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インドのパワーで世直しだ! byチャダ [これはいいね]

11月半ばにいきなりあらわれたターバンおじさん、チャダ from インド。1975年に”元祖外国人演歌歌手”としてヒットを飛ばしているそうですが、そんな太古の昔の話をされても知っているわけもなく。今回初めて、ヤフー動画で本人と新曲『踊るマハチャダ』を確認しました。マハ=大きい、という意味だそうで、「踊る大チャダ」ですね。どこぞの映画でキターッような名前です。

いやー、音楽に疎い私でもわかるベタなメロディーと、貿易会社経営で年商10億円の成功を収めた自信からくる(?)テキトーな歌詞。そして、完璧な発音の日本語。すばらしい!

インドで年商10億円って…王朝を作れますね(たぶん)。チャダ王朝。玉ねぎ頭の宮殿をぶち建てて、その大広間に美男美女をずらりとそろえて歌い踊る王様チャダ…という絵づらが浮かんでしまいます。まんまインド映画の世界。

♪でもなんにも心配ないないない ワタシがついてるよー
♪インドのパワーで世直しだ!さあ手をつなぎましょー


このいい加減な感じがインド人っぽくてすてきです。
インドのパワーってなに?タオルを頭にまいて手をつないでカレー食えばいいんでしょうか。

♪踊ろう踊ろう皆の衆 やなことわすれて一晩中
♪踊ろう踊ろうDancing すばらしきニッポンよー


これはわかりやすい。踊り狂ってランナーズハイ、これであなたも大麻いらず、ってことですね(違)
ちょっとエド・はるみも意識してます(ホンマカ

さらにさらに、

♪今宵あなたと確かめ合う
♪グレイトニッポン大和魂

場末オヤジのシモネタか?と思ってしまうほどのヤッツケな歌詞。たちくらみしそうです。

これがさっそく、TBS『アッコにおまかせ』のエンディングに決まったそうで。さすがです。あの番組のザツな作りとテキトーなしゃべりにぴったりです。「ワタシがついてるよー」って歌詞もばっちり。いくら断ってもついてきそうなチャダ&アッコ。雰囲気がとてもよく似ているとさえ思えてきます。うなされそうです。

と、ここまで書いてきてふと疑問になり、確認すると、作詞は「ワシャシャスキー兄弟」って人だそうで。チャダ王が自らお書きになったんじゃないんですね。

誰だ、このワシャシャスキー兄弟って???音楽に詳しい方、教えてくださいm(_ _)m


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心臓マッサージには『Stayin'Alive』 [これはいいね]

心臓マッサージをリズムよくこなすためには、The Bee Gees『Stayin'Alive』を口ずさむといい、というお役立ち情報です。CNNの配信(17日付)

そんな曲しらねーよ!っていうか、曲かどうかも知らなかったよ!という若者も多いと思われますが、CMやバラエティ番組でよく使われるので、少なくともサビは耳にしたことがあるはず。ジョン・トラボルタの出世作『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックの1曲でした。

曲はこちらから。


CNNによると、

英人気グループ、ビージーズのヒット曲「ステイン・アライブ」が、心臓蘇生法(CPR)における心臓マッサージを行う際に最適なリズムだとする研究結果を、米イリノイ大学医学部の研究者が16日に発表した。米心臓協会(AHA)は約2年前から、CPRの訓練にこの曲を使っているという。

すごいですねー。アメリカ心臓協会というなんだか権威的な響きのする組織が2年前から使っている曲に、「効果があった」というお墨付きを与えるためだけの研究。素敵です。なんでもいいから発表し続けないと、寄付金が集まらず、予算を削られてしまうのがアメリカの宿命ですから、こういうやっつけ仕事も仕方ないところなんでしょう。

ただ、この研究、ただのやっつけ仕事ではないところが、さらに素敵なんですね。

音楽(←『Stayin'Alive』のこと)を聴きながらの場合は1分間に平均109拍で、5週間後の音楽を思い出しながらの実施では平均113拍でマッサージできたという。 マットロック博士は、心臓蘇生のためには、1分間で100拍を下回るよりも、より多い回数の方が効果が高い指摘。「ステイン・アライブ」が有効だと主張している。

などと、学術的な説明もきちんとなされています(当然ですが)。マットロック博士の「指摘」と「主張」が飛躍しすぎじゃないか、なんてことに気づいてはいけません。ものすごい実践例まで寄せられているのですから↓

イリノイ大学での実験に参加した医師マシュー・ギルバートさん(28)も、実際のCPRで「ステイン・アライブ」が役立ったと話す。「リズム感がないと言われて心配していた」うえに、ディスコ音楽をあまり知らなかったが、この曲のリズムで止まった心臓を蘇生させたという。

すばらしい!まるで曲が心臓を動かしたようなこの書きっぷり!医師にリズム感が必要なのか?とか、この医師が生まれる前(=1977年)に発表された曲なんだから知らなくて当然では?とか、医師なんだからちゃんと蘇生できて当たり前でしょ?とか、そんな相手をドキッとさせる口ごたえをしてはいけません。ショックで心臓が止まってしまったら大変です。

いやー、それはそうだとしても、別にほかの曲でもいいんじゃないの?という声はあったようで。この若い医師=マシュー君は、こんなコメントを残しています。

「(英ロックバンド)クイーンの『Another One Bites the Dust』も、心臓マッサージに有効なリズムだという噂(うわさ)を聞いたが、(歌詞的に)あまり適切じゃないかな」

アメリカ人(含むデーブ・スペクター)はここまで読んで、うへへっ!と手を叩いて笑うんでしょうね。リズム感がないらしいマシュー君、ユーモアのセンスはあるようです。もしくは、CNNの記者がどんくさいマシュー君に無理やり言わせてオチに仕立てたんでしょう。なので、マシュー君って1977年の曲は知らないのに1980年の曲は知ってるんだ?なんて、浮気を鋭く発見する女子のようなツッコミは厳禁です。

曲はこちらから。

さて。マシュー君のオチの何が面白いんだ?と思われた方。そうですよね。日本人にはいまいちピンときません。なので、どの辺りが面白いのかということを説明する、という野暮なことをあえてしてみたいと思います。

まず、「心臓マッサージにはStayin'Alive」というのが伏線なんですね。この曲のサビの、
Ah, ha, ha, ha, stayin' alive, stayin' alive
の部分がぴったりなんです。

覚えやすいというだけでなく、「Ah, ha, ha, ha」とマッサージしたあと、「stayin' alive=あるがままに生きている!」と叫ぶこの歌詞が、蘇生している人にも、されている人にも大きな活力を与えます(たぶん)。

これが『Another One Bites the Dust』だったら…?訳詞はこちらから。重いベースのリズムに乗って心臓マッサージをしながら、「Another One Bites the Dust=またひとり倒れていく」なんて口ずさんでしまった日には、たとえ蘇生に成功したとしても、喜ばれるどころか石を投げられてしまうかもしれません。そういうオチなのでした。

私はこの記事を読んでいる途中、「だったら美空ひばりの『お祭りマンボ』でもいいんじゃないか」と思ってたのですが、最後まで読んで、考えを改めました。あの曲、歌詞の最後は「あとの祭りよ」ですから。


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等々力渓谷で見たもの [これはいいね]

東京23区内で唯一の渓谷、というのが売りの「等々力渓谷」に遠足してきました。東京ローカルの5分ぐらいの地域情番組でよく取り上げられるので、前から気になってたんですね。

         携帯の写真でわかりにくいのですが、こんな感じです↓

             081004_104541.jpg

渓谷の全長は約1キロ。両脇まで家が迫っています。なんかすごく鬱蒼としている感じですが、等々力駅に近いあたりだけがこんな具合。先にある「等々力不動尊」(←工事中で風情イマイチ…)あたりまでいけば、ふつうに開けている散策路でした。近くに住んでいれば散歩でよく来るかもしれませんが、電車に乗って訪れることはもうないかな、と。

天気が良かったので、家族連れ、中高年のウオーキング、カップルなどがほどよく来てました。そのなかになぜか、眉ソリソリ(≠ソリーズ)、金属アクセサリーじゃらじゃらのヤンキー風集団が(笑)。普通に散策し、不動尊にもちゃんとお参りしていて、ちょっと笑ってしまいました。

駅から歩いていくと終点辺りに日本庭園があるんですが、その片隅で、いかにも「上司とOL」といった2人が、深刻な表情・口調でなにやらごにょごにょ。あれは絶対に別れ話ですね(キメツケ)。大木の陰に隠れて聞き届けようかウシシ…と思ったのですが、おばちゃんの集団がどやどや来たので諦めました。

結局、どこかに遠足にいっても、メインよりも周りの人間を見てしまいます。

等々力駅の目の前にあるマクドナルドが、戦時中の配給かと思うぐらい(←見たことないけど)のものすごい行列で、その中に1人、メガネも髪も紫でコーディネートして、高そうな服を着たマダムが混じってたりとか。シモジモの味にご興味をもたれたんでしょうか。注文の仕方がわからずに、さらに混雑を引き起こすんだろうなと思って見てましたが、電車が来てしまったので見届けられませんでした。

その車内で、すごい女性を視認!年のころは30代だと思うのですが、トレーナー生地で作ったような上下ピンクに金ボタンのツーピースの柄が、白いドクロのてんこもり…。しかも、上下のウエスト部分が幅広のギャザーになっていて、遠目には腹巻を巻いているようにしか見えない、という斬新さ。そこにスキーのジャンプ台のような傾斜の黒のハイヒールを合わせた姿で、つり革につかまっておられました(怖)

素敵なファッションの本場・大阪でもなかなか見かけないすばらしさ。写真を撮って、テレ朝『ナニコレ珍百景』に送ろうと思った…のですが、電車の中だったので「常識」というジャマなものが発動してしまい、断念しました。

そんなこんなで渋谷(乗り換え駅)につき、まだ時間が早かったので久々にうろうろ。渋谷の東口のところに、いつも行列ができているシュークリームの店があります。この日も当然のように老若男女が配給を待っていたのですが、その目の前を通りがかった小学生兄弟2人&父ちゃんのトリオ。

父「においするね。あ、これかー。シュークリームだ」
兄「くさいね!」
弟「すごいくさいね!」
父「…人気あるんだ…なぁ」
兄「バターくさいね!!」
弟「気持ち悪いね!!」


決定的場面で、間髪いれずにこの発言。すばらしい。攻めの姿勢を忘れ、つい、あれこれとひよってしまっていた自分のへなちょこぶりを猛省いたしました。

兄弟を連れて足早にその場を去った父ちゃん、2人を立派なジャーナリストに育ててやってください
m(_ _)m


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イグ・ノーベル賞2008 [これはいいね]

今年も発表されました「イグ・ノーベル賞2008」。莫大な税金や寄付金が素敵な研究につぎ込まれていることがよくわかって、世界ってなんて平和なんだろう!などと柄にもない口調で喜んでしまいます。全容はCNNの記事から。

今年の目玉は「コカ・コーラ」だそうで、ロイターもCNNも見出しにとっています。コカ・コーラに避妊効果があるかどうかをアメリカと台湾の研究グループが調べていて、正反対の結果が出たというもの。両者が化学賞に選ばれています。ペプシだとどうなのか、コアップ・ガラナだとどうなのか、などという疑問も沸いてきますが、それよりもどうやって研究したのかが気になります。ピルの代わりとしてコーラを使ったのか、それとも…???


今回の受賞リストの中で、大好きなのは「考古学賞」。

考古学の発掘現場付近に生息するアルマジロが、発掘品をより深く埋めたり持ち去ったりすることで、発掘現場がメチャクチャになるだけではなく、歴史が変わってしまう可能性がある

ことを示したブラジルの研究チームに送られたそうです。確かに、発掘品は埋まっていた地域や地層がとても大事。2000年に毎日新聞が放った渾身のスクープ「旧石器捏造事件」が思い出されます。アルマジロ…じゃなくて、アマチュア研究家が、旧石器時代の遺物を自分で埋めて自分で掘り出し、大発見!の連発で「神の手」と呼ばれていたあの事件ですね。文字通り、アジア全体の歴史が変わってしまいました。

ウィキペディアでは、↑この事件について、↓このように総括した記事が載っています。

落ち着いてそれらの「石器」や出土状況を観察してみると、火砕流の中から出土するなど、不可解で不自然な遺物や遺跡であった事が理解されるのだが、当の研究グループはそれを無視し続けた。中には数十キロも離れた遺跡から発見された石器の切断面が偶然一致した、というような信じがたい発見もあった。

また、彼らの目覚しい成果に対して、国指定史跡を認定したり、文化庁主催の特別展に展示されるなど、間接的な応援団がいた事は事件を増幅させた役割としては非常に大きかった。

この「研究成果」を、ブラジルの研究グループに送ってあげたい気分です。アルマジロを「神の手」などと祭り上げて権威化しないよう、気をつけてほしいと思います。


テレビ局に映像化をお願いしたいのは「物理学賞」。

大量の糸や髪の毛は、外部要因がなくとも必ず絡まることを数学的に証明した

というアメリカの研究者2人に贈られました。2人はカリフォルニア州サンディエゴ在住で、うち1人は、海洋研究所の研究者。この研究が海となんの関係があるのか、さっぱりわからないところが素敵です。

素人考えでは、大量の糸や髪の毛を密閉容器の中にいれて放置しておけば、次第にうにゃうにゃと反ったりねじれたりして、最終的にはこんがらがるイメージです。これをぜひ、テレビカメラで撮影して、高速再生で見せてほしいですね。「数学的に」証明されただけなので、実態を見た人はまだいないはず。からまるまで1日なのか、1年なのか、10年なのかわかりませんが、「探偵ナイトスクープ」にお願いしたらやってくれそうな気がします。


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世界で一番クールな国、日本 [これはいいね]

韓国の3大紙の一つ「朝鮮日報」は、面白い日本ウオッチング記事(コラム)をよく掲載します。韓国人から見た”日本の優れた点”を分析し、韓国を叱咤激励する内容。やっかみも少し混じっていて、高度経済成長期の日本がアメリカをこんな目でみていたのかなあと想像します(←日本のアメリカコンプレックスはいまだに抜けていないようですが)。

今回の記事のテーマは、文化輸出大国になった日本。芸者になった学者の話を枕に、日本文化に世界中が「熱狂」している様子を伝えています。一方、韓国人は…(5日付から引用)

 「日本」と聞くと、韓国人は経済大国を連想する。トヨタ自動車やソニーの電子製品に象徴される製造業強国というイメージが絶対的だ。一方、日本文化に対しては、「倭色」として質の低いB級の扱いをする。

これはきっと、中高年層の見方ですね。韓国でも新聞を読む層が高齢化しているのでしょう。もちろん、コラムを書いた朴正薫(パク・ジョンフン)経済部長(←偉い人なんですね)は、「そうじゃないんだよ」という話を展開していきます。

その1
米紙ワシントン・ポストが「クール(Cool)な帝国・日本」という特集記事を掲載したのは、4年前のことだった。記事は日本について、「地球上で最もクールな国だ」という賛辞を贈った。日本の漫画・アニメーション・ファッション・映画が世界市場を席巻し、「文化が(製造業を凌駕する)日本最大の輸出品となった」と記していた。

その2
日本製文化商品の躍進には目を見張るばかりだ。世界は宮崎駿のアニメーションを見て、任天堂のゲームに没頭し、村上春樹の小説やケンゾー(KENZO)のファッション、安藤忠雄の建築に熱狂する。

その3
日本の漫画は世界の漫画市場の60%を占め、日本製テレビアニメの米国向け輸出は鉄鋼製品の輸出額の3倍にも達している。日本銀行によれば、1997年から2006年までの間に日本の総輸出額はおよそ1.7倍となったが、文化商品の輸出は3倍以上に跳ね上がった。

すごいですねー。日本文化への熱狂ぶりを説明するデータでアメリカを出してきてしまっているあたり、韓国も日本と同じアメリカコンプレックスの国なんだなって感じですが、ともかく「日本文化はすごいぞ」と。

私はチャットであちこちの人と話すことがあるんですが、若者の話題はだいたい「NARUTO」です。私は一度も見たことがないので、まったく話が合いません…orz というより、オタク文化に疎いので、ヨーロッパにわんさかいる(らしい)”腐女子”(←これってオタク語ってことでいいのかな)たちの迫力と知識の豊富さにどん引きです。

それほど日本文化はすごいんですね。そんな魅力を数値化しようと、ニューアメリカ財団(NAF)の研究員が6年前に、「国民総魅力(GNC)」というものさしを開発したのだとか。ウィキペディアによると、ニューアメリカ財団とは、ワシントンを拠点としたシンクタンクで、中道の立場から幅広い分野に提言を行っているそうです。

そっかー。何年か前、朝日が正月に「KAWAII」を特集していましたし、NHKがいま「東京カワイイTV」をやっているのにはこういう背景があったんですね。特に、NHKの番組は世界中で放送されるので、「東京」と「カワイイ」は、NAFが論文を出した6年前よりもさらに広まっていることでしょう。

日本国内では、ガソリン、道路、医療、年金、と重要だけど楽しくない話題ばかり。それでも、隣の韓国から見るとクールな国、先を行っている国、なんですね。

こうした魅力を、日本経済は戦略的に活用し、国富を創出している。日本経済は、もはや製造業だけの経済ではない。無形の国家魅力と文化的価値で金を稼ぐポスト・モダン経済に転換した。

だそうです。褒めまくりです。

話は飛びますが、今朝の報道で、「引きこもりが高齢化(=40代が増加)」なんて話をやってました。引きこもりの人たちは、見方を変えれば文化的価値の担い手、人材の宝庫なわけですよね。日本経済のトップはまだ頭が”製造業”ですから、彼らの能力を引き出す場の作り方がわかっていないのだと思います。

小泉みたいに「格差社会」を肯定し、人生を勝ち負けに分けるような国では、アメリカ文化のようなものしか育ちません。そんな底の浅い社会は嫌だなと感じる高感度センサーを持っている人たち、言い換えれば、天照大神のような感覚を持っている人たちが、天岩戸に隠れている(=社会参加をボイコットしている)。それが引きこもりの実態なのでは。

などと考えていたら、朝鮮日報がこれまたちょっと面白い記事を載せていました。(5日付)。「数独」を世界的に流行らせた会社の社長を紹介する記事で、その中の一節。

オタクは日本のあちこちにいる。ラーメン1杯に人生を賭けるオタクが、東京を世界最高の美食都市に押し上げた。漫画が世界市場を支配しているのも、オタクの力があったからだ。どんなに怪しい分野であっても、日本には必ず厚いオタク層が存在する。そのお陰で、日本では社員わずか20人の零細出版社であっても、世界のトップになることができる。

引きこもり=オタク、と言いたいのではありません。引きこもれるだけの経済力(←身内の支援であっても)とあり余る時間、そして内省的な思考を備えている彼らこそ、文化を生み出す条件を備えている人たちなんだということを、朝鮮日報の記事が示唆しているように思います。

ちなみに、「数独」の社長はこう言ってます。

会社を拡張しようという考えはあるのか尋ねたところ、「全くありませんね。このまま今の調子で、“潜水艦”みたいな会社でいたいです。やりたいことをやりながら…」

おお!すばらしいご発言。こういう方が増えると、日本文化はますます発展すると思います。


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鎌倉に遠足 [これはいいね]

ついに親知らずと最後の戦いが始まります。決戦は金曜日。勝利すれば夢がかなうわけです。なんて書いてみても、10代の子たちには何の言葉遊びかわからないんだろうなあ。それはさておき、ぶっこ抜くとまた半月ほどはげんなりすると思うので、いまのうちに、と鎌倉へ出かけてみたのでした。

           ↓みほとけなれど美男におわす大仏さん。
           ↓確かに奈良の大仏の油断ならない表情を
           ↓見慣れていた目には、随分と美男に見えました。

           鎌倉大仏 ブログ.jpg

鎌倉ビギナーとして、まずは鎌倉駅→段葛→鶴岡八幡宮の基本をきっちり押さえ、西側を徒歩で源氏公園→銭洗弁財天→大仏と進み、由比ケ浜に出て、若宮大路を北上。鎌倉駅に戻って、最後にちょろっと小町通りを冷やかした6時間でした。

京都ほど混んでおらず、奈良ほどはひなびていない。寺社仏閣の拝観料は無料が半分、ほかも300円以内でお手ごろ。山から海まで変化があって、なのに歩いて回れるコンパクトさ。素晴らしいですね。

古都の侍さんに教えていただいたお店のうち、パン屋は東側だったので次回にとっておき、「みのわ」の葛きりを食べてきました。葛きりを食べること自体が、たぶん人生初です。つるんつるんの葛にあっさりした甘みの黒蜜。天気が良くて、縁側で庭を眺めながら頂きました。大変おいしゅうございました(←料理記者歴いつまでたっても40年の岸朝子のマネ)。

銭洗弁財天も面白かったです。竹かごにお金をいれて洗い、それを使うと倍になって返って来るという。

「ご縁は大事だから5円は洗わないといけないわよ」
「そうよねぇ、(がま口をのぞいて)あら、あたしこういうときに限って持ってないのよねぇ、やだわぁ」
「わたし持ってるわよ、ほら」
「人から借りても効果あるの」
「硬貨だけじゃなくてお札も、ほら」
「あら、そうじゃないわよぉ、きゃははっ」

なんてはしゃいでる元オトメたちから、真剣な表情で諭吉さんをざぶんざぶん洗ってて、そんなにマジになられたら弁天さんもプレッシャーかかって大変だろうなと感じさせるおじさんの背中まで、ドラマがあふれていました。一日中そこに座って見ていたいなあ。

次は東側を歩いてみたいと思います。           


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「私たちの敗北、それでも」/毎日新聞 [これはいいね]

Yahoo!に配信されている毎日新聞のコラムが与良正男の「発信箱」に変わってから、よく読むようになりました。みのもんたがやってるTBS『朝ズバッ』にも出ているそうですが、そっちは見ていないのでよく知りません。しかし、活字で見る限り、前に配信されていたどうしようもない年寄りの自慢話(岩見隆夫の『近聞遠見』)と比べて、率直、簡明。庶民感覚で政治を批評している良いコラムだと思います。

3日付は道路特定財源が話題です。福田首相が「道路特定財源の09年度一般化、および暫定税率の維持」をぶち上げ、対する民主が「暫定税率維持は受け入れられない」と切って捨てたことを受けて。

毎日、朝日、読売、日経、産経各紙の社説はそろって「道路特定財源の一般財源化には大賛成、暫定税率撤廃にはこだわるな」の論調で、同党(←民主党)の対応に批判的だった
(中略)
この主張には読者からも「庶民の暮らしの厳しさが分からないのか」といった批判が寄せられた。
(中略)
よって、政治戦略のうえでは、ここまでは小沢一郎民主党代表の勝ちである。与野党の歩み寄りを求めてきた私たちの社説も敗北したといえるのかもしれない。

こうした自分たちの感覚と世間とのずれを率直に認めたコラムは、記憶にある限りほとんど読んだことがありません。

新聞のコラムを書く人たちは、社内的に功成り名を遂げ、政界に深く食い込んでいる(癒着ともいう)エグゼクティブな”大物”記者たち。ふんぞり返って書くのが当たり前になっていて、庶民の立場で書いたつもりが上から目線になっている。それに気づけるような現場感覚はとっくに失っていて、「我々は常に正しい」世界で生きています。

与良のコラムは明らかに↑と一線を画してますね。小沢が勝ったかどうかはともかく、全国紙が横並びで庶民感覚とずれていたことをきっちり指摘している点が新しいと思います。

福田首相は暫定税率廃止を”国民に”謝罪してましたが、ちゃんちゃらおかしい。廃止されて困るのは国交省と建設業界(=自民党の支持母体の一部)、恩恵を受けるのは車の所有者たち。どっちの”公益”が大きいか、一目瞭然です。誰に向かって謝ってんだ、って話です。

そのまんま東なんかは、「道路特定財源が廃止されれば生活道路整備がさらに遅れ、道路建設の借金も返せなくなる」なんてウソばっかりついてますが、そんなことはありえません。一般財源化して、国会のチェックを受けた上で必要な道路建設だけに出費すれば済むことですから。道路特定財源をバックに権力を振るってきた知事や道路族議員は困るのでしょうけどね。

それはともかく、与良のコラムは、

政界は緊張感がようやく増して、衆院解散・総選挙のムードが少し出てきたことだけはよかった。

と続きます。そして、

いずれ、有権者が選挙で政治を動かす。「次」に進むために私もあきらめない。

いやー、ほんと率直。好感が持てます。「有権者」を主体性がはっきり分かる「主権者」という言葉に代えてくだされば完璧です。私もあきらめない。


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おすすめ英語番組はこれだ! [これはいいね]

改行の不具合は直ってませんが、更新にトライしてみます。レイアウトは多少崩れていると思いますが、so-netを呪ってください。

 

英語番組といえばNHK『英語でしゃべらナイト』と思ってしまうほどの一人勝ち状態ですが、ナレーションやパックンの英語はちょっと聞き取りづらいと思います。しかも、ほとんどの場合に字幕がつくので、結局それを読んでしまって…という状態になるのでは。番組コンセプトが「英語に親しんでもらう」ということなので、それはそれでありなんですが。

 

『英語で~』からステップアップしたいという方におすすめなのが『Begin Japanology』です。日本語ぺらぺらのイギリス人・ピーター・バラカンと、バイリンガルの光岡ディオンがMC。2人ともネイティブスピードで話しますが、発音がクリアなので聞き取りやすい英語です。

 

日本の伝統、文化、産業などのテーマでスタジオにゲストを1人呼び、VTRを交えながらトークをするという番組。字幕はなく、日本語も使いません(←ただし日本語版は副音声で聴けます)が、日本に関することなので内容は理解しやすいと思います。しかも、日本人でも知らないような本格的な知識・映像が満載。この手の情報(教養)番組が好きな人にはおすすめです。

 

この番組の隠れた目玉(←と勝手に決めた)は、ゲストです。ほとんどが日本人で、英語能力はさまざま。ペラペラな人もいれば、放送事故かと思うほどむちゃくちゃな英語を話すゲストも登場します(笑)。ペラペラっぽい人でも、へんなところで息継ぎ(間をおく)したり、書き言葉でしゃべったり、強弱をつけなかったりというケースは、言ってることが分かりにくいなあと思います。ゆっくりとたどたどしく話す人でも、英語のリズムや言葉選びが適切なら、ストレスなく聴けます。人のふりみてなんとやら、この辺りが英会話の上達にとても役立つと思います。でもそれ以上に、登場するゲストはみんな「伝えたい/伝えるべき」ことを持って一生懸命に話をしているので、ついつい引き込まれます。

 

もう一つは、これまたNHKの『テレビで留学』。アメリカ・コロンビア大学内の英語習得コースの授業に必要最小限度の味付けをして流している番組です。NHKの番組だからなのか、大学のカラーなのか、笑いが少ない(誰もジョークを飛ばさない)ことが特徴(難点?)ですが、「リアルな語学留学疑似体験を可能にする他に例のない英語講座番組」といううたい文句に偽りなし、です。

 

講師は留学生に直接法(←非英語圏の人間に英語を使って英語を教える)で授業をする訓練をつんだプロたちなので、非常にゆっくり、分かりやすく話します。講師の話し方をよく聞くと、相手にわかりやすく話すためには、どこで息継ぎすればいいのか(どこで文を区切ってはいけないのか)、どこを強調すればいいのか(どこは聞こえない程度でもOKなのか)がよく分かります。このリズムを”ものまね”すれば、びっくりするぐらいうまく相手に伝わります。お試しください。 


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走りたいなあ東京マラソン [これはいいね]

東京マラソンの最初(←五輪選考レースのゴールまで)と最後のほうをテレビで見ました。

マラソンの経験はゼロなんですが、走る(のも歩くのも)は嫌いじゃないんですよね。高校の時には真冬の真夜中に往復50キロ歩いて山にまで登ってしまうというイベントもありました。 以前にも書きましたが、シドニーでは市民マラソンに参加しました。といっても、これもほとんど歩いたんですが(笑)。シドニーにはもう一つ、オリンピックで高橋尚子が金メダルをとったコースを走るシドニーマラソンがあるのですが、これにはエントリーしませんでした。いま思えば10キロぐらいにエントリーすればよかったなあ。

と思って東京マラソンのホームページを見ると、こちらも10キロ部門があるんですね。申し込めばよかったあ。。。

去年は氷雨の中のスタートで大変そうでしたが、今年はほとんどの人が笑顔でゴールインしてましたね。東京の主要スポットをぐるっと回れる楽しみと、参加者同士の一体感、沿道の声援。楽しいんだろうなあ。タイミングが合えば、有森裕子や千葉真子などのランナーと走れるわけで。いいなー。

今年の申し込み数は15万人強。参加枠は3万人強だそうで、走れるのは5人に1人です。

アナウンサーやタレントが仕事で走る姿はいらないので、その分を走りたい市民ランナーに回してあげてほしいと思います(もちろん、個人の趣味としてエントリーするのはOK)。テレビで4時間半の生放送枠を取ってましたが、3万人も参加者がいるんだから時間を有効に使えるエピソードはいくらでも集まると思います。タレントは24時間テレビで24時間走っていればよろしい。

日テレチームの女子アナが「私、羽鳥さんを抜いたはずなのになんで(私より先に)ここにいるんですか?」という発言が流れましたが、あれは冗談だったんでしょうか、それとも日テレの一押し羽鳥アナに絡む”演出”があったんでしょうか。


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ホットビールやってみました。 [これはいいね]

最近話題の(というか、ビール会社がてこ入れしている)ホットビールをやってみました。画像はキリンビールのホームページから。使用ビールはキリンの「一番絞りスタウト」です。たまたまスーパーで安売りしてました。

            

作り方は簡単です。マグカップや耐熱グラスなどに注ぎ、電子レンジで1分ほど温めるだけ。電子レンジのワット数やビールの冷え具合によって時間が違うので、初めての時は電子レンジの前で見守ることが肝心です。うっかり温めすぎると泡が盛り上がってあふれてくるそうです。

1缶の半分を温めてみました…微妙。心持ち苦味が強くなったような気がします。その分、香りや風味も強まっていて、この手のビールが好きな人にはおすすめです。

残り半分は、キリンおすすめにしたがって温めたあとに砂糖を少し入れてみました。「砂糖をいれると急激に泡が盛り上がる」と注意書きがあったので少しずつ静かに注いでまつこと5秒…変化なし。なんも起こらへんがな、とスプーンでくりくりかき回した瞬間、ぼわあああああああああああっと泡が!!!えらい目にあいました…orz

普段、砂糖の入った飲み物は飲まないのですが、黒ホットビールに少しの砂糖はうまい(入れすぎると気持ち悪いと思うけど)。コーヒーともちょっと違う風味、味わいで、カクテル感覚でも飲めますし、おやつにもあうと思います。キリンのもう一つのおすすめ「シナモン」は試していませんが、この味なら”いける”予感。乾杯


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