しているつもりはなく、直球で批判しているつもりなのですね。パナソニックが異常だなと思うのは、力量のあるセンターがいて、力量のあるセッターがいるのに、その能力を活かさず、単に両サイドのトスの速さだけで勝負しようとしているからなのです。

なので、ダンチが全然やる気がなくてもさげられず、そのまま負けてしまうという。選手もスタッフも、ダンチ様のご機嫌に運命をゆだねているところが不思議で仕方ないのですね。清水がやる気をなくさないところが救いではありますが。

一方、合成のバレーは古いだけで、〝不健全”ではないと思っています。90年前後までは、国際試合でもたいていのチームが、いまの合成のようなバレーをしていました。

私は合成が開幕ダッシュを決めた時点では正直、あんなバレーでは持たないと軽く見てたんですね。でも、会場で古賀を中心にまわっている合成のシステムを見て、こりゃすごい!と思ったのです。

合成のすごさはこのブログでも何度か書きましたが、イゴールの超人的な得点力もさることながら、イゴールに持っていくまでのシステムがガッチリ組まれていて、そのシステムを動かしている個々の選手たちが非常によく訓練されているところだと思っています。

なので、オポジットがイゴールのような超人だったら今後も勝ち続けるでしょうし、そこそこのオポジットだったとしても、そこそこ勝てると思います。一方、パナはダンチが抜けてそこそこのサイドになると勝率は確実に下がるでしょうし、清水が抜けるとどうなるか予想もつきません。それほど属人的なバレーをしていると思うのです。

また、合成はそのバレーを東レや堺に研究され、弱点を突かれてから負け始めたにもかかわらず、そこから立て直し、ファイナルまでに修正をしてきていました。これって実はけっこうすごいことで、たいていの場合は、パナソニックのようにジブンタチノバレーに逃げてしまうと思うのです。勝てば結果オーライでしょ、みたいな感じで。

それは問題の先送りでしかないということを、おそらく合成はわかっていて、パナはわかっていない。そんな気がするのですね。

とは言え、これも以前に書きましたが、一発勝負の天皇杯ならまだしも、リーグで合成がこのバレーで優勝するのは、私も違和感があります。この20年は何だったんだ、という。合成のバレーで国際試合に出て行っても勝てないのは目に見えてますから。

そういう違和感がありつつも、圧倒的勝率で2位以上を確定させているので、事実上、今季は合成の勝ちですよね。来季は各チームにぜひ奮起してもらいたいと思います。
by rio (2016-03-04 23:24) 

rio

>デイちゃんさん、出来田はジャンプサーブしますよ。今季もリーグ前半ではやっていたと思います。

ただ、ジャンプサーブは適当な威力でまっすぐ打つとただのイージーサーブになりますよね。だったら高さを活かしたフローターで確実に狙ったほうがいい、という判断なのではないかと思います。

深津(パナのほう)のジャンプフローターはへなちょこではないですね。むしろけっこううまいと思います。コントロールがいいですし、前後左右の揺さぶりも上手ですよ。

なでしこを見てると、監督はほんと大変だなと思います。理想を言えば、優勝した瞬間からそのチームを解体して組みなおすことを考えられればいいのでしょうが、たいていはそうならず、優勝の味が忘れられずにベテランをぎりぎりまで引っ張ってしまう。なので、ベテランが抜けるとシステムの穴が埋められず苦しむ、というパターンなのかなと。

そう思うと、バレーの中国女子はさすがというかなんというか、国家の指導のもとでやってるだけあって、優勝しようがなんだろうが、長くて8年、へたしたら4年の五輪サイクルでスパッとチームを変えてきますよね。

Vリーグのほとんどの選手は所属企業の社員ですから、社業に戻る道がある分、スパッとやめやすいはず。なんでそうならないか、ということを考察し始めると大変なことになりそうなのでやめますが(笑)
by rio (2016-03-04 23:37) 

デイちゃん

私、出来田って、結構いいスパイクサーブしてた気がして、動画で確認したんですが、してなくて。
出来田って、もともとオポジットだったから、強いスパイクサーブも普通にできそうですね。

スパイクサーブ、エンドラインギリギリをねらってこられると、相手は結構ストレスがかかりますね。
もしかしたら前に落とされるかもしれないし。
センターがサーブの時は一般的にバックのレシーブが弱いから(例:山内君(笑))、サーブでポイントすると、とても有利ですね。

昔、サントリーに、吉田譲っていうスパイクサーブがすごい控えセッターがいましたが、深津もあのくらいできんかな?(笑)

中国は、層が厚いですね。
一時期よりは国家的なしめつけがゆるくなってるはずですが、郎平というカリスマ監督のもと、身体的にすぐれた若い世代が育ってる。
ミャンマーとの国境あたりに長身の部族がいると聞いたことが。
郎平もアメリカに行ったりとか、それなりにデータバレーを理解してるんでしょうね。日本の中田さんとは大違い。

なでしこが連日惨敗してて。
メンバーは意外と残ってるんですが、ベテランのしょーもないミスが目立ちますね。宮間のパスミスとか。決定的な場面で決めれないとか。
みんなさえない顔してる。それじゃ勝てないわ・・。
テレビ局的にはオリンピック行けるだろ?とゴールデンタイムにかけてるけど・・・公開処刑みたいでつらいですね。
卓球は着々と勝ち進んでメダル確定しましたが・・・。
変えなきゃいけないけど、変えれない。
女子バレーもそんな感じですね。いつまでも木村沙織さんだのみ。木村さんが引退したら、変わるんでしょうか。それともなでしこみたいになるんでしょうか。
by デイちゃん (2016-03-05 10:25) 

rio

>デイちゃんさん、郎平さんは「それなりに」どころじゃないですよ。

アメリカでコーチングを学び、データバレーやスポーツ科学にもとづいた強化法を非常によく理解している指導者の1人だと思います。そもそも女性監督がほとんどいないこの業界で、中国とアメリカという長い伝統を持つ2つのチームで五輪メダルを取るのは大変なこと。カリスマ性や選手の身体能力だけでは達成できないと思います。

彼女のコーチングや戦略・戦術が、データ解析を含む〝科学”に裏打ちされているからこその安定した強さなんでしょうね。

全日本女子は、中田久美的な何かしらが監督になることさえなければ、大丈夫だと思います。木村が抜けても、石井と古賀と大竹がいますし、大野姉妹も控えてますよね。

特に石井と古賀は、潜在能力の3割ぐらいしか出してない印象。Vリーグレベルではそれでも通用してしまうので本人たちも「私、がんばってる!」とか思ってるかもしれませんが、いやいやいやいや。それこそ、この2人が中国で3年ぐらい鍛えてもらったらものすごいことになりそうです。


by rio (2016-03-06 01:10) 

デイちゃん

名選手は名監督にあらず・・・とよく言われますが、郎平は違いますね。
中国の国民的大スターのはずなのに、浮かれたところはなく冷静というか、状況を客観的に見てるというか。
そういうところも、選手たちの尊敬を集めてるんでしょうね。「あんな風になりたい」みたいな。
頼亜文が今でもコーチにいますが、彼女の存在も大きいですね。

石井は、サーブレシーブの受け数899本(!)で成功率が63.8%で4位。すごい負荷をかけられてる・・・。
全日本でもスタメンならかなり活躍できるはずですが、なぜか真鍋監督は起用しませんね・・・。
古賀は、全日本ではよかったけど、Vリーグではやや鳴りをひそめてましたね。チーム事情もあるのでしょうが、試合数が多いから力をセーブしてるのでしょうか。
大野姉妹はセンターだけでなくサイドもできそうだから、サーブレシーブしてどこからでも打つとかできそう。
それこそポジションレスができる選手。
大竹も、サーブレシーブしてからどこからでも打つ。

レフト:石井-古賀、センター:大野-大竹、ライト:大野、セッター宮下で、全員でサーブレシーブした後、5人で攻撃。
ブロックは高くはないけど180cm前後の選手ばかりだから高さはそろってて穴がない。ワンタッチしてレシーブし、5枚攻撃!
リベロは体力消耗してきた選手と交代。
とかでどうでしょう。
by デイちゃん (2016-03-06 10:25) 

デイちゃん

連投すいません。
今NHKで久光対東レ見ました。
久光、楽勝かと思ったら、東レがまあまあがんばっててフルセットへ。そして東レは3位で終了。まあ順当ですね。

木村さん・・・試合中足がつって戦線離脱。1週間あいての試合だから疲労はないはずなのに、もう体力がないんですね。全日本、大丈夫ですか?
高田さん・・・そもそも久光は超苦手で、蛇ににらまれた蛙状態。スパイクはブロックされまくり、サーブはミスしまくり、レシーブは全然返らないで、今日もブレーキふみまくり。久光のスパイなの?っていうくらい、久光に貢献してた。(笑)久光もタイムアウトで、「高田をねらえば簡単に崩れるから」って言ってた。なぜ監督は代えないのかな?高田を峯村に代えれば、勝てたかもしれないのに。
迫田さん・・・いい場面もあったけど、基本的にはスパイクミスしまくり。負けて泣くくらいなら、もっとスパイクの精度を上げないと。
セッター・・・意外と安定してて。迫田にポンと速いけど打つ点のあるトスを上げてバン!と決めさせたり、いいところでセンターに打たせたりと、結構よかったような?まあ、前評判が低かったので、思ったよりはよかったな、という感じでしょうか。
リベロ・・・サーブレシーブが返らない。本職のリベロの選手をちゃんとスカウトした方がよいかも。みんながいなくなったからとか、身長が低いのでとか、木村沙織さんの妹だからとか・・・ではリベロはできない。
峯村さん・・・途中出場で結構がんばってた。フルセットまでいったのは彼女のおかげ。なんならスタートで高田と交代してれば勝てたかも。
監督・・・思考停止すごいな。連続失点したら一応タイムアウトとるとか、選手代えるとかすりゃいいのに。劣勢の時どう改善するかが監督の仕事でしょ。結局法政大学の人脈でコーチから監督になっちゃいましたってのがバレバレで。

東レは結局ディクソンの力でレギュラーラウンド首位通過できたけど、ディクソンがいなくなったら、日立・久光には惨敗だったから、3位は妥当な順位。むしろメンバーはほぼ同じだったから6位から3位まで上がったのは健闘かも。

久光は、新鍋と石井のポジションを入れ替えてた。新鍋とセッターが前衛の時が2回あるけど、その時の連続失点が多いのにやっと気がついたのか?(笑)
長岡がバックの時、2枚替えしてたので、長岡のバックスパイクには固執してない感じですね。
だったら、新鍋はセッター対角に入れてサーブレシーブに専念してもらって、石井と野本をレフトに入れて、センターに長岡と岩坂入れたら、もっと選択肢が増えるかも?

リオへはどんなメンバーでのぞむか分かりませんが、女子のリーグでは、活躍が目立った選手はいませんでしたね・・・。
by デイちゃん (2016-03-06 16:27) 

M.Hjrai

 敢て。「女子V」に触れますガ・・・言うまでも無く彼の、
『木村沙織ン』を欠いた降の『団結力?』が、もソット疾く
トト出せて居れば・・・惜しんでお釣りが欲しい1戦だ。
by M.Hjrai (2016-03-06 17:28) 

rio

>デイちゃんさん、木村は加齢で足がつってしまうほど年寄りではないので、タイムアウト中の水分補給がうまくいかなかったのかもしれませんね。

助走の段階からちょっとヘンだったので、足がつりそうになっているのにインプレーだから止められない→トスが上がってきてしまった→無理やり打つ→悪化、というパターンだったのかも。すぐにストップして伸ばしていればよかったのに、と思ってしまいました。

高田を使い続けたのは謎でした。サーブで狙われて攻撃参加が遅れ、すべて手打ちになってましたね。それではコースを切れないし、レシーバーをはじけない。なのに交代もないので、精神論でやるしかない、というふうに見えました。痛々しかったです。

福田監督はタイムアウト中に当たり前のことしか言わないところがつらいですね。春高レベルならそれでいいかもしれませんが、五輪メダリストたちに何いってんだろ?と思ってしまいました。
by rio (2016-03-07 21:11) 

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