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世界最終男子・カナダ戦:なにを見せられてるんだろう? [バレーボール]

日本にとってはエキシビジョンマッチ(←物は言いよう……orz)となったカナダ戦、日本優遇のこの大会で取れて当たり前だった第1セットの奪取に初めて成功してなによりです。相手がデータを持っていない選手をそろえ、土砂降りのような大歓声をバックに試合をして、それでも大接戦。カナダが慣れてきた第2セット以降は20点取れれば御の字、みたいなね。われわれは一体、なにを見せられてるんでしょうか。

一応、記録なのでスタメン・ローテはこちら。

 米山         関田    山内

 出来田        清水    福澤      L酒井
----------------------------------------------------------------------
 ジャンセン(MB)  ホーグ  サンダーズ(S)

 シュミット      ペリン  ダフ(MB)    Lルイス


福澤、痛々しかったですねー。恥をかきに出てきたようにしか見えない低レベルのプレーの数々。なのに、どれだけ情けない凡ミスをしても決して謝らず、話しかけるなオーラを出し続ける尊大な態度。洋行帰りの"ヴェテラン"はバレー界ではそんなに偉いのかと、新たな発見でした。目も当てられないブサイクなプレーだらけでしたが、彼が今後、代表に呼ばれる可能性は限りなくゼロに近いでしょうから、もはやどうでもいいという。

問題は、今後も代表に呼ばれる恐れのある山内ですよ。そもそも日本のブロックシステム、っていうか、システム自体がない代表チームに、山内みたいな何もできないセンターを入れて、どうやって相手の攻撃を防ぐつもりだったんでしょう。バレーの才能にあふれているらしい関田ですら、後衛のセッターのジャンプトスにブロック跳んでしまってるんですよ。なんだ、このチーム……。

山内はずっとクイックにコミットで跳んでましたが、そこからしてもう、おかしいですよね。カナダって毎回コミットしないといけないほど、なんでもかんでもセンター線っていうチームでしたっけ?っていう。

山内にリードブロックさせても盆踊りにしかならないので、だったらまだコミットで跳ばせておくほうがマシという考え方もあるかもしれません。だとしても、コミットがたまたまはまって相手がクイックを打ってきたときに、はじいてしまって止まらないわけでしょう。意味ないじゃないですか。

山内がバレーボールをよくわかっていて、才能があって、運動能力も高くて、ただ経験が足りないという選手ならここまで言いませんよ。でも、国際試合もVリーグも含め、山内が出ている試合を見る限り、彼は周りの選手が゛常識”として持っているバレーボールの動き方すらわかってないように感じます。

例えば、第1セットの20-15の場面、カナダのサーブレシーブが大きく帰りすぎてセッター・サンダーズ(前衛)がワンハンドでクイックに上げた場面。セッターのワンハンドは福澤がケアしていて、ツーアタックを抑えられるタイミングでブロックに跳んでます。

それを見た山内、セッターの手がボールに触れたころやっと、遅ればせながらセッターへのブロックに跳んだんですね。その結果、センター・ビグラスがノーブロックでクイックを打つという。山内が自分の役割も状況もなんもわかってないままプレーしているから、こういうことになるわけですよね。

もう1つ、もはや゛山内らしい”と言っていいブロックが第2セットの2-3の場面。ラリーとなってカナダはシュミットのライト攻撃。そこに日本は3枚ブロックでいったのですが、脇か間を抜かれてストレートに決められたんですね。ブロックに跳んだ山内は、着地した瞬間、ドリフのひげダンスばりに両手をひらひらさせての「触ってないよ」アピール。あほか。触れ。触って止めろ。せめてワンタッチぐらいとれ。

なんで山内が「触ってないよ」アピールをしてしまうのか。シュミットが打ってきた高さ、コース、角度を見ても、インになるかアウトになるかを判断できていないからですね。さらに、相手がくずれてのハイセットを3枚で止めにいったときに打球が抜けていくのはあってはならないことだ、という意識がないからですね。あまりにもわかっていないので自責点だという自覚がなく、恥ずかしげもなく「触ってないよ」アピールをしてしまうのだと思います。彼が日本を代表するセンターですよ。Vリーグのセンター陣、ほんとにこれでいいの?

もう1人、今後も代表に呼ばれることが懸念される関田。確かにハンドリングは深津よりうまいし、ラリーが続いてもトスのブレは少ないほうだと思います。深津が180cmなんだから177cmの関田でもよくない?ということもわかります。ただ、そもそもの問題に立ち返ったとき、180cm/177cmのセッターでは勝てないでしょ、っていう。

その経験は、女子の竹下でいやというほど味わったじゃないですか。竹下の低さをカバーするためのブロックシステム、レシーブシステムを完成させるために、周りの選手が余計な負担に耐えつつ足かけ10年かかったわけですよ。女子は銅メダルを取ったので負担が結果的には゛必要コスト”となりましたが、同じことを男子は、関田を擁立していまから10年後を見据えてやってくんですか?っていう話です。

関田が控えで、2枚替えの3ローテ担当だったらいいと思いますよ。でも、深津でも関田でも世界の男子バレーには通用しないことが今大会でわかりましたよね。それでも深津/関田の体制で東京に行くならば、4年後にまた赤っ恥をかくことになると思います。

じゃあどうするんだ、と。Vリーグを見渡しても高さのある使えるセッターはいないよ、と。知らんがな、って話なんですが。部活レベルからそういうセッターを育成してきてないんだから。外国人に帰化してもらっても東京五輪には間に合わないし、これから4年間、今日のカナダ戦のようにひたすらセッターの上から打たれ続けるのかもしれませんね。

で、こうしたもろもろの問題について、モトコさんが「バレー界が一丸となって強化に取り組むことが不可欠です」って書いてるんですね。まったくその通り。なんですが、ただね、少なくとも80年代以降、バレー界が゛一丸”となったことなんて1秒もありませんやん、っていう。

今回の男子チームでも、高さとパワーを主張する小田強化委員長のもとで、南部監督は高さもパワーもない選手を選びまくってるわけでしょう?日本バレーボール協会(JVA)は40年近くも゛一丸”となったことがない組織なんですよ。ということはつまり、組織内に゛一丸”となっていた時代の経験者が1人もいないわけで、誰しもがどうすれば゛一丸”となれるのか、そもそも゛一丸”となるというのがどういう状態なのか、わからなくなってるんだと思います。

モトコさんがスポーツキャスターという肩書で提言するのであれば、お祈りみたいなことを言いっぱなしにするのではなく、どうすれば一丸となれるのか、組織論的な観点から具体的に指摘してほしいなと思います。

日本にもVリーグと大学を見渡せば、200cm級の選手は6人以上いるわけですよ。過去にもいたし、これからも出てくるでしょう。彼らがなぜ同時に代表入りして同時にコートに立てないのか。なぜ多くの200cm級がでかいだけで終わってしまうのか

あるいは、日本はなぜか高さを犠牲にしているチームなのに、ブロックアウト、ワンタッチ、リバウンドを取って切り返すなどの技術が平均身長200cmのチームと比べて劣っているのはなぜなのか

重要な大会の開幕前から、ここが痛い、あそこが痛い、と言っている選手だらけなのはなぜなのか

こうした点は男子バレー界の構造的な問題のはずで、それこそモトコさんが言うように一丸とならなければ解決できないこと。なのに、北京から8年を経てなお、1ミリも前に進んでいないことが今大会で明らかになったわけですね。なぜ、1ミリも進まなかったのか。その責任はどこにあるのか。JVAのなかでそういう議論はなされてるのでしょうか。

すでに゛新聞人事”で次期監督に荻野の名前が挙がってますが、誰が監督になるにせよ、そして誰が強化委員長になるにせよ、↑こうした問題を解決するための具体的なプロセスとスケジュールを示す必要があると思います。

そういった体制側の問題だけでなく、日本国内の゛バレー・エリート”としてちやほやされてきた選手たちが、その甘えを捨て、ジブンタチノバレーから卒業できるかどうか。清水や福澤はできなかった。できないとどういうことが起きるのか、清水以下の世代は今大会を通じて目の当たりにしたでしょう。まさか同じことは繰り返さないよな?と信じています。


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琴子

石川のオポジットいいですね。
サーブレシーブも完全免除じゃなくて、今の半分でいいよってな体制になれば、負担も減りますし。
植田チルドレンの同年齢の頃より、確実に引き出しが多い子なので、これからの上積みも充分期待できますよね。
(サーブレシーブ上達してくれることが、ベストに代わりありませんが…。)

野球を見てても思いますが、人望雰囲気優先の監督であれば参謀コーチをつけてほしいし、参謀型の監督であれば人望あるコーチでバランスをとってほしいです。
荻野路線が確定なら、しっかりした参謀がほしいです。

Vリーグ後半でちらっと出てきた、サントリーのセッター山本が、セット終盤の競った場面において、ラリー中でも平気でセンターに、ばかすか上げてるのをみて、こういうタイプが一人いるとおもしろいな、と思いました。
彼も180だし、まだまだだし、相手にデータがなかったけれど、タイプとしてはいいかなーと。ダメですかねぇ。

リベロは、ようやく酒井に出番がまわってきましたけど、私も古賀がよかったです。
たぶん南部監督が、古賀にブロックの指示出されてもわかんないから外したんですよね、きっと。
by 琴子 (2016-06-05 07:53) 

o-kun

rioさん

>サトウさんの監督時代もこれによく似ていて、新しいやり方、考え方に対して、日本国内でずっとエリート扱いされていた彼らが反発した。その結果、チーム作り以前のところでつまづいて機能しなかった。ということなんだと思います。

>外国人監督を招聘しても、日本の゛エリート”のなかの゛代表”たちに指導を素直に受ける気がなければ同じことを繰り返すでしょうし

これは本当の話ですか?前回も含めてこれだけコテンパンにやられているのに、どうしてこんな見当違いな、井の中の蛙以前のような話になるのでしょうか???まさか当人たちがメディアがアホの繰り返しのように言う「世界の壁に負けた」とか「高さに負けた」とかいうのを信じているのではないですよね??高さ以前にレベルで負けている、それも戦術論以前におそらく基礎技術の点でも負けていることを知ってないのでしょうか?
詳しくは知らないので一概には言えないのでしょうけど、前のサトウ監督はそこを見抜いて、かなり基礎的な練習を強いていたような話もあったかと思うのですが。それを拒絶するようでは・・・

昔、ミキヤス監督の時の全日本は最後はまったくバレーボールヤル気ありませんモードで、観ているのも気分が悪かった覚えがあります。前回のロンドンの予選の最後も少しそんな感じがありました。今回はヤル気ありません、は見られないけど、その代わりに勝敗はどうでもいいし、チームもどうでもいいから、俺は気分よく楽しくヤルゾ、という雰囲気にあふれている感じでした(ジブンタチノバレーですか・・・?)。これもやっぱり見ていて気持ちのいいものではなかったです。こういう国の代表として戦う場である以上、最低限、勝つ姿勢はずっと示してほしい。人によっていろいろ言うでしょうけど、私は女子の木村沙織は、今回のチームの中でも抜けて勝つための姿勢を前面に出していたと思ってます。追い込まれた時の凄みがそれを示しているかと。逆に今回の男子と同じ雰囲気を感じるのが宮下ですかね。

バレーボールは恵まれすぎてます。フジもTBSももう放送もやめればいいのですよ。メディアも取り上げるのやめればいい。注目されたければ勝つしかない、という状況にならないと。
バレーボールは攻撃する側が本当に有利なスポーツで、少し実力が劣る方が守りに徹して姑息に勝つ、ということがなかなかできないと思います。そうであったとしてもどこかに何か突破口があるかもしれません。そんなことを365日ずっと考えている、そんな指導者に来てもらいたいですね。少なくともその「自分達のバレー」をやれれば勝てる、じゃなくて満足!というような指導者は要らないです。

by o-kun (2016-06-05 10:46) 

rio

>琴子さん、全日本男子の場合、なんでこの人?という人物がコーチに選出され、わけわからない指導をしてチームを混乱させているケースが目立ちますよね。特にブロックはひどいと思います。

監督がお友達感覚で選んでいるからなのか、コネなのか、よくわかりませんが。さらに、荻野がもし就任した場合、日本の゛体育会系”の発想のなかでは、彼より年上のコーチが実績のない荻野に仕える、ということは難しそう。荻野と同世代・下の世代でチームを作るのか、あるいは荻野がコーチに気をつかってチームがぐだぐだになるのか。どうせなら前者であってほしいですね。

サントリーの山本がVリーグ後半でチームを立て直したのはすばらしかったですね。やたらとツーアタックを打ちたがるところをみても、度胸は満点だと思います。

ただ、代表レベルに必要なスキル=ミドルをしっかり見せつつ左右にアタッカーが打ちやすくて速いトスを上げるスキルを身につけ、試合で実践できるかどうかはこれからでしょうね。

セッターはとっかえひっかえするものではないですから、東京五輪を見据えていまからセッター候補を選出し、彼らを軸にチームを作ることを早急にやってほしいですね。

さて、次期チームに古賀は選ばれるでしょうか。
by rio (2016-06-05 14:01) 

sasaki

rioさんお久しぶりです。
もう覚えていらっしゃらないでしょうが、昨年wcから男子バレーの応援をはじめて、度々こちらにお邪魔してました。連日の更新お疲れ様です。

超ニワカとしてローテーションから紙にメモりつつ天皇杯、Vプレミアリーグ、黒鷲と観てきた男子バレー、右も左も分からない状態から基本のルールブック読み、rioさんのブログを参考にし、少しだけ「バレー」が分かったような気になっていました。(そして堺のファンになりましたw)
人選を見てほぼ固定になるであろうスタメン選手の怪我を心配しつつも、このOQTに凄く期待していました。
でもこの度、また再び「全日本バレーって何がしたいの…?」と何も分からなくなりました。米山選手の落ち着いたブロックアウト技術など個人技では光るところがあったものの、チームとして何がしたいのかよく分からず全然面白くなかった・・・。

観戦初心者の浅はかな考え方です。
ジャンプサーブ、フローター、どちらも精度を上げ、相手選手の得点源を封じ、リードブロックでワンタッチ。ブロックに三枚つけたらせめてストレートくらいふさぐ。同じ選手に何度も同じコースを抜かせない。抜かせる計算なら入っているレシーバーがしっかり上げる。セッターが高く安定したセットでスパイカーに選択肢を持たせる。
レシーブ、ポジション関係なく全員が拾えるように練習しておく、二段トス、もっとしっかり高く上げる、MBは突っ立って休まず助走しておとりになる等々。
素人すぎて監督がWCからやっていたであろう?チームの戦術的な事はまったくわかりません…。でも基礎がしっかりしていないことだけは分かりました。春高バレーの高校生でも今回の全日本よりはましな守備をしていたと思いました。レセプションが悪すぎる。

高さ・パワーで負けたと、敗因はそこだと強化本部長のコメントが出ましたが、まさか全日本を仕切っているトップから「体格で劣っているから勝てない」と言われるなんて思ってもいませんでした。こんなの負け惜しみでゴリが言うアホコメントと同レベルじゃないですか!笑えません。
だからこそどうするのか、どう勝つのかを見せてくれないなら、にわかだって観ても何も面白くないです。
長々すみません。今回のよく分からない全日本オールスターは今日で見納め(だと思いたい)ですが、WCで期待していただけに釈然としない気持ちが残っています。

この人たち、今日まで死ぬ気で練習してたの?対戦選手のデータとか調べたの?石川選手が研究された後の対策はしてたの?バラエティーの収録で忙しかったの?と思ってしまうのは私が素人だからでしょうか…。
なんだか眠りも浅くて凄く疲れていますが、最後まで見届けたいと思います。rioさんも最後まで見捨てず更新よろしくお願いします。
by sasaki (2016-06-05 14:20) 

rio

>o-kunさん、サトウ時代は、一部の選手がサトウさんのやり方についていけず、そのことを真摯に受け止めることもできずにモチベーションを失った。JVAにはその問題を粘り強く解決する知恵がなく、「時期尚早」(荒木田強化事業本部長)の一言で片づけてしまった。ということだと思います。

当時、荒木田さんは「自分で考えて判断できる選手を作る指導を始める必要がある。指導者講習会のカリキュラムの全面改定なども考えています」(産経)とメディアに語っています。

今大会を見る限り、彼女の構想は何一つ実を結んでいませんね。荒木田さんは男女バレーの統括なので、女子が結果を出している以上、責任論には発展しないのかもしれません。ただ、今回の混迷を招いた原因の最終責任者である以上、なぜこんなことになってしまったのか、きちんと見解を述べ、具体的な改善策を示すべきだと思います。

合成がなぜ優勝したか。彼らは゛雑草”意識があり、リーグでの優勝経験がなく、入れ替え戦の常連でもあったわけですね。今までと同じやり方をしていては何も変わらないというところへアンディッシュがやってきて、まったく違う方法論を提示した。彼らは勝ちたいから、戸惑いながらもそれを受け入れ、時間をかけて習得した、ということだと思います。

サトウさんは同じことを代表チームでやろうとした。しかし、代表は選手たちにとって゛居場所”ではないんですね。自分なりのやり方が固まっていて、゛居場所”である所属チームでそれが受け入れられている。なのになぜ、代表チームでそれを否定されなければいけないのかと。そういう狭い視野でしかものごとを考えられない選手が複数いたんだと思います。

その選手たちに自己改革を促す内科療法も、切除する外科治療も、JVAはとらなかった。自分たちにとって一番簡単な方法=指導者の切り捨てを選んだわけです。世界を視野に入れている選手にとっては非常に不幸なことだったと思います。

バレーボールが恵まれているというのは、他の競技の選手たちも感じているようですね。世界でバレーより結果を出している競技はたくさんあるのにテレビ中継はおろか、ニュースですらほとんどふれられないという。

一方、バレー選手たちはそれが゛当たり前”になっていて、恵まれていると思わないんでしょう。W杯2015のとき、男子は試合をするごとに目に見えて観客が増えたため、それが大きなモチベーションになったと思われます。

そこからVリーグ、大学リーグを通じてずっときゃーきゃー言われ続け、その現状がもはや゛当たり前”になるという。情けないですね。
by rio (2016-06-05 14:55) 

rio

>sasakiさん、私も今大会、五輪切符に関係なく、バレーの試合として少しも面白くないと思います。

そもそも日本は、世界最終の直前の遠征や親善試合でもまだメンバーが固まっておらず、チームとしてまとまる以前の状態だったわけですよね。

そのまま大会に出てきて、プレッシャーがかかるなかで行き当たりばったりのバレーを続けた結果、切符を逃した。面白がれる余地がどこにもないですね。。。

南部監督は勝ちパターンを持っておらず、相手の策に対する引き出しもまったくなかった。バレーの醍醐味の1つは、相手の動きを察知して先手を打つ、それを察知した相手が応手を打ってくる、という将棋や囲碁のようなやりとりが高速に展開されていくところだと思うのですね。

南部監督のように相手の手を読まず、相手がどう変化してきても無視、自陣だけを見てジブンタチノバレーに閉じこもる、みたいなことをやってしまうと、”ボールを3回以内に相手に返すゲーム”というクソしょうもない遊びになってしまいます。

今大会の面白くなさの正体は↑このクソしょうもない遊びを延々見せられているからなかな、と感じています。
by rio (2016-06-05 15:16) 

排球

男子バレー復活のためには、ぬるま湯環境からの脱却しかないでしょう。FIVBの抵抗が予想されますが、ワールド杯の日本恒久開催廃止、アジア予選と世界最終予選の分離。あたり前の所から手をつけないと、重病は治りませんね。
by 排球 (2016-06-05 16:29) 

YM

あのぅ、W杯はじめ他の国際試合があからさまに日本優遇制度の上に開催されているのは解ります。
いいことでないのも解ります。 でもそこまでしてもらってても負けてるんですよ。 男子は。
これでフェアに開催されるようになると、日本でのメディアの取り上げ、TV放映等、露出度は格段に下がりますよね。 そうすると今の心身ともに虚弱体質なのにその自覚もなく、Vリーグの存在でプライドだけは高い選手達の、他国に勝とうというモチベーションはますます上がらなくなってしまいそうな気がします。 
今はこんなに派手に取り上げてもらっており、負けると恥ずかしいから頑張らなければと思っているけれど、注目度が減ればどうせ応援もされていないんでしょ、観てる人いないしほどほどでいいよって思う選手が出てきてそれが普通になる。
その結果、オリンピックどころか国際試合での勝利はさらに遠いものとなる。
それも試練。 自業自得と言われるのもわかりますが、なんかねえ、寂しいです。

私はバレーボールが好きなのでたくさん国際試合を見たいのです。
とは言え、こんなに贔屓をして何年費やしてもこんな結果しか出せないようでは日本開催はもうそろそろ限界かもしれませんね。

失礼しました。 愚痴です。

by YM (2016-06-05 17:48) 

残念ではあるけど

バレーボールとゆう競技が本当の意味で好きな人がいるうちに変わる事を期待したいです。ベテラン在庫一掃されますよね?未来を考えたいです。

今回アイドル役を任された2人のエースは、アイドルとしての使命を果たしていたと思うので、そこは褒めてやってもいいのでは、と思っています。自ら写真集を出してくれ。と頼んだわけないはずで、仮に現在あまりの人気にテングになっていたとしても、周りの大いなる力と煽られたギャル達に囲まれていたら、勘違いもするでしょうし。若いですからね。人気は結果には何にも繋がらないと分かり、改めて基礎から練習してくれたらいいなと思います。本来はバレーボールが好きで努力家なはずだとは思います。才能だけでは行けないレベルで実績を残してきたわけだし、好きでやってきたのは伝わります。 また爽やかなルックスだって彼等自身には何の責任も無いじゃないですか。その顔で産まれてきたんだし笑
もしあの2人が超絶ブサイクだったら代表には呼ばれなかったですか?
その選手選考の部分の真相が知りたいですねぇ、、、。
残りのnext2人にはコメントする価値も無いです。

またアイドル化の話とは別に山本隆弘さんが試合後のコメントで、WCから過信していた。通用すると思っていたんじゃないか。と読みました。

でもテニスの錦織圭選手が、フェデラーとの対戦前に会見で尊敬していると発言してコーチのマイケルチャンに怒られたエピソード有名ですよね。その発想では永遠に勝てない。勝てるとそもそも思ってない。と。

だから若手が自分達だって世界と戦えると言ってるのは悪くはないと思いました。もちろん、意識だけの話ですけど。日本人離れした強気なメンタルだって悪くないなと。
そのせっかくの素材と強気メンタル、、、最大に生かすには何が一番重要なんでしょうか東京に2人が出るとして。そう突き詰めて考えてみると堂々巡りで大会最後までスッキリしませんでした。
by 残念ではあるけど (2016-06-05 18:41) 

KGBH_007

こんばんは。
今、フランス戦前のアイドルコンサートから逃避して書き込んでいます(笑)

福澤、良くも悪くも「あんなもん」なんですよね。オーバーハンドのレセプションが上手、バックローは使える、以上終了、みたいな。

カナダ戦は清水も疲労困憊で見てて痛々しかったです。古田、手塚というリーグを戦い切ったオポジットを控えに置かなかったのがそもそもの原因なのですが。

越川、李白、内山、ドン古賀、アンディッシュがベンチに入ればもう少しまともな試合になった(それでも勝てる気がしないのですが。。。)でしょうに。

さて、次の世界選手権は出られるでしょうかねぇ。。。
by KGBH_007 (2016-06-05 19:03) 

パタリロ&ギダ

 ミドル4人もやっぱり選ばないで良かったじゃん、うーん、やっぱりあの男は日焼けして帰ってきただけだったのね、、、、
アタックは早いけど、ブロックにまんま当てる、拾われる、アウトになる
ばっかりで相変わらずで、、、セットポイントのところでギダかなり
過酷な人選、もうそろそろ私のネームも変えないとなー。
by パタリロ&ギダ (2016-06-05 23:57) 

rio

>排球さん、W杯の立候補制とアジア予選・世界最終の分離、いますぐするべきですね。男子はW杯にも世界最終にも出られなくなる可能性がありますが、それが実力である以上、仕方ないでしょう。

興収面ですが、日本からこのコンテンツを切り離しでも大丈夫だと思います。女子バレーはむしろ、日本よりも中国に巨大な市場があります。男子バレーは欧州・南米が興収の柱となるでしょう。

日本恒久開催(男子の世界最終は恒久ではありませんが)がなくなって困るのは利権につながっている個人だけだと思います。
by rio (2016-06-07 22:27) 

rio

>YMさん、全日本のバレーにかかわっていない朝日新聞の取り上げ方が極端で笑いました。

五輪切符の可能性があるときはカラー写真付きで大きく報じ、切符を逃した次の試合から面積が激減、最後のフランス戦はベタ扱いですからねー。フジやTBSがわーわーやってもこれが現実、これが゛世間”です。大会後に批判コラムが掲載されたのがせめもの救いですね。

インターネットが途上国にも普及し、世界中をSNSのネットワークが覆っているいま、どこで試合をやったとしても観戦する手段はいくらでも作れますよね。地上波で流したいのはテレビ局と放映権料を手にするFIVBの都合であって、本当にバレーの普及を考えているなら、フジ・TBS独占などとあほなことをせずネット系に解放すればいいと思います。

ネット系は双方向性につよく、ニコニコ動画のようにみんなでわいわい言いながら観戦することも可能です。楽しみはいくらでも広がるはず。

遅かれ早かれそういう時代がくると思います。
by rio (2016-06-07 22:34) 

rio

>残念ではあるけどさん、たとえ2人が超絶ブサイクでも石川は代表に呼ばれたでしょうが、柳田は呼ばれなかったかもしれませんね。

そんなことを言うとあちこちから叱られそうですが、客観的に見て柳田は育成枠です。育成枠というのはやわらかい言い方で、要は興収担当です。

ただ、それだけだとあまりにもあんまりなので、プレーの面で言うとサーブ枠ですよね。総合的な実績では、合成の高松や白岩、東レの星野のほうが上ですが、南部監督は彼らの特長よりも柳田のサーブを選んだ(そして不発だった)、ということかと。

ただ、こういうことって全日本男子でずーーーっと繰り返されてるんですよね、あほみたいに。バルセロナ組では、ガイチや青山がアイドル化されてました。

そのあとも、小林、加藤、朝日、山本、西村、越川、清水、福澤……(抜けてる人がいたらごめんなさい)などなど、延々と同じことを繰り返して柳田、石川にいたるわけで。

ほとんどの選手が身分は会社員として保証され、芸能人気分も味わうことができ、がんばるがんばるを繰り返しながら引退していますね。そんなくだらない男子バレー界から一線を画そうしても多勢に無勢、1人でレールから降りるだけになってしまいます。

いつまでこんなことを繰り返すんでしょうね。↑この状況を生み出しているのはJVAでありマスコミであり、無芸なタレントと化したOB・OGであることは間違いありません。

ただ、そんな外的要因にふりまわされ、がんばったけど五輪にいけずあー残念、で、あなたは納得できるんですか?と選手1人1人に聞いてみたいです。ふりまわされるのは、ふりまわされることを心の底では望んでるからなんじゃないですか?と。

若者なんて過信するもんだし、過信してるからこそ力が発揮できるということもありますよね。その意味で、私彼らが世界と戦えると言っていたのはいい心意気だと思います。

柳田は次4メンバーの1人にくくられて会見に出席させられたときから現在にいたるまで、マスコミへの応対がずっと不機嫌ですよね。彼は、いまの状況が心底、嫌なのかも。

もしそうだとしたらイケメン感を消せばいんですよね。試合のたびに鼻毛だすとか。アップで抜かれている場面で鼻くそほじって食べるとか。簡単なことです(違)
by rio (2016-06-07 23:01) 

rio

>KGBH_007さん、会場に行かれてたんですね。コンサート、ながかったですねー。夢をつかむとか勝利の日までとかジャニ・フレーズがこだまして、もう五輪落選してますけど?っていう。

福澤、オーバーハンドでもバックローでも凡ミスしてましたよね。数少ない長所でミスってたらもう、敵国のスパイですね。KGBですね。007ですね。違いますね(謎)

次の世界選手権、南部監督が万が一続投したら出られないでしょうね。荻野監督でも難しいでしょうね。選手たち(除くパナ・ベテラン勢)の能力的には出られると思いますが。
by rio (2016-06-07 23:08) 

rio

>パタリロ&ギダさん、あいつもともと地黒だし、日焼けすら身についたのか疑わしいところです。

焦って打ちにいってブロックにぶつけて、バレー偏差値30ぐらいしかなかった学生時代と何にも変わってないですね。変わったところと言えば、ブロックにぶつけてもテンパらず、ニヤニヤ笑うようになったところぐらい。

お勉強はできるんだから、早めにパナ社員として仕事を覚える方向に進んだほうがいいんじゃないですかねえ。。。お子さんもいらっしゃることですし。
by rio (2016-06-07 23:13) 

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