SSブログ

世界最終女子・ペルー戦:ピークからかなり手前でもこの強さ [バレーボール]

始まりました世界最終!日本が優遇されまくっているこの大会で「切符を取って当たり前」のプレッシャーはなかなかのものだと思いますが、女子は実力で五輪出場を決められるレベルなので問題ないですね。初戦のペルー戦も、立ち上がりこそ探り探りでしたが、第2、第3セットは勝ちパターンを見出しての完勝。なによりです(^^

いい意味でチームの状態がまだピークに達していないところ、それでも点差をつけ、サブメンバーも起用しつつ、手の内はさらけ出さずにて勝ったところがいい感じだなと思います。ピークはあくまでも五輪本番。この調子でうまくピーキングを続けていってほしいですね。

そんな伸び盛りのチームのスタメン・ローテはこちら。

 木村   長岡        荒木

 島村   宮下        古賀     L佐藤
----------------------------------------------------------------------
ルエダ ウリベ(MB)      フリアス 

レイバ イジェスカス(MB) ムニョス(S) Lパラシオス


なんと言っても、笹の葉寿司のようなウリベのテーピング!ではなくて、荒木の復活ですな。安定感がハンパない。ブロックの位置とタイミングがさらに正確になっていて、相手の打点の高い強打がそれほどでもないように見えてしまうほどです。

攻撃面でも期待通り、宮下との高い位置でのコンビがいいですね。竹下や中道とのときは高さの限界があって荒木が合わせざるを得ず、セッターの前後でのクイックはかなり窮屈そうでした。実際、なかなか決まらず移動攻撃を多用→読まれてつかまるパターンも多かったですよね。

宮下は白帯の上でセットできるので、荒木の広角打法が存分に活かされていました。セッターのすぐ前で打ついわゆるAクイックがあんなにきれいに決まるなんて、全日本では久々だなあと。決してさぼらず、毎回、打てるタイミングでおとりに入ってくる真面目さも健在。頼もしいです。

荒木・木村の2人は、チームプレーがさらに洗練されていて無駄がなかったところも印象的。なので、2人がコートにいると若手がドタバタしてても目立たないですね。2人がドタバタを吸収する余裕がある間に、若手がよく観察して学んで動き方を身に着けていけば、また1つステップアップできそうです。

その荒木と対角を組んでいる島村、移動攻撃がとても印象的でした。本来の意味での〝ブロード”攻撃=2歩助走で空中で流れながら打つ攻撃と、ライト側アンテナ付近まで長い距離を走って打つ〝ランニング”攻撃を難なく使い分けていました。

各国代表レベルでも、この2種類をうまく使い分けられない選手は少なからずいますよね。しかも〝難なく”というレベルになると珍しいと思います。その点、島村は動き出しの時点ではどっちで打ってくるのかわからない。なので、ブロッカーが2歩だと思って構えていてそうでなかった時には、アンテナ付近までの〝競走”に出遅れてしまうわけですね。逆に、長い移動だと思ってアンテナよりに構えていると2歩で跳ばれて空いているクロスに打たれるという。しかも島村は空中で横に流れているので、ブロッカーは空中での個人技も要求されます。守備側にとってはかなり大変な攻撃だろうなと(笑)

この両センターの攻撃が有効に機能していて、そこからの長岡、がまたよかったですね。相手側コートがよく見えていて硬軟の織り交ぜが上手になっていたと思います。ブロックを利用した打ち方もしっかりできていたので、その点も安心しました。荒木と前衛で2ローテ一緒なので、それでラクさせてもらってるところもあるかもしれません。今後、長岡しかない!という場面でもしぶとさを見せられるか、期待してます。

その長岡からの流れで古賀、守備はよかったですが、攻撃ではぱっとしませんでしたね。。。ちょっと出鼻をくじかれた感がありました。

第1セットの11-7の場面、宮下のトスが短く、レフト古賀が中に走り込んで打ってシャットアウトされました。このトスは作戦なのか?ミスなのか?と思っていたら、宮下は次のプレーでまた古賀に上げたんですね。今度はアンテナ付近まで伸ばしたトスだったのですが、またしてもシャットアウト(画面では見づらかったのですがちょっと割れてたのかな?)

この打ち直させるパターンが宮下のクセで、その結果、1本目はミスだったんだなとわかってしまうんですね。この試合でも何度もこのクセが出てました。第3セットでツーアタックを打ち直したときには、さすがにおいおいと……思いましたですよ。いずれ各国チームにばれるでしょうから、早めになんとかしたほうがいいと思います。

それはさておき、2連続でシャットされた古賀、その間にペルーがじりじり追い上げてきて13-12の場面、ラリーが続いたあと、チャンスボールがレフト古賀に。ブロックは2枚ついてましたが、態勢十分で打てる場面。古賀はクロスにはじき出すように強打した……のですが、ライト側を守るはずの長岡がなぜかネット際に詰めていて反応できず。結果的に、古賀は3連続でシャットアウトされてしまったことになったんですね。その後の攻撃について、なぜか今回も解説席に座っている株バクチ芸人川合が「置きにいってる」と指摘していましたが、そりゃ序盤でビシバシ止められて追いつかれて同点にしてしまったらそうなりますわな、という。

↑ここですね。五輪で連続メダルのための改善ポイントの1つ。この場面をスローで見ると、ボールが宮下に返ってきた時点でライト側で開いていた長岡が、古賀に向けてトスが出された後も、なんとな~くな感じでふわ~っとネット際まで移動していることがわかります。

つまり、その行動には意味がない=惰性で動いてしまったんだろうなと。前衛レフトがクロスに打つ際に、前衛ライトがネット際のアンテナ付近にいる必要性ってまったくないですよね。実際、ブロックをはじいた古賀の打球は長岡が開いていたあたり=ネット際に詰めてしまった長岡の真後ろに飛んできています。

荒木や木村は↑こういう動きをしない。もっと言えば、ロンドン・銅メダル組は意味のない惰性的な動きを徹底的になくしたことで、あの驚異的な粘り強さ、フルセットの勝率の高さを獲得したのだと思います。この辺りは、技術や体力や身体能力ではなく、意識の問題。なので、自覚して気をつければすぐに直せるはずですね。

ともあれ、完勝だったけど勝ち過ぎず、それなりに課題も見えて、よい滑り出しだったのではないかと。次のカザフスタンでは、序盤からサーブでがんがん崩してほしいです。楽しみです(^^


nice!(0)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

nice!の受付は締め切りました

コメント 10

Taro

いつも楽しい記事をありがとうございます。ここに来るとバレー観戦がさらに楽しくなります。
長岡が得点面では一番だったとおもうのですが、荒木を推したいです。ブロックはもちろん、全力のおとりで相手ブロックを何度もひきつけていて、長岡がかなり自由に打てる場面があったとおもいます。高い位置でのターン打ちも、思い切りのいいブロードも見られてうれしかったです。縦位置での放送もありましたが、一般視聴者から見てどうなんですかね?ブロックの動きなどは確かに見られるのですが。。。これからアジア戦ですが、このままいってもらいたいです!
by Taro (2016-05-15 09:56) 

rio

>Taroさん、こちらこそありがとうございます。アラキング復活、うれしいですね。このブログではずっと荒木を推していて、時には悪態をつきながら時には生温かい目線で見守ってきたのですが、ここまでの大黒柱に成長してくれて感無量です(←おおげさ

荒木はもともとターン打ちが上手だと思うのですが、高い位置でのセットになったことで窮屈さもなくなって、自在に打てるようになってますね。センターの決定力がないなんてもう言わせないぞ、という。

縦位置の見せ方はナイストライという感じではありますが、長年の横位置で見慣れているファンは戸惑うでしょうね。。。

自陣の動きと相手ブロックの位置がよくわかるという利点があるので選手・スタッフは縦位置で見たりビデオ撮影したりしていますが、それは彼らが仕事としてやっているからであって(^^;

縦位置の弱点は画面が平坦になってダイナミックさが伝わりづらいことと、相手コートも含めた全体を俯瞰しづらいことですよね。

なので、これまでのようにセット間のリプレイ解説のときに使うという程度でよかったのでは・・・と思ったり。

ちなみに、私は会場で観戦する際に、コートの対角線の延長線上に近い位置で、なるべく高い位置(自由席)に座ります。ここだと横位置と縦位置のメリットを組み合わせた感じで見られる上にチケットが安いので(笑)


by rio (2016-05-15 11:32) 

MIYA

Rioさんお久しぶりです!!
ついにやってきました、最終予選
ワクワク、ドキドキがとまりません。
又、楽しく鋭い解説宜しくお願い致します。

まずは一勝おめでとうございます。ホッとしました。
さてさてせんえつながらわたくしめの感想を述べさせて
いただきます。
荒木の安定感と安心感ハンパないですね。
キャプテン気質とはほど遠いさおりんにとって、
心強いことでしょう。
昨日の試合を見て一番感じたのは宮下のトスの精度の低さです。
ドリブルも多かったですし、なによりすべてのトスが低めだったと
思うんですが、、、。
古賀は石川君みたくブロックをみてアタックを打ち分けられる
器用さをもっている選手なのにあれではシャットされても仕方ない
んじゃないのかなぁと思いました。
もっと宮下に注文をだしてほしいと思います。
控えが田代というのも不安です。
2人ともちょいと暗くないですか?(ごめんなさい)
あとは鍋谷の陰の功労が光りました。
高校時代は誰もが知る絶対エースで私としては将来の
全日本のエース候補だったのですが世の中そんなに甘くないですね。
でも高校時代全国制覇を何度も経験してる選手はミスをしない。
いい仕事しました。

いつものように長くなってしまいました。
またいろいろとこちらで語らせてくださいね^^

by MIYA (2016-05-15 11:44) 

しょう

女子はMBがあんなに活躍できるのだなぁ、と思って観てました。
おまけにベテラン荒木はベテラン木村と同様、五輪メダリストだし、若手の抱く安心感が違うと思います。
そして、誰かが相手チームに研究されてマークされても、他に得点を稼げる人がたくさんいます。

でも男子は石川がつぶされると即アウト・・・。
アメリカとの親善試合、不安要素しか感じられなかったようですね。
女子はピークを五輪本番に持っていく一方、男子はピークを早速最終予選に持っていかなければなりません。
いい方に考えれば、親善試合はピーク前の段階で、最終予選でピークを迎えることができる、ということなのかもしれませんが。

男子も、ベテラン清水とベテラン福澤が五輪経験者ですが、メダルどころか1勝もできずに終わり、その次の五輪は出場権すら逃しています。
ま、今さらそれをとやかく言うつもりはありませんが、荒木&木村と比べて安心感に欠けている上、コート内で率先して声を出しているのも石川や柳田らしいし、タイムアウト時もパナメンで固まる傾向にあるらしく。
おい、キャプテン誰だよ(笑)。

しかも清水はWC前の「バカ打ち」に戻り、福澤はブラジル修業の成果が全く見えず、山内の素人っぽい動きは相変わらずで、えらく小さいセッターを入れてはアタッカーが打ち辛そうにしており、そのセッターの頭上を相手チームにバカスカ打ちぬかれ、永野は相変わらずボールを取りにいかないようですね。

あら、全部パナメンですね。
そこまでしてパナメンにこだわる理由が見当たりません・・・。

パナメンに限らず、全体的にサーブミスは多いし、連携も取れておらず、石川や柳田は膝や腰の調子が悪い、とのこと。

身体のコンディションが万全でない石川が、最年少であるにもかかわらず、全てを背負わされてるような気がしてなりません。
あぁ、頼れるベテランもおらず、心中いかばかりか・・・。

そういった意味でも、女子をうらやましく思うのです。
by しょう (2016-05-15 14:16) 

デイちゃん

お久しぶりです。
第一セットは、ペルーが集中していたからか、日本はサーブで崩せず、ちょっと苦しい感じでしたね。
長岡がコンスタントに得点していたのと、木村がとても落ち着いた様子でプレーしていたのが印象に残りました。
荒木は、4年前よりよくなったような!?
古賀はやっぱり震災のショックがあるんでしょうか・・・。

まだまだ先がありますけど、この調子で全勝で行ってほしいです。
私は、第一セットは集中して見てたんですが、第二セット日本が大量リードしたあたりから、今日かえたばかりの iPhone の設定をはじめてしまい、何とかラインができたころに、女子の勝利に気づいたのでした。(笑)
もうちょっとちゃんと見とけばよかった。

世界最終予選は女子にとってはスタートにすぎない。
緊張感を自分たちで消化して、本番にむかってほしいです。
by デイちゃん (2016-05-15 14:44) 

rio

>MIYAさん、お久しぶりです。初戦の宮下はちょっとテンパってた感ありますね。

木村に頼らずセンター線から展開しようとしていたと思うのですが、序盤は島村が通らず、古賀がつかまってしまって。白帯の上でセットできているときがあるかと思えば、バックトスをミスったときはネット上にボールが出てなかったり。相手の意表をつこうという意識が強すぎてたのかなと感じました。

荒木は全日本の〝伝統”から言うと、まったくキャプテン気質じゃないですよね。真鍋監督も冗談で「失敗だった」と言ってたぐらい。その彼女のもとで銅メダルだったわけですから、全日本の歴史を変えたキャプテンですね。

その点、木村は実績と年功序列でキャプテンをやらざるをえない立場。荒木のように細かいこと抜きでざっくり包んでしまうカラーではないだけに、なかなか苦労も多いのかも。宮下がかなりとんがってるだけに、まあまあとなだめる役をやってあげてほしいところです。

勝手な想像ですが、鍋谷は「江畑がスタメンだったら私のほうがいいだろ」ぐらいに思ってそうですよね。っていうか、私がそう思ってるのですが(笑) 

江畑がはずれたいまのメンバーのなかで見ると、鍋谷は収まるところに収まっているかなという印象です。客観的に見ると、木村、古賀、石井という攻守にバランスが取れた180センチ超のサイドがいる中で鍋谷がエースで定着するには、何かしら突出したものがないと難しいと思うんですね。

でも、ピンサもすごいことですよね。7連続?8連続?得点を取れる安定したサーブ。しかも、サーブ直後の守備も問題ないし、ラリーになったときにバックアタックも打てる。そういう選手、必要ですよ。

サーブがいい選手をそろえているなかでのピンサなので、鍋谷にはその職人芸を極めてほしいと思います。
by rio (2016-05-15 16:31) 

rio

>しょうさん、バカ打ちwww 清水はいくつになっても知性の輝きが見られないところが残念ですね。笑顔はいつも輝いていて、愛すべきおバカキャラ。

同じバカ打ちでも福澤がやるとイラッとするんですよね。まったくもって理不尽なのですが(笑)。それはたぶん、福澤には知性の輝きが見られるからではないかと。同じミスでも君はダメだからね、っていう。

その2人よりも何よりも、最も知性の輝きが見られないのは南部監督ですよね。方向性が全く見えない選手選考、ただ試合を重ねただけで勝ちパターンが一つも作れない遠征、選手のアイドル化と興収にばかり目が向いていて。南部監督と一蓮托生のパナ組はあきらめるしかないですが、それ以外の選手が気の毒です。

男子の場合、リオ五輪予選は在庫一掃セールという位置づけになってしまうかもしれませんね。すでに越川、石島といったメンツは排除されてますし、永野、清水、福澤も今回限り。南部監督が東京までやることは最初から想定されていないでしょうし。

次は誰になるんでしょうね。リオ五輪後に真鍋監督がスライドしてくる可能性があるのかないのか。などなど妄想してしまいます。
by rio (2016-05-15 16:43) 

rio

>デイちゃんさん、世界最終がレギュラーリーグ、五輪予選がファイナル6、五輪決勝トーナメントがファイナル3、と考えればコンディションも整えやすい・・・かどうかはわかりませんが(笑)、走りながら考える式で一つ一つ精度を高めていってほしいですね。
by rio (2016-05-15 16:47) 

レイドリック

rioさん、お久しぶりです。今大会もお邪魔しますが、よろしくお願いいたします。

さて、まずはやっぱり荒木でしょう。いや~頼もしい!攻守にわたって大活躍でしたね。特に相手の出鼻を挫きまくるブロックは痺れました。
四宮エリカさん(宝塚女優みたい)になろうが、アラキングはアラキングでした。

佐藤、レセプションは何度も前を狙われて危なっかしかったけど、ディグは良かったですね。
ただちょっと前に出過ぎかな?とも思います。

全体としては、サーブが若干弱かった気がしました。
その中で、鍋谷が仕事しましたね。
鍋谷のサーブって、とりわけ良いわけじゃないけど、結構点を取るイメージです。ラリーになった時の繋ぎ、でしょうか。

それにしても、ペルーはほとんどクイックを使ってこないですね。勿体ないなぁ。
by レイドリック (2016-05-15 17:37) 

rio

>レイドリックさん、お久しぶりです。女子は思ったよりも強くなっていたのでちょっと意外、けっこう楽しみですね(^^

10年ちょっと前、あの恵まれた体格とパワーを持ちながらアテネでは代表落ちするほどできないことだらけだった荒木が、イタリア留学を経験し、全日本キャプテンとして世界バレーと五輪でメダルを取り、さらに結婚・出産を経てママさん選手として代表復帰。どれか1つ、2つを経験している選手・元選手はいますが、すべて経験しているのは荒木だけですよね。すごいことだと思います。

荒木のように闘志を全面に出す選手は少なくなってきましたから、そういう意味でも彼女の存在は貴重ですね。

男子にはでかいだけで動きは衰えているのに起用され続けている三十路がたくさんいますが、荒木は動きがまったく衰えていないどころか、ブロックの横移動からのジャンプはむしろ速くなっているのではないかと。それだけ判断力が向上しているということですね。

佐藤はアタックラインで踏み切ってジャンプトスを上げる技をまだ1回ぐらいしか見せてないですね。カザフ戦ではあえてアンダーで上げ続けてました。

アンダーのゆっくりしたハイセットで得点を取れるなら難しいことをやる必要はないので、格下相手にはそれでいいと思うのですが、イタリアやオランダ相手ではやはり技を出すのでしょうか。楽しみです。

ペルーはセンター線を使う余裕がなかったんでしょうね。ラリー中はボールがセッターに返らないレベルですし、セットプレーでも荒木に序盤からビシビシいかれたらクイックは使いづらいのかなと。

若くて守備がとてもいいチームなので、もしかしたら東京五輪までに急速に力をつけてくるかもしれませんね。






by rio (2016-05-17 00:50) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。