世界最終女子・韓国戦:また負けた(笑) 作戦負けなので仕方ない。 [バレーボール]
世界最終のいきなりの山場、韓国戦は1-3の完敗。残念でしたが、試合は面白かったですねー。私の大好物な日中戦に勝るとも劣らない面白さ。で、4年前に続いてまた負けるという、この真鍋監督の老獪な感じ(笑)。もちろん100%勝つ気で全力でやって負けたわけですが、だからといって手の内をさらけ出したりはせず、というところが興味深いですな。
結果、宮下がかなり責任を感じてそうな展開になってしまいましたが、これもいい経験でしょう。直接的には、宮下のトスが試合が進むほど乱れていったことが敗因でしょうが、その背景には、日本が徹底的に研究されてやりたいことをまったくさせてもらえなかった焦りがあったんだろうな。要するに作戦負けですね。真鍋監督はきっと宮下よりも責任を感じているはずです。
そんな真鍋監督が鼻をへし折られた試合のスタメン・ローテはこちら。
島村 木村 長岡
宮下 古賀 荒木 L佐藤
---------------------------------------------------
ヒジン スジ(MB) ヨンギョン
ジョンア ヒョジン(MB) ヒョヒ Lヘラン
それにしても、今回の韓国は強いですね。このまま残り全勝で1~2位通過もあり得るんじゃないかと感じました。
サーブ強化は日本の上をいってますね。ぎりぎりを狙える制球の良さだけでなく、ネットすれすれに越えてから落ちてくるサーブや、高い打点から直線的に刺さってくるサーブなど相当練習したんだろうなと思う技術、さらに、しっかり体重を乗せて打っているので中途半端に触るとはじかれてしまうという。
その強力サーブで、前衛レフトを狙うローテ、日本のセンター陣の動線をじゃまするポイントを狙うローテ、などしっかりした組み立ててで日本の攻撃を分断していました。その結果、日本はマークが薄い長岡に集めざるを得ず、それが機能している間はよかったのですが、セットを追うごとにじわじわと包囲網が敷かれていき……という展開。
韓国は攻撃面でも独創的なパターンを作り上げてきましたね。ヨンギョンが中に切り込んできて打つ攻撃(←これは前からやってた)にセンター陣がセミを打つ攻撃を組み合わせ、ヨンギョンがブロッカーを引きつけてセンターが決めるという。こんな遅い攻撃、よく見て跳べば止まるんじゃね?と思ってしまうのですが、ヨンギョンとシンクロしてるせいでマークしきれない。
そのヨンギョンが後衛に下がると、今度はライトのヒジンが移動攻撃をやってくる。それもスジとのダブルブロードや、ヒョジンとのX攻撃などバリエーションが豊富。これまた遅いブロードなのに、そっちを守るとヨンギョンがバックセンターから打ってくるので守り切れない。
などなどのパターンを、韓国が主導権を握って先手先手で仕掛けてくるので大変です。なんとか拾っても返すのが精いっぱい。全然ブレイクできない焦りからか、宮下は態勢十分のときでも乱調につぐ乱調でアタッカー困惑……という。
さらに、韓国はブロックアウトの技術やネット際の攻防に関しても、日本をしのぐ水準に達していました。日本もこのあたりのプレーが上手な選手がそろってると思いますが、それでもブロックを利用されたりネット上で押し負けたり、分が悪い場面が目立ちましたね。
韓国は結局、ヨンギョンを軸にまわってることに変わりはないのですが、軸の通し方を変えたんでしょうね。何でもかんでもヨンギョンだった4年前と比べ、この試合では彼女が守備を引きつけてオープンスペースを作るサポート役をこなしてました。また、かつては自分のミスにも味方のミスにもキレてチームのムードが悪くなって自滅、というパターンが多かったと思いますが、今日の試合ではキレるどころか、若手を思いやる場面もたびたび。成長したんだなあと(笑)
日本は2セットを落としてから両サイドを鍋谷・石井に入れ替え、目先を変えて第3セットを奪い返しました……が、第4セット、韓国はローテを2つ戻して、ヨンギョンが前衛レフトから始まるパターンに変えてきました。こういう作戦も4年前の韓国はあまりしてなかった印象がありますが、イ・ジョンチョル監督はその点も改革したんですね。
一方の日本は(というか宮下は)、第4セットはもう最初から足が止まっていて、序盤から凡ミスを繰り返して走られてしまいました。迫田を途中で投入して打開をはかったものの流れを引き戻せず。本当ならリードしている場面で迫田を投入して逃げ切りたかったところでしょうが、引っ張り出されるような形になって負けてしまい無念です。
とは言え、日本はまだ暫定2位。焦ることなく進んでほしいと思います。まずは明日のタイ戦ですね。またサーブが大変なんだろなと想像しますが、宮下が落ち着いてトスを上げることができれば負ける要素はないはず。期待してます。
結果、宮下がかなり責任を感じてそうな展開になってしまいましたが、これもいい経験でしょう。直接的には、宮下のトスが試合が進むほど乱れていったことが敗因でしょうが、その背景には、日本が徹底的に研究されてやりたいことをまったくさせてもらえなかった焦りがあったんだろうな。要するに作戦負けですね。真鍋監督はきっと宮下よりも責任を感じているはずです。
そんな真鍋監督が鼻をへし折られた試合のスタメン・ローテはこちら。
島村 木村 長岡
宮下 古賀 荒木 L佐藤
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ヒジン スジ(MB) ヨンギョン
ジョンア ヒョジン(MB) ヒョヒ Lヘラン
それにしても、今回の韓国は強いですね。このまま残り全勝で1~2位通過もあり得るんじゃないかと感じました。
サーブ強化は日本の上をいってますね。ぎりぎりを狙える制球の良さだけでなく、ネットすれすれに越えてから落ちてくるサーブや、高い打点から直線的に刺さってくるサーブなど相当練習したんだろうなと思う技術、さらに、しっかり体重を乗せて打っているので中途半端に触るとはじかれてしまうという。
その強力サーブで、前衛レフトを狙うローテ、日本のセンター陣の動線をじゃまするポイントを狙うローテ、などしっかりした組み立ててで日本の攻撃を分断していました。その結果、日本はマークが薄い長岡に集めざるを得ず、それが機能している間はよかったのですが、セットを追うごとにじわじわと包囲網が敷かれていき……という展開。
韓国は攻撃面でも独創的なパターンを作り上げてきましたね。ヨンギョンが中に切り込んできて打つ攻撃(←これは前からやってた)にセンター陣がセミを打つ攻撃を組み合わせ、ヨンギョンがブロッカーを引きつけてセンターが決めるという。こんな遅い攻撃、よく見て跳べば止まるんじゃね?と思ってしまうのですが、ヨンギョンとシンクロしてるせいでマークしきれない。
そのヨンギョンが後衛に下がると、今度はライトのヒジンが移動攻撃をやってくる。それもスジとのダブルブロードや、ヒョジンとのX攻撃などバリエーションが豊富。これまた遅いブロードなのに、そっちを守るとヨンギョンがバックセンターから打ってくるので守り切れない。
などなどのパターンを、韓国が主導権を握って先手先手で仕掛けてくるので大変です。なんとか拾っても返すのが精いっぱい。全然ブレイクできない焦りからか、宮下は態勢十分のときでも乱調につぐ乱調でアタッカー困惑……という。
さらに、韓国はブロックアウトの技術やネット際の攻防に関しても、日本をしのぐ水準に達していました。日本もこのあたりのプレーが上手な選手がそろってると思いますが、それでもブロックを利用されたりネット上で押し負けたり、分が悪い場面が目立ちましたね。
韓国は結局、ヨンギョンを軸にまわってることに変わりはないのですが、軸の通し方を変えたんでしょうね。何でもかんでもヨンギョンだった4年前と比べ、この試合では彼女が守備を引きつけてオープンスペースを作るサポート役をこなしてました。また、かつては自分のミスにも味方のミスにもキレてチームのムードが悪くなって自滅、というパターンが多かったと思いますが、今日の試合ではキレるどころか、若手を思いやる場面もたびたび。成長したんだなあと(笑)
日本は2セットを落としてから両サイドを鍋谷・石井に入れ替え、目先を変えて第3セットを奪い返しました……が、第4セット、韓国はローテを2つ戻して、ヨンギョンが前衛レフトから始まるパターンに変えてきました。こういう作戦も4年前の韓国はあまりしてなかった印象がありますが、イ・ジョンチョル監督はその点も改革したんですね。
一方の日本は(というか宮下は)、第4セットはもう最初から足が止まっていて、序盤から凡ミスを繰り返して走られてしまいました。迫田を途中で投入して打開をはかったものの流れを引き戻せず。本当ならリードしている場面で迫田を投入して逃げ切りたかったところでしょうが、引っ張り出されるような形になって負けてしまい無念です。
とは言え、日本はまだ暫定2位。焦ることなく進んでほしいと思います。まずは明日のタイ戦ですね。またサーブが大変なんだろなと想像しますが、宮下が落ち着いてトスを上げることができれば負ける要素はないはず。期待してます。
2016-05-18 00:59
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韓国のサーブが目立ちましたね。何本もエースをとられていた。
日本はサーブが大きな武器のはずなのに、ミスしたり簡単にとられたり。
サーブ・サーブレシーブの精度の時点で、勝負ありという感じでした。
上位チームだと、もっとサーブはきついでしょうから、日本は大丈夫なんでしょうかね・・・。
たぶん、「私たちはサーブがいい」と漠然とした安心感があったと思うんですけど、韓国に冷や水を浴びせられた感じですね。
宮下・・・ひどい出来でした。
センターが使えるパスが入ってるのに、クイックを使わず長岡一辺倒。組み立てもへったくれもありゃしない。2013年に戻ったような。
レフトへのトスは低すぎて、アタッカーが打ち切れず返すだけ。とにかくレフトに早く上げて・・・という感じ。シーガルズバレーに逆戻り。
コンビミス、トスミスの嵐。
でも宮下がダメだからといって、交代要員はいない。田代はもっと不安定だし。
河本監督にお灸をすえてもらわないと。
このまま負け続けて、2000年みたいにならないといいですけど。
by デイちゃん (2016-05-18 12:15)
MBを使わないければサイドにブロックが絞られてブロックに捕まる。これ当たり前の事ですね。
バレーボールというスポーツは基本前衛3対3(BAもあるが)のスパイカーとブロッカーの戦いである。1対1になればスパイカー有利、1対2になればブロッカー有利。
それをいかに的を絞らせないかがセッターの腕の見せ所であり、強いチームほど攻撃が分散している。(ロシアのような例外チームは除く)
この当たり前の事を無視してミドルを全く使わない宮下。そしてそれを放置する首脳陣。なんの為にアナリストがいるのか?コーチはなぜ指導しないのか?選手のプレーそのものよりもそちらが気掛かりです。
私が監督なら練習時から攻撃の3割は必ずミドルを使うようセッターに指示します。日本のように個々の能力が低いチームなら尚更攻撃を分散さる必要があるからです。
by りっく (2016-05-18 13:34)
こんにちは。
バレー中継を見た次の日は、こちらのブログに
お邪魔するのがもう、ルーティンのようです。笑
北京前の皮肉たっぷりのrioさんの文章が影を潜めてるあたり、
まだ伸びしろあると思って期待することにします。笑
が、私には歯がゆかった試合ですねー。。
上に方もおっしゃってますが、
宮下選手は、完全にAパス入ってるのに、荒木/島村をとことん使わず
長岡一辺倒。。。時々、サイドという具合。。。
荒木という決定力の高いセンターがいるにもかかわらず。
もしかしてコンビに不安があるから!?
宮下選手は若くて成長を期待しているゆえ厳しいですが、
2000年当時の竹下選手もセッターとしては、同じようなレベルだったんですか?
時間をかけてでも竹下選手のような不動の、安心してトスを
見ていられる選手になってほしいです。
あと木村選手の決定率の低さが目立っていますが、
こんなに決められない選手でしたっけ!?
マークされているからでしょうが、あまりにも決まらなさすぎでは。。。今の状態からして、木村選手の代わりに石井選手が
スタメンをはっても良いと思ってしまいます。
残り、タイとドミニカに確実に勝利すれば、
アジア最上位:韓国、その他3:イタリア、オランダ、日本
で五輪を迎えるはずなので、引き続き目が離せませんね。
by 赤原 (2016-05-18 15:03)
Rioさん、こんにちは。
早速ですがよく分からないのは、アジア1位とはアジア4ヶ国のみの対戦成績なのでしょうか。それとも7戦終わった時点の最終成績の中で、アジアだけを見たうえでの一番上位の成績を残した国という意味でしょうか。
もしも後者であれば、昨日日本は韓国に完敗しましたけど、韓国がタイとカザフスタンに勝利したとしても日本は後の試合結果次第でアジア1位を獲得する可能性があるというのでしょうか。
そうでなきゃ早々とアジア1位をきめちゃったりしたら、あとは手の内隠した練習試合にもなっちゃうしなあ。となれば、ともすれば迫力にも欠け、視聴率にも影響するか。
と、うだうだうだ・・・・
さてさて、昨日の韓国戦は負ただけに見応えもあり、今後に向けて課題を引き出すことは出来ましたが、試合運びに疑問が残りました。
スタッフ陣に勝つ意思はあったのでしょうか。
本気で勝つ気があれば、2セット初めから不調古賀→好調石井としたり、前回まで成功しているセンターからの攻撃を増やすよう宮下に指示をする等、いくらか方法はあったと思うのです。
確かに宮下のセットアップはまだ不安定でしたが、そこは指示を受ければ従うでしょう。
やっぱり思ってしまったのは、もしここで韓国に勝てばより格下のタイにも難なく勝てるだろうし、そうなればアジア1位が早々に決まって残り試合が消化試合となりTV的に盛り上げに欠ける。(うだうだ) だからアジア1位は韓国に譲って、全体3位以上を狙うって作戦なのかなあ。
ここは全力で韓国と戦う必要はないってことで。(うだうだうだ)
まあ、いずれにせよ五輪出場はまず間違いないでしょうが、この大会では是非とも宮下に実力をつけて、自信を持ってセットアップできるセッターに育ってほしいと願う次第です
by YM (2016-05-18 15:09)
セッターって宮下以外にいないのですか?!
対応が遅い真鍋監督と共に更迭でいいのでは?
せっかくのレセプションが宮下のトスミスで台無しです。
アタッカーのスパイクミスは、ブロックと勝負した上でのミスもあるからまだわかる。
でも味方から受けたボールを味方につなぐセッターは、ミスなんて言語道断です!
by かなみ (2016-05-18 16:37)
>デイちゃんさん、日本のサーブは悪くないと思うんですよ。山口以外はいいサーバーがそろってると思います。ただ、韓国やタイがそれに対応してきているということなんでしょうね。
一方、サーブレシーブは低下していると思います。そもそも、佐野・新鍋で広いエリアをカバーしていた時代と同じことを、佐藤+後衛レフトでやろうとするところに無理があるのではないかと。
3人で等間隔で守り、迫田もサーブレシーブできるんだから場合によては4枚を敷く、ということをなぜしなかったのか、謎です。
宮下はたぶん、パニクってるんだと思います。シーガルズ仕様ではだめなんだということが腑に落ちないままきてしまったのかなという印象です。
でもまあ、よいではないですか。彼女は東京五輪を見据えた器用なわけですし、そもそも世界最終が日本完全優遇な大会じゃなければ、連続出場が〝当たり前”なんてことにもならないでしょうし。個人的には、リオ五輪に最悪いけなくても、東京でメダルを取ることにそれがつながるのであれば結果オーライだよね、ぐらいに思ってます。
日本の銅メダル獲得がきっかけになってアジア各国のレベルが底上げされるのは自然なことで、そのトレンドに日本が乗り遅れてしまったのか、それとも〝本気”だしてないだけなのか、そのあたりに注目してます。
by rio (2016-05-19 04:49)
>りっくさん、宮下はペルー戦・カザフ戦では、よく考えてミドルを使ってたと思います。
なので、ミドルを使えないセッターではないはずなんですね。組み立ても上手なはず。なのに韓国戦ではまったくよさが出せなかった。本人も「よく覚えていない」とコメントしているようですが、それぐらい韓国のサーブ戦術、ブロック戦術が良かったということなんだと思います。
宮下はタイムアウト直後にミドルを使うものの、試合が進むとまたサイド一辺倒になる、という繰り返しでしたよね。おそらくベンチが指示していることを消化する余裕がなかったのではないかと。
まあ、前任者の竹下がミドルをよく使い、ブロックを振りつつアタッカーの打ちやすいトスを安定して上げられるようになったのは北京後、三十路に手が届いてからでしたからねえ。
セッターはそれほど難しいポジションなんでしょうね。
by rio (2016-05-19 05:00)
>赤原さん、私は過去記事をめったに見返さないのでなにを書いたか覚えてないのですが(^^; 今大会は生温かい目で見守ることにしているのです。
日本超優遇で切符を取って当たり前の大会でもし取れないなんてことになるんだったら、それはしょせん、そこまでのチームですから。
宮下は正直、コンビに不安があるんだと思います。島村とはそもそもトスがあってないですよね。荒木へのトスも試合を追うごとに低くなって、白帯の上でセットして荒木の最高到達点で打たせる場面がなくなってしまいました。
2000年の竹下といまの宮下はバレーボールのトレンドが変わっているので一概に比較できませんが、〝安定”という意味では似たり寄ったりだと思います。
竹下は左右へのスピードの速いトスがかわれて代表入りしたんですよね。当時、スピードを速くすればするほどブロックがついてこられなくなって有利だと考えられていたからです。
その結果、ぶん投げるような剛速球トスでのサイド+ブロード攻撃一辺倒になり、アタッカーは当然打ち切れず。仕方ないですよね、そうしろと言われたわけですから。
彼女が、スピードを落として高めに浮かせた打ちやすいトスを出すようになったのは、真鍋監督に呼ばれてからです。30代に入ってからトスのスタイルを変えたわけですからすごいことですよね。その結果、世界バレーで銅メダルを取り、ロンドンまでの快進撃がはじまったんですよね。
木村が決まらないのも、宮下とのトスが合わないからでしょう。アンテナ付近までしっかり伸ばした打ちやすいトスを上げれば、木村はいろいろ決めるパターンを持っていますよね。
なのに、宮下とのコンビになってからは、速くて短くて低いトスか、2段トスしかこない。なので、得意のストレート打ちがなかなかできず、クロスにさばくしかない。それは相手にもばれていて、ただ木村の個人技でブロックを抜くところまではできる、と。
でも、ブロックを抜くのが精いっぱいだから打球に威力はなく、コースに入っているレシーバーに簡単に上げられてしまってるんだと思います。
これはアタッカーでなくセッター側の問題なので、木村を石井に変えたところで根本的な解決にはならないと思います。宮下ががんばるしかないですね。
by rio (2016-05-19 05:16)
>YMさん、世界最終の「アジア1位」は、「7戦終わった時点の最終成績の中で、アジアだけを見たうえでの一番上位の成績を残した国という意味」です。
ただ、全体の3位以内にアジアのチームが入っている場合は、そのチームを除くアジア1位が切符を獲得できます。
例えば4年前は、1位ロシア、2位韓国、3位セルビア、4位日本、5位タイ、だったんですね。日本は上位3位にはいれませんでしたが、韓国が2位に入ってくれたために、韓国を除くアジア1位だった日本も切符を獲得できたわけです。
「韓国がタイとカザフスタンに勝利したとしても日本は後の試合結果次第でアジア1位を獲得する可能性がある」というのも、その通りです。
もともとこのシステムは、2000年に日本が初の五輪落選=シドニー落選をしたことから考え出された〝日本を五輪に出す”ための仕組みです。日本が五輪に出てくれないと興収が減るから困るわけですね。
なので、当時としては〝絶対安心”の仕組みにしたはずだったのですが、韓国やタイが非常に成長してきたことや、中国がW杯で切符を取れずに世界最終にまわってくる可能性が高まってきたことから、破たんは時間の問題だと思います。
そうなると、これ以上のひいきの引き倒しみたいな優遇措置を考え出すのかも。世の中、カネってことですね(違)
宮下への指示はいろいろ出ていると思います。おそらく、彼女がそれを消化しきれていないのでしょう。聞いてもできないのか、聞く耳を持たないのか、そのあたりはよくわかりませんが。
古賀を先発させるのも、中長期的に見ると正解だと思います。石井は完成度が高まってますから、途中から入っても活躍できる。古賀はまだそこまでいってないので、先発じゃなければずっとベンチ、という可能性があります。
ただ、そんな余裕をかましている場合じゃなかった、というところが真鍋監督の誤算かもしれませんね。なんとか形の上ではタイに勝って望みをつないでいますが、タイが残り全勝、日本が全敗だったら切符は取れないわけですから。
ドミニカやオランダでとりこぼしたりすると大変なことになりそうですね。。。
by rio (2016-05-19 05:37)
>かなみさん、お気持ちはわかりますが、東京五輪を見据えて育成している若いセッターを更迭しても、ほかに適任はいませんよ。
また、宮下のトスは中学生のときから岡山シーガルズで起用されている中で培われてきたものであって、真鍋監督が指導したものではありません。
宮下はシーガルズで言われた通りにやってきたことを、全日本で「それでは世界で通用しないよ」と言われたわけですね。で、半信半疑のまま国際試合に出てみたらほんとに通用しない、というのがここ1~2年の話だと思います。
だから、ちょっと混乱してるんでしょうね。
by rio (2016-05-19 05:44)
rioさん、こんにちは。
以下の部分ですが、間違いかと思われます。
>ただ、全体の3位以内にアジアのチームが入っている場合は、
>そのチームを除くアジア1位が切符を獲得できます。
北京のときがこの条件でした。
最終予選4位のドミニカが確定したかのようでしたが、その後、1位から3位を除くアジアの1位と言うことで、ドミニカが取り消され、5位のカザフスタンが獲得しました。
しかし、今回の要項を見ると
(1)アジアの最上位1チーム
(2)上記1チームを除いた7チームの内、上位3チーム
とのことなので、アジア1位をまず確定した上で上位3チームなのです。ほぼ上位4チームですよね。私はタイも応援しているので以前の条件なら、イタリア、韓国、日本で上位3チームで、4位オランダ、5位タイであっても5位のタイがギリギリ拾われる可能性があると思うのですけれど、今回は4位に入るしか道はないようです。
by むぎ (2016-05-20 13:09)
>むぎさん、ありがとうございます!またしてもルール変更があったんですね。実況や解説の言うことをまともに聞いていなかったので気づかないままでした・・・orz
これまでの方式では、さすがに不公平が過ぎるということになったんでしょうかね。少しでも〝公平”に近づいたことは何よりです。
その結果、日本は出場できるかどうかの瀬戸際に立たされてますね(^^;
タイが韓国に勝つ大健闘でアジア枠争いが大混戦。しかも日本はオランダ、イタリアとの対戦を残していて、タイはペルー戦、韓国はドミニカ戦ですから、3チームのなかで日本がアジア枠からも全体枠からもはじき出される可能性がありますね。
ただ、ピンチはチャンス。日本が大きく飛躍するきっかけにもなりそうで、今宵は目が離せません!
by rio (2016-05-21 13:06)