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あいうえおーすとらりあ 【が…学校】 [あいうえおーすとらりあ]

 【が…学校】

 留学生と一口に言っても通っている学校はさまざまです。オーストラリアには大きく分けて、民間または大学付属の英語学校、公立のTAFE(テイフ)、大学、コミュニティーカレッジがあります。英語学校は、学生ビザがとれる政府公認校と、それ以外に分かれます。TAFEは日本の専門学校にあたり、職業訓練や技術の習得を目的としています。コミュニティーカレッジは社会人のための“習いごと教室”で、週末や平日の夜に週1回のペースで開校されます。アート、料理、学問、スポーツなど幅広いテーマが用意されているのが特徴です。

 

 留学の場合は学生ビザを取ることが一般的ですが、語学留学に限れば、観光ビザやワーキングホリデービザでも3~4ヶ月以内なら学校に通えます(実際はその期間を超えて通っている学生も多いのですが、移民局にばれた場合は国外強制退去になります)。学費はピンキリですが、一般的には週2~3万円あたりでしょうか。TAFEにも一般英語コースがあり、そちらは公立なので少し安いようです。

 

 このように学費の“定価”は意外と高いのですが、シドニーでは競争が激しく、そのため各校ともさまざまな値下げプラン(長期割引、閑散期割引など)を用意しています。政府公認系の学校では、一定以上の人数を維持しなければ公認が取り消されるため、閑散期に半額以下にしてしまうところもあります。値下げは“講師の質”に直結するので、安ければいいというわけでもありません。

 

 わたしが通った学校(SELC)はシドニーでも定評のある英語学校です。シドニー在住が長い知人の紹介でした。講師の質がよく、授業時間が週23時間(普通は20時間)と、ほかより長いのが特徴です(その分学費も割高です)。立地もよく、世界中からサーファーが集まるボンダイビーチの玄関口“ボンダイジャンクション”にあります。学校の隣が巨大なショッピングモール、周辺にはさまざまな店がそろっていてとても便利です。

 

 ここに6ヶ月通ったのですが、わたしにはとてもいい学校でした。授業中にばんばん質問したり雑談したりするのを歓迎する雰囲気があり、こういう授業を日本の英語の時間に受けていれば違っただろうなあと感じました。韓国人、日本人、ブラジル人、スイスなどヨーロッパ系の順で多いのですが、同じ国の人同士でも英語でしゃべるようにしているなど意識の高い人が多かったように思います。普段の授業以外にも、選択授業(オーストラリア・スタディやコーヒーを入れる職人“バリスタ”になれるコースなどがある)や遠足など面白いイベントが毎月あり、いつのまにか英語嫌いが解消されていました。感謝、感謝です。

 

 次回は【ぎ…疑問】。生活していると、あれ?と思うことがしばしばあります


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あいうえおーすとらりあ 【こ…子ども】 [あいうえおーすとらりあ]

【こ…子ども】

 少子化に悩む日本に比べ、オーストラリアの出生率はここ数年、連続して上昇しているそうです。2005年は1.7をこえたとか。確かに公共の場で子どもたち(特に乳幼児)や妊婦の姿が目立ちます。ショッピングモールなどでは、赤ちゃんに授乳したりオムツを替えたりできる「ペアレンツルーム」が充実しています。身障者用のトイレに併設されている場合も多く、充分な広さがあります。

 

 妊婦さんたちもずいぶん様子が違います。マタニティ・ウェアのようないかにも妊婦という格好をしている人はあまり見かけません。スカートにブラウス、ウエストがゴムのパンツにTシャツといった普段と同じ格好が目立ちます。繁華街や観光地など人が多く集まる場所にも気にせず出かけていく人が多いようです。それだけ社会の受け入れ態勢が整っているということなのかもしれません。

 

 わたしがよく通っている図書館にも小学校に上がる前の子どもたちが、お母さんに連れられてたくさん来ています。お母さんと子どものやりとりを聞くのは英語の勉強にはとても役立ちます。ネイティブが言葉を覚えていく様子が伝わってくるからです。同時に、絵本を読むのも有効です。絵本に使われている単語や文法は、幼児が無理なく理解できるものに限られています。しかし、外国人にとっては、知らない単語や理解に時間がかかる文法(表現)がけっこうあります。こうした単語や表現を知っていれば、ネイティブとの会話もより自然になると思います。

 

 こちらに来た当初にホームステイしていた先にも、5歳と8歳の姉妹がいました。お姉ちゃんに年齢を聞いたとき、「わたしは8歳で妹はもうすぐ6歳」という答えが返ってきました。原文は「I’m 8, and she is nearly 6」です。日本語→英語で「もうすぐ6歳」を考えるといろいろな言い方があると思ってしまいますが、自然な会話で使うのは“nearly”でした。お母さんに同じ質問をしても”nearly”を使っていました。

 

 また、5歳の子に折り紙を教えてあげたことが発音や文法の練習につながりました。5歳ぐらいの子どもにとっては、間違った発音や文法(時制)から相手の言いたいことを想像することが難しく、反応がストレートに返ってくるからです。一緒に絵本を読んだときは、一つ一つの単語を繰り返し発音してくれた上、こちらの発音が正しいかどうかチェックしてくれました。5歳の子が読めない単語もたびたび登場し(giraffeなど)そのたびに「Mammy!」と聞きに行くのも面白くて、ほかのステイメイトも加わってよく一緒に遊んでいました。

 

次回は【が…学校】。留学生がどういう学校に通い、どのような進路を選んでいるのか、わたしの体験もまじえて紹介します。

 


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あいうえおーすとらりあ 【け…携帯電話】 [あいうえおーすとらりあ]

【け…携帯電話】

 いま、手元に携帯電話が3台もあります。1台は日本でふだんから使っていたもの。もう1台は海外でも使える携帯をドコモのポイントでただで手に入れたもの。そしてオーストラリアで借りた携帯です。「海外ローミング」の料金の高さなどをよく理解していなくて、わざわざ新しい機種を手に入れたのでした。失敗。携帯のシステムカードのようなものを入れ替えればオーストラリアの携帯と同じように使える場合もあるとも聞いたのですが、わたしの携帯はだめでした。無念。

 

 そんなわけで、いま使っているのは、日系の携帯会社(現地法人)のものです。携帯にいろいろついている機能をまったく使いこなせないので、通話とメールができればいいという条件でシンプルなものを選びました。ちなみに、こちらでも日本と同じく、インターネットにつないであれこれできたり、カメラの性能がどうこうだったりする携帯がはやっていますが、興味がないのでよくわかりません。月々の基本料は約3千円。夜8時~12時の間は、どこの会社の携帯にかけても10分間無料です。10分ごとにかけ直せば4時間までは無料で話せます(これが決め手)。メールが日本語で打てる、というのも売りらしいのですが、めんどうで試したことはありません(英語のほうが便利です)。

 

 ほかにも携帯電話サービスを扱っている日系企業が数社あり、どこでもすべて日本人スタッフなので簡単に借りられます(クレジットカードは必須ですが)。携帯に限らず、たいていのことを日本語でできてしまうあたりは英語学習にとっては曲者だと思うのですが…。

 

 ちなみに、オーストラリアの携帯会社はオプタスとテレストラの2社。ほかにボーダフォンなどもあります。テレストラのサービスはよく知りませんが、オプタスはプリペイド方式を採っていて払った分だけ使える仕組みです。しかも、オプタス同士の通話はいつも無料。友達がみんなオプタスなら、初期投資の機種代(約5千円、帰国する友達などからもっと安く手に入れられることも)以外はコストがかからないので、ほとんどの友人はオプタスを選んでいました。がっくし。最近、ソフトバンクが似たようなビジネスを日本で始めたようですが、無料通話にかなり厳しい縛りがあるようですね。日本はオーストラリアより圧倒的に人口が多いのに、なぜオプタスのようなビジネスができないのでしょうか?

 

 便利なのは“SMS”と呼ばれる携帯メールです。日本では同じ会社同士しか使えないと思うのですが、こちらではどの会社の携帯からでも、相手の番号だけでメールを送れます。迷惑メールもほとんどなく(わたしの携帯には来たことがない)、携帯嫌いの人間にはいい環境です。

 

 次回は【こ…子ども】。街のあちこちで子どもたちを見かけます。


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あいうえおーすとらりあ 【く…空港】 [あいうえおーすとらりあ]

【く…空港】

 シドニーに到着した日(2006年4月22日)はよく晴れた日で、機内からも朝焼けの様子がはっきりと見えました。海はなぜか真っ暗で、水平線のすぐ上が濃いオレンジ色。日本の橙色とは違う力強い色合いがだんだんと薄まって、やがて水色から明るい青に変わっていく美しさはいまでもはっきりと思い出せます。

 

 それに比べて、空港の印象はそれほど強く残っていません。到着したのが午前7時前で、空港内の店はもちろん開いていませんでした。出迎えの人が待っているので空港内を探検するわけにもいかなかったのです。いま、改めてホームページを開いてみたのですが、日本語ページも用意されているんですね。先に知っていれば…。

 

 税関を通るときに周りをよく見ず、人数の少ない列に並んだところ、そこは申告すべき荷物を持っている人用の窓口だったのです。着いたときは英語がまったくできなかったので、係官に何か言われたのも気づかずに並び続けました。やっと自分の番が来て「申告するものは?」と聞かれ、自信満々に「ありません」と答えたところ、「じゃ、あっちの窓口ね」とあっさり言われたときのがっかり感と言ったら…。大幅に時間を無駄にしてしまいました。ゲートを出ると、同じ送迎車に乗る日本人2人がすでに待っていて「遅かったですね」と言われてしまいました。

 

 この2人と送迎車(といっても普通の自家用車)の中でお互いに自己紹介をしているとオージーの運転手(ひげ面のおじさん)に「英語で話しなさい。そのために来たんだから。英語で話すようにしていると、月曜日よりも火曜日、火曜日よりも水曜日っていう具合に力がついて来るんだ」と説教されました。その言葉はあとでたびたび実感することになるのですが、そのときは、MondayTuesdayWednesdayの発音がやっぱり「マンダイ、チューズダイ、ウェンズダイ」だったこと(と、それを聞き取れたこと)に感動して、それ以外の話をあまり覚えていません。

 

 英語ができないのに、大きなトラブルもなく初日を迎えられたことはいまでも奇跡的だと思っています。友人の韓国人の女の子は、送迎の人が空港に現れず(手配する側のミスで忘れられていた)、空港で泣きながら5時間待ったそうです。英語はHelloぐらいしか話せず、連絡先に電話をしたもののまったく通じなくて切られる始末。最終的には、英語を話せる韓国人を空港内で見つけ、その人に電話をしてもらってなんとかなったそうですが、「その間の心細さといったら…」と思い出しては涙目になっていました。

 

 次回は【け…携帯電話】。必需品です。簡単に手に入ります。


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あいうえおーすとらりあ 【き…QVB】 [あいうえおーすとらりあ]

【き…QVB】
           

QVB内、3階から見上げたドーム。突き出しているのは1階から伸びている巨大クリスマスツリー!
    

 QVBは「Queen Victoria Building」の略で、長ったらしいので誰も正式名称では呼びません。初めて聞いたときは新手のバーベキュー(BBQ)かと思って混乱しました(恥)。シドニーの人気スポットになっている3階建てのショッピングモールで、ピエール・カルダンが「世界で最も美しいショッピングモール」と評したとか。シドニー随一の繁華街タウンホールと直結していています。1898年、当時のビクトリア女王在位50年を記念し、市民のためのマーケットとして建てられました。公式HPによるとスタートは58店舗で、服、花、美容、靴、たばこなどの各店やカフェがあったそうです。いまとそれほどかわらないイメージなのかもしれません。

 

 建物は半円アーチの出入り口や窓が特徴のロマネスク様式で、中央部にある緑色のドームがシンボル。ロゴにも使われていて、夜はライトアップされます。アーチとドームの丸みが優雅さをかもしだしています。建物内の装飾もすばらしく、精密なステンドグラスやらせん階段、からくり時計は一見の価値ありです。老朽化で取り壊す意見もあったものの、約100年後の1982年に大改築を終えて今に至るそうです。QVBの歴史や建物の説明について解説を聞きながら内部を見学するツアーがあるらしく(要予約、約千円)、興味はあるのですが、千円払ってまで…といまだに実行していません。
                     

    
         

QVBの内部。3階の吹き抜けから地下(下部中央)までを見渡すとこんな感じ。手前はからくり時計。奥はクリスマスツリー。右の写真はステンドグラスです。                     

 

 内部は中心部が3階までの吹き抜けになっていて、その両脇に合計約200店が並んでいます。ファッション関連、アクセサリー、ギフトショップなどなんでもあります。おしゃれなカフェやレストランのほかにフードコートもあって、カフェでは毎週日曜日にジャズの演奏があります。きれいに着飾ったおばさんと、ビーチサンダルに短パンの若者が同じようにうろうろしているあたりがオージーらしさかも。

 

 初めてタウンホールに行ったときは、歴史を感じさせるQVBの外観と内部のショッピングモールのイメージが結びつかずに大混乱しました。タウンホール駅は、QVB以外にも地下でさまざまな場所と直結していて迷路のようなので、いまでもときどき迷います。

 

 QVBの近くには、ファッションビルとギフトショップが立ち並ぶピットストリート・モールがあり、週末にはストリートパフォーマンスも見られます。大きな時計台が目印の市庁舎(タウンホール、約8500のパイプを持つ世界最大級のパイプオルガンが見もの)や、セント・メリーズ大聖堂などの歴史的建造物も徒歩圏内。市民の憩いの場になっているハイドパークもすぐそばです。

 

次回は【く…空港】。初日の朝焼けの素晴らしさは忘れられません。


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あいうえおーすとありあ 【か…カモメ】 [あいうえおーすとらりあ]

【か…カモメ】


 英語では「a seagull」と呼ばれ、どこのビーチや港でも群れを作っています。また、街中の噴水や池のある公園にも群がっていて、人間をまったく怖がらないどころか、エサをくれるのをがまん強く待っているのです。その姿勢は、厚かましくて頭の悪そうなハトと比べるととても好感が持てます。

 

 カモメたちは、まず人間から適度に離れたところに集まります。そしてじっと人間のほうを見つめます。人間が少しでも動くとすばやくその場から離れ、安全を確認してからまた戻ってきます。何か食べ物をこぼすと、その場所をしっかり覚えていて、人間が立ち去ったあとに突進してくるのです。

 

 ちなみに、ハトはカモメも人間もおかまいなしに近寄ってきて、カモメが目をつけているエサをむさぼっています。一回り以上も大きいカモメが、ハトが近づくとそれとなく避けて警戒しているのとは対照的です。そのせいでどのハトもでぶでぶと太っているので、生活習慣病になっているに違いありません。“ハトは平和のシンボル”と考えがちですが、イギリス人の知人によると、平和のシンボルは白ハトの「a dove」(スキンクリームの商品名にもなっているあれです)で、街中にいる“駄ハト”の「a pigeon」とは明確に違うそうです。

 

 それはさておき、カモメの話でした。カモメはエサを投げてくれる人がいることもちゃんとわかっていて、投げるまねをするだけで羽を広げ、得意技の“空中キャッチ”の体制をとります。何回かしつこくやってみると、群れの中でも諦めてしまうやつと、何回でも基本の体制を取り続けるやつがいて、カモメにも個性があるんだなあと妙に感心してしまいました。

 

 群れにはボスカモメが必ずいて、たいていは人間の正面の一番いい場所に陣取ります。その上で、ギャーギャーという鳴き声とともに、首を伸ばしてヒラカモメに突進して周りから追い払うのです。たまたまヒラカモメがエサをくわえようものなら、すごい剣幕で駆け寄って奪い取ります。でも、周りに気をとられてばかりなので、たいていの場合はエサを捕り損ねてしまっているようです。人間って意地悪ですからねえ。

 

 そんなカモメたちなのですが、残念なのは顔が怖すぎること(写真参照)。ハトの丸い目と比べると、ほとんど殺し屋の目つきですよね。鳴き声も決して愛嬌があるとは言えず、やはり人間のおこぼれなんか狙わずに海で活躍して欲しいなと思うのでした。

 

 次回は【き…QVB】観光客にも人気のちょっとかわったショッピングモールです。


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あいうえおーすとらりあ 【お…オージー気質】 [あいうえおーすとらりあ]

【お…オージー気質】
 イギリス(ヨーロッパ?)には国民性(の固定観念)を盛り込んだ「天国と地獄」というギャグがあるそうです。「天国では、イギリス人が警察官、フランス人が料理人、イタリア人が愛人…(中略)地獄では、ドイツ人が警察官、イギリス人が料理人、スイス人が愛人…」というもの。それでは、イギリスの植民地から始まったオーストラリアはイギリスに近いのでしょうか?これがけっこう違うようで、良いところでは「フレンドリー、親切、スポーティ」、悪いところでは「おおざっぱ」が大体共通したイメージのようです。

 

 フレンドリーな人は確かに多いと思います。店も何回か通えば店員がすぐに顔を覚えてくれます。でも、中には白人以外を差別してあいさつすらしない店員もいます。公共交通機関や街中のインフォメーションでも、白人が尋ねたことには丁寧に答え、それ以外のときは単語だけでそっぽを向く人も少なからずいます。尋ねる側の英語力の問題もあるのでしょうが、「誰もがフレンドリー」なのは限られた観光地のスタッフだけで、あとはその人の人格によるのでしょう。

 

 矛盾するようですが、親切なのはかなりの確率で当たっていると思います。道を聞かれて逃げ出す(聞かれそうになって避ける)ような人には会ったことがなく、逆に向こうから声をかけてくれることもあります。バスや電車で座席を譲り合うのは当たり前、乗り物やエレベーターなどに乗り降りするときも、窓口などで並んでいるときも基本的に譲り合っています。

 

 おおざっぱ」は的外れなような気がします。少なくとも公共の場はきちんとしています。どこの店でも商品はきちんと並べられていますし、電車やバスも時間に正確です。平日の昼間でも、はだしにサンダル、Tシャツ、短パンでうろうろしていたり、公園やビーチで遊んでいたりする男女(どちらも年齢問わず)がとても多いので、そこからきたイメージかもしれません。

 

 最後にスポーティ。これは当たっているでしょう。若者はもちろん、冬でも競泳用パンツで泳いでいるおじいさんもいれば、早朝からランニングしているおばさんもいます。中年のオッサンたちが集まって休日にスケボーで遊んでいることもあります。
          

 ただ同時に、肥満人口も急増中で、近いうちにアメリカのようになってしまうと一部報道で警告されていました。

 

 次回は【か…カモメ】シドニーでは、ハトと同じぐらいカモメが一般的な街鳥なのです。


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あいうえおーすとらりあ 【え…映画】 [あいうえおーすとらりあ]

【え…映画】

 シドニーの映画代は約千円。毎週火曜日は映画の日で800円ぐらいで見ることができます。複数のスクリーンがあるシネマコンプレックスが一般的です。座席は古い映画館ほど狭く、あのおじさんとかあのおばさんは座れるんだろうか…と心配になるほど。売店のポップコーンや飲み物はとんでもなくでっかくて(しかも高い。飲み物とセットで千円ぐらい)映画を見終わるまでにたぶん食べ終われないので買ったことはありません。

 

 そうそう話題の映画の話でした。話題作で最初に見たのは「パイレーツ・オブ・カリビアン2」。ジョニー・デップ主演で日本でも大人気だった作品ですね。1作目を見ていないにもかかわらず、映像が分かりやすいのでアイデアはすんなりと理解できました。でもセリフは速くて長いので何を言ってるんだか…という感じ。半分ぐらいしか分からなかったのです。あとでオージーに聞くと、時代の雰囲気を出すために古い英語(日本の時代劇のような)が使われていて、ネイティブにも難しいところもあるとか。ちなみに、オージーには「長い」「難しい」などの理由でそれほど人気にはなっていませんでした。見ている間も、笑いやため息のリアクションは少なかったように思います。

 

 韓国で歴代トップの1230万人(韓国の人口の4分の1以上!)を動員した「グエムル~漢江の怪物」(英題「The Host」)はコリアンの友達と初日に見に行きました。30代の若いポン・ジュノ監督作のパニック・ムービーで、日本でも有名な俳優ソン・ガンホや女優ペ・ドゥナが出演しています。韓国語の場面は英語字幕が出るので、英語だけの映画よりも分かりやすくて楽しめました。観客のほとんどはコリアン。リアクションがオージー並みにはっきりしていてそれもまた笑えました。これまた、オージーの間では話題にならなかったようです。日本では9月に公開されたはずなのですが、評判はどうなのでしょうか。

 

 そして最近(といっても1ヶ月以上前)に見たのが「プラダを着た悪魔」(英題「The Devil Wears Prada」。アン・ハサウェイ主演で、メリル・ストリープが“悪魔”編集長です。日本では11月上旬に公開かな?ストーリーは定番ですが、カタログのように次々といろいろなファッションが登場するので、好きな人はそれだけでも楽しめるはずです。メリル・ストリープの演技は完璧。ファッション業界で働いていた友人と見に行きましたが、メリルはもちろん、スタッフたちもファッションとマスコミの両業界を良く知っているのだろうという結論になりました。メリル演じるミランダの口癖「That’s all.」の使われ方が印象的です。

 

次回は【お…オージー気質】。イメージと現実に違いはあるのでしょうか?


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あいうえおーすとらりあ 【う…運転】 [あいうえおーすとらりあ]

【う…運転】

 国土が広いオーストラリアはもちろん車社会。シドニーやメルボルンなど大都会の中心部は車で行くとかえって不便ですが(駐車場が高い、渋滞するなど)、週末ちょっと郊外へ、などというときには車は欠かせません。って、わたしは持ってないのですが。

 

 交通ルールはイギリス系なので左側通行。日本と同じなのでまったく問題ないと言いたいところですが、唯一、「右折優先」であるところが違います。交差点では、まず右折車が行ってから直進車。間違って日本式で行くと大事故につながりかねません。でも、信号のない小さな交差点、特に大通りと路地の交差点のようなところでは、直進車が優先される慣例になっているようです。

 

 もうひとつ特徴的なのが、小さな交差点に多いロータリーです。進入して時計回りにくるくる回る決まりになっていて、ここでも自分の右側から来る車が優先です。一度、バスに乗っていて、バスが優先なのに若者が運転する車が進入してきて、あわや大事故という状況にでくわしたことがありました。こんなとき、車中の皆様は意外と冷静で、せいぜい「Damn!」とつぶやく程度。「Shit!」もほとんどなく、いわゆる“Fワード”は聞かれませんでした。このあたりがアメリカンな人々とは一線を画すイギリス系文化なのでしょう。

 

 その代わりというわけでもないでしょうが、オージーはどんなときでもすぐにクラクションを鳴らします。信号待ちのあとの発信が遅いときはもちろん、右左折の減速のタイミングが遅いとき、車線変更が遅いとき、カーブを回るスピードが遅いときなどなど。鳴らされるほうもまったく気にしていないようで、あいさつ代わりのようなものだそうです。

 

 歩行者優先の意識はきちんと守られているのですが、歩行者との距離がそこそこある場合はなぜか減速しません。また、信号が変わった瞬間にF1レーサーのように飛び出すので、横断歩道をもたもた渡っているととんでもなく怖い目にあいます。

 

 また、車社会なのにもかかわらず車庫や駐車場を持っていない家が多く、路上駐車場がその代わりになっています(月ぎめの路上駐車場もある)。小さな通りでも歩道が確保されているので危なくないとされているのですが、自転車やバイクのことも考えると気になります。しかも!路上駐車場は1台分の距離がぎりぎりで、いつも混んでいるので、難易度高めの縦列駐車のテクニックが必須。わたしは自信ありません…。

 

次回は【え…映画】。シドニーで見た話題の映画の感想などを書いてみます。


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あいうえおーすとらりあ 【い…移民】 [あいうえおーすとらりあ]

【い…移民】

 もともとイギリスの流刑地だった関係で、いまでは4分の1以上が移民と言われています。人種数は200以上。アメリカと並ぶ移民大国なのです。もっとも多いのはイギリス系・アイルランド系・スコットランド系で約50%。次いでイタリア、ドイツなどヨーロッパ系が続きます。しかし、街中で圧倒的に目立つのはアジア系。シドニーに限れば、とくに中国人の割合は突出しているように感じます。

 

 その中国系移民が、シドニー市街地のど真ん中にあるセントラル駅周辺につくった街がその名も「チャイナタウン」。いまでは公式な地名になっています。街中には中国語(漢字)の看板があふれ、中華料理のにおいが漂っています。衣料品、食料品、雑貨が地元のスーパーの半額近くで買えたりします。日本の調味料も、中国のお菓子も、珍しい香辛料もなんでも手に入ります。日本のドラマや映画の海賊版DVDも500円以下で売っているあたりが、いかにも「華僑の仕事」という感じです。

 

 中国系の次に多いのがインド系。これまた、あちこちでインド系カレー屋さんを出しています。たいていのところで「マイルド、マイルド・ミディアム、ミディアム、ホット」の4段階の辛さにわけられていますが、ミディアムの段階ですでに口が痛い…。ホットは怖くて挑戦していません。また、コリア系もどんどん増えています。シドニー随一の繁華街タウンホールはほとんどコリアンタウンになっているんじゃないかと思うぐらい。コリアンレストランもたくさんあります。これがどこも、めちゃうまい。タイ系やベトナム系も増加中で、これまたレストランがあちこちに。どこも本場の味なので外食には困りません。

 

 こうしたアジア系は、レストラン以外に、美容室、ネイルアート、マッサージなどの美容・健康系、バスや電車(インド系が多い)、タクシー(中国系が多い)などの乗り物系、清掃などのアルバイトを担っています。中国系やインド系のように、移民としての経験値が豊富な民族に比べ、最近増えている東南アジア系や中東系はしばしば地元民との摩擦を起こしてしまっています。昨夏(日本の昨冬)には、レバノン系の若者がビーチを占領して地元民を追い出した事件も起きました。一方、アジア系に対する差別的な行為、言動もあり、日本人も例外ではありません。政府は公式見解で「差別はない」としていますが、そんな簡単にはなくなりませんね。逆に言えば、日本にも外国人差別は根強く残っていますからひとごとではないと思っています。

 

次回は【う…運転】。車事情をご紹介します。


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