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福田もトンズラ、次は麻生か小池?冗談きついよ [今日のニュース]

安倍のトンズラのときもたまたまテレビをつけていて、リアルタイムで会見を見ました。そして昨日(1日)もまた。テレビをつけたまま、パソコンに向かっていたら(←反エコ)、ニュース速報の音が。

安倍のときは「やったー!」って感じだったんですが、今回は特に感慨ないですねえ。やめるのは時間の問題でしたから。民主党の代表選びにぶつける計画だったのか、あるいは、「レイプ太田」(農水相)の事務所費問題で、傷が深くなる前に保身を図ったのか。民主からの離党→新党結成騒ぎで、姫井が右往左往したあげくに民主から出られなかったことも影響したんでしょうか。姫井がコケたせいで、自民の別働隊になるはずだった新党は、政党要件を満たせなかったわけですから。

どっちにしても、福田にしたら、赳夫パパからの悲願だったサミット議長をできたんだから、もう思い残すことはない、ということなんでしょう。

辞任の理由は、福田自身のコメントによると、

「政治資金、年金問題、防衛省改革など、積年の問題が表面化して対応に追われた」
「民主党の審議引き延ばし戦略で、まともな議論ができなかった」
「さらに強力な新布陣で、政策実現を図るべきと考えた」


いやー、笑ってしまいます。要するにこれって、「政治の停滞は私の責任じゃない!文句言うなら、お前がやってみろ!」ってことですね。首相の権威も落ちたものです。

で、その「お前」に当たる人物が麻生太郎。反・麻生としてかつがれそうなのが、小池寿司子。冗談は顔だけにしてほしいと思います。ほんとにこんなのしか残ってないの?だったら、さっさと下野すべきでしょう。

本命と言われる麻生太郎ですが、都心の家に正門があって、そこから自分の部屋まで歩いて10分もかかるような豪邸に住んでいることはこの際おいておいておきましょう。見過ごせないのは、麻生が無思慮な「差別主義者」だという点です。

以前も書きましたが、大事なことなので、また書きます。

ノンフィクション作家の魚住昭が『野中広務 差別と権力』の中で明らかにしていることですが、野中が官房長官までのぼりつめ、次期首相ともささやかれていた時期のこと。麻生は「野中のような部落出身者を日本の総理にできないわなあ」と発言し、野中首相構想に反対したとされています。

麻生はこの発言を否定はしているものの、否定の根拠は示さないまま。また、講談社、魚住昭、野中広務らを名誉毀損で訴えるようなこともしていません。限りなくクロに近いということですね。

野中を追い落とそうという政治的意図を持って発言したとしても大問題。こんな「差別主義者」が一国の最高権力者を狙うなんて、あり得ないですね。さらに、麻生の最低なところは、こうした発言が「空気」のように漏れてくるところです。民主党をナチスにたとえた発言、「アルツハイマーでもわかる」発言、「創氏改名は朝鮮人が望んだ」発言などなど。秘書などの取り巻きが抑えていてもこれですから。人の気持ちなんて、ダニ・ノミ・シラミ程度にも考えてないんだと思います。

苦労知らずのぼんぼん育ちで、鉄砲とマンガだけで育った人物。それをネタに人気取りをやってますが、その程度にだまされるほど主権者はバカではありません。

田中真紀子が表舞台にいたころ、「真紀子にとって、人間は、家族と敵と使用人しかいない」と批判されたことがありました。麻生にも、同じにおいを感じます。この手の人は、何を言ってもまわりが手を叩いてくれるので、人の気持ちを考えるということができないんですね。自民党・大臣クラスでは、鳩山邦夫と並んでアタマがおかしい人だと思います。

などなど、長々と書いてしまいましたが、いまの自民党の議席は、しょせん小泉時代のもの。当時、熱病にうなされたように小泉を支持した人たちも、そろそろ冷静になっているはず。「新総裁のもと、ご祝儀相場があるうちに解散・総選挙」などという青写真のようですが、主権者もこの10年で成長し、自民を下野させるぐらいの知恵をつけていると思います。総選挙、望むところですねー。

あ、福田と麻生のことばかり長く書いて、寿司子を忘れてました。まあ、総裁選に出てくるかもしれませんし、「女だから」という理由だけで一定の票をとるかもしれませんが、その程度でしょう。寿司子は、権力のにおいにふらふらと寄っていく蛾のような人物。何かの間違いで自民党総裁なんかになってしまえば、いま以上に、対外的には対米従属、国内では創価学会依存、になっていくでしょうねえ。薄気味悪い。

なんかこう見てくると、福田は「常識人」でしたねえ。野党やマスコミだけでなく、与党内でもいじめられまくって、ぶち切れトンズラしてしまったことが、そのうち、もったいなかったなーと思われる時期がくるかもしれません。

そう言えば、昨日の会見で、記者から「発言がひとごとのようだという批判が出ていた」とつっこまれた福田。「私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです!」と語気を荒げ、顔を高潮させて怒っていました。表舞台に出てくるのは、与野党ともに、「客観的に見る」ことができない連中ばかり。福田は奇特なタイプだったんですね。それが、ぜんぜんいい方向に作用しなかっただけで。

(おまけ)
小林多喜二の『蟹工船』ブームで、共産党の党員数が記録的な伸びを示しているのだとか。もともと地方議会では強い共産党ですが、保守系議員・団体との交流も進んでいるそうで。日本に限らずどこの国でも、共産党が伸びるのは、社会不安が増大していることのバロメーターです。

(参考)

野中広務 差別と権力 (講談社文庫)

野中広務 差別と権力 (講談社文庫)

  • 作者: 魚住 昭
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/05/16
  • メディア: 文庫

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

  • 作者: 小林 多喜二
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1954/06
  • メディア: 文庫

蟹工船 (まんがで読破)

蟹工船 (まんがで読破)

  • 作者: 小林 多喜二
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 文庫


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【お知らせ】 75万アクセス御礼 [今日のニュース]

東京はまだ雨が続いています。残念ですが、その分、バレーに最大集中するつもりです(←縁起悪い)。たくさんのアクセス、コメント、ありがとうございます。

以前、全日本女子の渡辺アナリストの記事を紹介しました。木村のサーブ時のブレイク率について、WGP2007のデータをもとにしてW杯2007で指示を出したら、57%あった数字が0%になってしまった、という例のお方です。そのときの記事ではアナリストの能力云々については保留していましたが、昨日のタイ戦後、柳本監督が「切りかえしからのコンビを読みきれなかった」とコメントしているのを見ると、渡辺アナリストってほんとに機能してるの?って疑問がむくむくと。

そりゃあ、フジでは三宅アナが「非常に優秀なアナリスト」と持ち上げていましたですよ。でもねえ、しょせんは三宅アナの言うことだし(失礼)。第1、第2セットのデータを分析しての決戦となる第3セット、日本は随分と落としてますよね。徹底してサーブで狙った選手がぜんぜん崩れなかったり、タイ戦だけでなくほかの試合でも、完全にブロッカーがふられてしまってることがよくありましたよね。

アナリスト側の問題なのか、監督・コーチ側の問題なのか分かりませんが、データを活かしたバレーをしているとは考えづらいところが垣間見えます。そういえば、韓国戦かタイ戦かどこかで、実況が「選手たちがブロックの位置関係の指示をもとめて何度もベンチを見てます」みたいなことを言ってましたよね。それはデータバレーとは言わない気が。。。まあ、渡辺アナリストはメグカナ世代だそうですから、プロアナリストの気概を持って10年も修行すればものになるかもしれませんが、監督・コーチ側の問題だとしたら、これはかなり悩ましいですね。

さて、男子。期待を持たせてくれるような話題がまったく見つからないので、すでに気持ちはさっぱりしてます。植田監督は今回、対戦相手を指定しなかったそうです。「JVAにまかせた」とのことですが、おそらくテレビ局が、初戦イタリア(←最強)、5戦目にオーストラリア(←アジア戦の山場)を設定したんですね(パターンは女子と同じです)。

さて、テレビ局の思惑通り、5戦目まで期待をつなげるでしょうか。男子は優勝か、アジア1位しか切符が取れません。日本の1~4戦は、イタリア、イラン、韓国、タイの順。このうち2敗したら、その時点でほぼ終了です。3敗したら完全に終了です。番狂わせでイタリアに勝ってもアジアで取りこぼせば、イタリアに負けてアジアに連勝よりも事態は悪くなります。

それぐらいの気持ちで、生温かく見守ろうと思います。


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PCキーボードは便所より汚い!? [今日のニュース]

衝撃のニュースです…orz

イギリスの消費生活雑誌が、オフィスで使われているパソコンのキーボード、便所のドアノブ、便座、の3つについて調査したそうです。以下はロイターの記事の引用(2日付)。

調査を行った微生物学者は、対象となった33枚のキーボードのうち4つは健康被害を及ぼす可能性がありその中の1つはふき掃除した便座の5倍不潔なレベルのバクテリアが確認されたとして、オフィスからの撤去を推奨した。

「やっぱり一番ババっちかったのは利き手側のエンターキーかな」とか、「いくらなんでもうちの便所はPCよりは汚いはず。賭けてもいい」とか余計なことばっかり考えてしまいますが、現実逃避をしている場合ではありません。

私はノートパソコンなので、キーボードのすき間にゴミが入らないようにカバーをかけています…が、そのカバーはもう何年も取り替えていません(汚)。拭いたこともありません(汚汚)。もの食べながらキーを触っていることなどしょっちゅうです(汚汚汚)。そういうことするぐらいなら、水洗便器に手を突っ込んで洗ったほうがマシ、ということですね(違)。

ともあれ、意外なところに健康を脅かす存在が潜んでいるものです。記事に触発され、今日はさっそく便所掃除をしようと思う私でありました。


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尼崎・JR脱線事故から3年 [今日のニュース]

尼崎市内でJR西日本が脱線事故を起こしてから今日(25日)で丸3年です。兵庫県から大阪府を抜けて走ってくる電車の終点は、京都府京田辺市の「同志社前駅」でした。先頭車両が改札口に一番近いため、1講目の授業に間に合うようにと多くの学生が乗っていました。

運よく助け出された神学部の学生に話を聞いたことがあります。事故から半月も経たないのに、その学生はコルセットや包帯をつけた痛々しい格好で大学にやってきました。電車に乗るのはもちろん、電車の音を聞くのも、外にでることさえも怖いのに、勇気をふりしぼってやってきたわけは、「助かった者の役目」だと。「閉じ込められた車内で、みんな苦しんでいる中で、自分は何もできなかった。今まで何を学んできたのか」と号泣した姿が今でも忘れられません。

事故から2日後の27日、読売新聞が救急隊員の証言を記事にしました(青字は引用)。天地がひっくり返っている車内であちこちから聞こえるうめき声。車体を切断して救出に入った場面です。

 耳に飛び込んできたのは、携帯電話の音だった。自分の携帯に手を伸ばしてみたが、違った。見回すと、あちこちに携帯が転がっている。呼び出し音が10回も20回も続いていた。1度切れても、また鳴り出す。着信表示に「自宅」の文字が浮かんでいるものもあった。肉親を捜し求め、一刻も早く無事だという声を聞きたい家族からの電話だ。

 思わず取ろうとした。しかし、「どれがどの人の携帯かわからないし、持ち主が無事なのかどうか答えられるはずもない」。こみ上げる無念に耐え、鳴り続ける携帯をそのままに、助けを求める人を探して奥へ奥へと進んだ。

 2両目からは5人を運び出したが、確かに意識があったのは1人だけだった。

各メディアがさまざまな情報を伝え、いまも伝え続けています。NHKは今日のニュースで、息子を亡くした母親の言葉を伝えていました。「家族を築くには何十年もかかる。事故はそれをたった数秒で壊してしまった」。

忘れないこと。それが死者を悼む唯一の方法です。


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カネがないならほめてくれ、ってことかな(違) [今日のニュース]

自然科学研究機構生理学研究所という難しい名前の機関がつきとめ、アメリカの学術雑誌『ニューロン』に掲載されたそうです。定藤(さだとう)規弘教授らが中心、とのこと。

毎日新聞(24日付)より引用。

(脳中心部にある)線条体は、食べ物やお金などの「報酬」に対して反応を示すことがこれまでの研究で判明していた。

実験では、大学生の男女19人(平均年齢21歳)を対象に、脳の血流量を測定した。「信頼できる」や「優しい」といった84種類の言葉を見せて褒められる状況を与えたところ、金銭を得た時と同じように線条体が活発に反応する様子を撮影することに世界で初めて成功したという。

定藤教授は「子供は褒めると育つと言われるが、褒めることも金銭や食物と同様の『報酬』として脳内で処理されていることが明らかになった」と話している。

そーでしょう、うんうん。「私、褒められて伸びるタイプなんです」って自分で言ってしまう人がいますが(←それは私)、そういうことをうかつに口にできない状況でも、褒められると「もっと褒めて」と念じている人は少なくないはず(←それも私)。念じるだけでなく言ってしまうこともあるはず(←それも…しつこい)。

チップの習慣がない日本では筋合いのない金銭のやりとりは「品がない」とみなされがちなので、記事のように「褒める=金銭をもらう」と結びつけるのは短絡的な気がしますが、褒め言葉に脳を活性化させる効果があるというのは、長年の仮説が裏付けられたことになるわけで喜ばしい限りです。

小学校時代、「テストでいい点をとったらお小遣いをもらえる」という同級生がいました。家で親にその話をすると「カネもらわな勉強でけへんのやったら学校に行かんでええ!」と怒られましたが(笑)、やる気を出させるには、お小遣い作戦もあながち悪い方法ではないんですね。

ただ、カネを渡さなくても褒めてあげることで同じ効果があるんだから…そうなると、やっぱりカネより褒めるほうがいいような気がします。マスターカードのキャッチコピー「お金で買えない価値がある」「物より思い出」、これって核心を突いていると思うんですよね。

褒められることで自信がつき、そこが自分の居場所だという実感も持てる。たぶん、そうやって生まれた信頼関係は強い。子どもの頃にそういう信頼関係を経験しておくと、他者への目線が優しくなるんだと思います。そう、文句ばっかり言ってる人は褒め言葉が足りてないんですね(←つまり私)。有森裕子さんを上回る情熱で、自分で自分を褒めたいと思います。


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日本、「聖火警備隊に警備はさせない」 [今日のニュース]

泉信也・国家公安委員長が明言しました。「あの方たち(←聖火警備隊のこと)がどういう資格で警備を行っているのか不明。国内の警備は警察が行う」。当たり前だと思います。そもそも、IOCがこんな手法を認めてしまったのが問題だと思います。国家の主権にかかわることなのに。

フランスでは、柔道の金メダリスト・ドイエから、期待のホープ・リネールに聖火を手渡そうとした瞬間、警備隊の一人が、有無を言わせずに聖火を消し、何の説明もないままトーチを持ち去って行きました。アメリカでは、ランニングコースをいきなり変更した上、最終的にはバスで運搬。これでは聖火リレーの意味がないとの批判も当然ですね。

「北京に聖火が着く」というメンツだけにこだわっている中国。五輪精神のなんたるかが理解できていないのでしょう。世界中で、中国がいかに国際社会とずれているかを宣伝してまわっているようなものなのに、中国内では情報統制されていて、中共に都合のいいようにしか情報が流れない。北京を開催地に選んだことがそもそも間違いだったという声も上がり、「誤輪」なんて見出しをつけていたメディアもありました。

中国は北京五輪の終了をもって「成功」とし、国威発揚を図る計画でしょう。しかし、ダルフール紛争、環境汚染問題、チベット問題、そして聖火リレーの混乱と、開催前からこれだけぐちゃぐちゃになった五輪は史上初。ボイコットが起きたモスクワ五輪、ロス五輪と並び、不名誉な記憶として歴史に刻まれてしまいました。

この異常事態、魯迅の『阿Q正伝』を想像させます。主人公の阿Qは頭が鈍くて世間からバカにされてるような存在ですが、「精神的勝利法」ってのを編み出してそっくり返ってる。よしもと新喜劇で池乃めだかがポカスカなぐられたあとに「今日はこれぐらいにしといたろか」と立ち上がる、あれです。

そういう中国人気質を治すことを志して、医者の道を捨てて文学を選んだ魯迅。いまでも最高レベルの尊敬を集めているはずなのに、魯迅のメッセージは全然活かされていませんね。

ちなみに、ダライ・ラマ14世は一貫して北京五輪を支持していますし、招待があれば開会式にも出たいと言ってます。また、チベットは独立を求めているのではない、外交・防衛は中国の支配下でよい、それ以外の自治権を求めているのだ、との立場も改めて明言。対話を呼びかけ続けています。

「騒乱はチベット僧に変装した人民解放軍が扇動していた」という情報も含め、中国側がこのまま問答無用、説明拒否、対話拒否を続ければ、混乱が世界規模に拡大するんじゃないかと思います。


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韓国にも登場、”新しい歴史教科書”で議論百出 [今日のニュース]

韓国の近現代歴史教科書に、ニューライト陣営が”新しい歴史教科書”を投入し、上を下への大騒ぎになっているそうです。

朝鮮日報(24日付)より引用。出版に至った理由は、

民族主義史観や分断体制論に立脚し、大韓民国の歴史的な意味を矮小(わいしょう)化した現行教科書の問題点を改める

ためだそうで。なんだか分かりにくいのですが、25日付社説は以下のように解説しています。

この教科書(←これまでの教科書のこと)は民衆史観に立脚し、大韓民国については事細かくネガティブに記述する一方で、北朝鮮については常に前進を繰り返してきたかのように称賛するような内容だった。

日本ではやった言葉でいうと「自虐史観」に基づいていた、ということですね。そんでもって、新しい教科書のポイントは、

韓国の現代史において、大韓民国の正統性を守り、韓国史の主体を「韓民族(朝鮮民族)」ではなく「韓国人」とすることで民族主義と距離を置き、日本の植民地時代に、強圧的な統治と同時に経済開発もあったことを認める (24日付記事より)

国家の分断や韓国戦争(朝鮮戦争)についての最新の研究成果を取り入れることで、北朝鮮とソ連の責任を明確にした (26日付社説)

だそうです。韓国内からは「(日本の)扶桑社の歴史教科書の韓国版だ」と批判する左派陣営と、「新しい教科書は建国の真の意味を基調としたものだ」という右派陣営の間で、すったもんだが繰り広げられているようです。

韓国の教科書に「植民地統治は悪いこともあったが良いこともあった」という記述が載ることは驚きですね。私の友達の韓国人(一部)は以前からこういう意見を持っていましたから、心情的に近いものを持っている人は少なくないのかもしれません。

政権交代で左派から右派へ、大きく切り替わっているタイミングでの出版。まあ、扶桑社の時もそうでしたが、採択する学校はあまりないのではと想像します。それよりも、現行の教科書を相対化し、記述を再点検させる役割を期待したいと思います。


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5月の胡錦涛・国家主席の来日はチベット旗で [今日のニュース]

          チベット旗.jpg

 日本のマスコミは「中国メディアによると」という形で、チベット族の独立運動を「暴動」と呼んでいます。かつて、日本占領下の朝鮮半島で起きた三・一独立運動を「三・一暴動」と呼んだのと同じ発想です。日本のマスコミは歴史から何も学んでいないのでしょうか。

そして中国政府。チベット独立運動が「暴動」なら、中国共産党が誕生するきっかけとなった「五・四運動」もまた「暴動」となってしまうことをどう考えているのか。そこんとこはっきりしてほしいですね。

チベットはすでに半世紀以上も独立運動を続けています。古来、幾度となく大国に侵略・支配され続け、清王朝滅亡でようやく独立を達成したのもつかの間、その後に成立した中国によって民族自決権を否定され、「中国固有の領土」とされたまま現在に至ります。

5月には中国の胡錦涛・国家主席の来日が予定されています。中国はこれまで、「日本における国家主席のカウンターパートは天皇」との立場を崩さず、来日を拒んでいましたが、小泉路線の崩壊を見て取って方針を転換したのでしょう。しかし、事はそう甘いものではありません。

チベット族を支援するネットワークTibet Support Network Japan
胡錦濤来日時に日本中をチベット旗だらけにするOFF
を初めとして、オン/オフのラインで抗議・支援活動が広がっています。

「チベット旗だらけにするOFF」の活動は特にユニークです。中国では、チベット旗(雪山獅子旗)の掲揚は独立運動を助長するとして禁じられているそうです。胡錦涛・国家主席がイギリスを訪問した際、チベット弾圧に反対する市民がチベット旗を振って”歓迎”したため、パレードが中国内で報道できなくなったのだとか。それを日本でもやろうという呼びかけです。

デモや大声の威力活動ではなく、もちろん、投石・投卵や何かを燃やすといった暴力活動でもなく、ただあちこちにチベット旗を掲げ、チベット旗を振ってお出迎えする。中国系メディアがそれを報じなくても、ネットを通じて世界中に配信できる時代ですから、日本人もチベット弾圧に抗議していると強くアピールできます。

この心意気に共感し、少なくとも胡錦涛・国家主席の来日まで、プロフィールのアイコンをチベット旗にします。大阪万博のシンボルで心の支えでもある「太陽の塔」が隠れてしまうのは残念ですが、せめてもの抗議の意味を込めて。チャンスがあれば5月には旗を持って、胡錦涛・国家主席と目が合うまでブンブン振ってやろうと思います。


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痴漢冤罪に「男性専用車両を」の声 [今日のニュース]

大阪市営地下鉄で男女が組んでサラリーマンを痴漢にしたてあげようとした事件を受け、ついにというか、やはりというか、「男性専用車両の導入を!」との声が寄せられているそうです。大阪市と関西5私鉄は導入に前向きなのだとか。

夕刊フジ(21日付)から引用。

「男性専用車両を導入してほしい」という申し入れが市交通局に相次いでいることが21日、わかった。「痴漢に間違えられたくはない…」。同様の要望は事件前から鉄道各社にも寄せられていたという。今回の事件を契機に鉄道各社も「導入を検討したい」としている。

痴漢冤罪の恐ろしさは、周防正行監督の『それでもぼくはやってない』で広く知られるようになりましたが、映画のもとになった事件のいくつかは、いまだに係争中だそうです。痴漢は現行犯でなければまず逮捕されませんが、逆に言えば、間違って現行犯逮捕されたときに「やってない」証明が非常に難しい。女性専用車両があるなら男性専用車両も、と心清き大多数の男性陣が考えるのも当然です。

ここからは実際にあった話。中学時代のクラスメート(男)がある日、登校中の朝のラッシュ時に、おっさんに痴漢されたそうです。私とは別の高校でしたが、同じ電車でした。

そいつはひょろひょろと背が高く色が白いほかは、イケメンというわけでもないごく普通の、どちらかといえば目だ立たないやつでした。私は実際に目撃したわけではないのですが、乗換えまでの十数分間、50代ぐらいの背広姿のおっさんに尻をなでられたそうで。それから交通手段を変えたのか、そいつの姿を見かけることがなくなってしまいました。

もう一つは私の体験。この電車を逃すとアポに遅れるという状況で、すいている入り口から駆け込んだ車両が女性専用でした。

前後の車両はつり革までいっぱいで、乗った車両だけがすいていたので、その時点で気づくべきだったんですが。その時は慌てていて、座ってすぐにアポに関する書類を取り出し十数分たった頃…やけに車中の女性の方々ばかりが私のほうをご覧になるなあ、と。これが人生のモテ期ってやつなんだろうか、などと。まぬけたツラで周りをゆっくり見渡すと、みんな女性…orz

「いや、ここが女性専用ってのは分かってたんだよ」ということをアピールしようと、わざと落ち着き払って書類をしまい、「でも仕事を優先しちゃうビジネスマンな俺。おかげで一仕事できたぜ」的な表情を浮かべ、「さて、それでは本来の車両に移ることにするか」と悠然と立ち上がって、揺れても急停止しても絶対によろけないよう細心の注意を払って通路を移動したのでした。さぞかし薄気味悪かったことでしょう。。。

ことほどさように、「専用車両」というのは難しいなあと思うのです。説得力ないですけど。。。以前、深夜番組で誰かが「痴漢専用車両を作って、痴漢したい人とされたい人がそこに乗ればいい」と言っていましたが。

そんな冗談はさておき、専用車両をつくるよりも、国が主導して「時差出勤」の導入を経済界に義務づけるほうが現実的な対策になると思います。車両がすいていれば痴漢の発生率は限りなくゼロに近くなるわけですから。


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長寿と生殖、かかわっているのは「たんぱく質」 [今日のニュース]

シドニー大学、ソウル大学などの共同研究だそうです。AAPの配信記事からの引用(18日付)。

たんぱく質の摂取量を減らすことで寿命が延びる一方、生殖能力が低下する可能性があることが判明した。(中略)ミバエを使用した実験の結果、シンプソン教授は、たんぱく質の摂取量を制限したミバエは最も長く生き、たんぱく質を大量に摂取したミバエは早い段階で死に至ったと述べた。

これは悩みますねー。ハエたちは、長生きよりも繁殖を選んだそうです。生物としてはそっちが”自然”なのかも。

長野が日本有数の長寿県なのは、動物性のたんぱく源に恵まれない土地だったから?でも、もう一つの長寿県・沖縄はブタをたくさん食べる習慣がありますよね。橋下大阪府知事のようなタイプとか、低カロリー高たんぱくで鍛えているボディビルダーの方々は長生きできない可能性があるってことでしょうか。

京都や奈良の高僧たちはとんでもなく長生き(←80代で中堅)ですが、それはやっぱり精進料理のおかげ?でも中国の指導者たちも長生きですよね。たんぱく質と漢方を一緒にとるといいのかな。


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